JP2001166430A - レンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法 - Google Patents

レンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法

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JP2001166430A
JP2001166430A JP34619799A JP34619799A JP2001166430A JP 2001166430 A JP2001166430 A JP 2001166430A JP 34619799 A JP34619799 A JP 34619799A JP 34619799 A JP34619799 A JP 34619799A JP 2001166430 A JP2001166430 A JP 2001166430A
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Japan
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lens
film unit
unit
strobe device
film
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JP34619799A
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Kiyohide Ito
清英 伊藤
Kiyoshi Kanai
潔 金井
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率良く、低コストで、かつ、高い信頼性で
レンズ付きフィルムユニットを製造する。 【解決手段】 使用済みのレンズ付きフィルムユニット
1Aの一部を解体する解体工程と、特定の部品を新部品
に代え、フィルムを含む新部品を補充し、各種機能検査
を行ってレンズ付きフィルムユニットを組み立てる再組
立工程とからなり、解体工程及び再組立工程は、エアシ
ャワーで仕切られ、空気の出入りが遮られた実施場所で
実施され、また、リユースする際、ストロボユニット4
は回収時のまま本体基部3Aに取り付けた状態を保たれ
る。また、再組立工程において、レンズ・シャッタユニ
ットの作動検査としてのシャッタ速度検査を行うことに
よって、レンズ付きフィルムユニットの駆動系の機能を
一括して検査する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回収された使用済
みのレンズ付きフィルムユニットの一部をリユースして
レンズ付きフィルムユニットを製造するレンズ付きフィ
ルムユニットのリユース製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より簡易に写真を撮りたい場合に便
利なレンズ付きフィルムユニットが普及している。この
レンズ付きフィルムユニットは、撮影レンズやシャッタ
機構を有し、予め未露光のフィルムがレンズ付きフィル
ムユニット本体内に装填されてなるものであり、ストロ
ボユニットを搭載したものも実用に供されている。
【0003】フィルムは、レンズ付きフィルムユニット
の製造時にパトローネから引き出されて、未露光のまま
一旦スプールに巻き取られ、パトローネ内は略空にされ
た状態でフィルムユニット本体内に収納されている。
【0004】そして、1駒撮影する毎にフィルムはパト
ローネ内に巻き戻され、全駒の撮影が終了すると、フィ
ルムはスプールから引き離され、露光済みのフィルムが
全駒分パトローネ内に格納されて、レンズ付きフィルム
ユニットごと現像所に持ち込まれる。現像所ではパトロ
ーネが取り出されて、所定の現像処理がなされる。
【0005】この後、パトローネが取り出された使用済
みのレンズ付きフィルムユニットは回収されて、レンズ
付きフィルムユニットの製造工場に返納され、リサイク
ルが行われる。
【0006】回収されたレンズ付きフィルムユニットが
リユ−ス製造工程に導入された際、検査に合格したその
少なくとも一部は再びレンズ付きフィルムユニットの部
品としてリユースされ、リユースができないものは、例
えばペレットにされて再生使用される。
【0007】上記リユ−ス製造工程は、持ち込まれた使
用済みのレンズ付きフィルムユニットを解体する解体工
程と、所定の部品を新部品と交換し、各種機能検査等を
行う再組立工程とからなっている。解体工程において
は、ストロボユニットのリユ−スが可能か否かが検査さ
れ、リユ−スが不可能のときは、構成部品としては廃棄
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記再
組立工程で行われるレンズ付きフィルムユニットの駆動
系の機能検査は、各部品毎に行われているために、工数
が多く手間がかかるという問題がある。
【0009】また、上記解体工程と再組立工程とは実施
場所が分離されておらず、例えば同一の場所で連続して
実施されているので、解体時に発生する塵芥が再組立工
程での組立て時に部品に付着して不良品の発生を引き起
こすという問題がある。特に、部品の清掃のためのエア
−吹付け時には、巻き上がった塵芥が隣接する組立中の
製品に悪影響を及ぼすという欠点がある。
【0010】また、上記従来技術においては、解体工程
でストロボユニットを含めて全ての部品を分解した後
に、再組立工程で必要に応じて部品を交換して組み立て
ているので、例えば、ストロボユニットをレンズ付きフ
ィルムユニット本体から取り外す際に、電池接片を曲げ
てしまったり、コンデンサやスイッチ等の部品に傷をつ
けてしまって、解体工程で不良品を発生させてしまうと
いう問題点がある。
【0011】そこで、本発明は、効率良く、低コスト
で、かつ、高い信頼性でレンズ付きフィルムユニットを
製造することができるレンズ付きフィルムユニットのリ
ユース製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、使用済みのレンズ付きフィ
ルムユニットの一部を解体する解体工程と、所定の部品
を新部品に代え、かつ未露光のフィルムを含む新部品を
補充してレンズ付きフィルムユニットを組み立てる再組
立工程とを含むストロボ装置を備えたレンズ付きフィル
ムユニットのリユース製造方法であって、前記再組立工
程においては、少なくともシャッタ機構の作動検査とス
トロボ装置の発光検査とが行われることを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
のリユース製造方法であって、前記シャッタ機構の作動
検査とストロボ装置の発光検査とは、前カバー取付け後
に行われることを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、請求項1又は2記載のレンズ付きフィルムユ
ニットのリユース製造方法であって、前記シャッタ機構
の作動検査は、シャッタ速度検査であり、シャッタ速度
検査によって、可動部品から構成される駆動系の機能検
査が一括して行われることを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、請求項1から3のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法であ
って、前記解体工程の実施場所と前記再組立工程の実施
場所とは、互いに少なくとも空気の出入りが遮断されて
いることを特徴とする。
【0016】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、請求項4記載のレンズ付きフィルムユニット
のリユース製造方法であって、前記両実施場所は、境界
部においてエアシャワーによって仕切られていることを
特徴とする。
【0017】上記課題を解決するために、請求項6記載
の発明は、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法であ
って、前記解体工程又は前記再組立工程で、所定の部品
への空気の吹付けを行う場合は、同時に前記所定の部品
近傍の空気の吸入を行うことを特徴とする。
【0018】上記課題を解決するために、請求項7記載
の発明は、使用済みのレンズ付きフィルムユニットの一
部を解体する解体工程と、所定の部品を新部品に代え、
かつ未露光のフィルムを含む新部品を補充してレンズ付
きフィルムユニットを組み立てる再組立工程とを含むス
トロボ装置を備えたレンズ付きフィルムユニットのリユ
ース製造方法であって、前記解体工程及び前記再組立工
程においては、前記ストロボ装置をレンズ付きフィルム
ユニット本体基部に取り付けた状態を保つことを特徴と
する。
【0019】上記課題を解決するために、請求項8記載
の発明は、請求項7記載のレンズ付きフィルムユニット
のリユース製造方法であって、前記解体工程において、
レンズ付きフィルムユニット本体又は/及び前記ストロ
ボ装置の少なくとも一部をリユースする場合には、リユ
ース部品であること及びリユースの回数を示すための目
印を前記レンズ付きフィルムユニット本体又は/及び前
記ストロボ装置の所定の箇所に付すことを特徴とする。
【0020】上記課題を解決するために、請求項9記載
の発明は、請求項7又は8記載のレンズ付きフィルムユ
ニットのリユース製造方法であって、前記解体工程にお
いては、前記ストロボ装置の発光確認検査が行われ、該
発光確認検査において合格とされた場合に、前カバーを
取り外した後、前記レンズ付きフィルムユニット本体基
部に突出状態に形成され、前記ストロボ装置の回路基板
に設けられた取付孔に挿通されている取付軸の先端突出
部を変形させて抜止処理を施し、前記ストロボ装置を前
記レンズ付きフィルムユニット本体基部に固定すること
を特徴とする。上記課題を解決するために、請求項10
記載の発明は、請求項9記載のレンズ付きフィルムユニ
ットのリユース製造方法であって、前記発光確認検査に
おいては、電源として、試験用電池又は定電圧電源が用
いられることを特徴とする。
【0021】上記課題を解決するために、請求項11記
載の発明は、請求項10記載のレンズ付きフィルムユニ
ットのリユース製造方法であって、前記試験用電池とし
て、使用済みのレンズ付きフィルムユニットの電池が使
用されることを特徴とする。上記課題を解決するため
に、請求項12記載の発明は、請求項9から11のうち
のいずれか1項に記載のレンズ付きフィルムユニットの
リユース製造方法であって、前記解体工程において、前
記発光確認検査において合格とされた場合に、前記レン
ズ付きフィルムユニット本体基部の前記フィルムに接触
することとなるアパーチャ部に傷がないときは、前記レ
ンズ付きフィルムユニット本体基部をリユースすること
を特徴とする。
【0022】上記課題を解決するために、請求項13記
載の発明は、請求項7から12のうちのいずれか1項に
記載のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法
であって、前記再組立工程においては、電池の電極に接
触し該電池を保持する接片の修正を行うことを特徴とす
る。
【0023】上記課題を解決するために、請求項14記
載の発明は、請求項9から13のうちのいずれか1項に
記載のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法
であって、前記解体工程又は前記再組立工程において、
前記レンズ付きフィルムユニット本体がリユースのため
に不適合であると判定され、かつ、前記ストロボ装置が
少なくとも前記発光確認検査において合格とされた場合
には、前記ストロボ装置のみリユースすることを特徴と
する。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0025】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1に係るレンズ付きフィルムユニットの構成を示す分解
斜視図、図2は同レンズ付きフィルムユニットのレリー
ズ機構及びシャッタチャージ機構の要部の構成を示す平
面図、図3は同レンズ付きフィルムユニットのリユース
製造方法を説明するためのフローチャート、図4は同リ
ユース製造方法を説明するための説明図、図5はシャッ
タ速度検査の方法を説明するための説明図、図6はシャ
ッタ速度検査の方法を説明するための時間と光の強さと
の間の関係を示す特性図である。
【0026】この実施の形態1に係るレンズ付きフィル
ムユニット1は、パトローネが取り出された使用済みの
レンズ付きフィルムユニットのうち、所定の検査に合格
したその少なくとも一部が部品として使用され、これら
リユースされる旧部品と交換又は補充される新部品とか
らなり、図1に示すように、内部に未露光のフィルム2
を予め組み込み各種撮影機構を搭載したユニット本体
(レンズ付きフィルムユニット本体)3と、ストロボユ
ニット(ストロボ装置)4と、ユニット本体3及びスト
ロボユニット4を前方から被覆する前カバー5と、ユニ
ット本体3及びストロボユニット4を後方から被覆する
後カバー6とを有している。
【0027】ユニット本体3は、本体基部(レンズ付き
フィルムユニット本体基部)3Aと、レンズ・シャッタ
ユニット(シャッタ機構)7と、レリーズ機構8と、シ
ャッタチャージ機構9と、フィルム巻上機構11と、フ
ィルムカウンタ機構12とを有している。
【0028】ユニット本体3に組み込まれるフィルム2
は、製造時にパトローネ13から引き出されて未露光の
まま一旦スプール14に巻き取られ、所定の開口を有し
枠状に形成された撮影枠を挟んでパトローネ13が配置
されるパトローネ室と反対側に設けられたフィルムロー
ル室に巻装されている。
【0029】写真撮影時には、フィルム2は1駒の撮影
が終了する度にパトローネ13に巻き込まれる。そして
所定の駒数の撮影が終了した段階でフィルム2の全てが
パトローネ室内に収納されることとなる。
【0030】図1に示すように、レンズ・シャッタユニ
ット7は、撮影レンズ15と、開閉動作を行うシャッタ
羽根16と、絞り部材と、開口が中央部に穿設されたシ
ャッタ地板とを有し、撮影レンズ15は、撮影レンズ保
持枠18に挿入され、レンズ押え19が撮影レンズ保持
枠18に係合することによって保持されている。
【0031】シャッタ羽根16の先端には二股部が設け
られ、シャッタレバー17の先端のシャッタ駆動ピン1
7aが係合し、シャッタレリーズの際には、後述するよ
うに、チャージレバー33に設けられた三角形状の蹴飛
し部33aが、シャッタレバー17の立上り部17bを
たたき、ここでシャッタレバー17は急速にシャッタば
ね21の引張力に抗して時計方向に回転した後、シャッ
タばね21の引張力により反時計方向に回転することに
よって、上記シャッタ地板の開口に対して撮影レンズ1
5からの光束を開閉する。
【0032】図1及び図2に示すように、レリーズ機構
8及びシャッタチャージ機構9は、レリーズスイッチ3
1と、カムが2段状に形成された規制部材32と、チャ
ージレバー軸に回動可能に嵌合しているチャージレバー
33及びカムストッパ34と巻上げストッパ35とを有
している。
【0033】規制部材32は、カムストッパ34の突出
部34aと嵌合する溝部321aを有するカム321
と、溝部321aの反対側下部に配置されカム321と
同径の扇型カム322と、上部に配置され指数板歯車の
歯部と噛み合うV溝が設けられた一歯ギア323とを有
し、巻上げノブ36の回転とともにフィルム2を介して
回転するスプロケット歯車(図示略)と同軸とされてい
る。
【0034】チャージレバー33は、チャージレバーば
ね37によって反時計周り方向に付勢されている。
【0035】カムストッパ34は、チャージレバーばね
37によってチャージレバー33に対して時計周り方向
に回転するように付勢されている。
【0036】また、チャージ完了時にはカムストッパ3
4の突出部34aは規制部材32の溝部321aと嵌合
する。
【0037】巻上げストッパ35は、巻上完了状態では
先端のV字突起部35aが巻上げストッパばね38の時
計周り方向に付勢するばね力によって、巻上げノブ36
のラチェット歯車36aの歯溝に飛び込んで、巻上げノ
ブ36の反時計周り方向の巻上回転を阻止する。
【0038】レリーズ時にはレリーズスイッチ31の押
下によって、レリーズスイッチ31の裏面側に突設され
たレリーズピンの先端が巻上げストッパ35に当って巻
上げストッパばね38のばね力に抗して巻上げストッパ
35が反時計周り方向に回転してチャージレバー33の
腕部のエッジが外れ、チャージレバー33及びカムスト
ッパ34がチャージレバーばね37のばね力によって反
時計周り方向に回転し、チャージレバー33に設けられ
た三角形状の蹴飛し部33aが、シャッタレバー17の
立上り部17bをたたき、シャッタ羽根16を駆動す
る。この回転により、規制部材32の溝部321aから
カムストッパ34の突出部34aが外れる。
【0039】フィルムカウンタ機構12は、フィルム2
の巻上げに連動して回転しフィルム2の撮影可能駒数を
指示するカウンタ部材41を有している。
【0040】カウンタ部材41は、表面に撮影枚数に対
応する文字が表示される円板状の指数板と外周に歯部が
形成された指数板歯車とが軸を同じくして一体的に成形
されて構成されている。
【0041】カウンタ部材41は、巻上げ時に回転する
規制部材32の一歯ギア323のV字溝と指数板歯車の
歯部とが噛み合うことによって1駒分回転する。
【0042】ストロボユニット4は、発光部ユニット4
1が回路基板42に取り付けられてなり、本体基部3A
と前カバー5とに挟まれて組み込まれている。
【0043】発光部ユニット41は、例えば直管状に形
成されたキセノンランプからなる発光管と、発光管を収
納するストロボ収納部と、反射傘と、ストロボ光を透過
する透過窓部41aとを備えている。
【0044】回路基板42は、メインコンデンサ42
1、表示灯422等の回路部品が回路パターンに接続さ
れ搭載されている。また、回路基板42の所定の箇所に
は、電池426の電極に接触しかつ電池を保持する接片
423や、本体基部3Aに突出状態に形成された取付軸
22aが挿通される取付孔424aが設けられている。
ストロボユニット4は、左右方向に自在に摺動される操
作部材23を手動操作することにより、オン状態又はオ
フ状態とされる。
【0045】ストロボユニット4の回路基板42にはス
トロボ回路の電源をオンとし、ストロボ回路を作動状態
とするメインスイッチ425が配置されている。メイン
スイッチ425は、導電性を有する金属板から形成さ
れ、先端に二股部を有している。そして、操作部材23
の裏面に設けたリブによって、メインスイッチ425を
押圧することによって、メインスイッチ425の先端の
二股部が回路基板42の2つの導電性パターンに接触
し、電池426から電力が供給されてストロボ回路がオ
ン状態となる。
【0046】次に、このレンズ付きフィルムユニット1
のリユース製造方法について説明する。
【0047】このレンズ付きフィルムユニット1のリユ
ース製造方法は、大きく別けて、使用済みのレンズ付き
フィルムユニット1Aの一部を解体する解体工程(ステ
ップST11〜ステップST22(図3))と、特定の
部品を新部品に代え、未露光のフィルム2を含む新部品
を補充してレンズ付きフィルムユニット1を組み立て、
各種機能検査を行う再組立工程(ステップST23〜ス
テップST31)とからなり、解体工程及び再組立工程
は、図4に示すように、同一の搬送ベルトコンベア71
上で実施され、両実施場所72,73は、境界部におい
てエアー吹出装置74から吹き出すエアーシャワーAに
よって仕切られ、例えば解体工程の実施場所72で発生
した塵芥は再組立工程の実施場所73には到達しないよ
うにされている。
【0048】まず、パトローネ13が取り出され、回収
された使用済みのレンズ付きフィルムユニット1Aを解
体工程に導入する(ステップST11)。使用済みのレ
ンズ付きフィルムユニット1Aは、パレット75に載置
された状態で搬送ベルトコンベア71上を移送される。
【0049】次に、これら使用済みのレンズ付きフィル
ムユニット1Aから、後カバー6を取り外す(ステップ
ST12)。
【0050】次にステップST13で、電池426の有
無を調べる。
【0051】ここで、電池426が装填されていないと
きは、所定の試験用電池を取り付け(ステップST1
4)、電池426が装填されているときは、この状態で
メインスイッチ425をオンとし、ストロボ回路をオン
状態とする(ステップST15)。
【0052】次に、表示灯422の点灯を確認する(ス
テップST16)。ここで、表示灯422が不点灯の場
合は、ストロボユニット4を構成部品としては廃棄し、
例えばユニット本体3の樹脂成形部品は溶解して樹脂ペ
レットとし、再生使用する(ステップST41)。
【0053】表示灯422が点灯した場合は、レリーズ
スイッチ31を押下して発光管の発光を確認する(ステ
ップST17)。ここで、発光管が発光しない場合は、
ストロボユニット4を構成部品としては廃棄し、例えば
ユニット本体3は再生使用する(ステップST41)。
【0054】発光管が発光した場合は、前カバー5を取
り外し(ステップST18)、本体基部3Aに突出状態
に形成され、ストロボユニット4の回路基板42に設け
られた取付孔424aに挿通されている取付軸22aの
先端部に、熱を加えて変形させて抜止めを施し、ストロ
ボユニット4を本体基部3Aに固定する。
【0055】次に、ストロボユニット4のメインコンデ
ンサ421を除電し(ステップST19)、ユニット本
体3及びストロボユニット4の汚れや傷、割れ等の有無
を検査する(ステップST20)。
【0056】ここでは、例えば、フィルム2に接触する
こととなるアパーチャ部等の本体基部3Aやファインダ
レンズの傷の有無、ストロボユニット4の回路基板42
や透過窓部41a等の汚れや傷、割れ等の有無を調べ
る。ユニット本体3に異常があり、かつ、例えばストロ
ボユニット4においてメインコンデンサ421や透過窓
部41aに傷がなく異常の無いことが確認できた場合
は、ストロボユニット4のみリユースを行うものとす
る。そして、例えばユニット本体3の樹脂成形部品は樹
脂ペレットとされ、再生使用される(ステップST4
2)。
【0057】ユニット本体3にも異常がない場合は、リ
ユース部品であること及びリユースの回数を示すための
リユースマークを、例えば、本体基部3Aのパトローネ
室の内壁と、ストロボユニット4の回路基板裏面とに付
す(ステップST21)。
【0058】次に、ユニット本体3の構成部品の取外し
を行う(ステップST22)。
【0059】ここでは、例えば、カウンタ部材41、ス
プール14、撮影レンズ15等の特定の部品は、無条件
に取り外される。
【0060】次に、接片423の修正を行って再組立工
程へ進む。
【0061】ストロボユニット4を除いた所定の部品が
取り外された本体基部3Aは、上述したエアー吹出装置
74からエアーシャワーAが吹き出される境界部を通過
して、再組立工程の実施場所73に入る。ここでまず、
図4に示すように、清掃装置76を用いてストロボユニ
ット4付きの本体基部3Aにエアーを吹き付けて清掃を
行う。
【0062】この清掃装置76は、上記本体基部3Aを
覆う箱形の収容部77と、収容部77にエアーを供給す
るエアー供給部78と、収容部77内から塵芥を含むエ
アーを吸い込む吸込部79とを有している。
【0063】この清掃装置76によって、ユーザによる
使用の過程で本体基部3Aやストロボユニット4に付着
した埃や異物等をエアー供給部78から吐き出されるエ
アーによって吹き飛ばすと同時に舞い上がった埃や異物
等を吸込部79によって吸い出して除去する。
【0064】次に、取り外した上記部品に代えて、新部
品を取り付ける(ステップST23)。
【0065】次に、新しい前カバー5を取り付け(ステ
ップST24)、さらに新品の電池426を取り付ける
(ステップST25)。
【0066】次に、ストロボ回路をオン状態として、表
示灯422が点灯するか否かを確認する(ステップST
26)。
【0067】ここで、表示灯422が不点灯の場合は、
ストロボユニット4を構成部品としては廃棄し、例えば
ユニット本体3は再生使用する(ステップST41)。
【0068】表示灯422が点灯した場合は、ストロボ
回路をオフ状態として、ステップST27へ進む。
【0069】ステップST27では、シャッタ速度検査
を行う。
【0070】このため、スプロケット歯車を回転させて
シャッタチャージを行った後、ストロボチャージを行わ
ない状態で、図5に示すように、検査装置81を用いて
測定を行う。
【0071】この検査装置81は、被測定物の前方側に
配置される光源82及びレンズ83と、被測定物の後方
側に配置されるフォトダイオード等からなる光センサ8
4及び光検出測定部85とを有している。
【0072】レンズ83は光源82から放射された光を
平行光として被測定物側へ与える。また、光センサ84
はレンズ83から被測定物に入射した光のうち被測定物
を透過してくる光を検知する。また、光検出測定部85
は、光の強さの瞬時値を経時的に測定し、得られた測定
結果について所定の基準値と比較して良否の判定を行
う。
【0073】同図に示すように、上記各部材が組み付け
られ前カバー5が取り付けられた本体基部3Aを、前カ
バー5が光源82に対するように、かつ、撮影レンズ1
5の光軸を測定系の光軸Xに一致させるように配置す
る。
【0074】この状態で、前方側から光を入射させなが
ら、レリーズスイッチ31を押下する。
【0075】このとき、光検出測定部85においては、
図6に示すように、シャッタ開放時の最大の光の強さI
0 の1/2の大きさの光の強さに対応する時刻t1 ,t
2 間の時間間隔Δtの値を算出し、この算出値をシャッ
タ開放時間すなわちシャッタ速度として、基準値と比較
して、良否の判定を行う。
【0076】このシャッタ速度検査で、算出されたシャ
ッタ速度が、所定の基準範囲内にあると判定されたとき
は、レンズ・シャッタユニット7の他、レリーズ機構8
やシャッタチャージ機構9、フィルム巻上機構11を含
む駆動系全体の機能が正常であると判定し、ステップS
T28へ進む。
【0077】シャッタ速度検査で不合格と判定された場
合は、ストロボユニット4のみリユースを行うものと
し、ユニット本体3は再生使用する(ステップST4
2)。
【0078】ステップST28では、再びスプロケット
を回転させてシャッタチャージを行った後、ストロボチ
ャージを行って、表示灯422の点灯を確認して、レリ
ーズスイッチ31を押下し、発光管の発光を確認する。
【0079】ここで、発光管が発光しない場合は、スト
ロボユニット4を構成部品としては廃棄し、ユニット本
体3は再生使用する(ステップST41)。
【0080】発光管が発光した場合は、外観検査を行っ
た後(ステップST29)、異常がなければ、新しい未
露光のフィルム2を装填し(ステップST30)、新し
い後カバー6を取り付けて(ステップST31)、レン
ズ付きフィルムユニット1を完成させる。ここで、異常
がある場合は、ストロボユニット4のみリユースを行う
ものとし、ユニット本体3は再生使用する(ステップS
T42)。
【0081】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、再組立工程において、レンズ・シャッタユニット
7の作動検査としてのシャッタ速度検査を行うことによ
って、レンズ付きフィルムユニット1の駆動系の機能を
一括して検査するので、迅速かつ簡単に検査を行うこと
ができ、コストを低減することができる。
【0082】また、解体工程及び再組立工程の両実施場
所72,73は、境界部において、エアシャワーAで仕
切られて、空気の出入りが遮られるので、例えば解体時
に舞い上がった塵芥が隣接する再組立工程の実施場所7
3に達し、再組立工程での組立て時に部品に付着して不
良品の発生を引き起こすことなく、高い信頼性でレンズ
付きフィルムユニット1を製造することができる。
【0083】また、再組立工程で、清掃のために所定の
部品への空気の吹付けを行う場合に、同時に所定の部品
近傍の空気の吸入を行うので、舞い上がった塵芥が隣接
する組立中の製品に悪影響を及ぼすようなことを回避す
ることができる。
【0084】解体工程及び再組立工程においては、リユ
ースする際、ストロボユニット4を回収時のまま本体基
部3Aに取り付けた状態を保つので、工程数を減らしコ
ストを低減することができ、さらに、例えば、ストロボ
ユニット4を本体基部3Aから取り外す際に、接片42
3を曲げてしまったり、部品に傷をつけてしまって、解
体工程で不良品を発生させてしまうようなことを回避
し、旧部品のリユース率を高めることができる。
【0085】また、解体工程において、ユニット本体3
及びストロボユニット4をリユースする場合には、リユ
ース部品であること及びリユースの回数を示すための目
印をユニット本体3の例えばパトローネ室の内壁と、ス
トロボユニット4の回路基板42裏面に付すので、例え
ば、ユニット本体3とストロボユニット4とを別々にリ
ユースする場合であっても確実にリユース品であること
の確認を行い、かつ、部品の消耗度を知る目安とするこ
とができる。
【0086】また、ストロボユニット4をリユースする
際、取付軸22aを熱的に変形させて抜止めとし、スト
ロボユニット4を本体基部3Aに固定するようにしたの
で、解体工程及び再組立工程においてストロボユニット
4は脱落することなく、円滑にかつ高い信頼性でレンズ
付きフィルムユニット1を製造することができる。
【0087】また、ストロボ発光試験等の際には、使用
済みのレンズ付きフィルムユニット1Aの旧電池がリユ
ースされるので、使用可能な電池が装填されていた場合
は、この回収された電池を用いて試験を行うことができ
るため、新しい電池等を無用に消費することがない。
【0088】また、例えばアパーチャ部に傷がないこと
を確認して、ユニット本体3をリユースすることとする
ので、例えば使用時にフィルム2に傷が付いて不具合を
発生させることがない。
【0089】また、再組立工程においては、接片423
の修正を行うこととするので、電池426の脱落や接触
不良等の不具合を防止することができる。
【0090】また、ユニット本体3がリユースのために
不適合であると判定され、かつ、ストロボユニット4が
少なくともストロボ発光試験において合格した場合に
は、ストロボユニット4のみリユースすることとするの
で、たとえユニット本体3がリユース不能であっても、
ストロボユニット4を有効利用することができる。
【0091】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでは
ない。
【0092】例えば、上述した実施の形態1では、スト
ロボの発光確認検査で、回収したレンズ付きフィルムユ
ニット1Aの旧電池を使用する場合について述べたが、
ストロボの発光確認検査前に旧電池を取り外し、試験用
電池又は定電圧電源を用いて発光確認検査を行うように
しても良い。
【0093】また、解体工程及び再組立工程の両実施場
所72,73を、エアシャワーAで仕切る場合について
述べたが、両実施場所72,73を隔壁等で仕切っても
良いし、また、両工程を同一の搬送ベルトコンベア71
上で実施せずに、離れた別々の場所で実施するようにし
ても良い。
【0094】また、カウンタ部材、撮影レンズを取り外
す前に、汚れや割れ、傷等の検査を行い、異常がない場
合は取り外さずにそのまま使用し、異常がある場合に別
工程で新部品と交換するようにしても良い。
【0095】また、外した前カバーや後カバーを別工程
で検査し、汚れや割れ、傷等がない場合は、再度使用す
るようにしても良い。
【0096】また、ストロボユニット4を本体基部3A
に固定する際に、取付軸22aを熱的に変形させて抜け
防止を行ったが、取付軸22aを所定の工具を用いて機
械的に変形させても良い。
【0097】また、清掃装置76を用いた清掃は、新部
品を取り付ける(ステップST23)前に限らず、解体
工程又は再組立工程において、必要に応じて適宜行うよ
うにしても良い。
【0098】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、再組立工程において、少なくともシャッ
タ機構の作動検査が行われるので、例えば、駆動系を構
成する部品を新部品に交換した場合であっても、その機
能を確実に検査することができる。
【0099】また、請求項2記載の本発明によれば、例
えば新部品を組み込んだ場合に新部品が組み込まれた状
態でシャッタ機構の作動検査とストロボ装置の発光検査
とが行われるので、新部品を含めた検査を確実に行うこ
とができ、新部品の組込みによる不具合の発生を見逃す
ことはない。
【0100】また、請求項3記載の本発明によれば、シ
ャッタ機構の作動検査を行うことによって、レンズ付き
フィルムユニットの駆動系の機能を一括して検査するの
で、迅速かつ簡単に検査を行うことができ、コストを低
減することができる。
【0101】また、請求項4記載の本発明によれば、解
体工程の実施場所と再組立工程の実施場所とは、互いに
少なくとも空気の出入りが遮断されているので、例えば
解体時に発生する塵芥が再組立工程での組立て時に部品
に付着して不良品の発生を引き起こすことなく、高い信
頼性でレンズ付きフィルムユニットを製造することがで
きる。
【0102】また、請求項5記載の本発明によれば、解
体工程及び再組立工程の両実施場所は、境界部におい
て、エアシャワーで仕切られて、空気の出入りが遮られ
るので、例えば解体時に舞い上がった塵芥が隣接する実
施場所に達し、再組立工程での組立て時に部品に付着し
て不良品の発生を引き起こすことなく、高い信頼性でレ
ンズ付きフィルムユニットを製造することができる。
【0103】また、請求項6記載の本発明によれば、解
体工程又は再組立工程で、例えば清掃のために所定の部
品への空気の吹付けを行う場合は、同時に所定の部品近
傍の空気の吸入を行うので、舞い上がった塵芥が隣接す
る組立中の製品に悪影響を及ぼすようなことを回避する
ことができる。
【0104】また、請求項7記載の本発明によれば、解
体工程及び再組立工程においては、リユースする際、ス
トロボ装置を回収時のままレンズ付きフィルムユニット
本体基部に取り付けた状態を保つので、工程数を減らし
コストを低減することができ、かつ、例えば、ストロボ
装置をレンズ付きフィルムユニット本体基部から取り外
す際に、電池に接触しこれを保持する接片を曲げてしま
ったり、部品に傷をつけてしまって、解体工程で不良品
を発生させてしまうようなことを回避し、旧部品のリユ
ース率を高めることができる。
【0105】また、請求項8記載の本発明によれば、解
体工程において、レンズ付きフィルムユニット本体又は
/及びストロボ装置の少なくとも一部をリユースする場
合には、リユース部品であること及びリユースの回数を
示すための目印を前記レンズ付きフィルムユニット本体
又は/及び前記ストロボ装置の所定の箇所に付すので、
例えば、レンズ付きフィルムユニット本体とストロボ装
置とを別々にリユースする場合であっても確実にリユー
ス品であることの確認を行い、かつ、部品の消耗度を知
る目安とすることができる。
【0106】また、請求項9記載の本発明によれば、ス
トロボ装置をリユースする際、取付軸を変形させて、ス
トロボ装置をレンズ付きフィルムユニット本体基部に固
定するようにしたので、解体工程及び再組立工程におい
てストロボ装置は脱落することなく、円滑にかつ高い信
頼性でレンズ付きフィルムユニットを製造することがで
きる。
【0107】また、請求項10記載の本発明によれば、
発光確認検査においては、電源は、試験用電池又は定電
圧電源から選択して用いられるので、例えば回収された
レンズ付きフィルムユニットの電池の有無に応じて、適
切な電源を選択して発光確認検査を円滑に実施すること
ができる。
【0108】また、請求項11記載の本発明によれば、
試験用電池として使用済みのレンズ付きフィルムユニッ
トの電池が使用されるので、使用可能な電池が装填され
ていた場合は、この回収された電池を用いて、ストロボ
発光試験等を行うことができるため、新しい電池等を無
用に消費することがない。
【0109】また、請求項12記載の本発明によれば、
例えばアパーチャ部に傷がないときに、レンズ付きフィ
ルムユニット本体基部をリユースすることとするので、
例えば使用時にフィルムに傷が付いて不具合いを発生さ
せることがない。
【0110】また、請求項13記載の本発明によれば、
電池に接触しこれを保持する接片の修正を行うので、電
池の脱落や接触不良等の不具合を防止することができ
る。
【0111】また、請求項14記載の本発明によれば、
解体工程又は再組立工程において、レンズ付きフィルム
ユニット本体がリユースのために不適合であると判定さ
れ、かつ、ストロボ装置が少なくとも発光確認検査にお
いて合格とされた場合には、ストロボ装置のみリユース
するので、たとえレンズ付きフィルムユニット本体がリ
ユース不能であっても、ストロボ装置を有効利用するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るレンズ付きフィル
ムユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図2】同レンズ付きフィルムユニットのレリーズ機構
及びシャッタチャージ機構の要部の構成を示す平面図で
ある。
【図3】同レンズ付きフィルムユニットのリユース製造
方法を説明するためのフローチャートである。
【図4】同リユース製造方法を説明するための説明図で
ある。
【図5】シャッタ速度検査の方法を説明するための説明
図である。
【図6】シャッタ速度検査の方法を説明するための時間
と光の強さとの間の関係を示す特性図である。
【符号の説明】
1 レンズ付きフィルムユニット 2 フィルム 3 ユニット本体(レンズ付きフィルムユニット本体) 3A 本体基部(レンズ付きフィルムユニット本体基
部) 4 ストロボユニット(ストロボ装置) 7 レンズ・シャッタユニット(シャッタ機構) 8 レリーズ機構 9 シャッタチャージ機構 11 フィルム巻上機構 12 フィルムカウンタ機構 74 エアー吹出装置 76 清掃装置 81 検査装置

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みのレンズ付きフィルムユニット
    の一部を解体する解体工程と、所定の部品を新部品に代
    え、かつ未露光のフィルムを含む新部品を補充してレン
    ズ付きフィルムユニットを組み立てる再組立工程とを含
    むストロボ装置を備えたレンズ付きフィルムユニットの
    リユース製造方法であって、 前記再組立工程においては、少なくともシャッタ機構の
    作動検査とストロボ装置の発光検査とが行われることを
    特徴とするレンズ付きフィルムユニットのリユース製造
    方法。
  2. 【請求項2】 前記シャッタ機構の作動検査とストロボ
    装置の発光検査とは、前カバー取付け後に行われること
    を特徴とする請求項1記載のレンズ付きフィルムユニッ
    トのリユース製造方法。
  3. 【請求項3】 前記シャッタ機構の作動検査は、シャッ
    タ速度検査であり、シャッタ速度検査によって、可動部
    品から構成される駆動系の機能検査が一括して行われる
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のレンズ付きフィ
    ルムユニットのリユース製造方法。
  4. 【請求項4】 前記解体工程の実施場所と前記再組立工
    程の実施場所とは、互いに少なくとも空気の出入りが遮
    断されていることを特徴とする請求項1から3のうちの
    いずれか1項に記載のレンズ付きフィルムユニットのリ
    ユース製造方法。
  5. 【請求項5】 前記両実施場所は、境界部においてエア
    シャワーによって仕切られていることを特徴とする請求
    項4記載のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造
    方法。
  6. 【請求項6】 前記解体工程又は前記再組立工程で、所
    定の部品への空気の吹付けを行う場合は、同時に前記所
    定の部品近傍の空気の吸入を行うことを特徴とする請求
    項1から5のうちのいずれか1項に記載のレンズ付きフ
    ィルムユニットのリユース製造方法。
  7. 【請求項7】 使用済みのレンズ付きフィルムユニット
    の一部を解体する解体工程と、所定の部品を新部品に代
    え、かつ未露光のフィルムを含む新部品を補充してレン
    ズ付きフィルムユニットを組み立てる再組立工程とを含
    むストロボ装置を備えたレンズ付きフィルムユニットの
    リユース製造方法であって、 前記解体工程及び前記再組立工程においては、前記スト
    ロボ装置をレンズ付きフィルムユニット本体基部に取り
    付けた状態を保つことを特徴とするレンズ付きフィルム
    ユニットのリユース製造方法。
  8. 【請求項8】 前記解体工程において、レンズ付きフィ
    ルムユニット本体又は/及び前記ストロボ装置の少なく
    とも一部をリユースする場合には、リユース部品である
    こと及びリユースの回数を示すための目印を前記レンズ
    付きフィルムユニット本体又は/及び前記ストロボ装置
    の所定の箇所に付すことを特徴とする請求項7記載のレ
    ンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法。
  9. 【請求項9】 前記解体工程においては、前記ストロボ
    装置の発光確認検査が行われ、 該発光確認検査において合格とされた場合に、前カバー
    を取り外した後、 前記レンズ付きフィルムユニット本体基部に突出状態に
    形成され、前記ストロボ装置の回路基板に設けられた取
    付孔に挿通されている取付軸の先端突出部を変形させて
    抜止処理を施し、前記ストロボ装置を前記レンズ付きフ
    ィルムユニット本体基部に固定することを特徴とする請
    求項7又は8記載のレンズ付きフィルムユニットのリユ
    ース製造方法。
  10. 【請求項10】 前記発光確認検査においては、電源と
    して、試験用電池又は定電圧電源が用いられることを特
    徴とする請求項9記載のレンズ付きフィルムユニットの
    リユース製造方法。
  11. 【請求項11】 前記試験用電池として、使用済みのレ
    ンズ付きフィルムユニットの電池が使用されることを特
    徴とする請求項10記載のレンズ付きフィルムユニット
    のリユース製造方法。
  12. 【請求項12】 前記解体工程において、前記発光確認
    検査において合格とされた場合に、前記レンズ付きフィ
    ルムユニット本体基部の前記フィルムに接触することと
    なるアパーチャ部に傷がないときは、前記レンズ付きフ
    ィルムユニット本体基部をリユースすることを特徴とす
    る請求項9から11のうちのいずれか1項に記載のレン
    ズ付きフィルムユニットのリユース製造方法。
  13. 【請求項13】 前記再組立工程においては、電池の電
    極に接触し該電池を保持する接片の修正を行うことを特
    徴とする請求項7から12のうちのいずれか1項に記載
    のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法。
  14. 【請求項14】 前記解体工程又は前記再組立工程にお
    いて、前記レンズ付きフィルムユニット本体がリユース
    のために不適合であると判定され、かつ、前記ストロボ
    装置が少なくとも前記発光確認検査において合格とされ
    た場合には、前記ストロボ装置のみリユースすることを
    特徴とする請求項9から13のうちのいずれか1項に記
    載のレンズ付きフィルムユニットのリユース製造方法。
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