JP3522888B2 - レンズ付きフイルムユニットのカウンタ初期位置検査方法及びレンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットのカウンタ初期位置検査方法及びレンズ付きフイルムユニット

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付きフイルムユ
ニットのカウンタ初期位置検査方法及びレンズ付きフイ
ルムユニットに関し、更に詳しくはレンズ付きフイルム
ユニットのカウンタ表示板が正規の初期位置にセットさ
れているか否かを検出するカウンタ初期位置検査方法及
びこの方法に適合した構成を有するレンズ付きフイルム
ユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】「写ルンですHi」(商品名)等のレン
ズ付きフイルムユニットは、フイルム装填,フイルム巻
戻し等の面倒な操作が不要で誰でも手軽に撮影が楽しめ
るため、一般に広く利用されている。このようなレンズ
付きフイルムユニットは、パトローネ付きの写真フイル
ムを内蔵するとともにシャッタ、その他の主要な撮影機
構を備えたユニット本体の表面に化粧用の紙箱等の外ケ
ースを被せた形態で提供されている。ユニット本体は、
露光枠を挟んだ両側にパトローネ及び写真フイルムロー
ルを収納するパトローネ室及びフイルムロール室を一体
形成した本体部と、この本体部の前面に着脱自在に取り
付けられるメカユニットと、これらの前を覆う前カバー
と、本体部の背面を覆い、パトローネ付きフイルムを光
密に収納する後カバーとから構成されている。
【0003】メカユニットには、シャッタ機構の他に、
フイルム巻き止め機構、及びカウンタ機構等が設けられ
ている。シャッタ機構は、周知のように、フイルム巻き
上げ操作によって移送される写真フイルムに追従して回
転するスプロケットによりシャッタをチャージ位置にセ
ットするシャッタチャージを行う。また、フイルム巻き
止め機構は、スプロケットが1回転した際に、フイルム
送りをロックする。さらに、カウンタ機構は、スプロケ
ットの回転に連動してカウンタ表示板を1歯分だけ歩進
させ、現在の撮影残り枚数をカウンタ表示窓に表示す
る。
【0004】完成直後のレンズ付きフイルムユニットで
は、ほぼ全ての写真フイルムがパトローネから引き出さ
れた状態になっており、購入したユーザーがまず約1枚
分の巻き上げ操作を行なってから1コマ目の撮影を開始
するようになっている。すなわち、レンズ付きフイルム
ユニットは、例えば27枚撮りの場合、数字「27」の
手前に設けられた点マーク「・」がカウンタ表示窓の真
中に見えた初期状態にセットされて出荷される。そのた
め、レンズ付きフイルムユニットが完成した後、カウン
タ表示板が初期位置にセットされているか否かの確認作
業を行なっている。この確認作業は、カウンタ表示窓を
通してカウンタ表示板をCCDカメラで撮像し、この撮
像画像を標準パターンと比較するパターン認識の手法に
より行なっている。なお、この撮像時には、鮮明な撮影
画像を得るために、ファイバースコープ等を用いたスポ
ット光源によりカウンタ表示板を照明するようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近の改良
されたレンズ付きフイルムユニットは、撮影残り枚数の
確認を容易にするために、カウンタ表示窓に数字拡大用
のレンズが嵌め込まれているものが多くなっている。こ
のため、上記のような方法でカウンタ表示板を撮像する
と、カウンタ表示板を照明するための照明光がレンズ面
で反射するため、フレア等が発生し、カウンタ表示板の
撮像画像が不鮮明になるという問題が発生した。また、
レンズ付きフイルムユニットの改良速度は近年著しく速
くなっており、カウンタ表示板の表面に設けた数字や点
マーク等からなる文字パターンのデザインやレイアウト
の変更が頻繁に行なわれようになっている。このような
文字パターンの変更を行なうと、その都度、上記のよう
なパターン認識で用いる標準パターンを変更しなければ
ならないという問題が発生する。
【0006】本発明は、文字パターンの変更があっても
これに影響を受けることなく、カウンタ表示板の初期位
置を簡単,確実に検査できるようにしたレンズ付きフイ
ルムユニットのカウンタ初期位置検査方法を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のレンズ付きフイルムユニットのカウンタ初
期位置検査方法は、撮影機構を有するとともに予め写真
フイルムを装填した本体部の前部及び上部を被う前カバ
ーと、この前カバーに形成したカウンタ表示窓を通して
フイルム残り枚数の表示を行なうカウンタ表示板とを備
えたレンズ付きフイルムユニットのカウンタ初期位置検
査方法において、前記カウンタ表示窓とは別に前カバー
の上部に検査用の開口を設けるとともに、前記写真フイ
ルムの種類によって形状が異なるマークをカウンタ表示
板の表面に設け、前記開口を通して前記マークを検出す
ることにより、カウンタ表示板の回転角度位置が正規の
初期位置にセットされているか否かを判別するようにし
たものである。
【0008】
【作用】カウンタ表示板が初期位置に正しくセットされ
ている場合には、検査用の開口にカウンタ表示板に設け
られたマークが露呈される。また、カウンタ表示板が初
期位置からずれている場合には、カウンタ表示板のマー
クが開口に露呈されない。したがって、このマークの有
無を検出することによりカウンタ表示板が初期位置に正
しくセットされているか否かが明瞭に判別される。ま
た、検査用の開口はカウンタ表示窓とは別に設けられて
いるから、カウンタ表示窓にレンズが嵌め込まれていて
も、またカウンタ表示板の文字パターンが変更されて
も、検査条件等をなんら変更することなく、常に安定し
た検査が行なわれる。また、前記マークは写真フイルム
の種類によって異なる形状にしたから、マークを検出す
ることによりカウンタ表示板の初期位置が分かるだけで
はなく、実際に装填されている写真フイルムの種類に適
合したカウンタ表示板が組み込まれているか否かも判別
される。
【0009】
【0010】また、本発明のレンズ付きフイルムユニッ
トは、撮影機構を有するとともに予め写真フイルムを装
填した本体部の前部及び上部を被う前カバーと、この前
カバーに形成したカウンタ表示窓を通してフイルム残り
枚数の表示を行なうカウンタ表示板とを備えたレンズ付
きフイルムユニットにおいて、前記カウンタ表示窓とは
別に前カバーの上部に設けた検査用の開口と、前記カウ
ンタ表示板の表面の所定位置に、前記写真フイルムの種
類によって異なる形状で設けられ、前記カウンタ表示板
の回転角度位置が正規の初期位置にセットされていると
きに前記開口を通して検出されるマークとを備えたもの
である。したがって、カウンタ表示板の初期位置検査が
簡単な構成でしかも文字パターンの変更等に左右される
ことなく確実に行なわれ、レンズ付きフイルムユニット
の組立効率が向上される。
【0011】
【実施例】図2において、レンズ付きフイルムユニット
9は、ユニット本体10とこれを覆う外ケース11とか
ら構成されており、ユニット本体10の外部には撮影レ
ンズ15,ファインダ窓16,レリーズボタン17,フ
イルム巻き上げノブ18,カウンタ表示窓19等を設
け、これらの操作が外ケース11に開設した穴を通して
行える。なお、カウンタ表示窓19には、透明プラスチ
ック製の拡大レンズ13が嵌め込まれている。
【0012】図3に示すように、ユニット本体10はそ
の背面側にパトローネ付き写真フイルム20が装填され
る本体部21と、この本体部21の前部及び上部を覆う
前カバー22と、本体部21との間でパトローネ付き写
真フイルム20を光密に収納する後カバー23とからな
る。前カバー22の上部には、前記レリーズボタン1
7,カウンタ表示窓19の他に、詳しくは後述するカウ
ンタ初期位置検査用のカプセル形の開口14が設けられ
ている。なお、この開口14は、ユニット本体10に外
ケース11を被せると、外ケース11の下に隠れる。
【0013】本体部21は、本体基部24とメカユニッ
ト25とから構成されている。本体基部24には、中央
部に露光室26が、また露光室26を挟むようにフイル
ム室27とパトローネ室28とがそれぞれ一体に形成さ
れている。パトローネ室28の上部には、フイルム巻き
上げノブ18が配設されている。フイルム巻き上げノブ
18には、パトローネ室28内に突出したフォークが設
けられ、これがパトローネ20cのスプール20dに係
合している。フイルム巻き上げノブ18を図中の矢印方
向に回動する巻き上げ操作を行うことによって、露光済
みの写真フイルム20aがパトローネ20c内に収納さ
れる。
【0014】フイルム巻き上げノブ18の外周には歯列
18aが形成されている。この歯列18aには板バネか
らなる逆止爪30が係合している。逆止爪30は、フイ
ルム巻き上げノブ18の巻き上げとは逆の方向への回転
を阻止するためのものである。
【0015】メカユニット25は、図4に示すように、
メカベース32に従動スプロケット33,シャッタ3
4,カウンタ表示板35,シャッタチャージ機構,カウ
ンタ機構,及びフイルム巻き止め機構等が組み込まれて
いる。
【0016】メカベース32の前面中央には露光用開口
37が形成されている。この露光用開口37の右側には
段差面となったストッパ38が設けられており、このス
トッパ38はバネ39で反時計方向に回動されるシャッ
タ羽根34と当接し、これを露光用開口37を遮蔽する
位置に停止させる。前記シャッタ羽根34は遮光性プラ
スチックで形成され、後述する蹴飛ばしアーム45aで
蹴飛ばされる爪部34aを備えており、撮影レンズ15
が装着されるシャッタカバー40で覆われる。
【0017】メカベース32の上部には、軸42,43
及び軸受け44が形成されている。軸42には、カウン
タ表示板35と、蹴飛ばしアーム45a及びカムアーム
45bを形成したシャッタ駆動レバー45とが、また軸
43には、バネ46により時計方向に付勢される係止レ
バー47がそれぞれ遊嵌される。
【0018】軸受け44には、従動軸48が挿通され
る。この従動軸48には、スプロケット係合部48a,
シャッタセットカム48b,シャッタチャージロック用
のカム48c,及び一歯部48dとが設けられている。
スプロケット係合部48aには、従動スプロケット33
が係合される。従動スプロケット33には、写真フイル
ム1コマ分のパーフォレーション20bの数に相当する
8枚歯が設けられており、移送される写真フイルム20
aに追従して回転する。
【0019】1コマ分のフイルム巻き上げ操作が行われ
ると、移送される写真フイルム20aに追従して従動ス
プロケット33が1回転する。この回転により従動軸4
8が反時計方向に回転して、シャッタセットカム48b
がこれに係合しているカムアーム45bを押圧し、シャ
ッタ駆動レバー45をチャージ位置にチャージするとと
もに、従動スプロケット33の1回転後に、カム48c
がこれに係合している係止レバー47のロック爪47a
をロックして、フイルム移送を阻止する。このとき、シ
ャッタ駆動レバー45は、これの突出片45cが係止レ
バー47の保持爪47bに係合し、係止レバー47に保
持された状態となる。また、一歯部48dは、カウンタ
表示板35を1目盛り分回転させる。さらに、シャッタ
駆動レバー47の巻き止め爪47cがフイルム巻き上げ
ノブ18の歯列18aに噛合してフイルム巻き止めを行
う。
【0020】シャッタボタン17の押圧操作により、係
止レバー47の押圧片47dが押圧される。これによ
り、突出片45cと保持爪47bとの係合が解除され、
バネ46の付勢により係止レバー47が時計方向に回転
し、また、シャッタ駆動レバー45が反時計方向に回転
し、蹴飛ばしアーム45aで爪部34aを蹴飛ばす。シ
ャッタ羽根34は、軸34aを中心に一往復揺動し、露
光を行う。
【0021】シャッタレリーズ完了後、カム48cとロ
ック爪47aとの係合が解除され、また、巻き止め爪3
2bと歯列18aとの噛合が解除されているため、フイ
ルム巻き上げノブ18のフイルム巻き上げ操作が許容さ
れる。従動軸48は次回の巻き上げ操作により従動スプ
ロケット33と一体となって回転するから、シャッタセ
ットカム48bの回転によりシャッタ駆動レバー45を
チャージ位置に移動する。
【0022】図1に示すように、カウンタ表示板35の
上面には、その回転ピッチに対応してフイルム規定枚数
以上となった枚数表示目盛50が設けられている。この
実施例では、規定撮影枚数が24枚撮りのパトローネ付
き写真フイルム20を27枚撮りとして使用している。
目盛50は「27」の手前にある初期位置を示す「・」
51から数字列を挟んだフイルムエンドを示す「E」ま
での間で、その時点での撮影可能な写真フイルム枚数、
すなわち残数表示目盛となっているから、この目盛を前
カバー22に形成したカウンタ表示窓19を通して観察
することによって、撮影可能な写真フイルムのコマ数を
確認することができる。
【0023】上記目盛50の内側には、カウンタ表示窓
19から露呈することのないように、円形状の初期位置
検出用のマーク52が設けられている。このマーク52
は、目盛50と同様に金型成形により浮き彫り状に形成
され、その上面に白色塗料が塗られて、視認性が向上さ
れている。
【0024】カウンタ表示板35は、ユニット本体10
の組立の際に、カウンタ表示窓19の中央に「・」51
を表示した位置で組み込まれる。そして、このとき、マ
ーク52が前カバー22の開口14に露呈される
(A)。なお、カウンタ表示窓19の中央に「・」51
が表示された位置とは、この状態から写真フイルム20
をパーフォレーション1〜2個分巻き上げると、シャッ
タチャージされる位置である。
【0025】マーク52は、例えば直径が0.5mm程
度の円形であり、開口14のカウンタ表示板35の回転
方向の幅はマーク52よりわずかに大きく、例えば約
0.6mmになっている。これにより、(B)に示すよ
うに、カウンタ表示板35の回動回度位置が正規の位置
からわずかでもずれていると、マーク52が前カバー2
2の陰に隠れて見えなくなり、カウンタ表示板35が正
規の初期位置にセットされているときの標準パターン
(開口14にマーク52の全輪郭が露呈されている状態
の撮像画像)との違いが明瞭に識別できるようにしてあ
る。
【0026】上記構成によるレンズ付きフイルムユニッ
ト9のカウンタ初期位置検査方法について図1及び図5
を参照しながら説明する。カウンタ初期位置検査に用い
られる検査装置は、ユニット本体10の組立ラインの最
終工程に配置されている。装置の構成は、前カバー22
の開口14の上方に設けられ、開口14に表示されたマ
ーク52を検出してカウンタ表示板35の初期位置検査
を行うCCDカメラ60と、ユニット本体10の斜め上
方から開口14を通してマーク52に照明光を照射する
スポット光源61と、フイルム巻き上げノブ18の歯列
18aに噛合して、これをフイルム巻き取り方向に向け
て回転させるプラスチック製の駆動ギヤ63と、駆動ギ
ヤ63用のモータ64と、モータ64を制御するドライ
バ65と、ドライバ65を制御するとともに、CCDカ
メラ60から得られる撮像画像を予めRAM66に記憶
しておいた標準パターンと照合し、パターン認識の手法
によってマーク52が開口14に表示されているか否か
を判定するマイクロコンピュータ67とから構成されて
いる。
【0027】前述したように、ユニット本体10の組立
時には、カウンタ表示板35は、カウンタ表示窓19の
中央に「・」51を表示した位置で組み込まれる。組立
が終了したユニット本体10が搬送されてきて検査位置
に停止すると、フイルム巻き上げノブ18の歯列18a
に駆動ギヤ63が噛合される。マイクロコンピュータ6
7は、ドライバ65に駆動ギヤ63を回転させる制御信
号を送り、モータ64を駆動する。これにより、駆動ギ
ヤ63がフイルム巻き上げノブ18をパーフォレーショ
ン1〜2個分だけ回転させると、メカユニット25がシ
ャッタチャージされた後、フイルム巻き上げノブ18が
ロックされる。
【0028】駆動ギヤ63には、トルク検出機68が設
けられており、この計測値がマイクロコンピュータ67
に入力されている。フイルム巻き上げノブ18のロック
によりトルク検出機68からの計測値が異常に大きくな
るから、マイクロコンピュータ67はこれを検知して駆
動ギヤ63の回転を停止する。また、フイルム巻き上げ
ノブ18がパーフォレーション1〜2個分回転される間
に、フイルム巻き上げノブ18の回転トルクに異常があ
るか否かが判定される。回転トルクに異常が認められた
場合には、オペレータによりラインから外され、異常の
原因が調査される。
【0029】また、パーフォレーション1〜2個分のフ
イルム巻き上げノブ18の回転では、カウンタ表示板3
5は回転しないから、カウンタ表示板35は組み込まれ
た直後の状態のままになっている。駆動ギヤ63の回転
停止後、マイクロコンピュータ67は、CCDカメラ6
0から得られる開口14とマーク52の位置関係を撮像
した撮像画像と、RAM66から読み出した標準パター
ンと、を照合する。そして、マイクロコンピュータ67
は、これらが一致した場合には、シャッタチャージが正
常に行われ、またカウンタ表示板35が初期位置に設定
されたと判断し、また、一致しない場合には不合格の判
定を行って、音又はランプ等で警告表示する。不合格の
場合には、オペレータにより即座にラインから外され、
暗室内でパトローネ付き写真フイルム20を抜き取って
から不良箇所のチェックを行い、手直し作業を行う。検
査合格のユニット本体10は、シャッタレリーズ検査が
行われ、外ケース11を被着して出荷される。
【0030】以上説明した実施例では、前記マークは円
形状にしたが、ユニット本体内に収納する写真フイルム
の撮影可能枚数によってこの形状を変化させてもよい。
例えば、図6に示すように、円形状のマーク52は、上
述したように、27枚撮り(A),開口14の長手方向
に沿ってマーク52を細長くしたカプセル形のマーク7
1は15枚撮り(B),マーク71よりさらに細長いカ
プセル形のマーク72は39枚撮り(C)と区分するこ
とにより、カウンタ表示板の初期位置検査と同時に、ユ
ニット本体内に収納した写真フイルムの種類とカウンタ
表示板の種類とが一致しているか否かの検査も行なうこ
とができる。
【0031】また、開口14やマーク52の形状,サイ
ズ,色等は、CCDカメラで明瞭に撮像できれば、任意
のものを採用することができる。また、CCDカメラで
開口を通してマークを撮像し、パターン認識の手法でマ
ークの表示状態を検出するようにしたが、例えばカウン
タ表示板のマークと同じ位置に透孔を設け、透孔によっ
て反射光が戻ってこないことを反射型の光電センサで検
出するようにしてもよい。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、カウンタ表示板の表面に設けた検査用のマーク
を前カバーに形成したカウンタ表示窓とは別の開口を通
して検出するので、文字パターンの変更があっても、ま
たカウンタ表示窓にレンズが嵌め込まれていても、検査
条件等をなんら変更することなく、常に安定してカウン
タ表示板の初期位置を簡単,確実に検査できる。また、
マークの形状を写真フイルムの種類によって変化させる
ことにより、カウンタ表示板の初期位置検査だけではな
く、実際に装填されている写真フイルムの種類に適合し
たカウンタ表示板が組み込まれているか否かも判別する
ことができる。また、カウンタ表示板の初期位置検査が
簡単な構成でしかも文字パターンの変更等に左右される
ことなく確実に行なわれるから、レンズ付きフイルムユ
ニットの組立効率を向上できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカウンタ表示板が、正規の初期位
置にセットされた状態(A)と、ずれた状態(B)とを
示す説明図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】ユニット本体を示す分解斜視図である。
【図4】メカユニットを示す分解斜視図である。
【図5】レンズ付きフイルムユニットのカウンタ初期位
置を検査している状態を示す概略説明図である。
【図6】写真フイルムの異なる撮影可能枚数によりマー
クの形状を変化させた例を示す説明図である。
【符号の説明】
9 レンズ付きフイルムユニット 10 ユニット本体 13 拡大レンズ 14 開口 18 フイルム巻き上げノブ 19 カウンタ表示窓 22 前カバー 25 メカユニット 35 カウンタ表示板 50 目盛 52,71,72 マーク 60 CCDカメラ 61 スポット光源 67 マイクロコンピュータ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 撮影機構を有するとともに予め写真フイ
    ルムを装填した本体部の前部及び上部を被う前カバー
    と、この前カバーに形成したカウンタ表示窓を通してフ
    イルム残り枚数の表示を行なうカウンタ表示板とを備え
    たレンズ付きフイルムユニットのカウンタ初期位置検査
    方法において、 前記カウンタ表示窓とは別に前カバーの上部に検査用の
    開口を設けるとともに、前記写真フイルムの種類によっ
    て形状が異なるマークをカウンタ表示板の表面に設け、
    前記開口を通して前記マークを検出することにより、カ
    ウンタ表示板の回転角度位置が正規の初期位置にセット
    されているか否かを判別することを特徴とするレンズ付
    きフイルムユニットのカウンタ初期位置検査方法。
  2. 【請求項2】 撮影機構を有するとともに予め写真フイ
    ルムを装填した本体部の前部及び上部を被う前カバー
    と、この前カバーに形成したカウンタ表示窓を通してフ
    イルム残り枚数の表示を行なうカウンタ表示板とを備え
    たレンズ付きフイルムユニットにおいて、 前記カウンタ表示窓とは別に前カバーの上部に設けた検
    査用の開口と、前記カウンタ表示板の表面の所定位置
    に、前記写真フイルムの種類によって異なる形状で設け
    られ、前記カウンタ表示板の回転角度位置が正規の初期
    位置にセットされているときに前記開口を通して検出さ
    るマークとを備えたことを特徴とするレンズ付きフイ
    ルムユニット。
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