JP3026128B2 - レンズ付フィルムユニット - Google Patents

レンズ付フィルムユニット

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JP3026128B2
JP3026128B2 JP4015209A JP1520992A JP3026128B2 JP 3026128 B2 JP3026128 B2 JP 3026128B2 JP 4015209 A JP4015209 A JP 4015209A JP 1520992 A JP1520992 A JP 1520992A JP 3026128 B2 JP3026128 B2 JP 3026128B2
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    • G03B2219/045Roll-film cameras adapted for unloading the film in the processing laboratory, e.g. disposable, reusable or recyclable cameras

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は「撮り切りカメラ」とも
呼ばれ、予めフィルムが装填されていて、直ちに撮影を
可能としたストロボ付のレンズ付フィルムユニットに関
する。
【0002】
【従来の技術】レンズ付フィルムユニットは、安価でか
つ機能が単純なカメラ部分に未露光フィルムを装填した
形で提供される。カメラ部分については一般に絞り値を
大きくした固定絞りの簡易な撮影レンズが用いられ、固
定焦点、固定シャッタスピードであるが、一般の撮影条
件で感度が不足するので、フィルムとしてはISO感度
が320以上のものが一般に用いられている。しかしなが
ら撮影シーンによってはアンダーの写真になることが多
く、そのためストロボ付のレンズ付フィルムユニットが
提供されている。
【0003】またレンズ付フィルムユニットは、本来は
カメラ部分は予め装填したフィルムが使い終わるとカメ
ラ部分は捨てられる。あるいは個々の部品はリサイクル
されていたがまだ、無駄が多かった。
【0004】
【発明の目的】レンズ付フィルムユニットを再利用し、
できるだけ物を大事にし、自然環境を守るため一度使わ
れたレンズ付フィルムユニットを回収後、製造工場に
て、品質保証の点からも機能のチェックを行い、良品に
ついてのみセレクトし再使用(リユース)する。これま
では回収されたカメラ部分については分解を行い、例え
ば重要パーツであるストロボ部分については分解したス
トロボ部分について機能のチェックを行って良品と不良
品を分別し、良品についてリサイクルすることが可能で
あった。しかしとにかく、部品のみをリサイクルすると
いう考えしかなかった。カメラ本体全部をリユース(ほ
ぼ全体を再使用すること)するためには分解は避けねば
ならない。
【0005】本発明はレンズ付フィルムユニットをリユ
ースする際、カメラのストロボ部分等を分解することな
しに、機能のチェックを可能としたレンズ付フィルムユ
ニットを提供することを目的とする。
【0006】
【発明の構成】上記目的は、未露光フィルムを予め装填
して撮影を可能としストロボを装着したレンズ付フィル
ムユニットにおいて、該レンズ付フィルムユニットには
外部から機能チェック用のピンを差込める複数の小穴を
設け、ユニットの状態で少なくともストロボ機能のチェ
ックを可能としたことを特徴とするレンズ付フィルムユ
ニット、及び未露光フィルムを予め装填して撮影を可能
としストロボを装着したレンズ付フィルムユニットにお
いて、該レンズ付フィルムユニットには外部から機能チ
ェック用のピンを差込める複数の小穴を設け、前記機能
チェック用のピンを差込んでリユースのための電気系統
の検査を可能としたレンズ付フィルムユニットにより達
成される。
【0007】
【実施例】図1は本発明のレンズ付フィルムユニット
(以後本カメラともいう)すなわちフィルム一体型カメ
ラの外観を示したもので、該カメラは予め35mmフィルム
(J135)を装填して販売され、撮影終了後には巻戻し
をすることなくフィルムをカメラに収めたままの状態で
メーカーサイドに送られフィルムの現像とプリントが行
われる。
【0008】本カメラに使用される未露光のフィルムは
パトローネに入った状態で装填され、カメラが光密の状
態にされた後、フィルム巻取室側の巻取軸を駆動してパ
トローネ内のフィルムを全てフィルム巻取室に巻取る。
使用者は撮影の都度巻上げを行うことによってパトロー
ネ内に撮影済みのフィルムを巻込むようになっている。
従ってメーカーサイドにおいては撮影済のフィルムを明
室においてパトローネのままカメラから取出すことが出
来る。
【0009】また、撮影済フィルムの取出しは裏蓋の一
部を折曲げることにより容易に可能であり、従って裏蓋
を交換すれば新たに未露光フィルムを装填して再使用す
なわちリユースカメラとして使用することも出来る。
【0010】前記カメラに装填されるパトローネは、一
般に使用されるパトローネ(JISK7528)とは異なる
外径がφ20.6mmのパトローネが用いられる。
【0011】その結果、撮影レンズを有した鏡胴部を除
いてカメラの厚さを24mm前後に抑えることが可能とな
り、超薄型のコンパクトカメラを実現している。
【0012】本カメラはその外面の一部に、商品名や簡
単な使用方法等を表示した厚紙製のカートンを装着して
提供される。
【0013】図2は前記カメラの構成を示す展開図であ
る。
【0014】10,20および30はそれぞれ前記カメラの主
要構成部材であるカメラ本体、前カバーおよび裏蓋であ
り、また40は内蔵されるストロボユニットさらに50,60
および70はそれぞれフィルム巻上、セクタチャージおよ
びフィルムカウンタの各機構である。
【0015】前記カメラ本体10は単体時においてフィル
ム巻上機構50ならびにセクタチャージ機構60、フィルム
カウンタ機構70を構成する各部材が装着され、さらにセ
クタを収めるシャッタケース11が取付けられる。
【0016】前記シャッタケース11は両側部に突設した
爪11Aをカメラ本体10前面の係止部10Aに係合して固定
され、セクタを前記のセクタチャージ機構60に連係され
る。
【0017】さらに前記シャッタケース11の前面には焦
点距離f=30mmの単玉レンズで絞りはF9.5である撮影
用レンズ12が落し込まれ、ガイドピン11Bに係合する摺
割13Aを備えたレンズ押え13によってカバーされる。
【0018】前記のカメラ本体10とシャッタケース11
は、前述の前カバー20、裏蓋30を含めて何れも若干の弾
性を備える黒色艶消のプラスチック材によって形成され
ている。
【0019】一方前記ストロボユニット40は、カメラ本
体10前面のガイドピン10Bと10Cにそれぞれ係合する基
板上の穴40Aと40Bを基準として装着支持される。
【0020】前記ストロボユニット40は一体とする上下
の電池切片41をカメラ本体10上下のスリット穴10Dを挿
通してカメラ本体10の背面の電池室に突出させてストロ
ボ充電電源としての単3電池Eを挟持する。
【0021】また一体とするコンデンサCは前記シャッ
タケース11下部に形成したコンデンサ室に格納される。
【0022】前記のレンズ押え13とストロボユニット40
のカメラ本体10への固定一体化は、前記前カバー20のカ
メラ本体10への装着によって完成される。
【0023】前記前カバー20はカメラ本体10への装着に
先立って予めその前面にファインダの対物レンズ21を落
し込み、化粧カバー22の係合によって固定している。前
記化粧カバー22は背面にガイドピン22Aと4本の爪22B
を突設していて、それぞれ前カバー20前面の穴20Aと4
個所の係止部20Bに係合して取付けられる。
【0024】前記前カバー20はさらに背面にファインダ
の接眼レンズ23を係合して取付けた上でカメラ本体10の
前面に装着される。
【0025】前記前カバー20は背面に穴20Cと爪20Dと
さらに3個所の係止部20Eを備えていて、それぞれをカ
メラ本体10前面のガイドピン10Eと爪10Fおよび側面の
係止部10Gに係合して取付けられる。
【0026】前記前カバー20のカメラ本体10への係合装
着により、前記のレンズ押え13ならびにストロボユニッ
ト40がカメラ本体10に対して固定される。
【0027】前カバー20を装着した前記カメラ本体10
は、その背面に形成したパトローネ室15Aとスクロール
室(フィルム巻取室)15BにそれぞれパトローネP1と
未露光フィルムFの先端を係止されたスプールS2が装
填される。
【0028】前記フィルムFの他端はパトローネP1内
のスプールS1に係止されており、フィルム装填後パト
ローネ内のフィルムを一旦スプールS2によって巻上げ
ても上記他端はスプールS1に係止されているのでパト
ローネP1内に撮影完了毎に巻込みが出来る。
【0029】フィルムFを装填した前記カメラ本体10の
背面には裏蓋30が装着されて前記フィルムFの遮光とピ
ント面位置への規制が保たれる。
【0030】前記裏蓋30はその前面に爪30Aと30B、側
面に係止用の穴30Cと30Dを備えていて、カメラ本体10
への装着に当り、爪30Aと30Bがカメラ本体10の係止部
10Hと10Jに、一方穴30Cと30Dがカメラ本体10の爪10
Kと10Lに係合して固定される。
【0031】裏蓋30の装着後所定のフィルム巻上操作が
行われて撮影可能の画面がセットされ、図1に示したカ
ートンを装着して完成される。
【0032】次に前記のフィルム巻上機構50、セクタチ
ャージ機構60、フィルムカウンタ機構70の各細部につい
て説明する。
【0033】図3および図4は前記の各機構部をカメラ
の背面側より見た角度で示したものである。
【0034】前記カメラ本体10には、露光部である画面
枠16を挟んで両側の同一平面内に、フィルム巻取用およ
びフィルム装填用の2つの収納室としてパトローネ室15
Aおよびスクロール室15Bが設けられていて、図4に示
す収納容器であるパトローネPに巻き込まれたJ135フ
ィルムFが装填されるようになっている。
【0035】本実施例の本カメラに使用されるフィルム
Fは、一般のカメラ同様ロールフィルムJ135や若干薄
手の130〜140μmのロールフィルムを、パトローネを収
納容器として予め暗室内等でパトローネP1のスプール
S1にその端部を固定して所定駒数が撮影可能の長さ巻
き込み、パトローネP1のフィルム引き出し口からは一
定の長さフィルムが出た状態となっている。この状態の
フィルムをカメラに装填することになるが装填方法につ
いて次に述べる。
【0036】パトローネP1をパトローネ室15Aに、パ
トローネP1のスプールS1が巻上用フォーク52の二叉
部に係合する様に装填する。一方、スプールS2もスク
ロール室15Bに挿入する。そして、フィルムFのフィル
ムノッチャFNの先端が、下側レール面の下部の指標17
Aに合う迄フィルムFを引き出し、フィルムFの先端を
スプールS2のスリットSLに差し込んでフィルムFの
パーフォレーションPを爪Hに引掛ける。
【0037】次に、裏蓋30を被せて蓋をし光密にする。
そして、この状態の本カメラをフィルム巻取装置に取り
付け、フィルムF全部(但し他端がパトローネP1のス
プールS1から離脱しない範囲で)をスクロール室15B
のスプールS2に巻き取ってフィルムの装填は終ること
になる。すなわち、この様にフィルムFを装填すること
によりフィルムFは撮影毎に順次パトローネP1の中に
巻き込まれることになり、所定枚数の撮影が終了した後
2枚の空送りを行なうと、フィルムFの先端部はパトロ
ーネ内に巻き込まれることなく必要長さを残して撮影済
みフィルムはパトローネP1の中に巻き込まれることに
なる。従って、このパトローネは明室において本カメラ
から取り出すことが出来る。
【0038】次に、本体部の機構を説明する。
【0039】前記カメラ本体10には撮影用レンズ12を始
めとするフィルム巻上機構50、セクタチャージ機構60、
それにフィルムカウンタ機構70の主要機構が組み込まれ
ている。
【0040】まず、フィルム巻上機構、セクタチャージ
機構の説明を行う。
【0041】51はフィルム巻上ノブで、前述の様に装填
されたフィルムFはフィルム巻上ノブ51を反時計方向に
回すことによって巻き上げられる。フィルムFのパーフ
ォレーションPと噛み合っている8枚歯のスプロケット
歯車54と同軸の、下部に扇形カム部55Bを有するカム55
は、フィルムの巻上げによって反時計方向に丁度1回転
する様になっている。
【0042】すなわち、フィルムはスプロケット歯車の
歯数である8ヶのパーフォレーションの長さを1駒とし
て巻き上げられ、駒サイズはいわゆるフルサイズの駒サ
イズで24×36mmである。
【0043】カム55の反時計方向の回転により、前述の
様に当然のことながら扇形カム部55Bも反時計方向に
回転し、その過程で扇形カム部55Bによりチャージレバ
ー61を、チャージレバー軸63を回転軸として反時計方向
に付勢するチャージレバーバネ64のばね力に抗して時計
方向に回転し、チャージレバー61に設けられた三角形状
のケトバシ61Cにより、セクタレバー65の立上り部65B
を押圧し、やがて立上り部65Bを乗り越えて図示の状態
の様にセクタチャージ機構をチャージする。
【0044】セクタレバー65のピン65Cとカメラ本体10
に設けたピン18Cの間にはセクタバネ67が張設してあ
り、セクタバネ67による引張力により、セクタレバー65
の長穴を摺動回動自在に案内するカメラ本体10に設けた
ピン18Bに前記長穴の左端を当接し、且つセクタレバー
65に設けられた腕板65Dをカメラ本体10に設けたピン18
Eに当接する様になっている。またカメラ本体10に設け
たセクタピン18Dにより軸支されたセクタ66を作動する
セクタ駆動ピン65Aがセクタ66の二叉部に挿入されてい
る。
【0045】後述する様に、撮影終了後のカムストッパ
62の突出部62Dは、カム55の溝部55Aより抜けてお
り、巻上ストッパ57の腕部57Aは、図示の状態から変
化してチャージレバー61の腕部61A及びカムストッパ62
の腕部62Aの各エッジより外れ、時計方向に付勢する巻
上ストッパバネ58のばね力により前記腕部61Aの端面に
当接している。そして、フィルム巻上げによりカム55が
前述の様に丁度1回転してカム55の溝部55Aが最初の位
置に戻ると、チャージレバーバネ64の先端水平部による
カムストッパ62を時計方向に付勢するばね力によりカム
ストッパ62の突出部62Dは前記溝部55Aに飛び込むこと
になる。そして、この飛び込み作動により、この時点で
はカムストッパ62の腕部62Aの端面に係止されていた巻
上ストッパ57の腕部57Aの係止が外れる。
【0046】フィルム巻上ノブ51の外周円筒面はラチェ
ット歯車となっており、前記係止の外れにより巻上スト
ッパ57の先端のV形突起部が、巻上ストッパバネ58の前
記ばね力により前記ラチェット歯車51Aの歯溝にとび込
み、フィルム巻上ノブ51の反時計方向の巻上げ回転を阻
止することになる。すなわち、フィルムの巻き上げ完了
によりフィルム巻上ノブ51はそれ以上の巻上回転を阻止
されることになる。
【0047】また、カメラ本体10には樹脂材の弾性を利
用した逆転防止爪53の先端が前記ラチェット歯車51Aに
圧接されており、フィルム巻上ノブ51の巻上反対方向の
回転は阻止する様になっている。
【0048】前カバー20のレリーズ釦25を押すことによ
りレリーズ釦25の裏面に植設されたレリーズ釦ピン25A
の先端は矢印A方向に作動する。すなわち、前カバー20
をカメラ本体10に取り付けた時は、図において巻上ノブ
51上に記した矢印A方向のレリーズ釦ピン25Aの先端の
作動により巻上ストッパ57は巻上ストッパバネ58の前記
ばね力に抗して反時計方向に回転する。そして、巻上ス
トッパ57の腕部57Aの端面よりチャージレバー61の腕部
61Aのエッジが外れてチャージレバー61が、従ってカム
ストッパ62がチャージレバーバネ64のばね力により反時
計方向に回転する。
【0049】そして、チャージレバー61の反時計方向の
回転により、チャージレバー61の前記ケトバシ61Cは、
セクタレバー65の立上り部65Bをたたき、そして立上り
部65Bから外れる。従ってセクタレバー65はセクタレバ
ーの長溝中のピン18Bを中心に、セクタバネ67の引張力
に抗して時計方向に回転し、そしてセクタバネ67の引張
力により元に戻る。従って、セクタ駆動ピン65Aはセク
タ66をセクタピン18Dを中心に回転してフィルムに露光
を与えた後閉じることになる。
【0050】一方、カムストッパ62も前記の様にチャー
ジレバー61と一緒に反時計方向に回転し、カムストッパ
62の突出部62Dはカム55の溝部55Aより抜けることにな
る。そこでレリーズ釦の押圧を止めても、巻上ストッパ
57の腕部57Aは巻上ストッパバネ58のばね力により時計
方向に付勢されているが、チャージレバー61の腕部61A
の端面に阻止されて停止し、巻上ストッパ57の先端のV
形突起部は巻上ノブ51のラチェット歯車51Aを係止しな
い。従って次のフィルム巻上げが可能となる。
【0051】次に、フィルムカウンタ機構について説明
する。
【0052】72は前述の様に、スプロケット歯車54と一
体的に回転するカム55に植設されたカム軸56の上方先端
に設けられたV溝56Aと噛み合い、フィルムが1駒巻き
上げられカム軸56が1回転する毎に1歯ずつ時計方向に
回転する指数盤歯車である。
【0053】指数盤歯車72の上面には指数盤71が一体成
形品として印刷されていて、フィルムの撮影可能残数を
前カバー20の上面のフィルムカウンタ窓26より表示する
様になっている。
【0054】指数盤歯車72の下面には突出部72Aが設け
られ、所定駒数の撮影が終了後の次のフィルム巻き上げ
により、前記突出部72Aはチャージレバー61の突出部61
Eとカムストッパ62の別の突出部62Eの間に割って入り
込む様になっている。そして、突出部72Aが両突出部61
E、62Eの間に入り込むことにより、フィルムが1駒分
巻き上げられ、カム55が1回転してセクタのチャージが
終了しても前記両突出部61E、62Eが指数盤歯車72の突
出部72Aに動きを阻止されて、チャージレバー61は作動
出来ないしカムストッパ62の突出部62Dもカム55の溝部
55Aには飛び込めないことになる。そして、カムストッ
パ62の腕部62Aの端面に巻上ストッパバネ58の前記ばね
力により巻上ストッパ57の腕部57Aが当接し、巻上スト
ッパ57の先端のV形突起部はラチェット歯車51Aを係止
しないし、またチャージレバー61を作動してセクタを開
閉してフィルムに露光を与えることも出来ない。
【0055】この様にして、2駒のフィルムの空巻き上
げが行なわれると、指数盤歯車72は2歯分回転するが、
この回転により指数盤歯車72の突出部72Aは、前記突出
部61Eをいぜん押さえてチャージレバー61の動きは阻止
するが、カムストッパ62の突出部62Eからは外れる様に
なっている。従って前記突出部62Dはカム55の溝部55A
に飛びこみ、巻上ストッパ57の係止が外れ巻上ストッパ
57による巻上ノブ51の係止が行なわれ、フィルムの巻上
は出来なくなる。そして前述の様にチャージレバー61の
動きは阻止されているのでフィルムへの露光も出来な
い。この様にしてフィルムの先端がパトローネの中に巻
き込まれてしまうことは防止される。
【0056】本発明のレンズ付フィルムユニットカメラ
は、前カバー20及び化粧カバー22に径約2.5mm程度の複
数の小穴を設け、該小穴に機能チェック用のピンを差込
んで、その先端をすぐ背後にあるストロボユニット40の
前面に取付けたプリント基板のチェック用の端子に接触
させることで、各種の機能チェックや外部の電源による
電池Eの充電等をも可能としたものである。
【0057】図5は前カバー20及び化粧カバー22の正面
図を示したもので、H(A),H(A′),H(B),
H(B′),H(C),H(D),H(E)はチェック
用に設けた小穴である。また図6には本実施例のプリン
ト基板のストロボ回路図を示したもので、Eは電源電
池、Cはメインコンデンサ、SLはストロボ発光管であ
る。またSW1はストロボ切替スイッチで、ストロボ切
替スイッチSW1をONとすることで、電源電池Eから
の出力電圧は昇圧されてメインコンデンサCに充電され
る。メインコンデンサCの電圧が一定電圧以上に昇圧す
るとネオンランプNeは発光状態となりストロボ撮影可
能のことを表示する。
【0058】SW2はトリガー回路部に設けたトリガー
スイッチで、シャッタ羽根であるセクタ66の開閉と連動
し、シャッタ羽根が全開の時点でトリガースイッチS2
はONする構成となっている。トリガースイッチSW2
がONするとトリガーが作動し、ストロボ発光管SLは
発光する。
【0059】この回路上にはチェック用の端子P
(A),P(A′),P(B),P(B′),P
(C),P(D),P(E)が設けられていて、プリン
ト基板上には約2.5mm径の導電性の金属部分が露出した
形となっている、プリント基板上のチェック用の端子P
(A),P(A′),P(B),P(B′),P
(C),P(D),P(E)はそれぞれ前記の小穴H
(A),H(A′),H(B),H(B′),H
(C),H(D),H(E)の内側に僅かの間隙をもっ
て設けられている。
【0060】このようなストロボの機能チェックを可能
とした本カメラは、カートンをもって前記の小穴部分を
覆っているので、防塵の効果をも有しており外観上何等
支障を与えることがない。またカートンを取除いた状態
でもユーザがチェック用の端子に触れることのないよ
う、小径の穴としており、安全な構造となっている。
【0061】ストロボのチェックを行う際はカートンを
取り除き、別に用意した機能チェック用のテスタのピン
を差込むことによって次のチェックと充電作業を行うこ
とができる。
【0062】(a)P(A)・P(A′)−P(B)・
P(B′) ・メインコンデンサCの充電電圧チェック ・メインコンデンサCの放電 ・メインコンデンサCの強制充電(トランスを使用しな
いで) (b)P(C)−P(D)(ストロボ切替スイッチS1
がONの状態で) ・ストロボ発光管SLの発光チェック(トリガーコイル
の機能チェックと共に) (c)P(A)・P(A′)−P(E) ・電源電池Eの電圧チェック ・外部電源によるコンデンサ充電(昇圧トランスを通し
ての) ・電池を二次電池(exp Ni-Cd)とした場合、電池Eの
充電 本願の実施例はストロボ付きの例であるが、ストロボな
しでも、電池を内蔵し、何らかの動作をさせるものに対
しても、実施可能であることは言うまでもなく、本願の
発明に含まれる。またリユース可能か否かのチェックの
みでなく、最初の組立時のストロボ発光特性の確認、充
電速度のチェック等にも用いられる。
【0063】上記のように、特にストロボを有したカメ
ラで、ストロボ機能のチェックのためのチェックピンを
立てる穴を設けたが、通常手でその穴を触れても感電の
恐れはないがいたずらで金属片等を入れられると状態に
よっては、感電する危険もあり、これらチェック穴をシ
ール(紙、硬質紙、樹脂コーティング紙、薄手のプラス
チック)で接着して覆い、そのシールに「感電注意、は
がさないで下さい」等の表示をすることが望しい。
【0064】チェックの際にはこのシールをはがし、リ
ユースの際には新しいシールを貼る。
【0065】このシールにリユースの回数に対応する番
号や色表示をすれば、レンズ付フィルムユニットの回収
後そのユニットの過去使用回数が容易に判別できる。
【0066】
【発明の効果】本発明によってカメラ全体を分解せず、
そのまま再利用を可能とし、レンズ付フィルムユニット
を解体し、ストロボユニットを取出してテストを行い、
再度組立てる等の作業が不要となり、ストロボユニット
はカメラに取付いた状態でストロボユニットの機能チェ
ックや電源電池の消耗度等をチェックすることが可能と
なって、本カメラをリユースする際、電池のように交換
を必要とするパーツ部品の数を減らし、品証チェックに
要する工数を減らすこととなった。また、外部電源から
の充電も可能とし、電池の廃棄せずに対応できるように
なった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付フィルムユニットの外観図で
ある。
【図2】本発明のレンズ付フィルムユニットの構成を示
す展開図である。
【図3】本発明のシャッタ・巻上機構等を示す展開図で
ある。
【図4】本発明に用いるパトローネとフィルムを示す。
【図5】前カバー及び化粧カバーの正面図を示してい
る。
【図6】ストロボ回路図を示している。
【符号の説明】
20 前カバー 22 化粧カバー 40 ストロボユニット H(A),H(A′),H(B),H(B′),H
(C),H(D),H(E) 小穴 P(A),P(A′),P(B),P(B′),P
(C),P(D),P(E) チェック用端子 C メインコンデンサ E 電源電池 SL ストロボ発光管 SW1 ストロボ切替スイッチ SW2 トリガースイッチ

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 未露光フィルムを予め装填して撮影を可
    能としストロボを装着したレンズ付フィルムユニットに
    おいて、 該レンズ付フィルムユニットには外部から機能チェック
    用のピンを差込める複数の小穴を設け、ユニットの状態
    で少なくともストロボ機能のチェックを可能としたこと
    を特徴とするレンズ付フィルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記複数の小穴はユニットを覆う紙カバ
    ーをもって前面が覆われていることを特徴とする請求項
    1のレンズ付フィルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記機能チェック用のピンを差込んでス
    トロボを発光させることができるようにした請求項1の
    レンズ付フィルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記機能チェック用のピンを差込んで充
    電時の電圧の測定ができるようにした請求項1のレンズ
    付フィルムユニット。
  5. 【請求項5】 未露光フィルムを予め装填して撮影を可
    能としストロボを装着したレンズ付フィルムユニットに
    おいて、 該レンズ付フィルムユニットには外部から機能チェック
    用のピンを差込める複数の小穴を設け、前記機能チェッ
    ク用のピンを差込んでリユースのための電気系統の検査
    を可能としたレンズ付フィルムユニット。
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