JP2000155396A - レンズ付きフイルムユニットの検査方法及び装置 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットの検査方法及び装置

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JP2000155396A
JP2000155396A JP10329504A JP32950498A JP2000155396A JP 2000155396 A JP2000155396 A JP 2000155396A JP 10329504 A JP10329504 A JP 10329504A JP 32950498 A JP32950498 A JP 32950498A JP 2000155396 A JP2000155396 A JP 2000155396A
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unit
film
leaf spring
lens
gear
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English (en)
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Akira Mori
亮 森
Masaya Morita
昌也 守田
Yukihiko Yamaguchi
幸彦 山口
Shoichi Uchida
祥一 内田
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リサイクルラインでレンズ付きフイルムユニ
ットに内蔵された弾性部材の使用の可否を検査する。 【解決手段】 板バネ44の一部を外部に露呈した形態
のリユースユニット71を検査位置に位置決めした後
に、板バネ44に照明手段136で照明を当て、その反
射光を撮像手段135で板バネ44が弾性変形する方向
に対して直交する方向から撮像し、その撮像した画像と
予め決められた基準の画像とを比較部138で比較し、
その比較結果に基づいて板バネの使用の可否を判定部1
40で判定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レンズ付きフイル
ムユニットの検査方法及び装置に関し、さらに詳しくは
内蔵された弾性部材を検査してその使用の可否を検査す
る方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】予め写真フイルムが装填され、簡単な撮
影機構を備えたレンズ付きフイルムユニットが各種販売
されている。このレンズ付きフイルムユニットは、使用
後に製造メーカーによって回収され、構成部品ごとにリ
ユース、あるいは原材料としてリサイクルされている。
【0003】IX240フイルムを使用するレンズ付き
フイルムユニットには、遮光蓋閉鎖機構が設けられてい
る。
【0004】遮光蓋閉鎖機構は、フイルム移送をメカ式
の計測機構で計測し、最後の撮影を終了した後のフイル
ム移送によって撮影済の写真フイルムの全部をカートリ
ッジの内部に巻き込んだときに蓋駆動部材を駆動してカ
ートリッジの遮光蓋を閉じる。その計測機構には、減速
ギヤが設けられている。減速ギヤは、スプールの1回転
を検出して検出ギヤを一歯分だけ歩進させるために、ス
プールと一緒に回転する一歯ギヤに噛合する。減速ギヤ
は、その一歯ギヤとの噛合部で常に噛合していないた
め、回転位置がくるってしまう。そこで、板バネの先端
を減速ギヤの歯に噛合させて板バネで減速ギヤの回転位
置が狂わないように保持している。
【0005】上記遮光蓋閉鎖機構は、レンズ付きフイル
ムユニット内に組み込まれ、前カバーや後カバー等の外
カバーで保護されており、傷や汚れがつくことがないた
め、回収後にリユースすることが望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した板
バネがへたっていると、上記遮光蓋閉鎖機構をリユース
しても減速ギヤの回転位置が狂い、撮影済の写真フイル
ムの全部が収納する前に遮光蓋が閉じてしまう不都合が
生じる恐れがある。そこで、板バネのへたり量を検査し
て遮光蓋閉鎖機構のリユースの可否を検査することが望
まれている。
【0007】本発明は、上記課題を解決するためのもの
で、板バネ等の弾性部材の変形量を検査して弾性部材の
使用の可否を判断するレンズ付きフイルムユニットの検
査装置及び方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明では、弾性部材の一部を外部に露呈した形
態のレンズ付きフイルムユニットを検査位置に位置決め
した後に、照明手段で前記弾性部材に照明を当て、その
反射光を弾性部材が弾性変形する方向に対して直交する
方向から撮像手段で撮像し、その撮像した画像と予め決
められた基準の画像とを比較手段で比較し、その比較結
果に基づいて判定手段で弾性部材の使用の可否を判定す
る検査工程を設けたものである。弾性部材としては、板
バネ、ねじりバネ、コイルバネ、及び係止爪等がある。
比較手段は、基準画像と撮像画像とを比較して弾性部材
の変形量を割り出す。判定手段は、変形量に基づいて弾
性部材の使用の可否を判定する。本発明は、リユース時
の組み立て工程だけに限らず、新品を組み立てる工程に
も採用することができる。したがって、判定手段は、リ
ユースの可否だけでなく、使用の可否を判定するように
している。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、回収後に本発明の検査方
法及び装置によって検査されるレンズ付きフイルムユニ
ットの外観形状を示すものである。レンズ付きフイルム
ユニット2は、写真フイルムが装填され各種撮影機構が
組み込まれたユニット本体3と、このユニット本体3の
外周に貼付されるラベル4とからなる。ユニット本体3
の前面には、撮影レンズ5,接眼側ファインダ窓6,ス
トロボ発光部7,ストロボ操作部8等が設けられてお
り、上面にはシャッタボタン9,カウンタ表示窓10,
充電完了表示部材11等が設けられている。ユニット本
体3の背面からは、撮影後のフイルム巻上げに用いられ
る巻上げノブ12の一部が露呈されている。
【0010】図2に分解して示すように、ユニット本体
3は、前カバー14,本体基部15,ストロボユニット
16,電池17,フイルムカートリッジ18,後カバー
19,スイッチ板20,受け板21から構成されてい
る。フイルムカートリッジ18はIX240タイプのも
のであり、プラスチック製のカートリッジ本体23と、
このカートリッジ本体23内に収納される写真フイルム
24とからなる。カートリッジ本体23内には、写真フ
イルム24が巻き付けられるスプール25と、このスプ
ール25の回転によってカートリッジ本体23内から写
真フイルム24を送り出すフイルム送出し機構が組み込
まれている。スプール25の端部はカートリッジ本体2
3の端面から露呈されており、カートリッジ本体23外
からの駆動によって回動される。
【0011】また、カートリッジ本体23には写真フイ
ルム24が出入りするフイルム出入り口が設けられてお
り、このフイルム出入り口の奥には、フイルム出入り口
を開閉する遮光蓋27が組み込まれている。遮光蓋27
は棒形状をしており、フイルム出入り口を開放する開き
位置と閉鎖する閉じ位置との間で回動自在とされてい
る。遮光蓋27の端部は、カートリッジ本体23の端面
から外部に露呈されており、カートリッジ本体23外か
らの操作によって回動される。
【0012】写真フイルム24は、長手方向の一方の端
縁に大小の大きさのパーフォレーションが2種類の間隔
で交互に形成されている。広い間隔の大パーフォレーシ
ョン24aと小パーフォレーション24bは、撮影コマ
24cの幅方向の寸法を規定し、狭い間隔の大パーフォ
レーション24aと小パーフォレーション24bは、隣
り合う撮影コマ24c間の間隔を規定する。また、写真
フイルム24には、実際に撮影が行われる撮影領域の前
後に、現像時に使用される数コマ分の露光禁止領域が設
けられている。
【0013】本体基部15の前面中央部には、撮影レン
ズ5から写真フイルム24までの間の撮影光路を遮光す
る暗箱29が設けられている。この暗箱29を挟む両側
方には、カートリッジ本体23が収納されるカートリッ
ジ室30と、カートリッジ本体23から引き出されてロ
ール状に巻かれた写真フイルム24が収納されるフイル
ム室31とが一体に設けられている。詳しくは図示しな
いが、暗箱29の前面には被写体光を暗箱29内に入射
させる撮影開口が設けられ、暗箱29の背後には写真フ
イルム24への撮影範囲を規定するアパーチャーが設け
られている。暗箱29の外側には、シャッタ機構,フイ
ルムカウンタ機構,フイルム巻止め機構等を構成する各
種部品と、撮影レンズ5,充電完了表示部材11,ファ
インダ光学系32等が取り付けられる。
【0014】図3に示すように、カートリッジ室30の
上面中央には軸受け部34が形成されており、この軸受
け部34には巻上げノブ12が回転自在に取り付けられ
る。巻上げノブ12の外周面にはギヤ12aが形成され
ており、図中反時計方向のフイルム巻上げ方向に向けて
回転操作する際の指掛りがしやすくなっている。このギ
ヤ12aには、フイルム巻止め機構を構成する係止レバ
ーがフイルム巻止め時に噛合するとともに、フイルム巻
上げ方向の逆方向への回転を阻止する逆転防止爪35が
噛合する。この逆回転防止爪35は、カートリッジ室3
0の上面に形成されている。
【0015】巻上げノブ12の下面には、軸受け部34
を介してカートリッジ本体23のスプール25の端部に
係合する駆動軸12bと、この駆動軸12bの外周に設
けられて、軸受け部34の外側に配置される円環形状の
一歯ギヤ37とが一体に設けられている。一歯ギヤ37
は、スプール25と一緒に回転してフイルム移送量を遮
光蓋閉鎖機構を構成する円板部材に伝達する。
【0016】また、カートリッジ室30の上面には多数
のピンが立設されており、これらのピンのうちの2本に
は、円板部材を構成する減速ギヤ39と検出ギヤ40と
が回転自在に取り付けられる。減速ギヤ39は、大径の
大ギヤ39aとこの大ギヤ39aの上方に配置される小
ギヤ39bと、この小ギヤ39bの上方に設けられた断
面がD字形状の位置決め軸39cとからなり、大ギヤ3
9aは一歯ギヤ37の歯37aに間欠に噛合されて所定
角度(一歯分)ずつ歩進される。小ギヤ39bは、検出
ギヤ40に噛合する。検出ギヤ40は、一歯ギヤ37か
ら伝達されるフイルム移送量に応じた回転によって歩進
してそのフイルム移送量を計測する。位置決め軸39c
は、遮光蓋閉鎖機構をリユースする際に、減速ギヤ39
の初期位置へのセットに使用される。
【0017】検出ギヤ40の外周には、写真フイルム2
4が巻き上げられた後に、巻上げノブ12が自由に回転
できるように、歯の設けられていない無歯部40aが形
成されている。また、検出ギヤ40には、初期位置への
セット時に検出ギヤ40の位置検査に使用される位置決
め穴40bが設けられている。検出ギヤ40の下面に
は、検出ギヤ40と一緒に回転するカム円板42が一体
に設けられている。このカム円板42は、外周にカム面
42aとカム溝42bとが設けられている。
【0018】減速ギヤ39の近傍で検出ギヤ40の下方
には、金属薄板で形成された板バネ44が取り付けられ
る。この板バネ44には、減速ギヤ39の大ギヤ39a
に係合する弾性片44aが設けられている。弾性片44
aは、小ギヤ39bと一歯ギヤ37aとの噛合が解除さ
れる期間で減速ギヤ39をその時点の回転位置で保持
し、小ギヤ39bと一歯ギヤ37aとが噛合したときに
弾性変形して減速ギヤ39の回転を許容するとともに、
震動や衝撃等によって減速ギヤ39及び検出ギヤ40が
誤回転するのを防止する。この板バネ44が本発明の弾
性部材に相当する。
【0019】カートリッジ室30の上面で、カートリッ
ジ本体23の遮光蓋27に対面する位置には軸受け穴4
6が形成されている。この軸受け穴46には、遮光蓋2
7を閉鎖する蓋駆動部材47が回動自在に取り付けられ
る。この蓋駆動部材47は、遮光蓋27の端部に形成さ
れた係合穴に係合する係合軸47aと、この係合軸47
aの上部に一体に形成されたレバー部47bとからな
る。蓋駆動部材47は、レバー部47bの上部に取り付
けられるバネ48によって、図中反時計方向の遮光蓋2
7の閉じ位置に向けて付勢されている。
【0020】また、カートリッジ室30の上面の別のピ
ンには、ロックレバー50が揺動自在に取り付けられて
いる。ロックレバー50には、蓋駆動部材47のレバー
部47bに形成された爪部47cに係合する係合爪50
aが一端に形成され、カム円板42のカム面42aに当
接する検知用突起50bが他端に形成されている。
【0021】ロックレバー50は、検知用突起50bが
カム円板42のカム面42aに当接しているロック位置
と検知用突起50bがカム溝42bに入り込んだロック
解除位置との間で軸50cを中心として回動する。ロッ
ク位置では、係合爪50aが爪部47cに係合して蓋駆
動部材47をバネ48の付勢に抗して遮光蓋27を開き
位置で保持する。ロック解除位置では、係合爪50aと
爪部47cとの係合が解除され、蓋駆動部材47の遮光
蓋27の開き位置での保持を解除する。カム円板42
は、検出ギヤ40が写真フイルム24の規定撮影枚数に
応じた初期位置からロールフイルム24dがカートリッ
ジ本体23内に全て収納される巻込み完了位置まで回転
することに連係して回転し、巻込み完了位置でカム溝4
2bが検知用突起50bに対面する。
【0022】ロックレバー50は、ロック位置のとき
に、係合爪50aと爪部47cとが係合しているから、
蓋駆動部材47を閉じ位置に向けて付勢するバネ48に
よってロック解除位置に向けて付勢されている。そのた
め、写真フイルム24がカートリッジ本体23内に全て
巻き上げられると、カム溝42bに検知用突起50bが
入り込み、ロックレバー50がロック解除位置に向けて
瞬時に回転し、蓋駆動部材47はバネ48の付勢により
遮光蓋27の閉じ位置に向けて回動する。
【0023】なお、軸受け穴46の近傍には、遮光蓋2
7の閉じ位置に回動した蓋駆動部材47に当接して回転
を規制する規制ピン30aが立設されている。この規制
ピン30aにより蓋駆動部材47は遮光蓋27の閉じ位
置で停止されるので、蓋駆動部材47の回転によって遮
光蓋27が破損するようなことはない。
【0024】
【実施例】レンズ付きフイルムユニット2は、フイルム
取り出し後に工場に回収され、リサイクルラインに供給
される。リサイクルラインでは、ラベル4を剥がした後
に、前カバー14、スイッチ板20、受け板21、スト
ロボユニット16、撮影レンズ5、及び後カバー19が
順に取り外され、露光ユニット29と遮光蓋閉鎖機構と
を本体基部15に取り付けたリユースユニットが検査工
程に供給され、検査して使用可能なものだけリユースさ
れる。なお、ストロボユニット16、スイッチ板20、
及び受け板21もそれぞれ検査工程に供給され、検査を
した後に検査して使用可能なものだけリユースされる。
撮影レンズ5は、クリーニングを行った後に、検査して
使用可能なものだけリユースされる。また、前カバー1
4と後カバー19とは、粉砕してペレット化され原材料
として再利用される。
【0025】リユースユニットの検査工程には、図4に
示すように、クリーニング、遮光蓋閉鎖機構セット工
程、遮光蓋閉鎖機構の検査工程、遮光蓋閉鎖機構の再セ
ット工程、減速ギヤ用板バネへたり検査、ファインダ光
学系の洗浄工程、シャッタ機構の検査工程、カウンタ機
構の検査及び初期セット工程、NG品排出工程、及びパ
レットのクリーニング工程とから構成されている。
【0026】各工程は、図5に示すように、各工程の作
業を自動的に行う装置が間欠回転するインデックステー
ブル70の回転方向に沿って配置されている。インデッ
クステーブル70には、リユースユニット71をその撮
影レンズ側を上に向けた姿勢で保持するパレット72が
複数設けられており、第1の工程73で供給コンベヤ7
4を通って搬送されるリユースユニット71をパレット
72に移載し、パレット72を無限循環させることで各
工程にリユースユニット71を順次に搬送して検査等を
行い、最終工程75でリユースユニット71を排出コン
ベヤ76に排出する。排出コンベヤ76に排出されたリ
ユースユニット71は、組立ラインに搬送され、新たな
レンズ付きフイルムユニットの構成部品としてリユース
される。
【0027】パレット72は、図6に示すように、板形
状とされており、上面には本体基部15の背面側に形成
された位置決め穴に挿入される位置決めピン72aと、
カートリッジ室30とフイルム室31との内壁面に当接
する位置決め片72b,72cとが形成されている。ま
た、パレット72の下面には、リユースユニット71に
向けて突出された押さえ片78aを有する押さえ治具7
8が取り付けられている。押さえ治具78は、押さえ片
78aをリユースユニット71の近傍に位置させる押さ
え位置とリユースユニット71から離した退避位置との
間でロッド棒77に沿って移動自在となっている。押さ
え治具78は、前述した遮光蓋閉鎖機構の初期位置への
セットに使用される。
【0028】パレット72に供給されたリユースユニッ
ト71は、撮影レンズ5の側を上方に向けた姿勢で各工
程に位置決めされる。クリーニング工程には、エアブロ
ー又は除電ブロー装置が配置されている。この装置は、
エアー又は除電エアーを吹き付けることでリユースユニ
ット71に付着したゴミや屑、静電気等の除去を行う。
【0029】遮光蓋閉鎖機構セット工程は、遮光蓋及び
ロックレバー移動工程、カム部材初期位置セット工程と
から構成されている。カム部材初期位置セット工程は、
減速ギヤ位置決め工程、及び検出ギヤ初期位置セット工
程とから構成されている。
【0030】遮光蓋及びロックレバー移動工程には、図
7に示すように、ロックレバー移動機構80、遮光蓋移
動機構81、及び制御部82とが配置されている。ロッ
クレバー移動機構80は、駆動部材80a及び押圧部材
80bとで構成されている。駆動部材80aは、押圧部
材80bをリユースユニット71から離した退避位置と
ロックレバー50に当接させてロックレバー50をロッ
ク位置に向けて押圧する押圧位置との間で移動させる。
【0031】遮光蓋移動機構81は、蓋回転部材84、
移動機構(図示なし)、及び回転機構85等からなる。
蓋回転部材84は、先端に蓋駆動部材47の一部、例え
ばバネ受け等に係合する係合部84aが設けられてお
り、蓋駆動部材47の回転軸上を中心として係合部84
aを回転させる。移動機構は、係合部84aをリユース
ユニット71から離した退避位置と蓋駆動部材47のバ
ネ受け47d等に係合させる係合位置との間で回転部材
84を蓋駆動部材47の回転軸上に沿って移動させる。
回転機構85は、回転部材84を蓋駆動部材47の開き
位置に向けて回転させる、例えばモータである。
【0032】制御部82は、ロックレバー移動機構8
0、及び遮光蓋移動機構81を統括的に制御しており、
ドライバ87を介して駆動部材80aを駆動して押圧部
材80bでロックレバー50をロック位置に向けて押圧
しておく。その後、移動機構を作動して回転部材84の
係合部84aをバネ受け47dに係合させた後に、ドラ
イバ86を介して回転機構85を駆動して回転部材84
で蓋駆動部材47をバネ48の付勢に抗して開き位置に
回転させる。これにより、係合爪50aをレバー部47
bの外径輪郭に摺動させながら蓋駆動部材47が開き位
置に向けて回転し、開き位置に回転したときにレバー部
47bから一段凹んだ爪部47cに係合して蓋駆動部材
47を開き位置で保持する。これにより、図8に示すよ
うに、検知用突起50bがカム溝42bから外れて検出
ギヤ40及び減速ギヤ39の回転がフリーになる。
【0033】このときの状態では、カム溝42bと検出
突起50bとが未だ対面しているから、振動等によって
ロックレバー50がロック解除位置に向けて回転する恐
れがある。そこで、蓋駆動部材及びロックレバー初期位
置セット工程には、パレット72の押さえ治具78を退
避位置から押さえ位置に移動させる駆動部材が設けられ
ている。制御部82は、押圧部材80bでロックレバー
50をロック位置に押圧した後に、駆動部材を制御して
パレット72の押さえ治具78を押さえ位置に移動させ
る。押さえ治具78が押さえ位置に移動すると、押さえ
片78aがロックレバー50をロック位置に保持する。
これにより、パレット72の側でロックレバー50をロ
ック位置に保持しているから、次の減速ギヤ位置決め工
程にパレット72を搬送するまでの間でロックレバー5
0がロック解除位置に移動してしまうことはない。その
後、各移動機構により回転部材84とロックレバー移動
機構80とをそれぞれ退避位置に移動させる。
【0034】減速ギヤ位置決め工程には、図9に示すよ
うに、減速ギヤ回転部材89、移動機構(図示なし)、
回転機構90、位置検出機構91、及び制御部92とが
配置されている。この工程では、減速ギヤ39を所定位
置に位置決めする。その理由は、減速ギヤ39が大ギヤ
39aと小ギヤ39bとからなる二段ギヤであり、大ギ
ヤ39aと小ギヤ39bとの歯数が異なることで、大ギ
ヤ39aと小ギヤ39bとが一歯ギヤ37aと検出ギヤ
40との噛合位置に対してそれぞれ噛み合う減速ギヤ3
9の回転位置に何通りかの組み合わせが生じ、これらの
うちの所定の位置に位置決めしないと、検出ギヤ40の
巻き込み完了位置が狂ってしまうためである。なお、減
速ギヤ39の所定の位置は、初期位置にある検出ギヤ4
0との噛合位置よりも一歯手前の回転位置としている。
【0035】減速ギヤ回転部材89は、巻き上げノブ1
2の回転軸用の開口34に係合する軸部93と、軸部9
3が開口34に係合したときに減速ギヤ39の大ギヤ3
9aに噛合するギヤ部94とを持っている。ギヤ部94
は、外周の4分割位置に配置された4つの歯となってお
り、板バネ44をへたらさないように減速ギヤ39を回
転させる。移動機構は、減速ギヤ回転部材89をリユー
スユニット71から離した退避位置と軸部93を開口3
4に係合させる係合位置との間で減速ギヤ回転部材89
を巻き上げノブ12の回転軸上に沿って移動させる。ま
た、位置検出機構91は、減速ギヤ39の位置決め軸3
9cを挟んだ両側に位置する検出位置に設置してある。
【0036】回転機構90は、ギヤ部94を回転させて
減速ギヤ39を一方向に向けて回転させるモータであ
る。位置検出機構91は、例えば透過型の光電センサを
構成する投光部95と受光部96とからなる。投光部9
5と受光部96とは、投光軸91aが位置決め軸39c
の回転軸に直交する方向で、且つ減速ギヤ39を予め決
められた位置に回転したときの位置決め軸39cの断面
D字状の面方向に沿うように配置されており、投光部9
5から放たれた光を受光部96で受光することで減速ギ
ヤ39の基準の回転位置を非接触で検出する。
【0037】制御部92は、移動機構を作動させて減速
ギヤ回転部材89を係合位置に移動させた後に、ドライ
バ90aを介して回転機構90を駆動させて減速ギヤ回
転部材89で減速ギヤ39を回転させ、その回転中に受
光部96から得られる信号を監視し、受光部96で信号
を受けた時点で回転機構90の駆動を停止する。これに
より、検出ギヤ40は、その無歯部40aが減速ギヤ3
9の小ギヤ39bの噛合位置に対面し、小ギヤ39bと
の噛合が解除されるため、回転が自由となる。なお、検
出ギヤ40の回転を自由にする理由としては、レンズ付
きフイルムユニット2を回収したときの検出ギヤ40の
回転位置が図7で説明した回転位置以外の場合があり、
この場合も含めて初期位置に戻すことを考慮すると、減
速ギヤ39と検出ギヤ40との噛合関係をいったん解除
する必要があるためである。
【0038】図9に示した状態となると、カム溝42b
が検出突起50bとの対面位置から回転してカム面42
aが検出突起50bと対面し、カム面42aでロックレ
バー50をロック位置に保持している。そこで、この工
程には、パレット72の押さえ治具78を退避位置に移
動させる駆動部材が設けられている。制御部92は、駆
動部材を制御してパレット72の押さえ治具78を退避
位置に移動させる。押さえ治具78が退避位置に移動す
ると、押さえ片78aがロックレバー50をロック位置
に保持するのを解除する。これにより、パレット72の
側でロックレバー50のロック位置での保持を終了させ
ても、ロックレバー50がロック位置に保持されるので
問題はない。
【0039】検出ギヤ初期位置セット工程には、図10
に示すように、ラック機構98、ラック移動機構(図示
なし)、回転位置検出機構、及び制御部101とが設置
されている。ラック機構99は、検出ギヤ40のギヤ部
に噛合するラック104をもったラック部材102とそ
のラック部材102を検出ギヤ40との噛合位置におけ
るピッチ平面と平行に往復移動させる駆動機構103と
からなる。ラック移動機構は、ラック部材102をリユ
ースユニット71から離した退避位置とラック部材10
2のラック104を検出ギヤ40のギヤ部に噛合させる
噛合位置との間でラック機構98を移動させる。この移
動は、検出ギヤ40の回転軸に平行な方向となってい
る。
【0040】回転位置検出機構は、例えば反射型の光電
センサ100であり、検出ギヤ40の位置決め穴40b
を非接触で検出して検出ギヤ40の回転位置が初期位置
か否かを検出する。制御部101は、ラック機構98、
ラック移動機構、及び回転位置検出機構を統括的に制御
しており、ラック移動機構を作動してラック104を検
出ギヤ40のギヤ部に噛合させた後に、ドライバ105
を介して駆動機構103を駆動してラック部材102を
所定量だけ一方向に向けて移動させる。これにより、検
出ギヤ40が一方向に向けて所定量だけ回転し、しかる
後にラック104が検出ギヤ40のギヤ部から外れ、ラ
ック104と検出ギヤ40のギヤ部との噛合が解除され
る。これにより、検出ギヤ40が初期位置に戻る。そし
て、この間の回転により、検出ギヤ40が減速ギヤ39
に噛合して減速ギヤ39を一歯分だけ歩進させる。
【0041】ラック機構の駆動を完了した後に制御部1
01は、光電センサ100から位置決め穴40bを検出
した旨の信号を受け取ることで検出ギヤ40が初期位置
に戻っているか否かを確認する。この状態は、検出ギヤ
40の初期位置までの回転により無歯部40aが減速ギ
ヤ39の小ギヤ39bとの噛合位置を通過し、検出ギヤ
40のギヤ部が小ギヤ39bに噛合した状態となる。こ
れにより、検出ギヤ40が初期位置に戻り、また減速ギ
ヤ39も初期位置に戻った状態となる。
【0042】遮光蓋閉鎖機構の検査工程には、減速ギヤ
早送り工程と、蓋駆動部材動作検査工程とからなる。こ
れらの工程では、ロールフイルム24dをカートリッジ
23に収納する分だけ減速ギヤ39及び検出ギヤ40を
歩進させて遮光蓋27が閉まるか否かを確認する。
【0043】減速ギヤ早送り工程には、図11に示すよ
うに、減速ギヤ回転部材108、回転駆動機構109、
移動機構(図示なし)、ロータリエンコーダ111、及
び制御部112とが配置されている。減速ギヤ回転部材
108は、巻き上げノブの回転軸用の開口34に係合す
る軸部113と、図9で説明したギヤ部94と同じギヤ
部114とを持っている。移動機構は、減速ギヤ回転部
材108をリユースユニット71から離した退避位置と
軸部113を開口34に係合させる係合位置との間で減
速ギヤ回転部材108を巻き上げノブの回転軸上に沿っ
て移動させる。回転駆動機構109は、減速ギヤ回転部
材114を回転させるモータである。ロータリエンコー
ダ111は、モータ109の回転角を検出し、その回転
角を検出するごとに信号を制御部112に送る。
【0044】制御部112は、移動機構を作動させて減
速ギヤ回転部材108を係合位置に移動させた後に、ド
ライバ115を介して回転駆動機構109を駆動させて
減速ギヤ回転部材108で減速ギヤ39を回転させ、そ
の回転中にロータリエンコーダ111から得られる信号
をカウントし、そのカウント値が、最後の撮影コマまで
巻き上げ操作したときのスプール25の回転量に対応し
たカウント値と同じになった時点で回転駆動機構109
の駆動を停止する。これにより、検出ギヤ40は、最後
の撮影コマまで巻き上げ操作を行った位置、すなわち巻
込み完了位置の一歩進手前の位置まで回転する。
【0045】蓋駆動部材動作検査工程には、図12に示
すように、減速ギヤ回転部材117、回転駆動機構11
8、移動機構(図示なし)、動作確認検出機構119、
及び制御部120とが配置されている。減速ギヤ回転部
材117は、巻き上げノブ12の回転軸用の開口34に
係合する軸部121と、図9で説明したギヤ部94と同
じギヤ部122とを持っている。移動機構は、減速ギヤ
回転部材117をリユースユニット71から離した退避
位置と軸部121を開口34に係合させる係合位置との
間で減速ギヤ回転部材117を巻き上げノブの回転軸上
に沿って移動させる。また、移動機構は、動作確認検出
機構119をリユースユニット71から離した退避位置
とリユースユニット71の近傍に位置させた検出位置と
の間で移動させる。回転駆動機構118は、減速ギヤ回
転部材117を回転させるモータである。
【0046】動作確認検出機構119は、L字状の検出
片124と光電センサ125とから構成されている。検
出片124は、一端126と他端127との間に設けた
回転軸128を中心に回動自在となっており、バネ12
9及びストッパ130等によって所定の姿勢に平衡され
ている。検出片124は、移動機構によって検出位置に
移動したときに、一端126がロックレバー50の回動
軌跡内に入り込む。光電センサ125は、他端127の
回転軌跡内を検出しており、一端126でロックレバー
50のロック解除位置への回転を触知することで回転す
る他端127を検出する。
【0047】制御部120は、移動機構を作動させて減
速ギヤ回転部材117を係合位置に、且つ動作確認検出
機構119を検出位置にそれぞれ移動させた後に、回転
駆動機構118を所定量だけ駆動させて減速ギヤ回転部
材117で減速ギヤ39を,最後コマを撮影した後にロ
ールフイルム24dの全部をカートリッジの内部に収納
する分のスプール25の回転分だけ回転させる。これに
より、図13に示すように、検出ギヤ40は、ロールフ
イルム24dの全部がカートリッジ23の内部に収納さ
れた時の回転位置、すなわち巻込み完了位置に回転す
る。このとき、検出ギヤ40のカム溝40bがロックレ
バー50の検知用突起50bに対面し、ロックレバー5
0が軸50cを中心に時計方向に回転してロック解除位
置に移動する。ロックレバー50がロック解除位置に移
動すると、蓋駆動部材47がバネ48の付勢により閉じ
位置に向けて回転する。
【0048】制御部120は、回転駆動機構118を駆
動中に、光電センサ125から得られる信号を監視して
いる。ロックレバー50がロック解除位置に移動する
と、検出片124が、一端126でロックレバー50の
ロック解除位置への回転を触知することで回転して、他
端127が光電センサ125で検出される。制御部12
0は、回転駆動機構118を駆動してから、駆動停止後
の所定時間経過後までの間で、他端127を検出した信
号を受け取るか否かで、蓋駆動部材47の閉じ位置への
回転動作がOKか否かを判定し、その旨を表示する。こ
の情報は、NG品排出工程に伝達され、NG品は、そこ
で自動的に取り出される。
【0049】遮光蓋閉鎖機構の再セット工程には、図7
で説明した蓋駆動部材及びロックレバー移動工程、図9
で説明した減速ギヤ位置決め工程、及び図10で説明し
た検出ギヤ初期位置セット工程に配置したと同じ機構の
ものが順に配置されており、これらの機構で再び遮光蓋
閉鎖機構を初期位置に戻す。
【0050】減速ギヤ用板バネへたり検査工程には、図
14に示すように、撮像手段135、照明手段136、
画像処理部137、比較部138、RAM139,及び
判定部140とが設置されている。照明手段136は、
例えばハロゲン光を光ファイバーで導いて小径の光束で
照明するファイバー照明器を複数用い、それらでリユー
スユニット71の板バネ44の弾性片44aに向けて拡
散照明する。撮像手段135は、拡大レンズ135aと
CCDカメラ135b等で構成され、これらで弾性片4
4aを反射した光を、その弾性片44aの弾性変形する
方向に対して直交する方向から拡大して撮像する。画像
処理部137は、撮像した画像を二値化してモニターに
表示するとともに、モニター画面141の特定範囲、例
えばへたっていないときの弾性片44aが位置する範囲
に、図15に示したウインドWを設け、このウインドW
の中の白の画素面積を求める。なお、本実施形態の板バ
ネ44の弾性片44aには、弾性変44aに対して直交
するする方向にL字状に折り曲げた補強片44bが設け
られている。撮像手段135は、その補強片44bの平
面を反射した光を撮像している。
【0051】比較部138は、求めた白の画素面積と予
めRAM139に記憶した基準の画素面積とを比較す
る。板バネ44は、銅材料で形成されているから、ハロ
ゲン光で照明すると、その反射光が白色の明像で撮像さ
れる。板バネ44がへたっているとウインドWから外
れ、ウインドW内の白の画素数が減ってくる。判定部1
40は、比較部138で得られた比較結果に基づいて板
バネ44の使用の可否を判定する。例えば求めた白画素
面積が基準の白画素面積に対してしきい値を決めてお
き、しきい値を例えば50%とすると、図16(A)に
示すように50%以上であれば使用可能、同図(B)に
示すように50%以下であれば使用不可と判定する。こ
の情報は、NG品排出工程に伝達され、NG品は、そこ
で自動的に取り出される。
【0052】なお、モニター画面の特定箇所にウインド
を設け、設けたウインド内の白又は黒の画像数に基づい
て検査を行うウインド設定法の代わりに、板バネ44を
撮像した画像から特徴を抽出し、この値と基準地とを比
較する特徴抽出法、又は予め決められたデータと撮像画
像とをメモリ内で重ね合わせるパターンマッチング法を
用いて板バネの使用の可否を判定してもよい。
【0053】その後、ファインダ光学系32の洗浄、シ
ャッタ機構の検査、カウンタ機構の検査及び初期セッ
ト、及びNG品排出の工程を経て最終工程で使用可能な
リユースユニット71がパレット72から排出コンベヤ
に移載される。空のパレット72は、クリーニング工程
でエアーブロー等により付着したゴミや屑の除去が行わ
れ、再び第1工程に無限循環される。
【0054】上記実施形態では、本発明をリユースする
ための検査で用いているが、新たなレンズ付きフイルム
ユニットを組み立てた後の検査にも採用することができ
る。また、遮光蓋閉鎖機構として、上記実施形態ではス
プールの回転量からフイルム移送量を計測しているが、
本発明ではこれに限らず、フイルムカウンタのカウント
量、又はスプロケットの回転量からフイルム移送量を計
測してもよい。
【0055】上記実施形態では、蓋部材閉鎖機構を構成
する板バネ44の検査について説明しているが、本発明
ではこれに限らず、その他の機構に用いられる板バネで
もよい。また、本発明では、板バネに限らず、例えば引
っ張り又は圧縮コイルバネやねじりバネ、プラスチック
材料で形成された係止爪等の検査も同じ機構で行うこと
ができるのはいうまでもない。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、弾性
部材に照明を当て、その反射光を撮像手段で前記弾性部
材が弾性変形する方向に対して直交する方向から撮像
し、撮像した画像と予め決められた基準の画像とを比較
手段で比較し、その比較結果に基づいて判定手段で弾性
部材の使用の可否を判定する検査工程を設けたから、板
バネ等の弾性部材の使用の可否を確実に判断することが
でき、品質を安定させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図2】ユニット本体の分解斜視図である。
【図3】蓋部材閉鎖機構の概略を示す分解斜視図であ
る。
【図4】リユースユニットを検査手順の概略を示すフロ
ーチャートである。
【図5】リユースユニットの検査ラインの概略を示す平
面図である。
【図6】検査ラインで使用するパレットを示した斜視図
である。
【図7】蓋駆動部材及びロックレバー初期位置セット工
程の概略を示す説明図である。
【図8】蓋駆動部材及びロックレバー初期位置セット工
程で蓋駆動部材及びロックレバーを初期位置にセットし
た状態を示す説明図である。
【図9】減速ギヤ位置決め工程の概略を示す説明図であ
る。
【図10】カウンタギヤ初期位置セット工程の概略を示
す説明図である。
【図11】減速ギヤ早送り工程の概略を示す説明図であ
る。
【図12】蓋駆動部材動作検査工程の概略を示す説明図
である。
【図13】蓋駆動部材動作検査工程で動作チェックを行
った状態を示す説明図である。
【図14】減速ギヤ用板バネへたり検査工程の概略を示
す説明図である。
【図15】減速ギヤ用板バネへたり検査工程でモニタに
表示した撮像画像を示す説明図である。
【図16】減速ギヤ用板バネへたり検査工程でモニタ画
面の特定箇所に設けたウインド内の画像を示しており、
(A)は使用可能、(B)は使用不可のときの画像であ
る。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット 39 減速ギヤ 44 板バネ 71 リユースユニット 135 撮像手段 136 照明手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 幸彦 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 (72)発明者 内田 祥一 神奈川県南足柄市中沼210番地 富士写真 フイルム株式会社内 Fターム(参考) 2F065 AA58 AA61 AA65 CC00 FF04 GG02 HH02 JJ03 JJ26 LL03 QQ05 QQ25 QQ31 QQ36 RR08 SS13 TT03 2H101 AA01 AA09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外カバーの内部に弾性部材を組み込んだ
    レンズ付きフイルムユニットの検査方法において、 前記弾性部材の一部を外部に露呈した形態のレンズ付き
    フイルムユニットを検査位置に位置決めした後に、前記
    弾性部材に照明を当て、その反射光を撮像手段で前記弾
    性部材が弾性変形する方向に対して直交する方向から撮
    像し、撮像した画像と予め決められた基準の画像とを比
    較手段で比較し、その比較結果に基づいて判定手段で弾
    性部材の使用の可否を判定する検査工程を設けたことを
    特徴とするレンズ付きフイルムユニットの検査方法。
  2. 【請求項2】 外カバーの内部に弾性部材を組み込んだ
    レンズ付きフイルムユニットの検査装置において、 前記弾性部材の一部を外部に露呈した形態のレンズ付き
    フイルムユニットを検査位置に位置決めした後に、前記
    弾性部材に照明を当てる照明手段と、その反射光を弾性
    部材が弾性変形する方向に対して直交する方向から撮像
    する撮像手段と、その撮像手段で撮像した画像と予め決
    められた基準の画像とを比較する比較手段と、その比較
    結果に基づいて弾性部材の使用の可否を判定する判定手
    段とを設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニ
    ットの検査装置。
  3. 【請求項3】 スプールと一緒に回転する一歯ギヤに噛
    合して歩進する円板部材が写真フイルムの規定撮影枚数
    ごとに決められた初期位置からフイルムロール室に収納
    されたロールフイルムの全部をカートリッジの内部に巻
    き込んだ巻込み完了位置に回転することでカートリッジ
    のフイルム送出口に設けた遮光蓋を閉じる遮光蓋閉鎖機
    構に設けられており、前記一歯ギヤと円板部材との噛合
    が解除されたときにはその回転位置で前記円板部材を保
    持し、前記一歯ギヤと円板部材とが噛合したときには弾
    性変形して前記円板部材の回転を許容する板バネを備え
    たレンズ付きフイルムユニットの検査方法において、 前記板バネの一部を外部に露呈した形態のレンズ付きフ
    イルムユニットを検査位置に位置決めした後に、前記板
    バネに照明手段で照明を当て、その反射光を撮像手段で
    前記板バネが弾性変形する方向に対して直交する方向か
    ら撮像し、その撮像した画像と予め決められた基準の画
    像とを比較手段で比較し、その比較結果に基づいて板バ
    ネの使用の可否を判定手段で判定する検査工程を設けた
    ことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの検査方
    法。
  4. 【請求項4】 スプールと一緒に回転する一歯ギヤに噛
    合して歩進する円板部材が写真フイルムの規定撮影枚数
    ごとに決められた初期位置からフイルムロール室に収納
    されたロールフイルムの全部をカートリッジの内部に巻
    き込んだ巻込み完了位置に回転することでカートリッジ
    のフイルム送出口に設けた遮光蓋を閉じる遮光蓋閉鎖機
    構に設けられており、前記一歯ギヤと円板部材との噛合
    が解除されたときにはその回転位置で前記円板部材を保
    持し、前記一歯ギヤと円板部材とが噛合したときには弾
    性変形して前記円板部材の回転を許容する板バネを備え
    たレンズ付きフイルムユニットの検査装置において、 前記板バネの一部を外部に露呈した形態のレンズ付きフ
    イルムユニットを検査位置に位置決めした後に、前記板
    バネに照明を当てる照明手段と、その反射光を板バネが
    弾性変形する方向に対して直交する方向から撮像する撮
    像手段と、その撮像手段で撮像した画像と予め決められ
    た基準の画像とを比較する比較手段と、その比較結果に
    基づいて板バネの使用の可否を判定する判定手段と、を
    設けたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの
    検査装置。
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AT99121322T ATE350689T1 (de) 1998-10-26 1999-10-26 Verfahren und vorrichtung zum reinigen eines objektivs sowie verfahren und vorrichtung zum wiederverwenden einer mehrweg kamera
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