JP2023111707A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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泰禎 加藤
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Abstract

Figure 2023111707000001
【課題】基板に生じる熱応力を抑制するとともに、基板から温度検知部材への熱伝導の安定性を十分に維持した状態で温度検知部材がヒータの温度を検知する。
【解決手段】定着装置は、基板(61)と抵抗発熱体とを有するヒータと、ヒータを保持するホルダ(75)と、ヒータの温度を検知する第3温度検知部材(83)と、ヒータと第3温度検知部材(83)との間に配置されたスペーサ(STA)と、を備え、スペーサ(STA)は、(i)弾性及び(ii)両面での粘着性の少なくとも一方を有する第1スペーサ(ST1)と、基板(61)よりも熱伝導率が低い第2スペーサ(ST2)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本開示は、定着装置及び画像形成装置に関する。
特許文献1には、感熱部を有するサーモスイッチと、サーモスイッチスペーサと、基板を有するヒータと、を備える定着装置が開示されている。サーモスイッチスペーサは、サーモスイッチの感熱部とヒータの基板との間に空隙が形成されるように、サーモスイッチの感熱部を支持する。
特開2016-29512号公報
特許文献1に開示の定着装置では、サーモスイッチの感熱部とヒータの基板との間に空隙が形成される。このため、基板における空隙を介して感熱部に対向する部分では、基板におけるサーモスイッチスペーサに対向する部分に比べて、放熱が少なく、熱応力が大きくなりやすい。
また、感熱部と基板との間に空隙が形成されるように、サーモスイッチスペーサが感熱部と基板との間に部分的に設けられている。このため、基板からサーモスイッチスペーサを介して感熱部に伝導する熱量が、基板から空隙を介して感熱部に伝導する熱量よりも大きくなる。よって、基板から感熱部へ熱が均一に伝導しない、つまり、基板から感熱部への熱伝導の安定性が損なわれる可能性がある。本開示は、基板に生じる熱応力を抑制するとともに、基板から温度検知部材への熱伝導の安定性を十分に維持した状態で温度検知部材がヒータの温度を検知することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本開示の定着装置は、基板と、前記基板上に配置された抵抗発熱体と、を有するヒータと、前記ヒータに接触する内周面を有し、前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、前記ヒータを保持するホルダと、前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、前記ヒータと前記温度検知部材との間に配置されたスペーサと、を備え、前記スペーサは、(i)弾性及び(ii)両面での粘着性の少なくとも一方を有する第1スペーサと、前記基板よりも熱伝導率が低い第2スペーサと、を有する。
第2スペーサがヒータと温度検知部材との間に配置されることにより、熱が基板から温度検知部材に伝導しにくくなり、基板内での温度差を十分に小さくできる。これにより、基板に生じる熱応力を抑制することができる。
また、第1スペーサがヒータと温度検知部材との間に配置されることにより、基板と温度検知部材との間において、各部材の密着性を向上できる。このため、基板における第1スペーサに対向する部分の温度を均一にできる。よって、熱が基板から温度検知部材に均一に伝導可能な状態、つまり、基板から温度検知部材への熱伝導の安定性を十分に維持した状態で温度検知部材がヒータの温度を検知することができる。
本開示の定着装置では、前記第1スペーサ及び前記第2スペーサのうち一方のスペーサは、前記基板と対向し、前記第1スペーサ及び前記第2スペーサのうち他方のスペーサは、前記一方のスペーサと前記温度検知部材とに接触してもよい。熱が基板から温度検知部材に均一に伝導可能な状態を実現できる。
本開示の定着装置は、前記基板と前記一方のスペーサとの間に配置され、前記基板より熱伝導率が高い金属板をさらに備えてもよい。基板より熱伝導率が高い金属板が基板と一方のスペーサとの間に配置されることにより、熱が基板から金属板を介して一方のスペーサに伝導しやすくなるため、基板における一方のスペーサに対向する部分の温度をより均一にできる。
本開示の定着装置では、前記温度検知部材は、所定の温度で通電を遮断する通電遮断部材を少なくとも含んでもよい。熱が基板から温度検知部材に均一に伝導可能な状態であるため、ヒータが異常に昇温した場合に、通電遮断部材が抵抗発熱体への通電を安定して遮断することができる。
本開示の定着装置では、前記第1スペーサは前記基板と対向し、前記第2スペーサは前記第1スペーサと前記温度検知部材とに接触し、前記第1スペーサは、前記基板に対向する対向部と、前記温度検知部材の側面に沿って延伸し、開口部が形成された延伸部と、を有し、前記温度検知部材は、前記側面において突出し前記開口部と嵌合する突起部を有してもよい。
温度検知部材の側面において突出する突起部が、第1スペーサの延伸部に形成された開口部と嵌合するため、ヒータに対して第1スペーサ、第2スペーサ及び温度検知部材を組み立てるときの組み立て性を向上できる。
本開示の定着装置では、前記第1スペーサは前記基板と対向し、前記第2スペーサは前記第1スペーサと前記温度検知部材とに接触し、前記第1スペーサは、前記ホルダに形成された開口穴を介して前記基板に対向する対向部と、前記ホルダにおける前記基板に対向する側の表面とは反対側の裏面に沿って延伸し、開口部が形成された延伸部と、を有し、前記ホルダは、前記裏面において突出し前記開口部と嵌合する突起部を有してもよい。
ホルダの裏面において突出する突起部が、第1スペーサの延伸部に形成された開口部と嵌合するため、ホルダに対してヒータ、第1スペーサ、第2スペーサ及び温度検知部材を組み立てるときの組み立て性を向上できる。
本開示の定着装置では、前記第1スペーサ及び前記ホルダは、樹脂で形成されてもよい。ヒータと温度検知部材との間に配置される第1スペーサの熱伝導率と、ヒータを保持するホルダの熱伝導率と、を同等にできるので、ヒータ内での温度差を十分に小さくできる。
本開示の定着装置では、前記第1スペーサは、シリコン系の粘着シートであってもよい。第1スペーサがシリコン系の粘着シートであることにより、基板における第1スペーサに対向する部分の温度をより均一にできる。
本開示の定着装置では、前記第2スペーサは、前記基板の表面と平行な方向の熱伝導率が、前記基板の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きい異方性を有してもよい。第2スペーサについて、基板の表面と平行な方向の熱伝導率が、基板の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きくなる。よって、熱が基板から温度検知部材に伝導しにくくなり、基板内での温度差をより十分に小さくできる。
本開示の定着装置では、前記第2スペーサは、グラファイトシートであってもよい。第2スペーサがグラファイトシートであることにより、基板の表面と平行な方向の熱伝導率を、基板の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きくすることができる。
本開示の画像形成装置は、前記定着装置を備える。基板に生じる熱応力を抑制するとともに、熱が基板から温度検知部材に均一に伝導可能な状態で、温度検知部材がヒータの温度を検知することができる画像形成装置を構成することができる。
本開示の一態様によれば、基板に生じる熱応力を抑制するとともに、基板から温度検知部材への熱伝導の安定性を十分に維持した状態で温度検知部材がヒータの温度を検知することができる。
本開示の実施形態1に係る画像形成装置の概略構成を説明する図である。 (A)は、図1に示す画像形成装置において、定着装置が備える加熱ユニットのヒータを示す平面図である。(B)は、加熱ユニットの金属板を示す平面図である。(C)は、加熱ユニットの第1温度検知部材と第2温度検知部材と第3温度検知部材とを示す平面図である。 図2に示す加熱ユニットの第3温度検知部材及びホルダを示す斜視図である。 図3に示す加熱ユニットの第3温度検知部材及びホルダの断面を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の定着装置が備える加熱ユニットの断面を示すとともに、第3温度検知部材の断面を示す断面図である。 図1に示す画像形成装置の定着装置が備える加熱ユニットの断面を示すとともに、第1温度検知部材の断面を示す断面図である。 本開示の実施形態2に係る画像形成装置が備える加熱ユニットの第3温度検知部材及びホルダを示す斜視図である。 図7に示す加熱ユニットの第3温度検知部材及びホルダの断面を示す断面図である。
〔実施形態1〕
以下、本開示の実施形態1について図1~図6を参照しつつ説明する。本実施形態では、画像形成装置1の一例として、トナーを用いてシートS1に画像を形成するレーザプリンタについて説明する。
〔画像形成装置1の構成〕
図1は、本開示の実施形態1に係る画像形成装置1の概略構成を説明する図である。尚、以下の説明では、画像形成装置1として、モノクロ画像の画像形成処理を行うモノクロプリンタを例示するが、本実施形態はこれに限定されるものではなく、例えば、フルカラー画像の画像形成処理を行うカラープリンタであってもよい。
図1に示すように、画像形成装置1は、筐体2と、給紙部3と、画像形成部4と、排出ローラ5と、排出トレイ6と、を備える。筐体2は、図1に示すように、画像形成装置1の外容器を構成しており、画像形成装置1の要部構成を収容している。
図1に示すように、給紙部3は、シートS1を供給する。給紙部3は、給紙トレイ31と、給送ローラ32と、押圧板33と、搬送ローラ34と、レジストレーションローラ35と、を備える。給紙トレイ31は、上面が開放した箱状の部材であり、所定量のシートS1を収容する。また、シートS1は、画像形成処理が施される記録媒体であって、紙またはプラスチックなどである。
給送ローラ32は、給紙トレイ31に収容されたシートS1を送り出す。すなわち、シートS1が送り出される場合、給紙トレイ31上のシートS1は、押圧板33によって給送ローラ32に寄せられ、給送ローラ32の回転に伴い搬送ローラ34に給送される。搬送ローラ34は、シートS1をレジストレーションローラ35に向けて搬送する。レジストレーションローラ35は、シートS1の先端の位置を揃えた後、画像形成部4に向けてシートS1を搬送する。
画像形成部4は、給紙部3によって送り出されたシートS1に画像形成処理を施して画像を形成する。図1に示すように、画像形成部4は、露光器41と、転写器42と、帯電器43と、現像部44と、本開示の定着装置45と、感光ドラム46と、を備える。露光器41は、不図示のレーザ光源と、ポリゴンミラー41Gと、走査レンズ41Lと、ポリゴンモータ41Mと、反射鏡41Rと、を備える。
ポリゴンミラー41Gは、正六角柱の側面を6つの反射面とする回転多面鏡である。ポリゴンミラー41Gは、上記レーザ光源が出射した光ビームL1を感光ドラム46に向かう方向へ偏向するためのものである。ポリゴンモータ41Mは、不図示のモータドライバによって駆動されることにより、ポリゴンミラー41Gを回転駆動する。
露光器41は、光ビームL1をポリゴンミラー41Gにより偏向して、ポリゴンミラー41Gから走査レンズ41L及び反射鏡41Rを介して感光ドラム46の表面に光ビームL1を出射する。露光器41は、光ビームL1によって感光ドラム46の表面を走査して感光ドラム46を露光する。これにより、トナー像を構成する静電潜像が感光ドラム46に形成される。ポリゴンモータ41Mは、例えば、ブラシレスDCモータである。
転写器42は、感光ドラム46との間でシートS1を挟む転写ローラを備えており、感光ドラム46から上記トナー像をシートS1に転写する。帯電器43は、例えば、不図示の帯電ワイヤ及びグリッド部を有するスコロトロン型の帯電器を含む。帯電器43では、不図示の高電圧生成回路により、上記帯電ワイヤに帯電電圧が印加され、上記グリッド部にグリッド電圧が印加されることでコロナ放電が発生し、感光ドラム46の表面が一様に帯電される。現像部44は、現像ローラ44Rと、トナーを収容したトナーカートリッジ44Aと、を備える。
尚、上記の説明以外に、例えば、上記転写ローラに代えて、転写ベルトを転写器42が含む構成でもよい。また、例えば、スコロトロン型の帯電器に代えて、帯電ローラを帯電器43が含む構成でもよい。
画像形成部4では、感光ドラム46の表面が帯電器43により一様に帯電された後、露光器41からの光ビームL1により、印刷データに基づいた静電潜像が感光ドラム46の表面に形成される。また、現像ローラ44Rは、トナーカートリッジ44Aの内部からトナーを静電潜像が形成された感光ドラム46の表面に供給する。
これにより、静電潜像が可視像化され、感光ドラム46の表面上にトナー像が形成される。その後、給紙部3から給紙されたシートS1が、感光ドラム46と転写器42との間である転写位置に搬送されることによって感光ドラム46の表面上に形成されたトナー像がシートS1上に転写される。
トナー像が転写されたシートS1は、感光ドラム46及び転写器42によって、定着装置45に搬送される。定着装置45は、シートS1に形成されたトナー像を定着する。具体的には、定着装置45は、ヒータ60で生じた熱を用いて、感光ドラム46及び転写器42から搬送されるシートS1上のトナー像を熱定着させる。トナー像が熱定着されたシートS1は、排出ローラ5によって排出トレイ6上に排出される。
定着装置45は、トナー像が形成されたシートS1を加圧する加圧ローラ51と、そのシートS1に接してシートS1を加熱する加熱ユニット52と、を備える。これらの加圧ローラ51及び加熱ユニット52では、不図示の押圧部によって一方が他方側に押圧されている。そして、定着装置45では、不図示の制御部の指示に従って上記押圧部が制御されることにより、加圧ローラ51と加熱ユニット52との間に所定の圧力が加えられた状態で、シートS1に対するトナー像の定着動作が行われる。
加圧ローラ51は、図1において、上記制御部からの指示に従って時計方向周りに回転駆動するようになっている。つまり、加圧ローラ51は、加熱ユニット52に設けられた後述のベルト53との間で排出トレイ6側に搬送されるシートS1を挟持した状態で、回転する。
これにより、ベルト53は、加圧ローラ51とベルト53及びシートS1との各摩擦力で、後掲の図5にRにて例示するように、所定の回転方向に従動回転するように構成されている。よって、定着装置45では、トナー像が転写されたシートS1が、加圧ローラ51と加熱ユニット52との間に搬送されることで、トナー像がシートS1上に熱定着される。
〔加熱ユニット52の構成〕
ここで、本実施形態の加熱ユニット52について具体的に説明する。図2(A)は、図1に示す画像形成装置1において、定着装置45が備える加熱ユニット52のヒータ60を示す平面図である。図2(B)は、加熱ユニット52の金属板70を示す平面図である。図2(C)は、加熱ユニット52の第1温度検知部材81と第2温度検知部材82と第3温度検知部材83とを示す平面図である。
図3は、図2に示す加熱ユニット52の第3温度検知部材83及びホルダ75を示す斜視図である。尚、図3では、ホルダ75の後述するガイド部75Bを省略している。図4は、図3に示す加熱ユニット52の第3温度検知部材83及びホルダ75の断面を示す断面図である。図5は、図1に示す画像形成装置1の定着装置45が備える加熱ユニット52の断面を示すとともに、第3温度検知部材83の断面を示す断面図である。図6は、図1に示す画像形成装置1の定着装置45が備える加熱ユニット52の断面を示すとともに、第1温度検知部材81の断面を示す断面図である。
〔ヒータ60の構成〕
図2(A)~(C)に示すように、加熱ユニット52は、ヒータ60と、金属板70と、ホルダ75と、第1温度検知部材81と、第2温度検知部材82と、第3温度検知部材83と、を備える。ヒータ60は、平面視で長方形状に構成された加熱部材であり、基板61と、基板61上に配置された、例えば、2つの抵抗発熱体62とを有する。
基板61は、例えば、セラミック材料により構成されており、基板61の一方の面には、例えば、印刷パターニングにより、上記2つの抵抗発熱体62が互いに平行となるように形成されている。尚、この説明以外に、例えば、ステンレスなどの金属材料によって基板61を構成することもできる。この場合、2つの抵抗発熱体62は、ガラス材料などの絶縁層を介在させて基板61の一方の面上に形成される。
抵抗発熱体62は、例えば、ニッケル-クロム合金や鉄-クロム合金などの発熱性に優れた導電性材料を用いて構成されている。また、抵抗発熱体62の一端62Aには、導線64を介して給電端子63が接続されている。さらに、抵抗発熱体62の他端62Bには、導線65が接続されており、2つの抵抗発熱体62が導線65を介して電気的に導通するようになっている。
給電端子63には、不図示のコネクタが着脱可能に接続されるようになっており、コネクタを介在させて不図示の電源が給電端子63に接続されて電力供給が行われるよう構成されている。そして、ヒータ60では、抵抗発熱体62は、上記制御部の指示に従って、熱を発生するようになっている。つまり、抵抗発熱体62への供給電流が制御され、さらには、抵抗発熱体62で生じた熱が増減されて、ヒータ60からベルト53への加熱が制御される。
また、図2(A)に示すように、ヒータ60では、抵抗発熱体62はその長手方向の寸法が定着装置45で使用可能な最大幅H1のシートS1よりも大きい寸法とされている。また、定着装置45では、幅寸法が異なる複数種類のシートS1に対応可能に構成されている。具体的には、定着装置45では、複数種類のシートサイズのシートS1において、幅方向の中心が一致する状態で定着動作が行われるようになっている。例えば、定着装置45で使用可能な最小幅H2のシートS1については、抵抗発熱体62の中央部によって加熱されることで定着動作が行われる。
また、定着装置45では、最小幅H2のシートS1に対して定着動作を行う場合、最小幅H2の長手方向の外側の端部領域H3及びH4は、最小幅H2のシートS1が存在していない非通紙領域となる。このため、端部領域H3及びH4では、その定着動作の際に最小幅H2のシートS1によって熱が奪われずに、ヒータ60の温度が抵抗発熱体62の中央部、つまり最小幅H2の領域に比べて上昇し易い。
また、ヒータ60は、図5に示すように、抵抗発熱体62を覆うように基板61上に設けられたカバー66を有する。カバー66は、例えば、ガラス材料などの絶縁材料を用いて構成されている。また、カバー66は、ベルト53が有する内周面に接触するニップ面66Aを備えている。
〔ベルト53の構成〕
加熱ユニット52はベルト53を備える。ベルト53は、耐熱性及び可撓性を有する無端状のベルトであり、例えば、ポリイミド等からなる基材と、フッ素樹脂などの合成樹脂材料からなり、基材を被覆する絶縁層と、を備える。ベルト53は、その内部にヒータ60、金属板70、ホルダ75、第1温度検知部材81、第2温度検知部材82及び第3温度検知部材83を収容している。そして、ベルト53は、これらヒータ60、金属板70、ホルダ75、第1温度検知部材81、第2温度検知部材82及び第3温度検知部材83の周りを回転するようになっている。
さらに、ベルト53の内周面は、ヒータ60のニップ面66Aと接触しており、ヒータ60からの熱がベルト53を経てシートS1に伝えられるように構成されている。また、ベルト53の長手方向の寸法は、抵抗発熱体62の寸法よりも大きくされている。
〔金属板70の構成〕
金属板70は、例えば、アルミニウム、アルミニウム合金、銅などの熱伝導率が大きい金属材料を用いて構成されており、ヒータ60の長手方向に熱を伝導して、長手方向でヒータ60の温度を均一化するための均熱板として機能する。金属板70の熱伝導率は、基板61の熱伝導率よりも高い。
また、金属板70は、図2(B)に示すように、ヒータ60の長手方向において最大幅H1の全体を含んだ範囲よりも大きい寸法を有するように設けられている。つまり、金属板70は、上記長手方向において、抵抗発熱体62の他端62Bよりも基板61の他方の端部側に延長されている。
〔ホルダ75の構成〕
ホルダ75は、例えば、液晶ポリマー(LCP)等の合成樹脂材料を用いて構成されている。ホルダ75は、図5に示すように、ヒータ60におけるベルト53に対向する側とは反対側でヒータ60を保持する。また、ホルダ75は、ヒータ60を支持する支持部75Aと、ベルト53を案内するガイド部75Bと、を有する。ガイド部75Bは、ベルト53の内周面に接触するガイド面75B1を有する。
支持部75Aは、図2(C)に点線にて示すヒータ60の基板61を支持する。さらに、ホルダ75には、第1温度検知部材81、第2温度検知部材82及び第3温度検知部材83をそれぞれ設置するための開口穴75A1、75A2及び75A3が形成されている。これらの開口穴75A1、75A2及び75A3は、ホルダ75の支持部75Aを矩形状に開口することで形成されている。
〔第3温度検知部材83及びスペーサSTAの構成〕
第3温度検知部材83は、ヒータ60に電力を供給する不図示の回路に設けられ、所定の温度で抵抗発熱体62への通電を遮断する通電遮断部材である。具体的には、第3温度検知部材83は、例えば、サーモスタットを用いて構成されている。第3温度検知部材83は、ヒータ60の温度が上記所定の温度に達した場合に、抵抗発熱体62の通電、つまり電力供給を遮断する。第3温度検知部材83は、サーモスタットに限らず例えば温度ヒューズ等でもよい。
また、第3温度検知部材83は、図2(C)に示すように、端部領域H4の範囲内の位置となるようにホルダ75に設けられており、ヒータ60の長手方向の一方の端部側の温度を検知する。第3温度検知部材83は、図5に示すように、ホルダ75におけるヒータ60に対向する側とは反対側に配置されている。
加熱ユニット52は、図3及び図4に示すスペーサSTAを備える。スペーサSTAは、ヒータ60と第3温度検知部材83との間に配置され、基板61よりも厚み方向の熱伝導率が低い。スペーサSTAは、第1スペーサST1と、第2スペーサST2と、を有する。
第1スペーサST1は、樹脂で形成される。この構成と、ホルダ75が樹脂で形成される構成と、により、ヒータ60と第3温度検知部材83との間に配置される第1スペーサST1の熱伝導率と、ヒータ60を保持するホルダ75の熱伝導率と、を同等にできる。このため、ヒータ60内での温度差を十分に小さくできる。
また、第1スペーサST1は、例えば、シリコン系の粘着シートであることが好ましい。これにより、基板61における第1スペーサST1に対向する部分の温度をより均一にできる。第1スペーサST1は、対向部91、延伸部92及び上面部93を有する。対向部91は、金属板70及び開口穴75A3を介して基板61に対向する。また、対向部91は、金属板70と第2スペーサST2との間に配置されており、金属板70及び第2スペーサST2と接触する。
さらに、対向部91が金属板70を介して基板61に対向するため、金属板70は、基板61と第1スペーサST1との間に配置される。基板61より熱伝導率が高い金属板70が基板61と第1スペーサST1との間に配置されることにより、熱が基板61から金属板70を介して第1スペーサST1に伝導しやすくなる。このため、基板61における第1スペーサST1に対向する部分の温度をより均一にできる。
延伸部92は、対向部91の両端部から第3温度検知部材83の側面83Aに沿って延伸する。延伸部92には開口部94が形成されている。上面部93は、延伸部92の上端部から第3温度検知部材83の上面83Bに沿って延伸する。第1スペーサST1は、対向部91、延伸部92及び上面部93により第3温度検知部材83の一部を囲むように形成されている。
第3温度検知部材83は、延伸部92に形成された開口部94と嵌合する突起部83Cを有する。突起部83Cは、第3温度検知部材83の側面83Aにおいて突出する。突起部83Cが開口部94と嵌合するため、ヒータ60に対して第1スペーサST1、第2スペーサST2及び第3温度検知部材83を組み立てるときの組み立て性を向上できる。尚、第3温度検知部材83において、互いに反対側の面となる2つの側面83Aに突起部83Cが設けられてもよく、2つの側面83Aに設けられた突起部83Cはそれぞれ、両側の延伸部92に形成された開口部94と嵌合してもよい。
第2スペーサST2は、第1スペーサST1における基板61に対向する側とは反対側に重なって配置される。つまり、第2スペーサST2は、対向部91に重なって配置される。第2スペーサST2の素材は、第1スペーサST1の素材とは異なる。第2スペーサST2は、対向部91と第3温度検知部材83との間に配置されており、対向部91及び第3温度検知部材83と接触する。つまり、第3温度検知部材83は、第2スペーサST2と接触する。
第3温度検知部材83は、第2スペーサST2と接触することにより、ヒータ60の温度を検知する。具体的には、抵抗発熱体62から発生した熱は、基板61、金属板70、第1スペーサST1、第2スペーサST2及び第3温度検知部材83の順に伝導する。抵抗発熱体62から第3温度検知部材83に伝導した熱により、第3温度検知部材83は、ヒータ60の温度を検知することができる。
第1スペーサST1は、(i)弾性及び(ii)両面での粘着性の少なくとも一方を有する。具体的には、第1スペーサST1は、両面に粘着性を有する弾性部材である。ただし、第1スペーサST1は、両面に粘着性を持たない弾性部材であってもよく、弾性を持たず、かつ、両面に粘着性を有する部材であってもよい。
第1スペーサST1の両面とは、第1スペーサST1における第3温度検知部材83に対向する内側の第1面と、当該第1面とは反対の外側の第2面と、の両方の面を意味する。第1スペーサST1が両面に粘着性を有する場合、第1スペーサST1は、粘着シートであることが好ましい。
これにより、基板61と第3温度検知部材83との間において、各部材の接着性を向上できる。具体的には、金属板70、第1スペーサST1、第2スペーサST2及び第3温度検知部材83の接着性を向上できる。よって、基板61から第3温度検知部材83に熱がより均一に伝導可能な状態で、第3温度検知部材83がヒータ60の温度を検知することができる。また、粘着シートの粘着性により各部材の組み立て性を向上できる。
第1スペーサST1が弾性部材である場合において、当該弾性部材としては、例えば、ゴムまたは金属が挙げられる。これにより、基板61と第3温度検知部材83との間において、各部材の密着性を向上できる。具体的には、金属板70、第1スペーサST1、第2スペーサST2及び第3温度検知部材83の密着性を向上できる。よって、基板61から第3温度検知部材83に熱がより均一に伝導可能な状態で、第3温度検知部材83がヒータ60の温度を検知することができる。
また、第2スペーサST2は、基板61よりも熱伝導率が低い。具体的には、第2スペーサST2は、基板61よりも厚み方向の熱伝導率が低い。第2スペーサST2は、基板61の表面と平行な方向の熱伝導率が、基板61の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きい異方性を有する。基板61の表面と平行な方向は、ホルダ75の長手方向であり、基板61の表面と直交する方向は、基板61から第3温度検知部材83に向かう方向である。
このように、第2スペーサST2について、基板61の表面と平行な方向の熱伝導率が、基板61の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きくなる。よって、熱が基板61から第3温度検知部材83に伝導しにくくなり、基板61内での温度差をより十分に小さくできる。
さらに、第2スペーサST2は、例えば、グラファイトシートである。第2スペーサST2がグラファイトシートであることにより、基板61の表面と平行な方向の熱伝導率を、基板61の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きくすることができる。
以上により、基板61と第3温度検知部材83との間には、互いに素材が異なる第1スペーサST1及び第2スペーサST2が設けられる。これにより、基板61に対向する第1スペーサST1と、第3温度検知部材83に接触する第2スペーサST2と、に対して、それぞれ異なる機能を少なくとも持たせることができる。
具体的には、第2スペーサST2がヒータ60と第3温度検知部材83との間に配置されることにより、熱が基板61から第3温度検知部材83に伝導しにくくなり、基板61内での温度差を十分に小さくできる。これにより、基板61に生じる熱応力を抑制することができる。
また、第1スペーサST1がヒータ60と第3温度検知部材83との間に配置されることにより、基板61と第3温度検知部材83との間において、各部材の密着性を向上できる。このため、基板61における第1スペーサST1に対向する部分の温度を均一にできる。よって、熱が基板61から第3温度検知部材83に均一に伝導可能な状態、つまり、基板61から第3温度検知部材83への熱伝導の安定性を十分に維持した状態で第3温度検知部材83がヒータ60の温度を検知することができる。
尚、図3及び図4を用いて第3温度検知部材83を説明した内容は、第1温度検知部材81及び第2温度検知部材82にも適用される。つまり、図3及び図4において、第3温度検知部材83が第1温度検知部材81または第2温度検知部材82に置き換えられる構成も本実施形態に含まれる。
〔第1温度検知部材81及び第2温度検知部材82の構成〕
第1温度検知部材81及び第2温度検知部材82は、ヒータ60の温度を検知する温度センサであり、例えば、サーミスタを用いて構成されている。第1温度検知部材81は、図2(C)に示すように、最小幅H2の範囲内の位置となるようにホルダ75に設けられており、ヒータ60の長手方向の中央部の温度を検知する。また、図6に示すように、第1温度検知部材81は、第1スペーサST1における基板61に対向する側とは反対側に重なって配置された第2スペーサST2と接触する。
第2温度検知部材82は、図2(C)に示すように、端部領域H3の範囲内の位置であって抵抗発熱体62の長手方向の端部の位置となるようにホルダ75に設けられており、第1温度検知部材81よりも上記長手方向の端部側の温度を検知する。第2温度検知部材82についても、第1スペーサST1における基板61に対向する側とは反対側に重なって配置された第2スペーサST2と接触する。
また、第1温度検知部材81及び第2温度検知部材82が温度センサであり、第3温度検知部材83が通電遮断部材であるため、本実施形態の温度検知部材は、通電遮断部材を少なくとも含むものである。上述したように、熱が基板61から第3温度検知部材83に均一に伝導可能な状態であるため、ヒータ60が異常に昇温した場合に、第3温度検知部材83が抵抗発熱体62への通電を安定して遮断することができる。
〔第1変形例〕
第1スペーサST1の位置及び形状のそれぞれと、第2スペーサST2の位置及び形状のそれぞれと、が逆であってもよい。この場合、第2スペーサST2が対向部91、延伸部92及び上面部93を有し、金属板70を介して基板61と対向する。また、第1スペーサST1が第2スペーサST2の対向部91と第3温度検知部材83との間に配置され、第2スペーサST2の対向部91と第3温度検知部材83とに接触する。
よって、第1スペーサST1及び第2スペーサST2のうち一方のスペーサは、基板61と対向し、第1スペーサST1及び第2スペーサST2のうち他方のスペーサは、一方のスペーサと第3温度検知部材83とに接触する。これにより、熱が基板61から第3温度検知部材83に均一に伝導可能な状態を実現できる。また、金属板70は、基板61と一方のスペーサとの間に配置される。
尚、第1変形例において、第1スペーサST1の素材及び機能のそれぞれと、第2スペーサST2の素材及び機能のそれぞれと、は逆にしないものとする。つまり、第1スペーサST1は、例えば、シリコン系の粘着シートであり、(i)弾性及び(ii)両面での粘着性の少なくとも一方を有する。第2スペーサST2は、基板61よりも熱伝導率が低く、基板61の表面と平行な方向の熱伝導率が、基板61の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きい異方性を有する。第2スペーサST2は、例えば、グラファイトシートである。
〔第2変形例〕
スペーサSTAは、互いに素材が異なる3つ以上のスペーサを有してもよい。また、加熱ユニット52は金属板70を備えなくてもよい。この場合、基板61と第1スペーサST1との間に金属板70が配置されず、第1スペーサST1が基板61に接触する。
〔実施形態2〕
本開示の実施形態2について、以下に説明する。なお、説明の便宜上、実施形態1にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を繰り返さない。図7は、本開示の実施形態2に係る画像形成装置が備える加熱ユニット52Aの第3温度検知部材83及びホルダ751を示す斜視図である。尚、図7では、ホルダ751のガイド部75Bを省略している。図8は、図7に示す加熱ユニット52Aの第3温度検知部材83及びホルダ751の断面を示す断面図である。
実施形態2に係る画像形成装置は、実施形態1に係る画像形成装置1に比べて、加熱ユニット52が加熱ユニット52Aに変更されている点が異なる。本実施形態では、加熱ユニット52Aが加熱ユニット52に比べて異なる点について説明する。加熱ユニット52Aは、図7及び図8に示すスペーサSTBを備える。スペーサSTBは、第1スペーサST3と、第2スペーサST4と、を有する。スペーサSTBの熱伝導率はスペーサSTAの熱伝導率と同一である。
第1スペーサST3及び第2スペーサST4の素材はそれぞれ、第1スペーサST1及び第2スペーサST2の素材と同一である。第1スペーサST3は、対向部95及び延伸部96を有する。対向部95は、金属板70及び開口穴75A3を介して基板61に対向する。開口穴75A3はホルダ751に形成されている。また、対向部95は、金属板70と第2スペーサST4との間に配置されており、金属板70及び第2スペーサST4と接触する。
延伸部96は、対向部95の両端部から上方向に延伸するとともに、ホルダ751における基板61に対向する側の表面75S1とは反対側の裏面75S2に沿って延伸する。延伸部96には開口部97が形成されている。ホルダ751は、裏面75S2において突出し開口部97と嵌合する突起部75Cを有する。
突起部75Cが開口部97と嵌合するため、ホルダ751に対してヒータ60、第1スペーサST3、第2スペーサST4及び第3温度検知部材83を組み立てるときの組み立て性を向上できる。尚、裏面75S2には、開口穴75A3に対して両側に突起部75Cが設けられていてもよく、両側に設けられた突起部75Cはそれぞれ、開口穴75A3に対して両側に延伸する延伸部96に形成された開口部97と嵌合してもよい。
第2スペーサST4は、第1スペーサST3における基板61に対向する側とは反対側に重なって配置される。つまり、第2スペーサST4は、対向部95に重なって配置される。第2スペーサST4は、対向部95と第3温度検知部材83との間に配置されており、対向部95及び第3温度検知部材83と接触する。つまり、第3温度検知部材83は、第2スペーサST4と接触する。
尚、図7及び図8を用いて第3温度検知部材83を説明した内容は、第1温度検知部材81及び第2温度検知部材82にも適用される。つまり、図7及び図8において、第3温度検知部材83が第1温度検知部材81または第2温度検知部材82に置き換えられる構成も本実施形態に含まれる。
本開示は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本開示の技術的範囲に含まれる。
1 画像形成装置 45 定着装置
53 ベルト 60 ヒータ
61 基板 62 抵抗発熱体
70 金属板 75、751 ホルダ
75A1、75A3 開口穴 75C、83C 突起部
75S1 表面 75S2 裏面
81 第1温度検知部材 82 第2温度検知部材
83 第3温度検知部材 83A 側面
91、95 対向部 92、96 延伸部
94、97 開口部 STA、STB スペーサ
ST1、ST3 第1スペーサ ST2、ST4 第2スペーサ

Claims (11)

  1. 基板と、前記基板上に配置された抵抗発熱体と、を有するヒータと、
    前記ヒータに接触する内周面を有し、前記ヒータの周りを回転する無端状のベルトと、
    前記ヒータを保持するホルダと、
    前記ヒータの温度を検知する温度検知部材と、
    前記ヒータと前記温度検知部材との間に配置されたスペーサと、を備え、
    前記スペーサは、
    (i)弾性及び(ii)両面での粘着性の少なくとも一方を有する第1スペーサと、
    前記基板よりも熱伝導率が低い第2スペーサと、を有する、定着装置。
  2. 前記第1スペーサ及び前記第2スペーサのうち一方のスペーサは、前記基板と対向し、
    前記第1スペーサ及び前記第2スペーサのうち他方のスペーサは、前記一方のスペーサと前記温度検知部材とに接触する、請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記基板と前記一方のスペーサとの間に配置され、前記基板より熱伝導率が高い金属板をさらに備える、請求項2に記載の定着装置。
  4. 前記温度検知部材は、所定の温度で通電を遮断する通電遮断部材を少なくとも含む、請求項1から3のいずれか1項に記載の定着装置。
  5. 前記第1スペーサは前記基板と対向し、前記第2スペーサは前記第1スペーサと前記温度検知部材とに接触し、
    前記第1スペーサは、
    前記基板に対向する対向部と、
    前記温度検知部材の側面に沿って延伸し、開口部が形成された延伸部と、を有し、
    前記温度検知部材は、前記側面において突出し前記開口部と嵌合する突起部を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  6. 前記第1スペーサは前記基板と対向し、前記第2スペーサは前記第1スペーサと前記温度検知部材とに接触し、
    前記第1スペーサは、
    前記ホルダに形成された開口穴を介して前記基板に対向する対向部と、
    前記ホルダにおける前記基板に対向する側の表面とは反対側の裏面に沿って延伸し、開口部が形成された延伸部と、を有し、
    前記ホルダは、前記裏面において突出し前記開口部と嵌合する突起部を有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の定着装置。
  7. 前記第1スペーサ及び前記ホルダは、樹脂で形成される、請求項1から6のいずれか1項に記載の定着装置。
  8. 前記第1スペーサは、シリコン系の粘着シートである、請求項1から7のいずれか1項に記載の定着装置。
  9. 前記第2スペーサは、前記基板の表面と平行な方向の熱伝導率が、前記基板の表面と直交する方向の熱伝導率よりも大きい異方性を有する、請求項1から8のいずれか1項に記載の定着装置。
  10. 前記第2スペーサは、グラファイトシートである、請求項9に記載の定着装置。
  11. 請求項1から10のいずれか1項に記載の定着装置を備える、画像形成装置。
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