JPH081137U - 収納部付き椅子 - Google Patents
収納部付き椅子Info
- Publication number
- JPH081137U JPH081137U JP17396U JP17396U JPH081137U JP H081137 U JPH081137 U JP H081137U JP 17396 U JP17396 U JP 17396U JP 17396 U JP17396 U JP 17396U JP H081137 U JPH081137 U JP H081137U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chair
- backrest
- holding frame
- cover
- rear surface
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 事務用椅子の見易い位置に、取扱説明書等の
収納部を設ける。 【解決手段】 基杆部4の上部に座部5と背もたれ8と
を有する椅子1において、前記背もたれ8の後面を覆う
カバー10を、プラスチックからなり、かつ背もたれ8
の他の部分よりも前方へ凹入するものとし、この凹入部
の後面適所に、箱状をなし、一部が開口する保持枠11
を一体形成し、この保持枠11の内側へ取扱説明書等1
2を収納しうるようにする。
収納部を設ける。 【解決手段】 基杆部4の上部に座部5と背もたれ8と
を有する椅子1において、前記背もたれ8の後面を覆う
カバー10を、プラスチックからなり、かつ背もたれ8
の他の部分よりも前方へ凹入するものとし、この凹入部
の後面適所に、箱状をなし、一部が開口する保持枠11
を一体形成し、この保持枠11の内側へ取扱説明書等1
2を収納しうるようにする。
Description
【0001】
本考案は、例えば事務用のキャスター付き回転椅子、高さ調節または傾斜調節 機能などを有する椅子に関する。
【0002】
従来、このような椅子の機能や操作方法などを説明する取扱説明書は、椅子の 運搬用の梱包容器内に貼付したり、袋に収容して、吊り紐により椅子の適所に吊 り下げて、顧客に届けられている。
【0003】 しかし、取扱説明書を椅子の梱包容器内に貼付すると、椅子を取り出す際に、 発砲スチロールなどの緩衝材に紛れるなどして、顧客の注意を引くことなく、梱 包容器とともに捨てられてしまう恐れがある。 椅子の適宜の個所に吊り下げておくと、椅子の使用に際して邪魔になることが 多く、また吊り紐が切れて落ちてしまうこともある。
【0004】 さらに、いずれの場合にも、取扱説明書などを、もし机の引出しなどにしまい 込んでしまうと、ほかの資料などと紛れたり、保管場所を忘れてしまったりして 、必要時にすぐに取り出すことができなくなる。
【0005】 この問題を解決する手段として本出願人は、実開平5−1360号公報におい て、椅子の一部に取扱説明書などの保管場所を設けることにより、椅子の運搬時 や使用時にも取扱説明書などが邪魔にならず、かつ紛失の恐れのないものを提案 している。
【0006】 また実公昭35−29848号公報には、自動車運転手用、劇場用等の椅子の 背掛部の裏面に、上方を開口したケースをビスで固着し、これに週刊雑誌や新聞 等を収容するようにした考案が記載されている。
【0007】
上記実開平5−1360号公報に記載の考案では、取扱説明書の紛失の恐れは なくなるものの、基板と座席カバーの内側面との間に空間部を形成し、座席カバ ーに開けた窓孔からこの空間部に取扱説明書などを収納できるようにしてあるた め、この空間部が座板の下部に設けられたものでは、取扱説明書などの収納場所 を、下からのぞき込まなければ見つけることはできず、また取扱説明書などの出 し入れがやや面倒である。 さらに、取扱説明書などを収納するための空間部を設けるために、箱状の覆板 を座席カバーの内側面に取り付けてあり、製造コストが高くなる。
【0008】 実公昭35−29848号公報に記載の考案では、背掛部の裏面部にケースを ビスにより固着してあるから、ビスにより、背掛部のカバーが破られて裂け目を 生じたり、ケースが外れたりすることがあり、予備のケースを準備しておくこと が必要となる。 また、自動車運転手用の椅子においては、背掛部の裏面に突出しているケース が客側の座席スペースを狭めるとともに、客が乗降時にケースに身体をぶつけて 痛めたり、急停車時にケースに衝突する恐怖感を客に与えたりすることになり、 劇場用の椅子においては、客の前側の通行スペースが狭められるとともに邪魔に なり、客がケースに身体等をぶつけて痛めたり、飲食物を取落としたりするおそ れもある。
【0009】
本考案は、この問題を解決しようとしてなされたもので、その具体的手段は次 の如くである。 (1) 基杆部の上部に座部と背もたれとを有する椅子において、前記背もたれの 後面を覆うカバーを、プラスチックからなり、かつ背もたれの他の部分よりも前 方へ凹入するものとし、この凹入部の後面適所に、箱状をなし、一部が開口する 保持枠を一体形成し、この保持枠の内側へ取扱説明書等を収納しうるようにする 。
【0010】 (2) 前項において、保持枠が上方に開口しているものとする。
【0011】 (3) 前2項のいずれかにおいて、保持枠の後面を部分的に切除して、収納した 取扱説明書等の一部が見えるようにする。
【0012】 (4) 前3項のいずれかにおいて、カバーが、背もたれの縁枠の前端に取り付け られているものとする。
【0013】
背もたれの後面の邪魔にならない位置に、取扱説明書などを収納するための保 持枠があり、見やすく、また取扱説明書の出し入れも容易である。
【0014】 保持枠は、背もたれにおける他の部分よりも前方へ凹入しているカバーの部分 に設けられているから、妄りに他物が当たって、変形したり破損したりすること はない。 保持枠は、カバーとともに安価に一体成形される。
【0015】
以下、添付図面に示す本考案の好適な実施例について詳述する。 図1に示すように、この椅子(1)は、キャスター(2)付きの放射状の脚杆(3) の中心に、垂直の基杆部(4)を備えている。基杆部(4)の上端には、水平方向に 回転自在かつ高さ調節可能とした座部(5)が取付けられている。
【0016】 座部(5)の後部には、前後に傾動調節可能な背杆(6)が取付けられ、背杆(6) の上端に嵌合して固着した覆筒(7)の前面には、背もたれ(8)が、前後回動しう るようにして取付けられている。
【0017】 背もたれ(8)は縁枠(9)をもって囲繞され、縁枠(9)の前端に、背もたれ(8) の後面のカバー(10)の周辺部が止着されている。すなわちカバー(10)は、背もた れ(8)の縁枠(9)より前方へ凹入している。カバー(10)は、プラスチック板から なっている。
【0018】 カバー(10)の後面のほぼ中央部には、後方へ突出する保持枠(11)が一体的に形 成されている。保持枠(11)は、上面が開口する箱状のもので、その前後方向の厚 さは、図1により明らかなように、縁枠(9)の前後方向の厚さよりもやや小であ る。従って、保持枠(11)の後面は、縁枠(9)の後面よりも若干前方にある。
【0019】 保持枠(11)の中には、取扱説明書等(12)が収納される。
【0020】 図2に示すように、保持枠(13)の後壁(13a)に、上方から凹入切欠き(14)を設 けることもある。このようにすると、収納された取扱説明書等を確認することが できるので便利である。
【0021】
本考案によれば、次のような効果が発揮される。 (a) 背もたれの後面に、取扱説明書等を収納する保持枠を設けてあるので、 椅子の運搬時や使用時に取扱説明書等が邪魔にならず、またその紛失の恐れもな くなる。
【0022】 (b) 保持枠の後面は、背もたれの他の部分(実施例では縁枠)の後面よりも前 方にあるので、保持枠で人体や他物に衝突して破損したり、収納してある取扱説 明書等が落下したり、また保持枠内に塵埃等が落ち込んだりするおそれも小さく 、しかも、後側の椅子等との間の通行スペースを狭めることも小さい。
【0023】 (c) 保持枠の後面を部分的に切除しておくと、例えば上方から凹入切欠きを 設けておくと、収納した取扱説明書等の確認がし易くなる。
【0024】 (d) カバーはプラスチックからなり、保持枠をこれと一体成形してあるので 、安価に、かつ能率的に製造することができ、また従来の例のように、保持枠が 外れたり、それを取付けるためのビス等により背もたれの表皮材が傷つけられた りすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の後方斜視図である。
【図2】保持枠の異なる例を示す後方斜視図である。
(1)椅子 (2)キャスター (3)脚杆 (4)基杆部 (5)座部 (6)背杆 (7)覆筒 (8)背もたれ (9)縁枠 (10)カバー (11)保持枠 (12)取扱説明書等 (13a)後壁 (14)凹入切欠き
Claims (4)
- 【請求項1】 基杆部の上部に座部と背もたれとを有す
る椅子において、前記背もたれの後面を覆うカバーを、
プラスチックからなり、かつ背もたれの他の部分よりも
前方へ凹入するものとし、この凹入部の後面適所に、箱
状をなし、一部が開口する保持枠を一体形成し、この保
持枠の内側へ取扱説明書等を収納しうるようにしたこと
を特徴とする収納部付き椅子。 - 【請求項2】 保持枠が上方に開口している請求項1記
載の収納部付き椅子。 - 【請求項3】 保持枠の後面を部分的に切除して、収納
した取扱説明書等の一部が見えるようにした請求項1ま
たは2記載の収納部付き椅子。 - 【請求項4】 カバーが、背もたれの縁枠の前端に取り
付けられている請求項1〜3のいずれかに記載の収納部
付き椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17396U JP2546973Y2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 収納部付き椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17396U JP2546973Y2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 収納部付き椅子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH081137U true JPH081137U (ja) | 1996-07-30 |
JP2546973Y2 JP2546973Y2 (ja) | 1997-09-03 |
Family
ID=11466626
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17396U Expired - Lifetime JP2546973Y2 (ja) | 1996-01-24 | 1996-01-24 | 収納部付き椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2546973Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR200472208Y1 (ko) * | 2012-08-22 | 2014-04-09 | 이지영 | 수납 공간을 구비한 자동차용 유아 안전의자 |
-
1996
- 1996-01-24 JP JP17396U patent/JP2546973Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2546973Y2 (ja) | 1997-09-03 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19970325 |