JPH07229839A - ユニット部品の検査方法及びストロボ装置の検査方法 - Google Patents

ユニット部品の検査方法及びストロボ装置の検査方法

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JPH07229839A
JPH07229839A JP26016094A JP26016094A JPH07229839A JP H07229839 A JPH07229839 A JP H07229839A JP 26016094 A JP26016094 A JP 26016094A JP 26016094 A JP26016094 A JP 26016094A JP H07229839 A JPH07229839 A JP H07229839A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 再使用されるユニット部品,特にはストロボ
装置の検査を効率良く行う。 【構成】 各検査パレット50にはIDユニット72が
設置してある。各ストロボ装置17は検査パレット50
に一定の姿勢で保持される。各ストロボ装置17は検査
パレット50が循環される過程で検査項目毎に検査され
る。この検査データは各IDユニット72に記憶され
る。全ての検査が終了すると、コンピュータ73により
各IDユニット72から検査データが一括して読み出さ
れ、所定の閾値で各検査項目毎に判定され、更にこの判
定データからストロボ装置毎に総合判定される。この総
合判定データに基づいて各ストロボ装置17が良品,修
理品,不合格品,再検査品の各グループ毎に仕分けされ
るとともに、判定データ及び総合判定データが対応する
IDユニット72に記憶される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ユニット部品の検査方
法及びストロボ装置の検査方法に関し、更に詳しくは使
用済みのレンズ付きフイルムユニットから取り外された
ユニット部品の検査方法及び使用済みのレンズ付きフイ
ルムユニットから取り外されたストロボ装置の検査方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平2−32615号公報等に
レンズ付きフイルムユニット(以下、「フイルムユニッ
ト」と称す。)が提案されており、これには国際標準規
格ISOの1007−1979年で規定された135タ
イプのパトローネ付き写真フイルムが工場で予め装填さ
れている。このフイルムユニットは、パトローネ付き写
真フイルムを装填した本体部と、この本体部の前面に被
着される前カバーと、本体部の背面に被着される後カバ
ーとから構成され、本体部にはシャッター機構、レン
ズ、ストロボ装置等が組み込まれている。このようなフ
イルムユニットは、写真フイルムの全てのコマの撮影が
終了すると、そのまま現像所に提出される。現像所で
は、露光済の写真フイルムを収納したパトローネを取出
し、現行の現像処理システムを使用して現像及び焼付等
の処理を行い、ユーザーにはプリント写真とフイルムネ
ガとが返却される。
【0003】環境保全や産業廃棄物削減のために、工業
製品のリサイクルが行われている。一般的に、このリサ
イクルには、部品の原料化と、部品をそのまま新しい工
業部品に用いる再使用とがある。フイルムユニットにつ
いては、その販売の初期には、空となったフイルムユニ
ットを廃棄処分としていたが、最近では、本体部、前カ
バー、後カバーを溶解して樹脂ペレットにしている。ま
た、プリント基板上に、回路要素、閃光放電管、シンク
ロスイッチ等が取り付けられてユニット化されたストロ
ボ装置は、新しい電池を装填することで再使用される。
【0004】再使用可能な部品点数を増やすために、カ
ウンター機構とシャッター機構とを露光ユニットとして
本体部から分離したフイルムユニットが特開平5−19
419号公報に提案されている。このフイルムユニット
では、露光ユニット(カウンター機構、シャッター機
構)、レンズ、ストロボ装置を破損又は損傷させること
なく簡単に取り外せるため、これらを再使用することが
可能である。
【0005】ところで、露光ユニットやストロボ装置等
のユニット化されたユニット部品を再使用する場合に
は、その性能検査することが必要である。そこで、現行
のフイルムユニットでは、再使用されるユニット部品の
作動検査や電気特性検査や外観検査等を人手により行っ
ていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】現在、上記のようなユ
ニット部品,例えばストロボ装置の検査は、ストロボ発
光量やフル充電時間の測定等の機能検査項目が約12種
類あり、傷、破損、及び損傷等の外観検査を含めると約
20項目以上にもなる。このような検査を一々人手によ
り行っているため、ストロボ装置1個に費やす検査時間
が非常に長くなり、多量検査には不向きである。
【0007】本発明の目的は、上述のような背景に鑑み
てなされたもので、ユニット部品をそのまま再使用可能
かどうかの検査を効率良く行うようにしたユニット部品
の検査方法及びストロボ装置をそのまま再使用可能かど
うかの検査を効率良く行うようにしたストロボ装置の検
査方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明では、複数の検査ステーションを
経由しながら循環移動する検査パレットに記憶機能及び
通信機能を有する情報管理手段を設置するとともに、前
記検査パレットにユニット部品を一定の姿勢で保持させ
て循環させる過程で各検査ステーションにてユニット部
品を構成する各部品を外観、姿勢、電気特性等の検査項
目毎に検査し、これらの検査データを情報管理手段に記
憶させ、全ての検査が終了した後、各情報管理手段に記
憶された検査データを一括して読み取り、これらの検査
データを所定の閾値により各検査項目毎に判定してから
この判定データにより各ユニット部品毎に総合判定を行
い、この総合判定データ及び各検査項目毎の判定データ
を対応する各情報管理手段に記憶させるとともに、前記
総合判定データに基づいて各ユニット部品を複数のグル
ープに仕分けるものである。
【0009】また、請求項2記載の発明は、請求項1記
載の発明において、前記情報管理手段には、検査開始前
にユニット部品が予め持っている履歴データを記憶させ
ておき、各検査ステーションでは、各検査の開始時に各
情報管理手段から履歴データを読み取り、これに基づい
て実施すべき検査項目を自動選択して検査を開始するも
のである。また、請求項3記載の発明は、請求項1記載
の発明において、前記情報管理手段の各々が保持してい
る検査データ,判定データ等の全データを、前記判定制
御手段により読み取り、データベース化するものであ
る。
【0010】また、請求項4記載の発明では、使用済み
のレンズ付きフイルムユニットを分解してストロボ装置
を取り外し、複数の検査ステーションを経由しながら循
環移動する検査パレットにストロボ装置を一定の姿勢で
保持させ、検査パレットを循環させる過程で各検査ステ
ーションにてストロボ装置を構成する電気部品及び発光
部の外観、姿勢、電気特性を検査し、この検査結果に応
じてストロボ装置を再利用できるものとできないものと
に仕分けるようにしたものである。
【0011】また、請求項5記載の発明では、検査パレ
ットの循環路の一部を複数に分岐させ、各々の分岐路ご
とに複数の電気特性の検査ステーションを設けておき、
これらの検査ステーションの各々にストロボ装置を保持
した検査パレットを送り込み、電気特性の検査は複数の
ストロボ装置について同時に行うようにしたものであ
る。
【0012】
【作用】各検査パレットには、記憶手段と通信手段とを
有する情報管理手段が設置してある。ユニット部品の各
々は検査パレットに一定の姿勢で保持される。各ユニッ
ト部品は検査パレットが循環される過程で各検査ステー
ションにて検査項目毎に検査される。この検査データは
各情報管理手段に記憶される。全ての検査が終了する
と、各情報管理手段から検査データが一括して読み取さ
れ、所定の閾値により各検査項目毎に判定される。そし
て、更にこの判定データからユニット部品毎に総合判定
される。この総合判定データに基づいて各ユニット部品
が複数のグループに仕分けされ、各検査項目毎の判定デ
ータ及びユニット部品毎の総合判定データは各情報管理
手段に記憶される。
【0013】図2に示すように、フイルムユニット2
は、撮影機構等を備えたユニット本体3と、これを収納
する外ケース4とから構成されており、この外ケース4
に入れたままで写真撮影が行われる。外ケース4は、フ
イルムユニット2の外観を奇麗にするためのものであ
り、外面に印刷を施した紙箱又はプラスチックシート等
が用いられる。この外ケース4には、レンズ5、ファイ
ンダー窓6、レリーズボタン7、撮影枚数表示板8、巻
き上げノブ9、及びストロボ発光部10を露出させるた
めの穴が設けられ、またストロボ撮影時には、外ケース
4の切込み部11を押圧しながら撮影を行う。
【0014】図3において、ユニット本体3は、パトロ
ーネ付きフイルムが装填される本体部13、この本体部
13の背面に被着され、本体部13との間で写真フイル
ムを光密に収納する後カバー14、本体部13の前に被
着される前カバー15、本体部13と前カバー15との
間に配置される露光ユニット16、ストロボ装置17と
から構成されている。露光ユニット16には、カウンタ
ー機構、シャッター機構、フイルム巻止め機構、及びレ
ンズ5等が内蔵され、これらは一体化されている。レン
ズ5は、前カバー15と露光ユニット16の絞り開口1
6aとの間に挟装される。
【0015】本体部13には、パトローネが装填される
パトローネ室20と、パトローネから引き出され、ロー
ル状に収納される未露光フイルム収納室21とが設けら
れている。こられの底は開口となっており、後カバー1
4に設けたプルトップ式底蓋22,23によって塞がれ
る。未露光フイルム収納室21の底蓋23は、フイルム
装填の際にパトローネから未露光写真フイルムをロール
状に巻き取る治具等を挿入するための蓋であり、またパ
トローネ室20の底蓋22は、撮影終了後撮影済みフイ
ルムを収納したパトローネを取り出すときの蓋となる。
【0016】パトローネ室20と未露光フイルム収納室
21との間には、露光開口24が成形されており、この
前面に露光ユニット16が爪結合によって着脱自在に取
り付けられる。露光ユニット16の右横、すなわち未露
光フイルム収納室21の前面には、ストロボ装置17が
爪結合によって着脱自在に取り付けられる。
【0017】ストロボ装置17は、図4に示すように、
プリント基板25とこれに形成されたスルーホールに半
田付けされる電気部品とから構成されている。プリント
基板25には、充電開始用接点26,27が形成された
銅箔パターン等が印刷されている。電気部品はプロテク
ター28、リフレクター29、トリガー接片30、及び
放電管31からなるストロボ発光部の他に、シンクロス
イッチ33、電池34用の電極板35,36、メインコ
ンデンサ37、ネオン管38等からなる。また銅箔パタ
ーンの上には、製造時期と再使用回数及びその時期とを
表示するための表示部39が設けられている。
【0018】前記切込み部11の内側には、前カバー1
5に一体に成形されたスイッチ部15aが位置する。充
電開始用接点26,27は、スイッチ部15aの変位に
連動して、その背面に設けた短絡板40の接触によりO
Nする。充電が完了した際には、ネオン管38が点滅す
る。このネオン管38は、前カバー15の開口15b、
及び外ケース4の上面に設けた開口12とを通して上方
から覗くことができる。また、シンクロスイッチ33
は、露光ユニット16に設けたシャッタ羽根が絞り開口
16aを全開する際に一方の接片33aを押圧し、この
接片33aが他方の接片33bに接触することによりO
Nする。
【0019】図5に示すように、ストロボ装置17の回
路は、電池34を有する電源回路43と充電開始用接点
26,27とが直列に接続されており、充電開始用接点
26,27がONすることにより電源回路43からの高
電圧出力がトリガ用コンデンサ44及びメインコンデン
サ37を充電する。トリガ用コンデンサ44には、トリ
ガ用トランス45が接続され、その一次巻線45aには
シンクロスイッチ33の接片33aが、二次巻線45b
には放電管31の放電を開始させるためのトリガ電極板
30がそれぞれ接続されている。なお、符号38は、充
電完了表示用のネオン管である。
【0020】放電管31は、一端がメインコンデンサ3
7に、また他端がアースに接続され、メインコンデンサ
37に蓄えられた電荷によって放電する。プロテクター
28は前面が外ケース4から露呈されており、被写体に
向けて配光する。リフレクター29は、放電管31から
放電された光をプロテクター28に向けて反射させる。
【0021】
【実施例】工場では、現像所から回収したフイルムユニ
ット2を供給コンベヤに移載し、ここで、外ケース4を
取り外した後、フイルムユニット分解ライン46(図1
参照)に搬送される。分解ライン46は、インデックス
回転テーブルに移載されたフイルムユニット2を順次に
分解する。
【0022】インデックス回転テーブルには、所定間隔
ごとに複数の分解パレットが固定されており、この分解
パレットにフイルムユニット2が1個ずつ一定の姿勢で
保持される。保持されたフイルムユニット2は、各ステ
ーションで自動的に分解される。これにより、巻き上げ
ノブ9、前カバー15、レンズ5、短絡板40、ストロ
ボ装置17、露光ユニット16、電池34、及び後カバ
ー14が結合している本体部13とに分解される。
【0023】巻き上げノブ9、前カバー15及び本体部
13は、同じプラスチック材料であるからそのままの状
態で樹脂再生工程に送られ、ペレット化される。これと
は異なったプラスチック材料であるレンズ5は、別の樹
脂再生工程に送られる。また、短絡板40は金属再生工
程に送られる。さらに、露光ユニット16は、機能検査
を行った後にレンズ付きフイルムユニットの組立ライン
47(図1参照)に送られる。なお、電池34は、専門
の電池回収業者に引き渡される。
【0024】取り出されたストロボ装置17は、表示部
39から製造時期と再使用回数及びその時期とが自動的
に読み取られ、耐用年数を経過していないものが検査ラ
インに搬送される。この検査ラインは、図1に示すよう
に、無限循環方式の自動化ラインとなっており、ストロ
ボ装置17を各検査パレット50に一定の姿勢で保持さ
せた後、各検査パレット50を複数の検査工程に循環さ
せて、ストロボ装置17の形状、電気特性、外観、及び
動作等を検査し、この検査結果の情報に応じてストロボ
装置17を再使用できるものと再使用できないもの、ま
た修理が必要なものとに仕分ける。
【0025】検査ラインは、ストロボ装置供給工程5
1、履歴データ転送工程52、エアークリーニング工程
53、プロテクタークリーニング工程54、外観検査工
程55、電気検査工程56、データ転送・履歴マーキン
グ工程57、良品払出し工程58、修理品払出し工程5
9、及び不合格品払出し工程60とから構成されてい
る。このうち電気検査工程56は、12の検査ステーシ
ョン61からなり、各検査ステーション61にはそれぞ
れ1台ずつの電気検査機61aが設けられている。この
電気検査機61aが6台づつ並列して設けられており、
6個の検査パレット50を同時に取り込んで、6個のス
トロボ装置17を同時に検査する。これらの電気検査工
程56の前後には、分岐装置62及び合流装置63が設
置されており、また分岐装置62の後、且つ合流装置6
3の前には複数の検査パレット50を待機させるための
ストック装置64が設置されている。
【0026】検査パレット50には、図6及び図7に示
すように、ストロボ装置17をこれのプロテクター28
が上方に、且つメインコンデンサー37が下方に向いた
姿勢で保持する2つの押さえ爪66,67が設けられて
いる。このとき、2つの位置決めピン48,49により
ストロボ装置17は、精度良く位置決めされた状態とな
っている。押さえ爪66,67は、軸68,69を中心
に回動自在となっており、バネ70,71によりストロ
ボ装置17を保持する方向に向けて付勢されている。供
給及び払出し工程51,58,59,60には、押さえ
爪66,67をバネ70,71の付勢に抗して回転させ
る押圧機構が設けられている。この押圧機構の作動によ
り検査パレット50とストロボ装置17との着脱が行わ
れる。
【0027】この検査パレット50には、情報管理手段
として光通信機能を備えたID(Identification)ユニ
ット72が設けられている。このIDユニット72に
は、前面に配置された投光窓72a、受光窓72aを介
して、検査パレット50に位置決めされたストロボ装置
17の履歴データや検査データ等が記憶される。また、
IDユニット72からこれらのデータが管理用のコンピ
ュータ73に転送される。
【0028】図8に示すように、IDユニット72は、
前記投光窓72a、受光窓72aを介してコンピュータ
73等とデータの送受信を行う赤外線投受光部74、通
信I/F75、CPU76、メモリ77からなる。ま
た、各検査機と、コンピュータ73とには、IDユニッ
ト72とデータの送受信を行う赤外線投受光部81、通
信I/F82、CPU83、入出力I/F(RS232
C,デジタルI/O)84からなるIDユニット85が
接続されている。
【0029】次に、検査ラインの各工程の作用を図9の
フローチャートを参照して説明する。ストロボ装置供給
工程51では、フイルムユニット分解ライン46から供
給されたストロボ装置17を各検査パレット50に保持
させるとともに、IDユニット72の全データをリセッ
トする。このリセットに際しては、そのままで判定され
たときには判定結果が必ず不合格となるデータ,例えば
“F”を記憶させる。これは、通信異常や作業ミスによ
って検査結果がIDユニット72に記憶されなかったと
きに、検査データ不明のものを間違って良品として集積
されることを防止するためのものである。また、搬送先
のデータ・検査条件のデータでも“F”を使用しないよ
うにすることによりデータ異常が検出できるので、例え
ば再度検査を実行させたり、途中排出させたりという処
理を行うことができる。
【0030】履歴データ転送工程52では、まず表示部
39からマーキングされている生産年月日、生産工場、
製品タイプ、使用回数、リユース許可年月日が読み取ら
れ、これらのデータとともに、検査条件、集荷地区、分
解装置等の工程経路の実績等のデータが履歴データとし
てIDユニット72に転送される。この表示部39の読
み取りは、例えば履歴データ転送工程52に設けられた
専用のコンピュータに接続された読み取りセンサによっ
て行われ、IDユニット72への転送は、同コンピュー
タに接続されたIDユニット85によって行われる。
【0031】エアークリーニング工程53では、ストロ
ボ装置17に向けてエアーを吹き付け、ストロボ装置1
7に付着したゴミを吹き飛ばす。プロテクタークリーニ
ング工程54は、2工程から構成されており、図10
(A)に示すように洗浄液を上方からプロテクター28
に向けて噴射する洗浄液噴射装置91と、同図(B)に
示すように帯状のクリーニングテープ94が巻き付けら
れたクリーニングヘッド95とが各工程に配置されてい
る。洗浄液噴射装置91から洗浄液が噴射された後に検
査パレット50は、クリーニングヘッド95の下部まで
移動する。次にクリーニングヘッド95、及びクリーニ
ングテープ94とがプロテクター28の表面を押圧する
位置まで移動し、左右方向に数回往復運動してプロテク
ター28の表面をクリーニングする。
【0032】外観検査工程55は6工程から構成されて
いる。各工程に設けられた検査機は、IDユニット72
から検査条件データを読み取り、これに従って検査方法
を自動選択する。例えば、同じストロボ装置であって
も、フイルムユニットの種類によってシンクロスイッチ
の接片長がわずかずつ異なっているのが普通であり、こ
れによって検査条件が異なってくる。第1工程では、再
組立の際に他の部品と緩衝して組み込めない等の不良を
無くすために、プリント基板に半田付けされた各電気部
品の姿勢を検査する。この検査は、例えば、電源回路4
3を構成するトランジスタ97が図7に点線で示したよ
うに倒れている場合には、透過型のフォトセンサ等の位
置センサを用いて、その倒れ角度を測定する。そして、
その測定データをIDユニット72に記憶させる。
【0033】第2工程では、プロテクター28の表面の
傷、及び汚れ等の検査を行う。この検査機は、図11に
示すように、斜め上方からプロテクター28の表面に向
けてファイバー照明98を施し、反対側に設けたCCD
カメラ99で反射光を撮像し、反射光の角度のズレに基
づいて傷及び汚れの検査を行う。この傷及び汚れ全体の
面積を測定し、この面積データをIDユニット72に記
憶させる。
【0034】第3工程では、リフレクター29の内面汚
れ検査を行う。この検査機は、図12に示すように、プ
ロテクター28の上方に配置したCCDカメラ100
と、このCCDカメラ100を挟んだ両側に配置したフ
ァイバー照明101,102とから構成されている。C
CDカメラ100は、プロテクター28を通してリフレ
クター29の内面にピントが合っており、リフレクター
29の内面に写ったファイバー照明光を撮像し、撮像し
た輝度に応じて汚れの検査を行う。この汚れの検査で
は、汚れを色によって大きく2種類に分け、白ブツ,黒
ブツの斑点として、この数を測定する。そして、この数
データをIDユニット72に記憶させる。
【0035】第4工程では、シンクロスイッチ33の曲
がり検査を行う。この検査は、図13に示すように、上
方から撮像するCCDカメラ103でシンクロスイッチ
33の先端部の画像を抽出し、この先端部の位置データ
と予め記憶してある正規の位置データとを比較して両者
の距離寸法を測定する寸法測定法で行う。シンクロスイ
ッチ33の曲がり検査は、フイルムユニット2の正面か
ら見て上下方向と横方向とを測定する。
【0036】第5工程では、メインコンデンサ37の曲
がり検査を行う。前方から撮像するCCDカメラ104
aでメインコンデンサ37の画像を抽出し、且つ、CC
Dカメラ104bでメインコンデンサ37の側面の画像
をミラー104cを介して抽出する。これらの画像デー
タをそれぞれ前述したと同じ寸法測定法等によって正規
の画像データと比較し、フイルムユニット2の正面から
見て横方向と後方向の距離寸法を測定する。
【0037】第6工程では、正面から撮像するCCDカ
メラ105aと背面から撮像するCCDカメラ105b
とで電池用接片35,36を撮像し、前述したと同じ寸
法測定法にて電池用接片35,36の曲がりを検査す
る。この電池用接片35,36の曲がり検査では、フイ
ルムユニット2の正面から見て上下方向,後方向,横方
向の距離寸法を測定する。なお、検査パレット50に
は、CCDカメラで各部品を撮像し易くするために、撮
像対象部品のバックに白色の板106〜109(図6参
照)が取り付けられている。
【0038】外観検査を通過したストロボ装置17は、
分岐装置62を通ってストック装置64で検査パレット
50が6個たまった時点で電気検査機61aに6個の検
査パレット50を同時に送り込み、ここで、電気検査が
行われる。検査項目は、シンクロスイッチの接触抵抗の
測定、電池用接点のリーク電流の測定、充電時間の測
定、ネオン管の点滅確認、ストロボ発光量の測定等であ
る。このように測定作業が多い場合には検査時間が長く
なるが、この電気検査工程56は6個のストロボ装置を
同時に検査するから1個当たりの検査時間としては短く
なる。これにより、各検査工程に係る作業時間の均等化
を図ることができる。
【0039】電気検査機61aは、図14に示すよう
に、検査パレット50を遮光する遮光カバー110と、
この遮光カバー110の内部に設けられた7本のプロー
ブピン111と、遮光カバー110の開口110aを通
してストロボ光量を測定するストロボ光測定部112
と、プローブピン111を通して測定した抵抗、電圧、
電流、及び時間等の測定データやメインコンデンサ37
に充電を行った後にシンクロスイッチ33をONにして
ストロボ光を測定した測定データをIDユニット72に
記憶する制御部113とから構成される。
【0040】プローブピン111は、遮光カバー110
が上方から遮光位置に下降した際に、プリント基板25
の所定パターン上に接触する。ストロボ光測定部112
は、円筒内に拡散板116、NDフィルター117、及
びフォト・ダイオード118とが入射順に内蔵されてお
り、ソレノイド119でシンクロスイッチ33をONす
ることにより発光させ、その時にフォト・ダイオード1
18から得られる電圧に基づいてストロボ発光量を測定
する。
【0041】各測定データは、検査機の内部で階級化処
理が施された後、各検査機に備えつけられたIDユニッ
ト85を介してIDユニット72に書き込まれる。この
階級化処理は、次の数式1によって行われる。
【0042】
【数1】Ln =INT(An ×Xn +Bn ) Ln :階級値 An :ゲイン値 Xn :測定値の生データ Bn :バイアス値 INT:実数の整数化処理(少数部の切捨て・切上げ・
四捨五入等)
【0043】ゲイン値An は、主に面積データを扱う場
合に用いられ、通常は「1」より大きな値であるが、本
実施例のように寸法データのみを扱う場合には、主に
「1」とする。また、バイアス値Bn は主に寸法データ
を扱う場合に用いられ、本実施例では例えば20とす
る。例えば、測定値の生データが3.456mmのとき
には、INTを四捨五入とすると、階級値Ln は数式1
により次のようになる。 Ln =INT(1×3.456+20) =INT(23.456) =23
【0044】この階級化処理によって、転送する各デー
タが圧縮され、転送時間が短縮されるとともに、階級値
の同一なデータ数を累計することによって図15に示す
ような度数分布データ表や図16に示すようなグラフの
作成が容易に行える。そして、これらの表やグラフはオ
ンラインでリアルタイムに変更が可能である。なお、図
15の符号A〜Lは、例えば電気部品の姿勢、プロテク
ターの傷、プロテクターの汚れ、リフレクタの内面汚れ
(白ブツ)、リフレクタの内面汚れ(黒ブツ)、X接片
曲がり(上)、X接片曲がり(横)、メインコンデンサ
の曲がり(横)、メインコンデンサの曲がり(後)、電
池接片曲がり(上)、電池接片曲がり(後)、電池接片
曲がり(横)の各検査項目を示し、各セルに記載された
数値は、各階級の発生件数を示す。また、図16の符号
P,Q,R,Sは、それぞれ異なる製品名を示す。
【0045】電気検査工程56を通過したストロボ装置
17は、ストック装置64に送られ、合流装置63を通
ってデータ転送・履歴マーキング工程57に向けて搬送
される。このデータ転送・履歴マーキング工程57で
は、これまでの全データがIDユニット72,85を介
してコンピュータ73に転送される。コンピュータ73
は、個々のデータをそれぞれの閾値によって、例えば
「合格」,「要修理」,「不合格」,「要再検査」の4
段階に判定する。
【0046】例えば、図15に示すように、最上層のセ
ルに書き込まれた測定不能が「要再検査」,階級値
「1」から二重線βまでの領域が「合格」,二重線βか
ら二重線γまでの領域が「要修理」,二重線γ以下の領
域が「不合格」を示す。そして、「不合格」と「要再検
査」の合計をNGとして、最下層のセルにNGの発生率
を示してある。例えば、Aの検査項目(電気部品の姿
勢)では、「不合格」はゼロであり、NGは「要再検
査」を示す「37」であり、NGの発生率は2.59%
になる。
【0047】更に、コンピュータ73は、これら全ての
検査項目毎の判定に基づいて各ストロボ装置を総合判定
し、ストロボ装置17の各々を「良品」,「修理品」,
「不合格品」,「再検査品」の4種類に分類する。そし
て、この総合判定データを各検査パレット50のIDユ
ニット72に転送するとともに、「良品」と総合判定さ
れたストロボ装置17の表示部39には、マーキングを
施し、再使用回数の履歴を施す。なお、「良品」とは、
全検査項目の判定が「合格」のものである。「修理品」
とは、1項目でも「要修理」の判定を受けたものであ
る。「不合格品」とは、1項目でも「不合格」の判定を
受けたものである。「再検査品」とは、1項目でも「要
再検査」の判定を受けたものである。
【0048】また、コンピュータ73は、各IDユニッ
ト72から転送された全データをデータベースに記録す
る。このデータベースは、前述した度数分布データ表や
グラフ(図15,図16)の作成の他に、オフラインで
別途統計処理することにより、製品1つ1つの品質デー
タとして利用することも、集計してロットデータとして
利用することもできる。
【0049】データ転送・履歴マーキング工程57を経
たストロボ装置17は、良品払出し工程58に搬送され
る。ここでは、検査パレット50のIDユニット72か
ら総合判定データを読み取ることにより、良品のストロ
ボ装置17のみを払い出す。払い出されたストロボ装置
17は、良品集積部121に所定量となるまで集積され
た後、フイルムユニット2の組立ライン47に供給され
る。
【0050】良品払出し工程58を経て残ったストロボ
装置17は、修理品払出し工程59に搬送される。ここ
で、修理品のストロボ装置17のみが払い出され、修理
品集積部122に搬送される。ここで、ストロボ装置1
7は検査パレット50からトレイに移される。このトレ
イの各々にもIDユニット72が設置されており、検査
パレット50のIDユニット72に記憶されていた全て
のデータが各トレイのIDユニット72に転送される。
また、これと同時に、コンピュータ73は、修理品集積
部122に設置されたIDユニット85を介して各ID
ユニット72から階級値データを読み出し、各検査項目
毎に同一階級値の累計を常時実施する。これによって、
リアルタイムで度数分布グラフに展開することもでき、
検査状況の確認がオンラインで可能になる。
【0051】修理品集積部122のトレイに集積された
ストロボ装置17は、IDユニット72のデータに従っ
て不具合のある部品毎に仕分けされ、自動詰め替え機に
よって再集積部123に再集積される。このときの仕分
け方法としては、例えば各検査項目毎の仕分けも可能で
あるが、この場合には例えば8000項目以上となって
実際的でない。そこで、同一部品毎に仕分けると、例え
ば5〜20項目となって適度な項目数となるとともに、
部品毎であるから修理の実施に際しても都合がよい。そ
して、再集積部123に再集積されストロボ装置17
は、修理工程124に送られる。修理工程124では、
不良部品の手直しを行う。手直しされたストロボ装置1
7は、ストロボ装置供給工程51に送られ、再検査され
た後、良品と判定された場合には、フイルムユニットの
組立ライン47に供給される。
【0052】修理品払出し工程59を経て更に残ったス
トロボ装置17は、不合格品払出し工程60に搬送され
る。ここで、不合格品のストロボ装置17が払い出さ
れ、不合格品集積部125に所定量になるまで集積され
た後、廃棄される。また、不合格品払出し工程60を経
て更に残ったストロボ装置17は再検査品であるから、
払い出されることなくそのままストロボ装置供給工程5
1へ向けて循環される。
【0053】なお、IDユニット72の代わりに、図1
7に示すような不良表示部130を設けてもよい。この
不良表示部130には、4つの突出片130a〜130
dが出入り自在に設けられている。これらの4つの突出
片130a〜130dの突出長さを電気的に読み取るこ
とにより、払出し工程58〜60での仕分けが自動的に
行えるとともに、不合格品の不良内容を4種類まで識別
できる。
【0054】以上説明した実施例では、検査するユニッ
ト部品としてストロボ装置の例を挙げたが、本発明では
これに限らず、例えば露光ユニット等でもよい。この場
合には、各検査機はIDユニットに記憶された検査条件
データを読み取って、例えば露光ユニットの種類に応じ
た検査方法を選択する。また、前記再集積の作業は、自
動詰め替え機によって行ったが、人手によって行っても
よい。また、不具合の発生頻度が少ない部品は、複数の
部品を同一のトレイに集積するのがよい。また、上記実
施例では、各トレイ毎にIDユニットを設置したが、例
えばトレイに識別番号を付け、各トレイの集積位置に対
応して不具合部品データとトレイの識別番号を印字した
紙を修理品のストロボ装置の各々に添付してもよい。ま
た、修理品のストロボ装置は、修理部門毎に1つのトレ
イに集積するようにしてもよい。
【0055】また、IDユニットに、例えばLEDや液
晶表示板等の表示手段を設け、目視によって総合判定等
のデータを確認できるようにしてもよい。また、修理の
方法は、検査ライン内で行っても、外部で行ってもよ
く、また治具等を用いて復元するものと、新しい部品と
交換するものとがある。また、IDユニットの通信機能
として、光通信を採用したが、この他に、マイクロ波通
信、磁気通信等を用いることができ、通信距離、コスト
等の点から使い分けることができる。
【0056】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、ユニット部品を保持する各検査パレット毎に情報
管理手段を設置し、これに各検査データを記憶させる。
そして、この検査データを読み取って所定の閾値により
各検査項目毎に判定し、更にその判定データからユニッ
ト部品毎に総合判定する。そして、この総合判定データ
により各ユニット部品を複数のグループに仕分けるとと
もに、各判定データを情報管理手段に記憶させるように
した。したがって、ユニット部品の検査を効率良く行う
ことができる。また、全検査データを検査項目毎に管理
できるから、修理部分の特定を正確に行うことができ、
修理できるユニット部品を増やすことができるから、ユ
ニット部品全体の再使用の割合を増やすことができる。
また、全データを1ヶ所で集中的に管理することができ
るから、オンライン及びオフラインでのデータ利用が容
易に実現できる。また、判定用の閾値も1ヶ所で管理で
きるという効果もある。
【0057】また、使用済みのレンズ付きフイルムユニ
ットを分解してストロボ装置を取り外し、複数の検査ス
テーションを経由しながら循環移動する検査パレットに
ストロボ装置を一定の姿勢で保持させ、検査パレットを
循環させる過程で各検査ステーションにてストロボ装置
を構成する電気部品及び発光部の外観、姿勢、電気特性
を検査し、この検査結果に応じてストロボ装置を再利用
できるものとできないものとに仕分けるようにしたか
ら、検査作業の効率が向上する。さらに、検査項目が多
い電気特性検査は、ストロボ装置1個当たりにかかる作
業時間が長い。このため、複数の検査パレットを取り込
んで、複数のストロボ装置を同時に検査するようにした
から、各工程での検査時間の均等化が図れるとともに、
工程を分割したラインと比較してライン自体を小スペー
ス化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ストロボ装置の検査を行う工程図を示す説明図
である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体の分解斜視図である。
【図4】ストロボ装置の分解斜視図である。
【図5】ストロボ装置の回路図である。
【図6】検査パレットを示す斜視図である。
【図7】検査パレットにストロボ装置を固定した状態の
背面図である。
【図8】IDユニットの構造を概略的に示す説明図であ
る。
【図9】検査ラインのシーケンスを示すフローチャート
である。
【図10】プロテクタークリーニング装置の概略を示す
説明図であり、(A)は洗浄液噴出装置の概略を示し、
(B)はクリーニングテープの概略を示す。
【図11】プロテクターの傷及び汚れを検査する装置の
概略を示す斜視図である。
【図12】リフレクターの汚れを検査する装置の概略を
示す斜視図である。
【図13】各電気部品の曲がりを検査する装置の概略を
示す斜視図である。
【図14】電気検査機の概略を示す説明図である。
【図15】検査項目毎に各階級値の発生数量を示す度数
分布データ表である。
【図16】製品名毎に各階級値の発生数量を示すグラフ
である。
【図17】不良表示部を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 13 本体部 14 後カバー 15 前カバー 16 露光ユニット 17 ストロボ装置 50 検査パレット 51 ストロボ装置供給工程 52 履歴データ転送工程 55 外観検査工程 56 電気検査工程 57 データ転送・履歴マーキング 58 良品払出し工程 59 修理品払出し工程 60 不合格品払出し工程 61 検査ステーション 61a 電気検査機 62 分岐装置 63 合流装置 64 ストック装置 72,85 IDユニット 73 コンピュータ 121 良品集積部 122 修理品集積部 123 再集積部 125 不合格品集積部 130 不良表示部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ付きフイルムユニットに取り外し
    自在に組み込まれ、複数の部品で構成されたユニット部
    品の検査方法において、 複数の検査ステーションを経由しながら循環移動する検
    査パレットに記憶機能及び通信機能を有する情報管理手
    段を設置するとともに、前記検査パレットにユニット部
    品を一定の姿勢で保持させて循環させる過程で各検査ス
    テーションにてユニット部品を構成する各部品を外観、
    姿勢、電気特性等の検査項目毎に検査し、これらの検査
    データを情報管理手段に記憶させ、全ての検査が終了し
    た後、各情報管理手段に記憶された検査データを一括し
    て読み取り、これらの検査データを所定の閾値により各
    検査項目毎に判定してからこの判定データにより各ユニ
    ット部品毎に総合判定を行い、この総合判定データ及び
    各検査項目毎の判定データを対応する各情報管理手段に
    記憶させるとともに、前記総合判定データに基づいて各
    ユニット部品を複数のグループに仕分けることを特徴と
    するユニット部品の検査方法。
  2. 【請求項2】 前記情報管理手段には、検査開始前にユ
    ニット部品が予め持っている履歴データを記憶させてお
    き、各検査ステーションでは、各検査の開始時に各情報
    管理手段から履歴データを読み取り、これに基づいて実
    施すべき検査項目を自動選択して検査を開始することを
    特徴とする請求項1記載のユニット部品の検査方法。
  3. 【請求項3】 前記情報管理手段の各々が保持している
    検査データ,判定データ等の全データは、前記判定制御
    手段により読み取られ、データベース化されて分析等に
    利用されることを特徴とする請求項1記載のユニット部
    品の検査方法。
  4. 【請求項4】 レンズ付きフイルムユニットに取り外し
    自在に組み込まれ、回路基板及びこれに取り付けられた
    電気部品及び発光部からなるストロボ装置の検査方法に
    おいて、 使用済みのレンズ付きフイルムユニットを分解して前記
    ストロボ装置を取り外し、複数の検査ステーションを経
    由しながら循環移動する検査パレットに前記ストロボ装
    置を一定の姿勢で保持させ、検査パレットを循環させる
    過程で各検査ステーションにてストロボ装置を構成する
    電気部品及び発光部の外観、姿勢、電気特性を検査し、
    この検査結果に応じてストロボ装置を再利用できるもの
    とできないものとに仕分けることを特徴とするストロボ
    装置の検査方法。
  5. 【請求項5】 前記検査パレットの循環路の一部を複数
    に分岐させ、各々の分岐路ごとに複数の電気特性の検査
    ステーションを設けておき、これらの検査ステーション
    の各々にストロボ装置を保持した検査パレットを送り込
    み、電気特性の検査は複数のストロボ装置について同時
    に行うようにしたことを特徴とする請求項4記載のスト
    ロボ装置の検査方法。
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JP2005099360A (ja) * 2003-09-24 2005-04-14 Fuji Photo Film Co Ltd 部品検査ラインの検定方法及び装置

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