JP2886100B2 - 車両用シート - Google Patents

車両用シート

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JP2886100B2
JP2886100B2 JP6291996A JP29199694A JP2886100B2 JP 2886100 B2 JP2886100 B2 JP 2886100B2 JP 6291996 A JP6291996 A JP 6291996A JP 29199694 A JP29199694 A JP 29199694A JP 2886100 B2 JP2886100 B2 JP 2886100B2
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JP
Japan
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seat
storage recess
seat back
vehicle seat
vehicle
Prior art date
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JP6291996A
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勤 藤掛
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IKEDA BUTSUSAN KK
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IKEDA BUTSUSAN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両用シー
トに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の室内には、色々な小物類が散乱
することが多く、見栄えを悪くしている。そこで、これ
を解決するのに色々な小物入れを用意している。しかし
ながら、これらの小物入れ類もあまり多くなると、この
小物入れ自体が目障りになって見栄えを悪くする。した
がって、この小物入れも通常は人目に触れない状態で設
置されるのが望ましい。そこで、平時は人目に触れない
状態にして小物入れを設けておく構造も数多く提案され
ており、それなりの効果ないしは便利性を得ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、自動
車の室内に設置される小物入れ類は、平時は人目に触れ
ない状態で設置されていて、使用するときに露出させて
使用できる構造にするのが望まれている。
【0004】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、その目的は平時は人目に触れない状態で配置さ
れ、使用するときに露出させて使用することができる小
物入れ用の凹所を備えた車両用シートを提供することに
ある。さらに、他の目的は、以下に説明する内容の中で
順次明らかにして行く。
【0005】
【課題を解決するための手段】この目的は、本発明の要
部である、シートバックがシートクッションに対しリク
ライニングデバイスを介して前後方向へ傾倒可能に設け
られていると共に、前記シートクッションの後部側に設
けられた収納用凹所を有している車両用シートにおい
て、前記収納用凹所は、シート幅方向に沿って上面開口
した略長方体形状に形成されていると共に、前記シート
バックを起立した通常の状態では前記収納用凹所の上面
開口をシートパックの下部で覆って閉じ、前記シートバ
ックを前記リクライニングデバイスを介して後方あるい
は前方へ傾倒したときにその上面開口が露出される、よ
うにした構成である。
【0006】
【作用】以上の本発明は、車室内に更に小物類用の収納
部を設定する上で、通常は露出していなく、スペース上
も既存の設置物機能を損なうことなく利用可能にする
ことにより、収納箇所の拡大を図ることを指向してい
る。この本構成の収納用凹所は、シートクッションの後
部側に設定されていることからシート保持機能を損なう
ことなく、またシートバックを起立させて使用している
通常の状態ではシートバックにより隠されている。そし
て、シートバックを前または後方側に倒した状態で、収
納用凹所が露出されて物の出し入れを可能にする。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
詳細に説明する。図3は本発明の一実施例として示す車
両用シートの全体構成を概略的に示す側面図である。図
3において、この車両用シート1は、大きくはシートク
ッション2とシートバック3とで構成されている。ま
た、シートバック3は、シートクッション2の後部側に
設置されたリクライニングデバイス4を介して取り付け
られている。このリクライニングデバイス4は、構造的
には公知のものであり、シート1の左右両側部分にあっ
て、シートクッション2側の図示せぬフレームに固定し
て設置されているブラケットと、シートバック3側の図
示せぬフレームに固定されたブラケット5と、このブラ
ケット5を介してシートバック3を傾倒調整するための
図示せぬ調整機構部と、この調整機構部を外部より操作
するためのレバー6等を備えており、さらに調整機構部
は装飾用のカバー8により隠されて人目に触れない状態
にして設置されている。
【0008】また、シートクッション2の後部側上面に
は、シートバック2が起立されているときには、このシ
ートバック3の下端に覆われて隠されていて、リクライ
ニングデバイス4の操作によってシートバック3が前ま
たは後方側に傾倒されると露出される収納用凹所7が設
けられている。この収納用凹所7は、乗員が座ったとき
に尻部が直接当たることのないシートクッション2の後
部側で、そのシートクッション2の左右方向に細長く延
び、上面が開口されたポケットとして形成されており、
上面開口の略長方体形状をなし、内部に小物類を収納で
きる状態になっている。
【0009】図1及び図2は、車両用シート1の動作状
態図である。そこで、図1及び図2と共に、図3に示し
た車両用シート1の動作を次に説明する。まず、図3に
示すように、シートバック3が起立されている状態で
は、収納用凹所7の上面にシートバック3の下端が位置
していて、収納用凹所7の開口はシートバック3の下端
によって覆われて閉じられ、外部から隠された状態とな
っている。したがって、平時は外部から収納用凹所7内
は見えない。
【0010】次に、収納用凹所7内に対し、小物類を出
し入れする場合には、リクライニングデバイス4のレバ
ー6を上方向に引き上げてロックを外し、シートバック
3を図1の実線で示すように後方側に大きく傾倒、ある
いは図2の実線で示すように前側に大きく傾倒させる
と、収納用凹所7の開口が露出される。これにより、収
納用凹所7内に小物類を出し入れすることが可能とな
る。
【0011】また、収納用凹所7内への小物類の出し入
れが終了したら、シートバック3を起立位置に戻すと、
再びシートバック3の下端により開口部分が塞がれて外
部から隠される。
【0012】したがって、この実施例の構成によれば、
シートクッション2に形成されている収納用凹所7は、
シートバック3を起立させて使用している通常の状態で
は、このシートバック3により隠されていて、シートバ
ック3を前または後方側に倒すと、シートバック3の下
端が収納用凹所7の上側から移動されて収納用凹所7が
露出されて物の出し入れをすることができる。したがっ
て、シートクッション2上に、平時は人目に触れない状
態で配置され、使用するときに露出させて使用すること
ができる小物入れ用のポケットを備えた車両用シートが
簡単に得られることになり、実用性が向上する。また、
収納用凹所7は、乗員が座ったときに尻部が直接当たる
ことのないシートクッション2の後部側に形成されてい
るので、クッション性等のシート保持機能を低下させる
こともない。
【0013】なお、上記実施例において、収納用凹所7
は、シートバック3が前側と後側の何れに傾倒された場
合でも開口する構造を開示したが、本発明は何れか一方
に傾倒されたときに開口する構造であっても差し支えな
い、また凹所7の上面を開閉するリッド付きとしたり、
内部に仕切り等を付設することも可能である。
【0014】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明によれば、
シートバックを起立させて使用している通常の状態で
は、シートバックにより隠されていて、シートバックを
前または後方側に倒すと、露出されて物の出し入れをす
ることができる収納凹所をシートクッション上に備えた
車両用シートが簡単に得られる。この収納凹所は、シー
トクッションの一部を利用していることから、車室内を
狭めたり、他の内装品等の邪魔になることがなく、しか
もシート保持特性を損なうこともない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用シートの動作状態を示す斜
視図である。
【図2】本発明に係る車両用シートの他の動作状態を示
す斜視図である。
【図3】本発明に係る車両用シートの全体構成を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 車両用シート 2 シートクッション 3 シートバック 4 リクライニングデバイス 5 ブラケット 6 レバー 7 収納用凹所

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックがシートクッションに対し
    リクライニングデバイスを介して前後方向へ傾倒可能に
    設けられていると共に、前記シートクッションの後部側
    に設けられた収納用凹所を有している車両用シートにお
    いて、前記収納用凹所は、シート幅方向に沿って上面開口した
    略長方体形状に形成されていると共に、前記シートバッ
    クが起立されている通常の状態では前記収納用凹所の上
    面開口をシートバックの下部で覆って閉じ、前記シート
    バックが前記リクライニングデバイスを介して後方ある
    いは前方へ傾倒したときにその上面開口が露出される
    ことを特徴とする車両用シート。
JP6291996A 1994-11-02 1994-11-02 車両用シート Expired - Lifetime JP2886100B2 (ja)

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JPH08132937A JPH08132937A (ja) 1996-05-28
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5940464B2 (ja) 2013-01-16 2016-06-29 株式会社タチエス 車両用シート
JP6329524B2 (ja) * 2015-11-18 2018-05-23 株式会社豊田自動織機 車両

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