JPH07334029A - 画像形成装置における定着装置 - Google Patents

画像形成装置における定着装置

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JPH07334029A
JPH07334029A JP12613094A JP12613094A JPH07334029A JP H07334029 A JPH07334029 A JP H07334029A JP 12613094 A JP12613094 A JP 12613094A JP 12613094 A JP12613094 A JP 12613094A JP H07334029 A JPH07334029 A JP H07334029A
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JP
Japan
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heating roller
temperature
roller
fixing device
heater body
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JP12613094A
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English (en)
Inventor
Junji Uehara
淳治 上原
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内径部にヒータ体43を配置した加熱ローラ
16を有する定着装置15の温度管理を正確に行えるよ
うにする。 【構成】 ほぼ水平軸線回りに回転する筒状の加熱ロー
ラ16の内径部にその軸線に沿って配置した棒状のヒー
タ体43の端部43aを加熱ローラ16の端部より外に
突出させてホルダ46にて支持すると共に、給電するよ
うに構成する一方、加熱ローラ16と押圧ローラとの外
周を覆うようにした上下ケース36,35内には、温度
制限用の温度ヒューズまたはサーモスタット等の感温素
子58を、加熱ローラ16の端部より外であって、突出
させたヒータ体43の周面と直接対峙し、且つヒータ体
43を含む水平面より下方に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタ、複写
機、ファクシミリ装置等の静電写真式等の画像形成装置
に関し、より詳しくは、用紙等の被記録媒体に転写され
たトナー像を定着する定着装置の構造に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、加熱ローラと押圧ローラとの
対による接触加熱方式による定着方式では、例えば特開
平2−100059号公報に開示されているように、外
周が弾性層の押圧ローラの上側に筒状のアルミ芯金の外
周を弾性層とした筒状の加熱ローラを配置し、この筒内
に棒状(筒状)のハロゲンランプからなる熱源を配置し
た構成が知られている。
【0003】そして、この種の定着装置では、加熱ロー
ラ及び押圧ローラを回転させる必要があるため、そのい
ずれか一方のローラを回転駆動すべく軸支するように構
成される一方、熱源としてのハロゲンランプは加熱ロー
ラの周面を一様の温度に上昇させるため、加熱ローラの
軸心と一致するように平行に配置され、回転する加熱ロ
ーラと無関係に非回転状態で、ハロゲンランプの両端部
が支持され、またハロゲンランプの両端部の電極部に対
して給電端子を接続させて給電しているのが一般的であ
る。
【0004】また、紙ジャム等の発生時に使用者が加熱
ローラに触れて火傷をしないように、定着装置では少な
くとも加熱ローラの外周を覆うようにケースを設けてい
ることが知られている。さらに、前記ハロゲンランプ等
の熱源から発生する熱量が多すぎるため、定着装置のケ
ースが焦げたり、画像形成装置の合成樹脂製のカバー体
が焦げたりして火災になるのを防止すべく、一般に熱が
こもり易い定着装置のケースの天井部内面における加熱
ローラの周面上方位置に、温度ヒューズやサーモスタッ
ト等の感温素子を配置していた。そして、温度ヒューズ
の場合には、定着装置のケース内温度が危険温度に達す
るとヒータ体や画像形成装置全体への電力供給を遮断
し、サーモスタット等の温度制限器では、定着装置にお
ける加熱ローラの外周面が定着作業に適応する所定温度
に保持されるように温度を感知してヒータ体への電力供
給をON・OFF制御するのに利用するようにしてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
温度ヒューズやサーモスタット等の感温素子を、定着装
置のケースの天井部内面であって、加熱ローラの周面上
方位置に配置した場合には、次のような不都合があっ
た。即ち、加熱ローラが冷えた状態の画像形成装置を作
動させる、いわゆるコールドスタートの場合にヒータ体
が異常な速度で昇温したとしても、感温素子は冷えた加
熱ローラを介して間接的に温度を感知していること、及
び定着装置のケース内の熱不良導体である空気の温度は
直ちに危険温度まで上昇せず、従って、感温素子で危険
温度であると感知するのに時間遅れが生じ、火災の危険
を迅速に感知できないという不都合がある。
【0006】この不都合を解消するため、危険温度の設
定値を低くした感温素子を用いると、画像形成装置の正
常な連続動作時には、事実上危険な温度でないのに感温
素子で危険温度であると判別し、頻繁にヒータ体や画像
形成装置自体への電力供給が遮断されて、正常な画像形
成作業が継続できなくなる。回復不可能な温度ヒューズ
の場合には、頻繁に交換しなければならなず、その交換
作業に手間が掛かるという問題があった。
【0007】本発明は、これらの技術的課題を解決すべ
くなされたものであって、ヒータ体の温度感知が正確に
できる画像形成装置における定着装置を提供することを
目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の画像形成装置における定着装置は、ほぼ水
平な回転軸線回りに回転する筒状の加熱ローラと押圧ロ
ーラとにより、トナー像が転写された用紙等の被記録媒
体に熱と圧力を付与してトナー像を定着させるように構
成した画像形成装置の定着装置であって、筒状の加熱ロ
ーラの内径部にその軸線に沿って配置した棒状のヒータ
体の少なくとも一方の端部を加熱ローラの端部より外に
突出させる一方、加熱ローラと押圧ローラとの外周を覆
うようにした本体ケース内には、温度制限用の感温素子
を、加熱ローラの端部より外であって、突出させたヒー
タ体の周面と直接対峙し、且つヒータ体を含む水平面よ
り下方に配置したものである。
【0009】
【実施例】次に、本発明を具体化した実施例について説
明する。図1は画像形成装置としてのレーザビーム式プ
リンタ1の概略側断面図、図2は定着装置の縦断面図で
ある。本実施例のプリンタ1における本体ケース2内の
下部に給紙部としての給紙カセット3を着脱自在に装着
し、複数の給紙ローラ4等により、給紙カセット3内に
積層された被記録媒体としての用紙Pが一枚ずつに分離
されて用紙中途ガイド板5や給送ローラ対6を介して画
像形成ユニット7と転写ユニット台8上の転写ローラ9
との間に送られる。
【0010】画像形成ユニット7は、感光体ドラム10
と、トナータンクや現像ローラ12等からなる現像装置
ユニット11と、帯電ローラ等からなる帯電装置13、
クリーニング(図示しない)装置等を1つのキットとし
てケース内に収納して単一ユニットを構成している。画
像形成ユニット7の上方には、レーザ発光部23、レン
ズ24、反射鏡25等からなるスキャナユニット22が
配置されており、転写ユニット台8の下方には、前記帯
電装置13や転写ローラ9の高電圧を印加するための高
電圧基板26が配置され、定着装置15の下方に制御基
板27が配置されている。
【0011】帯電装置13にて予め帯電させた感光体ド
ラム10の表面に、図示しないホストコンピュータ等の
外部機器から伝送された画像データに応じて、スキャナ
ユニット22から発射された光を照射して、感光体ドラ
ム10の表面に静電潜像を形成し、次いで、現像ローラ
12を回転して帯電させた粉体状のトナーの供給により
前記潜像を可視像化するという現像を実行した後、この
感光体ドラム10と転写ローラ9との間の転写部位に供
給された用紙Pに前記トナー像を転写する。次に、電気
絶縁性を有する合成樹脂製の転写ユニット台8表面側
(上側)のフイン状の通過ガイド部材32上を滑って搬
送される用紙Pは、定着装置15における加熱ローラ1
6と押圧ローラ17との間(定着部位)を通過して、前
記転写されたトナー像に熱及び圧力を付加して用紙Pに
トナー像を定着させる。その後、その用紙Pは排紙ガイ
ド板18、中間ローラ対19、排紙ローラ対20を介し
て本体ケース2上面の用紙トレイ21に排紙されるもの
である。
【0012】次に、定着装置15の構成について、図2
〜図6を参照しながら詳述すると、定着装置15のケー
スは、図5に示すように、前記加熱ローラ16及び押圧
ローラ17を上下から覆うようにした上下一対のケース
36,35から構成されている。実施例では、前記加熱
ローラ16及び押圧ローラ17の各々の左右両端の軸受
部を支持する左右一対の支持側板35a,35aを備え
た下ケース35と、前記加熱ローラ16の上方を覆い、
且つ下ケース35に対して着脱自在な上ケース36とに
より構成し、上下ケース36,35は各々エポキシ樹
脂、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂、AB
S樹脂等の電気絶縁性且つ耐熱性合成樹脂を射出成形に
て一体的に形成したものである。
【0013】下ケース35における左右一対の支持側板
35a,35aには、図2及び図5に示すように下側の
押圧ローラ17の左右両側端の軸受37(図3で一方の
み示す)を上下動自在に案内する長溝38と、加熱ロー
ラ16の略円筒状の軸受部材39,39が嵌まる大径の
軸受孔40とが連続状に形成されており、前記軸受37
を図示しないコイルバネにて上向きに押すことにより、
押圧ローラ17の上面が加熱ローラ16の下面に押圧さ
れるように構成されている。
【0014】押圧ローラ17の前後部位を挟み且つその
軸線とほぼ平行状に延びる上流側ガイド板41と下流側
ガイド板42との左右両側端部は、図5に示すように、
前記左右一対の支持側板35a,35aに一体的に連設
されている。上流側ガイド板41における複数のフイン
部41aは、図5に示すように、押圧ローラ17の軸線
方向に適宜間隔にて立設され、各フイン部41aの上端
縁は、図4に示すように、前端(用紙Pの搬送方向上流
側)が低く、押圧ローラ17の周面に接近するにつれて
定着部位Aに近くなるように傾斜している。同様にし
て、下流側ガイド板42における複数のフイン部42a
は押圧ローラ17の軸線方向に適宜間隔にて立設され、
各フイン部44aの上端縁は前端が定着部位Aに近い低
い位置で、押圧ローラ17から離れるにつれて(用紙P
の搬送方向下流側)加熱ローラ16の上面とほぼ同じ高
さ位置になるように傾斜している。
【0015】加熱ローラ16は、アルミ等の熱伝導性の
高い材料からなる筒部の外周にシリコーン樹脂や珪素樹
脂等のゴム弾性を有する弾性層と、その表面の離型性樹
脂表面層(ポリテトラフルオロエチレン、パーフルオロ
アルコキシ−チトラフルオロエチレン共重合体等)とを
有している。この離型性樹脂表面層により、定着時に用
紙Pに軟化して定着されたトナーが再度加熱ローラ16
を介して次の用紙Pの表面に転写される、いわゆるオフ
セット現象を防止できるものである。
【0016】前記円筒状の加熱ローラ16の円周面を一
様の温度(例えば、170℃〜200℃)に保持するた
めの熱源としてのハロゲンランプ等の直線状(筒状)の
ヒータ体43は、図6に示すように、加熱ローラ16の
長さより長く、ヒータ体43の左右両側端部は加熱ロー
ラ16の左右両側端から外に適宜寸法だけ突出してお
り、後述する支持手段によりヒータ体43の左右両側端
部における電極端子43a,43aに電気的に接続させ
ると共に加熱ローラ16の軸心と一致するように支持さ
れている。
【0017】そして、前記上ケース36には、図5に示
すように、前記加熱ローラ16の内径部から外向きに突
出するハロゲンランプ等の直線状(筒状)のヒータ体4
3の左右両側端部を覆う下向きの側カバー部36b,3
6bが天板36aの左右両側端から下向きに延びるよう
に一体的に設られている。ヒータ体43の左右両側端部
における電極端子43a,43aに電気的に接続させて
電力を供給すると共に支持するための支持手段としての
一対のホルダ46,46は、図2に示すように、側面視
横向きL字状に形成されたばね弾性を有する金属板から
なり、両ホルダ46,46の水平部基端を上ケース36
における天板36a下面にネジ47にて固定する。そし
て、左右両ホルダ46,46の下端を内向きに屈曲させ
た接合部46a,46aをヒータ体43の左右両電極端
子43a,43aの凹端面部に弾性的に押圧接触させて
支持するものである(図2及び図3参照)。
【0018】この上ケース36の天板36aの上面に露
出させた前記ネジ47の箇所等の給電部に接続する配線
60,60を前記制御基板27等に設けた電力回路61
に接続して、ヒータ体43に電力を供給する。また、図
2、図6及び図7に示すように、温度ヒューズやサーモ
スタット等からなる感温素子58は、前記ヒータ体43
の左右両電極端子43a,43a等の、加熱ローラ16
の端部より外に突出したヒータ体43端部の下方に配置
されている。図示の実施例では感温素子58をヒータ体
43の軸線の真下(図7の鉛直線Bの真下)であるが、
図7の水平線Cより下方であって、感温素子58の感温
部がヒータ体43の周面と直接対峙している領域であっ
ても良い。
【0019】感温素子58としては、所定の温度より溶
断して電流を遮断する低温溶断導電体をケース内に密封
したいわゆる温度ヒューズ、バイメタル式やサーミスタ
式、さらには感温フェライトがキューリ温度付近に達す
ると急激に透磁率が変化することを利用してリードスイ
ッチを動作させるサーモスタット(サーマルスイッチ)
等がある。これらの感温素子58を前記電力回路61に
接続し、火災の発生のおそれがある危険温度になれば、
プリンタ1の電源回路を遮断して停止し、または、加熱
ローラ16が所定の温度に保持されるように、前記電力
回路61からヒータ体43への電力供給をON・OFF
制御するよう利用される。
【0020】前述の箇所に感温素子58を配置すること
により、感温素子58で感知するのは加熱ローラ16を
介するのではなく、ヒータ体43から出た熱(複写熱、
伝導熱)を直接的に感知することができる。従って、コ
ールドスタート時にヒータ体43が異常な速度で温度上
昇した場合にも、感温素子58により時間遅れなしに迅
速に温度を感知することができ、火災予防に寄与でき
る。また、感温素子58の設置箇所は上ケース36の天
板36a下面等の熱の籠もる箇所ではないから、プリン
タ1の連続動作時にも、籠もった熱で誤って危険温度と
感知することがない。
【0021】他方、前記上ケース36における左右両側
カバー部36a,36aの下端には、図5に示すよう
に、切欠き形成された下向き開放状の開口部55,55
が形成されている。この各開口部55と前記各ホルダ4
6の接合部46aとの配置関係は、図2に示すように、
開口部55の開口面積部分内に前記接合部46aが位置
するように設定するものである。
【0022】また、前記上ケース36には、隣接する画
像形成ユニット7の後端に対峙するようにした複数枚の
防熱壁44,45が加熱ローラ16の軸線に沿って上ケ
ース36における天板36aから下向きに延び、少なく
とも加熱ローラ16の円周の上半部を覆うように一体的
に形成されている(図4参照)。他の実施例としては防
熱壁の枚数を3枚以上にしても良く、前記各実施例にお
いて、防熱壁間と天板36aとで囲まれるようにした空
気溜まり56を設けることが好ましい。
【0023】さらに、上ケース36のうち用紙Pの搬送
方向下流側には、用紙剥離ガイド部材48が天板36a
から下向きに延び、加熱ローラ16の後側周面に下端縁
部48aが隙間0.2mm〜0.5mm程度で近接する
ように配置するように一体的に設けられている(図4参
照)。この用紙剥離ガイド部材48は加熱ローラ16の
軸線と平行状であって、且つ加熱ローラ16の長さとほ
ぼ同じ長さを有している。
【0024】そして、図4に示すように、上ケース36
の天板36a下面には、前記用紙剥離ガイド部材48に
下端縁が連設されて上向き凸状の湾曲するリブ50を加
熱ローラ6の軸線方向に適宜間隔にて複数箇所で下向き
に突設されている。なお、上ケース36のうち用紙Pの
搬送方向下流側には、前記リブ50の下端縁よりも下位
置に下周面を有する遊びコロ51を軸52に回転自在に
複数配置している。
【0025】これらの構成により、定着時に加熱ローラ
16の円周面にほぼ沿ってカールする用紙Pの先端が用
紙剥離ガイド部材48の下端縁部48aにて剥離され、
次いでリブ50の下端縁に用紙Pの先端が摺接しつつ搬
送下流側に送られる。そして、用紙Pの先端が中間ロー
ラ対19に挟持されて給送されるとき、加熱ローラ16
の円周面と同じ方向に湾曲している用紙Pの上面(トナ
ーが定着された面)は上向きに凸状のリブ50の下端縁
には摺接しない。しかも、自由に回転する遊びコロ51
の円周面に沿って円滑に給送されるから用紙P上面のト
ナーが定着後に剥離しないし、リブ50の縁や遊びコロ
51の円周面にも付着しないから画像の質を悪化させな
いのである。
【0026】上述のように、2つに分割された下ケース
35と上ケース36とは、下ケース35に予め押圧ロー
ラ17と加熱ローラ16とを組み込む一方、上ケース3
6に遊びコロ51を取りつけた後、下ケース35におけ
る左右一対の支持側板35a,35aの上端面に前記上
ケース36の天板36aを載置して被せ、支持側板35
a,35aの上端部に形成された複数箇所の雌ねじ部5
3に対して上ケース36をねじ54にて締着すれば良い
(図5参照)。
【0027】その後、上ケース36における左右両側カ
バー部36a,36aの開口部55の一方から棒状のヒ
ータ体43を加熱ローラ16の内径部に差し込み、ヒー
タ体43の一方の電極端子43aの凹端面部を前記一方
のホルダ46における接合部46aにヒータ体43の軸
線方向に沿って押圧し、他方の開口部55から差し込ん
だ指にて接合部46aから電極端子43aが外れないよ
うに保持する。次いで、一方の手の指で、前記一方の開
口部55の内側に位置するホルダ46を電極端子43a
から離れる方向に弾性的に撓ませ、該ホルダ46の接合
部46aを電極端子43aの凹端面部に嵌め入れてから
ホルダ46からを外す。これにより、一対のホルダ4
6,46自体の弾性力により、その両接合部46a,4
6aにてヒータ体43の両電極端子43a,43aを軸
線方向に押圧させた状態で吊懸け支持することができ
る。
【0028】なお、別の実施例として、下ケース35に
おける左右両支持側板35a,35aの外面に基端を固
着したホルダ(図示せず)下端を内向きに屈曲させた接
合部にて前記ヒータ体43の左右両電極端子43a,4
3aを支持するようにしても良く、この場合には、下ケ
ース35に対する押圧ローラ17,加熱ローラ16及び
ヒータ体43という必要部品の組み込みを完了させた
後、上ケース36を被せれば良いから、組立作業は一層
簡単になる。
【0029】また、加熱ローラ16の一側外周面に従動
ギヤ57を固定し、上ケース36における前面の空間に
臨ませた図示しない駆動側ギヤから回転力が伝達される
ようにしている。このように組立完了した定着装置15
を、画像形成ユニット7の後端側に隣接して取付けすれ
ば、加熱ローラ16から発散される熱、特に輻射熱は、
前記上ケース36における複数枚の防熱壁44,45に
て遮断される。また、図4に示すように、複数の防熱壁
44,45と天板36a間に空気溜まり56を形成する
ことより、熱不良導体である空気の存在にて、断熱効果
を向上させることができ、画像形成ユニット7方向への
熱放射、熱対流を効果的に無くして、画像形成ユニット
7内のトナーの軟化を防止できて、プリンタ1の長時間
の作動によっても画質を悪化させることがない。
【0030】前記実施例では加熱ローラ16を上側に配
置し、下側に押圧ローラ17を配置した形態であった
が、これに代えて、加熱ローラ16を下ケース35に装
着し、上ケース36に押圧ローラ17を装着した実施例
では、ヒータ体43の左右両電極端子43a,43aを
支持するためのばね金属板製のホルダ(図示せず)を、
加熱ローラ16の外周端部を回転自在に軸支するための
下ケース35における支持側板35aの外面等に装着
し、上ケース36に押圧ローラ17を軸支すると共に、
その上ケース36の左右両側カバー部36b,36bに
前記実施例と同様に、開口部55を形成すれば良い。
【0031】以上の各実施例によれば、支持手段は、金
属製の弾性を有するホルダであるから、ヒータ体43を
非回転的に支持すると共に給電手段としての機能も有す
ることになり、ヒータ体43の着脱作業が極めて容易と
なる。しかも、支持手段は上ケース36または下ケース
35に取り付けられており、少なくとも上ケース36に
て覆われる箇所に配置されるから、ヒータ体43への給
電時に使用者等が感電するおそれもないという効果を奏
するのである。
【0032】本発明は、ファクシミリや複写機等の静電
電子写真式画像形成装置における定着装置にも適用でき
ることはいうまでもない。
【0033】
【発明の作用・効果】以上に説明したように、本発明の
画像形成装置の定着装置は、ほぼ水平な回転軸線回りに
回転する筒状の加熱ローラと押圧ローラとにより、トナ
ー像が転写された用紙等の被記録媒体に熱と圧力を付与
してトナー像を定着させるように構成し、筒状の加熱ロ
ーラの内径部にその軸線に沿って配置した棒状のヒータ
体の少なくとも一方の端部を加熱ローラの端部より外に
突出させる一方、加熱ローラと押圧ローラとの外周を覆
うようにした本体ケース内には、温度制限用の感温素子
を、加熱ローラの端部より外であって、突出させたヒー
タ体の周面と直接対峙し、且つヒータ体を含む水平面よ
り下方に配置したものである。
【0034】このように構成したことにより、感温素子
で感知するのは加熱ローラを介するのではなく、ヒータ
体から出た熱(複写熱、伝導熱)を直接的に感知するこ
とができる。従って、コールドスタート時にヒータ体が
異常な速度で温度上昇した場合にも、感温素子により時
間遅れなしに迅速に温度を感知することができ、火災予
防に寄与できる。
【0035】また、感温素子の設置箇所は本体ケースの
天井部下面等の熱の籠もる箇所ではないから、画像形成
装置の連続動作時にも、籠もった熱で誤って危険温度と
感知することがない。従って、本発明に従えば、定着装
置の温度管理を正確に行えるという効果を奏するのであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザプリンタの概略側断面図である。
【図2】定着装置の縦断面図である。
【図3】図2の III−III 線矢視側面図である。
【図4】図2のIV−IV線矢視側断面図である。
【図5】下ケース及び上ケースの斜視図である。
【図6】感温素子の配置位置を示す斜視図である。
【図7】感温素子の配置位置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 プリンタ 2 本体ケース 7 画像形成ユニット 8 転写ユニット台 10 感光体ドラム 15 定着装置 16 加熱ローラ 17 押圧ローラ 35 下ケース 35a 支持側板 36 上ケース 36a 天板 36b 側カバー部 43 ヒータ体 43a 電極端子 46 ホルダ 46a 接合部 58 感温素子

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ほぼ水平な回転軸線回りに回転する筒状
    の加熱ローラと押圧ローラとにより、トナー像が転写さ
    れた用紙等の被記録媒体に熱と圧力を付与してトナー像
    を定着させるように構成した画像形成装置の定着装置に
    おいて、前記筒状の加熱ローラの内径部にその軸線に沿
    って配置した棒状のヒータ体の少なくとも一方の端部を
    加熱ローラの端部より外に突出させる一方、前記加熱ロ
    ーラと押圧ローラとの外周を覆うようにした本体ケース
    内には、温度制限用の感温素子を、前記加熱ローラの端
    部より外であって、前記突出させたヒータ体の周面と直
    接対峙し、且つヒータ体を含む水平面より下方に配置し
    たことを特徴とする画像形成装置における定着装置。
JP12613094A 1994-06-08 1994-06-08 画像形成装置における定着装置 Pending JPH07334029A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001199047A (ja) * 2000-01-20 2001-07-24 Komori Corp 回転体の表面温度調整装置
US6909862B2 (en) 2001-01-19 2005-06-21 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Printer apparatus having fixing unit with heat controller for controlling temperature of heat-up roller
US7558507B2 (en) 2002-03-26 2009-07-07 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus, and pressure fogging prevention

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