JPH072321Y2 - 自動車の小物収納装置 - Google Patents

自動車の小物収納装置

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JPH072321Y2
JPH072321Y2 JP1988061916U JP6191688U JPH072321Y2 JP H072321 Y2 JPH072321 Y2 JP H072321Y2 JP 1988061916 U JP1988061916 U JP 1988061916U JP 6191688 U JP6191688 U JP 6191688U JP H072321 Y2 JPH072321 Y2 JP H072321Y2
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JP
Japan
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garnish
seat
storage
storage device
reclining lever
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JP1988061916U
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JPH01170046U (ja
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春樹 新村
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Suzuki Motor Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本考案は、自動車の小物収納装置に関し、詳しくは、シ
ートの側方にリクライニングレバーおよび小物収納装置
を備え、シートサイドガーニッシュによりシートの下部
を覆った自動車の小物収納装置に関する。
b.従来の技術 自動車のシートに設ける小物収納装置としては、例えば
第3図に示すようにシートaの下部にボックスbを取付
け、このボックスbの扉cをヒンジ機構で開閉するよう
にしたもの、あるいは、このボックスbを引出し式に構
成したものが、提案されている。
また、第4図に示すようにシートaの後部背面にネット
dや収納ボックスなどを取付けたものも提案されてい
る。
c.考案が解決しようとする課題 しかし、前者の装置にあっては、収納した物がボックス
cの奥に入ったりすると、該ボックスcからその物を容
易に取出すことができなくなる不具合があった。
また、上記従来の装置では、ボックスcを別体で形成し
ていたため、それ専用の成形型を製作する必要があっ
た。したがって、型の製作費や組立に手数がかかり、生
産コストを低減するのが困難であるという問題があっ
た。
また、後者の装置には、小物収納場所がシートの後部背
面であるため、シートに座っている乗員から遠くなり、
その小物の出入れがし難いという欠点があった。
そこで、従来より、シートサイドガーニッシュによりシ
ートの下部を覆うとともに、該シート側方に小物収納装
置を備えた自動車の小物収納装置が提案されていた(実
開昭62-139746号公報および実開昭59-179142号公報)。
しかしながら、この前者の技術では、ドア側に収納部を
設け、該収納部をシート側へ大きく張り出させた構成と
しているため、ドアを開けて乗員が乗降する際、その収
納部が乗降の邪魔になり、不便であった。
また、この後者の技術では、シートサイドガーニッシュ
に相当するシートクッションフィニッシャーの後部上方
にシート移動用レバーを備え、該シートクッションフィ
ニッシャーの上部に収納部を設けた構成としていたた
め、そのシート移動用レバーの存在により、その小物収
納物を十分大きく形成することができなかった。このた
め、その小物収納部は、使い勝手が悪く、しかも、収納
部が縦断面矩形状をしていることから、底部の奥やコー
ナーの所にある小物の取り出しが容易でなくなる不具合
があった。
他方、従来より、車両前後方向に長い小物収納部をシー
トサイドのロアカバーに設けた技術が提案されていた
(実開昭58-152437)。
この技術では、小物収納部が車両前後方向に伸縮自在に
形成されており、小物の収納を容易に行うことが可能と
なった。しかし、この技術の小物収納部の付近には、リ
クライニングレバーが配設されており、例えば、雑誌等
をこの小物収納部に入れたりすると、この雑誌等がリク
ライニングレバー操作の邪魔になってしまう不具合があ
った。
本考案は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
するところは、物の出し入れが容易であり、生産コスト
の低減を図ることができ、しかも、乗員の乗降の際の邪
魔にならず、しかも、小物収納部に収納した小物によっ
てリクライニングレバーの操作が邪魔されることのない
自動車の小物収納装置を提供することを目的とする。
d.課題を解決するための手段 本考案では、上記目的を達成するために、シートの側方
にリクライニングレバーおよび小物収納装置を備え、シ
ートサイドガーニッシュによりシートの下部を覆った自
動車の小物収納装置において、上記シートサイドガーニ
ッシュをアッパーガーニッシュとロアガーニッシュによ
って形成し、突出部を上記アッパーガーニッシュの上記
リクライニングレバーの下方位置に突設し、上記収納部
の奥側壁面を傾斜させて、上方に向かって水平断面が増
大するように開口させた収納部を上記ロアガーニッシュ
に一体成形し、上記アッパーガーニッシュによってリク
ライニング機構を覆うとともに、上記ロアガーニッシュ
によってシート前後スライド機構を覆った構成としてい
る。
e.実施例 以下、本考案に係る自動車の小物収納装置の一実施例
を、添付図面参照しながら詳細に説明する。
図において、1はシート、2はシートサイドガーニッシ
ュ、3はリクライニングレバーである。シートサイドガ
ーニッシュ2はアッパーガーニッシュ4とロアガーニッ
シュ5とからなる。
アッパーガーニッシュ4は、その略中央部にドア側へ突
出する突出部4aを備えている。この突出部4aは、アッパ
ーガーニッシュ4のリクライニングレバー3の下方位置
に突設されている。特に、アッパーガーニッシュ4の突
出部4aは、収納部9へ物を収納するに際してほとんど利
用されないリクライニングレバー3の下方のスペースに
延設されている。
アッパーガーニッシュ4は、ブラケット6を介してシー
トフレーム7に、ロアガーニッシュ5は取付部材(図示
せず)を介してスライド機構8に固定されている。
ロアガーニッシュ5には、上方に開口する小物収納部9
が一体成型によって設けられている。
本実施例では、アッパーガーニッシュ4によってリクラ
イニング機構(図示せず)を覆うとともに、ロアガーニ
ッシュ5によってシート前後スライド機構を覆ってい
る。アッパガーニッシュ4に設けた突出部4aにより、リ
クライニングレバー3の操作のために手を入れるスペー
ス14が確保されている。
さらに、第2図に示すように、収納部9は、その奥側壁
面9aを傾斜させて、上方に向かって水平断面が増大する
ように開口されている。すなわち、収納部9の手前側壁
面9bが角度α傾斜されているのに対して、その奥側壁面
9aは角度β傾斜されている。このとき、本実施例では、
角度β>角度αとしている。したがって、角度βが角度
αよりも大きい分の領域(図2において、符号10で示す
斜線領域)だけ、収納部9の容量を増大することができ
る。
しかも、この収納部9の開口9cは、特にロアガーニッシ
ュ5の外側斜め上方に向けて形成されている。これによ
り、図2において、符号11で示す斜線領域だけ、収納部
9の容量を増大することができる。したがって、収納部
9に物がたくさん入る上に、その出し入れも容易であ
る。
また、本実施例の小物収納装置は、上記構成により、ロ
アガーニッシュ5に収納部9を設けたことにより、乗り
降りの邪魔にならず、シート1の着席者は片手を収納部
9に入れることで、小物の出入れを容易に行なうことが
できる。
このため、これまであまり利用されなかったシート1側
方の車両前後方向に長いスペースを有効に利用できると
ともに、車両前後方向に長く収納部を形成することがで
きるので、比較的大きな収納部を形成することも容易で
ある。これにより、シート1下方のスペースを他の目的
のために有効に利用することが可能になる。
さらに、本実施例では、収納部9の特に奥側壁面9aを手
前側壁面9bに対して大きく傾斜させたことにより、乗員
が座席に座ったままの状態でも収納部9の底部に存在す
る収納物を目で確認することができる。したがって、図
2に一点鎖線で示す矩形断面の従来の一般的な収納部
(図2において、符号12で示す)の奥に小物(図2にお
いて、符号13で示す)が入ってしまった場合に比べて、
本実施例の収納部9の奥からの小物を取り出す方が容易
であり、利用し易い。
さらにまた、本実施例では、収納部9を一体成型によっ
てロアガーニッシュ5に設けた構成としているので、従
来のようにシートの下部に収納ボックスを別個に設けた
装置に比べて、生産コストを大幅に低減することができ
る。
加えて、アッパーガーニッシュ4に突出部4aを設けたこ
とにより、図2に二点鎖線で示すように、収納部9内に
収納される雑誌等の上部を該突出部の下方に掛けること
ができる。これによって、リクライニングレバー3の操
作のために手を入れるスペース14が収納部9に収納した
雑誌等によって遮られることも無くなるので、収納部9
内に収納された雑誌等によってリクライニングレバー操
作が邪魔されることは無くなる。本実施例では、大きめ
あるいは長めのサイズの雑誌や地図等でも図示のように
湾曲させて上部を突出部4aに掛けて収納することがで
き、使用上便利である。
また、アッパーガーニッシュ4の突出部4aは、リクライ
ニングレバー3の下方に形成したので、収納部9への小
物の出し入れの邪魔にならず、しかも、ドア側へ突出さ
せているので、運転中に収納部9から収納物が飛び出し
たりするのを防止することができる。
f.考案の効果 本考案に係る自動車の小物収納装置によれば、シートの
側方にリクライニングレバーおよび小物収納装置を備
え、シートサイドガーニッシュによりシートの下部を覆
った自動車の小物収納装置において、上記シートサイド
ガーニッシュをアッパーガーニッシュとロアガーニッシ
ュによって形成し、突出部を上記アッパーガーニッシュ
の上記リクライニングレバーの下方位置に突設し、上記
収納部の奥側壁面を傾斜させて、上方に向かって水平断
面が増大するように開口させた収納部を上記ロアガーニ
ッシュに一体成形し、上記アッパーガーニッシュによっ
てリクライニング機構を覆うとともに、上記ロアガーニ
ッシュによってシート前後スライド機構を覆った構成と
しているので、次のような効果が得られる。
すなわち、本考案では、上記ロアガーニッシュに上記収
納部を設けたことにより、乗り降りの邪魔にならず、か
つ収納物の取り出しが容易である。しかも、これまであ
まり利用されなかったシート側方の車両前後方向に長い
スペースを有効に利用できるとともに、車両前後方向に
長く収納部を形成することができるので、比較的大きな
収納部を形成することも容易である。これにより、シー
ト下方のスペースを他の目的のために有効に利用するこ
とが可能になる。
また、本考案では、特に奥側壁面を傾斜させて、上方に
向かって水平断面が増大するように開口させた収納部を
形成しているので、スペースの有効利用および開口面積
の拡大が図れる上に、乗員が座席に座ったままの状態で
も上記収納部の底部に存在する収納物を目で確認するこ
とができる。したがって、上記収納物の奥に小物が入っ
てしまった場合でも、その取り出しが容易である。
さらに、上記収納部を一体成型によって上記ロアガーニ
ッシュに設けた構成としているので、従来のようにシー
トの下部に収納ボックスを別個に設けた装置に比べて、
生産コストを大幅に低減することができる。
加えて、本考案では、上記アッパーガーニッシュに突出
部を設けたことにより、上記収納部内に収納される雑誌
等の上部を該突出部の下方に掛けることができる。これ
によって、上記リクライニングレバーの操作のために手
を入れるスペースが上記収納部に収納した雑誌等によっ
て遮られることも無くなる。したがって、上記収納部内
に収納された雑誌等によってリクライニングレバー操作
が邪魔されることは無くなる。特に、本考案では、大き
めあるいは長めのサイズの雑誌や地図等でも湾曲させて
上部を上記突出部に掛けて収納することができ、使用上
便利である。
また、上記アッパーガーニッシュの突出部は、上記リク
ライニングレバーの下方に形成したので、上記収納部へ
の小物の出し入れの邪魔にならず、しかも、ドア側へ突
出させているので、運転中に上記収納部から収納物が飛
び出したりするのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案に係る自動車の小物収納装置
の一実施例を示し、第1図はその斜視図、第2図は第1
図に示したA−A線による断面図、第3図及び第4図は
それぞれ従来の同装置を示す斜視図である。 1……シート、2……シートサイドガーニッシュ、3…
…リクライニングレバー、4……アッパーガーニッシ
ュ、4a……突出部、5……ロアガーニッシュ、9……小
物収納部、9a……奥側壁面、9b……手前側壁面、9c……
開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートの側方にリクライニングレバーおよ
    び小物収納装置を備え、シートサイドガーニッシュによ
    りシートの下部を覆った自動車の小物収納装置におい
    て、 上記シートサイドガーニッシュをアッパーガーニッシュ
    とロアガーニッシュによって形成し、 突出部を上記アッパーガーニッシュの上記リクライニン
    グレバーの下方位置に突設し、 上記収納部の奥側壁面を傾斜させて、上方に向かって水
    平断面が増大するように開口させた収納部を上記ロアガ
    ーニッシュに一体成形し、 上記アッパーガーニッシュによってリクライニング機構
    を覆うとともに、上記ロアガーニッシュによってシート
    前後スライド機構を覆ったことを特徴とする自動車の小
    物収納装置。
JP1988061916U 1988-05-11 1988-05-11 自動車の小物収納装置 Expired - Lifetime JPH072321Y2 (ja)

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JP1988061916U JPH072321Y2 (ja) 1988-05-11 1988-05-11 自動車の小物収納装置

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JP1988061916U JPH072321Y2 (ja) 1988-05-11 1988-05-11 自動車の小物収納装置

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JPH01170046U JPH01170046U (ja) 1989-11-30
JPH072321Y2 true JPH072321Y2 (ja) 1995-01-25

Family

ID=31287557

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JP1988061916U Expired - Lifetime JPH072321Y2 (ja) 1988-05-11 1988-05-11 自動車の小物収納装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58152437U (ja) * 1982-04-07 1983-10-12 株式会社タチエス 傘収納式ロアカバ−
JPS59179142U (ja) * 1983-05-18 1984-11-30 池田物産株式会社 小物入れ付クツシヨンフイニツシヤ−
JPH0423071Y2 (ja) * 1986-02-28 1992-05-28

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