JP2000347356A - レンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法

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JP2000347356A
JP2000347356A JP11154686A JP15468699A JP2000347356A JP 2000347356 A JP2000347356 A JP 2000347356A JP 11154686 A JP11154686 A JP 11154686A JP 15468699 A JP15468699 A JP 15468699A JP 2000347356 A JP2000347356 A JP 2000347356A
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Shoichi Uchida
祥一 内田
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクル時の品種識別、及び品質管理を効
率よく行う。 【解決手段】 レンズ付きフイルムユニットを構成する
前カバー、露光ユニット、及びストロボユニットにIC
メモリーを着脱自在に取り付ける。前カバーに設けたI
Cメモリーには、製造時にフイルムユニットの品種が記
録されている。他のICメモリーには、前回のリサイク
ル時に行った検査履歴の情報が記録されている。リサイ
クル時には、分解前に前カバーに設けたICメモリーか
ら品種情報を読み出してフイルムユニットを識別し、品
種毎に仕分けする。分解後には、露光ユニット、及びス
トロボユニットに設けたICメモリーから前回の検査履
歴情報を読み出してその後の品質管理に活用する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットを分解した複数の部品を再使用又は再生使用
してリサイクルする方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特願平3−200050号公報等
には、工場で予めカートリッジ付きの写真フイルムが装
填されたレンズ付きフイルムユニット(以下、「フイル
ムユニット」と称す。)が提案されている。このフイル
ムユニットは、カートリッジ付きの写真フイルムが装填
される本体基部、本体基部の前面に被着される前カバ
ー、本体基部の背面に被着される後カバーとから構成さ
れ、本体基部にはシャッタ機構、レンズ等を組み込んだ
露光ユニットと、ストロボユニット等が着脱自在に取り
付けられている。このようなフイルムユニットは、写真
フイルムの全てのコマの撮影が終了すると、そのまま現
像所に提出される。現像所では、露光済のフイルムを収
納したカートリッジを取出し、現行の現像処理システム
を使用して現像及び焼付等の処理を行い、ユーザーには
プリント写真とフイルムネガとが返却される。
【0003】ところで、環境保全や産業廃棄物の削減の
ために、工業製品のリサイクルが行われている。一般的
に、このリサイクルには、材料ごとに部品を原料化して
使用する再生使用(材料リサイクル)と、部品をそのま
ま新しい工業部品に用いる再使用(リユース)とがあ
る。フイルムユニットのリサイクルについては、特開平
5−93950号公報や特開平6−161042号公報
等に提案されている。
【0004】前記公報のうちの特開平6−161042
号公報には、部品同士の結合を自動的に解除することで
再生使用部品や再使用部品を取り出す分解ラインが提案
されている。このような自動化ラインでは、部品同士を
結合する爪結合の位置が品種毎で異なるため、自動化ラ
インに供給する前に、フイルムユニットを品種毎に仕分
ける必要がある。そこで、特開平6−160048号公
報では、フイルムユニットを一定の姿勢で位置決めした
後に、CCDカメラで撮像し、撮像したデータと予め記
憶しておいた撮像データとを比較してフイルムユニット
の品種を識別している。
【0005】また、再使用部品は、検査をした後に使用
しないと品質を保つことができない。そこで、特開平7
−225149号公報では、フイルムユニットの再使用
部品であるストロボユニットを検査する装置が提案され
ている。この装置では、外観だけなくメカ動作や電気特
性等を確認するために、数多くの検査を行っている。各
検査工程には、検査パレットに載置した状態でストロボ
ユニットが1個ずつ搬送される。検査パレットには、各
検査工程で検査した各種データを記憶するためのIDユ
ニットが設けられている。IDユニットには、赤外線通
信部、通信インターフェース、CPU、及びメモリ等か
ら構成されている。これにより、全部の検査を終了した
後に、検査パレットのIDユニットから全検査項目の測
定データ等を読み出して各検査項目毎の判定及び総合判
定を行うようにしている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】特開平6−16104
2号公報記載の装置では、フイルムユニットの品種を判
定するために、高価なCCDカメラや画像識別装置等を
用いているため、高価な設備となっていた。また、外観
が同じで中身の部品が異なる品種のものに対しては、前
述した装置で識別ができない欠点があった。さらに、特
開平7−225149号公報記載の装置では、CPUを
内蔵したIDユニットを検査パレットに設けているた
め、検査パレットが高価となっていた。また、検査パレ
ットを検査する必要が生じ、工数が増える欠点がある。
さらに、前述した2つの発明では、部品自体の履歴が残
せない。また、設計、及び部品変更情報を伝達すること
ができない。
【0007】本発明は、上述のような背景に鑑みてなさ
れたもので、リサイクル時の品種の識別、及び生産又は
品質管理をローコストで行うようにしたレンズ付きフイ
ルムユニットのリサイクル方法を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のフイルムユニットのリサイクル方法
では、複数部品のうちの何れかの部品に設けられたIC
メモリーから製造時に記録されたレンズ付きフイルムユ
ニット又は前記部品の品種情報をリーダー手段で読み出
して識別するようにしたものである。レンズ付きフイル
ムユニットの品種識別の場合には、分解する前に読み出
す。なお、部品の品種識別の場合には、分解後に読み出
すようにしてもよい。また、品種情報に加えて部品の設
計変更情報や部品変更情報に基づいて識別するようにし
てもよい。請求項2記載のフイルムユニットのリサイク
ル方法では、複数部品のうちの再使用部品に設けられた
ICメモリーから前回のリサイクル時に記録された前記
再使用部品の使用情報をリーダー手段で読み出し、読み
出した使用情報に基づいて再使用可能か否かを自動的に
行うようにしたものである。使用情報としては、使用回
数や使用時期等がある。
【0009】請求項3記載のフイルムユニットのリサイ
クル方法では、再使用部品を再使用するときに、請求項
2記載のICメモリーに記憶された使用情報をライター
手段で更新記録するようにしたものである。また、請求
項4記載の発明では、再使用するための検査をする前
に、再使用部品に設けられたICメモリーから前回のリ
サイクル時に記録された前記再使用部品の部品情報又は
検査履歴情報をリーダー手段で読み出し、読み出した部
品情報又は検査履歴情報を自動的に集計して品質管理を
行うようにしたものである。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は、ストロボ内蔵タイプのフ
イルムユニット2の外観を示すものである。フイルムユ
ニット2は、撮影機構を備えたユニット本体3と、これ
に海苔巻き状に取り付けられる外ケース4とから構成さ
れている。外ケース4は、フイルムユニット2の外観を
奇麗にするためのものであり、外面に印刷を施した紙箱
又はプラスチックシート等が用いられる。この外ケース
4からは、撮影レンズ5、ファインダー窓6、シャッタ
ボタン7、撮影枚数表示窓8、巻き上げノブ9、ストロ
ボ充電スイッチ10、及びストロボ発光部11が露出さ
れる。
【0011】図2において、ユニット本体3は、カート
リッジ付き写真フイルム13、前カバー14、後カバー
15、本体基部16、ストロボユニット17、及び露光
ユニット18とから構成されている。ユニット本体3の
外カバーとしては、樹脂成形部品である前カバー14と
後カバー15とで構成されている。露光ユニット18
は、フイルムカウンタ機構、シャッタ機構、フイルム巻
止め機構、及び撮影レンズ5等の露光付与機構を一緒に
組み込んで一体化したユニット部品である。なお、撮影
レンズ5は、着脱自在となっている。
【0012】露光ユニット18には、ICメモリ19が
着脱自在に取り付けられている。ICメモリ19には、
接点パターンが設けられており、製造時に接点パターン
を通して製造日、製造メーカー等の部品情報、設計変更
情報、及び部品変更情報が、またリサイクル時にはリユ
ース回数、リユース許可年月日等の使用情報、検査結果
データや手直し部品等の検査・修理履歴情報等のリサイ
クル時の品質管理の情報が書き込まれている。接点パタ
ーンは、露光ユニット18の前面から外部に露呈してお
り、通常は前カバー14で隠されている
【0013】本体基部16には、背面のフイルム通路上
に露光開口が形成されており、露光開口を挟んだ両側に
カートリッジ20が装填されるカートリッジ室21と、
カートリッジ20からロール状の形態で引き出された未
露光の写真フイルム22が収納されるフイルム収納室2
3とが一体に形成されている。本体基部16の背面側に
は、後カバー15が着脱自在に取り付けられ、写真フイ
ルム22を光密に収納する。写真フイルム22は、撮影
するごとにフイルム収納室23からカートリッジ室21
に向けて巻き上げられる。
【0014】カートリッジ室21とフイルム収納室23
との底は開口となっており、後カバー15の一部を薄厚
にして開閉自在に形成したプルトップ式の底蓋24,2
5によって塞がれる。カートリッジ室21の底蓋24
は、撮影終了後撮影済みフイルムを収納したカートリッ
ジ20を取り出すときの蓋となる。
【0015】ストロボユニット17は、プリント基板
に、ストロボ充電回路等を含む回路要素、ストロボ発光
部11、シンクロスイッチ、一対の電池接片、メインコ
ンデンサ、充電感量表示のネオン管等の電子部品を一緒
に取り付けてユニット化したストロボ部品と、一対の電
池接片に着脱自在に接続される電源電池26とからな
る。このストロボユニット17は、プリント基板が露光
ユニット18とフイルム収納室23との間に挿入される
ことで爪結合により着脱自在に取り付けられる。
【0016】ストロボユニット17には、プリント基板
にICメモリ27が着脱自在に取り付けられている。I
Cメモリ27には、接点パターンが設けられており、製
造時に接点パターンを通して製造日、製造メーカー等の
部品情報、設計変更情報、及び部品変更情報が、またリ
サイクル時にはリユース回数、リユース許可年月日等の
使用情報、及び、検査結果データや手直し部品等の検査
・修理履歴情報等のリサイクル時の品質管理の情報が書
き込まれている。接点パターンは、ストロボユニット1
7から外部に露呈しており、通常は前カバー14で隠さ
れている。
【0017】写真フイルムカートリッジ13は、カート
リッジ20の外カバーが2つの樹脂成形部品からなり、
内部に写真フイルム22を巻き付けるためのスプールの
他に、フイルム出入り口を開閉する遮光蓋を内蔵してお
り、遮光蓋を開いた後にスプールをフイルム送り出し方
向に回転させることで、写真フイルム22をカートリッ
ジの外部に送り出す、周知のIX240タイプのフイル
ムカートリッジである。
【0018】カートリッジ室21の上には、スプールに
係合する巻き上げノブ9が着脱自在に設けられている。
巻上げノブ9には、遮光蓋閉鎖機構が連動している。遮
光蓋閉鎖機構は、写真フイルム22がカートリッジ20
内に全て巻き込まれるだけの巻上げノブ9の回転量を検
出して、カートリッジ20の遮光蓋を閉鎖する。これに
より、現像所でのカートリッジ20の取り出しが明室で
行える。
【0019】前カバー14は、本体基部16に爪結合に
より着脱自在に取り付けられ、本体基部16との間で露
光ユニット18を挟装する。前カバー14の裏面には、
ICメモリ28が着脱自在に取り付けられている。IC
メモリ28には、接点パターンが設けられており、製造
時に接点パターンを通してフイルムユニットの品種、並
びに設計・部品変更情報が書き込まれている。接点パタ
ーンは、前カバー14の前面に設けた開口29から外部
に露呈している。この開口29は、外ケース4によって
隠される。
【0020】
【実施例】フイルムユニット2のほとんどの品種の外観
の輪郭形状は、略直方体形状となっている。このうち、
撮影レンズ5、シャッタボタン7、巻上げノブ9、及び
ストロボ充電スイッチ11等の外部露呈部材の位置及び
形状が異なるものは外観の形状が異なるのに対し、内蔵
される写真フイルムの感度や規定撮影枚数等のフイルム
タイプが異なるもの、及び設計変更や部品変更等により
内蔵されるストロボユニット17や露光ユニット18の
機構部品が異なるものの品種の中には外観が同じ形状の
ものがある。
【0021】このような種々の品種のフイルムユニット
2は、現像所で撮影済の写真フイルム22を取り出し後
に、コンテナ等にランダムに収納された状態で工場に回
収される。工場に回収されたフイルムユニット2は、図
3に示すように、仕分けライン32、分解ライン33、
検査ライン34、及びリサイクルライン35に供給さ
れ、検査ライン34、及びリサイクルライン35で再使
用部品、及び新たな再生使用部品として復活された部品
を用いて製造ライン36で製造してリサクルされる。
【0022】仕分けラインには、整列供給工程、外ケー
ス外し工程、ユニット種別識別工程、及びユニット品種
仕分け工程が順に配置されている。
【0023】整列供給工程には、V型コンベヤ、円筒状
の回転ドラム、及び姿勢判別整列部が配置されている。
V型コンベヤ、及び円筒状の回転ドラムは、特開平6−
156688号公報に記載のように、ランダムな姿勢で
搬送されるフイルムユニット2を、長手方向が搬送方向
に向いた姿勢で一列に整列させる。
【0024】回転ドラムから排出されたフイルムユニッ
ト2の姿勢には、表面を一方向に向けた表面姿勢と裏面
を一方向に向けた裏面姿勢とが混在する。表面姿勢の中
にはファインダーの向きが正立する正立姿勢(表面正立
姿勢)と、ファインダーの向きが倒立する倒立姿勢(表
面倒立姿勢)とが混在し、また、裏面姿勢のものの中に
も正立姿勢(裏面正立姿勢)と倒立姿勢(裏面倒立姿
勢)とが混在する。
【0025】姿勢判別整列部は、姿勢判別機構、振り分
け機構、第1〜第4搬送路、及び合流機構とで構成され
ている。姿勢判別機構は、フイルムユニット13に一方
向から照明を当て、その反射光を撮像手段で撮像し、そ
の画像をモニターに表示する。姿勢判別機構の姿勢判別
は、モニター画面の特定箇所にウインドを設け、これら
の中の白又は黒の画素数を求めて基準値と比較するウイ
ンド設定法によりフイルムユニット2の姿勢を、表面正
立、表面倒立、裏面正立、及び裏面倒立との4つの姿勢
のうちの何れかを判別し、その判別情報を振り分け機構
に送る。
【0026】振り分け機構は、特開平8−282837
号公報に記載されているように、搬送コンベヤの上に、
一対の進路変更板と、その背後に配置された複数の通路
とから構成されており、フイルムユニット2が一対の進
路変更板の間を通過中に、前記識別情報に基づいて一対
の進路変更板を回転させ、複数の通路のうち各姿勢ごと
に予め決められた通路に振り分ける。例えば裏面正立姿
勢のフイルムユニット2は第1通路に、裏面倒立姿勢の
ものは第2通路に、表面倒立姿勢のものは第3通路に、
そして、表面正立姿勢のものは第4通路にそれぞれ振り
分けられる。
【0027】第1通路には、左右反転機構が配置されて
いる。左右反転機構は、搬送方向に対してフイルムユニ
ット2を左右反転して向きを変え、裏面正立姿勢を表面
正立姿勢にそろえて搬送する。
【0028】第2通路は、上下反転機構が配置されてい
る。上下反転機構は、搬送方向に対してフイルムユニッ
ト2を上下反転して、裏面倒立姿勢を表面正立姿勢にそ
ろえて搬送する。
【0029】第3通路は、左右反転機構と上下反転機構
とが順に配置されており、表面倒立姿勢を表面正立姿勢
にそろえて搬送する。第4通路には、表面正立姿勢、す
なわち、姿勢変更不要なものが搬送される。
【0030】第1〜第4通路を通過したフイルムユニッ
ト2は、表面正立の姿勢に統一された状態となってお
り、合流装置によって撮影レンズ5を上に向けた姿勢で
一列に整列されて外ケース外し工程に搬送される。
【0031】外ケース外し工程では、外ケース4の一部
をカッターで切断して外ケース4を外す。外ケース4が
外されたユニット本体3は、ユニット種別識別工程に搬
送される。なお、外された外ケース4は、外ケース用の
リサイクルラインに供給され、ここで原料に戻され、新
たな印刷等を施した外ケース4に製造されて再生使用部
品として製造ライン36で使用される。
【0032】ユニット種別識別工程では、前カバー14
に設けたICメモリー28に記録された品種、並びに設
計・部品情報を読み取ってフイルムユニット2の品種を
識別する。詳しくは図4に示すように、ユニット種別識
別工程には、ICメモリーリーダー40、品種仕分け機
構41、及び制御部42とから構成されている。フイル
ムユニット2は、撮影レンズ5を上に向けた姿勢でIC
メモリリーダー40に1個ずつ供給され、読み取り位置
で位置決めされる。読み取り位置には、接点パターンに
端子40aを接触させてICメモリー18のデータを読
み取るICメモリーリーダー40が配置されている。I
Cメモリーリーダー40は、前カバー14に設けた開口
29を通してICメモリー28からフイルムユニット2
の品種、並びに設計・部品情報を読み取り、その情報を
詳しくは後述する制御部42に送る。
【0033】品種仕分け機構41は、品種、並びに設計
・部品情報の種類の数に応じて配置された複数の払い出
し手段43と排出部44とから構成されている。複数の
払い出し手段43は、搬送コンベヤ45の搬送方向に沿
って並置されており、例えばソレノイドやシリンダー、
又はモータ等のアクチュエータの駆動を利用してフイル
ムユニット2を搬送方向と直交する方向に払い出す。排
出部44は、搬送コンベヤ45を挟んで各払い出し手段
43に対峙するように各々配置されており、品種毎にフ
イルムユニット2をストックする。
【0034】制御部42は、品種、並びに設計・部品変
更情報に基づいてフイルムユニット2を払い出す排出部
44を特定するとともに、そのフイルムユニット2を光
電センサ47等の追跡手段で追跡し、フイルムユニット
2が特定の排出部44に到達したらその排出部44に対
峙する払い出し手段43を動作させて、フイルムユニッ
ト2を排出部44に排出する。各排出部44には、フイ
ルムユニット2が所定の姿勢を保った状態で集積され
る。所定量集積されると一姿勢を保った状態で容器に移
載され、品種、並びに設計・部品変更情報の種類毎に設
けられた分解ラインにそれぞれ供給される。なお、符号
46は、払い出し手段のアクチュエータを駆動させるド
ライバである。
【0035】仕分けされたフイルムユニット2は、分解
ラインに供給される。分解ラインには、前カバー外し工
程、撮影レンズ外し工程、電池外し工程、ストロボユニ
ット外し工程、及び本体ユニット外し工程を経て、前カ
バー14、撮影レンズ5、電源電池26、ストロボユニ
ット17、露光ユニット18と本体基部16との組み付
け形態、及び後カバー15に分解される。なお、以下で
は、露光ユニット18と本体基部16との組み付け形態
を本体ユニット37と称す。
【0036】前カバー14は、ICメモリー28を取り
外した後に、樹脂用のリサイクルライン35に供給され
る。後カバー15も樹脂用のリサイクルライン35に供
給される。樹脂用のリサイクライン35では、前カバー
14、及び後カバー15を粉砕してペレット化して原材
料とし、その原材料を利用して新たな前カバー14、及
び後カバー15を金型成形し、これらを再生使用部品と
して製造ライン36に供給する。前カバー14から取り
外されたICメモリー28は、品種、並びに設計。部品
変更情報が消去され、その後に書き込み検査等をした後
に再使用部品として使用される。
【0037】リサイクルライン35で新たに成型された
後カバー15は、そのまま製造ライン36に供給され、
また、前カバー14は、新たなICメモリー28を取り
付けた後に製造ライン36に供給される。製造ライン3
6では、初期化したICメモリー28に新たな品種、並
びに設計・部品変更情報を書き込む。
【0038】電源電池26は、電池回収業者に回収され
る。撮影レンズ5、ストロボユニット17、及び本体ユ
ニット37は、各検査ライン34にそれぞれ搬送され、
各検査ライン34でクリーニングや電気又は機能検査を
行った後に製造ライン36に供給され、ここで再使用部
品として使用される。
【0039】次に、ストロボユニット17の検査ライン
34を説明する。この検査ライン34には、図5に示す
ように、検査データ読込工程、エアークリーニング工
程、プロテクタークリーニング工程、外観検査工程、電
気検査工程、検査データ更新工程、合格品払出し工程、
準合格品払出し工程、及び不合格品払出し工程が順に配
置されており、これらの工程に搬送パレットにストロボ
基板を上に向けた姿勢で載置されたストロボユニット1
7が供給される。この時点では、ストロボユニット17
に組み込んだICメモリー27に、前回のリサイクル時
の外観検査工程、及び電気検査工程での検査の合否及び
測定データが書き込まれている。
【0040】検査データ読出工程には、前述したと同じ
構成のICメモリーリーダが配置されている。ストロボ
ユニット17がストロボ基板を上に向けた姿勢で供給さ
れると、ICメモリー27の接点パターンが上を向いて
いる。ICメモリーリーダは、接点パターンに端子を接
触させ、その後にICメモリー27から前回の製造時に
書き込んだ生産年月日、生産工場、製品タイプ、検査履
歴、使用回数、リユース許可年月日等の部品情報、品
種、並びに設計・部品変更情報、及び検査履歴情報を読
み取る。読み取った情報は、記憶手段に記録され、記憶
された情報は、集計手段により自動的に集計され、部品
管理や品質管理等に有効利用される。ICメモリーリー
ダでデータが読み出せないものに対しては、ここで排出
され、ICメモリー27を取り外してから再生使用され
る。
【0041】また、読み取られた情報のうち使用回数や
リユース許可年月日等の使用情報は、判定手段により使
用可能か否かを自動的に識別し、使用不可のものがここ
で排出される。排出されたストロボユニット17は、I
Cメモリー27を取り外してから廃棄される。取り外し
たICメモリー27は、情報が消去され、その後に書き
込み検査等をしてから再使用できるものはリユースさ
れ、そうでないものは再生使用される。
【0042】エアークリーニング工程では、ストロボユ
ニット17に向けてエアーを吹き付け、ストロボユニッ
ト17に付着したゴミを吹き飛ばす。
【0043】プロテクタークリーニング工程には、洗浄
液噴射機構とクリーニングヘッドとが設けられている。
洗浄液噴射機構は、洗浄液を上方からストロボ発光部1
1のプロテクターに向けて噴射する。クリーニングヘッ
ドには、帯状のクリーニングテープが巻き付けられてお
り、洗浄液が噴射された後に、プロテクターの表面を押
圧する位置まで移動する。クリーニングテープは、クリ
ーニングヘッドが移動後に左右方向に数回往復運動さ
れ、プロテクターの表面をクリーニングする。
【0044】外観検査工程では、各電気部品の姿勢検
査、プロテクターの表面の傷、及び汚れ等の検査、リフ
レクターの内面汚れ検査、シンクロスイッチの曲がり検
査、ネオン管及びメインコンデンサの曲がり検査、及び
電池用接片の曲がり検査を行う。
【0045】電気検査工程では、ストロボユニットに遮
光カバーを被せて種々の電気検査を行う。遮光カバーの
内部には、各プローブ、アクチュエータ、及びネオン管
発光検知機構等が設けられている。なお。電気検査工程
の各検査項目の詳細は、特開平7−225149号公報
に記載の電気検査と略同じであるため、ここでは簡単に
説明する。
【0046】電気検査は、図6に示すシーケンスに従っ
て行われる。先ず、メインコンデンサの放電を行う。こ
の放電は、メインコンデンサの電圧が所定レベル以下、
例えば2V以下となったら、この時点から所定時間経過
後、例えば100ms後に終了する。このとき、放電開
始後からメインコンデンサの電圧が一定レベル以下にな
った時間を計測しており、予め決められた時間経過後に
メインコンデンサの電圧が2V以下にならない場合に
は、メインコンデンサの不良であるためストロボユニッ
トを不合格とする。
【0047】次に、シンクロスイッチの接触抵抗の検査
する。この検査は、アクチュエータを駆動させてシンク
ロスイッチをONさせ、このときのシンクロスイッチの
接触抵抗を測定する。測定は10ms毎に50回迄行
う。判定は測定値が、例えば2Ω以上であったら不合格
とする。
【0048】次に、電池用接片の端子間のリーク電流を
測定する。試験電圧は1.6Vで行い、判定は、例えば
1μA以上をNGとする。次に、所定時間、例えば50
0msだけ1.6Vで充電を行い、この時のメインコン
デンサの電圧を測定する。この測定値が30V以下を不
合格とする。
【0049】続いて、直流高電圧供給機構によりメイン
コンデンサの端子に直接に350Vの直流高電圧を印加
し、高速充電を行う。そして、ネオン管の発光した時の
メインコンデンサの電圧を測定する。
【0050】この後、メインコンデンサの端子電圧が所
定の設定電圧、例えば270Vに達すると、直流高電圧
供給装置による直流高電圧の印加が停止され、1.6V
の定電圧電源によって正規に充電される。そして、この
1.6Vでの充電中にネオン管の点滅が持続されるかを
検査する。時間は発光検知より、例えば2s間行う。次
に、放電を100ms行い、このときのメインコンデン
サの電圧が、例えば230V以上であれば不合格とす
る。
【0051】そして、また直流高電圧供給装置によって
メインコンデンサに高速充電を行い、充電開始からメイ
ンコンデンサの電圧が規定電圧,例えば220Vに達し
た時点までの時間を測定する。判定は、例えば8s以上
であれば不合格とする。
【0052】その後、アクチュエータを10msだけ駆
動させてシンクロスイッチをONする。このとき、スト
ロボ光測定部でストロボ発光部11から発光されるスト
ロボ光の光量を測定し、光量が規定レベルに達している
か否かを判定する。更に、ストロボ発光後のメインコン
デンサの電圧を測定し、この電圧が、例えば70V以上
であれば不合格とする。
【0053】その後、定電圧電源による充電を開始し、
規定時間内にネオン管が発光するかを検査する。判定
は、ネオン管の発光を検知する検知部が、例えば8s以
上検知した場合には不合格とする。次に、ネオン管が発
光した時点のメインコンデンサの電圧を測定する。判定
は、例えば280〜310V以外の場合に不合格とす
る。
【0054】更に、そのまま充電を継続し、充電を開始
してから規定時間、例えば10s以内でメインコンデン
サの電圧が規定電圧、例えば310Vに達するか否かを
判定する。また、この間でネオン管の点滅回数を計数す
る。この判定は、例えば1秒間に17カウント以上を不
合格とする。
【0055】次に、アクチュエータを駆動させ、シンク
ロスイッチをONする。これによりストロボ発光が行わ
れ、発光後のメインコンデンサの電圧が規定電圧,例え
ば70V以上であれば不合格とする。最後にメインコン
デンサの放電を規定時間、例えば2s行い、放電後のメ
インコンデンサの電圧が規定電圧,例えば5V以上であ
れば不合格とする。電気検査工程では、上述した検査を
1サイクルとして連続的に行う。
【0056】検査データ更新工程には、外観検査工程、
及び電気検査工程での検査の合否及び測定データが伝送
手段により集められている。これらのデータは、記憶手
段に記録される。記憶手段には、ストロボユニット17
毎に各工程の検査項目に対応付けして検査履歴の情報が
記録されている。そして、対象となるストロボユニット
17が供給されると、これに対応した検査履歴情報を記
憶手段から読み出し、その情報をICメモリーライター
によりICメモリー27に検査項目に対応付けして、前
回の検査履歴情報に上書き、あるいは追加書込みして新
たな検査履歴情報を記録する。なお、一括して記録する
他に、各検査工程で順に書き込むようにしてもよい。こ
の場合には、各工程の検査情報を一カ所に集める伝送手
段を必要としない。
【0057】電気検査工程から排出されたストロボユニ
ット17は、合格品払出し工程に供給される。合格品払
出し工程には、ICメモリーリーダ、合否判断部、及び
払出し部とが配置されている。ICメモリーリーダは、
ICメモリー27から前記検査項目の検査情報の全てを
読み出し、その情報を合否判断部に送る。合否判断部
は、受け取った情報に基づいて合否を自動的に判定し、
合格と判定したときに払出し部に払出し信号を送る。払
出し部は、払出し信号に応答してストロボユニット17
を払い出す。払い出されたストロボユニット17のIC
メモリー27には、現時点の使用回数の値に対して1つ
加えた値が新たな使用回数としてICメモリーライター
で上書きされる。なお、使用回数の代わりに使用時期を
更新記録してもよい。使用時期を記録する場合には、検
査履歴に応じて使用時期を決めるようにしてもよい。更
新記録後には、合格品集積部に集積され、その後、再使
用部品として製造ライン36に供給される。
【0058】合格品払出し工程を経て残ったストロボユ
ニット17は、準不合格品払出し工程に搬送される。準
合格品払出し工程にも、ICメモリーリーダ、準合否判
断部、及び払出し部とが配置されている。準合否判断部
では、1項目でも不合格の判定があるものが供給されて
おり、その不合格の項目のうちの修理すれば再使用可能
な項目があるか否かを識別する。そして、再使用可能な
項目がある場合には払出し部が準不合格品に対応するス
トロボユニット17を払い出す。そのストロボユニット
17は、ICメモリに保存された検査結果データに応じ
て修理項目毎に分けて準不合格品集積部に集積される。
修理項目毎に仕分けして集積されたストロボユニット1
7は、後に手直して再びストロボ用の検査ライン34に
再投入される。
【0059】更に残ったストロボユニット17は、不合
格品払出し工程に搬送される。ここでは、不合格品、す
なわち残りの全てのストロボユニット17を払い出す。
払い出されたストロボユニット17は、ICメモリー2
7を取り外した後に、不合格品集積部に所定量になるま
で集積され、その後に再生使用される。取り外されたI
Cメモリー27は、データが消去され、書き込み検査等
をした後に再使用可能なものだけリユースされる。
【0060】次に、本体ユニット37の検査ラインを説
明する。本体ユニット37用の検査ラインは、第1工程
〜第12工程で構成される。第1工程は、ICメモリー
リーダで露光ユニット18に組み込んだICメモリー1
9のデータを読み出すデータ読出工程である。ICメモ
リーリーダは、ICメモリー19から生産年月日、生産
工場、製品タイプ、使用回数、リユース許可年月日等の
部品情報、検査履歴情報を読み取る。読み取ったデータ
は、記憶手段に記録される。記録されたデータは、集計
手段により自動的に集計され、部品管理や品質管理等に
有効利用される。ICメモリーリーダでデータが読み出
せないものに対しては、ここで排出され、ICメモリー
19を取り外してから再生使用される。
【0061】また、読み取った情報のうち使用回数やリ
ユース許可年月日等の使用情報は、判定手段により使用
可能か否かを自動的に識別され、使用不可のものがここ
で排出される。排出された本体ユニット37は、ICメ
モリー19を取り外してから再生使用される。取り外し
たICメモリー19は、情報を消去し、その後に書き込
み検査等をしてから再使用できるものはリユースされ、
そうでないものは再生使用される。
【0062】第2工程では、エアブローや除電ブローに
よりユニット本体に付着したゴミや埃、静電気等の除去
が行われる。第3工程では、遮光蓋閉鎖機構の初期位置
へのセットが行われ、第4工程では遮光蓋検査機構の検
査が行われる。第5工程では遮光蓋閉鎖機構の再度の初
期位置へのセットが行われる。第6工程では、ファイン
ダレンズの洗浄工程、第7工程では、シャッタ機構のシ
ャッタチャージが行われ、第8工程ではフイルムカウン
タ機構の初期位置へのセットが行われる。第9工程では
シャッタ機構の検査が、第10工程ではフイルムカウン
タ機構の検査がそれぞれ行われる。そして、各工程で
は、各工程での作動検査の合否等の検査履歴情報が検査
項目に対応付けしてICメモリー19に、前回の検査履
歴の代わりに、あるいは追加して書き込まれる。
【0063】第11工程では、ICメモリーリーダでI
Cメモリー19のデータを読み出し、読み出したデータ
の基づいて合否を判定する。この判定は、検査項目のう
ちの一項目でも不合格があれば不合格とされ、ここでは
合格品だけが払い出される。第12工程では、不合格品
を払い出す。合格品の本体ユニット37のICメモリー
19には、現時点での使用回数の値に対して1つ加えた
値を新たな使用回数がICメモリーライターで上書きさ
れる。勿論、ストロボユニット17と同じに使用時期を
更新してもよい。その後に、合格品集積部に集積され、
再使用部品として製造ライン36に供給される。不合格
品は、手直しして再び検査ラインに再投入される。
【0064】上記実施例の分解ラインでは、フイルムユ
ニット2を構成する部品のうちの特定の部品だけを分解
するようになっているが、これらの部品に限定されるこ
となく、いずれの部品でよい。また、特定の部品にIC
メモリーを着脱自在に取り付けているが、本発明ではこ
れらの部品に限定されることなく、いずれの部品に取り
付けてもよい。部品にICメモリーを取り付ける場所と
しては、フイルムユニット2の外観から隠れる位置が望
ましい。さらに、上記実施例では、露光ユニット18と
本体基部16とを組み付けた形態を本体ユニット37と
してリユースしているが、露光ユニット18と本体基部
16とを分離してもよい。この場合には、露光付与機能
が付与されている露光ユニット18を再使用部品とすれ
ばよい。
【0065】また、上記実施形態では、フイルムユニッ
ト2の品種を識別するためのICメモリー28を前カバ
ー14に取り付けているが、本発明ではこれに限らず、
前カバー14とは異なる部材、例えば後カバー15に取
り付けてもよい。また、ICメモリー19,27に記録
した前回の検査履歴を分解後に読み出しているが、分解
する前、すなわち外ケース4だけを外した形態のときに
読み出すようにしてもよい。この場合には、接点パター
ンを外部に露呈させる開口を外カバー14、15に設け
る。この開口は外ケース4で塞ぐようにしておく。ま
た、フイルムユニット2の品種識別ではく、フイルムユ
ニット2を構成する部品の品種を識別する場合には、そ
の品種を記録したICメモリーを前記部品に取り付けて
おけばよい。また、本発明ではICメモリーに記録した
品種情報に基づいて識別しているが、これに限らず、部
品自体の設計変更情報や部品変更情報等を記録し、これ
らの情報に基づいてICメモリーを取り付けた部品を識
別するようにしてもよい。
【0066】さらに、上記実施形態では、接点パターン
をもった接触式のICメモリーを使用しているが、アン
テナ等を利用した非接触式のICメモリーを用いてもよ
い。この場合、接点パターンを露呈させる開口29を設
ける必要がなく、しかも、接触式に比べて読み取り及び
書き込みの速度が迅速に行える。また、上記実施形態の
ICメモリーは、ICメモリーリーダーに電源を取り付
けた外部型として説明しているが、内蔵型としてもよ
い。この場合には、ICメモリーの電池残量を検査する
工程を設け、ここで残量検査をした後に残量が少ないも
のだけ電池を交換して再使用すればよい。
【0067】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1記
載のフイルムユニットのリサイクル方法では、複数部品
のうちの何れかの部品にフイルムユニット又は前記部品
の品種を記録したICメモリーを取り付けて品種を識別
するようにしたから、従来技術と比較して、外観が同じ
で内蔵部品の種類が異なる品種を確実に識別することが
できる。さらに、高価なCCDカメラ等を用いていない
から、ローコストで達成することができる。また、本発
明では、ICメモリーを用いたから、データの読み出し
が高速に行え、従って品種識別、使用情報、及び品質管
理を迅速に行える。しかも、個々の部品、ユニットの毎
回の検査データを、物と一対一で管理でき、リユースを
重ねた場合の品質変化等の情報が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外ケースを外した状態のフイルムユニットの外
観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の分解斜視図である。
【図3】フイルムユニットのリサイクル手順の概略を示
したフローチャート図である。
【図4】フイルムユニットの品種識別工程の概略を示し
た斜視図である。
【図5】ストロボユニットの検査ラインの手順を示した
フローチャート図である。
【図6】ストロボユニットの検査ラインの電気検査工程
の手順を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 3 ユニット本体 4 外カバー 14 前カバー 15 後カバー 16 本体基部 17 ストロボユニット 19,27,28 ICメモリー 26 電源電池 37 本体ユニット 40 ICメモリーリーダー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムの取り出し後に分解された
    複数部品を再使用又は再生使用して製造されるレンズ付
    きフイルムユニットのリサイクル方法において、前記複
    数部品のうちの何れかの部品に設けられたICメモリー
    から製造時に記録されたレンズ付きフイルムユニット又
    は前記部品の品種情報をリーダー手段で読み出して識別
    するようにしたことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
    ニットのリサイクル方法。
  2. 【請求項2】 写真フイルムの取り出し後に分解された
    複数部品を再使用又は再生使用して製造されるレンズ付
    きフイルムユニットのリサイクル方法において、前記複
    数部品のうちの再使用部品に設けられたICメモリーか
    ら前回のリサイクル時に記録された前記再使用部品の使
    用情報をリーダー手段で読み出し、読み出した使用情報
    に基づいて再使用可能か否かを自動的に識別するように
    したことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットのリ
    サイクル方法。
  3. 【請求項3】 再使用部品を再使用するときに、前記I
    Cメモリーに記録された使用情報をライター手段で更新
    記録することを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフ
    イルムユニットのリサイクル方法。
  4. 【請求項4】 写真フイルムの取り出し後に分解された
    複数部品を再使用又は再生使用部品に仕分けし、再使用
    部品に対して検査を行うようにしたレンズ付きフイルム
    ユニットのリサイクル方法において、前記検査を行う前
    に、前記再使用部品に設けられたICメモリーから前回
    のリサイクル時に記録された前記再使用部品の部品情報
    又は検査履歴情報をリーダー手段で読み出し、読み出し
    た部品情報又は検査履歴情報を自動的に集計して品質管
    理を行うようにしたことを特徴とするレンズ付きフイル
    ムユニットのリサイクル方法。
JP11154686A 1998-06-09 1999-06-02 レンズ付きフイルムユニットのリサイクル方法 Pending JP2000347356A (ja)

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EP04005147A EP1435543A3 (en) 1998-06-09 1999-06-08 Method of controlling production and recycle of photo film cartridge or lens-fitted photo film unit
EP99304454A EP0965882B1 (en) 1998-06-09 1999-06-08 Method of controlling production of a lens-fitted photo film unit
EP04017924A EP1475662A3 (en) 1998-06-09 1999-06-08 Method of controlling production and recycle of photo film cartridge or lens-fitted photo film unit
US09/328,004 US6205060B1 (en) 1998-06-09 1999-06-08 Method of controlling a production process and recycle of photo film cartridge or lens-fitted photo film unit
DE69922293T DE69922293T2 (de) 1998-06-09 1999-06-08 Verfahren zur Kontrolle der Produktion einer mit einer Linse versehenen Photofilmeinheit
CNB991109422A CN1184533C (zh) 1998-06-09 1999-06-09 控制胶片暗盒或装有镜头之胶片组件的生产与回收方法

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