JP3181816B2 - 車両用サイドライニング - Google Patents

車両用サイドライニング

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JP3181816B2 JP27160095A JP27160095A JP3181816B2 JP 3181816 B2 JP3181816 B2 JP 3181816B2 JP 27160095 A JP27160095 A JP 27160095A JP 27160095 A JP27160095 A JP 27160095A JP 3181816 B2 JP3181816 B2 JP 3181816B2
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隆一 福山
文之 水野
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  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)
  • Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は車両用サイドライニ
ングに関する。
【0002】
【従来の技術】車室の左右側面を構成する内装材をサイ
ドライニングと言う。このサイドライニングは、乗員の
左右側面に位置する関係で、飲みものの容器やタバコの
箱などの小物を載せるためのトレイや小物収納するため
の物入れが一体的に形成されている。この種のトレイや
物入れはシートに座った乗員を基準に高さを決めている
ため、物入れはシートより下方に、トレイはシートより
上方に位置決めされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通常走行においては、
上記トレイや物入れは使用上問題が無い。ところで、近
年、多様な車両の普及により、シートバックを水平に倒
すことによって、ほぼ水平な床面をつくりだすところの
フラットシート化可能な車両が増えてきた。このフラッ
トシートにおいて、利用者は横になっていることが多
く、この姿勢では物入れへの小物の出入れは困難とな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、従来、シ
ートに座った乗員を基準に設定していたトレイ及び物入
れのレイアウトでは、フラットシートの利用者には不便
であることに気がつき、通常走行時とフラットシート使
用時の双方に好適なレイアウトの必要性を感じ、研究を
続けた。その結果、むしろフラットシート使用時を基準
にレイアウトを設定する方が、満足度が高くなるという
ことを見出し、好適なサイドライニングを完成するに至
った。
【0005】具体的には、請求項1は車室に臨む略鉛直
の一般面と、この一般面より車室内へ張出したトレイ
と、このトレイに設けた上面リッドと、この上面リッド
の下方に形成した物入れと、この物入れの側方に設けた
側面リッドとを備え、上面リッドと側面リッドのいずれ
からでも物の出入れを可能にしたものにおいて、通常は
後部シートで出入口が塞がれ、前方へ後部シートを折畳
んだときに前記出入口が使用可能になる小物収納部を備
えたことを特徴とする。物入れは上面リッドと側面リッ
ドを有するので、いずれのリッドにても物の出入れが可
能となり、例えばバックシートを倒してフラットシート
にしたときには上面リッドを使用し、通常は上面リッド
と側面リッドのいずれかを使用すればよく、物入れの使
い勝手がよい。加えて、トレイが室内側へ張出している
ので、トレイに物を載せる又は物を取ることが簡単にな
る。そして、通常は後部シートで出入口が塞がれ、前方
へ後部シートを折畳んだときに前記出入口が使用可能に
なる小物収納部を備えているので、小物収納部は、通常
触れられては困るものを収納することができる。
【0006】請求項2は、上面リッドの上方に凹部を形
成し、前記物入れに入りきらぬ長物を、上面リッドを開
放したままで収納可能にしたことを特徴とする。ビンな
どの長物を立てた状態でサイドライニングに収納でき、
便利である。
【0007】
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。また、説明の中で、「左」、「右」、
「前」及び「後」は、運転者から見た方向又は位置とす
る。図1は本発明に係る車両の左側面を主とした斜視図
であり、車両1は、車体2の前部下部に前輪3L,3R
(Lは左、Rは右を示す。以下同様。)、後部下部に後
輪4L,4R(4Rは不図示)を備え、中央に前から後
に順にフロントバンパ6、ボンネット7、フロントガラ
ス8、ルーフ9及び図示せぬバックドアを備え、左側面
に前部ドア11L及び後部ドア12Lを備えたワンボッ
クス型車両である。
【0009】図2は本発明に係る車両の右側面を主とし
た斜視図であり、共通部分は図1の符号を準用し、その
説明は省略する。車両1の右側面に運転者用の前部ドア
11Rのみを備える。従って、本実施例の車両は、左2
ドア、右1ドアのワンボックスカーである。
【0010】図3は本発明に係る車両の左側面を室内側
から見た図であり、左側面には、右から左に前部ドア1
1Lの内面のドアライニング20、センタピラーガーニ
ッシュ14、後部ドア12Lの内面のドアライニング3
0及び後部サイドライニング40を備える。前部ドア1
1Lの内面のドアライニング20は、前部スピーカ2
1、マガジンラック22、グリップ23、ドア開閉レバ
ー24及びドアロックノブ25を備える。
【0011】後部ドア12Lの内面のドアライニング3
0は、グリップ32、ウインド開閉ハンドル33、ドア
開閉レバー34及びドアロックノブ35を備える。後部
サイドライニング40は、後部スピーカ41及びトレイ
42を備える。このトレイ42は小物を載せる皿である
が、床16からの高さは、後述するシート面の高さと略
同一であることを特徴とする。
【0012】図4は本発明に係る車両の右側面を室内側
から見た図であり、右側面には、左から右に前部ドア1
1Rの内面のドアライニング50、センタピラーガーニ
ッシュ15、そして大きなサイドライニング60を備え
る。前部ドア11Rの内面のドアライニング50は、前
部スピーカ51、マガジンラック52、グリップ53、
ドア開閉レバー54及びドアロックノブ55を備える。
大きなサイドライニング60に、後部スピーカ61、ト
レイ62を備える。このトレイ62の床16からの高さ
は、後述するシート面の高さと略同一であることを特徴
とする。
【0013】そして、トレイ62は、飲みもの缶やコッ
プを置くための丸型凹部63a,63b、たばこの箱を
置くための角型凹部63cを有した上面リッド63、比
較的大きなものを載せるための矩形凹部64を備える。
さらに、前記上面リッド63の下方に側面リッド65、
前記矩形凹部64の下方に小物収納部66を備える。
【0014】図5は図4の5−5線断面図であり、車体
側面パネル17の内部に付設した大きなサイドライニン
グ60は、樹脂成形品であり、線Lで示した一般面より
も寸法Wだけトレイ62の前部を車室内へ張出し、且つ
その位置に側面リッド65を設け、更に上面リッド63
の下方及び側面リッド65の奥に物入れ67を形成した
ことを特徴とする。さらには、サイドライニング60の
上面リッド63上方に、大きな凹部68を形成し、想像
線で示した長物69(例えば、縦長のビン)を楽に収納
できるようにした。また、トレイ62は想像線で示した
シートクッション83の上面と、略同一レベルである。
【0015】以上の構成からなるサイドライニングの作
用を次に説明する。図6は本発明に係る車両の通常のシ
ートアレンジとサイドライニングとの関係を示す図であ
る。今まで、説明しなかったが、前部シート70は、シ
ートレール71、シートブラケット72、シートクッシ
ョン73、シートバック74及びヘッドレスト75とか
らなり、ある程度は前後に位置調整可能である。また、
後部シート80は、長いシートレール81、シートブラ
ケット82、シートクッション83及びシートバック8
4とからなる。
【0016】そして、後部シート80のシートクッショ
ン83と前部シート70のシートバック74との間に、
サイドライニング60の側面リッド65を臨ませたの
で、この側面リッド65は開閉可能である。一方、小物
収納部66はその出入口66aが、シートクッション8
3で塞がれているために、物を出し入れすることはでき
ない。
【0017】後部に大きな荷物を積む必要がある場合に
は、図6において、後部シート80のシートバック84
を前に倒して、シートクッション83に重ね、この状態
のシートクッション83をピン85を介して前に倒す。
この状態が、図7である。図7は本発明に係る車両の後
部を荷物室にしたときの、荷物室とサイドライニングと
の関係を示す図であり、車両の後部に十分に大きな荷物
室87が形成できたとともに、小物収納部66の出入口
66aが開放されたことを特徴とする。従って、この小
物収納部66には、日常的に使用しない小物若しくは通
常走行時に触られたくない貴重品を収納すればよい。
【0018】図8は本発明に係る車両のフラットシート
とサイドライニングとの関係を示す図であり、図6のシ
ートバック74,84(ただし、ヘッドレスト75は外
す。)を倒したところのフラットシート状態を示す。こ
のときに、前部シート70(シートクッション73及び
シートバック74)と後部シート80(シートクッショ
ン83及びシートバック84)とで、ほぼ平坦な大きな
フラットシートエリアが形成できること、及び、フラッ
トシートの上面がほぼトレイ62と同レベルであること
に特徴がある。利用者は、フラットシートに横になるこ
とが多い。横になったままで、同レベルのトレイ62に
手を差し延べて、その上のコップ、缶、たばこの箱、そ
の他の小物を極めて容易に取り寄せることができる。
【0019】尚、本実施例では、大きなサイドライニン
グ60について主に説明したが、やや小さな後部サイド
ライニング40も、トレイ42のレベルがシートクッシ
ョンの上面レベルと略同一であること、そのトレイ42
の前部が一般面より車室内に張出している点は同一であ
る。即ち、本発明のサイドライニングは、車体側部内面
を構成するものであり、その場所は本実施例に限るもの
ではなく、例えば本発明の特徴的構造をドアライニング
に適用することも可能である。
【0020】請求項1は車室に臨む略鉛直の一般面と、
この一般面より車室内へ張出したトレイと、このトレイ
に設けた上面リッドと、この上面リッドの下方に形成し
た物入れと、この物入れの側方に設けた側面リッドとを
備え、上面リッドと側面リッドのいずれからでも物の出
入れを可能にしたものにおいて、通常は後部シートで出
入口が塞がれ、前方へ後部シートを折畳んだときに前記
出入口が使用可能になる小物収納部を備えたことを特徴
とする。物入れは上面リッドと側面リッドを有するの
で、いずれのリッドにても物の出入れが可能となり、例
えばバックシートを倒してフラットシートにしたときに
は上面リッドを使用し、通常は上面リッドと側面リッド
のいずれかを使用すればよく、物入れの使い勝手がよ
い。加えて、トレイが室内側へ張出しているので、トレ
イに物を載せる又は物を取ることが簡単になる。そし
て、通常は後部シートで出入口が塞がれ、前方へ後部シ
ートを折畳んだときに前記出入口が使用可能になる小物
収納部を備えているので、小物収納部は、通常触れられ
ては困るものを収納することができる。
【0021】請求項2は、上面リッドの上方に凹部を形
成し、前記物入れに入りきらぬ長物を、上面リッドを開
放したままで収納可能にしたことを特徴とする。ビンな
どの長物を立てた状態でサイドライニングに収納でき、
便利である。
【0022】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両の左側面を主とした斜視図
【図2】本発明に係る車両の右側面を主とした斜視図
【図3】本発明に係る車両の左側面を室内側から見た図
【図4】本発明に係る車両の右側面を室内側から見た図
【図5】図4の5−5線断面図
【図6】本発明に係る車両の通常のシートアレンジとサ
イドライニングとの関係を示す図
【図7】本発明に係る車両の後部を荷物室にしたとき
の、荷物室とサイドライニングとの関係を示す図
【図8】本発明に係る車両のフラットシートとサイドラ
イニングとの関係を示す図
【符号の説明】
1…車両、60…サイドライニング、62…トレイ、6
3…上面リッド、65…側面リッド、66…小物収納
部、66a…出入口、67…物入れ、68…凹部、69
…長物、L…サイドライニングの一般面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭57−202354(JP,U) 実開 平6−50998(JP,U) 実開 平1−116726(JP,U) 実開 平4−98644(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60R 7/04 B60J 5/04 B60R 13/02

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車室に臨む略鉛直の一般面と、この一般
    面より車室内へ張出したトレイと、このトレイに設けた
    上面リッドと、この上面リッドの下方に形成した物入れ
    と、この物入れの側方に設けた側面リッドとを備え、上
    面リッドと側面リッドのいずれからでも物の出入れを可
    能にした車両用サイドライニングにおいて、 この車両用サイドライニングは、通常は後部シートで出
    入口が塞がれ、前方へ後部シートを折畳んだときに、前
    記出入口が使用可能になる小物収納部を備えている こと
    を特徴とする車両用サイドライニング。
  2. 【請求項2】 前記上面リッドの上方に凹部を形成し、
    前記物入れに入りきらぬ長物を、上面リッドを開放した
    ままで収納可能にしたことを特徴とする請求項1記載の
    車両用サイドライニング。
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