JPH08240402A - レンズ付きフイルムユニットの検査治具 - Google Patents

レンズ付きフイルムユニットの検査治具

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JPH08240402A
JPH08240402A JP4370195A JP4370195A JPH08240402A JP H08240402 A JPH08240402 A JP H08240402A JP 4370195 A JP4370195 A JP 4370195A JP 4370195 A JP4370195 A JP 4370195A JP H08240402 A JPH08240402 A JP H08240402A
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JP
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unit
inspection
component
groove
inspection jig
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JP4370195A
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Hironari Misu
裕也 三須
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Fuji Photo Film Co Ltd
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  • Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ユニット部品を構成する部品の取り付け姿勢
を簡単に検査する。 【構成】 検査治具40は、ストロボユニット17を載
置する載置台40と、ストロボユニットに取り付けられ
たシンクロスイッチ36及び電池接片34,35の折れ
曲がり量を検査する検査部43〜45とが設けられてい
る。検査部43〜45は、導電性部材48〜50に、シ
ンクロスイッチ36及び電池接片34,35の変形が許
される変形許容範囲に合わせて溝54〜56が各々形成
されており、これらの溝54〜56の内壁への接触の有
無を電気的導通で検査して取り付け姿勢の良否を判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レンズ付きフイルムユ
ニットに内蔵されたユニット部品を検査する治具に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、特公平2−32615号公報等に
レンズ付きフイルムユニットが提案されている。このよ
うなレンズ付きフイルムユニットは、環境保全や産業廃
棄物の削減のために、リサイクルが行われている。この
リサイクルでは、本体基部と前カバーとの間で保護され
ている露光ユニット(カウンタ機構、シャッタ機構)、
撮影レンズ、及びストロボユニット等を、破損又は損傷
させることなく簡単に取り出せるため、これらを再使用
することが可能である。また、本体基部や前カバー等の
カバー類は、プラスチック材料であるため、溶解して樹
脂ペレットにすることで再利用する。
【0003】ところで、露光ユニットやストロボユニッ
ト等のユニット化部品を再使用する場合には、取り付け
部品等の曲がりや捩れ等の変形によって再度取り付けた
際に他の部品に干渉したり、当接して取り付かない恐れ
がある。そこで、現行のフイルムユニットでは、取り付
け部品をファイバー照明で照明し、この画像をCCDカ
メラで撮像して画像処理器に取り込むことで、この画像
処理器が予め記憶してある基準画像と比較して寸法計測
を行い、この計測結果を基に取り付け部品の姿勢の良否
を判断していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ユニッ
ト化部品には、多数の部品が取り付けられている。これ
らの部品を一々CCDカメラで撮像し、画像処理器で解
析すると、検査装置が膨大なコストとなる。しかも、フ
ァイバー照明等の照明手段を用いると、使用環境の照度
変化により検査レベルが大きく変化するため、環境の照
度が変化する毎に一々照度手段の照度調節を行う作業が
伴う欠点があった。
【0005】本発明は、上述のような背景に鑑みてなさ
れたもので、安価で簡便であり、しかも環境の変化に左
右されずに部品の取り付け姿勢の検査を行うユニット部
品の検査治具を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を解決するため
に、本発明の検査治具では、ユニット部品を一定の姿勢
に位置決めする載置台と、ユニット部品を構成する部品
の取り付け姿勢を検査する検査手段とを備え、前記検査
手段は、前記部品を挿入するための溝の隙間を、前記部
品の正規の取り付け姿勢に対して変形が許される変形許
容範囲に合わせて形成し、ユニット部品を載置台に位置
決めした際に、前記部品の溝への挿入の可否で部品の取
り付け姿勢の良否を判断するものである。
【0007】
【作用】ユニット部品を載置台にセットすると、検出手
段が部品の取り付け姿勢を検査する。この検査手段は、
変形が許される変形許容範囲の上限又は下限に合わせて
形成した隙間を有した溝で構成されており、ユニット部
品を載置台にセットした際に、部品が溝に挿入できるか
どうかでユニット部品の良否を判断する。例えば、隙間
を変形許容範囲の上限に合わせた場合には、溝に部品が
挿入できたユニット部品を良好と判断する。また、隙間
を変形許容範囲の下限に合わせた場合には、溝に部品が
挿入できないユニット部品を良好と判断する。
【0008】請求項3記載の発明では、導電性材料で部
品が形成されている場合、溝の内壁と部品との接触の可
否を電気的導通で検査するようにしたものである。
【0009】図2は、レンズ付きフイルムユニット10
の外観を示すものである。レンズ付きフイルムユニット
10は、写真フイルムや露光付与機構を内蔵したユニッ
ト本体11と、これを覆う外ケース12とから構成され
ており、この外ケース12は、工場に回収された後には
直ちに取り除かれる。
【0010】ユニット本体11は、リサイクルを行うた
めに、図3に示すように、本体基部13、この本体基部
13の背面に被着された後カバー14、前カバー15、
露光ユニット16、ストロボユニット17、巻き上げノ
ブ18、スイッチ片19、電源電池20、及び撮影レン
ズ21に分解される。分解後には、プラスチック材料で
ある本体基部13、後カバー14、前カバー15、巻き
上げノブ18、及び撮影レンズ21と、これ以外の材料
であるスイッチ片19や電源電池20とに仕分けされ、
プラスチック材料は溶解後樹脂ペレットにして再利用す
る。
【0011】本体基部13には、パトローネを収納する
ためのパトローネ収納室22と、パトローネ22から引
き出した未露光の写真フイルムをフイルムロールの形態
で収納するためのフイルムロール室23とが一体に成形
されている。
【0012】パトローネ収納室22とフイルムロール室
23との底は開口となっており、パトローネ付き写真フ
イルムを装填した後に、後カバー14に設けたプルトッ
プ式の底蓋24,25によってそれぞれ塞がれる。底蓋
24は、露光済み写真フイルムを収納したパトローネを
スプールの軸方向に沿って取り出す際の蓋となる。
【0013】巻き上げノブ18は、パトローネ収納室2
2の上面に回動自在に配置され、パトローネ収納室22
に装填されたパトローネのスプールに係合する。この巻
き上げノブ18は、一部が後カバー14の開口26から
露呈しており、露呈した一部をフイルム巻き上げ方向
(同図に示す反時計方向)に回転させることにより、ス
プールがフイルム巻き取り方向に回転して露光済みの写
真フイルムをパトローネの内部に巻き取る。なお、後カ
バー14と本体基部13とは、露光済み写真フイルムを
収納したパトローネが取り出されているため、結合状態
を解除することなく、このままで溶解される。
【0014】パトローネ収納室22とフイルムロール室
23との間には、暗箱27が形成されている。露光ユニ
ット16は、カウンタ機構、シャッタ機構、フイルム巻
止め機構、及び撮影レンズ21等から構成されたユニッ
ト化部品であり、暗箱27の前面に爪結合によって着脱
自在に取り付けられ、本体基部13と前カバー15との
間で保護されている。取り外された露光ユニット16
は、検査をした後に良好なものだけを再使用する。
【0015】ストロボユニット17は、露光ユニット1
6の隣、すなわちフイルムロール室23の前面に爪結合
によって着脱自在に取り付けられ、本体基部13と前カ
バー15との間で保護されている。このストロボユニッ
ト17は、充電開始用接点28,29を有する導体パタ
ーンが印刷されたプリント基板30と、導体パターンの
スルーホールに半田付けされた複数の実装部品とからな
るユニット化部品である。
【0016】実装部品には、充電完了表示用のネオン管
31、ストロボ発光部32、メインコンデンサ33、及
びトリガ用コンデンサ等の主要な電子部品の他に、導電
性の金属接片である電池接片34,35やシンクロスイ
ッチ36がある。シンクロスイッチ36は、薄板形状の
2つの接片36a,36bがそれぞれ平行状態で、露光
ユニット16のシャッタ機構に向けて突出して実装され
ている。電池接片34,35は、電源電池20、例えば
単三電池を長手方向を横にして露光ユニット16の下部
に、且つ陽極側をフイルムロール室23に向けた状態で
保持する。
【0017】陽極用の電池接片34は、「く」の字状に
折り曲げ形成した接触部34aに、電源電池20の陽極
の凸部20aが嵌まり込む開口34bが形成されてお
り、プリント基板30の裏面から下方に向けて突出して
実装されている。陰極用の電池接片35は、パトローネ
収納室22に向けて突出されており、この先端には、陽
極用の電池接片34の接触部34aに対峙するように下
方に向けてL字状に折り曲げ形成した接触部35aが設
けられている。この接触部35bには、電源電池20の
平坦な陰極に接触し易いように、一部を電源電池20の
陰極側に向けて折り曲げた2つの三角片35bが形成さ
れている。このようなストロボユニット17は、検査を
した後に良好なものだけを再使用する。このとき、電源
電池20及びスイッチ片19は新たなものに交換され
る。
【0018】
【実施例】図1に検査治具40を示す。検査治具40
は、曲がり易いシンクロスイッチ36や電池接片34,
35の姿勢を簡易的に検査する治具である。検査治具4
0のベース41には、ストロボユニット17をセットす
るための載置台42とシンクロスイッチ36や電池接片
34,35の姿勢を検出する3個の検出部43,44,
45とが固定されている。ストロボユニット17は、露
光ユニットに精度良く位置決めするためのガイド穴30
aと本体基部13に精度良く位置決めするためのガイド
穴30bとを、載置台42に設けた2つの位置決めピン
46,47に正面を上に向けた姿勢で、上方から挿入す
ることで載置台42に高精度でセットされる。
【0019】3個の検出部43〜45は、シンクロスイ
ッチ36の2つの接片36a,36bの姿勢を検出する
シンクロスイッチ姿勢検出部43、陰極用電池接片35
の接触部35aの姿勢を検出する陰極用接片姿勢検出部
44、及び陽極用電池接片34の接触部34aの姿勢を
検出する陽極用接片姿勢検出部45から構成されてい
る。これらの検出部43〜45は、それぞれ導電性部材
48〜50と絶縁性部材51〜53とからなる。そし
て、導電性部材48〜50は絶縁性部材51〜53を介
してベース41に取り付けられている。
【0020】導電性部材48〜50には、スロボユニッ
ト17がセットされた際にシンクロスイッチ36の接片
36a,36bや電池接片34,35の接触部34a,
35aがそれぞれ入り込む溝54〜56が形成されてい
る。シンクロスイッチ36の各接片36a,36bは、
同図に示す矢印A方向に曲がり易い。このため、シンク
ロスイッチ姿勢検出部43の溝54は、各接片36a,
36bの設計基準位置から前記矢印A方向にそれぞれ間
隔を空けた隙間で形成されている。この隙間は、予め検
査スペックに規定された変形許容範囲に合わせて形成さ
れており、変形許容範囲を越えて曲がっている場合には
溝54の内壁に接触する。
【0021】また、陽極用電池接片34の接触部34a
は、同図に示す矢印B方向に曲がり易い。このため、陽
極用接片姿勢検出部44の溝55は、設計基準位置から
前記矢印B方向に、検査スペックに規定された変形許容
範囲に合わせた間隔をそれぞれ空けた隙間で形成されて
いる。
【0022】陰極用電池接片35の接触部35aは、プ
リント基板30からの突出量が長いため、同図に示す矢
印A及び矢印B方向に曲がり易い。このため、陰極用接
片姿勢検出部45の溝56は、設計基準位置から前記矢
印A及び矢印B方向に、検査スペックに規定された変形
許容範囲に合わせた間隔をそれぞれ空けた隙間で形成さ
れている。
【0023】また、シンクロスイッチ36は、各接片3
6a,36bの内間隔によってシャッタ機構がシャッタ
開口を全開時にONするタイミングがずれてしまう。そ
こで、シンクロスイッチ姿勢検出部43の溝54には、
一部を切り欠いて導電性部材48に一体に形成した中間
部57が設けられている。
【0024】導電性部材48〜50には、それぞれリー
ド線58〜60が接続されている。各リード線58〜6
0には、図4に示すように導通測定部61が接続されて
いる。導通測定部61は、シンクロスイッチ36や電池
接片34,35のいずれの姿勢が不良なのかを特定する
ために3個の抵抗計62〜64から構成されており、抵
抗計62〜64の一方側の電極62a,63a,64a
に各リード線58〜60が、また抵抗計62〜64の他
方側の電極62b,63b,64bには検査用プローブ
66〜68がそれぞれ接続されている。
【0025】抵抗計62〜64は、両電極62a,63
a,64a,62b,63b,64bに僅かな電圧を印
可し、内蔵された電流計の針の振れにより導通の可否が
行える。電流計は、抵抗値で目盛りが付与されており、
直読の抵抗計とされている。なお、ランプやブザー等の
表示によって導通を自動的に検出するようにしてもよ
い。
【0026】検査用プローブ66は、2つのプローブ6
6a,66bから構成されており、ストロボユニット1
7がセットされた後に、プリント基板30の表面に露呈
されたシンクロスイッチ36の半田付け固定部に上方か
らそれぞれ接触される。検査用プローブ67は、ストロ
ボユニット17がセットされた後に、プリント基板30
の表面に露呈された陽極用電池接片34の半田付け固定
部に上方から接触される。残りの検査用プローブ68
は、ストロボユニット17がセットされた後に、プリン
ト基板30の表面に露呈された陰極用電池接片35の半
田付け固定部に上方から接触される。
【0027】次に、上記構成の作用を説明する。レンズ
付きフイルムユニット10は、撮影完了後、現像所に提
出される。現像所では、レンズ付きフイルムユニット1
0から露光済み写真フイルムを収納したパトローネを取
り出す。
【0028】空のレンズ付きフイルムユニット10は、
工場に回収される。工場では、レンズ付きフイルムユニ
ット10から外ケース12を取り除く。外ケース12を
取り除いたユニット本体11は、分解工程に送られる。
【0029】分解工程では、先ず前カバー15が取り外
される。その後、前カバー15とストロボユニット17
と間で単に挟装されているだけのスチッチ片19が取り
外され、またストロボユニット17から電源電池20が
取り外される。その後、爪結合を解除することで、スト
ロボユニット17と露光ユニット16とを順に本体基部
13から取り外すことができる。そして、最後に、巻き
上げノブ18を本体基部13から取り外すことで分解作
業が完了する。
【0030】取り外した露光ユニット16は、検査工程
に搬送され、機能検査した後に良好なものだけが再組立
工程に送られる。残りの後カバー14が取り付けられた
本体基部13は、分解具45から取り除かれ、そのまま
の状態で樹脂再生工程に送られる。さらに、先に取り外
した前カバー15、スイッチ片19、及び露光ユニット
16から取り外した撮影レンズ21もそれぞれ樹脂再生
工程、及び金属再生工程に材料別に送られる。
【0031】取り外したストロボユニット17は、検査
工程に搬送される。検査工程には、外観検査と電気検査
とがある。外観検査では、エアーを吹き付けて掃除を行
った後に、プリント基板30に実装された実装部品の姿
勢を検査する。このうちシンクロスイッチ36や電池接
片34,35の姿勢を検査する際に、検査治具40を使
用する。
【0032】検査治具40には、図1に示すように、正
面を上にした状態でストロボユニット17を真っ直ぐに
下ろしてセットする。このとき、検査部43〜45の溝
54〜56に、シンクロスイッチ36や電池接片34,
35が挿入できないストロボユニット17は、検査治具
40に正しくセットすることができないから、当然不良
として取り除かれる。
【0033】正しくセットされたストロボユニット17
には、検査用プローグ66〜68が接続される。ストロ
ボユニット17のシンクロスイッチ36は、図5に示す
ように、検査部43の溝54に挿入された状態となって
いる。接片36a,36bが図5に示す上下方向に変形
許容範囲を越えて折れ曲がっている場合には、接片36
a,36bが溝54の内壁、又は中間部57に接触す
る。これにより、導通測定部61の抵抗計62では得ら
れた電流に応じて針が振れる。
【0034】図6は、陽極用電池接片34の接触部34
aが検査部44の溝55に挿入された状態を示してい
る。この検査部44では、接触部34aが図6に示す横
方向に変形許容範囲を越えて折れ曲がっている場合、接
触部34aが溝55の内壁に接触する。
【0035】図7は、陽極用電池接片35の接触部35
aが検査部45の溝56に挿入された状態を示してい
る。この検査部45では、接触部35aが図7に示す横
及び縦方向に変形許容範囲を越えて折れ曲がっている場
合、接触部35a又は三角片35bが溝56の内壁に接
触する。
【0036】作業者は、各抵抗計62〜64の針の振れ
を直読し、何れかの抵抗計62〜64の針が振れた場合
には不良と判断し、針が振れた抵抗計62〜64から折
り曲げ不良箇所を特定した後に、検査治具40から取り
外す。不良なストロボユニット17は、手直し工程に供
給され、ここで手直しが行われる。なお、折れ曲がりが
許容範囲以内の場合には、抵抗計62〜64で針が振れ
ないため、シンクロスイッチ36や電池接片34,35
の姿勢が良好であると判断され、検査治具40から取り
外した後に電気検査工程に供給される。
【0037】上記実施例の検査治具40では、ベース4
1に載置台42と検査部43〜45とを一体に設けてい
るため、載置台42にストロボユニット17を真っ直ぐ
にセットしないと、検査部43〜45の導電性部材48
〜50にシンクロスイッチ36や電池接片35,36が
引っ掛かり、これらを不用意に折り曲げてしまう恐れが
ある。
【0038】そこで、図8に示すように、検査部43〜
45と載置台71とを別々にし、載置台71を所定位置
に位置決めする際には、検査部43〜45を跛行の退避
位置に退避させておき、載置台71が位置決めされた後
に検査部43〜45を所定の高さである検査位置まで押
し上げるようにするのが望ましい。この場合には、検査
部43〜45とこれら検査部43〜45を固定した支持
板71とが検査治具73となる。支持板71を所定高さ
まで押し上げる手段としては、例えば梃の作用を利用し
た手動機構やシンリンダー等の駆動手段が好適である。
これにより、不用意な折り曲げを防止することができ
る。
【0039】また、図8で説明した検査治具73を自動
検査ラインに組み込んで自動的に検査を行うことも可能
となる。この場合には、載置台70を検査パレットに固
定しておき、検査ライン上に複数の検査パレットを無限
循環又は有限循環で搬送するようにすれば、ストロボユ
ニット17の装着作業が減るから、能率良く検査作業が
行える。
【0040】上記実施例では、ユニット部品としてスト
ロボユニットの検査を行う治具としているが、本発明で
はこれに限らず、露光ユニット等でもよい。また、導電
性の金属部品の取り付け姿勢を検査しているが、本発明
ではこれに限らず、非導電性の材料の部品、例えばプラ
スチック部品等に対しても検査することができる。この
場合には、光電センサーやマイクロスイッチ等で変形許
容範囲の上限及び下限の位置を検出する。また、変形許
容範囲に合わせて形成した溝への挿入の可否で実装部品
の姿勢の良否を検査することもできる。
【0041】また、溝への挿入の可否で部品の姿勢を検
査する場合には、溝の隙間を変形許容範囲の上限に合わ
せて形成し、溝に挿入できると良品とする方法と、溝の
隙間を変形許容範囲の下限に合わせて形成し、溝に挿入
できると不良とする方法とが考えられる。後者の方法
は、例えば陰極用電池接片35の三角片35bの折り曲
げ量等を検査するのに最適である。
【0042】図9に示すように、検査治具80には、載
置台81と三角片35bの変形許容範囲の下限を検査す
る溝82とが設けられている。そして、接触部35aが
溝82に挿入できない場合には、三角片35bの変形許
容範囲の下限を越えていないので、良好と判断される。
また、図10に示すように、接触部35aが溝82に挿
入できる場合には、三角片35bの変形許容範囲の下限
を越えているので不良と判断される。したがって、図1
で説明した検査治具40と図9で説明した検査治具80
とを組み合わせて用いることで、陰極用電池接片35の
三角片35bの変形許容範囲の上限及び下限との両方が
検査できるため、検査の信頼性が高まる。
【0043】上記各実施例では、リサイクルを行う際の
検査用治具としているが、本発明ではこれに限らず、新
品のユニット部品に対して行う検査にも用いることがで
きることはいうまでもない。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、部品の正規の取り付け姿勢に対して変形が許され
る変形許容範囲の上限又は下限に合わせて隙間を形成し
た溝への部品の挿入の可否で検査するだけなので、ユニ
ット部品を載置するだけで部品の取り付け姿勢の検査が
簡単に行え、従来技術と比較して簡単な構造で達成でき
るためローコスト化を図ることができる。しかも携帯性
に優れているため簡便であり、さらに環境に左右される
ことなく精度良く行える。
【0045】請求項3記載の発明では、接触の有無を電
気的導通で検査して部品の取り付け姿勢の良否を判断す
るため、光学的又は電気的センサを用いたものと比較し
て信頼性が高く、しかもセンサーの検出距離や範囲等の
調節作業等を必要としないため、簡単である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の検査治具を示す斜視図である。
【図2】レンズ付きフイルムユニットの外観を示す斜視
図である。
【図3】リサイクルにおけるユニット本体の分離形態を
示す斜視図である。
【図4】導通測定部の概略説明図である。
【図5】シンクロスイッチ姿勢検査部の概略を示す断面
図である。
【図6】陽極用接片姿勢検査部の概略を示す断面図であ
る。
【図7】陰極用接片姿勢検査部の概略を示す断面図であ
る。
【図8】検査治具を移動させて実装部品の姿勢を検査す
る別の実施例を示す斜視図である。
【図9】陰極用電池接片の三角片の突出量を検査する他
の実施例の検査治具である。
【図10】図9に示した検査部の断面図である。
【符号の説明】 10 レンズ付きフイルムユニット 11 ユニット本体 17 ストロボユニット 34 陽極用電池接片 35 陰極用電池接片 36 シンクロスイッチ 43,44,45 検査部 48,49,50 導電性部材 54,55,56 溝 51,52,53 絶縁部材 66〜68 測定用プローブ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レンズ付きフイルムユニットに取り外し
    自在に組み込まれ、複数の部品で構成されたユニット部
    品の検査治具において、 前記ユニット部品を一定の姿勢に位置決めする載置台
    と、ユニット部品を構成する部品の取り付け姿勢を検査
    する検査手段とを備え、前記検査手段は、前記部品を挿
    入するための溝の隙間を、前記部品の正規の取り付け姿
    勢に対して変形が許される変形許容範囲の上限又は下限
    に合わせて形成し、ユニット部品を載置台に位置決めし
    た際に、前記部品の溝への挿入の可否で部品の取り付け
    姿勢の良否を判断することを特徴とするユニット部品の
    検査治具。
  2. 【請求項2】 検査手段は、前記隙間を変形許容範囲の
    上限に合わせて形成し、前記溝に部品の挿入が行えたユ
    ニット部品を良好と判断することを特徴とする請求項1
    記載のユニット部品の検査治具。
  3. 【請求項3】 前記検査手段は、ユニット部品を構成す
    る部品が導電性材料の場合、前記溝の内壁と部品との接
    触の有無を電気的導通で検査し、導通が検出されないユ
    ニット部品を良好と判断することを特徴とする請求項1
    又は2記載のユニット部品の検査治具。
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