JP2016053632A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】定着性、耐久性及び搬送性を損なうことなく、簡易な構成で均熱部材に摺動シートを固定できる定着装置を提供することを目的とする。【解決手段】 定着装置は、回転可能な無端ベルト状の定着部材と、定着部材に対向して回転する加圧部材と、定着部材の内側に配設され、部材を介して加圧部材に当接してニップ部を形成するニップ形成部材とを備える定着装置であって、ニップ形成部材は、対向する曲げ部を有する均熱部材と、均熱部材の内部に配置された断熱部材と、断熱部材の上面に配置された吸熱部材と、均熱部材のニップ面を覆い、均熱部材の曲げ部と断熱部材とで挟持された摺動シートとを有している。そして、均熱部材に形成された嵌合部と断熱部材に形成された被嵌合部とが嵌合して、均熱部材と断熱部材とが互いに固定される。このように、簡易な構成(嵌合)で、均熱部材に摺動シートを固定できる。【選択図】図11

Description

本発明は、電子写真方式の画像形成装置における熱方式の定着装置、及びこの定着装置を備えた複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関する。
複写機・プリンタ・ファクシミリ等の画像形成装置では、電子写真記録・静電記録・磁気記録等の画像形成プロセスにより画像が形成される。そして、画像転写方式又は直接方式によって未定着トナー画像が記録媒体シート・印刷紙・感光紙・静電記録紙等の記録媒体に形成される。未定着トナー画像を定着させるための定着装置としては、熱ローラ方式、フィルム加熱方式、電磁誘導加熱方式等の接触加熱方式の定着装置が広く採用されている。
このような定着装置の一例として、ベルト方式の定着装置(例えば、特許文献1参照)やセラミックヒータを用いたサーフ定着(フィルム定着)の定着装置(例えば、特許文献2参照)が知られている。
ベルト方式の定着装置では、近年、電源投入時など常温状態から印刷可能な所定の温度(リロード温度)までに要する時間、すなわちウォームアップ時間の更なる短縮化が望まれている。また、印刷要求を受けた後、印刷準備を経て印字動作を行い排紙完了するまでの時間(ファーストプリント時間)の短縮化も望まれている(課題1)。
さらに、画像形成装置の高速化に伴い、単位時間あたりの通紙枚数が増え、必要熱量が増大している。特に連続印刷の初めに熱量が不足する、いわゆる温度落ち込みが問題となっている(課題2)。
これら課題1、2を解決するために、低熱容量の定着ベルト全体を直接加熱し、伝熱効率を大幅に向上させる構成の定着装置が知られている。この定着装置では、ウォームアップ時間及びファーストプリント時間の更なる短縮化とともに、連続印刷時の熱量不足を解消し、高生産の画像形成装置に搭載されても良好な定着性を得ることができる。
ところで、定着装置は、種々の記録媒体が通紙されることが前提となっており、例えば、定着部材(定着ベルト)の長手方向の発熱幅よりも小さい記録媒体が通紙されることがある。この場合、定着部材の非通紙領域は記録媒体により熱を奪われないため、熱量過多となり温度が上昇する。そのため、定着部材の劣化が進んで寿命が短くなるという問題がある。(課題3)
本発明の課題は、定着性、耐久性及び搬送性を損なうことなく、簡易な構成で均熱部材に摺動シートを固定できる定着装置を提供することを目的とする。
前記課題は、回転可能な無端ベルト状の定着部材と、前記定着部材に対向して回転する加圧部材と、前記定着部材の内側に配設され、定着部材を介して加圧部材に当接してニップ部を形成するニップ形成部材とを備える定着装置であって、前記ニップ形成部材は、対向する曲げ部を有する均熱部材と、前記均熱部材の内部に配置された断熱部材と、前記断熱部材の上面に配置された吸熱部材と、前記均熱部材のニップ面を覆い、前記均熱部材の曲げ部と前記断熱部材とで挟持された摺動シートとを有し、前記均熱部材に形成された嵌合部と前記断熱部材に形成された被嵌合部とが嵌合して、前記均熱部材と前記断熱部材とが互いに固定されることを特徴とする定着装置によって解決される。
本発明の定着装置は、定着性、耐久性及び搬送性を損なうことなく、簡易な構成で均熱部材に摺動シートを固定できる。
ニップ形成部材の一例を示す斜視図である。 画像形成装置の実施形態であるカラープリンタの断面を示す模式図である。 画像形成装置に搭載された定着装置の概略構成図である。 画像形成装置に搭載された定着装置の別の形態を示す概略構成図である。 本実施形態に係るニップ形成部材の分解斜視図である。 本実施形態に係る均熱部材の端部を示す斜視図である。 本実施形態に係る第1の断熱部材の端部を示す斜視図である。 均熱部材と第1の断熱部材の嵌合状態を示す斜視図である。 本実施形態に係る、第1の断熱部材と第2の断熱部材の連結方法を示す斜視図である。 本実施形態に係る第1の吸熱部材の固定方法を示す斜視図である。 ニップ形成部材の組み立て方法を示す分解斜視図である。 均熱部材に設けられた嵌合部の変形例を示す図である。 第1の断熱部材に設けられた被嵌合部の変形例を示す図である。
以下、実施形態について説明する前に、実施形態の理解を容易にするための予備的事項について説明する。
上記の課題3を解決するために、定着ニップを形成するニップ形成部材の一部を高熱伝導材に置き換え、非通紙領域の熱を吸収させることで温度上昇を抑制する技術が提案されている。この技術は、非通紙領域への熱供給を遮断する部材、その駆動機構又は空冷用の送風機構が不要であり、簡素な構成で非通紙領域の温度上昇を抑制できる。
一方、ニップ形成部材は定着ベルトに直接接触して摺動するため、定着ベルトの耐久性が劣化するおそれがある。そこで、ニップ形成部材のニップ面を低摩擦特性の材料からなる摺動シートで覆い、定着ベルトの耐久性を向上できる定着装置が提案されている。
図1は、ニップ形成部材の一例を示す斜視図である。図1に示すように、ニップ形成部材100は、均熱部材110と、均熱部材110のニップ部面を覆う摺動シート120と、熱伝導部材(断熱部材130及び吸熱部材140)とを有する。具体的には、定着ニップの上流側にあり、曲げ部110aの鋭利な先端に摺動シート120を貫通させるとともに、均熱部材110と断熱部材130で摺動シート120を挟持・固定している。
このように構成されたニップ形成部材100では、熱伝導部材に非通紙領域の熱を吸収させることにより、非通紙領域の温度上昇を抑制できる。また、摺動シート120により定着ベルト回転時の摩擦負荷が軽減されるので、定着ベルトの耐久性を向上することができる。
しかしながら、ニップ形成部材100のように摺動シート120を均熱部材110と断熱部材130の間で挟持・固定する構成は、摺動シート120折り曲げ部分の復元力で
断熱部材130が持ち上げられるなど、設置が不安定となる。この場合、非通紙領域の温度上昇の抑制効果が十分に得られず、定着性を損なってしまう。
均熱部材110に断熱部材130を固定するために、均熱部材110にネジ穴を開けて断熱部材130をネジ締結すると、ネジ山を確保するために均熱部材110を厚くする必要があり、コストアップやレイアウトの制限が生じる。一方、断熱部材130にネジ穴を開ける場合は、摺動シート120を挟持させてからネジ締めするため、ニップ面側の摺動シート120にネジ締結用の穴を開ける必要がある。その穴を起点に摺動シート120に破れが生じて定着ベルトの摩擦負荷が増加し、耐久性が低下するおそれがある。
また、摺動シート120を挟持させる方向(ニップ背面側)とネジを締結する方向(ニップ面側)が一致しないため、摺動シート120を挟持させた後に裏返してネジを締結する必要があり、組み立て性が悪いという問題もある。
以下の実施形態では、定着性、耐久性及び搬送性を損なうことなく、簡易な構成で均熱部材に摺動シートを固定できる定着装置について説明する。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図2は、画像形成装置の実施形態であるカラープリンタの断面を示す模式図である。図2に示すように、画像形成装置1の中央には、4つの作像部4Y、4M、4C、4Bkが設けられている。各作像部4Y、4M、4C、4Bkは、カラー画像の色分解成分に対応するイエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(Bk)の異なる現像剤を収容している以外は同様の構成となっている。
各作像部4Y、4M、4C、4Bkは、潜像担持体としてのドラム状の感光体5と、感光体5の表面を帯電させる帯電装置6と、感光体5の表面にトナーを供給する現像装置7と、感光体5の表面をクリーニングするクリーニング装置8等を備える。なお、図2において、イエローの作像部4Yが備える感光体5、帯電装置6、現像装置7、クリーニング装置8のみに符号を付しており、その他の作像部4M、4C、4Bkについては符号を省略している。
各作像部4Y、4M、4C、4Bkの下方には、各感光体5の表面を露光する露光装置9が配置されている。露光装置9は、光源としての半導体レーザ、カップリングレンズ、f−θレンズ、トロイダルレンズ、折り返しミラー及び偏向手段としての回転多面鏡等を備える。露光装置9は、各感光体5に対して色毎に対応した書き込み光(例えば、感光体5に対して書き込み光Ly)を出射して、静電潜像を形成する。
各作像部4Y、4M、4C、4Bkの上方には、転写ベルトユニット10が配設されている。転写ベルトユニット10は、転写体としての転写ベルト11と、1次転写手段としての1次転写ローラ12と、2次転写手段としての2次転写ローラ15と、駆動ローラ16と、従動ローラ17と、ベルトクリーニング装置18とを備える。
転写ベルト11は、無端状のベルトであり、駆動ローラ16及び従動ローラ17によって張架されている。ここでは、駆動ローラ16が回転駆動することによって、転写ベルト11は図中の矢印A1で示す方向に周回走行(回転)する。
1次転写ローラ12は、それぞれ各感光体5との間で転写ベルト11を挟み込んで1次転写ニップを形成している。また、各1次転写ローラ12には、図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加される。
2次転写ローラ15は、駆動ローラ16との間で転写ベルト11を挟み込んで2次転写ニップを形成している。また、各1次転写ローラ12と同様に、2次転写ローラ15にも図示しない電源が接続されており、所定の直流電圧(DC)及び/又は交流電圧(AC)が印加される。
ベルトクリーニング装置18は、転写ベルト11に対向して、当接するように配設されたクリーニングブラシとクリーニングブレードとを有する。転写ベルト11上の残留トナー等の異物をクリーニングブラシとクリーニングブレードとにより掻き取り、除去して、転写ベルト11をクリーニングする。また、ベルトクリーニング装置18は転写ベルト11から除去した残留トナーを搬出し廃棄するための、不図示の排出手段を有する。
画像形成装置1の上部には、ボトル収容部3が設けられており、ボトル収容部3には補給用のトナーを収容したトナーボトル2Y、2C、2M、2Bkが着脱可能に装着されている。トナーボトル2Y、2C、2M、2Bkと各現像装置7との間には、図示しない補給路が設けてあり、この補給路を介して各トナーボトル2から各現像装置7へトナーが補給される。
一方、画像形成装置1の下部には、記録媒体としての用紙Sを収容した給紙トレイ30や、給紙トレイ30から用紙Sを搬出する給紙ローラ31等が設けてある。ここで、記録媒体には、普通紙以外に、厚紙、はがき、封筒、薄紙、塗工紙(コート紙やアート紙等)、トレーシングペーパ及びOHPシート等が含まれる。また、図示しないが、手差し給紙機構が設けてあってもよい。
画像形成装置1内には、用紙Sを給紙トレイ30から二次転写ニップを通過させて装置外へ排出するための搬送路Rが配設されている。搬送路Rにおいて、2次転写ローラ15の位置よりも用紙搬送方向上流側には、二次転写ニップへ用紙Sを搬送する搬送手段としての一対のレジストローラ32が配設されている。
また、2次転写ローラ15の位置よりも用紙搬送方向下流側には、用紙Sに転写された未定着画像を定着するための定着装置20が配設されている。さらに、定着装置20よりも搬送路Rの用紙搬送方向下流側には、用紙を装置外へ排出するための一対の排紙ローラ33が設けられている。また、プリンタ本体の上面部には、装置外に排出された用紙をストックするための排紙トレイ34が設けてある。
次に、図2を参照しながら、画像形成動作について説明する。まず、各感光体5が図示しない駆動装置によって時計回りに回転駆動され、各感光体5の表面が帯電装置6によって所定の極性に一様に帯電される。帯電された各感光体5の表面には、露光装置9からレーザ光がそれぞれ照射され、各感光体5の表面に静電潜像が形成される。このとき各感光体5に露光される画像情報は、所望のフルカラー画像をイエロー(Y)、シアン(C)、マゼンタ(M)及びブラック(Bk)の各トナー色情報に分解した単色の画像情報である。次に、各感光体5上に形成された静電潜像は、各現像装置7により各色トナー(現像剤)が供給されることにより、トナー画像として顕像化(可視像化)される。
また、転写ベルト11は図中の矢印A1方向に周回走行(回転)する一方、各1次転写ローラ12に、トナーの帯電極性と逆極性の1次転写電圧が印加される。これにより、各1次転写ローラ12と各感光体5との間の1次転写ニップにおいてに転写電界が形成される。次いで、各感光体5の回転に伴い、感光体5条の各色のトナー画像が1次転写ニップに達したとき、転写電界により各感光体5上のトナー画像が転写ベルト11の上に順次重ねあわせて転写される。このようにして、転写ベルト11の表面にフルカラーのトナー画像が担持される。また、転写ベルト11に転写しきれなかった各感光体5上のトナーは、クリーニング装置8によって除去される。その後、図示しない除電装置によって各感光体5の表面が除電され、表面電位が初期化される。
画像形成装置1の下部では、給紙ローラ31が回転駆動を開始し、給紙トレイ30から用紙Sが搬送路Rに送り出される。搬送路Rに送り出された用紙Sは、レジストローラ32によってタイミングを計られて、2次転写ローラ15と駆動ローラ16との間の2次転写ニップに送られる。このとき2次転写ローラ15には、転写ベルト11上のトナー画像のトナー帯電極性と逆極性の転写電圧が印加されており、これにより、2次転写ニップに転写電界が形成されている。
次に、転写ベルト11の周回走行に伴って、転写ベルト11上のトナー画像が二次転写ニップに達したときに、二次転写ニップに形成された転写電界によって、転写ベルト11上のトナー画像が用紙S上に一括して転写される。なお、このとき用紙Sに転写しきれなかった転写ベルト11上の残留トナーは、ベルトクリーニング装置18によって除去される。除去されたトナーは図示しない廃トナー収容器へと搬送され回収される。
そして、用紙Sは定着装置20へと搬送され、定着装置20によって用紙S上のトナー画像が当該用紙Sに定着される。そして、用紙Sは、排紙ローラ33によって装置外へ排
出され、排紙トレイ34上にストックされる。
以上の説明は、用紙上にフルカラー画像を形成するときの画像形成動作であるが、4つの作像部4Y、4M、4C、4Bkのいずれか1つを使用して単色画像を形成したり、2つ又は3つの作像部を使用して、2色又は3色の画像を形成したりすることもできる。
図3は、画像形成装置に搭載された定着装置の概略構成図である。図3に示すように、定着装置20は、回転可能な無端ベルト状の定着部材としての定着ベルト21と、定着ベルト21に対向して回転可能に設けられた加圧部材としての加圧ローラ22と、定着ベルト21を加熱する加熱源としてのハロゲンヒータ23とを備える。また、定着装置20は、定着ベルト21の内側に配設されたニップ形成部材24と、ニップ形成部材24を支持する支持部材としてのステー25と、ハロゲンヒータ23から放射される光を定着ベルト21へ反射する反射部材26とを備える。
定着ベルト21は、薄肉で可撓性を有する無端状のベルト部材(フィルムも含む)で構成されている。詳しくは、Ni(ニッケル)もしくはSUS(ステンレス鋼)等の金属材料又はPI(ポリイミド)等の樹脂材料で形成された内周側の基材と、PFA又はPTFE等で形成された外周側の離型層によって構成されている。また、基材と離型層との間に、シリコーンゴム、発泡性シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等のゴム材料で形成された弾性層を介在させてもよい。
加圧ローラ22は、芯金22aと、芯金22aの表面に設けられた発泡性シリコーンゴム、シリコーンゴム、又はフッ素ゴム等から成る弾性層22bと、弾性層22bの表面に設けられたPFA又はPTFE等から成る離型層22cとにより構成されている。加圧ローラ22は、図示しない加圧手段によって定着ベルト21側へ加圧され定着ベルト21を介してニップ形成部材24に当接している。この加圧ローラ22と定着ベルト21とが圧接する箇所では、加圧ローラ22の弾性層22bが押しつぶされることで、所定の幅のニップ部Nが形成されている。
また、加圧ローラ22は、画像形成装置に設けられた図示しないモータ等の駆動源によって回転駆動するように構成されている。加圧ローラ22が回転駆動すると、その駆動力がニップ部Nで定着ベルト21に伝達され、定着ベルト21が従動回転する。
本実施形態では、加圧ローラ22を中実のローラとしているが、中空のローラであってもよい。その場合、加圧ローラ22の内部にハロゲンヒータ等の加熱源を配設してもよい。また、弾性層が無い場合は、熱容量が小さくなり定着性が向上するが、未定着トナーを押しつぶして定着させるときにベルト表面の微小な凹凸が画像に転写されて画像のベタ部に光沢ムラが生じる可能性がある。これを防止するには、厚さ100μm以上の弾性層を設けることが望ましい。厚さ100μm以上の弾性層を設けることで、弾性層の弾性変形により微小な凹凸を吸収することができるので、光沢ムラの発生を回避できる。
弾性層22bはソリッドゴムでもよいが、加圧ローラ22の内部に加熱源が無い場合は、スポンジゴムを用いてもよい。スポンジゴムの方が、断熱性が高まり定着ベルト21の熱が奪われにくくなるのでより望ましい。また、定着回転体と対向回転体は、互いに圧接する場合に限らず、加圧を行わず単に接触させるだけの構成とすることも可能である。
各ハロゲンヒータ23は、それぞれの両端部が定着装置20の側板(不図示)に固定されている。各ハロゲンヒータ23は、画像形成装置に設けられた電源部により出力制御されて発熱するように構成されている。また、定着ベルト21を加熱する加熱源として、ハロゲンヒータ以外に、IHヒータ、抵抗発熱体、又はカーボンヒータ等を用いてもよい。
ニップ形成部材24は、定着ベルト21の軸方向又は加圧ローラ22の軸方向に渡って長手状に配設され、ステー25によって固定支持されている。これにより、加圧ローラ22による圧力でニップ形成部材24に撓みが生じるのを防止し、加圧ローラ22の軸方向に渡って均一なニップ幅が得られるようにしている。ニップ形成部材24の詳細については、後述する。
反射部材26は、ステー25とハロゲンヒータ23との間に配設されている。本実
施形態では、反射部材26をステー25に固定している。また、反射部材26は、ハロゲ
ンヒータ23によって直接加熱されるため、高融点の金属材料等で形成されることが望ましい。このように反射部材26を配設していることにより、ハロゲンヒータ23からステー25側に放射された光が定着ベルト21へ反射される。これにより、定着ベルト21に照射される光量を多くすることができ、定着ベルト21を効率良く加熱することが可能となる。また、ハロゲンヒータ23からの輻射熱がステー25等に伝達されるのを抑制することができるので、省エネルギー化も図れる。
本実施形態の定着装置は、無端ベルトを直接加熱する構成のため、伝熱効率を大幅に向上させることができる。そのため、ウォームアップ時間及びファーストプリント時間の更なる短縮化とともに、連続印刷時の熱量不足を解消し、高生産の画像形成装置に搭載されても良好な定着性を得ることができる。
図4は、画像形成装置に搭載された定着装置の別の形態を示す概略構成図である。図4において、図3と同一物には同符号を付して、その詳細な説明は省略する。図4に示すように、本形態の定着装置20は、用紙幅対応のためハロゲンヒータが3本で構成されている。用紙幅に対応したヒータを設けることで過度の熱量供給を抑制でき、省エネ性の向上ができる。
ところで、定着装置は種々の記録媒体が通紙されることが前提となっており、例えば、定着部材(定着ベルト)の長手方向の発熱幅よりも小さい記録媒体が通紙されることがある。この場合、定着部材の非通紙領域は記録媒体により熱を奪われないため、熱量過多となり温度が上昇する。そのため、定着部材の劣化が進んで寿命が短くなるという問題がある。
そこで、定着ニップを形成するニップ形成部材の一部を高熱伝導材に置き換え、非通紙領域の熱を吸収させることで温度上昇を抑制する。また、ニップ形成部材は定着ベルトに直接接触して摺動するため、定着ベルトの耐久性が劣化するおそれがある。そのため、ニップ形成部材に低摩擦特性の材料からなる摺動シートを備える。
図5は、本実施形態に係るニップ形成部材の分解斜視図である。図5に示すように、ニップ形成部材24は、均熱部材40と、均熱部材40のニップ面を覆う摺動シート50と、第1の断熱部材60a、60bと、第2の断熱部材65と、第1の吸熱部材70と、第2の吸熱部材75とを有する。
均熱部材40は熱伝導の高い材料、例えばCu(銅)からなり、定着ベルトの長手方向に亘って配置されている。均熱部材40は定着ベルトの非通紙領域に過剰に蓄積する熱を吸熱し、その熱を均熱部材40自身の長手方向に移動させる。これにより、定着ベルトの温度分布のばらつきを小さくできる。また、均熱部材40は定着ベルトの内側に形成された対向する曲げ部40a、40bを有し、定着ニップ部の上流側の曲げ部40bの先端は鋭利な形状となっている。
均熱部材40のニップ面を覆う摺動シート50は、低摩擦特性の材料からなり、例えば、東レ社製のトヨフロン(登録商標)等が好ましい。摺動シート50は、均熱部材40の曲げ部40bの鋭利な先端に貫通されるとともに、均熱部材40の曲げ部40a、40b、第1の断熱部材60a、60b及び第2の断熱部材65により挟持・固定されている。
定着ベルトが回転する際、摺動シート50により摩擦負荷が軽減され、定着ベルトへの駆動トルクが低減される。定着ベルトが回転すると、摺動シート50は摺動方向に引っ張られるが、曲げ部40bの先端が摺動シート50を強固に保持する。なお、定着ベルトが逆回転する場合は、曲げ部40aの先端にも鋭利な形状を設けることが有効である。
均熱部材40の内部には、均熱部材40よりも熱伝導率の低い、例えば樹脂からなる第1の断熱部材60a、60b及び第2の断熱部材65が配置されている。第2の断熱部材65は均熱部材40の非通紙領域であって、温度上昇の発生位置にある。第1の断熱部材60a、60bは、第2の断熱部材65の位置を除く、均熱部材40の両端部と中央部にある。
第2の断熱部材65の上面には第2の吸熱部材75が配置され、第1の断熱部材60a、60b及び第2の吸熱部材75の上面には第1の吸熱部材70が配置されている。第1の吸熱部材70及び第2の吸熱部材75も熱伝導の高い材料、例えばCu(銅)からなる。
第1の吸熱部材70及び第2の吸熱部材75は、ニップ形成部材24の厚み方向への熱移動を促進して熱を吸収する。すなわち、第1の吸熱部材70及び第2の吸熱部材75は、均熱部材40の熱容量を補うためのものであり、特に第1の吸熱部材70は大きい熱容量を有するか、又は放熱性を高めるために表面積を大きくすることが望ましい。また、第2の吸熱部材75は、非通紙領域の温度上昇の大きさに応じて厚みや長さを調整する。
一方、第1の断熱部材60a、60bは第1の吸熱部材70が定着ベルトから過剰に熱を吸熱することを防いでいる。これにより、定着ベルトの温度落ち込みを防止し、定着不良や、ウォームアップ時間と消費電力の増大を防ぐことができる。また、第2の断熱部材65は、均熱部材40から第2の吸熱部材75を介して第1の吸熱部材70に移動する熱量を調整する役割を担う。そのため、第2の吸熱部材75と同様に、非通紙領域の温度上昇の大きさに応じて厚みや長さを調整する。
以下より、第1の断熱部材60a、60bと、第2の断熱部材65と、第1の吸熱部材70と、第2の吸熱部材75とで一体に構成される部材を総称して、熱伝導部材80と呼ぶ。すなわち、ニップ形成部材24は均熱部材40と、均熱部材40に備わる摺動シート50と、熱伝導部材80により構成される。
続いて、本発明の特徴である均熱部材と熱伝導部材の固定方法について詳細に説明する。
図6は、本実施形態に係る均熱部材の端部を示す斜視図であり、図7は、本実施形態に係る第1の断熱部材の端部を示す斜視図である。また、図8は、均熱部材と第1の断熱部材の嵌合状態を示す斜視図である。
図6に示すように、均熱部材40の端には、均熱部材40と同じ材質でL型の嵌合部45が均熱部材40の曲げ部40a、40bから略中心に形成されている。この嵌合部45は均熱部材40の不図示の他端にも形成されている。また、嵌合部45の嵌合部分の幅をH1、嵌合部45の深さをD1、嵌合部45自体の幅をWとする。
一方、図7に示すように、第1の断熱部材60aの一端はU形状となっている。そのU字型の内側底面には被嵌合部62が形成され、U字型の底面から更に長手方向にはネジ穴64が設けられている。また、被嵌合部62の高さをH2、被嵌合部62の奥行きをD2、被嵌合部62の端面から第1の断熱部材60aの端面までの長さをLとする。
均熱部材40の嵌合部45の幅(H1)は、第1の断熱部材60aの被嵌合部62の高さ(H2)に対し、遊びが少ないか又は遊びのない寸法とする。また、嵌合部45の深さ(D1)は、被嵌合部62の奥行き(H2)よりも小さい寸法とする。これにより、図8に示すように、嵌合部45と被嵌合部62とが嵌合でき、嵌合部45と被嵌合部62の接触面には摩擦力が発生するので、均熱部材40と第1の断熱部材60aとが互いに固定される。なお、嵌合部自体の幅(W)は、均熱部材40と第1の断熱部60aが適切に固定されるように定めればよい。
図9は、本実施形態に係る、第1の断熱部材と第2の断熱部材の連結方法を示す斜視図である。図9に示すように、第1の断熱部材60a、60bには断面が矩形状の2つの凹部63が形成されている。一方、第2の断熱部材65の長手方向の端面には、断面が矩形状の2つの凸部67が形成されている。第1の断熱部材60a、60bの凹部63の断面は、第2の断熱部材65の凸部67の断面に対し、遊びが少ないか又は遊びのない寸法とする。また、凹部63と凸部67とは互いに挿入できる位置関係にあり、これらを挿入した際、第1の断熱部材60a、60bと第2の断熱部材65とは3つの側面が段差のない状態に連結される。
図10は、本実施形態に係る第1の吸熱部材の固定方法を示す斜視図である。図10に示すように、第1の吸熱部材70は通し穴72を有している。一方、第1の断熱部材60aにはネジ穴64が形成されているので、第1の吸熱部材70と第1の断熱部材60aとは、締結部材であるネジ77により互いに固定される。上述したように、第1の断熱部材60aは均熱部材40に固定されているため、第1の吸熱部材70は第1の断熱部材60aに固定するだけで、均熱部材40に対して固定できる。そのため、ネジ締結を必要最小限に抑えることができ、組付け作業性の向上とコストアップを抑制できる。
次に、ニップ形成部材の組立方法の一例について説明する。図11は、ニップ形成部材の組み立て方法を示す分解斜視図である。まず、図11の下段に示すように、均熱部材40に摺動シート50を取り付ける。次に、図11の中段の、AとBで示される、第1の断熱部材60aと第2の断熱部材65とを連結する。
次いで、各第2の断熱部材65の上に第2の吸熱部材75を配置する。そして、その第2の吸熱部材75を挟持するように、AとBで示される第2の断熱部材65と第1の断熱部材60bとを連結する。続いて、第1の吸熱部材70を、第1の断熱部材60aにネジ77で締結すれば、熱伝導部材80が完成する。
次に、均熱部材40に熱伝導部材80を固定する。熱伝導部材80の両端部(第1の断熱部材60a)は、図7に示すように、被嵌合部62の端面が第1の断熱部材60aの端面に対して長さLだけ奥に位置している。そのため、熱伝導部材80の一端の被嵌合部62を均熱部材40の嵌合部45に嵌合させると、熱伝導部材80の他端の被嵌合部62に対向する嵌合部45に対し、長さ2L程度のクリアランス(隙間)ができる。そのクリアランスにより、熱伝導部材80全体が均熱部材40内に収まる。熱伝導部材80を長手方向に平行移動させて、熱伝導部材80の両端の被嵌合部62をそれぞれ嵌合部45に嵌合させれば、熱伝導部材80と均熱部材40とが互いに固定される。以上により、ニップ形成部材24が完成する。
完成したニップ形成部材24を、図3又は図4に示すように、定着ベルト21の軸方向又は加圧ローラ22の軸方向に渡って長手状に配設し、ステー25によって固定支持すれば、本実施形態に係る定着装置20が完成する。
以上説明したように、本実施形態に係る定着装置は、均熱部材に形成された嵌合部と、断熱部材に形成された被嵌合部とが嵌合して、均熱部材と断熱部材とが互いに固定される。そのため、均熱部材と断熱部材とに挟持された摺動シートを確実に固定できる。また、均熱部材と断熱部材の固定にネジ締結を行わないため、ネジ山を確保するために均熱部材を厚くするといったレイアウト変更が不要である。あるいは、ニップ面側の摺動シートと均熱部材にネジ締結用の穴を設ける必要がなく、摺動シートの耐久性を損なうことや、記録媒体の搬送性を損なうこともない。
また、本実施形態に係る定着装置は、定着ニップを形成するニップ形成部材により非通紙領域の熱を吸収させることで温度上昇を抑制できる。そのため、簡素な構成で非通紙領域の温度上昇を抑制でき、定着性を向上できる。また、ニップ形成部材には低摩擦特性の材料からなる摺動シートを備えるので、定着ベルトの耐久性を向上できる。
(変形例)
本発明は、上記実施例に限られるものではなく、この発明の範囲内で種々変更可能である。
図12は、均熱部材に設けられた嵌合部の変形例を示す図であり、図13は、第1の断熱部材に設けられた被嵌合部の変形例を示す図である。図12において図6と同一物、又は図13において図7と同一物には、同一符号を付してその詳細な説明は省略する。まず、図12に示すように、嵌合部45は均熱部材40の両端以外に設けてもよい。また、図13に示すように、第1の断熱部材の平面視で矩形状の穴に、均熱部材の嵌合部と嵌合する被嵌合部62を形成してもよい。このように、均熱部材40と第1の断熱部材60aとの嵌合部分は、均熱部材40の端部又は第1の断熱部材60aの端部に限定されず、ニップ形成部材の仕様に応じて定めてよい。
先に示した図9のように、第1の断熱部材60a、60bと第2の断熱部材は矩形状の2つの凹部63及び凸部67によって連結されている。ここで、凹部63及び凸部67の断面は矩形状に限定されず、円形でも楕円形でもよい。また、凹部63及び凸部67の個数も2個に限定されず、凹部63及び凸部67の幅を大きくして、それぞれ1個で連結してもよい。または、3つ以上の凹部63及び凸部67を設けてもよい。
先に示した図10のように、第1の吸熱部材70は第1の断熱部材60aとネジ締結により固定されている。変形例としてネジ締結ではなく、第1の吸熱部材70に凸部を形成し、第1の断熱部材60aにその凸部に嵌合する凹部を形成して、それら凹凸部により第1の吸熱部材70と第1の断熱部材60aとを固定してもよい。これにより、ニップ形成部材の組み立てにネジが不要となる。
1 画像形成装置
2 トナーボトル
3 ボトル収容部
4 作像部
5 感光体
6 帯電装置
7 現像装置
8 クリーニング装置
9 露光装置
10 転写ベルトユニット
11 転写ベルト
12 1次転写ローラ
15 2次転写ローラ
16 駆動ローラ
17 従動ローラ
18 ベルトクリーニング装置
20 定着装置
21 定着ベルト
22 加圧ローラ
22a 芯金
22b 弾性層
22c 離型層
23 ハロゲンヒータ
24、100 ニップ形成部材
25 ステー
26 反射部材
30 給紙トレイ
31 給紙ローラ
32 レジストローラ
33 排紙ローラ
34 排紙トレイ
40、110 均熱部材
40a、40b、110a 曲げ部
45 嵌合部
50、120 摺動シート
60a、60b 第1の断熱部材
62 被嵌合部
63 (第1の断熱部材の)凹部
64 (第1の断熱部材の)ネジ穴
65 第2の断熱部材
67 (第2の断熱部材の)凸部
70 第1の吸熱部材
72 (第1の吸熱部材の)通し穴
75 第2の吸熱部材
77 ネジ
80 熱伝導部材
130 断熱部材
140 吸熱部材
S 用紙(記録媒体)
特開2004−286922号公報 特許2861280号公報

Claims (4)

  1. 回転可能な無端ベルト状の定着部材と、前記定着部材に対向して回転する加圧部材と、前記定着部材の内側に配設され、定着部材を介して加圧部材に当接してニップ部を形成するニップ形成部材とを備える定着装置であって、
    前記ニップ形成部材は、対向する曲げ部を有する均熱部材と、前記均熱部材の内部に配置された断熱部材と、前記断熱部材の上面に配置された吸熱部材と、前記均熱部材のニップ面を覆い、前記均熱部材の曲げ部と前記断熱部材とで挟持された摺動シートとを有し、
    前記均熱部材に形成された嵌合部と前記断熱部材に形成された被嵌合部とが嵌合して、前記均熱部材と前記断熱部材とが互いに固定されることを特徴とする定着装置。
  2. 前記断熱部材は、凹部が形成された第1の断熱部材と、凸部が形成された第2の断熱部材とからなり、前記凹部と前記凸部とが嵌合して、前記第1の断熱部材と前記第2の断熱部材とが連結されることを特徴とする請求項1に記載の定着装置。
  3. 前記吸熱部材は、前記熱均熱部材に嵌合した前記断熱部材に締結部材で固定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の定着装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の定着装置を備えることを特徴とする画像形成装置。
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