JPH06202509A - 加熱装置 - Google Patents
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- JPH06202509A JPH06202509A JP36159292A JP36159292A JPH06202509A JP H06202509 A JPH06202509 A JP H06202509A JP 36159292 A JP36159292 A JP 36159292A JP 36159292 A JP36159292 A JP 36159292A JP H06202509 A JPH06202509 A JP H06202509A
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Abstract
熱材Pを挟持搬送させて被加熱材を加熱する加熱装置に
おいて、加熱部材4・加圧部材5の導通を長期にわたっ
て良好・安定に維持できるようにすること。 【構成】 圧接させた加熱部材4と加圧部材5とで被加
熱材Pを挟持搬送させて被加熱材を加熱する加熱装置に
おいて、加熱部材4の外周面の少なくとも一部が電気的
導通可能な導電面4bであり、該導電面4bと相対する
加圧部材5部分が導電部材20であり、前記導電面4b
と前記導電部材20の接触で電気的導通を取ること。
Description
ァクシミリ等の画像形成装置において画像形成プロセス
手段部で記録材に形成担持させた目的の画像情報に対応
する未定着トナー画像を加熱定着させる加熱装置として
の画像加熱定着装置としては、ヒートローラ式が一般的
である。
熱されて所定の温度に温調される加熱部材としての回転
定着ローラと、この定着ローラに所定に圧接された加圧
部材としての回転加圧ローラとを有し、該両ローラの圧
接ニップ部(定着ニップ部)に記録材を導入して挟持搬
送させることで未定着トナー画像を記録材面に加熱定着
させるものである。
が画像加熱定着装置として実用されている。この加熱装
置は特開昭63−313182号公報・特開平1−26
3679号公報・特開平2−157878号公報・特開
平4−44075〜44083号公報等で知られてお
り、ヒーター(加熱体)に加熱部材としての耐熱フィル
ムを加圧部材で押圧密着させて走行させ、耐熱フィルム
を挟んでヒーターと加圧部材とで形成される圧接ニップ
部(定着ニップ部)の耐熱フィルムと加圧部材との間に
記録材を導入して耐熱フィルムに密着させて耐熱フィル
ムと一緒に定着ニップ部を通過させることでヒーターの
熱を耐熱フィルムを介して記録材に与えて未定着トナー
画像を記録材面に加熱定着させるものである。
して表面性(つや出しなど)を改質する装置、仮定着処
理する装置など、その他、被加熱材を加熱処理する手段
として広く使用できる。
は、昇温の速い低熱容量のヒーターや薄膜の耐熱フィル
ムを用いることができるため、省電力化やウェイトタイ
ムの短縮化(クイックスタート性)が可能となる、画像
形成装置等の本機の機内昇温を低めることができる等の
利点を有し、効果的なものである。
ミック基板と、該基板に形成された通電発熱抵抗体を基
本構成とし、該抵抗体に電力を供給して発熱させる所謂
セラミックヒーターが用いられている。
44083号公報等に開示の、画像加熱定着装置として
のフィルム加熱方式の加熱装置100を示した。図9は
要部の概略の横断面図、図10は要部の一部切欠き斜視
図、図11はヒーターの表面側の一部切欠き平面図、図
12はヒーターに嵌着した給電コネクタの断面図、図1
3は耐熱フィルムの層構成模型図である。
ての記録材Pの搬送方向に直交する方向に長いフィルム
内面ガイド部材(ガイドステー部材)であり、例えばフ
ェノール系の熱硬化性樹脂製である。このガイド部材1
の下面に長手に沿って、耐熱性・断熱性のヒーターホル
ダー2に密着して支持され、給電を受けて発熱するヒー
ター3を配設してある。
ド部材1にルーズに外嵌させたチューブ型の耐熱フィル
ム(定着フィルム)、5は該フィルム4を介してヒータ
ー3に対して圧接させた加圧部材としての加圧ローラで
ある。
加圧ローラ5の芯金5aの両端側を回転自由に軸受け支
持させた絶縁材製の軸受、8はヒーター3と加圧ローラ
5とを所定の押圧力で圧接させる加圧バネであり、フィ
ルム内面ガイド部材1の両端側の上面をそれぞれ押圧し
ている。N(図9)はフィルム4を挟んでヒーター3と
加圧ローラ5との圧接で形成される圧接ニップ部(定着
ニップ部)である。
送方向に直交する方向を長手とする絶縁性・高耐熱性・
低熱容量のアルミナ等のセラミック基板31と、この基
板31の表面側(フィルム摺動面側)に長手に沿って印
刷・焼成を経てパターン形成された銀パラジウム等の線
状或いは細帯状の通電発熱抵抗体32を基本構成とする
全体的に低熱容量のセラミックヒーターである。
板面に該抵抗体32に導通させてパターン形成したAg
等の給電用電極部である。この通電発熱抵抗体32を形
成した側の基板表面側はガラス・フッ素樹脂等の薄い表
面保護層34を設けてある。また基板裏面側には検温素
子(温度測定器、例えばサーミスタ)35・過熱保護手
段(過熱防止部材、例えば温度ヒューズ)36等を設け
てある。
ホルダー2の両端部に嵌着される給電コネクタであり、
それぞれヒーター3側の上記電極部33に接触して電気
的に接続する金属板バネ状に形成された接点部材9a
と、該接点部材の周囲を覆うための樹脂成型された接点
ケース9bを有する。
記の嵌着給電コネクタ9・9により電源(不図示)から
AC通電がなされて通電発熱抵抗体32が発熱し全体が
急速昇温する。そしてその昇温が検温素子35で検知さ
れ、その検知情報に基づいて通電制御系(不図示)によ
り通電発熱抵抗体32への通電が制御され、ヒーター3
の温度が所定の温度に制御される。
スタート性を向上させるためにフィルム膜厚は100μ
m以下、好ましくは50μm以下、20μm以上の、耐
熱性・トナー離型性・強靭性を有するフィルムである。
のように、内側層としての約50μm厚のポリイミド樹
脂層4aと、中間層としての約5μmの導電プライマ層
4bと、外側層としての約10μmのフッ素樹脂層4c
の3層構成フィルムである。導電プライマ層4bの単位
面積当りの抵抗値は108 Ω/□以下である。
耐熱性シリコンゴムローラ層5bを形成し、その表面に
フッ素樹脂コートをしてある。
ギヤ5c(図10)が画像形成装置本体の駆動系のギヤ
(不図示)に噛合しており、所定の周速度をもって回転
駆動されることで加圧ローラ5の表面摩擦力でチューブ
型のフィルム4がヒーター3の表面に密着摺動してフィ
ルム内面ガイド部材1の回りを回転駆動される。
り回転しており、またヒーター3の加熱状態において、
不図示の画像形成プロセス手段部から搬送された、被加
熱材としての未定着トナー画像を上面に担持した記録材
Pが入口ガイド10(図9)で定着ニップ部Nの回転フ
ィルム4と回転加圧ローラ5との間に導入される。
転するフィルム4の面に密着して該フィルム4と一緒に
定着ニップ部Nを通過することで、記録材Pが定着ニッ
プ部Nを通過する過程で、ヒーター3の熱エネルギーが
フィルム4を介して記録材Pに与えられてトナー画像の
加熱定着がなされる。
ガイド11を通過して所定の排出トレイ(不図示)へ出
力される。
部材としての加圧ローラ5は、電気的導通をとりアース
に落とすようにしている。これは耐熱フィルム4や加圧
ローラ5が帯電し、記録材P上の未定着トナー画像を乱
したり、又は引きつけたりすることによる画像乱れ、及
び帯電した電荷がアース部へリークしノイズが発生する
ことによる装置の誤動作を防ぐためである。
の耐熱フィルム4については、該フィルムの一端側の通
紙域外の外周面には外側層としてのフッ素樹脂コート層
4cを設けないで中間層としての導電プライマ層4bを
露出させ(図13)、この露出プライマ層4bの面に除
電ブラシ13(図10)を接触させて設けてアースに落
としている。また加圧部材としての加圧ローラ5につい
ては、金属であるローラ芯金5aにカーボン接点14を
金属板バネ21の弾性で押圧接触させてアースに落とし
ている。
来例では、除電ブラシ13は熱や外力によって変形しや
すく、使用中にこれを接触させた加熱部材や加圧部材と
導電不良が発生して画像乱れや装置の誤動作が発生しや
すかった。
ム4である場合にはその表面に接触させた除電ブラシ1
3が摺擦するためフィルム表面が傷つき導電不良を起こ
しやすい。除電ブラシ13の代りにカーボン接点を接触
させた場合も摺動面が傷つき導電不良が発生したり、接
点から変音が発生するというトラブルがあった。
て、加熱部材・加圧部材の導通を上記のような問題なく
長期にわたって良好・安定に維持できるようにすること
を第1の目的としている。
2)したようにヒーターホルダー2を含むヒーターホル
ダー2の両端部にそれぞれ給電コネクタ9の接点ケース
9bを嵌着させて、接点ケース9b内に固定された金属
(例えばりん青銅等の銅合金)の板バネ状接点部材9a
をたわませて得られる加圧力によって該接点部材9aと
ヒーター3側の電極部33とが圧接して電気的に接続化
させることで行なわせている。しかしながらこの従来例
において以下の問題点があった。
対する加圧力はヒーター3を含むヒーターホルダー2と
接点ケース9bの位置関係に依存している。従って接点
ケース9b内に固定された接点部9aは接点ケース9b
とヒーター3を含むヒーターホルダー2の組み付け位置
及び単品精度により、ヒーター電極部33に対する組み
付け時の位置、ひいてはヒーター電極部33に対する加
圧力が変化する。
ース9bが受けているために装置の長時間使用により樹
脂製の接点ケース9bが変形し前記加圧力が減少してし
まう。
両端部に設けられた電極部33に押圧しているために、
例えば従来用いられてきたりん青銅等は装置の長期間使
用にともない熱による応力緩和特性が大きく、所謂バネ
のへたりが生じる。
9aの加圧力が得られないために、しばしば電気的な接
続不良を生じることがあった。
(例えば15μm)であるため給電コネクタ着脱時の接
点部材9aとの摺擦により微少量の剥離が生じる。従っ
て必然的に給電コネクタ9の着脱回数が限られてしま
い、生産性・サービス性に問題があった。
束線(リード線)9cが圧着接続されていたために、束
線9cの配線の難しさ及び配線の際に束線9cに加えら
れる力によって接点ケース9b及び接点部材9aの位置
がばらついてしまうという問題点があった。
上記の問題点を解消してヒーターと給電コネクタとの電
気的接続の組立性・信頼性を向上させることを第2の目
的としている。
徴としている加熱装置である。
被加熱材を挟持搬送させて被加熱材を加熱する加熱装置
において、加熱部材の外周面の少なくとも一部が電気的
導通可能な導電面であり、該導電面と相対する加圧部材
部分が導電部材であり、前記導電面と前記導電部材の接
触で電気的導通を取ることを特徴とする加熱装置。
素ゴム、スポンジゴム等の導電性弾性体でできているこ
とを特徴とする(1)に記載の加熱装置。
ることを特徴とする(1)に記載の加熱装置。
面の他に異なる箇所で接点を設けていることを特徴とす
る(1)に記載の加熱装置。
と電気的に絶縁していることを特徴とする(1)に記載
の加熱装置。
Ω・cm以下であることを特徴とする(1)に記載の加
熱装置。
の表面速度がほぼ等しいことを特徴とする(1)に記載
の加熱装置。
押圧密着させた薄膜の耐熱フィルムであることを特徴と
する(1)に記載の加熱装置。
れ、給電を受けて発熱するヒーターと、該ヒーターに電
源より給電するため、金属板バネ状に形成され該ヒータ
ー上に形成された電極部と電気的に接続する接点部材
と、該接点部材の周囲を覆うため樹脂成形された接点ケ
ースを有する加熱装置において、前記接点部材は前記ヒ
ーターの電極部とヒーターホルダーとを前記接点ケース
に反力を及ぼすことなく加圧挟持することで前記ヒータ
ーと電気的に接続することを特徴とする加熱装置。
合金を用いることを特徴とする(9)に記載の加熱装
置。
する電源と電気的接続をするために、中継ぎコネクタも
しくは直に電源と係合するための端子形状を有すること
を特徴とする(9)に記載の加熱装置。
て電気的導通をとることで、両部材の導通を長期にわた
って良好・安定に維持させることが可能となった。
圧接触させながら導通をとることで相互接触導電部を摩
擦させることなく、また変音の発生もなく、上記両部材
の導通を長期間にわたり確実に良好・安定に維持させる
ことが可能となり、装置の耐久性・信頼性が向上する。
によって加圧挟持することで接点ケースには加圧力の反
力が加わらない構成にすることで、接点ケースがヒータ
ーの熱により変形したとしても電気的接続には影響しな
い。
優れたチタン銅合金を使用することにより安定した接点
部材の加圧力が得られ信頼性の高い電気的接続を可能と
する。
源あるいは接点部材と汎用中継コネクタを電気的に接続
することが可能になり、組立性・サービス性・信頼性を
向上できる。
を特徴としている加熱装置についての実施例であり、前
記第1の目的を達成したものである。
しての加熱装置100を本発明に従って改善したもので
あり、前述例の装置100と共通する部材・部分には同
一の符号を付して再度の説明を省略する。
挿通してゴムローラ層5bの端面に密着させて設けた円
盤型の導電部材としての導電スポンジ部材(導電スポン
ジゴム)であり、加熱部材としての前記チューブ型耐熱
フィルム4の端部に設けた導電面としての露出導電プラ
イマ層4bに対応位置しており、外径は加圧ローラ5の
ゴムローラ層5bの外径と略同等であり、また硬度は加
圧ローラ5のゴムローラ層5bとほぼ同等か低く設定し
てあり、フィルム4側の上記導電面としての露出導電プ
ライマ層4bとの接触を保持して加圧ローラ5と一体に
回転する。
発泡シリコンゴムにカーボンブラックを混ぜることによ
り導電性108 Ω・cm以下程度の体積抵抗率を確保さ
せてある。
5の金属芯金5aに押圧接触させたカーボン接点であ
り、金属板バネ21は板金製の装置シャシ6の側板に固
定され、装置シャシ6を介してアースに落ちている。
は、導電面としての露出導電プライマ層4b→加圧部材
としての加圧ローラ5側の導電部材としての導電スポン
ジ部材20→加圧ローラ芯金5a→カーボン接点14→
板バネ21→板金製装置シャシ6の経路でアースに落ち
ている。加圧部材としての加圧ローラ5も芯金5a→カ
ーボン接点14→板バネ21→装置シャシ6の経路でア
ースに落ちている。
緒に、回転耐熱フィルム4の導電面4bに接しながら回
転する。導電スポンジ部材20の外径は加圧ローラ5の
ゴムローラ層5bの外径とほぼ等しいため、回転耐熱フ
ィルム4の表面速度と回転導電スポンジ部材20の周速
は略等しい。
しているため、通紙中、導電スポンジ部材20と耐熱フ
ィルム端部の導電面4bは常時接触し安定に導通を保っ
ている。
ゴム)としたが、導電性のソリッドゴム(シリコンゴ
ム,フッ素ゴム)等、また除電ブラシ等、変形可能な部
材であれば良い。
aに導通させて加圧ローラ5と一体に回転する円盤型の
除電ブラシ20aを導電部材として設けたものであり、
該円盤型の除電ブラシ20aの外径は加圧ローラ5のゴ
ムローラ層5bの外径と略等しくしてあり、該円盤型の
除電ブラシ20aと耐熱フィルム端部の導電面4bは常
時接触し安定に導通を保っている。
シャシ6の一部6aに接触させてある。従って、加熱部
材としての耐熱フィルム4は、導電面4b→円盤型除電
ブラシ20a→装置シャシ6の一部6a→装置シャシ6
の経路でアースに落とされ、加圧部材としての加圧ロー
ラ5は、芯金5a→円盤型除電ブラシ20a→装置シャ
シ6の一部6a→装置シャシ6の経路でアースに落とさ
れる。
おけるカーボン接点14・板バネ21は不要となる。
部材20を本実施例の円盤型除電ブラシ20aのように
装置シャシ6の一部6aに接触させる構成とすることで
カーボン接点14・板バネ21を不要とすることができ
る。
て、導電部材としての導電スポンジ部材20を加圧ロー
ラ5の芯金5aに対して絶縁部材20bを介して取り付
け、この導電スポンジ部材20に導電接点部材14bを
接触させてダイオード14cを介してアースに落とすよ
うにしたものである。
4b→導電スポンジ部材20→導電接点部材14b→ダ
イオード14cの経路でアースされ、加圧部材としての
加圧ローラ5は芯金5a→カーボン接点14→板バネ2
1→装置シャシ6の経路でアースされる。
4の導電面4bはフィルム端部だけでなく全幅あっても
よい。加圧ローラ5のゴムローラ層5bは導電性の材質
にしてもよい。
置)200について本発明を適用した実施例である。
材としての定着ローラであり、中空のアルミニウムロー
ラ41aの外周面にポリテトラフルオロエチレン樹脂
(テフロン)のコート層41bを設けてある。
3で回転自由に軸受させてあり、該ローラ41の一端側
に設けた定着ローラギア44に不図示の駆動系のギアか
ら回転力が伝達されて所定の周速度で回転駆動される。
した給電コネクタであり、ハロゲンヒーターHにAC電
源46から通電がなされて該ヒーターHの発熱により定
着ローラ41が加熱される。そして定着ローラ41の温
度が検温素子47で検知され、その検知情報が通電制御
回路48へ入力してヒーターHへの通電が制御されて定
着ローラ41の温度が所定に制御される。
り、その金属芯金42aの両端部を上下方向に移動自由
度を有する軸受49で回転自由に支持させ、その軸受4
9をそれぞれ装置シャシ51との間に縮設した加圧バネ
50で押し上げさせて加圧ローラ42のゴムローラ層4
2bを定着ローラ41に対して所定の押圧力をもって圧
接させてある。
動に伴い従動して回転し、定着ローラ41と加圧ローラ
42との圧接ニップ部(定着ニップ部)に記録材を導入
して挟持搬送させることで記録材上の未定着トナー画像
の加熱定着がなされる。
ト層41bを設けないで、アルミニウムローラ41aの
露出面にしこの部分を導電面部41a′としてある。
たと同様の導電部材としての導電スポンジ部材であり、
定着ローラ41の上記導電面部41a′と接触を保って
加圧ローラ42と一緒に回転する。
42の金属芯金42aに押圧接触させたカーボン接点で
あり、板バネ21は導電性の前記加圧バネ50を介して
板金製の装置シャシ51と導通させてある。
面41a′→加圧部材としての加圧ローラ42側の導電
部材としての導電スポンジ部材20→加圧ローラ42の
芯金42a→カーボン接点14→板バネ21→導電加圧
バネ50→装置シャシ51の経路でアースにおちてい
る。加圧部材としての加圧ローラ42は、芯金42a→
カーボン接点14→板バネ21→導電加圧バネ50→装
置シャシ51の経路でアースにおちている。
至(11)の構成を特徴としている加熱装置についての
実施例であり、前記の第2の目的を達成したものであ
る。
改善された給電コネクタ60・60の断面図である。
て固定されており、ヒーターホルダー2を含むヒーター
3の両端部に対して給電コネクタ60が嵌着されて該給
電コネクタ側の接点部材61がヒーター3側の電極部3
3に対して接触する。
ー電極部33とヒーターホルダー2とを加圧(例えば2
00g程度)挟持している。62は接点ケースである。
また、接点部材61の一部形状は汎用コネクタ63と係
合するような端子形状61aをしている。従って、汎用
コネクタ63は接点部材61をヒーターホルダー2を含
むヒーター3の端部から着脱することなく、独立で着脱
可能である。従って本実施例には以下の効果がある。
ずヒーター電極部33及びヒーターホルダー2を加圧挟
持して電気的接続をしているため接点ケース62がヒー
ター3の熱により変形しようとも電気的接続には影響し
ない。
度、単品精度、更には接点ケースの耐熱性に依存してい
た電気的信頼性が接点ケースによらず安定して得られる
ようになった。また、接点ケースには接点部材の接点圧
の反力は作用しないために熱変形温度が従来に比べ低い
安価な材料が使用でき、そのコストダウンの効果もあ
る。
部材61は熱による応力緩和特性に優れているため、他
の金属接点材料(例えばリン青銅)に比べ、より長期に
わたり高温に保たれるヒーターに接し所望の接圧以上を
維持することが可能になり、加熱装置そのものの寿命を
延ばした。
1aにより、電源と接続している汎用コネクタ63は着
脱自在である。即ち、加熱装置よりヒーターホルダー2
を含めてヒーター3を着脱する際には接点部材61を着
脱することが無いために薄膜で形成されたヒーター電極
部33が接点部材61の挿抜によって剥離する危険性は
軽減される。
及びヒーター電極部33を加圧挟持し電気的接続をして
いること、接点部材61による加圧力反力は接点ケース
62に対して何等作用しないことなどは前記実施例5の
ものと同様の構成である。
形状の一部に設けられた端子形状61bは図7のように
電源側の給電端子64と直接電気的接続可能である形状
となっている。この特有の構成により本実施例には実施
例5と同様の効果の他に、更に以下のような効果が得ら
れる。
の接点部材61が端子61bで直接電気的接続をしてい
るため中継用のコネクタ及びリード線が不要になる。従
って組立性向上をも含めたコストダウンとなる。また、
リード線の配線により接点部材に加わるストレスが解消
され電気的接続の信頼性が向上する。
熱方式の加熱装置100を画像加熱定着装置として使用
した画像形成装置の一例の概略構成図である。
ドラム型の電子写真感光体71(以下、ドラムと記
す)、一次帯電器72、現像装置73、クリーニング装
置74等を包含させてなる。ドラム71は矢示の時計方
向に所定の周速度で回転駆動され、その回転過程で一次
帯電器72により正または負の所定の電位に均一に帯電
を受け、次いでレーザースキャナ75によるレーザー走
査露光Lを受けて目的画像情報の走査書き込みがなされ
て画像情報の静電潜像がドラム周面に形成される。
して顕像化され、このトナー画像が転写ローラ76の位
置を通過する過程で、この転写ローラ76とドラム71
との間の転写部に、給紙カセット77から給紙ローラ7
8・レジストローラ79を経由して所定のタイミングで
給紙された記録材(転写材)Pの面に順次に転写されて
いく。ドラム71から記録材P面へのトナー画像の転写
は転写ローラ76の裏面にトナー画像の荷電極性と逆極
性の帯電がなされることにより行なわれる。
6とは逆極性の電圧を印加した除電針76aで除電され
てドラム71面から分離され、搬送部80を通って画像
加熱定着装置100へ導入されて、前述のようにトナー
画像が永久固着像として加熱定着処理され排紙ローラ8
1により排紙される。
加熱装置について、加熱部材・加圧部材の導通を長期に
わたって良好・安定に維持させることができる。
続の組立性・依頼性を向上させることができる。
要部の一部切欠き斜視図
の正面図
概略の横断面図
Claims (11)
- 【請求項1】 圧接させた加熱部材と加圧部材とで被加
熱材を挟持搬送させて被加熱材を加熱する加熱装置にお
いて、加熱部材の外周面の少なくとも一部が電気的導通
可能な導電面であり、該導電面と相対する加圧部材部分
が導電部材であり、前記導電面と前記導電部材の接触で
電気的導通を取ることを特徴とする加熱装置。 - 【請求項2】 前記導電部材はシリコンゴム、フッ素ゴ
ム、スポンジゴム等の導電性弾性体でできていることを
特徴とする請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項3】 前記導電部材はブラシ状となっているこ
とを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項4】 前記導電部材が前記導電面との接触面の
他に異なる箇所で接点を設けていることを特徴とする請
求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項5】 前記導電部材は前記加圧部材の芯金と電
気的に絶縁していることを特徴とする請求項1に記載の
加熱装置。 - 【請求項6】 前記導電部材の体積抵抗値は108 Ω・
cm以下であることを特徴とする請求項1に記載の加熱
装置。 - 【請求項7】 前記導電面と前記導電部材の接触面の表
面速度がほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載の
加熱装置。 - 【請求項8】 前記加熱部材は加熱体に加圧部材で押圧
密着させた薄膜の耐熱フィルムであることを特徴とする
請求項1に記載の加熱装置。 - 【請求項9】 ヒーターホルダーに密着して支持され、
給電を受けて発熱するヒーターと、該ヒーターに電源よ
り給電するため、金属板バネ状に形成され該ヒーター上
に形成された電極部と電気的に接続する接点部材と、該
接点部材の周囲を覆うため樹脂成形された接点ケースを
有する加熱装置において、前記接点部材は前記ヒーター
の電極部とヒーターホルダーとを前記接点ケースに反力
を及ぼすことなく加圧挟持することで前記ヒーターと電
気的に接続することを特徴とする加熱装置。 - 【請求項10】 前記接点部材の材料にはチタン銅合金
を用いることを特徴とする請求項9に記載の加熱装置。 - 【請求項11】 前記接点部材にはヒーターに給電する
電源と電気的接続をするために、中継ぎコネクタもしく
は直に電源と係合するための端子形状を有することを特
徴とする請求項9に記載の加熱装置。
Priority Applications (4)
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