JP3229490B2 - 給電部をローラ内部に有する定着装置 - Google Patents

給電部をローラ内部に有する定着装置

Info

Publication number
JP3229490B2
JP3229490B2 JP19100794A JP19100794A JP3229490B2 JP 3229490 B2 JP3229490 B2 JP 3229490B2 JP 19100794 A JP19100794 A JP 19100794A JP 19100794 A JP19100794 A JP 19100794A JP 3229490 B2 JP3229490 B2 JP 3229490B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
fixing
power supply
fixing roller
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP19100794A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0836318A (ja
Inventor
隆博 吉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP19100794A priority Critical patent/JP3229490B2/ja
Publication of JPH0836318A publication Critical patent/JPH0836318A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3229490B2 publication Critical patent/JP3229490B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)
  • Resistance Heating (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば電子写真式複写
機やレーザプリンタ等に使用される定着装置に係り、特
に、定着装置の発熱体の給電部をローラ内部に設けた給
電部をローラ内部に有する定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置やレーザプリンタ等に使用
される定着装置としては各種のものがある。定着装置は
定着ローラとそれに圧接係合する加圧ローラからなり、
両者の圧接部にはニップ部が形成される。定着ローラに
は発熱体が配置されているが、発熱体の給電部をローラ
の外側に有するものが殆どである。
【0003】その公知技術としては特開昭62−185
81号公報や特開昭62−200380号公報,特開平
4−51071号公報,実開平5−17664号公報,
実開平4−129166号公報,特開平5−19730
5号公報、特開平4−204981号公報、特開昭61
−90180号公報、特開平5−142962号公報が
挙げられる。
【0004】また、定着ローラの過熱を防止するために
温度ヒューズや温度検知素子を定着ローラ内に設けた公
知技術としては特開昭62−18581号公報,特開平
5−281867号公報に開示する「加熱装置」があ
る。
【0005】以上の定着ローラの加熱手段に関する公知
技術はそれぞれ特徴を有するものであり、例えば、特開
昭62−18581号公報の「直接加熱式定着装置」は
加熱ロール(定着ローラに相当する)の外周に電気抵抗
層を設け加熱ロールの外周面側に給電部を設けたもので
あり、温度検出センサやヒューズも記載されているがこ
れ等が加熱ロールと加圧ロールの圧接するニップ部に配
置されているものではない。
【0006】特開昭62−200380号公報の「ヒー
トロール定着器」は同じく外周にヒータ膜があり、給電
部の摺動電極は外周側面に配置される。特開平4−51
071号公報の「熱定着装置」はローラ本体の外周に発
熱体を設けその上を表面コート層で覆う形状のヒートロ
ーラを有するものであるが給電部は外周側面に配置され
る。
【0007】実開平5−17664号公報の「定着装置
におけるヒートローラ」はヒートローラの給電部の構造
を開示するものであるがこの給電部はヒートローラの外
周を挟持する給電ブラシからなる。実開平4−1291
66号公報の「熱定着装置」の定着ローラに相当する無
端薄肉円筒体にはその内面のニップ部に相当する位置に
放熱体を設け、更にその背後に発熱体および温度センサ
を配置したものであるが給電部はローラ内部に設けられ
ていない。
【0008】特開平5−197305号公報の「定着装
置」は定着ローラの内部にその軸線方向に沿って発熱体
を保持する保持手段を配置しているが発熱体に対する給
電部はローラ外に配置される。特開平4−204981
号公報の「加熱装置」は定着ローラの替りに定着フィル
ムを採用するものでその内部のニップ部に加熱体を設け
加熱体の支持体もローラ内部に配置されているが給電用
電極部は側端に配置されている。
【0009】特開昭61−90180号公報の「熱ロー
ラ定着装置」は加熱ローラの内部の中間部に軸線方向に
沿ってヒータが配置されるものであり、加熱ローラを駆
動する構造に特徴を有するものであり、給電部の構造は
開示されていないが図示の加熱ローラの構造から見てロ
ーラ外に配置されている。
【0010】特開平5−142962号公報の「熱定着
器」は導電性樹脂からなる薄肉中空円筒のヒートローラ
の内部に導電性弾性体の弾性ローラを設け、弾性ローラ
とヒートローラ間を摺接電極で連結したものであるが、
この摺接電極はローラ外に配置されている。
【0011】また、特開平5−281867号公報の
「加熱装置」には温度ヒューズや安全対策用温度検知素
子等が開示されているがいずれも定着ローラに相当する
加熱フィルムの内面のニップ部に接する位置に配置され
るものではない。また、前記したように特開昭62−1
8581号公報の温度検出センサやヒューズは加熱ロー
ラの内部に配置されているが、ニップ部に配置されるも
のではない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】前記の公知技術の場
合、給電部およびそれに相当する部分はすべてローラの
外部や外側面に配置されているものである。そのため、
全体の長手方向の幅が長くなり省スペース化に反する。
また、加圧ローラとの絶縁距離を保持する必要があり、
配置構造に無理が生じる。また、後に説明するように、
本発明の給電部は定着ローラの横ズレを防止する機能を
有するものであり、その保持構造にも特徴があるがこれ
に類似する公知技術は見当らない。更に、公知技術には
薄肉の定着ローラの変形防止手段も開示されていない。
また、温度センサ等も熱応答性の良いものではない。
【0013】本発明は、以上の事情に鑑みて創案された
ものであり、定着ローラの加熱立上り速度や熱応答性が
早く消費電力の低減が出来ると共に、定着ローラの横ズ
レや変形が防止され、定着ローラのニップ部における温
度検知が正確に出来、かつ過昇温防止が確実に行われる
給電部をローラ内部に有する定着装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、画像形成部から搬送された未定着のト
ナーを担持したシートを定着ローラと加圧ローラ間で挟
持し、前記トナーを定着ローラにより熱溶解させて前記
シートに定着する定着装置であって、前記定着ローラと
加圧ローラおよび定着ローラ内に配設される給電部とか
ら構成され、前記定着ローラはその表層に薄膜の耐熱性
樹脂層を形成し、最内層の絶縁層と前記耐熱性樹脂層間
に発熱層を形成するものからなり、前記給電部は、電源
側に連結される電線の先端側を保持すると共に前記定着
ローラの両側面近傍にほぼ不動に配置されるホルダと、
該ホルダに摺動自在に支持されその先端面をニップ部を
挟んで前記加圧ローラと相対向する位置の発熱層に当接
係合する給電ブラシと、該給電ブラシを発熱層に押圧す
べく付勢するバネ部材からなり、前記ホルダ及び/又は
給電ブラシは前記定着ローラの軸線方向の移動を拘束す
べく前記絶縁層に形成される円周凹溝に嵌まり込むよう
に形成されてなる給電部をローラ内部に有する定着装置
を特徴とする。
【0015】また、前記発熱層が、前記定着ローラの軸
長と略同一の長さで比較的細巾の発熱片をローラの円周
方向に沿って適宜円周間隔を介して配置し前記発熱片を
前記耐熱性樹脂層及び/又は絶縁層に固着したものから
なり、前記ホルダには該ホルダを求心支持すべく前記絶
縁層の内周に当接する複数個の回転部材が枢支されてな
り、前記定着ローラの両側端近傍に配置される一対の前
記ホルダを連結すべくローラ軸線方向に沿ってローラ内
に配置される連結部材にはニップ部と対応する位置にお
いて前記絶縁層の内面に当接しローラ軸線方向に沿って
適宜の軸長を有する裏当て用部材が弾性支持されてなる
ことを特徴とする。また、前記定着ローラの絶縁層内面
のニップ部と対応する位置には温度検出手段及び/又は
過熱防止手段が前記内面に当接して配置されることを特
徴とするものである。
【0016】
【作用】定着ローラの内部の両側端近傍には給電ブラシ
を保持するホルダが配置される。このホルダは連結部材
等により略不動状態に保持される。給電ブラシ又はホル
ダは定着ローラの最内層の絶縁層の円周凹溝に嵌まり込
んで配置されるため定着ローラの横ズレが防止される。
前記ホルダに摺動自在に支持される給電ブラシはニップ
部において発熱層に接触しバネ部材により押圧されてい
るためニップ部の加熱の立上り速度や熱応答が極めて早
く、かつ確実に行われる。更に、ホルダに回転部材を設
け、又ホルダを保持する連結部材に裏当て用部材を設け
ることにより定着ローラの変形が防止される。また、温
度検出手段や過熱防止手段がニップ部と対応する定着ロ
ーラの内面に当接して配置されるため熱応答性の高い対
応が出来る。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1は本実施例の定着装置が適用されているレーザ
プリンタの概要構造を示す断面図、図2は本実施例の定
着ローラおよびそれに係合する給電部の構造を示す部分
軸断面図、図3は図2の線A−A断面図、図4は給電部
と定着ローラの係合状態の他の実施例の部分断面図、図
5は給電部のホルダの他の実施例を示す横断面図、図6
は図5の軸断面図、図7はホルダの連結部材とそれに支
持される裏当て用部材を示す軸断面図、図8は図7の横
断面図、図9はホルダの連結部材とそれに支持される裏
当て用部材の他の実施例を示す軸断面図、図10は図9
の横断面図、図11および図12は定着ローラと温度検
出手段および過熱防止手段との当接係合状を示す部分軸
断面図である。
【0018】まず、図1によりレーザプリンタの概要構
造を説明する。プリンタ本体4にセットされた給紙セッ
ト5内のシート(用紙)6は矢印イ方向に給紙されレジ
ストローラ7によってタイミングをとられて感光ドラム
8に搬送される。感光ドラム8は時計方向に回転し、そ
の際に帯電チャージャ9によって表面を一様に帯電さ
れ、レーザ光学系10からのレーザ光の照射によって感
光ドラム8上に静電潜像が形成される。
【0019】この静電潜像は現像器11のトナーにより
可視像化される。この可視像は感光ドラム8に搬送され
たシート6に転写チャージャ12により転写され、転写
された可視像はコンベア13を通り定着装置1側に搬送
され、定着装置1の定着ローラ2と加熱ローラ3に挟持
され定着される。定着済のシート6は排紙系路14を通
り矢印ロに示すように排紙部15に排出される。
【0020】なお、感光ドラム8のまわりには感光ドラ
ム8上に形成された可視像を除去するクリーニング器1
6や除電器17が配置される。また、プリンタ本体4内
の気流は排気ファン18により矢印ハに流れプリンタ本
体4外に排気される。本実施例は前記の定着装置1に関
する発明であり、以下にその詳細構造を説明する。
【0021】図2および図3に示すように、定着装置1
は定着ローラ2と加圧ローラ3からなる。定着ローラお
よび加圧ローラ3は図略の支持手段によりプリンタ本体
4側に枢支され、加圧ローラ3は図略の加圧手段により
定着ローラ2側に押圧される。なお、この押圧力は可変
に形成される。また、定着ローラ2又は加圧ローラ3は
図略の回転手段により回転され、その駆動力は相手側ロ
ーラに伝達される。
【0022】定着ローラ2は本実施例では三層構造の中
空ローラ体からなる。最外層には耐熱性樹脂層19が設
けられ、その内側には中間層としての発熱層20が形成
され、最内層には絶縁層21が形成される。なお、これ
等の三層は接着固定される。
【0023】耐熱性樹脂層19は薄膜で摩擦係数の低い
耐熱性の樹脂材からなり、トナーがその表面に付着しな
いものからなる。
【0024】発熱層20は本実施例では多数本の発熱片
22を同一円周上に等ピッチの間隔23を隔てて配置し
たものからなる。発熱片22は定着ローラ2の軸長とほ
ぼ等しい軸長を有する細巾の矩形状片からなり、その材
質は公知の定着ローラの加熱材と同様のものが採用され
る。
【0025】絶縁層21は絶縁材からなり、図3に示す
ように中空円筒体から形成されるがその一部は隣接する
発熱片22間の間隔23内に入り込み発熱片22間を絶
縁する。また、絶縁層21の側端部に近い位置には絶縁
層21の一部を取り欠いた円周凹溝24が形成される。
【0026】給電部25は前記の円周凹溝24の形成さ
れる位置と相対向する位置において定着ローラ2内に設
けられる。ホルダ26と、給電ブラシ27と、バネ部材
28等から構成される。給電ブラシ27はホルダ26に
摺動自在に支持され、その先端部29は絶縁層21の円
周凹溝24に嵌合すると共に発熱層20の発熱片22に
接触する。
【0027】なお、バネ部材28は給電ブラシ27を発
熱片22に押圧すべく付勢する。また、給電ブラシ27
は定着ローラ2と加圧ローラ3とが押圧されて形成され
るニップ部30と相対向する位置に配設される。給電ブ
ラシ27に連結する電線31およびバネ部材28はホル
ダ26により保持され、ホルダ26は電線31や図略の
電線31の保持手段等を介して図示の位置に略固持され
る。前記したように、給電ブラシ27は円周凹溝24に
嵌まり込み、ホルダ26が略不動位置に保持されるた
め、定着ローラ2はその軸線方向の移動が拘束される。
【0028】加圧ローラ3は耐熱性のある弾性ローラか
らなり、定着ローラ2の耐熱性樹脂層19にその外周面
を圧接し前記ニップ部30を形成する。
【0029】図3に示すように定着ローラ2と加圧ロー
ラ3の当接部位にシート6が搬入されるとシート6は両
ローラにより挟持される。定着ローラ2の給電部25に
通電すると給電ブラシ27が適温に加熱される。給電ブ
ラシ27はシート6の挟持されているニップ部30の近
傍の発熱片22にのみ接触するため発熱片22が急速に
所定温度に加熱される。それにより、シート6の定着が
迅速に、かつ確実に行われる。また、前記したように定
着ローラ2は軸線方向の移動(横ズレ)を拘束されるた
め定着ローラ2と加圧ローラ3とは互いに位置ずれを生
じることなくシート6の定着作業をすることが出来る。
これによりシート6の定着品質の安定化が図れる。
【0030】図4は、両側端の絶縁層21aの部分の層
厚を他の部分の絶縁層21よりも厚くした定着ローラ2
aを示すものである。絶縁層21aを形成することによ
りホルダ26自体が絶縁層21aと絶縁層21間に形成
される円周凹溝24a内に嵌まり込み、絶縁層21aに
より保持される。これにより、前記の実施例の定着ロー
ラ2よりも定着ローラ2aの軸線方向の移動(横ズレ)
を防止する効果が上げられる。
【0031】図5および図6は前記の実施例のホルダ2
6の両側面に回転部材32を設けた実施例を示す。給電
ブラシ27を摺動自在に保持するホルダ本体33の両側
面には回転部材支持板34,34が固定される。本実施
例では回転部材支持板34は略半円弧状のものからな
る。回転部材32は回転部材支持板34に枢支され、本
実施例では片面に3個の回転部材32が等間隔に配置さ
れる。回転部材32はその外周を絶縁層21,21aに
当接しホルダ本体33の姿勢を不動状態に保持するよう
にしている。なお、本実施例では加圧ローラ3aの外径
が前記実施例のものに比較して小さいが、特に問題とす
る理由はなく前記実施例と同様なものでも勿論よい。
【0032】図7,図8は前記実施例のホルダ26,ホ
ルダ本体33等をより確実に不動側に保持するため連結
部材35を設けると共に裏当て用部材36を設けた実施
例を示す。連結部材35は定着ローラ2の内部にその軸
線方向に沿って配置される棒状部材からなり、定着ロー
ラ2の略両側端に配置される一対のホルダ26(ホルダ
本体33も同じ)はビス等により連結部材35に固定さ
れる。また、図示されていないが連結部材35自体はプ
リンタ本体4側に固定される。以上により前記実施例に
較べてホルダ26等は確実に固持され、定着ローラ2の
軸長方向の移動がより確実に防止される。なお、連結部
材35はニップ部30の近傍において相対向して配置さ
れる。
【0033】連結部材35には裏当て用部材36がスプ
リング37を介して支持される。裏当て用部材36はニ
ップ部30と相対向する位置に配置され、定着ローラ2
の軸長方向に沿って適宜の軸長を有する部材からなる。
なお、裏当て用部材36はスプリング37により定着ロ
ーラ2の内面に圧接される。裏当て用部材36は薄肉の
定着ローラ2を内部から補強するもので、特にニップ部
30における定着ローラ2の変形を防止するものであ
る。
【0034】図9および図10は図7における裏当て用
部材36の替りに裏当て用ローラ部材38を用いたもの
である。裏当て用ローラ部材38はその両端をスプリン
グ39,39を介して連結部材35に弾性支持される。
また、裏当て用ローラ部材38のローラ外周はニップ部
30と相対向する位置において定着ローラ2の内面に接
して配置される。以上により前記実施例と同様に定着ロ
ーラ2の変形が防止され、かつ定着ローラ2をより一層
円滑に駆動することが出来る。
【0035】図11は定着ローラ2の内部に温度検出手
段40を設けたものであり、図12は同じく定着ローラ
2の内部にサーミスタや温度ヒューズのような過熱防止
手段41を配置した実施例を示す。これ等はいずれも定
着ローラ2の内面に接触して配置され、かつニップ部3
0と相対向する位置に配置される。これにより、実際に
シート6が受ける温度に近い温度検出が可能になり、定
着ローラ2の加熱不良や過熱が確実に防止される。
【0036】本実施例においてホルダ26,回転部材3
2裏当て用部材36や裏当て用ローラ部材38の材料に
ついて具体的に説明していないが、摺動性のよい材料が
望ましい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、次のような顕著な効果
を奏する。 1)給電部が定着ローラの内部に設けられているため軸
線方向(長手方向)の幅が短くなり、省スペース化が図
れる。 2)従来技術では給電部が外部にあるため加圧ローラ側
と絶縁距離を保持する必要があり給電部の配置が制限さ
れたが本発明では絶縁層を介して定着ローラの内部に配
置されるため給電部は任意の場所に選択配置することが
出来る。 3)給電部の給電ブラシが定着ローラと加圧ローラの圧
接されるニップ部と相対向する近傍に設けられているた
め、ニップ部のみが急速に、かつ有効に所望加熱温度に
加熱される。また、発熱層が細長な発熱片からなるため
熱応答性のよい加熱が行われる。その結果、省電力化が
図れる。 4)給電部の給電ブラシがホルダにより保持され、かつ
給電ブラシ及び/又はホルダが定着ローラ内の円周凹溝
に嵌まり込み、かつバネ部材で押圧されているため、定
着ローラの横ズレが防止される。これにより、定着ロー
ラと加圧ローラにより挟持されるシートのずれがなく、
シートの定着品質の安定化が図れる。 5)ホルダは回転部材やホルダの連結部材により所定の
不動位置に保持されるため、定着ローラの横ズレがより
一層確実に行われる。 6)定着ローラの内部のニップ部と相対向する位置に裏
当て用部材が設けられているため定着ローラの変形が防
止される。これによりシートの定着品質の向上が図れ
る。 7)定着ローラ内のニップ部と相対向する位置に温度検
出手段や過熱防止手段が配置されるため、実際にシート
の受ける温度に近い温度管理が可能になり、高精度の定
着作業が行われる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の定着装置の適用されるレー
ザプリンタの概要構造を示す断面図。
【図2】本実施例の定着装置の部分軸断面図。
【図3】図2の線A−A断面図。
【図4】給電部のホルダの保持構造の他の実施例を示す
部分軸断面図。
【図5】給電部のホルダの保持構造の別の実施例を示す
横断面図。
【図6】図5の軸断面図。
【図7】給電部のホルダを保持する連結部材とそれに支
持される裏当て用部材を示す軸断面図。
【図8】図7の線B−B横断面図。
【図9】給電部のホルダを保持する連結部材とそれに支
持される裏当て用ローラ部材を示す軸断面図。
【図10】図9の線C−C横断面図。
【図11】定着ローラ内に配置される温度検出手段を示
す部分軸断面図。
【図12】定着ローラ内に配置される過熱防止手段を示
す部分軸断面図。
【符号の説明】
1 定着装置 2 定着ローラ 2a 定着ローラ 3 加圧ローラ 4 プリンタ本体 5 給紙セット 6 シート 7 レジストローラ 8 感光ドラム 9 帯電チャージャ 10 レーザ光学系 11 現像器 12 転写チャージャ 13 コンベア 14 排紙系路 15 排紙部 16 クリーニング器 17 除電器 18 排気ファン 19 耐熱性樹脂層 20 発熱層 21 絶縁層 21a 絶縁層 22 発熱片 23 間隔 24 円周凹溝 24a 円周凹溝 25 給電部 26 ホルダ 27 給電ブラシ 28 バネ部材 29 先端部 30 ニップ部 31 電線 32 回転部材 33 ホルダ本体 34 回転部材支持板 35 連結部材 36 裏当て用部材 37 スプリング 38 裏当て用ローラ部材 39 スプリング 40 温度検出手段 41 過熱防止手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 13/20 G03G 15/20

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成部から搬送された未定着のトナ
    ーを担持したシートを定着ローラと加圧ローラ間で挟持
    し、前記トナーを定着ローラにより熱溶解させて前記シ
    ートに定着する定着装置であって、前記定着ローラと加
    圧ローラおよび定着ローラ内に配設される給電部とから
    構成され、前記定着ローラはその表層に薄膜の耐熱性樹
    脂層を形成し、最内層の絶縁層と前記耐熱性樹脂層間に
    発熱層を形成するものからなり、前記給電部は、電源側
    に連結される電線の先端側を保持すると共に前記定着ロ
    ーラの両側面近傍にほぼ不動に配置されるホルダと、該
    ホルダに摺動自在に支持されその先端面をニップ部を挟
    んで前記加圧ローラと相対向する位置の発熱層に当接係
    合する給電ブラシと、該給電ブラシを発熱層に押圧すべ
    く付勢するバネ部材からなり、前記ホルダ及び/又は給
    電ブラシは前記定着ローラの軸線方向の移動を拘束すべ
    く前記絶縁層に形成される円周凹溝に嵌まり込むことを
    特徴とする給電部をローラ内部に有する定着装置。
  2. 【請求項2】 前記発熱層が、前記定着ローラの軸長と
    略同一の長さで比較的細巾の発熱片をローラの円周方向
    に沿って適宜円周間隔を介して配置し前記発熱片を前記
    耐熱性樹脂層及び/又は絶縁層に固着したものからなる
    請求項1の給電部をローラ内部に有する定着装置。
  3. 【請求項3】 前記ホルダには該ホルダを求心支持すべ
    く前記絶縁層の内周に当接する複数個の回転部材が枢支
    されてなる請求項1の給電部をローラ内部に有する定着
    装置。
  4. 【請求項4】 前記定着ローラの両側端近傍に配置され
    る一対の前記ホルダを連結すべくローラ軸線方向に沿っ
    てローラ内に配置される連結部材にはニップ部と対応す
    る位置において前記絶縁層の内面に当接しローラ軸線方
    向に沿って適宜の軸長を有する裏当て用部材が弾性支持
    されてなる請求項1の給電部をローラ内部に有する定着
    装置。
  5. 【請求項5】 前記裏当て用部材が裏当て用ローラ部材
    である請求項4の給電部をローラ内部に有する定着装
    置。
  6. 【請求項6】 前記定着ローラの絶縁層内面のニップ部
    と対応する位置には温度検出手段及び/又は過熱防止手
    段が前記内面に当接して配置されてなる請求項1の給電
    部をローラ内部に有する定着装置。
JP19100794A 1994-07-21 1994-07-21 給電部をローラ内部に有する定着装置 Expired - Fee Related JP3229490B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19100794A JP3229490B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 給電部をローラ内部に有する定着装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP19100794A JP3229490B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 給電部をローラ内部に有する定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0836318A JPH0836318A (ja) 1996-02-06
JP3229490B2 true JP3229490B2 (ja) 2001-11-19

Family

ID=16267328

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP19100794A Expired - Fee Related JP3229490B2 (ja) 1994-07-21 1994-07-21 給電部をローラ内部に有する定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3229490B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100341313B1 (ko) 1998-11-16 2002-06-21 구자홍 플라즈마 디스플레이 패널과 구동장치 및 방법
JP5800686B2 (ja) 2011-11-04 2015-10-28 キヤノン株式会社 定着装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0836318A (ja) 1996-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8364052B2 (en) Fixing device and image forming apparatus incorporating same
JP2002015839A (ja) 加熱体、加熱装置および画像形成装置
JPS5968766A (ja) 熱定着装置
JP3445034B2 (ja) 加熱装置
JP2002025752A (ja) ヒーター、加熱装置および画像形成装置
JP4673102B2 (ja) 像加熱装置、及びその像加熱装置に用いられるヒータ
JP3382477B2 (ja) 加熱装置
US6137087A (en) Thermal roller for thermal fixing device
JP3229490B2 (ja) 給電部をローラ内部に有する定着装置
JP2022012316A (ja) ヒーター部材、加熱装置、定着装置および画像形成装置
JPH06258974A (ja) 熱定着装置
JPH06202509A (ja) 加熱装置
JP3411132B2 (ja) 定着装置
US5223901A (en) Fixing device with temperature compensation in an image forming apparatus
JP2004279547A (ja) 定着装置
JPH04213480A (ja) 定着装置
JP3816189B2 (ja) 定着装置
JP3450637B2 (ja) 加熱体及び加熱装置
JPH10260599A (ja) 加熱装置及び画像形成装置
JP3840907B2 (ja) 定着装置
JP3252652B2 (ja) ヒータアセンブリ、加熱装置、及び画像形成装置
JPH0451071A (ja) 熱定着装置
JP7225692B2 (ja) 定着装置、画像形成装置
JP3152748B2 (ja) トナー像記録装置の定着装置
JPH06149118A (ja) 定着装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees