JP2005031141A - レンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法 Download PDF

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Masaya Morita
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Abstract

【課題】レンズ付きフイルムユニットのリサイクルを生産管理する。
【解決手段】レンズ付きフイルムユニットには、内蔵する写真フイルムの規定枚数に応じて表示目盛りの異なる品種の枚数表示板が組み込まれている。リサイクル工場では、レンズ付きフイルムユニットを使用後に回収してから分解して枚数表示板を露呈し、次に枚数表示板の品種を識別し、その後に枚数表示板を取り外してから、枚数表示板を品種毎に仕分けして集積する。枚数表示板を取り付けるときには、前記集積したものからリサイクルの生産管理に応じた品種の枚数表示板を選択して取り付ける。
【選択図】 図6

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、使用後に回収したレンズ付きフイルムユニットを分解してリユース部品を取り出し、そのリユース部品を再使用する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
レンズ付きフイルムユニット(以下、「フイルムユニット」と称す。)には、予めカートリッジ付きの写真フイルムが装填され、簡単な撮影機構を備えている。このフイルムユニットは、写真フイルムの全てのコマへの撮影が完了すると、そのまま現像所に提出される。現像所では、露光済の写真フイルムを収納したカートリッジを取出し、現行の現像処理システムを使用して現像及び焼付等の処理を行い、ユーザーにはプリント写真とフイルムネガとが返却される(特許文献1)。
【0003】
ところで、空になったフイルムユニットは、製造メーカーによって回収され、分解された後に、部品又はユニットごとに再使用あるいは原材料に戻して再生使用してリサイクルしている(特許文献2)。
【0004】
フイルムカウンタ機構は、フイルム巻き上げに連動して一回転する一歯ギヤにより枚数表示板が一歩進して表示窓にその時点の残りの撮影枚数を表示する。枚数表示板としては、フイルムユニットに装填した写真フイルムの規定撮影枚数に応じて表示用の目盛りが異なる品種のものが使用されている(特許文献3)。
【0005】
露光ユニットをリユースするときには、枚数表示板が残り枚数「0」を表示する終了位置であることを前提にし、その終了位置から枚数表示板の種類ごとに決められた分だけ回転させてスタート位置に戻し、その位置をセンサで検知して検査していた(特許文献4、特許文献5)。
【0006】
【特許文献1】
特開平5−19419号公報
【特許文献2】
特開平6−175295号公報
【特許文献3】
特開平5−333473号公報
【特許文献4】
特開平7−13279号公報
【特許文献5】
特開2000−155392号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、回収したフイルムユニットの中には、枚数表示板が終了位置に回転していないものが存在する。前述した特許文献4及び特許文献5に記載の発明では、回収したときの枚数表示板が終了位置であることを前提にしてスタート位置に戻している。規定撮影枚数どおりに使用したフイルムユニットであれば、枚数表示板が終了位置の状態であるのに対し、撮影枚数を残した状態で現像所に提出された場合、現像所でフイルム巻き上げを高速で行って全ての写真フイルムをカートリッジに収納する作業を行う。このとき、枚数表示板が一歯ギヤに追従しないなどの理由で、終了位置に達していないものがある。この場合、終了位置でないと、スタート位置とは異なる位置に戻してしまい、検査時にNGとしてラインから払い出される。このように通常使用とは異なる状態で回収されたものが多いと、リユース効率が低下する。また、任意の回転位置からスタート位置に戻すような機構を作ることを考慮すると、多数のセンサが必要となり、機構自体が高価となってしまう。
【0008】
また、フイルムユニットには、予め装填される写真フイルムの規定枚数に応じて表示目盛りが異なる枚数表示板が組み込まれている。使用後に回収したフイルムユニットは、その種類が一様にして回収されてくるわけではなく、任意の種類に偏って回収されてくるおそれがある。この場合、リユース部品である枚数表示板もその種類に応じた品種に偏ってリユースされるため、リサイクルの生産管理が行えない欠点があった。
【0009】
本発明は、上述のような背景に鑑みてなされたもので、使用後の姿勢を把握しなくてもリユース部品を使用前の姿勢に簡便に戻すことができるフイルムユニットの部品のリユース方法を提供することを第1の目的とし、また、フイルムユニットのリサイクルを生産管理することができるフイルムユニットの部品のリユース方法を提供することを第2の目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、使用前と使用後とで姿勢の異なる可動部品をリユースする発明では、レンズ付きフイルムユニットを使用後に回収して前記可動部品が露呈されるまで分解する第1の工程と;前記可動部品を取り外して集積する第2の工程と;前記集積した可動部品を一定の姿勢に整列させた後に所定位置に位置決めして使用前の姿勢で組み込む第3の工程とを備えたものである。これによれば、フイルムユニットをリサイクルするときに、いったん取り外して使用前の姿勢で再び組み込むようにしているから、使用後の姿勢を把握して使用前の姿勢に一々戻すような複雑な機構を用いることなく、簡便に行える。
【0011】
また、フイルムユニットの種類に応じて品種の異なる部品をリユースする発明では、レンズ付きフイルムユニットを使用後に回収して前記部品の一部又は全部が露呈されるまで分解する第1の工程と;前記部品の品種を識別手段で識別して品種情報を送る第2の工程と;前記部品を取り外し、取り外した部品を前記品種情報に基づいて品種ごとに仕分けする第3の工程と;前記品種ごとに仕分けした部品のうちのリサイクル生産管理情報に応じた品種の部品を選択して取り付ける第4の工程とを備えたものである。
【0012】
これによれば、取り外した部品を品種ごとに仕分けして集積しておき、リサイクル生産管理情報に基づいて対応する品種の部品を選択して取り付けるようにしたから、回収されてくるフイルムユニットの品種にかかわらず、どの品種のものでもリサイクル生産が可能となり、リサイクル生産の調整を簡便に行える。
【0013】
識別特定手段としては、品種ごとで形状の異なる部品の場合、例えばCCDカメラなどの撮像手段で撮像し、撮像した画像データをパターンマッチィング法により基準画像データと比較して品種を特定する方法を用いることができる。この方法は、品種ごとに異なるマークを表示した部品の場合にも適用することができる。また、品種ごとに部品を色分けしている場合には、カラーセンサなどを利用して色を識別して品種を特定するのが好適である。
【0014】
部品がフイルムユニットの使用前と使用後とで姿勢の異なる可動部品である場合には、取り付け工程である第4の工程で、リサイクル生産管理情報に応じた品種の可動部品を一定の姿勢に整列させた後に所定位置に位置決めして使用前の姿勢で組み込む。
【0015】
ところで、フイルムユニットが任意の種類に偏って回収されてくるおそれがある。この場合には、リユースする部品もその種類に応じた品種のものしか集積できない。そこで、品種ごとに仕分けした取り外した部品に、同じ品種の新品の部品を混在させるようにすれば、在庫がなくなることなく任意の品種を連続して生産することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
図1は、フイルムユニット2の外観を示すものである。フイルムユニット2は、外ケース3で覆われている。外ケース3には、撮影レンズ5、ファインダ用窓6、シャッタボタン7、残りの撮影枚数を表示する表示窓8、巻き上げノブ9、ストロボ充電スイッチ10、及びストロボ発光部11等を露呈する開口が形成されている。
【0017】
外ケース3の内部には、ユニット本体12が内蔵されている。ユニット本体12は、図2に示すように、カートリッジ付き写真フイルム13、前カバー14、後カバー15、本体基部16、ストロボユニット17、及び露光ユニット18とから構成されている。露光ユニット18は、フイルムカウンタ機構、シャッタ機構、ファインダ光学系、フイルム巻止め機構、及び撮影レンズ5等の露光付与機構を一緒に組み込んで一体化したユニット部品であり、本体基部16に設けた露光開口19の前面に爪結合により着脱自在に取り付けられる。
【0018】
露光ユニット18は、リサイクル時にリユースされる。また、前カバー14、後カバー15、及び本体基部16は、樹脂製の材料で形成され、ユニット本体12の外カバーを構成しており、リサイクル時にリユースされる。
【0019】
本体基部16は、露光開口19を挟んだ両側に、カートリッジ20が装填されるカートリッジ室21と、カートリッジ20から引き出した未露光の写真フイルム22をロール形態で収納するフイルム収納室23とを一体に形成した成形部品である。カートリッジ室21の上には、巻き上げノブ9が回転自在に取り付けられている。巻き上げノブ9の軸は、カートリッジ室21に入り込んでカートリッジ20のスプールに係合している。巻き上げノブ9は、樹脂成形部品であり、リサイクル時に再生使用される。
【0020】
本体基部16は、背面側が開口されており、ここに取り付けられる後カバー15との間で写真フイルム22を光密に収納する。写真フイルム22は、撮影するごとにフイルム収納室23からカートリッジ室21に向けて巻き上げられる。
【0021】
カートリッジ室21とフイルム収納室23との底は開口となっており、後カバー15の一部を薄厚にして開閉自在に形成したプルトップ式の底蓋24,25によって塞がれる。カートリッジ室21の底蓋24は、現像所で撮影済みフイルムを収納したカートリッジ20を取り出すときの蓋となる。
【0022】
本体基部16には、ストロボユニット17が爪結合により着脱自在に取り付けられる。ストロボユニット17は、ストロボ発光部、ストロボ基板、及び電源電池等を一緒に組み込んだユニット部品であり、リサイクル時には、適宜部品交換を行うことでリユースされる。
【0023】
前カバー14は、本体基部16との間で爪結合により着脱自在に取り付けられている。また、後カバー15も、本体基部16との間で爪結合により着脱自在に取り付けられる。前カバー14、及び後カバー15を取り外すことで、リユース部品である露光ユニット18とストロボユニット17とを簡単に取り出すことができる。
【0024】
露光ユニット18には、シャッタ機構、シャッタチャージ機構、フイルム巻き止め機構、ファインダ光学系、及びフイルムカウンタ機構等を構成する部品、すなわち、図3に示すように、ベース部材26に、シャッタ羽根27、シグナルガイド28、スプロケット29、係止レバー30、シャッタ駆動レバー31、カム部材32、地板33、対物レンズ34、接眼レンズ35、及び、枚数表示板36が一体的に組み込まれている。
【0025】
シャッタ羽根27は、一端がベース部材26の前面に軸着され、他端の開閉部がベース部材26の前面に設けたシャッタ開口42を開閉し、通常は引き戻しバネ39により閉じ位置に向けて付勢されている。
【0026】
シャッタ羽根27の前には、シャッタカバー40が取り付けられている。シャッタカバー40には、絞り開口43が形成されており、絞り開口43の周りにレンズ受け筒44が前方に向けて突出して形成されている。レンズ受け筒44には撮影レンズ5が前方から挿入され、レンズ受け筒44との間で撮影レンズ5を挟装するレンズホルダ41が前方から取り付けられる。
【0027】
カム部材32は、棒状となっており、ベース部材26に設けた軸受け部45を通して下端がスプロケット29に同軸上で係合している。このカム部材32には、上方から順に表示板歩進用の一歯ギヤ32a、巻き止めカム32b、及び径方向に変位をもったチャージカム32c等が一体に形成されている。
【0028】
スプロケット29は、一部がフイルム通路に露呈されて写真フイルム22のパーフォレーションに係合し、フイルム巻上げ操作により移送される写真フイルム22に従動して回転する。巻き止めカム32bには、係止レバー30の巻き止め爪30aが摺動している。係止レバー30は、ベース部材26に設けた軸46を中心に巻き止め位置と巻き止め解除位置との間で回転自在に取り付けられ、バネ38により巻き止め位置に向けて付勢されている。
【0029】
巻き止めカム32bは、フイルム巻上げに連動して係止レバー30をバネ38の付勢に抗して巻き止め解除位置から巻き止め位置に向けて回転させる。係止レバー30は、1コマ分のフイルム長さに応じたスプロケット29の回転により、巻き止めカム32bに設けた巻き止め溝32dに、係止レバー30に設けた巻き止め爪30aが入り込んで巻き止め位置に回転する。巻き止め位置に回転すると、係止レバー30は、スプロケット29の回転を阻止するとともに、係止レバー30に設けた係止爪30bが巻き上げノブ9の外周に形成した歯列に噛合して巻き上げノブ9の回転操作を阻止する。
【0030】
チャージカム32cには、シャッタ駆動レバー31に形成したレバー31aが摺動している。シャッタ駆動レバー31は、ベース部材26に設けた軸47を中心にチャージ位置と走行完了位置との間で回転自在に取り付けられ、チャージバネ37により走行完了位置に向けて付勢されている。チャージカム32cは、フイルム1コマ分に応じたスプロケット29の回転によりチャージバネ37の付勢に抗してシャッタ駆動レバー31をチャージ位置に向けて回転する。シャッタ駆動レバー31は、チャージ位置になると、係止レバー30に形成した立ち下がり突起30cが立ち上がり突起31bの回転軌跡内に入り込んで巻き止め位置にある係止レバー30によってチャージ位置に保持される。
【0031】
シャッタボタン7は、前カバー14の一部を切り欠いて弾性自在に形成されており、下面には、露光ユニット18に向けて突出した押圧ロッドが形成されている。押圧ロッドは、レリーズ操作に応答して巻き止め位置にある係止レバー30を巻き止め解除位置に向けて押圧する。この押圧により、係止レバー30は、巻き止め解除位置に向けて回転して、チャージ位置にあるシャッタ駆動レバー31の保持を解除する。これにより、シャッタ駆動レバー31は、チャージバネ37の付勢によって走行完了位置に向けて瞬時に回転し、蹴飛ばしアーム31cでシャッタ羽根27の一端を蹴飛ばしてシャッタ羽根27を一揺動させる。これにより、シャッタ開口42が開放されて露光が行われる。
【0032】
露光完了後には、走行完了位置にあるシャッタ駆動レバー31の立ち上がり突起31bが係止レバー30の立ち下がり突起30cの回転軌跡内に入り込んでシャッタ駆動レバー31が係止レバーを巻き止め解除位置に保持する。これにより、フイルム巻き止めの作動が解除され、次回のフイルム巻き上げ操作が許容される。
【0033】
枚数表示板36には、一歯ギヤ32aに噛合する歯36aが外周に形成されており、上面には歯36aのピッチに応じた目盛りが表示されている。カム部材32の一歯ギヤ32aは、フイルム1コマ移送に応じたスプロケット29の回転により枚数表示板36を歯36aのピッチ分だけ一歩進する。
【0034】
ベース部材26には、上方から挿入される対物レンズ34、及び接眼レンズ35を保持する保持枠48が一体的に形成されている。地板33は、天板となるように保持枠48の上に着脱自在に取り付けられ、カム部材32、枚数表示板36、及び係止レバー30が抜け出さないように上方から押さえる。この地板33は、枚数表示板36の表面が透けて見えるように、無色透明のプラスチック製部品となっている。また、地板33は、取り付け状態で対物レンズ34及び接眼レンズ35の着脱が可能なように、その着脱方向にかかる範囲が切り欠かれている。
【0035】
このような枚数表示板36は、内蔵する写真フイルム22の規定枚数に応じて表示目盛りの異なる品種がある。本実施形態では、39枚撮り用、27枚撮り用、及び15枚撮り用の3種類の品種となっており、これらはプラスチック材料で形成されており、品種に応じて異なる色、例えば、39枚撮り用が緑、27枚撮り用は黒、及び15枚撮り用がピンクとなっている。なお、カム部材32も品種に応じて異なる色となっており、例えば27枚撮り用及び15枚撮り用が黒色、39枚撮り用が灰色となっている。
【0036】
枚数表示板36の下面には、巻き止め阻止用突起36bが形成されている。巻き止め阻止用突起36bは、最終コマへの撮影が完了したときの枚数表示板36の回転位置のときに、係止レバー30に設けた立ち上がり片30dの回動軌跡内に入り込んで、係止レバー30を巻き止め解除位置に保持する。こうすることでシャッタ駆動レバー31も係止レバー30によって走行完了位置で保持されるから、フイルム巻き止め機構が作動せずに以後のフイルム巻き上げ操作が継続して許容され、撮影済みの写真フイルム22の全てをカートリッジ20に収納することができる。
【0037】
図4及び図5に示すように、枚数表示板36には、下面に向けて突出したD型形状の円周リブ50が一体に設けられている。円周リブ50には、D型形状の直線部分の中央の一部を切り欠いて形成した一対の位置決め面51が一体に設けられている。一対の位置決め面51は、直線上に沿った面となっており、組み込み位置における回転姿勢が全て一定になるように形成されている。枚数表示板36の表示目盛りは、前記組込位置における回転姿勢に対して品種ごとに予め決められた一定の位置に表示されている。組み込み位置の回転姿勢は、例えば枚数表示板36を軸47に組み込む組込位置の状態が、位置決め面51を結ぶ直線「A」に対して平行でかつ軸47の中心を通る直線「B」と、一歯ギヤ32aと軸47の中心とを結ぶ直線「C」との角度が一定な角度θとなる姿勢となっている。また、枚数表示板36の上面のうちの回転中心から径方向にずれた位置に予め貫通孔36cが設けられている。この貫通孔36cはリユースラインでの検査で用いるためのものである。
【0038】
なお、図4に示す枚数表示板36が27枚撮り用、図5に示す枚数表示板36が15枚撮り用のものである。これらは歯36aのピッチが共に同じとなっており、違いは、上面の目盛表示及び色がそれぞれ異なっている。なお、フイルムユニット2を出荷するときの回転位置(表示位置)は、15枚撮り用の場合、目盛り表示のうちの「15」が、また27枚撮り用の場合、目盛り表示のうちの「27」がそれぞれ表示窓8の中央に表示される位置、すなわち予め決められた残数を表示する位置に決まっている。本実施形態では、露光ユニット18をリユースするリユースライン、及び露光ユニットを内蔵してフイルムユニット2をリサイクルする組立ラインで枚数表示板36が歩進してしまう分を見越した手前の回転位置を組み込み位置としている。
【0039】
また、39枚撮り用の枚数表示板36(図示なし)は、色及び目盛り表示が異なるのに加えて、歯36aのピッチも異なっている。これにより、一歯ギヤ32aの形状も異なる。よって、39枚撮り用のフイルムユニット2には、一歯ギヤ32aを形成したカム部材32として15枚撮り用又は27枚撮り用のものとは異なる品種のものが使用される。そこで、カム部材32も品種に応じて色の異なる樹脂材料で形成されている。
【0040】
【実施例】
以下、フイルムユニット2のリサイクルについて説明する。フイルムユニット2は、使用後に工場に回収される。工場では、回収したフイルムユニット2の外ケース3を取り外し、その後ユニット本体12を分解してリユース部品を取り出す。分解時の取り外しは、図6に示すように、前カバー14、電源電池、ストロボユニット17、対物レンズ34、レンズホルダ41,及び撮影レンズ5の順で行われる。
【0041】
取り出した露光ユニット18は、リユースラインに供給される。リユースラインでは、まず、枚数表示板36の品種を識別し、取り外した枚数表示板36を品種ごとに仕分けして集積する。そして、品種ごとに仕分けした枚数表示板36のうちのリサイクル生産管理情報に応じた品種の枚数表示板36を選択して組み付けて、組み付けた品種の検査をしてから組立ラインに搬送され、ここでフイルムユニット2にリユースされる。この枚数表示板36は、フイルムユニット2の使用前と使用後とで姿勢が異なる。そこで、組み付けるときに使用前の姿勢となるように、一定の姿勢に整列して組み付ける。
【0042】
図7には、露光ユニット18のリユースラインの概略を示す。リユースライン55は、供給工程56から排出工程57までの間の直線状に、ブロックごとに区分けしたセルを複数繋げて配置し、各セルに単一又は複数の工程を設けた形態となっている。各セルには、工程で使用する装置以外に、搬送手段、制御手段、及びセル間データ送受手段が共通して設けられている。
【0043】
搬送手段は、露光ユニット18を保持する搬送パレットを搬送方向に搬送する。制御手段は、搬送方向の下流側に配したセルの搬送手段に設けたバッファにスペースが空いた場合に前記搬送手段を駆動して搬送パレットを送り込む制御や、各工程で得られる情報を集計して所定の形式の情報を作成したり、各工程の装置を統括的に制御する機能を有する。セル間データ送受信手段は、搬送方向の上流側に配したセルから搬送されてくる搬送パレットに同期して検査情報や品種情報などを上流側のセルから受け取り、これら情報に新たに得られた情報を付加して作成した新たな情報を、搬送パレットの下流側のセルへの搬送に同期してそのセルに伝達する。
【0044】
なお、リユースラインは、15枚撮り用、及び27枚撮り用の露光ユニット18をリユースするためのラインと、39枚撮り用の露光ユニット18をリユースするためのラインとの2種類がある。以下では、15枚撮り用、又は27枚撮り用の品種の露光ユニット18をリユースするためのラインについて説明する。
【0045】
図8に示すように、搬送パレット58には、地板33を上に向けた縦姿勢で露光ユニット18を保持する縦位置用保持部59と、シャッタカバー40を上に向けた横姿勢で露光ユニット18を保持する横位置用保持部60とが設けられている。保持部59,60を2個設けている理由は、露光ユニット18を同時に2個セットするのではなく、始めに縦位置用保持部59のみにセットしておき、そしてリユースラインの途中の工程で横位置用保持部60にセットし直して露光ユニット18の姿勢を変えて次の工程に搬送するためである。
【0046】
搬送パレット58は、露光ユニット18を縦姿勢で位置決め保持した状態で、セルの各工程に順次に位置決めされる。第1工程では、枚数表示板36の品種を色で識別する。第1工程には、図9に示すように、カラーセンサ62と、品種判別処理部63とからなる装置が設置されてる。カラーセンサ62は、一つの基板中に2つのPN接合を組み込み、シリコンを光学フィルタとして利用した半導体カラーセンサであり、赤外カットフィルタ付きのものを使用している。
【0047】
カラーセンサ62は、地板33を通して枚数表示板36の上面を反射した光を、赤外カットフィルタを通して2つのフォトダイオードで受光し、2つのフォトダイオードから波長に応じた電流をそれぞれ出力する。品種判別処理部63は、両者の出力信号の比から波長に応じた信号を算出し、その信号の値に基づいて色を特定して枚数表示板36の品種を判別する。この品種情報は、次のセルに伝送される。また、ここで39枚撮り用の枚数表示板である旨を識別した場合には、その旨の情報を伝送してリユースラインの最後の工程で払い出す。なお、品種の識別を色で行う他に、品種に応じて一部の形状を変えるようにしてもよい。この場合には、その形状を位置センサや接触式のセンサを利用して識別してもよいし、撮像した画像を画像認識により識別する構成を用いても良い。
【0048】
第2工程では、図10に示すように、文字や記号などから構成されるリユースマーク64をCCDカメラ65で読み取り、読み取った撮像信号を画像処理部66で信号処理して輪郭を抽出してマーク64を読み取り、その情報を判断処理部67に送る。判断処理部67は、読み取り情報からキャタクター文字と照合してマーク64の文字や記号を識別し、その識別情報に基づいてリユース回数及びリユース時期を判断してリユース不可品か可能品かを判断し、不良品と判断したものには、その旨の情報を伝送する。なお、リユースマーク64は、シャッタカバー40の前面に記録されており、リユース回数ごとに所定方向(下方向)にずらして記録される。
【0049】
露光ユニット18は、次に、接眼レンズ取り外し工程、除電エアブロー工程、地板取り外し工程に順に送られる。その後、次の工程では、枚数表示板36を取り外す。取り外された接眼レンズ35及び地板33は、同じ材料であるため、一緒に回収して再生使用される。
【0050】
枚数表示板排出工程には、図11に示すように、チャック機構68を利用して枚数表示板36をハンドリングするロボットハンドを利用して枚数表示板36を取り外す装置と、その装置を制御する制御部69とが設けられている。制御部69は、搬送方向の上流側のセルから伝送される品種情報に基づいて前記装置を制御して、取り外した枚数表示板36を品種ごとに分けた集積箱70,71に仕分けて集積する。ここでは、品種A集積箱が15枚撮り用の枚数表示板36を、品種B集積箱が27枚撮り用枚数表示板36を集積する集積箱となっている。
【0051】
枚数表示板36を取り外したのには、スプロケット送り工程、カム部材ねじれ検査工程に順に送られる。スプロケット送り工程では、露光ユニット18の背後からゴム製の歯車をスプロケット29に径方向から押し当て、その後その歯車をリミッター付きのステッピングモータで回転することでスプロケット29をフイルム巻き上げ方向に向けて、フイルム巻き止め機構が作動する位置まで回転させる。カム部材ねじれ検査工程では、シャッタチャージ状態でのスプロケット29の歯先位置をCCDカメラで撮像して、撮像画像と基本画像とをメモリ上で比較するパターンマッチング法により所定位置にあるか否かを判断することでカム部材32のねじれを検査する。これら検査結果の情報も次の工程に伝送される。
【0052】
次に、露光ユニット18は、枚数表示板組込工程に送られる。この工程には、図12に示すように、パーツフィーダ73、ホッパ74、供給切り換え制御部75、及び、ロボット76などが配されている。ホッパ74は、品種A集積箱70と品種B集積箱71とを持っており、品種Aの枚数表示板36をパーツフィーダに供給する第1位置と品種Bの枚数表示板36を供給する第2位置との間で移動可能となっている。各集積箱70,71には、前の工程で取り外した枚数表示板36が品種ごとに仕分けして集積されている。
【0053】
供給切り換え制御部75には、生産管理情報が入力されており、この情報に基づいてリユースするフイルムユニット2の種類に応じた部品、すなわち枚数表示板36をパーツフィーダ73に供給するようにホッパ74を移動させる。生産管理情報は、リサイクルするフイルムユニット2の写真フイルムの種類、例えば15枚撮り用か27枚撮り用か、及びその生産個数などの情報で構成されている。
この生産管理情報は、枚数表示板組込工程を備えたセルの制御部にキーボードなどの入力部での操作で予め入力されている。
【0054】
例えば27枚撮り用の品種のフイルムユニット2を作る旨の情報が入力されると、供給切り換え制御部75は、ホッパ74を第2位置に移動して品種B(27枚撮り用)の枚数表示板36をパーツフィーダに供給する。27枚撮り用の枚数表示板36は、パーツフィーダ73によって回転しながら1個ずつ供給路72に供給され、ソレノイド77によって1個ずつ組込準備位置78に払い出される。
組込準備位置78には、供給路72に繋がる位置決め部材79が設けられている。位置決め部材79は、露光ユニット18に対し、枚数表示板36を一定な回転姿勢に位置決めするために、枚数表示板36に設けた位置決め面51に当接して枚数表示板36の回転姿勢を一定にする。
【0055】
品種に係わらず各枚数表示板36には、組込位置80に対して一定角度の位置に位置決め面51が形成されているから、各枚数表示板36の組込準備位置78における回転姿勢が、組込位置80における回転姿勢に対して一定となるように位置決め部材79を配置しておけばよい。組込準備位置78から組込位置80までの間では、ロボットアーム76によってハンドリングされ、組込位置に一定の姿勢で位置決めされている露光ユニット18に所定の回転姿勢で枚数表示板36が組み込まれる。
【0056】
なお、品種の切り換えは、パーツフィーダ73に枚数表示板36が残っているか否かをセンサで確認し、無いことを確認してから行うのが好適である。また、自動的に切り換える代わりに、例えば、集積箱70,71にある枚数表示板36をホッパに手動で移すようにしてもよい。さらに、各集積箱70,71に集積される枚数表示板36は、回収されてくるフイルムユニット2の品種に応じて増減する。そこで、各集積箱70,71にセンサを設け、枚数表示板36が一定量以下となったときに、新品の枚数表示板36を自動的に補充するように構成するのが好適である。
【0057】
枚数表示板36を組み込んだ後には、品種検査工程に送られる。この工程では、枚数表示板36の色を検査して生産管理情報に応じた品種か否かを検査する。
さらに、次の工程では、カム部材32の色を検査して39枚撮り用のカム部材32が組み込まれていないか否かを検査する。
【0058】
次に地板組込工程、地板高さ検査工程に順に送られる。地板組込工程では、新品の地板33を組み込む。地板高さ検査工程では組み込んだ地板33の浮きを検査して確実な組み込みが行われているか否かを検査する。
【0059】
次にシャッタ検査工程に送られる。シャッタ検査工程には、シャッタ速度検査装置が配置されている。その検査装置は、投光器、受光器、計測回路、及びレリーズ手段とからなる。投光器、及び受光器は、各光軸が露光ユニット18の撮影光軸に一致し、且つ露光ユニット18に対して投光器が被写体側に、受光器が結像面側に配されるようにそれぞれ対向して配置されており、シャッタ開閉時に投光器から投光された光を受光器で受光する。計測回路は、受光器で受光した光の入射時間を測定する。前述したように露光ユニット18はシャッタチャージ状態となっている。したがって、レリーズ手段によってシャッタレリーズを行い、この時に投光器を点灯させておけば、シャッタ羽根27の開閉時間を測定することができる。
【0060】
次の工程では、スプロケットを回転してシャッタチャージし、次の工程で、2回目のシャッタ検査を行う。このとき、2回分得られた測定値のバラツキが予め決められた上限及び下限値以内であり、且つ、2回の測定で得られた最大値と最小値との差が予め設定された許容値以内であるときに、その露光ユニット18を良品として判定する。
【0061】
次に巻上げ力量検査工程に搬送される。この工程では、スプロケット29をフイルム巻き上げ方向にフイルム1コマ分の長さに応じた回転位置の手前の位置に回転させ、この回転中に得られるうちの最大トルクに基づいて合否を判断している。このとき使用するトルク測定機は、図13に示すように、シリンダ83の押圧力を直接にスプロケット29に伝達すると、カム部材32が捻れるため、シリンダ83の押圧力をバネ力に変換してラック84に伝え、ラック84でスプロケット29を回転させる。バネ力に変換する機構は、駆動板85と従動板86とを互いが平行に移動するように取り付け、これらの板85,86の間に2個のバネ87、88を介在した構成となっている。駆動板85にはシリンダ83の押圧力が伝達され、従動板86にはロードセル(ひずみゲージ)89を介してラック84が取り付けられている。判定は、一定の巻き上げ力以上のものを不良(NG)として処理する。
【0062】
また、トルク検査後には、シャッタ駆動レバー31をチャージ位置に向けて回転してカム部材32をフリーにした状態にしてからスプロケット29を先に回転した分だけ逆方向に戻す。この戻し作業は、時間がかかるため、2工程にまたがって行われる。戻した後には、対物レンズ組込工程、対物レンズ高さ検査工程、接眼レンズ組込工程、及び接眼レンズ高さ検査工程に順に送られる。これにより、対物レンズ34,及び接眼レンズ35が組み込まれ、各検査工程で対物レンズ34、及び接眼レンズ35の浮きを検査して正しく組み込まれている露光ユニット18が次の工程に送られる。
【0063】
次の工程では、縦位置保持部から露光ユニット18を取り出して横位置保持部にセットし直す。これにより、シャッタカバー40を上に向けた姿勢で露光ユニット18が搬送され、次の工程でシャッタカバー40の前面の高さを測定する。
【0064】
次の工程では、枚数表示板36の初期位置を検査する。この検査では、一歯ギヤ32aとの噛合不良を検査するために、枚数表示板36の歯36aに爪を引っかけ、爪で枚数表示板36を歩進方向に一定トルクを掛けて枚数表示板36を回転方向にガタがない状態にしておいて、この状態で枚数表示板36に設けた貫通孔36cの回転位置をセンサで確認して枚数表示板36が回転するか否かを判定する。
【0065】
その後に、枚数表示板36の上面に設けた貫通孔36cの回転位置を反射型フォトセンサなどで検出して初期位置か否かを確認する。
【0066】
次に、撮影レンズ組込工程、レンズホルダ組込工程、シグナルガイド組込工程、及び、これら部品の組込検査工程を経てリユースマーキング工程に搬送される。
【0067】
リユースマーキング工程では、露光ユニット18の一部、本実施形態では、外観から確認できるシャッタカバー40の前面に、図10で説明したように、リユース履歴を表すマーク64をレーザーマーカで刻印している。また、刻印する前に、前回に刻印したものがあるか否かを画像センサでマーク刻印範囲を読み取って認識し、前回刻印したマークがある場合には、予め決められた方向(下方向)に追加して刻印する。
【0068】
また、この工程には、各工程で行った検査の結果の情報が送られており、これら不良やNG品に対してもどの検査でNG判定されたかが分かるように、NG履歴用マーク91をリユースマーク64とは異なる位置に刻印する。本実施形態では、図10に示すように、履歴用マーク91をシャッタカバー40の前面のうちのリユースマーク64の左上に、どの検査工程でNG判定されたかが分かるように3桁の数字で刻印している。
【0069】
最後の工程では、不良品(NG品)の露光ユニット18をラインから払い出し、良品のものだけ良品集積箱に集積する。
【0070】
上記実施形態では、使用前と使用後とで姿勢の異なる枚数表示板の品種を確認してから取り外した後に、品種ごとに仕分けし、仕分けした中からリサイクルの生産管理情報に応じた品種の部品を選択して使用前の初期位置になるように一定の姿勢で組み込むようにしているが、枚数表示板を使用前の初期位置に簡便に戻すことを目的とする場合には、品種の確認などを省略し、単に取り外した後に、一定の姿勢に整列して所定位置に位置決めしてから使用前の初期位置の姿勢となるように組み付ける構成だけにしてもよい。
【0071】
上記実施形態では、リユース部品を、予め装填される写真フイルムの規定撮影枚数の種類に応じて複数種類用意した枚数表示板としてるが、本発明ではこれに限らず、フイルムユニットの品種、例えば写真フイルムのタイプ、例えば135フイルムを内蔵するものとIX240フイルムとを内蔵するもの、又は絞り調節機能を内蔵したものと内蔵していないもの、あるいはストロボユニットを内蔵したものとしてないものに応じて複数種類用意した部品などいずれをリユース部品としてもよい。
【0072】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明によれば、フイルムユニットをリサイクルするときに、いったん取り外して使用前の姿勢で再び組み込むようにしているから、使用後の姿勢を把握して使用前の姿勢に一々戻すような複雑な機構を用いることなく、簡便にかつローコストで行える。
【0073】
また、フイルムユニットの種類に応じて品種の異なる部品をリユースする発明では、取り外した部品を品種ごとに仕分けして集積しておき、リサイクル生産管理情報に基づいて対応する品種の部品を選択して取り付けるようにしたから、回収されてくるフイルムユニットの品種にかかわらず、どの品種のものでもリサイクル生産が可能となり、リサイクル生産の調整を簡便に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視図である。
【図2】ユニット本体の分解斜視図である。
【図3】露光ユニットを示す分解斜視図である。
【図4】27枚撮り用の枚数表示板を示す平面図である。
【図5】15枚撮り用の枚数表示板を示す平面図である。
【図6】リサイクルの手順の概略を示すフローチャート図である。
【図7】露光ユニットのリユースラインの全体を概略的に示す説明図である。
【図8】露光ユニットを保持する搬送パレットを示す斜視図である。
【図9】枚数表示板の品種を識別する装置の概略を示す斜視図である。
【図10】露光ユニットにマーキングしたマークを識別する装置の概略を示す斜視図である。
【図11】枚数表示板を取り外して品種ごとに仕分けして集積する装置の概略を示す斜視図である。
【図12】リサイクルの生産管理情報に応じた品種の枚数表示板を使用前の姿勢で組み込む装置の概略を示す斜視図である。
【図13】巻き止め機構を作動させるときのトルクを測定する装置の概略を示す説明図である。
【符号の説明】
2 レンズ付きフイルムユニット
18 露光ユニット
29 スプロケット
36 枚数表示板
51 位置決め面

Claims (5)

  1. 使用前と使用後とで姿勢の異なる可動部品が組み込まれているレンズ付きフイルムユニットを使用後に回収して前記可動部品が露呈されるまで分解する第1の工程と、
    前記可動部品を取り外して集積する第2の工程と、
    前記集積した可動部品を一定の姿勢に整列させた後に所定位置に位置決めして使用前の姿勢で組み込む第3の工程とを備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法。
  2. 前記可動部品は、予め装填された写真フイルムの規定枚数に応じて表示目盛りの異なる品種が複数用意されている枚数表示板であり、前記品種ごとに用意された枚数表示板のそれぞれに位置決め部を形成し、前記第3の工程では、前記枚数表示板が組込準備位置に送られたときに前記位置決め部を共通の位置決め部材に当接させて、各々の枚数表示板の組込位置における回転姿勢に対して一定になるように組み込むことを特徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法。
  3. 撮影機能の種類、又は予め装填される写真フイルムの種類に応じて複数種類用意した部品のうちの所定の部品が組み込まれているレンズ付きフイルムユニットを使用後に回収して前記部品の一部又は全部が露呈されるまで分解する第1の工程と、
    前記部品の品種を識別手段で識別して品種情報を送る第2の工程と、
    前記部品を取り外し、取り外した部品を前記品種情報に基づいて品種ごとに仕分けする第3の工程と、
    前記品種ごとに仕分けした部品のうちのリサイクル生産管理情報に応じた品種の部品を選択して取り付ける第4の工程とを備えたことを特徴とするレンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法。
  4. 前記部品は、フイルムユニットの使用前と使用後とで姿勢の異なる可動部品であり、前記第4の工程では、リサイクル生産管理情報に応じた品種の可動部品を一定の姿勢に整列させた後に所定位置に位置決めして使用前の姿勢で組み込むことを特徴とする請求項3記載のレンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法。
  5. 前記第3の工程では、品種ごとに仕分けした取り外した部品に同じ品種の新品の部品を混在させるようにしたことを特徴とする請求項3又は4記載のレンズ付きフイルムユニットの部品のリユース方法。
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