JP3311147B2 - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

Info

Publication number
JP3311147B2
JP3311147B2 JP13457494A JP13457494A JP3311147B2 JP 3311147 B2 JP3311147 B2 JP 3311147B2 JP 13457494 A JP13457494 A JP 13457494A JP 13457494 A JP13457494 A JP 13457494A JP 3311147 B2 JP3311147 B2 JP 3311147B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heating roller
fixing device
roller
recording medium
image forming
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP13457494A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH086415A (ja
Inventor
誠 長谷川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Brother Industries Ltd filed Critical Brother Industries Ltd
Priority to JP13457494A priority Critical patent/JP3311147B2/ja
Priority to US08/490,789 priority patent/US5528345A/en
Publication of JPH086415A publication Critical patent/JPH086415A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3311147B2 publication Critical patent/JP3311147B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Electrophotography Configuration And Component (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の静電写真式等の画像形成装置
に関し、より詳しくは、用紙等の被記録媒体に転写され
たトナー像を定着する定着装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の定着方式として、オ
ーブンによる非接触加熱定着方式、フラッシュランプに
よる光定着方式、加圧ローラ対による圧力定着方式及び
加熱ローラと押圧ローラとの対による接触加熱方式等が
知られている。そして、従来の加熱ローラと押圧ローラ
との対による接触加熱方式では、定着装置の本体フレー
ムに加熱ローラ及び押圧ローラの左右両側端の軸受部を
設ける一方、画像形成ユニット側から給送された被記録
媒体を加熱ローラと押圧ローラとの間(定着部位)に案
内するための前ガイド部材および定着部位から出た被記
録媒体を排出ガイド部に案内するための後ガイド部材
を、前記本体フレームにに取付けた後、加熱ローラの上
方を覆うための上カバー体を本体フレームに取りつけ
る。また、定着装置における加熱ローラから受ける熱に
より用紙等の被記録媒体は当該加熱ローラの円周面に巻
きつくように湾曲するので、被記録媒体を加熱ローラの
周面から剥離するため、加熱ローラより被記録媒体の搬
送下流側には、当該加熱ローラの周面に極めて接近させ
て用紙剥離爪または剥離ガイド部材を本体フレームに取
りつけるというような構成であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成であると、部品が多いため定着装置を組
み立てるのに手間が掛かり、且つ隣接する部品間の位置
調節作業も必要であるから、定着装置の製造コストが高
くなるという問題があった。また、前述のように用紙剥
離爪や剥離ガイド部材で被記録媒体の先端が加熱ローラ
から離れても、用紙剥離爪や剥離ガイド部材の縁が被記
録媒体の画像面に接触しつつ搬送された場合には、画像
面のトナーが用紙剥離爪や剥離ガイド部材の縁に付着す
る。さらにこの付着したトナーが積み重なって、ますま
す被記録媒体の画像面に対して擦れ易くなり、画像の質
が悪くなるという問題があった。
【0004】この問題を解決するには、前記用紙剥離爪
や剥離ガイド部材をトナーの付着し難い材質にて構成し
たり、そのような材料の塗装膜をコーテイングする等の
処理を施していたため、これによっても製造コストが上
昇するのであった。本発明は、これらの技術的課題を解
決すべくなされたものであって、定着装置の構造を簡単
化しつつ、且つ製造コストを低減することができる画像
形成装置の定着装置を提供することを目的とし、さら
に、良好な画質を得られるようにした画像形成装置を提
供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明の画像形成装置の定着装置は、
ほぼ水平な回転軸線回りに回転する加熱ローラと押圧ロ
ーラとにより、トナー像が転写された用紙等の被記録媒
体に熱と圧力を付与してトナー像を定着させるように構
成し、該定着装置の本体ケースを、加熱ローラと押圧ロ
ーラとの外周を覆うようにした上下2つのケースに分割
し、前記加熱ローラの外周を覆う一方のケースには、
紙剥離ガイド部材を一体的に形成し、前記用紙剥離ガイ
ド部材の縁部と前記加熱ローラの被記録媒体の搬送下流
側周面との間に隙間を形成したものである。
【0006】また、請求項2記載の発明の画像形成装置
の定着装置は請求項1記載の構成の他に、前記一方のケ
ースには、前記加熱ローラの周面に近接した前記用紙剥
離ガイド部材の縁部から被記録媒体搬送下流側に向かっ
て縁が延びるリブを突設し、該リブの縁を、加熱ローラ
の周面と逆向きに湾曲するように形成したものである。
【0007】また、請求項3記載のの画像形成装置の定
着装置発明は、請求項1または請求項2記載の構成の他
に、前記一方のケースには、前記用紙剥離ガイド部材の
縁部から被記録媒体搬送下流側に適宜離れた位置に、被
記録媒体が当接する遊びコロを回転自在に設けたもので
ある。
【0008】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は画像形成装置としてのレーザビーム式プ
リンタ1の概略側断面図、図2は定着装置の縦断面図で
ある。本実施例のプリンタ1における装置本体2内の下
部に給紙部としての給紙カセット3を着脱自在に装着
し、複数の給紙ローラ4等により、給紙カセット3内に
積層された被記録媒体としての用紙Pが一枚ずつに分離
されて用紙中途ガイド板5や給送ローラ対6を介して画
像形成ユニット7と転写ユニット台8上の転写ローラ9
との間に送られる。
【0009】画像形成ユニット7は、感光体ドラム10
と、トナータンクや現像ローラ12等からなる現像装置
ユニット11と、帯電ローラ等からなる帯電装置13、
クリーニング(図示しない)装置等を1つのキットとし
てケース内に収納して単一ユニットを構成している。画
像形成ユニット7の上方には、レーザ発光部23、レン
ズ24、反射鏡25等からなるスキャナユニット22が
配置されており、転写ユニット台8の下方には、前記帯
電装置13や転写ローラ9の高電圧を印加するための高
電圧基板26が配置され、定着装置15の下方に制御基
板27が配置されている。
【0010】帯電装置13にて予め帯電させた感光体ド
ラム10の表面に、図示しないホストコンピュータ等の
外部機器から伝送された画像データに応じて、スキャナ
ユニット22から発射された光を照射して、感光体ドラ
ム10の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像ローラ
12を回転して帯電させた粉体状のトナーの供給により
前記潜像を可視像化するという現像を実行した後、この
感光体ドラム10と転写ローラ9との間の転写部位に供
給された用紙Pに前記トナー像を転写する。次に、電気
絶縁性を有する合成樹脂製の転写ユニット台8表面側
(上側)のフイン状の通過ガイド部材32上を滑って搬
送される用紙Pは、定着装置15における加熱ローラ1
6と押圧ローラ17との間(定着部位)を通過して、前
記転写されたトナー像に熱及び圧力を付加して用紙Pに
トナー像を定着させる。その後、その用紙Pは排紙ガイ
ド板18、中間ローラ対19、排紙ローラ対20を介し
て装置本体2上面の用紙トレイ21に排紙されるもので
ある。
【0011】次に、定着装置15の構成について、図2
〜図5を参照しながら詳述すると、定着装置15の本体
ケースは、図5に示すように、前記加熱ローラ16及び
押圧ローラ17を上下から覆うようにした上下一対のケ
ース36,35から構成されている。実施例では、前記
加熱ローラ16及び押圧ローラ17の各々の左右両端の
軸受部を支持する左右一対の支持側板35a,35aを
備えた下ケース35と、前記加熱ローラ16の上方を覆
い、且つ下ケース35に対して着脱自在な上ケース36
とにより構成し、上下ケース36,35は各々エポキシ
樹脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、A
BS樹脂等の電気絶縁性且つ耐熱性合成樹脂を射出成形
にて一体的に形成したものである。
【0012】下ケース35における左右一対の支持側板
35a,35aには、図2及び図5に示すように、下側
の押圧ローラ17の左右両側端の軸受37(図3で一方
のみ示す)を上下動自在に案内する長溝38と、加熱ロ
ーラ16の略円筒状の軸受部材39,39が嵌まる大径
の軸受孔40とが連続状に形成されており、前記軸受3
7を図示しないコイルバネにて上向きに押すことによ
り、押圧ローラ17の上面が加熱ローラ16の下面に押
圧されるように構成されている。
【0013】押圧ローラ17の前後部位を挟み且つその
軸線とほぼ平行状に延びる上流側ガイド板41と下流側
ガイド板42との左右両側端部は、図5に示すように、
前記左右一対の支持側板35a,35aに一体的に連設
されている。上流側ガイド板41における複数のフイン
部41aは、図5に示すように、押圧ローラ17の軸線
方向に適宜間隔にて立設され、各フイン部41aの上端
縁は、図4に示すように、前端(用紙Pの搬送方向上流
側)が低く、押圧ローラ17の周面に接近するにつれて
定着部位Aに近くなるように傾斜している。同様にし
て、下流側ガイド板42における複数のフイン部42a
は押圧ローラ17の軸線方向に適宜間隔にて立設され、
各フイン部44aの上端縁は前端が定着部位Aに近い低
い位置で、押圧ローラ17から離れるにつれて(用紙P
の搬送方向下流側)加熱ローラ16の上面とほぼ同じ高
さ位置になるように傾斜している。
【0014】加熱ローラ16は、アルミ等の熱伝導性の
高い材料からなる筒部の外周にシリコーン樹脂や珪素樹
脂等のゴム弾性を有する弾性層と、その表面の離型性樹
脂表面層(ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロ
アルコキシ−チトラフルオロエチレン共重合体等)とを
有している。この離型性樹脂表面層により、定着時に用
紙Pに軟化して定着されたトナーが再度加熱ローラ16
の表面に転写される、いわゆるオフセット現象を防止で
きるものである。
【0015】前記上ケース36には、図5に示すよう
に、前記加熱ローラ16の内径部に配置するハロゲンラ
ンプ等の直線状(筒状)のヒータ体43の左右両側端部
を覆う下向きの側カバー部36b,36bが天板36a
の左右両側端から下向きに延びるように一体的に設られ
ている。また、前記ヒータ体43の左右両側端部は、図
2に示すように、筒状の加熱ローラ16の左右両側端か
ら外に適宜寸法だけ突出しており、ヒータ体43の左右
両側端部における電極端子43a,43aに電気的に接
続させて電力を供給するための一対のホルダ46,46
は、側面視横向きL字状に形成されたばね弾性を有する
金属板から形成され、両ホルダ46,46の水平部基端
を上ケース36における天板36a下面にネジ47にて
固定する。そして、左右両ホルダ46,46の下端を内
向きに屈曲させた接触部46a,46aをヒータ体43
の左右両電極端子43a,43aの凹端面部に弾性的に
押圧接触させて支持するものである。
【0016】なお、上ケース36の天板36aの上面に
露出させた前記ネジ47の箇所等の給電部から図示しな
い配線を介して外部の電力回路に接続させることによ
り、電子回路からヒータ体43に電力を供給することが
できる。また、前記上ケース36には、隣接する画像形
成ユニット7の後端に対峙するようにした複数枚の防熱
壁44,45が加熱ローラ16の軸線に沿って上ケース
36における天板36aから下向きに延び、少なくとも
加熱ローラ16の円周の上半部を覆うように一体的に形
成されている(図4参照)。他の実施例としては防熱壁
の枚数を3枚以上にしても良く、前記各実施例におい
て、防熱壁間と天板36aとで囲まれるようにした空気
溜まり56を設けることが好ましい。
【0017】さらに、上ケース36のうち用紙Pの搬送
方向下流側には、用紙剥離ガイド部材48が天板36a
から下向きに延び、加熱ローラ16の後側周面に下端縁
部48aが隙間0.2mm〜0.5mm程度で近接する
ように配置するように一体的に設けられている(図4参
照)。この用紙剥離ガイド部材48は加熱ローラ16の
軸線と平行状であって、且つ加熱ローラ16の長さとほ
ぼ同じ長さを有している。
【0018】そして、図4に示すように、上ケース36
の天板36a下面には、前記用紙剥離ガイド部材48に
下端縁が連設されて上向き凸状の湾曲するリブ50を加
熱ローラ6の軸線方向に適宜間隔にて複数箇所で下向き
に突設されている。なお、上ケース36のうち用紙Pの
搬送方向下流側には、前記リブ50の下端縁よりも下位
置に下周面を有する遊びコロ51を軸52に回転自在に
複数配置している。
【0019】これらの構成により、定着時に加熱ローラ
16の円周面にほぼ沿ってカールする用紙Pの先端が用
紙剥離ガイド部材48の下端縁部48aにて剥離され、
次いでリブ50の下端縁に用紙Pの先端が摺接しつつ搬
送下流側に送られる。そして、用紙Pの先端が中間ロー
ラ対19に挟持されて給送されるとき、加熱ローラ16
の円周面と同じ方向に湾曲している用紙Pの上面(トナ
ーが定着された面)は上向きに凸状のリブ50の下端縁
には摺接しない。しかも、自由に回転する遊びコロ51
の円周面に沿って円滑に給送されるから用紙P上面のト
ナーが定着後に剥離しないし、リブ50の縁や遊びコロ
51の円周面にも付着しないから画像の質を悪化させな
いのである。
【0020】上述のように、2つに分割された下ケース
35と上ケース36とは、下ケース35に予め押圧ロー
ラ17と加熱ローラ16とを組み込む一方、上ケース3
6に遊びコロ51を取りつけた後、下ケース35におけ
る左右一対の支持側板35a,35aの上端面に前記上
ケース36の天板36aを載置して被せ、支持側板35
a,35aの上端部に形成された複数箇所の雌ねじ部5
3に対して上ケース36をねじ54にて締着すれば良い
(図5参照)。
【0021】その後、上ケース36における左右両側カ
バー部36b,36bの下端に切欠き形成された取付け
凹所55,55の一方から棒状のヒータ体43を加熱ロ
ーラ16の内径部に差し込み、ヒータ体43の左右両端
の電極端子43a,43aの凹端面部に、前記左右両ホ
ルダ46,46の下端を内向きに屈曲させた接触部46
a,46aを弾性的に押圧接触させるように取付ければ
良い。
【0022】なお、下ケース35における左右両支持側
板35a,35aの外面に基端を固着したホルダ(図示
せず)にて前記ヒータ体43の左右両電極端子43a,
43aを支持するようにしても良く、この場合には、下
ケース35に対する押圧ローラ17,加熱ローラ16及
びヒータ体43という必要部品の組み込みを完了させた
後、上ケース36を被せれば良いから、組立作業は一層
簡単になる。
【0023】また、加熱ローラ16の一側外周面に従動
ギヤ57を固定し、上ケース36における前面の空間に
臨ませた図示しない駆動側ギヤから回転力が伝達される
ようにしている。このように組立完了した定着装置15
を、画像形成ユニット7の後端側に隣接して取付けすれ
ば、加熱ローラ16から発散される熱、特に輻射熱は、
前記上ケース36における複数枚の防熱壁44,45に
て遮断される。また、図4に示すように、複数の防熱壁
44,45と天板36a間に空気溜まり56を形成する
ことより、熱不良導体である空気の存在にて、断熱効果
を向上させることができ、画像形成ユニット7方向への
熱放射、熱対流を効果的に無くして、画像形成ユニット
7内のトナーの軟化を防止できて、プリンタ1の長時間
の作動によっても画質を悪化させることがない。
【0024】前記実施例では加熱ローラ16を上側に配
置し、下側に押圧ローラ17を配置した形態であった
が、これに代えて、加熱ローラ16を下ケース35に装
着し、上ケース36に押圧ローラ17を装着した実施例
では、用紙Pのトナー像が形成される面が下面であるか
ら、前記下ケースにおいて加熱ローラ16より用紙搬送
下流側に用紙剥離部材48をその縁が上向きとなるよう
に下流側ガイド板42の箇所に一体的に形成すれば良
い。また、下流側ガイド板42における複数のフイン部
42aの上縁の側面視形状を下向き凸状に形成すること
により、前記実施例におけるリブ50と同様の作用・効
果を奏することができる。この場合、遊びコロ51を前
記フイン部42aの後部寄り部位に配置できることはい
うまでもない。
【0025】本発明は、ファクシミリや複写機等の静電
電子写真式画像形成装置における定着装置にも適用でき
ることはいうまでもない。
【0026】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明の画像形成装置の定着装置は、ほぼ水平な回
転軸線回りに回転する加熱ローラと押圧ローラとによ
り、トナー像が転写された用紙等の被記録媒体に熱と圧
力を付与してトナー像を定着させるように構成し、該定
着装置の本体ケースを、加熱ローラと押圧ローラとの外
周を覆うようにした上下2つのケースに分割し、前記
熱ローラの外周を覆う一方のケースには、用紙剥離ガイ
ド部材を一体的に形成し、前記用紙剥離ガイド部材の縁
部と前記加熱ローラの被記録媒体の搬送下流側周面との
間に隙間を形成したものである。
【0027】従って、予め用紙剥離部材が一体的に形成
されたケースに、加熱ローラを装着するだけで、当該加
熱ローラの被記録媒体搬送下流側周面に対して、用紙剥
離部材の縁部を、適当な隙間を隔てて近接するように配
置することができ、定着装置の組立作業が至極簡単にな
ると共に、製造コストも低減できるという効果を奏す
る。また、請求項2記載の画像形成装置の定着装置は、
請求項1記載の構成の他、一方のケースには、加熱ロー
ラの周面に近接した前記用紙剥離ガイド部材の縁部から
被記録媒体搬送下流側に向かって縁が延びるリブを突設
し、該リブの縁を、加熱ローラの周面と逆向きに湾曲す
るように形成したものであるから、被記録媒体が加熱ロ
ーラに押圧されて湾曲する方向と逆向きに湾曲するリブ
の縁に対して被記録媒体のトナー付着面が擦れることが
全くなくなり、画質の悪化がないと言う効果を奏すると
共に、用紙剥離ガイド部材に対してリブが交叉する方向
に延びるから、熱の影響で変形し易い用紙剥離ガイド部
材の位置をリブにて拘束できて、用紙剥離ガイド部材の
縁部と加熱ローラの周面との隙間の変動も少なくでき、
ケースに別体で用紙剥離ガイド部材を取り付けする手間
が省けて、製造コストを低減できると共に、ケースの一
体形成の効果を一層高めることができるという効果を奏
する。
【0028】更に、請求項3記載の発明の画像形成装置
の定着装置は、請求項1または請求項2記載の構成の
他、一方のケースには、用紙剥離ガイド部材の縁部から
被記録媒体搬送下流側に適宜離れた位置に、被記録媒体
が当接する遊びコロを回転自在に設けたものであるか
ら、被記録媒体の搬送下流側で当該被記録媒体の搬送方
向を変える場合に、被記録媒体における画像形成面がケ
ースの端部等に直接接触せず、回転する遊びコロの周面
と一体的に移動するのでトナーの剥げ落ち等にように画
質の悪化を防止することができるという効果を奏するの
である。
【0029】このように、前記いずれの発明において
も、画像形成装置を長時間作動させても画質の劣化が生
じず、綺麗な画像を形成することができるという効果を
奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】定着装置の縦断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視側面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視側断面図である。
【図5】下ケース及び上ケースの斜視図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 本体ケース 7 画像形成ユニット 8 転写ユニット台 10 感光体ドラム 15 定着装置 16 加熱ローラ 17 押圧ローラ 35 下ケース 35a 支持側板 36 上ケース 36a 天板 36b 側カバー部 41 上流側ガイド板 32 下流側ガイド板 43 ヒータ体 44,45 防熱壁 48 用紙剥離ガイド部材 48a 下端縁部 50 リブ 51 遊びコロ P 用紙

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平な回転軸線回りに回転する加熱
    ローラと押圧ローラとにより、トナー像が転写された用
    紙等の被記録媒体に熱と圧力を付与してトナー像を定着
    させるように構成した画像形成装置の定着装置におい
    て、 該定着装置の本体ケースを、前記加熱ローラと押圧ロー
    ラとの外周を覆うようにした上下2つのケースに分割
    し、前記 加熱ローラの外周を覆う一方のケースには、用紙剥
    離ガイド部材を一体的に形成し、前記用紙剥離ガイド部材の縁部と前記加熱ローラの被記
    録媒体の搬送下流側周面との間に隙間を形成した ことを
    特徴とする画像形成装置の定着装置。
  2. 【請求項2】 前記一方のケースには、前記加熱ローラ
    の周面に近接した前記用紙剥離ガイド部材の縁部から被
    記録媒体搬送下流側に向かって縁が延びるリブを突設
    し、該リブの縁を、加熱ローラの周面と逆向きに湾曲す
    るように形成したことを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記一方のケースには、前記用紙剥離ガ
    イド部材の縁部から被記録媒体搬送下流側に適宜離れた
    位置に、被記録媒体が当接する遊びコロを回転自在に設
    けたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の画
    像形成装置の定着装置。
JP13457494A 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置の定着装置 Expired - Fee Related JP3311147B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13457494A JP3311147B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置の定着装置
US08/490,789 US5528345A (en) 1994-06-16 1995-06-15 Fixing device having heat roller and pressure roller for use in image recording apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13457494A JP3311147B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置の定着装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH086415A JPH086415A (ja) 1996-01-12
JP3311147B2 true JP3311147B2 (ja) 2002-08-05

Family

ID=15131540

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13457494A Expired - Fee Related JP3311147B2 (ja) 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置の定着装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3311147B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ATE485540T1 (de) 2004-07-12 2010-11-15 Brother Ind Ltd Fixiervorrichtung und damit ausgerüstete bilderzeugungsvorrichtung
JP2007269464A (ja) 2006-03-31 2007-10-18 Toshiba Corp 用紙搬送機構およびこれを備えた画像形成装置
JP4852000B2 (ja) * 2006-06-29 2012-01-11 株式会社沖データ 定着装置及び該定着装置を備える画像形成装置
JP4771239B2 (ja) 2009-03-10 2011-09-14 富士ゼロックス株式会社 剥離装置、定着装置および画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH086415A (ja) 1996-01-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9581948B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US10289037B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US9152108B2 (en) Fixing device capable of enhancing durability of endless belt and image forming apparatus incorporating the same
US9046839B2 (en) Fixing device including a heat shield and image forming apparatus
US9329542B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US8929790B2 (en) Fuser unit
US8934824B2 (en) Nip member configuration of a fixing device
JP2004206070A (ja) 電子写真装置
US8275289B2 (en) Fixing unit and image forming apparatus therewith
JP3311147B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP7363136B2 (ja) 定着装置
JP3311146B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
JP3313889B2 (ja) 画像形成装置の定着装置
CN109407489B (zh) 定影装置和图像形成装置
JP2021131466A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6848370B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US7877042B2 (en) Heating roller with end covers in an image forming apparatus
US7228098B2 (en) Fusing assembly having a temperature equalizing device
JP3152748B2 (ja) トナー像記録装置の定着装置
US10310437B2 (en) Drum unit and image forming apparatus
JPH07319301A (ja) 画像形成装置における転写装置
JPH07319299A (ja) 画像形成装置
JP3195864B2 (ja) 定着装置およびこの定着装置を備える画像形成装置
JP3263564B2 (ja) 接触型帯電器
JP2023024191A (ja) 定着装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080524

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090524

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100524

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110524

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120524

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130524

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140524

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees