JP2023024191A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向または短手方向において厳密に定まらない場合であっても、接地部材により基板を安定して接地する。【解決手段】定着装置は、金属材料からなる基板(111)を有するヒータと、ヒータの周囲を回転するベルトと、を備え、基板(111)の第2面(111B)は、第1部分(61)と第2部分(62)とを有し、第1部分(61)は第2絶縁層(114)で覆われ、第2部分(62)は、基板(111)の長手方向または短手方向にわたって延び、接地部材と接触し、基板(111)は、接地部材が第2部分(62)と接触することで接地される。【選択図】図5

Description

本開示は、定着装置及び画像形成装置に関する。
電子写真プリンタなどの画像形成装置としては、画像形成対象のシートを加熱して現像剤像を定着させる定着装置を備えたものが知られている。例えば、特許文献1には、加熱ベルトと、加熱ベルトの内面と摺接する抵抗発熱体と、加熱ベルトに圧接して加熱ベルトとの間に定着ニップを形成する加圧部材と、を備える定着装置が開示されている。また、抵抗発熱体に第1絶縁層を介して形成される導電性基材における第1絶縁層とは反対側に第2絶縁層が形成されるとともに、第2絶縁層に少なくとも1つの開口窓が形成され、開口窓を通して開口窓内に露出した導電性基材が接地する。
特開2020‐86234号公報
特許文献1に開示の定着装置では、導電性基材を接地するために、第2絶縁層に形成された開口窓内に露出した導電性基材に板バネを当接させる必要がある。このため、開口窓内に露出した導電性基材と、導電性基材と当接する板バネと、の相対位置が導電性基材の長手方向及び短手方向の両方で厳密に定められる必要があり、板バネによって導電性基材を安定して接地できない可能性がある。
本開示は、基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向または短手方向において厳密に定まらない場合であっても、接地部材により基板を安定して接地することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の一態様に係る定着装置は、金属材料からなる基板と、前記基板の第1面に配置される抵抗発熱体と、少なくとも前記基板と前記抵抗発熱体との間に配置された第1絶縁層と、を有するヒータと、内周面が前記ヒータと接触し、前記ヒータの周囲を回転する無端状のベルトと、を備え、前記基板における前記第1面とは反対側の第2面は、第1部分と第2部分とを有し、前記第1部分は第2絶縁層で覆われ、前記第2部分は、前記基板の長手方向または短手方向にわたって延び、接地部材と接触し、前記基板は、前記接地部材が前記第2部分と接触することで接地される。
上記構成によれば、接地部材と接触する第2部分が、基板の長手方向または短手方向にわたって延びる。このため、基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向または短手方向において厳密に定まらない場合であっても、基板の第2部分と接地部材とを安定して接触させることができるため、接地部材により基板を安定して接地できる。
前記第1部分は、前記基板の長手方向にわたって延びる第1延伸部と、前記第1延伸部と平行に同一長さで延びる第2延伸部と、を有し、前記第2部分は、前記基板の短手方向において前記第1延伸部と前記第2延伸部との間に配置され、前記基板の長手方向にわたって延びてもよい。
上記構成によれば、第2絶縁層で覆われる第1部分が基板の長手方向にわたって延びることにより、ヒータの焼成に伴う基板の反りを抑制することができる。また、第2部分が基板の長手方向にわたって延びるため、基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向において厳密に定まらない場合であっても、基板の第2部分と接地部材とを安定して接触させることができる。
前記第1延伸部における前記基板の短手方向に沿った長さは、前記第2延伸部における前記基板の短手方向に沿った長さと略同一であり、前記第2部分は、前記基板の短手方向の略中央に存在してもよい。上記構成によれば、第1延伸部を覆う第2絶縁層の大きさと、第2延伸部を覆う第2絶縁層の大きさと、を極力合わせることができる。このため、基板の第1面を覆う第1絶縁層と、基板の第2面の第1部分を覆う第2絶縁層と、をバランス良く配置でき、ヒータの焼成に伴う基板の反りを抑制することができる。
前記第1部分は、前記基板の短手方向にわたって延び、前記第1部分における前記基板の長手方向に沿った長さは、前記基板の長手方向の長さよりも短く、前記第2部分は、前記基板の長手方向の端部に存在し、且つ、前記基板の長手方向において前記第1部分に隣接し、前記基板の短手方向にわたって延びてもよい。
上記構成によれば、接地部材と接触する第2部分が、基板の長手方向の端部に存在し、基板の短手方向にわたって延びる。このため、基板と接地部材との相対位置が基板の短手方向において厳密に定まらない場合であっても、基板の第2部分と接地部材とを安定して接触させることができる。また、第2部分が基板の長手方向の端部に存在することにより、基板を接地するために第2部分に接続される配線が邪魔になりにくい。
前記第2部分は、前記基板の長手方向の両端部に存在し、前記両端部のうち一方に存在する前記第2部分における前記基板の長手方向に沿った長さは、前記両端部のうち他方に存在する前記第2部分における前記基板の長手方向に沿った長さと略同一であってもよい。上記構成によれば、基板の両端部の一方に存在する第2部分の大きさと、基板の両端部の他方に存在する第2部分の大きさと、を極力合わせることができる。このため、基板の第1面を覆う第1絶縁層と、基板の第2面の第1部分を覆う第2絶縁層と、をバランス良く配置でき、ヒータの焼成に伴う基板の反りを抑制することができる。
前記接地部材における前記第2部分との接触面の面積は、前記第2部分の面積よりも小さくてもよい。上記構成によれば、接地部材の接触面の面積が、基板の第2部分の面積よりも小さいことにより、基板の第2部分と接地部材とを安定して接触させることができる。
前記第2部分には、前記基板から突出する電極パッドが配置され、前記電極パッドは、前記接地部材と接触してもよい。上記構成によれば、電極パッドが基板から突出しているため、第2部分と接地部材とを容易に接触させることができる。
本開示の一態様に係る画像形成装置は、前記定着装置を備えてもよい。上記構成によれば、基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向または短手方向において厳密に定まらない場合であっても、接地部材により基板を安定して接地できる画像形成装置を構成することができる。
本開示の一態様によれば、基板と接地部材との相対位置が基板の長手方向または短手方向において厳密に定まらない場合であっても、接地部材により基板を安定して接地することができる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の概略構成を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置が備える定着装置の構成を示す断面図である。 図2に示す定着装置が備えるヒータの構成を示す斜視図である。 図3に示すヒータの側面図である。 図3に示すヒータが備える基板の第2面を示す図である。 本開示の実施形態2に係る画像形成装置のヒータが備える基板の第2面を示す図である。 図6に示す基板の第2面に電極パッドが配置される構成を示す断面図である。 本開示の実施形態3に係る画像形成装置のヒータが備える基板の第2面を示す図である。
〔実施形態1〕
<画像形成装置1の構成>
図1は、本開示の実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を示す断面図である。図1において、感光ドラム46から定着装置45に向かう方向をX軸の正方向、給紙部3から画像形成部4に向かう方向をZ軸の正方向、X軸方向及びZ軸方向の両方の方向に直交する方向をY軸方向とする。
画像形成装置1は、例えば、トナーを用いてシートS1に画像を形成するレーザプリンタである。また、画像形成装置1として、モノクロ画像の画像形成処理を行うモノクロプリンタを例示するが、画像形成装置1はこれに限定されるものではなく、例えば、フルカラー画像の画像形成処理を行うカラープリンタであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、給紙部3と、画像形成部4と、排出ローラ5と、排出トレイ6と、を備える。筐体2は、画像形成装置1の外容器を構成しており、画像形成装置1の要部構成を収容している。給紙部3は、シートS1を供給する。給紙部3は、給紙トレイ31と、給送ローラ32と、押圧板33と、搬送ローラ34と、レジストレーションローラ35と、を備える。給紙トレイ31は、上側が開放した箱状の部材であり、所定量のシートS1を収容する。また、シートS1は、画像形成処理が施される記録媒体であって、紙またはプラスチックなどである。
給送ローラ32は、給紙トレイ31に収容されたシートS1を送り出す。つまり、シートS1が送り出される場合、給紙トレイ31上のシートS1は、押圧板33によって給送ローラ32に寄せられ、給送ローラ32の回転に伴い搬送ローラ34に給送される。搬送ローラ34は、シートS1をレジストレーションローラ35に向けて搬送する。レジストレーションローラ35は、シートS1の先端の位置を揃えた後、画像形成部4に向けてシートS1を搬送する。
画像形成部4は、給紙部3によって送り出されたシートS1に画像形成処理を施して画像を形成する。画像形成部4は、露光器41と、転写器42と、帯電器43と、現像部44と、定着装置45と、感光ドラム46と、を備える。露光器41は、図示しないレーザ光源と、ポリゴンミラー41Gと、走査レンズ41Lと、ポリゴンモータ41Mと、反射ミラー41Rと、を備える。
ポリゴンミラー41Gは正六角柱の側面を6つの反射面とする回転多面鏡である。ポリゴンミラー41Gは、上記レーザ光源が出射した光ビームLBを感光ドラム46に向かう方向へ偏向するためのものである。ポリゴンモータ41Mは、図示しないモータドライバによって駆動されることにより、ポリゴンミラー41Gを回転駆動する。
露光器41は、光ビームLBをポリゴンミラー41Gにより偏向して、ポリゴンミラー41Gから走査レンズ41L及び反射ミラー41Rを介して感光ドラム46の表面に光ビームLBを出射する。露光器41は、光ビームLBによって感光ドラム46の表面を走査して感光ドラム46を露光する。これにより、トナー像を構成する静電潜像が感光ドラム46に形成される。ポリゴンモータ41Mは、例えば、ブラシレスDCモータである。
転写器42は、感光ドラム46との間でシートS1を挟む転写ローラを備えており、感光ドラム46から上記トナー像をシートS1に転写する。帯電器43は、例えば、図示しない帯電ワイヤ及びグリッド部を有するスコロトロン型の帯電器である。帯電器43では、図示しない高電圧生成回路により、上記帯電ワイヤに帯電電圧が印加され、上記グリッド部にグリッド電圧が印加されることでコロナ放電が発生し、感光ドラム46の表面が一様に帯電される。現像部44は、現像ローラ44Rと、トナーを収容したトナーカートリッジ44Aと、を備える。
画像形成部4では、感光ドラム46の表面が帯電器43により一様に帯電された後、露光器41からの光ビームLBにより、印刷データに基づいた静電潜像が感光ドラム46の表面に形成される。また、現像ローラ44Rは、トナーカートリッジ44Aの内部からトナーを静電潜像が形成された感光ドラム46の表面に供給する。
これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム46の表面上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から給紙されたシートS1が、感光ドラム46と転写器42との間である転写位置に搬送されることによって感光ドラム46の表面上に形成されたトナー像がシートS1上に転写される。
トナー像が転写されたシートS1は、感光ドラム46及び転写器42によって、定着装置45に搬送される。定着装置45は、シートS1に形成されたトナー像を定着する。具体的には、定着装置45は、感光ドラム46及び転写器42から搬送されるシートS1上のトナー像を熱定着させる。定着装置45の詳細については後述する。トナー像が熱定着されたシートS1は、排出ローラ5によって排出トレイ6上に排出される。
<定着装置45の構成>
図2は、図1に示す画像形成装置1が備える定着装置45の構成を示す断面図である。図2に示すように、定着装置45は、加熱ユニット51と、加圧ローラ52と、を備える。加熱ユニット51及び加圧ローラ52の一方は、図示しない付勢機構によって他方に対して付勢されている。加熱ユニット51及び加圧ローラ52はZ軸方向に並んで配置されている。
加熱ユニット51は、ヒータ110と、ホルダ120と、ステイ130と、ベルト140と、を備える。ヒータ110は、Y軸方向に延びる平板状のヒータである。ヒータ110の詳細については後述する。ホルダ120は、樹脂などからなり、ガイド面121と、支持壁122と、を有する。ガイド面121は、ベルト140の内周面141に接触してベルト140を案内している。支持壁122は、ヒータ110を支持する支持面122Aを有する。ステイ130は、ホルダ120を支持する部材であり、ホルダ120より剛性が大きい板材、例えば、鋼板などを断面視略U字状に折り曲げることで形成されている。
ベルト140は、耐熱性及び可撓性を有する無端状のベルトであり、ステンレス鋼などの金属からなる金属素管と、当該金属素管を被覆するフッ素樹脂層と、を有する。ヒータ110、ホルダ120及びステイ130は、ベルト140の内側に配置されている。ベルト140は、ヒータ110、ホルダ120及びステイ130の周囲を回転するように構成されている。ベルト140の内周面141は、ヒータ110と接触する。
加圧ローラ52は、金属製のシャフト52Aと、シャフト52Aを被覆する弾性層52Bと、を有する。加圧ローラ52は、ヒータ110との間でベルト140を挟むことにより、シートS1を加熱及び加圧するためのニップ部NPを形成している。
加圧ローラ52は、筐体2内に設けられた図示しないモータから駆動力が伝達されて回転駆動するように構成されており、回転駆動することによりベルト140またはシートS1との摩擦力によりベルト140を従動回転させるようになっている。これにより、トナー像が転写されたシートS1は、加圧ローラ52と加熱されたベルト140との間を搬送されることによりトナー像が熱定着されるようになっている。
<ヒータ110の構成>
図3は、図2に示す定着装置45が備えるヒータ110の構成を示す斜視図である。図3に示すように、ヒータ110は、基板111と、抵抗発熱体112と、第1絶縁層113と、第2絶縁層114と、第3絶縁層115と、給電端子116と、を備える。
基板111は、金属材料からなり、第1面111A及び第2面111Bを有する。基板111は、例えば、細長い矩形の平板である。第1面111A及び第2面111Bは、XY平面に平行な面である。第2面111Bは、第1面111Aとは反対側の面であり、第2絶縁層114を介して、図2に示す支持面122Aに支持されている。基板111の長手方向は、Y軸方向と同一の方向であり、基板111の短手方向は、X軸方向と同一の方向である。
抵抗発熱体112、給電端子116及び給電パターンPEは、基板111の第1面111Aに配置される。具体的には、抵抗発熱体112、給電端子116及び給電パターンPEは、第1面111Aに設けられた第1絶縁層113の上に配置される。第1絶縁層113、第2絶縁層114及び第3絶縁層115は、ガラス材などの絶縁体からなる。第1絶縁層113は、少なくとも第1面111Aと抵抗発熱体112との間に配置される。
抵抗発熱体112は、通電により発熱するものであり、Y軸方向に沿って延びる矩形のパターンとして形成されている。抵抗発熱体112は、X軸方向に間隔を空けて並ぶように、第1絶縁層113の上に2つ設けられている。給電パターンPEは、給電端子116と抵抗発熱体112とを電気的に接続するパターンである。給電パターンPEは、Y軸方向において、各給電端子116と各抵抗発熱体112との間に配置されている。給電端子116及び給電パターンPEは、抵抗発熱体112よりも抵抗値の小さな導電性の材料からなっている。
第3絶縁層115は、給電パターンPEの一部と抵抗発熱体112とを覆っている。第3絶縁層115は、ベルト140に接触する部分である。なお、第3絶縁層115の材料としては、ベルト140の内周面との摺動性が高い材料、例えばガラス材を採用することが好ましい。
給電端子116は、抵抗発熱体112に電気を供給するための端子である。給電端子116は、基板111のY軸方向の端部に位置する。給電端子116は、基板111のY軸方向の一端部に2つ設けられている。給電端子116は、給電パターンPEを介して抵抗発熱体112と導通する。給電端子116は、第1絶縁層113に、例えば銅などの金属をメッキして形成される。各給電端子116は、図示しないコネクタ及び給電配線を介して筐体2内の電源に電気的に接続される。
また、定着装置45は、図3及び図4に示す接地部材150を備える。接地部材150は、接地電極151と、接地配線152と、を有する。接地部材150は、基板111を接地させるためのコネクタであり、接地部材150の接地電極151が基板111の第2面111Bに接触すると、基板111が接地される。接地電極151は、接地配線152に接続されている。
<基板111の第2面111Bの構成>
図5は、図3に示すヒータ110が備える基板111の第2面111Bを示す図である。図5に示すように、第2面111Bは、第1部分61と第2部分62とを有する。第1部分61は、第2面111Bのうち二点鎖線で囲まれた部分以外の部分であり、第2部分62は、第2面111Bのうち二点鎖線で囲まれた部分である。第2面111BがX軸方向に並ぶ3つの部分に分けられ、第2部分62は、上記3つの部分のうち中央の部分である。第1部分61は、上記3つの部分のうち第2部分62の両側の部分である。
第1部分61は、第1延伸部61Aと第2延伸部61Bとを有し、第1延伸部61Aが上記両側の部分の一方の部分であり、第2延伸部61Bが上記両側の部分の他方の部分である。第1延伸部61Aは基板111のY軸方向にわたって延びる。第2延伸部61Bは、第1延伸部61Aと平行に同一長さで延びる。つまり、第2延伸部61Bは、基板111のY軸方向にわたって延び、第2延伸部61BにおけるY軸方向に沿った長さL2は、第1延伸部61AにおけるY軸方向に沿った長さL1と同一である。
第1部分61の第1延伸部61A及び第2延伸部61Bはそれぞれ、第2絶縁層114で覆われている。なお、説明の便宜上、図5では、第2絶縁層114が第1延伸部61A及び第2延伸部61Bに対して小さく示されているが、Z軸の負の方向に見て、第2絶縁層114の大きさは、第1延伸部61A及び第2延伸部61Bのそれぞれの大きさと略同一である。第2部分62は、基板111のY軸方向にわたって延びている。
ここで、「基板111のY軸方向にわたって延びる」とは、基板111のY軸方向の一端E1から他端E2にわたって延びることを示している。
第2部分62は、第2絶縁層114で覆われていない露出部となっている。これにより、第2部分62に対して第2絶縁層114が設けられない分だけ、第2絶縁層114の使用を低減でき、製造コストを低減することができる。第2部分62は、接地部材150の接地電極151と接触する。基板111は、接地電極151が第2部分62と接触することで接地される。
このように、接地部材150と接触する第2部分62が、基板111のX軸方向またはY軸方向にわたって延びる。このため、基板111と接地部材150との相対位置がX軸方向またはY軸方向において厳密に定まらない場合であっても、基板111の第2部分62と接地部材150とを安定して接触させることができる。よって、接地部材150により基板111を安定して接地できる。基板111が接地されることにより、基板111から放射ノイズが拡散することを低減することができる。
また、第2部分62は、X軸方向において第1延伸部61Aと第2延伸部61Bとの間に配置され、基板111のY軸方向にわたって延びる。上述したように、第2絶縁層114で覆われる第1部分61が基板111のY軸方向にわたって延びることにより、ヒータ110の焼成に伴う基板111の反りを抑制することができる。また、第2部分62が基板111のY軸方向にわたって延びるため、基板111と接地部材150との相対位置がY軸方向において厳密に定まらない場合であっても、基板111の第2部分62と接地部材150とを安定して接触させることができる。
さらに、第1延伸部61AにおけるX軸方向に沿った長さL3は、第2延伸部61BにおけるX軸方向に沿った長さL4と略同一であり、第2部分62は、基板111においてX軸方向の略中央に存在する。
これにより、第1延伸部61Aを覆う第2絶縁層114の大きさと、第2延伸部61Bを覆う第2絶縁層114の大きさと、を極力合わせることができる。このため、基板111の第1面111Aを覆う第1絶縁層113と、基板111の第2面111Bの第1部分61を覆う第2絶縁層114と、をバランス良く配置でき、ヒータ110の焼成に伴う基板111の反りを抑制することができる。
その上、接地部材150の接地電極151における第2部分62との接触面の面積は、第2部分62の面積よりも小さい。これにより、基板111の第2部分62と接地部材150の接地電極151とを安定して接触させることができる。
〔実施形態2〕
本開示の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図6は、本開示の実施形態2に係る画像形成装置のヒータが備える基板211の第2面211Bを示す図である。実施形態2に係る画像形成装置は、実施形態1に係る画像形成装置1と比べて、基板111が基板211に変更されている点が異なる。
図6に示すように、第2面211Bは、第1部分63と第2部分64とを有する。第1部分63は、第2面211Bのうち二点鎖線で囲まれた部分以外の部分であり、第2部分64は、第2面211Bのうち二点鎖線で囲まれた部分である。
第2面211BがY軸方向に並ぶ3つの部分に分けられ、第1部分63は、当該3つの部分のうち中央の部分である。第2部分64は、上記3つの部分のうち第1部分63の両側の部分である。第1部分63は第2絶縁層114で覆われている。なお、説明の便宜上、図6では、第2絶縁層114が第1部分63に対して小さく示されているが、Z軸の負の方向に見て、第2絶縁層114の大きさは、第1部分63の大きさと略同一である。
第2部分64は、第1露出部64Aと第2露出部64Bとを有し、第1露出部64Aが上記両側の部分の一方の部分であり、第2露出部64Bが上記両側の部分の他方の部分である。第1露出部64A及び第2露出部64Bは基板211のX軸方向にわたって延びる。第1露出部64A及び第2露出部64Bはそれぞれ、第2絶縁層114で覆われていない露出部となっている。
ここで、「基板211のX軸方向にわたって延びる」とは、基板211のX軸方向の一端E3から他端E4にわたって延びることを示している。
第1露出部64A及び第2露出部64Bはそれぞれ、接地部材150の接地電極151と接触する。第1露出部64Aと接触する接地電極151と、第2露出部64Bと接触する接地電極151と、は互いに別体であってもよく、一体であってもよい。なお、第2部分64は、第1露出部64A及び第2露出部64Bのうち一方のみを有してもよい。この場合、第2部分64は、基板211のY軸方向の一方の端部のみに存在することになる。
第1部分63は、基板211のX軸方向にわたって延び、第1部分63における基板211のY軸方向に沿った長さL5は、基板211のY軸方向の長さL6よりも短い。また、第2部分64は、基板211のY軸方向の端部に存在し、且つ、基板211のY軸方向において第1部分63に隣接し、基板211のX軸方向にわたって延びる。
よって、接地部材150と接触する第2部分64が、基板211のY軸方向の端部に存在し、基板211のX軸方向にわたって延びる。このため、基板211と接地部材150との相対位置が基板211のX軸方向において厳密に定まらない場合であっても、基板211の第2部分64と接地部材150とを安定して接触させることができる。また、第2部分64が基板211のY軸方向の端部に存在することにより、基板211を接地するために第2部分64に接続される接地配線152が邪魔になりにくい。
また、第2部分64は、第1露出部64A及び第2露出部64Bとして、基板211のY軸方向の両端部に存在する。第1露出部64Aは、当該両端部のうち一方に存在し、第2露出部64Bは、上記両端部のうち他方に存在する。第1露出部64Aにおける基板211のY軸方向に沿った長さL7は、第2露出部64Bにおける基板211のY軸方向に沿った長さL8と略同一である。
これにより、第1露出部64Aの大きさと、第2露出部64Bの大きさと、を極力合わせることができる。このため、基板211の第1面211Aを覆う第1絶縁層113と、基板211の第2面211Bの第1部分63を覆う第2絶縁層114と、をバランス良く配置でき、ヒータの焼成に伴う基板211の反りを抑制することができる。
図7は、図6に示す基板211の第2面211Bに電極パッド71が配置される構成を示す断面図である。図7において、説明の便宜上、抵抗発熱体112、第1絶縁層113、第3絶縁層115、給電端子116及び給電パターンPEを省略している。図7に示すように、第2面211Bの第2部分64の第1露出部64Aには、基板211から突出する電極パッド71が配置されてもよい。
電極パッド71は、金属材料からなり、接地部材150の接地電極151と接触する。電極パッド71が基板211から突出しているため、第2部分64と接地部材150とを容易に接触させることができる。なお、電極パッド71は、第2露出部64Bにも配置されていてもよい。
〔実施形態3〕
本開示の実施形態3について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図8は、本開示の実施形態3に係る画像形成装置のヒータが備える基板311の第2面311Bを示す図である。実施形態3に係る画像形成装置は、実施形態1に係る画像形成装置1と比べて、基板111が基板311に変更されている点が異なる。
図8に示すように、第2面311Bは、第1部分65と第2部分66とを有する。第1部分65は、第2面311Bのうち第2絶縁層114で覆われた部分であり、X軸方向の一方側と他方側且つY軸方向の中央部、及びX軸方向の中央部且つY軸方向の一方側と他方側にそれぞれ配置される。第2部分66は、第2面311Bのうち二点鎖線で囲まれた部分である。第2部分66は、第2面311BのうちX軸方向の一方側の第2絶縁層114とX軸方向の中央部の第2絶縁層114との間、及び第2面311BのうちX軸方向の中央部の第2絶縁層114とX軸方向の他方側の第2絶縁層114との間の部分である。第2部分66は、基板311のY軸方向にわたって延びている。
第2部分66は、第2絶縁層114で覆われていない露出部となっている。第2部分66は、接地部材150の接地電極151と接触する。各第2部分66は1つの接地電極151と接触してもよいが、第2部分66のそれぞれが別々の接地電極151と接触してもよい。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置
45 定着装置
61、63、65 第1部分
61A 第1延伸部
61B 第2延伸部
62、64、66 第2部分
71 電極パッド
110 ヒータ
111、211、311 基板
111A、211A 第1面
111B、211B、311B 第2面
112 抵抗発熱体
113 第1絶縁層
114 第2絶縁層
140 ベルト
141 内周面
150 接地部材

Claims (8)

  1. 金属材料からなる基板と、前記基板の第1面に配置される抵抗発熱体と、少なくとも前記基板と前記抵抗発熱体との間に配置された第1絶縁層と、を有するヒータと、
    内周面が前記ヒータと接触し、前記ヒータの周囲を回転する無端状のベルトと、を備え、
    前記基板における前記第1面とは反対側の第2面は、第1部分と第2部分とを有し、
    前記第1部分は第2絶縁層で覆われ、
    前記第2部分は、前記基板の長手方向または短手方向にわたって延び、接地部材と接触し、
    前記基板は、前記接地部材が前記第2部分と接触することで接地される、定着装置。
  2. 前記第1部分は、前記基板の長手方向にわたって延びる第1延伸部と、前記第1延伸部と平行に同一長さで延びる第2延伸部と、を有し、
    前記第2部分は、前記基板の短手方向において前記第1延伸部と前記第2延伸部との間に配置され、前記基板の長手方向にわたって延びる、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記第1延伸部における前記基板の短手方向に沿った長さは、前記第2延伸部における前記基板の短手方向に沿った長さと略同一であり、
    前記第2部分は、前記基板の短手方向の略中央に存在する、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記第1部分は、前記基板の短手方向にわたって延び、
    前記第1部分における前記基板の長手方向に沿った長さは、前記基板の長手方向の長さよりも短く、
    前記第2部分は、前記基板の長手方向の端部に存在し、且つ、前記基板の長手方向において前記第1部分に隣接し、前記基板の短手方向にわたって延びる、請求項1に記載の定着装置。
  5. 前記第2部分は、前記基板の長手方向の両端部に存在し、
    前記両端部のうち一方に存在する前記第2部分における前記基板の長手方向に沿った長さは、前記両端部のうち他方に存在する前記第2部分における前記基板の長手方向に沿った長さと略同一である、請求項4に記載の定着装置。
  6. 前記接地部材における前記第2部分との接触面の面積は、前記第2部分の面積よりも小さい、請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第2部分には、前記基板から突出する電極パッドが配置され、
    前記電極パッドは、前記接地部材と接触する、請求項1から5のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置を備える画像形成装置。
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