JP3313889B2 - 画像形成装置の定着装置 - Google Patents

画像形成装置の定着装置

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JP3313889B2 JP13457294A JP13457294A JP3313889B2 JP 3313889 B2 JP3313889 B2 JP 3313889B2 JP 13457294 A JP13457294 A JP 13457294A JP 13457294 A JP13457294 A JP 13457294A JP 3313889 B2 JP3313889 B2 JP 3313889B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の静電写真式等の画像形成装置
に関し、より詳しくは、用紙等の被記録媒体に転写され
たトナー像を定着する定着装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、加熱ローラと押圧ローラとの
対による接触加熱方式による定着方式では、例えば特開
平2−100059号公報に開示されているように、外
周が弾性層の押圧ローラの上側に筒状のアルミ芯金の外
周を弾性層とした筒状の加熱ローラを配置し、この筒内
に棒状(筒状)のハロゲンランプからなる熱源を配置し
た構成が知られている。
【0003】そして、この種の定着装置では、加熱ロー
ラ及び押圧ローラを回転させる必要があるため、そのい
ずれか一方のローラを回転駆動すべく軸支するように構
成される一方、熱源としてのハロゲンランプは加熱ロー
ラの周面を一様の温度に上昇させるため、加熱ローラの
軸心と一致するように平行に配置され、回転する加熱ロ
ーラと無関係に非回転状態で、ハロゲンランプの両端部
が支持され、またハロゲンランプの両端部の電極部に対
して給電端子を接続させて給電しているのが一般的であ
る。
【0004】また、紙ジャム等の発生時に使用者が加熱
ローラに触れて火傷をしないように、定着装置では少な
くとも加熱ローラの外周を覆うようにケース(カバー)
を設けていることが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記ハ
ロゲンランプは長時間の使用により断線する等の寿命が
あるため、当該ハロゲンランプを交換する必要があり、
そのとき、従来では、前記ケース(カバー)を取り外
し、ハロゲンランプの支持部材を分解し、且つ給電端子
を外すという作業を実行していたから、その交換作業に
手間が掛かると共に種々の工具を必要とするという問題
があった。
【0006】本発明は、これらの技術的課題を解決すべ
くなされたものであって、熱源としての棒状のヒータ体
の交換作業の容易な画像形成装置の定着装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ほぼ水平な回転軸線回りに
回転する加熱ローラと押圧ローラとにより、トナー像が
転写された被記録媒体に熱と圧力を付与してトナー像を
定着させるように構成した画像形成装置の定着装置にお
いて、前記加熱ローラと押圧ローラとの外周を覆うよう
にした本体ケースの側板に、筒状の加熱ローラの内径部
に挿通させる棒状のヒータ体を、その軸線方向に差し込
ための開口部を形成し、本体ケース内には、前記ヒー
タ体の長手方向両端部に形成された電極部を支持し、且
つ給電するための一対の支持手段を設け、少なくとも一
方の支持手段を、ヒータ体の軸線方向に弾性変位してヒ
ータ体の電極部に弾性的に押圧接触させて支持するよう
に構成し、前記両支持手段における前記電極部との少な
くとも一方の接合部が前記開口部の開口面積内に位置す
るよう配置したものである。
【0008】また、請求項2記載の画像形成装置の定着
装置は、請求項1に記載の構成の他に、前記本体ケース
を、前記加熱ローラ及び押圧ローラの各々左右両端の軸
受け部を支持する下ケースと、加熱ローラの上面を覆い
且つ下ケースに対して取付く上ケースとにより構成し、
上ケースの左右両側板には、筒状の加熱ローラの内径部
に挿通させる棒状のヒータ体を差し込む開口部を形成
し、前記左右一対の支持手段を上ケースの内面に取り付
けたものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は画像形成装置としてのレーザビーム式プ
リンタ1の概略側断面図、図2は定着装置の縦断面図で
ある。本実施例のプリンタ1における本体ケース2内の
下部に給紙部としての給紙カセット3を着脱自在に装着
し、複数の給紙ローラ4等により、給紙カセット3内に
積層された被記録媒体としての用紙Pが一枚ずつに分離
されて用紙中途ガイド板5や給送ローラ対6を介して画
像形成ユニット7と転写ユニット台8上の転写ローラ9
との間に送られる。
【0010】画像形成ユニット7は、感光体ドラム10
と、トナータンクや現像ローラ12等からなる現像装置
ユニット11と、帯電ローラ等からなる帯電装置13、
クリーニング(図示しない)装置等を1つのキットとし
てケース内に収納して単一ユニットを構成している。画
像形成ユニット7の上方には、レーザ発光部23、レン
ズ24、反射鏡25等からなるスキャナユニット22が
配置されており、転写ユニット台8の下方には、前記帯
電装置13や転写ローラ9の高電圧を印加するための高
電圧基板26が配置され、定着装置15の下方に制御基
板27が配置されている。
【0011】帯電装置13にて予め帯電させた感光体ド
ラム10の表面に、図示しないホストコンピュータ等の
外部機器から伝送された画像データに応じて、スキャナ
ユニット22から発射された光を照射して、感光体ドラ
ム10の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像ローラ
12を回転して帯電させた粉体状のトナーの供給により
前記潜像を可視像化するという現像を実行した後、この
感光体ドラム10と転写ローラ9との間の転写部位に供
給された用紙Pに前記トナー像を転写する。次に、電気
絶縁性を有する合成樹脂製の転写ユニット台8表面側
(上側)のフイン状の通過ガイド部材32上を滑って搬
送される用紙Pは、定着装置15における加熱ローラ1
6と押圧ローラ17との間(定着部位)を通過して、前
記転写されたトナー像に熱及び圧力を付加して用紙Pに
トナー像を定着させる。その後、その用紙Pは排紙ガイ
ド板18、中間ローラ対19、排紙ローラ対20を介し
て本体ケース2上面の用紙トレイ21に排紙されるもの
である。
【0012】次に、定着装置15の構成について、図2
〜図6を参照しながら詳述すると、定着装置15のケー
スは、図5に示すように、前記加熱ローラ16及び押圧
ローラ17を上下から覆うようにした上下一対のケース
36,35から構成されている。実施例では、前記加熱
ローラ16及び押圧ローラ17の各々の左右両端の軸受
部を支持する左右一対の支持側板35a,35aを備え
た下ケース35と、前記加熱ローラ16の上方を覆い、
且つ下ケース35に対して着脱自在な上ケース36とに
より構成し、上下ケース36,35は各々エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、AB
S樹脂等の電気絶縁性且つ耐熱性合成樹脂を射出成形に
て一体的に形成したものである。
【0013】下ケース35における左右一対の支持側板
35a,35aには、図2及び図5に示すように、下側
の押圧ローラ17の左右両側端の軸受37(図3で一方
のみ示す)を上下動自在に案内する長溝38と、加熱ロ
ーラ16の略円筒状の軸受部材39,39が嵌まる大径
の軸受孔40とが連続状に形成されており、前記軸受3
7を図示しないコイルバネにて上向きに押すことによ
り、押圧ローラ17の上面が加熱ローラ16の下面に押
圧されるように構成されている。
【0014】押圧ローラ17の前後部位を挟み且つその
軸線とほぼ平行状に延びる上流側ガイド板41と下流側
ガイド板42との左右両側端部は、図5に示すように、
前記左右一対の支持側板35a,35aに一体的に連設
されている。上流側ガイド板41における複数のフイン
部41aは、図5に示すように、押圧ローラ17の軸線
方向に適宜間隔にて立設され、各フイン部41aの上端
縁は、図4に示すように、前端(用紙Pの搬送方向上流
側)が低く、押圧ローラ17の周面に接近するにつれて
定着部位Aに近くなるように傾斜している。同様にし
て、下流側ガイド板42における複数のフイン部42a
は押圧ローラ17の軸線方向に適宜間隔にて立設され、
各フイン部44aの上端縁は前端が定着部位Aに近い低
い位置で、押圧ローラ17から離れるにつれて(用紙P
の搬送方向下流側)加熱ローラ16の上面とほぼ同じ高
さ位置になるように傾斜している。
【0015】加熱ローラ16は、アルミ等の熱伝導性の
高い材料からなる筒部の外周にシリコーン樹脂や珪素樹
脂等のゴム弾性を有する弾性層と、その表面の離型性樹
脂表面層(ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロ
アルコキシ−チトラフルオロエチレン共重合体等)とを
有している。この離型性樹脂表面層により、定着時に用
紙Pに軟化して定着されたトナーが再度加熱ローラ16
を介して次の用紙Pの表面に転写される、いわゆるオフ
セット現象を防止できるものである。
【0016】前記円筒状の加熱ローラ16の円周面を一
様の温度(例えば、170℃〜200℃)に保持するた
めの熱源としてのハロゲンランプ等の直線状(筒状)の
ヒータ体43は、図2に示すように、加熱ローラ16の
長さより長く、ヒータ体43の左右両側端部は加熱ロー
ラ16の左右両側端から外に適宜寸法だけ突出してお
り、後述する支持手段によりヒータ体43の左右両側端
部における電極端子43a,43aに電気的に接続させ
ると共に加熱ローラ16の軸心と一致するように支持さ
れている。
【0017】そして、前記上ケース36には、図5に示
すように、前記加熱ローラ16の内径部から外向きに突
出するハロゲンランプ等の直線状(筒状)のヒータ体4
3の左右両側端部を覆う下向きの側カバー部36b,3
6bが天板36aの左右両側端から下向きに延びるよう
に一体的に設られている。ヒータ体43の左右両側端部
における電極端子43a,43aに電気的に接続させて
電力を供給すると共に支持するための支持手段としての
一対のホルダ46,46は、図2に示すように、側面視
横向きL字状に形成されたばね弾性を有する金属板から
なり、両ホルダ46,46の水平部基端を上ケース36
における天板36a下面にネジ47にて固定する。そし
て、左右両ホルダ46,46の下端を内向きに屈曲させ
た接合部46a,46aをヒータ体43の左右両電極端
子43a,43aの凹端面部に弾性的に押圧接触させて
支持するものである(図2及び図3参照)。
【0018】他方、前記上ケース36における左右両側
カバー部36b,36bの下端には、図5に示すよう
に、切欠き形成された下向き開放状の開口部55,55
が形成されている。この各開口部55と前記各ホルダ4
6の接合部46aとの配置関係は、図2及び図6に示す
ように、開口部55の開口面積部分内に前記接合部46
aが位置するように設定するものである。
【0019】なお、上ケース36の天板36aの上面に
露出させた前記ネジ47の箇所等の給電部に配線60,
60を接続し、その配線60,60を前記制御基板27
等に設けた電力回路61に接続することにより、ヒータ
体43に電力を供給するものである。また、前記上ケー
ス36には、隣接する画像形成ユニット7の後端に対峙
するようにした複数枚の防熱壁44,45が加熱ローラ
16の軸線に沿って上ケース36における天板36aか
ら下向きに延び、少なくとも加熱ローラ16の円周の上
半部を覆うように一体的に形成されている(図4参
照)。他の実施例としては防熱壁の枚数を3枚以上にし
ても良く、前記各実施例において、防熱壁間と天板36
aとで囲まれるようにした空気溜まり56を設けること
が好ましい。
【0020】さらに、上ケース36のうち用紙Pの搬送
方向下流側には、用紙剥離ガイド部材48が天板36a
から下向きに延び、加熱ローラ16の後側周面に下端縁
部48aが隙間0.2mm〜0.5mm程度で近接する
ように配置するように一体的に設けられている(図4参
照)。この用紙剥離ガイド部材48は加熱ローラ16の
軸線と平行状であって、且つ加熱ローラ16の長さとほ
ぼ同じ長さを有している。
【0021】そして、図4に示すように、上ケース36
の天板36a下面には、前記用紙剥離ガイド部材48に
下端縁が連設されて上向き凸状の湾曲するリブ50を加
熱ローラ6の軸線方向に適宜間隔にて複数箇所で下向き
に突設されている。なお、上ケース36のうち用紙Pの
搬送方向下流側には、前記リブ50の下端縁よりも下位
置に下周面を有する遊びコロ51を軸52に回転自在に
複数配置している。
【0022】これらの構成により、定着時に加熱ローラ
16の円周面にほぼ沿ってカールする用紙Pの先端が用
紙剥離ガイド部材48の下端縁部48aにて剥離され、
次いでリブ50の下端縁に用紙Pの先端が摺接しつつ搬
送下流側に送られる。そして、用紙Pの先端が中間ロー
ラ対19に挟持されて給送されるとき、加熱ローラ16
の円周面と同じ方向に湾曲している用紙Pの上面(トナ
ーが定着された面)は上向きに凸状のリブ50の下端縁
には摺接しない。しかも、自由に回転する遊びコロ51
の円周面に沿って円滑に給送されるから用紙P上面のト
ナーが定着後に剥離しないし、リブ50の縁や遊びコロ
51の円周面にも付着しないから画像の質を悪化させな
いのである。
【0023】上述のように、2つに分割された下ケース
35と上ケース36とは、下ケース35に予め押圧ロー
ラ17と加熱ローラ16とを組み込む一方、上ケース3
6に遊びコロ51を取りつけた後、下ケース35におけ
る左右一対の支持側板35a,35aの上端面に前記上
ケース36の天板36aを載置して被せ、支持側板35
a,35aの上端部に形成された複数箇所の雌ねじ部5
3に対して上ケース36をねじ54にて締着すれば良い
(図5参照)。
【0024】その後、上ケース36における左右両側カ
バー部36b,36bの開口部55の一方から棒状のヒ
ータ体43を加熱ローラ16の内径部に差し込み、ヒー
タ体43の一方の電極端子43aの凹端面部を前記一方
のホルダ46における接合部46aにヒータ体43の軸
線方向に沿って押圧し、他方の開口部55から差し込ん
だ指62にて接合部46aから電極端子43aが外れな
いように保持する(図6参照)。次いで、図7に示すよ
うに、一方の手の指63で、前記一方の開口部55の内
側に位置するホルダ46を電極端子43aから離れる方
向(図2の二点鎖線で示す方向)に弾性的に撓ませ、該
ホルダ46の接合部46aを電極端子43aの凹端面部
に嵌め入れてからホルダ46から指63を外す。これに
より、一対のホルダ46,46自体の弾性力により、そ
の両接合部46a,46aにてヒータ体43の両電極端
子43a,43aを軸線方向に押圧させた状態で吊懸け
支持することができる。
【0025】そして、ヒータ体43の断線により交換す
る時には、上述の操作と同様にして上ケース36を下ケ
ース35に対して取り外すことなく、新しいヒータ43
と交換することができる。なお、ホルダ46に指62,
63を引っ掛け易くするため、図8に示すように、ホル
ダ46の垂直部等に突起片64を設けても良い。なお、
別の実施例として、図9に示すように、下ケース35に
おける左右両支持側板35a,35aの外面に基端を固
着したホルダ65,65の下端を内向きに屈曲させた接
合部65a(図9では一方のみ示す)にて前記ヒータ体
43の左右両電極端子43a,43aを支持するように
しても良く、この場合には、下ケース35に対する押圧
ローラ17,加熱ローラ16及びヒータ体43という必
要部品の組み込みを完了させた後、上ケース36を被せ
れば良いから、組立作業は一層簡単になる。また、ヒー
タ体43の交換作業時に前記開口部55からヒータ体4
3を差し込んで実行することも、上ケース36を外して
実行することもできるという効果を奏する。
【0026】また、加熱ローラ16の一側外周面に従動
ギヤ57を固定し、上ケース36における前面の空間に
臨ませた図示しない駆動側ギヤから回転力が伝達される
ようにしている。このように組立完了した定着装置15
を、画像形成ユニット7の後端側に隣接して取付けすれ
ば、加熱ローラ16から発散される熱、特に輻射熱は、
前記上ケース36における複数枚の防熱壁44,45に
て遮断される。また、図4に示すように、複数の防熱壁
44,45と天板36a間に空気溜まり56を形成する
ことより、熱不良導体である空気の存在にて、断熱効果
を向上させることができ、画像形成ユニット7方向への
熱放射、熱対流を効果的に無くして、画像形成ユニット
7内のトナーの軟化を防止できて、プリンタ1の長時間
の作動によっても画質を悪化させることがない。
【0027】前記実施例では加熱ローラ16を上側に配
置し、下側に押圧ローラ17を配置した形態であった
が、これに代えて、加熱ローラ16を下ケース35に装
着し、上ケース36に押圧ローラ17を装着した実施例
では、ヒータ体43の左右両電極端子43a,43aを
支持するためのばね金属板製のホルダ(図示せず)を、
加熱ローラ16の外周端部回転自在に軸支するための
下ケース35における支持側板35aの外面等に装着
し、上ケース36に押圧ローラ17を軸支すると共に、
その上ケース36の左右両側カバー部36b,36bに
前記実施例と同様に、開口部55を形成すれば良い。
【0028】以上の各実施例によれば、支持手段は、金
属製の弾性を有するホルダであるから、ヒータ体43を
非回転的に支持すると共に給電手段としての機能も有す
ることになり、ヒータ体43の着脱作業が極めて容易と
なる。しかも、支持手段は上ケース36または下ケース
35に取り付けられており、少なくとも上ケース36に
て覆われる箇所に配置されるから、ヒータ体43への給
電時に使用者等が感電するおそれもないという効果を奏
するのである。
【0029】本発明は、ファクシミリや複写機等の静電
電子写真式画像形成装置における定着装置にも適用でき
ることはいうまでもない。
【0030】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、請求項1
記載の発明の画像形成装置の定着装置は、ほぼ水平な回
転軸線回りに回転する加熱ローラと押圧ローラとによ
り、トナー像が転写された被記録媒体に熱と圧力を付与
してトナー像を定着させるように構成した画像形成装置
の定着装置において、前記加熱ローラと押圧ローラとの
外周を覆うようにした本体ケースの側板に、筒状の加熱
ローラの内径部に挿通させる棒状のヒータ体を、その軸
線方向に差し込むための開口部を形成し、本体ケース内
には、前記ヒータ体の長手方向両端部に形成された電極
部を支持し、且つ給電するための一対の支持手段を設
け、少なくとも一方の支持手段を、ヒータ体の軸線方向
に弾性変位してヒータ体の電極部に弾性的に押圧接触さ
せて支持するように構成し、前記両支持手段における前
記電極部との少なくとも一方の接合部が前記開口部の開
口面積内に位置するよう配置したものである。
【0031】従って、ケース本体の側方の開口部から挿
入したヒータ体を支持手段にて装着すれば、該支持手段
は、ヒータ体を非回転的に支持すると共に給電する機能
を併せ持っており、且つヒータ体の取り付け取り外し作
業に際しても、別段に工具を必要とせず着脱作業が極め
て容易となるという効果を奏する。しかも、支持手段は
本体ケース内に配置されているから、ヒータ体への給電
時に使用者等が感電するおそれもないという効果を奏す
るのである。
【0032】また、請求項2記載の発明の画像形成装置
の定着装置は、請求項1の構成の他に、本体ケースを、
加熱ローラ及び押圧ローラの各々左右両端の軸受け部を
支持する下ケースと、加熱ローラの上面を覆い且つ下ケ
ースに対して取付く上ケースとにより構成し、上ケース
の左右両側板には、筒状の加熱ローラの内径部に挿通さ
せる棒状のヒータ体を差し込む開口部を形成し、左右一
対の支持手段を上ケースの内面に取り付けたものであ
る。
【0033】従って、請求項1記載の発明によるのと同
様の作用・効果を奏すると共に、上下ケースが分割でき
るから定着装置の分解作業が容易になる。そして、上ケ
ースの左右両側板部分で下ケースの左右両側外面を覆う
ようになるから、使用者はローラの回転部分に触れるこ
とがなく安全でるという効果も奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】定着装置の縦断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視側面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視側断面図である。
【図5】下ケース及び上ケースの斜視図である。
【図6】ヒータ体の着脱作業を示す斜視図である。
【図7】ヒータ体の着脱作業を示す断面図である。
【図8】支持手段としてのホルダの他の実施例を示す要
部断面図である。
【図9】支持手段としてのホルダのさらに他の実施例を
示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 本体ケース 7 画像形成ユニット 8 転写ユニット台 10 感光体ドラム 15 定着装置 16 加熱ローラ 17 押圧ローラ 35 下ケース 35a 支持側板 36 上ケース 36a 天板 36b 側カバー部 43 ヒータ体 43a 電極端子 46,65 ホルダ 46a,65a 接合部 55 開口部

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平な回転軸線回りに回転する加熱
    ローラと押圧ローラとにより、トナー像が転写された被
    記録媒体に熱と圧力を付与してトナー像を定着させるよ
    うに構成した画像形成装置の定着装置において、 前記加熱ローラと押圧ローラとの外周を覆うようにした
    本体ケースの側板に、筒状の加熱ローラの内径部に挿通
    させる棒状のヒータ体を、その軸線方向に差し込むため
    開口部を形成し、 本体ケース内には、前記ヒータ体の長手方向両端部に形
    成された電極部を支持し、且つ給電するための一対の支
    持手段を設け、少なくとも一方の支持手段を、ヒータ体の軸線方向に弾
    性変位してヒータ体の電極部に弾性的に押圧接触させて
    支持するように構成し、 前記両支持手段における前記電極部との少なくとも一方
    の接合部が前記開口部の開口面積内に位置するよう配置
    した ことを特徴とする画像形成装置の定着装置。
  2. 【請求項2】 前記本体ケースを、前記加熱ローラ及び
    押圧ローラの各々左右両端の軸受け部を支持する下ケー
    スと、加熱ローラの上面を覆い且つ下ケースに対して取
    付く上ケースとにより構成し、上ケースの左右両側板に
    は、前記筒状の加熱ローラの内径部に挿通させる棒状の
    ヒータ体を差し込む開口部を形成し、前記左右一対の支
    持手段を上ケースの内面に取り付けたことを特徴とする
    請求項1記載の画像形成装置の定着装置。
JP13457294A 1994-06-16 1994-06-16 画像形成装置の定着装置 Expired - Fee Related JP3313889B2 (ja)

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