JP2005099483A - ストロボユニットの検査方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 使用済みのレンズ付きフイルムユニットから取り出したストロボユニットを再使用するための検査を効率良く行う。
【解決手段】 ストロボユニットには電解コンデンサが設けられている。このコンデンサは、長期に充電が行われないと電解液が劣化するが、充電を繰り返し行うことで修復が可能である。ストロボ検査工程では、メインコンデンサに充電を行い、メインコンデンサの両端子間の電圧が所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かで電解液の修復が必要か否かを検査し、必要がない場合には、ストロボ発光検査を行った後に検査工程から検査パレットを排出し、未検査の検査パレットを新たに取り込む。修復が必要である場合には、他の検査工程で行っているストロボ発光検査と並行して定電圧を印加して充電を行い、他の検査工程に新たに供給される未検査の検査パレットに対して検査が開始されると並行して再び検査を行う。
【選択図】 図13

Description

本発明は、使用済みのレンズ付きフイルムユニットから取り出したストロボユニットが再使用可能かどうかを検査するストロボユニットの検査方法及び装置に関するものである。
従来、レンズ付きフイルムユニット(以下、「フイルムユニット」と称す。)は、使用後に回収し、回収したものを分解して部品を取り出し、再使用できるものはそのまま用い、また使用できないものは原材料としての利用が図られている。そして、再使用可能な部品点数をできるだけ増やすための工夫も行われ、例えばフイルムユニットに内蔵のストロボ装置についてもメインコンデンサ(電解コンデンサ)、回路要素、及び閃光放電管を1枚のプリント基板上に取り付けてストロボユニットとしてまとめておき、ユニットごとに再使用できるようにしている。
ところで、部品を再使用する場合には、その性能を検査しておくことが不可欠である。ストロボユニットの場合には、単なる外観検査の他に、電気特性,例えば回路の動作や閃光放電管の発光が確実なものであるか否かを確認するために10項目以上の検査が必要であり、各項目を個々に行うと、検査工程が増えて広い設置スペースが必要なる。また、ストロボユニットの電気特性を測定する際には、メインコンデンサの充放電を数回繰り返すが、この充電に時間がかかるため、他の検査工程との検査時間が釣り合わないなどの問題があった。
そこで、これらの問題を解決するためのストロボユニットの検査装置が提案されている(特許文献1)。この装置の発明では、電気検査工程に、充電スイッチ、メインコンデンサ、シンクロスイッチ、及び電源電池の接続端子にそれぞれ接触するスイッチング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用プローブをストロボ基板に所定端子に接続して、メインコンデンサに充電を行う。
メインコンデンサへの充電の際には、メインコンデンサの両端子に耐電圧以下の直流高電圧を直接印加し、かつこの電圧印加中にメインコンデンサの両端子間の電圧を監視することにより、任意に設定した所定電圧で直流高電圧によるメインコンデンサの充電を終了するようにしている。これにより、充電時間を短縮することができる。
また、メインコンデンサの充電と同時に電圧、電流、及び抵抗の測定を行って、充電時間、シンクロスイッチの接触抵抗、及びリーク電流等を検査している。さらに、充電が完了した後に点灯又は点滅する充電完了ランプの発光の有無を光センサを用いて確認している。
そして、メインコンデンサに充電完了してからシンクロスイッチをオンさせてストロボ発光部からストロボ光を発光させるとともに、そのストロボ光を光センサで受光し、ストロボ光量が規定レベルに達しているか否かを判定している。
このような電気検査工程は、1個のストロボユニットを検査する工程を複数ライン上に並べ、このラインを並列に2つ並べて、多量のストロボユニットを一度にストックして検査している。
特開平7−225149号公報
ところで、回収したフイルムユニットでは、メインコンデンサへの充電が長期的に行われていない。このため、メインコンデンサの陽薄膜の酸化皮膜が電解液と反応して電圧が低下し漏れ電流が増加する傾向がある。これは、一定時間ごとに充電動作を行うことでコンデンサの電極の自己修復作用を利用して漏れ電流が低下するのを回復することができる。しかし、上記装置では、特許文献1に記載の図12に示されている「初期充電後のメインコンデンサ電圧の測定」を行う工程において、所定時間内に所定電圧で充電してメインコンデンサの電圧が予め決めた設定範囲内に達しないものを不合格(NG)としている。この工程では、漏れ電流が低下しているか否かを検査しており、電気的に修復すれば回復して再使用できるものまでNGとしているので、リサイクル効率が低下していた。
また、前記工程において、NG品に対して繰り返し充電する修復動作を行ってから再び検査を行うことも考えられる。しかし、前述した公報に記載の装置では、複数の検査ステーションのうちの一カ所でも修復に時間がかかると、他の検査ステーションの全部が待ちとなるため、作業効率が悪いという欠点があった。
本発明の目的は、上述のような背景に鑑みてなされたもので、ストロボユニットのコンデンサに対して電気的な修復を行うようにしてリサイクル効率を向上するように工夫したストロボユニットの検査装置を提供することにある。また、前記修復を行うために長い時間がかかっても、他の工程のタクトに支障をきたさないように工夫したストロボユニットの検査装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明では、使用済みのレンズ付きフイルムユニットから再使用するために取り出したストロボユニット内のメインコンデンサの両端子に電圧を印加して充電を行うとともに、その電圧印加中に前記メインコンデンサの両端子間の電圧を測定し、測定電圧が前記電圧印加した時点から第1所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かで合否を判断するストロボユニットの検査方法において、前記検査の結果が不合格と判断されたストロボユニットに対しては、前記メインコンデンサの両端子に電圧を前記第1所定時間よりも長い第2時間だけ印加して充電を行うとともに、その充電完了後に放電し、その後に再び検査するようにしたものである。
第2の充電及び放電を行う工程を、第1の充電及びメインコンデンサの劣化検査を行う工程と同じ工程で行うようにしてもよいし、異なる工程で別々に行うようにしてもよい。同じ工程で行う場合には、検査ラインの一部に配した検査工程で行うとともに、放電完了後に、そのストロボユニットを再び検査工程の上流側に投入して再検査を行うように構成すればよい。検査ラインを循環式に構成すると、一々戻さなくても循環させればよいから簡便である。異なる工程で行う場合には、検査の結果が不合格と判断されたストロボユニットを検査ラインのうちの第1の充電及びメインコンデンサの劣化検査を行う検査工程とは異なる他の工程に搬送してここで第2の充電及び放電を行うとともに、その放電完了後に、そのストロボユニットを再び検査工程で再検査を行うように構成するのが望ましい。この場合も検査ラインを循環式にすると簡便である。なお、第1及び第2の充電としては、予め決められた所定電圧を印加する定電圧充電としてもよいし、耐電圧以下の直流高電圧を印加して高速充電を行っても良い。また、第2の充電の時間としては、予め決めた時間、例えば検査ラインのうちの他の工程の作業時間(タクト)に合わせて設定するのが好適である。
検査工程(ステーション)を複数設ける場合には、検査の結果が不合格と判断されたストロボユニットに対しては、前記メインコンデンサの両端子に電圧を前記所定時間よりも長い時間だけ印加して充電を行うとともに、その充電完了後に放電する修復作業によって、他の検査工程のタクトに支障をきたさないように、他の検査工程での検査作業中に修復作業を行い、他の検査工程に供給される新たな検査パレットに対する検査と並行して、先に不合格となったストロボユニットを保持する検査パレットに対して同じ検査工程で再び検査を行うようにすればよい。
このような検査工程を考慮すると、前記検査パレットを搬送方向に沿って一列に並んだ状態になるように前記検査ステーションと同じ数だけ取り込む取り込み口をもつ取り込み手段と;前記取り込み口に取り込んだ複数の検査パレットを前記搬送方向に対して直交する方向に同時に押し込むプッシャー手段と;前記検査ステーションと同じピッチで並設された複数のストック口を持っており、前記各検査ステーションで検査作業を行っている間に、前記プッシャー手段で押し込まれる検査パレットを前記各ストック口にストックするストック手段と;前記検査ステーションで合格したストロボユニットを保持する検査パレットが検査ステーションから取り出される複数の取り出し口を持つ取り出し手段と;前記検査ステーションと同じ数だけ設けられており、検査ステーションにある検査済みの検査パレットを前記取り出し口に取り出すとともに、前記ストック口にある未検査の検査パレットを空の検査ステーションに供給するチャンジャー手段と;全部の検査ステーションでの検査が完了した後に、合格したストロボユニットを保持する合格検査パレットが在る検査ステーションに対応するチェンジャー手段を作動させ、また、修復動作を行っているストロボユニットを保持する修復検査パレットが存在する検査ステーションに対応したチャージャー手段を非作動として、修復検査パレットを検査ステーションにそのまま残して、他の合格検査パレットを前記取り出し口に取り出すとともに、前記ストック口にストックされている検査パレットのうちの前記合格検査パレットを取り出した空の検査ステーションに未検査の検査パレットを前記空の検査ステーションに供給するように各チェンジャー手段の作動を個別に制御して全ての検査ステーションに検査パレットを取り込んで検査させ、その検査中に、前記取り込み口のうちの未検査の検査パレットを検査ステーションに供給した空のストック口に対応する取り込み口にのみに新たな検査パレットを供給する配列となるように前記取り込み手段の取り込み動作を制御する制御手段とを備えるのが、作業効率の面で好適である。
本発明によれば、ストロボユニットに設けられたメインコンデンサに充電を行っている間に、メインコンデンサの両端子間の電圧を測定し、前記測定した電圧が前記電圧を印加してから第1所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かでメインコンデンサの電極が劣化しているか否かを判断し、劣化と判断したときに、メインコンデンサの両端子に電圧を前記第1所定時間よりも長い第2所定時間だけ印加して充電を行った後に放電する修復動作を行うとともに、その後に再び検査するようにしたから、メインコンデンサの電極の修復が簡便に行え、よってストロボユニットのリサイクル効率が向上する。
また、検査工程(検査ステーション)を複数設けた発明では、メインコンデンサの電極の修復を必要としない合格のストロボユニットに対して行う次ぎのストロボ発光検査と並行して、不合格のストロボユニットに対しての修復動作を行い、合格のストロボユニットを保持する検査パレットが検査工程から取り出され、次の未検査のストロボユニットを保持する検査パレットが供給されてその検査パレットに対して新たに行う検査と並行して、前回不合格のストロボユニットを保持する検査パレットに対して再び検査を行うようにしたから、他の工程のタクトに支障をきたすようなことがなく、検査と並行して効率よく修復動作を行うことができる。
フイルムユニット2は、図1に示すように、撮影機構等を備えたユニット本体3と、これを収納する外ケース4とから構成されており、この外ケース4に入れたままで写真撮影が行われる。この外ケース4からは、撮影レンズ5、ファインダー対物窓6、レリーズボタン7、撮影枚数表示板8、巻き上げノブ9、ストロボ発光部10、及びストロボ充電スイッチ11が露呈している。
図2において、ユニット本体3は、パトローネ付き写真フイルム12が装填される本体部13、この本体部13の背面に被着され、本体部13との間で写真フイルムを光密に収納する後カバー14、本体部13の前に被着される前カバー15、本体部13と前カバー15との間に配置される露光ユニット16、ストロボユニット17とから構成されている。露光ユニット16には、カウンター機構、シャッター機構、フイルム巻止め機構、及び撮影レンズ5等が内蔵され、これらは一体化されている。撮影レンズ5は、露光ユニット16に組み込まれている。
本体部13には、パトローネが装填されるパトローネ室20と、パトローネから引き出された未露光の写真フイルムをロール状に収納するフイルム収納室21とが設けられている。こられの底は開口となっており、後カバー14に設けたプルトップ式の底蓋22,23によって塞がれる。フイルム収納室21の底蓋23は、写真フイルム装填の際にパトローネから未露光の写真フイルムをロール状に巻き取る治具等を挿入するためのものであり、またパトローネ室20の底蓋22は、撮影終了後に撮影済みフイルムを収納したパトローネを取り出すときの蓋となる。
パトローネ室20と未露光フイルム収納室21との間には、露光開口24が成形されており、この前面に露光ユニット16が爪結合によって着脱自在に取り付けられる。露光ユニット16の右横、すなわち未露光フイルム収納室21の前面には、ストロボユニット17が爪結合によって着脱自在に取り付けられる。
ストロボユニット17は、図3に示すように、ストロボ基板25とこれに形成されたスルーホールに半田付けされる電気部品とから構成されている。電気部品は、充電開始用接点26,27が形成された銅箔パターン等が印刷されており、プロテクター、リフレクター、トリガ電極板、及び放電管からなるストロボ発光部10、シンクロスイッチ33、電源電池34(図2参照)が取り付けられる電極板35,36、メインコンデンサ37、ネオン管やLEDである充電表示ランプ38等の部品で構成されている。また銅箔パターンの上には、製造時期と再使用回数及びその時期とを表示するための表示部39が設けられている。
ストロボ充電スイッチ11とストロボ基板25との間には受け板29が挟装される。受け板29は、ストロボ基板25の上に位置決めされる。ストロボ充電スイッチ11は、受け板29により変位がガイドされる。充電開始用接点26,27は、ストロボ充電スイッチ11の変位に応動して、その背面に設けた短絡板40の接触によりONする。充電表示ランプ38は、メインコンデンサ37への充電が完了した際に点滅又は点灯し、外ケース4に設けた開口4aを通して外部に充電完了を表示する。また、シンクロスイッチ33は、露光ユニット16に設けたシャッタ羽根が固定の絞り開口を全開する際に一方の接片33aを押圧し、この接片33aが他方の接片33bに接触することによりONする。
図4に示すように、ストロボユニット17の回路41は、充電開始用接点26,27がONされると、昇圧回路42により電極板35,36にセットされた電源電池34の電圧が昇圧され、この高電圧出力がトリガ用コンデンサ44及びメインコンデンサ37を充電するようになっている。トリガ用コンデンサ44には、トリガ用トランス45が接続され、その一次巻線45aにはシンクロスイッチ33の接片33aが、二次巻線45bには放電管31の放電を開始させるためのトリガ電極板30がそれぞれ接続されている。なお、符号38は、充電完了表示用のネオン管である。また、この図4は、検査時のストロボユニット17の回路の状態を示しており、電極板35,36には電源電池34の代わりに、1.6Vの定電圧電源43が接続されるとともに、メインコンデンサ37の端子37a,37bには直流高電圧供給装置18が直接に接続される。この直流高電圧供給装置18については後述する。
放電管31は、両端子がメインコンデンサ37の端子37a,37bに接続され、メインコンデンサ37に蓄えられた電荷によって放電する。プロテクター28は前面が外ケース4から露呈されており、被写体に向けて配光する。リフレクター29は、放電管31から放電された光をプロテクター28に向けて反射させる。
工場では、現像所から回収したフイルムユニット2を供給コンベヤに移載し、ここで、外ケース4を取り外した後、移載装置によりフイルムユニット2の分解ライン65(図5参照)に搬送する。この分解ライン65は、自動化となっており、インデックス回転テーブルにフイルムユニット2を順次移載して分解してゆく。
インデックス回転テーブルには、所定間隔ごとに複数の分解パレットが固定されており、この分解パレットにフイルムユニット2が1個ずつ一定の姿勢で保持される。保持されたフイルムユニット2は、各ステーションで自動的に分解される。これにより、巻き上げノブ9、前カバー15、レンズ5、短絡板40、ストロボユニット17、露光ユニット16、電池34、及び後カバー14が結合している本体部13とに分解される。
巻き上げノブ9、前カバー15及び本体部13は、同じプラスチック材料であるからそのままの状態で樹脂再生工程に送られ、ペレット化される。これとは異なったプラスチック材料である撮影レンズ5は、別の樹脂再生工程に送られる。また、短絡板40は金属再生工程に送られる。さらに、露光ユニット16は、機能検査を行った後にフイルムユニットの組立ライン70(図5参照)に送られる。なお、電源電池34は、専門の電池回収業者に引き渡される。
取り出されたストロボユニット17は、表示部39から製造時期と再使用回数及びその時期とが自動的に読み取られ、耐用年数を経過していないものが検査ラインに投入される。この検査ライン102は、図5に示すように、ストロボユニット17を一定の姿勢で保持させた検査パレット50を複数の検査工程に順に供給して、ストロボユニット17の形状、電気特性、外観、及び動作等を検査し、この検査結果の情報に応じてストロボユニット17を合格、準不合格、不合格の3種類に仕分ける。
検査ライン102は、ストロボユニット供給工程51、履歴データ転送工程52、エアークリーニング工程53、プロテクタークリーニング工程54、電気検査工程56、外観検査工程55、履歴マーキング工程57、合格品払出し工程58、準不合格品払出し工程59、及び不合格品払出し工程60とから構成されている。
このうち電気検査工程56は、12個の検査ステーションからなる。各検査ステーション56a〜56lには、それぞれ1台ずつ電気検査機が設けられている。電気検査工程56は、12個の検査パレットを同時に取り込んで、12個のストロボユニット17を同時に検査する。これらの電気検査工程56の前後には、取り込み装置62及び取り出し装置63が設置されており、また、取り込み装置62の前後、及び取り出し装置63の後には、複数の検査パレットを待機するためのストック装置64、140,141がそれぞれ設置されている。
検査パレット50には、図6及び図7に示すように、ストロボユニット17を一定の姿勢に保持する2つの押さえ爪66,67が設けられている。ストロボユニット17は、検査パレット50によりプロテクター28が上方に、且つストロボ基板25に対してプロテクター28とは逆側に設けられたメインコンデンサ37が下方に向いた一定の姿勢で保持される。また、この押さえ爪66,67によってストロボユニット17が保持されたときに、ストロボユニット17は、2つの位置決めピン68,69により精度良く位置決めされる。押さえ爪66,67は、軸71,72を中心に回動自在となっており、バネ73,74によりストロボユニット17を保持する方向に向けて付勢されている。供給及び払出し工程51,58,59,60には、押さえ爪66,67をバネ73,74の付勢に抗して回転させる押圧機構が設けられている。この押圧機構の作動により検査パレット50とストロボユニット17との着脱が行われる。
検査パレット50には、情報管理手段として光通信機能を備えたID(Identification)ユニット75が設けられている。このIDユニット75は、前面に配置された投光窓75a、受光窓75bを介して、検査パレット50にセットされたストロボユニット17の履歴データや検査データ等を記憶するとともに、これらのデータを制御手段としてのコンピュータ(図5参照) 76に転送する。
図8に示すように、IDユニット75は、前記投光窓75a、受光窓75bを介してコンピュータ76(図5参照)等とデータの送受信を行う赤外線投受光部77、通信I/F78、CPU79、メモリ80からなる。このメモリ80は検査項目毎にアドレスが決めてあり、このアドレスに検査結果が寸法、面積等のデータで書き込まれる。また、このアドレスには検査済みか否かのデータも書き込まれる。また、各検査機、コンピュータ76、及び後述する集積部等には、IDユニット75とデータの送受信を行うIDユニット81が接続されている。このIDユニット81は、赤外線投受光部82、通信I/F83、CPU84、入出力I/F(RS232C,デジタルI/O)85から構成される。
電気検査装置61は、図9に示すように、遮光カバー86、スイッチング用及び給電用に用いられる8本のプローブ、ネオン管発光検知部(図示なし)、制御部88、アクチュエータ89、ストロボ光測定部90、定電圧電源43、及び直流高電圧供給装置18から構成されており、プローブ87、ネオン管発光検知部、アクチュエータ89は遮光カバー86の内部に固定されている。遮光カバー86は、ストロボ発光量を測定するときに、他のストロボユニット17のストロボ発光部から発光されるストロボ光が浸入しないようにするためのものである。この遮光カバー86は、検査パレット50の在席を検知すると、図示していないシリンダー等の移動機構によって検査パレット50から退避した退避位置と検査パレット50に近寄った接近位置との間で移動する。この移動は、検査パレット50に対して垂直方向となっている。
プローブ87のうちの給電用プローブは、後端がケーブルを介して直流高電圧供給装置18、定電圧電源43、及び制御部88に接続されており、また遮光カバー86が接近位置のときに先端がストロボ基板25の上の所定の接点に接触する。このプローブが接触する端子は、電池用(+,−)電極板35,36である。
ストロボユニット17を保持した検査パレット50が電気検査工程に搬送されると、図示していないベース部が接近位置に移動する。このベース部の移動により、プローブ87を構成するスイッチング用プローブ、測定用プローブ、シンクロ接点用プローブ、及び、給電用プローブが、充電開始用接点26,27、メインコンデンサ37の端子37a,37b、シンクロスイッチ33の両電極、及び電源電池34用の電極板35,36にそれぞれ接触し、また、詳しくは後述するアクチュエータ及び光センサはシンクロスイッチ33、充電開始用接点26,27、ストロボ発光部10、及びストロボ充電完了表示用の充電表示ランプ38の各々の近傍に位置決めされる。そして、制御部88は、スイッチング用プローブ、測定用プローブ、及び給電用プローブを介してメインコンデンサ37に充電を行い、アクチュエータの作動によりシンクロスイッチ33をオンさせてストロボ発光部10を発光させるとともに、光センサで受光したストロボ発光部10からの光量が規定レベルに達しているか否か、また充電時間が規定時間内か否か、シンクロスイッチ33の接触抵抗が規定値以下か否か、ストロボ充電完了表示用の充電表示ランプ38の点滅又は点灯が正常か否か等のストロボ発光検査によって合否を判定する。
ストロボ光測定部90は、遮光カバー86に設けた開口86aの上に固定されており、開口86a、拡散板91、及びNDフィルター92を順に通って入射したストロボ光をフォト・ダイオード93で受光し、フォト・ダイオード93で得られた信号を制御部88に送る。
直流高電圧供給装置18は、図4で説明したように、給電用のプローブを介してメインコンデンサ37の端子37a,37bに直接にメインコンデンサ37の耐電圧以下、例えばDC350Vの直流高電圧を印加するもので、直流高電圧電源19、スイッチ32、電流制限用の抵抗46、逆流防止用のダイオード47、電圧検出部48、及びスイッチ駆動部49からなる。電圧検出部48は測定用のプローブを介してメインコンデンサ37の端子電圧を常時測定しており、端子電圧が予め設定した所定の電圧、例えば270Vになったときに、スイッチ駆動部49を介してスイッチ32をOFFにし、メインコンデンサ37の端子37a,37bに対する直流高電圧充電を停止する(図10に示す実線参照)。なお、スイッチ駆動部49は、フイルムユニット2に組み込むときに改めて検査する必要がないように、製品と同じストロボ充電スイッチ11を用いて行っている。
充電表示ランプ発光検知部134は、図11に示すように、例えばライトガイド(樹脂製プリズム)135と受光センサ136とで構成されている。従来の検知部は、受光センサを直接に充電表示ランプ38の近傍に移動させる構成にしていたため、受光センサの光軸を充電表示ランプ38に対して精度良く位置決めしないと、光量値の変動が起こり、判定し難かった。しかも、充電表示ランプ38は、トリガ用コンデンサ44やトリガ用トランス45の近傍に配されているため、受光センサがこれら電子部品44,45から発生する高電圧の影響を受けて故障することがあった。
そこで、ライトガイド135の一端135aに受光センサ136を取り付け、ライトガイド135の他端135bを、充電表示ランプ38から放たれる光を集光する向きの斜面に形成し、他端135bを充電表示ランプ38に近づける位置と離れる位置との間で移動するように構成している。なお、ライトガイド135の代わりに、光ファイバーなどの非導電性の導光部品を用いても良い。
ストロボユニット17の検査が開始され、メインコンデンサ37が充電状態になると充電表示ランプ38が点滅又は点灯する。この光は、ライトガイド135を通って受光センサ136の受光面136aに導かれる。受光センサ136で充電完了表示の光を検出すると、その検出に応じて検知信号を制御部88に送る。
アクチュエータ89は、図12に示すように、ソレノイド95、連結板96、バネ97、固定ガイド棒98、及び叩き棒99とから構成されており、遮光カバー86が接近位置のときにシンクロスイッチ33の近傍に位置決めされる。ソレノイド95は、制御部88の制御により駆動される。このソレノイド95がONすると、プランジャー95aに連結された連結板96が軸101を中心として反時計方向に回転する。叩き棒99は、固定ガイド棒98にしたがってシンクロスイッチ33の接片33aを叩く叩き位置とこれから退避する退避位置との間で移動自在となっており、バネ97により退避位置へ向けて付勢されている。そして、叩き棒99は、連結板96の反時計方向への回転により叩き位置に向けて移動しシンクロスイッチ33をONする。
制御部88は、各プローブ87を通して各接点間の抵抗、リーク、電圧や電流等の測定やアクチュエータ89の制御等を、予め定められたシーケンスに基づいて実行する。そして、各検査項目毎に得られた測定データを階級化処理し、所定の閾値により合格,準不合格,不合格の判定を行った後、この各測定データ及び各判定データをIDユニット81を介して検査パレット50のIDユニット75に転送すると同時に、コンピュータ76に伝送する。なお、検査の迅速化のため、1項目でも不合格の判定が出たストロボユニット17は、その時点で以降の全ての検査は中止されるが、例えば検査開始後間もない段階の100V以下の低圧領域での充電で、充電は実施できるが電圧の上昇速度が遅い場合には、メインコンデンサ37の劣化を修復するために充電を継続する。また、合格及び準不合格の判定の場合には、検査は継続され、その都度検査データはIDユニット75に記憶されるとともにコンピュータ76に伝送される。
次に、ストロボユニット17の検査ラインの作用を説明する。ストロボユニット供給工程51では、フイルムユニット分解ライン65から供給されたストロボユニット17を各検査パレット50に保持させるとともに、IDユニット75の全データをリセットする。このリセットに際しては、そのままで判定されたときには判定結果が必ず不合格となるデータ、例えば“F”を書き込む。これは、通信異常や作業ミスによって測定データや判定データがIDユニット75に書き込まれなかったときに、データ不明のものを間違って合格品として集積されることを防止するためのものである。また、搬送先のデータ・検査条件のデータでも“F”を使用しないようにすることによりデータ異常が検出できるので、例えば再度検査を実行させたり、途中排出させたりという処理を行うことができる。
履歴データ転送工程52では、まず表示部39からマーキングされている生産年月日、生産工場、製品タイプ、使用回数、リユース許可年月日が読み取られ、これらのデータとともに、検査条件、集荷地区、分解装置等の工程経路の実績等のデータが履歴データとしてIDユニット75に転送される。この表示部39の読み取りは、例えば履歴データ転送工程52に設けられた専用のコンピュータに接続された読み取りセンサによって行われ、この履歴データはIDユニット81を介してIDユニット75に転送される。
エアークリーニング工程53では、ストロボユニット17に向けてエアーを吹き付け、ストロボユニット17に付着したゴミを吹き飛ばす。プロテクタークリーニング工程54は、帯状のクリーニングテープが巻き付けられたクリーニングヘッドと、洗浄液を上方からプロテクター28に向けて噴射する洗浄液噴射装置とが設けられており、洗浄液噴射装置から洗浄液が噴射された後に、検査パレット50がクリーニングヘッドの下部まで移動した後に、クリーニングヘッドがプロテクター28の表面を押圧する位置まで移動し、クリーニングテープを左右方向に数回往復運動してプロテクター28の表面をクリーニングする。
プロテクタークリーニング工程54を通過したストロボユニット17は、ストック装置64、取り込み装置62,ストック装置140に順に送られて検査工程56に供給され、ここで複数の検査パレット50が同時に検査される。各検査工程56には電気検査装置61が設けられている。検査パレット50は、位置決めストッパーで位置決めされれると、光電センサで在席が検知される。この在席検知後に、遮光カバー86が下降して接近位置の状態となる。このとき各プローブ87、アクチュエータ89、及び充電表示ランプ発光検知部134が各々の近傍に位置決めされる。
電気検査装置61による電気特性の測定は、図13に示すシーケンスに従って行われる。先ず、メインコンデンサ37の放電を行う。この放電中には、メインコンデンサ37の電圧を測定しており、この電圧が、例えば2V以下となったら、この時点から100msの時間経過後に終了とする。放電開始後から所定時間経過後にメインコンデンサ37の電圧が2V以下にならない場合には、不合格であるからこの判定データをIDユニット75に転送するとともに、コンピュータ76に伝送した後、以降の検査を中止する。
合格したストロボユニット17に対して、アクチュエータ89を駆動させ、シンクロスイッチ33の接触抵抗を測定する。測定は10msの時間毎に50回迄行う。判定は測定値が、例えば2Ω以上であったら不合格とする。50回とも不合格の場合には、アクチュエータ89の駆動を停止し、再度やり直す。やり直し回数は、設定値に応じて変更し、1回でも不合格がなければ次の検査に進む。
次に、電極板35,36の端子間のリーク電流を測定する。試験電圧は1.6Vで行い、判定は、例えば1μA以上をNGとする。次に、図10の実線で示すように、第1の所定時間、例えば500ms時間だけ電池電圧に相当する電圧1.6Vで充電(以下、「定電圧充電」と称す)を行い、この時のメインコンデンサ37の電圧を測定する。この測定値が30V以下を不合格とする。
しかし、予め決めた所定電圧の範囲、例えば20V以上30V未満の範囲で充電が可能であるが、電圧の上昇速度が遅いために合格にならない場合には、電解コンデンサであるメインコンデンサ37の電極が劣化していると判断し、検査を中止してメインコンデンサ37の修復をするために定電圧充電を継続する修復動作を行う。修復動作は、定電圧充電を前記第1の所定時間よりも長い第2の所定時間だけ行った後に放電を実施することで完了する。放電を完了するまでの時間は、合格したストロボユニット17に対してストロボ発光検査が完了する時間に合わせてある。こうすることで他の工程の作業時間(タクト)に支障をきたすことはない。修復動作を実施したストロボユニット17は、同じ検査工程で再度最初から検査を実施する。なお、図10に点線で示したメインコンデンサ37の電圧が修復動作時の電圧である。
続いて、直流高電圧供給装置18のスイッチ32をONにしてメインコンデンサ37の端子37a,37bに直接に、耐電圧以下の直流高電圧、例えば350Vの直流高電圧を印加して高速充電を行う。そして、充電表示ランプ38が発光した時のメインコンデンサ37の電圧を測定する。
この後、電圧検出部48がメインコンデンサ37の端子電圧を監視し、端子電圧が所定の設定電圧、例えば270Vに達することを検出することに応答してスイッチ駆動部49がスイッチ32をOFFにする。これによって、直流高電圧供給装置18による直流高電圧の印加が停止され、その後は定電圧充電のみが継続される。そして、この定電圧充電中に充電表示ランプ38の点滅が持続されるかを検査する。時間は発光検知より、例えば2秒間行う。次に、放電を100msの時間だけ行い、このときのメインコンデンサ37の電圧が、例えば230V以上であれば不合格とする。そして、またスイッチ32をONにして高速充電を行い、充電開始からメインコンデンサ37の電圧が規定電圧,例えば220Vに達した時点までの時間を測定する。判定は、例えば8秒以上である場合を不合格とする。
その後、10msの時間だけアクチュエータ89を駆動させ、シンクロスイッチ33をONする。このとき、制御部88は、ストロボ光測定部90から得られる信号を監視し、光量が規定レベルに達しているか否かを判定する。更に、ストロボ発光後のメインコンデンサ37の電圧を測定し、この電圧が、例えば70V以上であれば不合格とする。その後、定電圧充電を開始し、規定時間内に充電表示ランプ38が発光するか否かを検査する。判定は、定電圧充電を開始してから充電表示ランプ発光検知部134から検知信号が得られるまでの時間が、例えば8秒以上かかる場合には不合格とする。そして、充電表示ランプ38が発光した時点のメインコンデンサ37の電圧を測定する。判定は、例えば280〜310V以外の場合には不合格とする。更に、そのまま低電圧充電を継続し、充電を開始してから規定時間、例えば10秒以内でメインコンデンサ37の電圧が規定電圧、例えば310Vに達するか否かを判定する。また、この間で充電表示ランプ38の点滅回数を計数する。この判定は、例えば1秒間に17カウント以上を不合格とする。
次に、アクチュエータ84を駆動させ、シンクロスイッチ33をONする。これによりストロボ発光が行われ、発光後のメインコンデンサ37の電圧が規定電圧、例えば70V以上であれば不合格とする。最後にメインコンデンサ37の放電を所定時間、例えば2秒間行い、放電後のメインコンデンサ37の電圧が規定電圧、例えば5V以上であれば不合格とする。なお、電気検査中にメインコンデンサ37の電圧が、例えば350Vを越えるとただちに不合格と判定し、検査を中止する。
検査が終了すると、検査パレット50は検査ステーション56a〜56lから12個同時に取り出しステーションに送られ、そして、次の検査対象を載せた検査パレット50が検査ステーション56a〜56lに供給されて各々位置決めされる。ここで、複数の検査パレット50を電気検査工程56に同時に取り込んで電気検査を行った後に次の外観検査工程55に排出するまでの流れを説明する。
図5で説明したように、検査パレット50は、略横長矩形条の検査ライン102に無限循環で搬送される。ストック装置64,140,141、取り込み装置62、取り出し装置63、電気検査工程56は、検査ライン102のコーナー部に設置されている。
図14に示すように、検査パレット50(クロスハッチング部)は、搬送方向に送られてストック装置64に搬送方向に沿ってストックされる。ストック装置は、検査パレット50を1個ずつ取り込み装置62に送る。取り込み装置62には、搬送方向に沿って検査パレット50を取り込む取り込み口62a〜62lが検査ステーション56a〜56lと同じ数だけ搬送方向に沿って設けられている。取り込み口62a〜62lは、検査ステーション56a〜56lと同じピッチで、且つ検査ステーション56a〜56lと平行に並んでいる。検査パレット50は、図15に示すように、取り込み口62a〜62lのうちの搬送方向の上流側の取り込み口62aから下流側(奥)の取り込み口62lに向けて1個ずつ供給され、下流側の取り込み口62lから取り込み口62a〜62lに1個ずつ取り込まれる。
取り込み装置62と電気検査工程56との間には、ストック装置140が配されている。ストック装置140も、12個のストック口140a〜140lを持ち、ストック口140a〜140lは、検査ステーション56a〜56lと同じピッチで、且つ検査ステーション56a〜56lと平行に並んでいる。取り込み口62a〜62lの全部に検査パレット50を取り込むと、これに応答して制御部144がプッシャー機構142を作動させ、図16に示すように、各ストック口140a〜140lに各取り込み口62a〜62lにある検査パレット50を同時にシフトする。
各ストック口140a〜140lから各検査ステーション56a〜56lには、図17に示すように、チェンジャー機構146が個別に設けられている。各チェンジャー機構146は、ストック口140a〜140lにある検査パレット50を個別に検査ステーション56a〜56lに送ると同時に、検査ステーション56a〜56lにある検査済みの検査パレット50を取り出し装置63の取り出し口63a〜63lに個別に送り出す。なお、修復動作中の検査パレット50がある場合には、その検査ステーション56a〜56lに対応するチェンジャー機構146が作動しない。これら制御は制御部144によって行われる。
図18に示すように、各検査ステーション56a〜56lで検査パレット50に対して電気検査が行われている時には、次回の検査パレット50がストック口140a〜140lに待機している。電気検査が終了すると、制御部144が各チェンジャー機構146a〜146lを作動させ、図19に示すように、各チェンジャー機構146a〜146lが検査ステーション56a〜56lにある各検査パレット50を取り出し口63a〜63lに送ると同時に、ストック口140a〜140lにある検査パレット50を検査ステーション56a〜56lに送り出す。そして、取り出し口63a〜63lに送られた電気検査済みの検査パレット50は、図20に示すように、搬送方向とは逆のリターン方向に向けて1個ずつ送られてストック装置141に貯められると同時に、新たな検査パレット50がストック装置64から取り込み装置62に送られる。ストック装置141は、電気検査済みの検査パレット50を順次に履歴マーキング工程57に送り出す。
次に、電気検査中に修復動作が行われた場合について説明する。例えば図21に示すように、検査ステーション56a〜56lのうちの検査ステーション56e,56hにある検査パレット50のストロボユニット17に対して修復動作中である場合、修復動作中の検査ステーション56e,56h以外の通常動作中の検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lにある検査パレット50に対して電気検査が終了後した時点又は終了する前に、修復動作中の検査ステーション56e,56hにある電気検査装置61の制御部88から修復動作中である旨の修復動作信号が制御部144に個別に送られる。制御部144は、修復動作信号を受け取ることで、どの検査ステーション56a〜56lで修復動作が行われているか否かを特定する。そして、通常動作中の検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lにある検査パレット50で電気検査が終了すると、通常動作中の検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lに応じたチェンジャー機構146a〜146d,146f,146g,140i〜140lのみを動作させる。
これにより、図22に示すように、修復動作中の検査ステーション56e,56hにある検査パレット50はそのままで、通常動作中の検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lにある検査パレット50のみが取り出し装置63に送られ、また、空いた検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lに新たな検査パレット50が供給される。このとき、ストック装置140のストック口140h,140eには、新たな検査パレット50が残った状態となっている。
取り込み装置62のプッシャー機構142は、複数の検査パレット50をいっぺんにストック装置140に供給する。よって、検査パレット50を取り込み装置62に全部取り込むと、ストック口140e,140hで検査パレット50同士がぶつかる。そこで、検査パレット50をストック装置64から取り込み装置62に1個ずつ取り込むときに、制御部144は、図23に示すように、ストック装置140のストック口140a〜140lのうちの検査パレット50が在るストック口140e,140hに対応する取り込み口62e,62hが空きとなる配列となるように、検査パレット50をストック装置64から順次取り込む。このような配列は、供給側コンベヤ上にある検査パレット50を同時に1ピッチ分送る取り込み装置62に設けたコンベヤを、取り込み口62a〜62lのピッチ分だけ1回空送りさせるように制御することで行える。
取り込み後には、取り込み装置62には、図23に示すように、ストック装置140での検査パレット50の空きに対応した配列で検査パレット50が取り込まれる。その後、制御部144がプッシャー機構142を作動させ、プッシャー機構142が取り込み装置62にある検査パレット50をストック装置140に送り込む。これにより、図24に示すように、ストック装置140には、ストック口140a〜140lに、前回の残りの検査パレット50に加えて新たな検査パレット50が供給され、次回に検査する数の検査パレット50がストックされる。
修復動作を行った検査ステーション56e,56hにある検査パレット50に対しては、1回目の電気検査途中でNGになっているから、通常動作中の検査ステーション56a〜56d,56f,56g,56i〜56lにある検査パレット50に対しての電気検査が完了するまでに修復動作が完了し、新たに取り込んだ検査パレット50とともに2回目の電気検査が行われる。ここで、前回修復動作を行った検査ステーション56e,56hにある検査パレット50は、これらに保持されたストロボユニット17に対して電気検査が合格となった場合、チャンジャー機構146により取り出し装置63に送り出される。以後、前述したように新たな検査パレット50が検査ステーション56a〜56lに送られ、次回の電気検査が通常どおりに行える。
電気検査工程56での測定データ及び判定データは、各検査パレット50のIDユニット75に記憶されるとともに、コンピュータ76に伝送される。そして、コンピュータ76に接続されたCRTの画面に表示されているメニュー項目から、「不良発生項目別累計」もしくは「測定データ」を選択すると、図25及び図26に示すように、「不良発生項目別累計」や「測定データ」がCRT画面にオンライン表示される。「不良発生項目別累計」は、検査ステップ毎に発生した不良品の数を生産管理時間又は作業者のリセット操作時から累計するもので、各時点の不良発生率も分かるようになっている。なお、図25及び図26において、チャンネルが8個あるのは、電気検査工程56が8ライン迄対応できるように構成されていることを示している。そして、図25及び図26に示されているCRT画面の表示でチャンネル3,5がNGで他がOKとなっているのは、直前の検査においてチャンネル3,5はNGであり、チャンネル1,2,4,6,7,8はOKであることを示している。
コンピュータ76に伝送された各判定データは、各ストロボユニット17毎に集積され、全検査項目の判定データが揃った時点で各ストロボユニット17が総合判定される。この結果、各ストロボユニット17は、例えば「合格品」,「準不合格品」,「不合格品」の3種類に分けられる。「合格品」は全検査項目の判定データが合格で、そのまま再使用可能なものである。「準不合格品」は1項目でも準不合格の判定データを含むもので、修理すれば再使用可能なものである。「不合格品」は前述したように1項目でも不合格の判定が出て以降の全検査が中止されたもので、再使用が不可能であるから、集積後廃棄される。
また、全検査項目の測定データ及び判定データが揃うと、オフラインでの測定データ一覧及び度数分布グラフの表示を行うことができる。測定データ一覧は、例えば、シンクロスイッチの接触抵抗値,リーク電流値,ストロボ発光の光量,充電時間(4点),ネオン管の発光電圧,ネオン管の点滅回数,充電電圧の計10項目の測定データを測定の時系列に一覧表示したり、例えば、図27に示すように、各検査ステップでの判定結果を時系列に一覧表示するものである。
測定データの度数分布グラフは、例えば、シンクロスイッチの接触抵抗値,リーク電流値,ストロボ発光の光量,充電時間(4点),ネオン管の発光電圧,ネオン管の点滅回数,充電電圧の計10項目について、メーカー,ロット毎に収集した測定データをそれぞれ度数分布グラフに表示し、市場評価等の解析に利用するものである。例えば、図28に示すグラフは、シンクロスイッチの接触抵抗値についての度数分布グラフをCRT画面に表示したものである。
電気検査工程56を通過したストロボユニット17は、ストック装置141に送られ、ここから1個ずつ外観検査工程55に向けて搬送される。外観検査工程55は、各電気部品の姿勢検査、プロテクター28の表面の傷、及び汚れ等の検査、リフレクター29の内面汚れ検査、シンクロスイッチ33の曲がり検査、充電表示ランプ38及びメインコンデンサ37の曲がり検査、及び電極板35,36の曲がり検査を行う。そして、これらの測定データ及び判定データは、各検査機からIDユニット75に転送されるとともに、IDユニット81を介してオンラインでコンピュータ76に伝送される。
外観検査工程55を通過したストロボユニット17は、履歴マーキング工程57に向けて搬送される。この履歴マーキング工程57では、「合格品」のストロボユニット17の表示部39にマーキングを施し、再使用回数の履歴を記録する。そして、コンピュータ76からIDユニット81を介して、各検査パレット50のIDユニット75に総合判定データが転送される。履歴マーキング工程57を経たストロボユニット17は、合格品払出し工程58に搬送される。
合格品払出し工程58では、検査パレット50のIDユニット75から総合判定データを読み取ることにより、合格品のストロボユニット17のみが払い出される。払い出されたストロボユニット17は、合格品集積部121に所定量となるまで集積され、その後フイルムユニット2の組立ライン70にそのまま供給される。
合格品払出し工程58を経て残ったストロボユニット17は、準不合格品払出し工程59に搬送される。ここでは、準不合格品のストロボユニット17のみが払い出され、準不合格品集積部122に搬送される。そして、ストロボユニット17は検査パレット50からトレイに移される。このトレイの各々にもIDユニット75が設置されており、検査パレット50のIDユニット75に記憶されていた全てのデータが各トレイのIDユニット75に転送される。
準不合格品集積部122のトレイに集積されたストロボユニット17は、IDユニット75のデータに従って不具合のある部品毎に仕分けされ、自動詰め替え機によって再集積部123に再集積される。このときの仕分け方法としては、例えば各検査項目毎の仕分けも可能であるが、この場合には例えば8000項目以上となって実際的でない。そこで、同一部品毎に仕分けると、例えば5〜20項目となって適度な項目数となるとともに、部品毎であるから修理の実施に際して都合がよい。そして、再集積部123に再集積されストロボユニット17は、修理工程124に送られ、不良部品の手直しが行われる。手直しされたストロボユニット17は、ストロボユニット供給工程51に戻され、再検査された後、合格品と判定された場合には、合格品払出し工程58、合格品集積部121を経てフイルムユニットの組立ライン70に供給される。
準不合格品払出し工程59を経て更に残ったストロボユニット17は、不合格品払出し工程60に搬送される。ここで、不合格品のストロボユニット17が払い出され、不合格品集積部125に集積された後、部品交換修理工程で修理される。
以上説明した実施例では、電気検査工程を12個の検査ステーションで構成しているが、12個に限ることなく、例えば1個だけでもよい。この場合、メインコンデンサ34の劣化検査のための充電及び検査と、修復のための充電及び放電とを同じ工程で行い、放電完了後に再び検査工程に循環させるようにするのが好適である。また、メインコンデンサ34の劣化検査のための充電及び検査と、修復のための充電及び放電とを同じ工程で行う代わりに、別々の工程で行っても良い。この場合も修復工程でメインコンデンサの劣化を修復した後に、検査ラインを循環させて再び検査を行うように構成するのが好適である。さらに、メインコンデンサの劣化検査のための充電を高速充電で、また修復のための充電を定電圧充電としているが、これらに限らず、メインコンデンサの劣化検査のための充電を定電圧充電で、また修復のための充電を高速充電としてもよい。
また、上記実施形態では、各検査項目毎の判定は各検査機で行い、この判定データをオンラインでコンピュータに伝送するようにしたが、個々の測定データはIDユニットに記憶しておき、全ての検査が終了した後、コンピュータがIDユニットから全検査項目の測定データを読み出して各検査項目毎の判定及び総合判定を行うようにしてもよい。この場合には、判定の閾値も1ヶ所で管理することができる。
また、前記再集積の作業は、自動詰め替え機によって行ったが、人手によって行ってもよい。また、不具合の発生頻度が少ない部品は、複数の部品を同一のトレイに集積するのがよい。また、上記実施例では、各トレイ毎にIDユニットを設置したが、例えばトレイに識別番号を付け、各トレイの集積位置に対応して不具合部品データとトレイの識別番号を印字した紙を修理品のストロボユニットの各々に添付してもよい。また、修理品のストロボユニットは、修理部門毎に1つのトレイに集積するようにしてもよい。
また、IDユニットに、例えばLEDや液晶表示板等の表示手段を設け、目視によって総合判定等のデータを確認できるようにしてもよい。また、修理の方法は、検査ライン内で行っても、外部で行ってもよく、また治具等を用いて復元するものと、新しい部品と交換するものとがある。また、IDユニットの通信機能として、光通信を採用したが、この他に、マイクロ波通信、磁気通信等を用いることができ、通信距離、コスト等の点から使い分けることができる。なお、本発明は、リサイクル品だけでなく、新規作成のストロボユニットの検査にも用いることができる。
捨てられたカメラに内蔵のストロボ装置を取り出して再使用するときにも本発明を採用することができる。
レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。 ユニット本体の分解斜視図である。 ストロボユニットの分解斜視図である。 ストロボユニット及び直流高電圧供給装置の回路図である。 ストロボユニットの検査ラインの概略を示す説明図である。 検査パレットを示す斜視図である。 検査パレットにストロボユニットを固定した状態の背面図である。 IDユニットの構造を概略的に示す説明図である。 ストロボユニットの検査装置の概略を示す説明図である。 メインコンデンサの端子電圧の変移を示すグラフである。 充電完了表示用のネオン管の発光を検知する検知部の概略を示す斜視図である。 シンクロスイッチをオンするアクチュエータの概略を示す斜視図である。 電気検査装置のシーケンスを示すフローチャートである。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査パレットを取り込み装置に取り込んでいる状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査パレットを取り込み装置に全て取り込んだ状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査パレットを取り込み装置からストック装置に取り込んだ状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査パレットをストック装置から検査ステーションに取り込んだ状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査ステーションで検査パレットを電気検査中に、ストック装置に新たな検査パレットをストックした状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査ステーションで検査済みの検査パレットを取り出し装置に送り、未検査の検査パレットをストック装置から取り込んだ状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査済みの検査パレットを取り出し装置から最終のストック装置に送っている状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、検査ステーションのうちの2個のステーションにある検査パレットに対して修復動作が行われている状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、修復動作中の検査ステーションにある検査パレットをそのままにして他の検査ステーションに未検査の検査パレットを供給した状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、ストック装置のうちの検査パレットが無い空きのストック口の配列と同じに取り込み装置に新たな検査パレットを取り込む状態を示している。 電気検査工程に複数の検査パレットを送り込む動作を説明する説明図であり、空きのストック口に新たな検査パレットを供給した状態を示している。 不良発生項目別累計表の表示例を示す説明図である。 オンラインでの測定データの表示例を示す説明図である。 オフラインでの測定データ一覧表の表示例を示す説明図である。 測定データ度数分布グラフの表示例を示す説明図である。
符号の説明
2 レンズ付きフイルムユニット
17 ストロボユニット
18 直流高電圧供給装置
43 定電圧電源
50 検査パレット
56 電気検査工程
61 電気検査装置
62 取り込み装置
63 取り出し装置
64,140,141 ストック装置
142 プッシャー機構
146 チャンジャー機構

Claims (5)

  1. 使用済みのレンズ付きフイルムユニットから再使用するためにストロボユニットを取り出し、このストロボユニット内のメインコンデンサの両端子に電圧を印加して第1の充電を行うとともに、その第1の充電中に前記メインコンデンサの両端子間の電圧を測定し、測定電圧が前記電圧印加した時点から第1所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かでメインコンデンサの劣化検査の合否を判断するストロボユニットの検査方法において、
    前記検査の結果が不合格と判断されたストロボユニットに対しては、前記メインコンデンサの両端子に電圧を前記第1所定時間よりも長い第2所定時間印加して第2の充電を行うとともに、その充電完了後に放電し、その後に再び検査するようにしたことを特徴とするストロボユニットの検査方法。
  2. 前記第1の充電及びメインコンデンサの劣化検査を、循環式の検査ラインの一部に配した検査工程で行い、前記検査の結果が不合格と判断されたストロボユニットを前記検査工程とは異なり、その検査工程よりも検査ラインの搬送方向の下流側の他の工程に搬送してここで前記第2の充電及び放電を行うとともに、その放電完了後に、そのストロボユニットを循環させて再び検査工程で再検査を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のストロボユニットの検査方法。
  3. 前記第1の充電及びメインコンデンサの劣化検査と、前記第2の充電及び放電とを、循環式の検査ラインの一部に配した検査工程で行い、その放電完了後に、そのストロボユニットを循環させて再び前記検査工程で再検査を行うようにしたことを特徴とする請求項1記載のストロボユニットの検査方法。
  4. 使用済みのレンズ付きフイルムユニットから再使用するためにストロボユニットを取り出し、このストロボユニット内のメインコンデンサの両端子に電圧を印加して充電を行うとともに、その電圧印加中に前記メインコンデンサの両端子間の電圧を測定し、測定電圧が前記電圧印加した時点から所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かで合否を判断するメインコンデンサの電極の劣化検査と、その検査結果により合格したものだけに対して行うストロボ発光検査とを行って次の工程にストロボユニットを送り出すとともに、送り出した後に未検査のストロボユニットを新たに供給して再び前記劣化検査を行う検査工程を複数備えており、前記各検査工程で前記劣化検査を並行して行うようにしたストロボユニットの検査方法において、
    前記検査工程のうちの劣化検査で不合格と判断されたストロボユニットが存在する検査工程では、劣化検査で合格したストロボユニットに対してストロボ発光検査を行っている他の検査工程と並行して、前記メインコンデンサの両端子に電圧を印加して充電を行うとともに、その充電完了後で、かつ他の検査工程でのストロボ発光検査が完了すると同時、又はその直前に、前記メインコンデンサに蓄えた電荷を放電し、その後、他の検査工程に供給される未検査のストロボユニットと並行して再び前記劣化検査を行うようにしたことを特徴とするストロボユニットの検査方法。
  5. 使用済みのレンズ付きフイルムユニットから再使用するためにストロボユニットを取り出し、このストロボユニットを検査パレットで一定の姿勢に保持し、その検査パレットに保持した状態のストロボユニットに設けたメインコンデンサの両端子に電圧を印加して充電を行うとともに、その電圧印加中に前記メインコンデンサの両端子間の電圧を測定し、測定電圧が前記電圧印加した時点から所定時間内に予め決めた電圧に達するか否かでメインコンデンサの電極の修復が必要か否かを検査する検査作業を行って、検査の結果修復が必要な場合に、再び電圧を印加して充電を行った後に放電する修復動作を行い、その後に、再び前記検査を行う一連の作業を、前記検査パレットの搬送方向に所定ピッチで並設された複数の検査ステーションで並行して行うようにしたストロボユニットの検査装置であって、
    前記検査パレットを、搬送方向に沿って一列に並んだ状態になるように、前記検査ステーションと同じ数だけ取り込む取り込み口をもつ取り込み手段と、
    前記取り込み口に取り込んだ複数の検査パレットを前記搬送方向に対して直交する方向にシフトするプッシャー手段と、
    前記検査ステーションと同じ数のストック口を持っており、前記各検査ステーションで検査作業を行っている間に、前記プッシャー手段でシフトされる検査パレットを前記各ストック口にストックするストック手段と、
    前記検査ステーションで修復が必要なしと判断された合格のストロボユニットを保持する合格検査パレットが検査ステーションから排出される取り出し口を前記検査ステーションと同じ数だけ有した取り出し手段と、
    前記検査ステーションと同じ数だけ設けられており、検査ステーションにある検査済みの検査パレットを前記取り出し口に排出するとともに、前記ストック口にある未検査の検査パレットを空きの検査ステーションに供給するチャンジャー手段と、
    全部の検査ステーションでの検査作業が完了した後に、合格検査パレットが在る検査ステーションに対応するチェンジャー手段を作動させ、かつ、修復動作を行っているストロボユニットを保持する修復検査パレットが存在する検査ステーションに対応したチャージャー手段を非作動とすることで、修復検査パレットを検査ステーションにそのまま残して、他の合格検査パレットを前記取り出し口に排出するとともに、前記ストック口にストックされている検査パレットのうちの前記合格検査パレットを取り出した空の検査ステーションに、未検査の検査パレットを供給するように各チェンジャー手段の作動を個別に制御して全ての検査ステーションに検査パレットを取り込んで並行に検査させ、その検査中に、前記取り込み口のうちの未検査の検査パレットを検査ステーションに供給した空のストック口に対応する取り込み口のみに新たな検査パレットが供給される配列となるように、前記取り込み手段の取り込み動作を制御する制御手段とを備えたことを特徴とするストロボユニットの検査装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN114167477A (zh) * 2021-12-08 2022-03-11 电子科技大学 一种基于薄膜探测器的频闪检测系统及设计制作方法

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