JP2002031876A - レンズ付きフイルムユニット - Google Patents

レンズ付きフイルムユニット

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JP2002031876A
JP2002031876A JP2000214695A JP2000214695A JP2002031876A JP 2002031876 A JP2002031876 A JP 2002031876A JP 2000214695 A JP2000214695 A JP 2000214695A JP 2000214695 A JP2000214695 A JP 2000214695A JP 2002031876 A JP2002031876 A JP 2002031876A
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lens
shutter
exposure
spring
film unit
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English (en)
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Hirokatsu Chuma
弘勝 中馬
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 レンズ付きフイルムユニットのリサイクルお
よび製造の過程において、露出調節機能の違いを容易に
識別できるようにする。 【解決手段】 露出調節装置13には、その前面に撮影
レンズ7やシャッタ羽根29など露光をおこなうための
各種部品が取り付けられる。このうち、復帰バネ30
は、露光開口28を閉じる方向にシャッタ羽根29を付
勢するもので、蹴飛ばしバネ37は、シャッタ羽根29
の一端29aを蹴飛ばして露光開口28を露出させるシ
ャッタレバー36を付勢するものである。この復帰バネ
30と蹴飛ばしバネ37は、予め付勢力に応じて着色を
しておいた金属線材からつくられており、バネの付勢力
を簡単に識別できることができる。また、撮影レンズ7
を保持するレンズホルダ26上には、絞り部31と同じ
口径の円柱状の突起部32を設け、絞りの開口径を外観
で直ちに識別できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用後にリユー
ス,リサイクルすることを前提にして製造されるレンズ
付きフイルムユニットに関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、予め装
填された写真フイルムに撮影を終えた後はそのまま現像
所に出されるという独特の利用形態であることから、い
わゆるカメラの機能を果たすユニット本体の製造コスト
をできるだけ抑えるために様々な工夫がなされている。
例えば、機種が異なる製品であっても部品の共通化が図
られ、また使用済みになって回収されたユニット本体を
分解し、例えばストロボ装置などのような機能ユニット
単位、あるいは部品単位でそのまま次の製品にリユース
することが行われている。
【0003】レンズ付きフイルムユニットは、その製造
時に予め写真フイルムが装填されることを大きな特徴と
している。そして、用途,機能に応じた機種を提供する
ことができるように、画質優先のために低感度フイルム
を用い、あるいは低輝度域で撮影の機会を増やし、また
ストロボ撮影時のストロボ光の到達距離を伸ばすために
高感度フイルムを用いたりしている。
【0004】フイルム感度が異なる機種間では、ユニッ
ト本体を構成するほとんどの部品の共通化が可能である
が、シャッタ及び絞りからなる露出調節装置は、フイル
ム感度に応じた最適の露出が得られるように変更され
る。レンズ付きフイルムユニットには蹴飛ばし方式のシ
ャッタが用いられ、蹴飛ばしバネの付勢でシャッタレバ
ーを走行させる間にシャッタ羽根を蹴飛ばして露出を開
始させ、シャッタ羽根が復帰バネの付勢で閉じ位置に戻
ることで露出が終了する。このようなシャッタでは、蹴
飛ばしバネや復帰バネの付勢力を変えることによって露
出時間を変更することができる。また絞りについては、
その開口径を変えることによって単位時間当たりの露光
量を変えることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、使用済みに
なって回収されるユニット本体は、予め機種ごとに分別
されている訳ではなく、様々な機種のものが混在してい
る。したがって、こうして回収されたユニット本体を分
解して機能ユニット単位あるいは部品単位でリユースし
ようとする際には、前述のように、使用する写真フイル
ムの感度に応じて露出調節装置の仕様を変えてあるもの
については、これを的確に分別しておかないと、露出調
節装置に適合しない感度の写真フイルムと組み合わせて
製品化されるおそれがある。
【0006】このため、回収されたユニット本体は最初
に機種ごとに分別されるが、回収されたユニット本体の
中には、汚れの著しいものや、その一部が破損している
ものもあり、単なる外観検査では機種の識別が困難であ
る。また、ユニット本体は、写真フイルム及びカートリ
ッジが装填され、シャッタ及び絞りを含む露出調節装置
が組み込まれたカメラ本体部を、外装となる前カバー及
び後カバーで覆った構造となっているが、これらの外装
部品を共通化している場合にも外観検査だけではその機
種を識別することができない。
【0007】さらに、外装となっている前後のカバーを
取り外したとしても、露出調節装置による露出調節機能
のうち、露出時間は蹴飛ばしバネや復帰バネの付勢力で
変えられ、単位時間あたりの露光量も撮影レンズの奥に
設けられた絞りの開口径を変えることで対応がとられて
いるだけなので、これらの設定状態はカメラ本体部の外
観からも識別することができない。したがって、これら
を識別するためにはカメラ本体部をさらに分解し、蹴飛
ばしバネや復帰バネの形状を確認し、あるいは撮影レン
ズを外して絞りの開口径を確認しなければならず、機種
識別のための作業工程が複雑になってコストアップの大
きな原因となっている。
【0008】本発明は上記事情を考慮してなされたもの
で、カメラ本体部に組み込まれている露出調節装置の露
出調節機能を識別しやすくし、そのリユースを図る際に
面倒な分解作業を省略することができるようにしたレン
ズ付きフイルムユニットを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するにあたり、写真フイルムが装填されるとともにシャ
ッタ及び絞りを含む露出調節装置が組み込まれたカメラ
本体部の外観に現れるように露出調節装置の露出調節機
能を表す標識を設けたもので、カメラ本体部を分解する
ことなく、低感度フイルムに適したものであるか高感度
フイルムに適したものであるのかを即座に識別すること
ができるようにしてある。
【0010】レンズ付きフイルムユニットのシャッタに
は蹴飛ばし式のものが広く用いられ、この場合にはシャ
ッタ羽根を蹴飛ばすシャッタレバーを付勢している蹴飛
ばしバネあるいはシャッタ羽根を閉じ位置に付勢する復
帰バネの付勢力を変えることによって露出調節機能を簡
便に変えることができる。これらのバネはカメラ本体部
の外観に部分的に露呈しているから、バネにその付勢力
に応じて異なる着色をしておけば、その色を観察してシ
ャッタ秒時を把握することが可能となる。また、絞りに
ついてはその開口径に応じた文字やマークなどの標識を
カメラ本体部に設けておけばよい。
【0011】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本発明を用い
たレンズ付きフイルムユニット1は、予めフイルムカー
トリッジが装填され、撮影機構が組み込まれたユニット
本体2とこのユニット本体2の周囲を部分的に覆う外装
紙3とから構成されている。ユニット本体2の上面には
シャッタボタン4,カウンタ窓5が、前面にはファイン
ダー6,撮影レンズ7,ストロボ充電スイッチ8,スト
ロボ発光部9等が設けられている。また、背面側からは
1コマの撮影ごとに回動操作される巻上げノブ10が露
呈されている。
【0012】外装紙3は、裏面に接着剤が塗布されてユ
ニット本体2の周辺部を覆うように巻きつけ貼付され、
指で押圧されるシャッタボタン4の中央部,撮影レンズ
7,ファインダー6,カウンタ窓5等を外部に露呈させ
る開口が形成されている。
【0013】図2に示すように、ユニット本体2は、フ
イルムカートリッジ11が装填されるカメラ本体部12
と、このカメラ本体部12の前面に組み付けられる露出
調節装置13およびストロボユニット14と、カメラ本
体部12の前面側および背面側を覆うようにして組み付
けられる前カバー15および後カバー16とから構成さ
れており、これらは全て爪係合によって組み立てられ
る。
【0014】フイルムカートリッジ11は、プラスチッ
ク製のカートリッジ本体17と、このカートリッジ17
内に収納される写真フイルム18とから構成されてい
る。カートリッジ本体17内には、写真フイルム18の
一端が係止されるスプール19が回転自在に組み込まれ
ている。
【0015】カメラ本体部12の前面側には、ストロボ
ユニット14および露出調節装置13がそれぞれ爪係合
により着脱自在に取り付けられる。ストロボユニット1
4は、ストロボ回路が設けられたストロボ基板20とこ
れに組み付けられるストロボ発光部21とからなり、前
カバー15に設けられたストロボ充電スイッチ8の押圧
によってスイッチ接片22がストロボ基板20の接点部
分に接触されることによりストロボ充電がおこなわれ、
シャッタレリーズにシンクロしてストロボ発光がおこな
われる。また、ストロボ基板20には、ストロボユニッ
ト14の電源となる乾電池23を接続する金属接片がは
んだ付けによって固着されている。
【0016】露出調節装置13は、詳しくは図3に示す
ように、プラスチック成形されたベース部24に各種部
品が組み付けられてユニット化されている。ベース部2
4の上面には、シャッタ機構を構成する複数の部品が組
みつけられると共に、ファインダー8を構成するファイ
ンダーレンズ25が保持されている。ベース部24の前
面側には、撮影レンズ7を保持するレンズホルダ26
と、レンズホルダ26に爪係合で取り付けられるレンズ
カバー27が組み付けられる。
【0017】ベース部24とレンズホルダ26の間に
は、ベース部24に設けられた露光開口28を開閉する
シャッタ羽根29が揺動自在に組み付けられ、このシャ
ッタ羽根29は、復帰バネ30によって露光開口28を
閉じるように付勢する。レンズホルダ26は、ベース部
24と同様にプラスチック成形品からできており、成形
の際に絞り部31が一体に形成されている。また、レン
ズホルダ26には絞り部31の絞り口径と同じ径で円柱
型の突起部32が一体に形成されている。なお、この突
起部32には、絞りの開口径と同じ径の円柱突起以外に
もFナンバーを用いた文字型の突起などを用いることも
できる。
【0018】ベース部25の上面には、特開平9−11
3958号公報に記載された周知のシャッタチャージ機
構が組み込まれており、軸33,34,軸受け部35が
形成されている。軸33にはシャッタレバー36、そし
てシャッタレバー36を付勢する蹴飛ばしバネ37,カ
ウンタ板38が順に挿入される。軸34には係止レバー
付勢用バネ39,係止レバー40が順に挿入される。軸
受け部35には、カム部材41が挿入される。軸受け部
35は下方まで穴が貫通されており、挿入されたカム部
材41の下端が下方から突出し、この下端にはスプロケ
ット42が係合する。カム部材41を付勢する板ばね4
4は、軸33の背後に設けられた小突起に嵌め込まれ
る。天板44は、軸33の上端で支持されて、ベース部
24の最上部に組み付けられる。この天板44は、全体
が透明なプラスチックで形成されており、カウンタ板3
8に表示された目盛りを拡大してカウンタ窓5を形成す
るレンズ部44aが設けられている。
【0019】このような露出調節装置13を用いたレン
ズ付きフイルムユニット1は、周知のシャッタチャージ
機構によってシャッタチャージ状態になった後、シャッ
タボタン4を押下操作することによって、ベース部24
上面の各部品がチャージ解除の一連の動作をおこなう。
これに伴って、係止レバー40の係止が解かれたシャッ
タレバー36は、蹴飛ばしバネ37による付勢方向に沿
って走行する。このとき、シャッタレバー36のアーム
36aは、レンズホルダ26の上方から突き出されるシ
ャッタ羽根29の一端29aを蹴飛ばして、復帰バネ3
0の付勢方向に反して、露光開口28を外部に露呈させ
る。撮影レンズ7を通して入射してくる被写体光は装填
された写真フイルム18に露光を与える。復帰バネ30
は、アーム36aが通り過ぎた後、シャッタ羽根29を
引き戻す方向に付勢するので、露光開口28は再び閉じ
られる。
【0020】このような蹴飛ばし式シャッタで構成され
る露出調節装置13は、アーム36aがシャッタ羽根2
9の一端29aを蹴飛ばす速さと、シャッタ羽根29を
引き戻す速さによりシャッタ速度が決定され、言い換え
るならば、シャッタレバー36を付勢する蹴飛ばしバネ
37と、シャッタ羽根29を付勢する復帰バネ30の付
勢力の強弱により決定される。そして、この蹴飛ばしバ
ネ36と復帰バネ30は、予めバネ状に屈曲加工される
前の段階でメッキ加工を施した金属線材を用いてつくら
れており、このメッキ加工によって付勢力に対応した着
色が施されている。
【0021】本発明のレンズ付きフイルムユニット1
が、リサイクルされるときの作業手順の流れを図4に示
す。回収されてきたレンズ付きフイルムユニット(以
下、回収品と呼ぶ) は、まず自動仕分けラインに送られ
る。自動仕分けラインでは、まず最初に、様々な機種が
混在したまま乱雑に送られてくる回収品が、撮影レンズ
7やファインダー6の向きが揃うように一列に整列させ
られる。整列させられた回収品は、外装紙3や輪郭形状
といった外観の差異が識別され、機種ごとに選別され
る。そして、機種ごとに選別された回収品は、各機種専
用の自動分解ラインに送られることになる。つまり、こ
の段階では、レンズ付きフイルムユニット1と同じ外観
をもつものは、露出調節装置13の機能が異なるもので
あっても、これが混在したまま同一のラインに送られて
しまう。
【0022】自動分解ラインでは、最初に外装紙3がユ
ニット本体2から外される。外された外装紙3は、他機
種の回収品の外装紙とともに一箇所にまとめられ、古紙
回収業者の元に送られる。次に、前カバー15と係合し
ている爪部分が壊されて、前カバー15が取り外され
る。この前カバー15は、ペレット状にされる再原料化
工程に送られる。前カバー15が外されたレンズ付きフ
イルムユニット1は、カメラ本体部12の前面が露呈し
た状態になっているので、露出調節装置13やストロボ
ユニット14を容易に確認することができる。このと
き、露出調節装置13の外面上に設けられている突起部
32を識別することにより、絞りの開口径が異なる回収
品の選別をおこなうことができる。
【0023】次に、絞りの開口径によって選別された回
収品は、それぞれ別々のラインに送られ、今度は後カバ
ー16が外される。後カバー16が外されることによっ
て、カメラ本体部12の背面側が露呈した状態になるの
で、この背面側から蹴飛ばしバネ36を確認し、この蹴
飛ばしバネ37に着けられた色を識別することによっ
て、さらに選別をおこなう。
【0024】このようにして露出調節装置13の違いに
より選別された回収品は、別々の分解ライン上で作業が
進められることになる。次に、レンズカバー27と撮影
レンズ7が取り外される。撮影レンズ7は、再使用が可
能かどうかの検査をおこなうために洗浄がおこなわれた
後、傷や結像位置を検査する工程に送られ、レンズカバ
ー27はペレット化される。続いて、ストロボ発光用の
乾電池23、ストロボユニット14が順に取り外され
る。乾電池23は残存電力の検査がおこなわれ、ストロ
ボユニット14はストロボ発光部9が拭き磨かれた後、
金属接片の変形部分が修理され、ストロボの発光検査が
おこなわれる。
【0025】次に、露出調節装置13からはファインダ
ーレンズ25が取り外され、これらには撮影レンズ7と
同様な洗浄と検査がおこなわれる。そして、カメラ本体
部12は、露出調節装置13が取り付けられたまま、シ
ャッタ開閉が適正におこなわれるかを確かめる露出調節
機能の検査がおこなわれる。ここでは、カメラ本体部1
2を分解することなく、シャッタ羽根29の開閉検査を
おこなう。この検査によって合格したカメラ本体部は、
新たな製品に組み込まれて再使用されることになるが、
不合格品は引き続き分解されて、再原料化がおこなわれ
る。
【0026】このようにして、機種、性能ごとに異なる
ラインに振り分けられて分解されたレンズ付きフイルム
ユニットは、各ユニット,各部品ごとに厳重な検査がお
こなわれ、合格品のみが再びレンズ付きフイルムユニッ
トの一部として再使用される。また、再原料化がおこな
われたものについても、新たなレンズ付きフイルムユニ
ットの一部として原料の状態から再利用され、無駄のな
いリサイクルがおこなわれる。
【0027】なお、この実施形態では、リサイクル工程
において選別の識別対象となる蹴飛ばしバネ37以外に
も、復帰バネ30に着色をおこなっている。これは、リ
サイクル工程ではなく、製品の製造工程の段階で、組立
の1工程ごとに正確な組立がおこなわれているかを検査
するときに、正しい種類の復帰バネが組み付けられたて
いるかを容易に確かめるためのもので、蹴飛ばしバネ3
6にも同様な作用がある。そして、この実施形態では、
これらのバネをメッキ加工によって着色した金属線材か
ら作製しているが、もちろんこれに限られるものではな
く、他にも様々な着色手段を用いることができる。ま
た、これらの着色は、画像分析等による自動識別装置を
用いた識別が容易になるように明るめの色、例えば、蛍
光色を用いてもよい。
【0028】また、上記実施形態では、蹴飛ばしバネ3
7や復帰バネ30,絞り部31の開口径について全てに
変更を加えたものについて説明したが、これに限られる
ものではなく、例えば、絞りのみに変更を加えたもの、
蹴飛ばしバネのみに変更を加えたもの、あるいは絞りと
蹴飛ばしバネに変更を加えたものなどについても本発明
は適用可能である。
【0029】また、蹴飛ばしバネや復帰バネの付勢力を
あらわす標識を着色ではなく、カメラ本体部の前面側な
どのわかりやすい部位にマークとして設けておいてもよ
い。あるいは、絞りの開口径やシャッタ速度の両方もし
くはどちらかを表すようにした1つの標識を設けるよう
にしてもよい。この場合、識別をおこなう回数が一回で
よいので、リサイクル工程を複雑化させずに済むので好
適である。
【0030】また、本発明は、上記実施形態のように、
露出調節装置がカメラ本体部と着脱自在なものに限られ
ず、露出調節装置とカメラ本体部とが予め一体になって
いるレンズ付きフイルムユニットにも適用可能である。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明のレンズ付きフイ
ルムユニットによれば、露出調節装置の外面に、露出調
節機能を表す標識を設けたので、リサイクル工程におけ
る機種選別を容易に、かつ低コストに実施することがで
き、そのリサイクル効率を上げることによってコストダ
ウンに貢献することができる。また、レンズ付きフイル
ムユニットの製造時において、誤った部品の組み付け部
分の発見も能率的におこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のレンズ付きフイルムユニットの外観を
表す図である。
【図2】本発明のレンズ付きフイルムユニットの構成を
表す分解図である。
【図3】本発明に用いられる露出調節装置の分解図であ
る。
【図4】本発明のレンズ付きフイルムユニットのリサイ
クル過程における作業手順を表すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 レンズ付きフイルムユニット 13 露出調節装置 24 ベース部 26 レンズホルダ 30 復帰バネ 31 絞り部 32 突起部 36 シャッタレバー 37 蹴飛ばしバネ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 17/02 G03B 17/02 17/04 17/04 17/18 17/18 Z

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フイルムが予め装填され、シャッタ
    及び絞りを含む露出調節装置が組み込まれたカメラ本体
    部を、外装となるカバー部材で覆ったレンズ付きフイル
    ムユニットにおいて、 前記露出調節装置の露出調節機能を表す標識が前記カメ
    ラ本体部の外観に現れるように設けられていることを特
    徴とするレンズ付きフイルムユニット。
  2. 【請求項2】 前記シャッタは、蹴飛ばしバネの付勢力
    によりシャッタレバーを走行させ、復帰バネの付勢に抗
    してシャッタ羽根を蹴飛ばして露出動作を行う蹴飛ばし
    式シャッタで構成され、前記標識は蹴飛ばしバネ又は復
    帰バネの少なくとも一方の付勢力を表すことを特徴とす
    る請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  3. 【請求項3】 前記標識は絞りの開口径を表すことを特
    徴とする請求項1記載のレンズ付きフイルムユニット。
  4. 【請求項4】 前記標識は蹴飛ばしバネ又は復帰バネに
    施された着色であることを特徴とする請求項2記載のレ
    ンズ付きフイルムユニット。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7326623B2 (en) 2001-10-10 2008-02-05 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing display device

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7326623B2 (en) 2001-10-10 2008-02-05 Hitachi, Ltd. Method of manufacturing display device
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