JP2546973Y2 - 収納部付き椅子 - Google Patents

収納部付き椅子

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JP2546973Y2
JP2546973Y2 JP17396U JP17396U JP2546973Y2 JP 2546973 Y2 JP2546973 Y2 JP 2546973Y2 JP 17396 U JP17396 U JP 17396U JP 17396 U JP17396 U JP 17396U JP 2546973 Y2 JP2546973 Y2 JP 2546973Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
chair
backrest
holding frame
cover
rear surface
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP17396U
Other languages
English (en)
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JPH081137U (ja
Inventor
友成 山口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okamura Corp
Original Assignee
Okamura Corp
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Publication date
Application filed by Okamura Corp filed Critical Okamura Corp
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Publication of JPH081137U publication Critical patent/JPH081137U/ja
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  • Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば事務用のキャス
ター付き回転椅子、高さ調節または傾斜調節機能などを
有する椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような椅子の機能や操作方法
などを説明する取扱説明書は、椅子の運搬用の梱包容器
内に貼付したり、袋に収容して、吊り紐により椅子の適
所に吊り下げて、顧客に届けられている。
【0003】しかし、取扱説明書を椅子の梱包容器内に
貼付すると、椅子を取り出す際に、発砲スチロールなど
の緩衝材に紛れるなどして、顧客の注意を引くことな
く、梱包容器とともに捨てられてしまう恐れがある。椅
子の適宜の個所に吊り下げておくと、椅子の使用に際し
て邪魔になることが多く、また吊り紐が切れて落ちてし
まうこともある。
【0004】さらに、いずれの場合にも、取扱説明書な
どを、もし机の引出しなどにしまい込んでしまうと、ほ
かの資料などと紛れたり、保管場所を忘れてしまったり
して、必要時にすぐに取り出すことができなくなる。
【0005】この問題を解決する手段として本出願人
は、実開平5−1360号公報において、椅子の一部に
取扱説明書などの保管場所を設けることにより、椅子の
運搬時や使用時にも取扱説明書などが邪魔にならず、か
つ紛失の恐れのないものを提案している。
【0006】また実公昭35−29848号公報には、
自動車運転手用、劇場用等の椅子の背掛部の裏面に、上
方を開口したケースをビスで固着し、これに週刊雑誌や
新聞等を収容するようにした考案が記載されている。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】上記実開平5−136
0号公報に記載の考案では、取扱説明書の紛失の恐れは
なくなるものの、基板と座席カバーの内側面との間に空
間部を形成し、座席カバーに開けた窓孔からこの空間部
に取扱説明書などを収納できるようにしてあるため、こ
の空間部が座板の下部に設けられたものでは、取扱説明
書などの収納場所を、下からのぞき込まなければ見つけ
ることはできず、また取扱説明書などの出し入れがやや
面倒である。さらに、取扱説明書などを収納するための
空間部を設けるために、箱状の覆板を座席カバーの内側
面に取り付けてあり、製造コストが高くなる。
【0008】実公昭35−29848号公報に記載の考
案では、背掛部の裏面部にケースをビスにより固着して
あるから、ビスにより、背掛部のカバーが破られて裂け
目を生じたり、ケースが外れたりすることがあり、予備
のケースを準備しておくことが必要となる。また、自動
車運転手用の椅子においては、背掛部の裏面に突出して
いるケースが客側の座席スペースを狭めるとともに、客
が乗降時にケースに身体をぶつけて痛めたり、急停車時
にケースに衝突する恐怖感を客に与えたりすることにな
り、劇場用の椅子においては、客の前側の通行スペース
が狭められるとともに邪魔になり、客がケースに身体等
をぶつけて痛めたり、飲食物を取落としたりするおそれ
もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本考案は、この問題を解
決しようとしてなされたもので、その具体的手段は次の
如くである。 (1) 基杆部の上部に座部と背もたれとを有する椅子に
おいて、前記背もたれの後面を覆うカバーを、プラスチ
ックからなり、かつ背もたれの他の部分よりも前方へ凹
入するものとし、この凹入部の後面適所に、箱状をな
し、一部が開口する保持枠を一体形成し、この保持枠の
内側へ取扱説明書等を収納しうるようにする。
【0010】(2) 前項において、保持枠が上方に開口
しているものとする。
【0011】(3) 前2項のいずれかにおいて、保持枠
の後面を部分的に切除して、収納した取扱説明書等の一
部が見えるようにする。
【0012】(4) 前3項のいずれかにおいて、カバー
が、背もたれの縁枠の前端に取り付けられているものと
する。
【0013】
【作用】背もたれの後面の邪魔にならない位置に、取扱
説明書などを収納するための保持枠があり、見やすく、
また取扱説明書の出し入れも容易である。
【0014】保持枠は、背もたれにおける他の部分より
も前方へ凹入しているカバーの部分に設けられているか
ら、妄りに他物が当たって、変形したり破損したりする
ことはない。保持枠は、カバーとともに安価に一体成形
される。
【0015】
【実施例】以下、添付図面に示す本考案の好適な実施例
について詳述する。図1に示すように、この椅子(1)
は、キャスター(2)付きの放射状の脚杆(3)の中心に、
垂直の基杆部(4)を備えている。基杆部(4)の上端に
は、水平方向に回転自在かつ高さ調節可能とした座部
(5)が取付けられている。
【0016】座部(5)の後部には、前後に傾動調節可能
な背杆(6)が取付けられ、背杆(6)の上端に嵌合して固
着した覆筒(7)の前面には、背もたれ(8)が、前後回動
しうるようにして取付けられている。
【0017】背もたれ(8)は縁枠(9)をもって囲繞さ
れ、縁枠(9)の前端に、背もたれ(8)の後面のカバー(1
0)の周辺部が止着されている。すなわちカバー(10)は、
背もたれ(8)の縁枠(9)より前方へ凹入している。カバ
ー(10)は、プラスチック板からなっている。
【0018】カバー(10)の後面のほぼ中央部には、後方
へ突出する保持枠(11)が一体的に形成されている。保持
枠(11)は、上面が開口する箱状のもので、その前後方向
の厚さは、図1により明らかなように、縁枠(9)の前後
方向の厚さよりもやや小である。従って、保持枠(11)の
後面は、縁枠(9)の後面よりも若干前方にある。
【0019】保持枠(11)の中には、取扱説明書等(12)が
収納される。
【0020】図2に示すように、保持枠(13)の後壁(13
a)に、上方から凹入切欠き(14)を設けることもある。こ
のようにすると、収納された取扱説明書等を確認するこ
とができるので便利である。
【0021】
【考案の効果】本考案によれば、次のような効果が発揮
される。 (a) 背もたれの後面に、取扱説明書等を収納する保持
枠を設けてあるので、椅子の運搬時や使用時に取扱説明
書等が邪魔にならず、またその紛失の恐れもなくなる。
【0022】(b) 保持枠の後面は、背もたれの他の部
分(実施例では縁枠)の後面よりも前方にあるので、保持
枠で人体や他物に衝突して破損したり、収納してある取
扱説明書等が落下したり、また保持枠内に塵埃等が落ち
込んだりするおそれも小さく、しかも、後側の椅子等と
の間の通行スペースを狭めることも小さい。
【0023】(c) 保持枠の後面を部分的に切除してお
くと、例えば上方から凹入切欠きを設けておくと、収納
した取扱説明書等の確認がし易くなる。
【0024】(d) カバーはプラスチックからなり、保
持枠をこれと一体成形してあるので、安価に、かつ能率
的に製造することができ、また従来の例のように、保持
枠が外れたり、それを取付けるためのビス等により背も
たれの表皮材が傷つけられたりすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の後方斜視図である。
【図2】保持枠の異なる例を示す後方斜視図である。
【符号の説明】
(1)椅子 (2)キャスター (3)脚杆 (4)基杆部 (5)座部 (6)背杆 (7)覆筒 (8)背もたれ (9)縁枠 (10)カバー (11)保持枠 (12)取扱説明書等 (13a)後壁 (14)凹入切欠き

Claims (4)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基杆部の上部に座部と背もたれとを有す
    る椅子において、前記背もたれの後面を覆うカバーを、
    プラスチックからなり、かつ背もたれの他の部分よりも
    前方へ凹入するものとし、この凹入部の後面適所に、箱
    状をなし、一部が開口する保持枠を一体形成し、この保
    持枠の内側へ取扱説明書等を収納しうるようにしたこと
    を特徴とする収納部付き椅子。
  2. 【請求項2】 保持枠が上方に開口している請求項1記
    載の収納部付き椅子。
  3. 【請求項3】 保持枠の後面を部分的に切除して、収納
    した取扱説明書等の一部が見えるようにした請求項1ま
    たは2記載の収納部付き椅子。
  4. 【請求項4】 カバーが、背もたれの縁枠の前端に取り
    付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の収納部
    付き椅子。
JP17396U 1996-01-24 1996-01-24 収納部付き椅子 Expired - Lifetime JP2546973Y2 (ja)

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JP17396U JP2546973Y2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 収納部付き椅子

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JP17396U JP2546973Y2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 収納部付き椅子

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH081137U JPH081137U (ja) 1996-07-30
JP2546973Y2 true JP2546973Y2 (ja) 1997-09-03

Family

ID=11466626

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JP17396U Expired - Lifetime JP2546973Y2 (ja) 1996-01-24 1996-01-24 収納部付き椅子

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200472208Y1 (ko) * 2012-08-22 2014-04-09 이지영 수납 공간을 구비한 자동차용 유아 안전의자

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR200472208Y1 (ko) * 2012-08-22 2014-04-09 이지영 수납 공간을 구비한 자동차용 유아 안전의자

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Publication number Publication date
JPH081137U (ja) 1996-07-30

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970325