JP2001022017A - レンズ付きフィルムユニットの製造方法 - Google Patents
レンズ付きフィルムユニットの製造方法Info
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- JP2001022017A JP2001022017A JP11197313A JP19731399A JP2001022017A JP 2001022017 A JP2001022017 A JP 2001022017A JP 11197313 A JP11197313 A JP 11197313A JP 19731399 A JP19731399 A JP 19731399A JP 2001022017 A JP2001022017 A JP 2001022017A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 絞り切替機能を有するレンズ付きフィルムユ
ニットについて、確実かつ正確にシャッタ機構等の検査
を行って高い信頼性でレンズ付きフィルムユニットを製
造する。 【解決手段】 まず、操作部材25を左方に摺動させ
て、小口径の絞り孔19bがあるべき位置で、検査装置
を用いて絞り切替部材19の有無の検査を行う。次に大
口径の絞り孔19aの位置で、検査装置を用いてシャッ
タ速度の検査を行う。この後、電池を投入してストロボ
チャージを行った後、ストロボ発光検査を行う。
ニットについて、確実かつ正確にシャッタ機構等の検査
を行って高い信頼性でレンズ付きフィルムユニットを製
造する。 【解決手段】 まず、操作部材25を左方に摺動させ
て、小口径の絞り孔19bがあるべき位置で、検査装置
を用いて絞り切替部材19の有無の検査を行う。次に大
口径の絞り孔19aの位置で、検査装置を用いてシャッ
タ速度の検査を行う。この後、電池を投入してストロボ
チャージを行った後、ストロボ発光検査を行う。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムが予め装
填されるレンズ付きフィルムユニットの製造方法に係
り、特に絞り切替機能を有するレンズ付きフィルムユニ
ットのシャッタ機構の検査工程を含むレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法に関する。
填されるレンズ付きフィルムユニットの製造方法に係
り、特に絞り切替機能を有するレンズ付きフィルムユニ
ットのシャッタ機構の検査工程を含むレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より簡易に写真を撮りたい場合に便
利なレンズ付きフィルムユニットが普及している。この
レンズ付きフィルムユニットは、撮影レンズやシャッタ
機構を有し、予めフィルムがレンズ付きフィルムユニッ
ト本体内に装填されてなるものである。また、ストロボ
装置を搭載したレンズ付きフィルムユニットも実用に供
されている。
利なレンズ付きフィルムユニットが普及している。この
レンズ付きフィルムユニットは、撮影レンズやシャッタ
機構を有し、予めフィルムがレンズ付きフィルムユニッ
ト本体内に装填されてなるものである。また、ストロボ
装置を搭載したレンズ付きフィルムユニットも実用に供
されている。
【0003】このレンズ付きフィルムユニットの製造過
程においては、シャッタ機構をはじめとする各機構の検
査が予め決められた所定の順序で行われ、例えばシャッ
タ機構を組み付けた後に、シャッタチャージを行って、
シャッタ速度を測定しこの測定値が規定の範囲内にある
かどうか等の検査が実施される。
程においては、シャッタ機構をはじめとする各機構の検
査が予め決められた所定の順序で行われ、例えばシャッ
タ機構を組み付けた後に、シャッタチャージを行って、
シャッタ速度を測定しこの測定値が規定の範囲内にある
かどうか等の検査が実施される。
【0004】ところで、最近は例えばストロボ装置の使
用/不使用に合わせて絞りを連動させて切り換える絞り
切替機能を有するレンズ付きフィルムユニットが提案さ
れており、低輝度から高輝度まで対応できるようにされ
ている。
用/不使用に合わせて絞りを連動させて切り換える絞り
切替機能を有するレンズ付きフィルムユニットが提案さ
れており、低輝度から高輝度まで対応できるようにされ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記絞
り切替機能を有するレンズ付きフィルムユニットについ
ては、例えばどのような絞り状態でシャッタ速度を検査
するのが適切であるか等、特にシャッタ機構についての
検査方法が確立されておらず、高い信頼性でレンズ付き
フィルムユニットを製造することが困難であるという問
題点があった。
り切替機能を有するレンズ付きフィルムユニットについ
ては、例えばどのような絞り状態でシャッタ速度を検査
するのが適切であるか等、特にシャッタ機構についての
検査方法が確立されておらず、高い信頼性でレンズ付き
フィルムユニットを製造することが困難であるという問
題点があった。
【0006】そこで、本発明は、絞り切替機能を有する
レンズ付きフィルムユニットについても、確実かつ正確
にシャッタ機構等の検査を行って高い信頼性でレンズ付
きフィルムユニットを製造することができるレンズ付き
フィルムユニットの製造方法を提供することを目的とす
る。
レンズ付きフィルムユニットについても、確実かつ正確
にシャッタ機構等の検査を行って高い信頼性でレンズ付
きフィルムユニットを製造することができるレンズ付き
フィルムユニットの製造方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、予め未露光のフィルムが装
填され、所定の口径の第1絞りと前記第1絞りよりも口
径の大きい第2絞りとを有する絞り切替部材を備えたレ
ンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前記第
1絞り又は第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させて
シャッタ機構の作動検査を行うシャッタ検査工程を含む
ことを特徴とする。
に、請求項1記載の発明は、予め未露光のフィルムが装
填され、所定の口径の第1絞りと前記第1絞りよりも口
径の大きい第2絞りとを有する絞り切替部材を備えたレ
ンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前記第
1絞り又は第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させて
シャッタ機構の作動検査を行うシャッタ検査工程を含む
ことを特徴とする。
【0008】上記課題を解決するために、請求項2記載
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程において、
前記第1絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッ
タ機構の作動検査を行うことを特徴とする。
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程において、
前記第1絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッ
タ機構の作動検査を行うことを特徴とする。
【0009】上記課題を解決するために、請求項3記載
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程において、
前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッ
タ機構の作動検査を行うことを特徴とする。
の発明は、請求項1記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程において、
前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッ
タ機構の作動検査を行うことを特徴とする。
【0010】上記課題を解決するために、請求項4記載
の発明は、請求項2記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記レンズ付きフィルムユニット
は、ストロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態
とすると共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置
させる第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状
態とすると共に前記第1絞りを前記撮影レンズの光軸上
に配置させる第2の切替位置との間で変位可能な作動部
材とを備え、前記シャッタ検査工程においては、前記作
動部材を前記第2の切替位置に保った状態でシャッタ機
構の作動検査を行うことを特徴とする。
の発明は、請求項2記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記レンズ付きフィルムユニット
は、ストロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態
とすると共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置
させる第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状
態とすると共に前記第1絞りを前記撮影レンズの光軸上
に配置させる第2の切替位置との間で変位可能な作動部
材とを備え、前記シャッタ検査工程においては、前記作
動部材を前記第2の切替位置に保った状態でシャッタ機
構の作動検査を行うことを特徴とする。
【0011】上記課題を解決するために、請求項5記載
の発明は、請求項3記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記レンズ付きフィルムユニット
は、ストロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態
とすると共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置
させる第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状
態とすると共に前記第1絞りを前記撮影レンズ光軸上に
配置させる第2の切替位置との間で変位可能な作動部材
とを備え、前記シャッタ検査工程においては、前記作動
部材を前記第1の切替位置に保った状態でシャッタ機構
の作動検査を行い、かつ、前記シャッタ検査工程は、前
記ストロボ装置の少なくとも電源が組み込まれる前に実
施されることを特徴とする。
の発明は、請求項3記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記レンズ付きフィルムユニット
は、ストロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態
とすると共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置
させる第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状
態とすると共に前記第1絞りを前記撮影レンズ光軸上に
配置させる第2の切替位置との間で変位可能な作動部材
とを備え、前記シャッタ検査工程においては、前記作動
部材を前記第1の切替位置に保った状態でシャッタ機構
の作動検査を行い、かつ、前記シャッタ検査工程は、前
記ストロボ装置の少なくとも電源が組み込まれる前に実
施されることを特徴とする。
【0012】上記課題を解決するために、請求項6記載
の発明は、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記シャッタ検査工程は、シャッタ速度が所定の規定範囲
内にあるか否かを判定するシャッタ速度検査工程を含む
ことを特徴とする。
の発明は、請求項1から5のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記シャッタ検査工程は、シャッタ速度が所定の規定範囲
内にあるか否かを判定するシャッタ速度検査工程を含む
ことを特徴とする。
【0013】上記課題を解決するために、請求項7記載
の発明は、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記シャッタ検査工程においては、前記撮影レンズを挟ん
で一方側に設けられた発光手段から光を前記撮影レンズ
に向けて放射し、他方側に設けられた受光手段によって
透過してきた光を受光することによって、少なくともシ
ャッタ速度の測定が行われることを特徴とする。
の発明は、請求項1から6のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記シャッタ検査工程においては、前記撮影レンズを挟ん
で一方側に設けられた発光手段から光を前記撮影レンズ
に向けて放射し、他方側に設けられた受光手段によって
透過してきた光を受光することによって、少なくともシ
ャッタ速度の測定が行われることを特徴とする。
【0014】上記課題を解決するために、請求項8記載
の発明は、請求項4から7のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記作動部材を前記第2の切替位置に保った状態で、前記
撮影レンズを挟んで一方側に設けられた発光手段から光
を前記撮影レンズに向けて放射し、他方側に設けられた
受光手段によって透過してきた光を受光して光の強さを
測定し、測定値が所定の規定範囲内にあるか否かによっ
て前記絞り切替部材の有無を判定する絞り切替部材検査
工程を含むことを特徴とする。
の発明は、請求項4から7のうちのいずれか1項に記載
のレンズ付きフィルムユニットの製造方法であって、前
記作動部材を前記第2の切替位置に保った状態で、前記
撮影レンズを挟んで一方側に設けられた発光手段から光
を前記撮影レンズに向けて放射し、他方側に設けられた
受光手段によって透過してきた光を受光して光の強さを
測定し、測定値が所定の規定範囲内にあるか否かによっ
て前記絞り切替部材の有無を判定する絞り切替部材検査
工程を含むことを特徴とする。
【0015】上記課題を解決するために、請求項9記載
の発明は、請求項4記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程は、同時に
前記絞り切替部材の有無判定を行う工程であることを特
徴とする。
の発明は、請求項4記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法であって、前記シャッタ検査工程は、同時に
前記絞り切替部材の有無判定を行う工程であることを特
徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
を参照して詳細に説明する。
【0017】実施の形態1.図1は本発明の実施の形態
1に係るレンズ付きフィルムユニットの構成を示す分解
斜視図、図2は同レンズ付きフィルムユニットを下面側
から見た横断面図、図3は同レンズ付きフィルムユニッ
トの縦断面図、図4は同レンズ付きフィルムユニットを
構成するユニット本体を撮影レンズ等を外した状態で示
す正面図、図5は同レンズ付きフィルムユニットを構成
するユニット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正
面図、図6は同ユニット本体を構成するシャッタユニッ
トの構成を分解して示す分解斜視図、図7は同シャッタ
ユニットの構成を示す横断面図、図8は同ユニット本体
を構成するレリーズ機構、シャッタチャージ機構及びフ
ィルムカウンタ機構の要部の構成を示す平面図、図9は
同レリーズ機構及びシャッタチャージ機構の要部の構成
を示す平面図、図10は同レンズ付きフィルムユニット
の製造方法を説明するためのフローチャート、図11は
シャッタ速度検査及び絞り有無検査の方法を説明するた
めの説明図、図12はシャッタ速度検査の方法を説明す
るための時間と光の強さとの間の関係を示す特性図であ
る。
1に係るレンズ付きフィルムユニットの構成を示す分解
斜視図、図2は同レンズ付きフィルムユニットを下面側
から見た横断面図、図3は同レンズ付きフィルムユニッ
トの縦断面図、図4は同レンズ付きフィルムユニットを
構成するユニット本体を撮影レンズ等を外した状態で示
す正面図、図5は同レンズ付きフィルムユニットを構成
するユニット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正
面図、図6は同ユニット本体を構成するシャッタユニッ
トの構成を分解して示す分解斜視図、図7は同シャッタ
ユニットの構成を示す横断面図、図8は同ユニット本体
を構成するレリーズ機構、シャッタチャージ機構及びフ
ィルムカウンタ機構の要部の構成を示す平面図、図9は
同レリーズ機構及びシャッタチャージ機構の要部の構成
を示す平面図、図10は同レンズ付きフィルムユニット
の製造方法を説明するためのフローチャート、図11は
シャッタ速度検査及び絞り有無検査の方法を説明するた
めの説明図、図12はシャッタ速度検査の方法を説明す
るための時間と光の強さとの間の関係を示す特性図であ
る。
【0018】図1乃至図3に示すように、この実施の形
態1に係るレンズ付きフィルムユニット1は、内部に未
露光のフィルム2を予め組み込み各種撮影機構を搭載し
たユニット本体3と、ユニット本体3を前方から被覆す
る前カバー4と、ユニット本体3を後方から被覆する後
カバー5とを有している。
態1に係るレンズ付きフィルムユニット1は、内部に未
露光のフィルム2を予め組み込み各種撮影機構を搭載し
たユニット本体3と、ユニット本体3を前方から被覆す
る前カバー4と、ユニット本体3を後方から被覆する後
カバー5とを有している。
【0019】ユニット本体3は、本体基部3Aとシャッ
タユニット(シャッタ機構)6とストロボユニット(ス
トロボ装置)7とレリーズ機構8とシャッタチャージ機
構9とフィルム巻上機構11とフィルムカウンタ機構1
2とを有している。
タユニット(シャッタ機構)6とストロボユニット(ス
トロボ装置)7とレリーズ機構8とシャッタチャージ機
構9とフィルム巻上機構11とフィルムカウンタ機構1
2とを有している。
【0020】ユニット本体3に組み込まれるフィルム2
は、製造時にパトローネ13から引き出されて未露光の
まま一旦スプール14に巻き取られ、所定の開口を有し
枠状に形成された撮影枠15を挟んでパトローネ13が
配置されるパトローネ室16と反対側に設けられたフィ
ルムロール室17に巻装されている。
は、製造時にパトローネ13から引き出されて未露光の
まま一旦スプール14に巻き取られ、所定の開口を有し
枠状に形成された撮影枠15を挟んでパトローネ13が
配置されるパトローネ室16と反対側に設けられたフィ
ルムロール室17に巻装されている。
【0021】写真撮影時には、フィルム2は1駒の撮影
が終了する度にパトローネ13に巻き込まれる。そして
所定の駒数の撮影が終了した段階でフィルム2の全てが
パトローネ室16内に収納されることとなる。
が終了する度にパトローネ13に巻き込まれる。そして
所定の駒数の撮影が終了した段階でフィルム2の全てが
パトローネ室16内に収納されることとなる。
【0022】図2乃至図7に示すように、シャッタユニ
ット6は、比較的明るいF値を有する2枚構成の撮影レ
ンズ18a,18bと、2つの絞り孔(第2絞り)19
a、絞り孔(第1絞り)19bを有する絞り切替部材1
9と、厚さ略0.4mmの金属板から形成され、開閉動
作を行うシャッタ羽根21と、フィルム面に結像する被
写体像を透過させる開口22aが中央に穿設されたシャ
ッタ地板22とを有している。
ット6は、比較的明るいF値を有する2枚構成の撮影レ
ンズ18a,18bと、2つの絞り孔(第2絞り)19
a、絞り孔(第1絞り)19bを有する絞り切替部材1
9と、厚さ略0.4mmの金属板から形成され、開閉動
作を行うシャッタ羽根21と、フィルム面に結像する被
写体像を透過させる開口22aが中央に穿設されたシャ
ッタ地板22とを有している。
【0023】撮影レンズ18a,18bは、撮影レンズ
保持枠28に挿入され、レンズ押え29が撮影レンズ保
持枠に係合することによって保持されている。
保持枠28に挿入され、レンズ押え29が撮影レンズ保
持枠に係合することによって保持されている。
【0024】絞り切替部材19とシャッタ羽根21と
は、それぞれ回動孔19c,21cにおいてシャッタ地
板22に立設された回動軸22bに対して同軸に嵌合
し、かつシャッタ羽根21は、絞り切替部材19とシャ
ッタ地板22とがなす空隙を回動する。
は、それぞれ回動孔19c,21cにおいてシャッタ地
板22に立設された回動軸22bに対して同軸に嵌合
し、かつシャッタ羽根21は、絞り切替部材19とシャ
ッタ地板22とがなす空隙を回動する。
【0025】シャッタ羽根21の先端には二股部21b
が設けられ、シャッタレバー23の先端のシャッタ駆動
ピン23aが係合し、シャッタレリーズの際には、後述
するように、チャージレバー33に設けられた三角形状
の蹴飛し部33aが、シャッタレバー23の立上り部2
3bをたたき、ここでシャッタレバー23は急速にシャ
ッタばね(不図示)の引張力に抗して時計方向に回転し
た後、シャッタばねの引張力により反時計方向に回転す
ることによって、開口22aに対して撮影レンズ18
a,18bからの光束を開閉する(図8及び図9参
照)。
が設けられ、シャッタレバー23の先端のシャッタ駆動
ピン23aが係合し、シャッタレリーズの際には、後述
するように、チャージレバー33に設けられた三角形状
の蹴飛し部33aが、シャッタレバー23の立上り部2
3bをたたき、ここでシャッタレバー23は急速にシャ
ッタばね(不図示)の引張力に抗して時計方向に回転し
た後、シャッタばねの引張力により反時計方向に回転す
ることによって、開口22aに対して撮影レンズ18
a,18bからの光束を開閉する(図8及び図9参
照)。
【0026】また、絞り切替部材19は、相反する二方
向に付勢する捩じりコイルばね24によって、絞り孔1
9a,19bが撮影レンズ18a,18bの光軸に対し
ていずれかに切り換えられるように回動する。捩じりコ
イルばね24の一端24aは絞り切替部材19のばね掛
けピン19dに係合し、他端24bはシャッタ地板22
の軸22cに係合している。
向に付勢する捩じりコイルばね24によって、絞り孔1
9a,19bが撮影レンズ18a,18bの光軸に対し
ていずれかに切り換えられるように回動する。捩じりコ
イルばね24の一端24aは絞り切替部材19のばね掛
けピン19dに係合し、他端24bはシャッタ地板22
の軸22cに係合している。
【0027】なお、絞り切替部材19の下部に突出した
係合ピン19eには後述する操作部材(作動部材)25
の二股部25dが係合している。
係合ピン19eには後述する操作部材(作動部材)25
の二股部25dが係合している。
【0028】ストロボユニット7は、操作部材25を手
動操作することにより、オン状態又はオフ状態とされ
る。操作部材25は、ストロボユニット7の上に重ねら
れ、さらに前カバー4を装着することによって、ストロ
ボユニット7と共に保持され、左右方向に自在に摺動す
ることができる。
動操作することにより、オン状態又はオフ状態とされ
る。操作部材25は、ストロボユニット7の上に重ねら
れ、さらに前カバー4を装着することによって、ストロ
ボユニット7と共に保持され、左右方向に自在に摺動す
ることができる。
【0029】ストロボユニット7のプリント基板26に
はストロボ回路の電源をオンとし、ストロボ回路を作動
状態とするメインスイッチ27が配置されている。メイ
ンスイッチ27は、導電性を有する金属板から形成さ
れ、先端に二股部を有している。そして、図2に示すよ
うに操作部材25の裏面に設けたリブ25bによって、
メインスイッチ27を押圧することによって、メインス
イッチ27の先端の二股部がプリント基板26の2つの
導電性パターンに接触し、電池(電源)30から電力が
供給されてストロボ回路がオン状態となる。
はストロボ回路の電源をオンとし、ストロボ回路を作動
状態とするメインスイッチ27が配置されている。メイ
ンスイッチ27は、導電性を有する金属板から形成さ
れ、先端に二股部を有している。そして、図2に示すよ
うに操作部材25の裏面に設けたリブ25bによって、
メインスイッチ27を押圧することによって、メインス
イッチ27の先端の二股部がプリント基板26の2つの
導電性パターンに接触し、電池(電源)30から電力が
供給されてストロボ回路がオン状態となる。
【0030】すなわち、操作部材25を図4に示すよう
に左方に摺動させたときはメインスイッチ27がオフと
なり、操作部材25を図5に示すように右方に摺動させ
たときはメインスイッチ27がオンとなる。
に左方に摺動させたときはメインスイッチ27がオフと
なり、操作部材25を図5に示すように右方に摺動させ
たときはメインスイッチ27がオンとなる。
【0031】また、操作部材25は、絞り切替部材19
の下部に突出した係合ピン19eには、二股部25dが
係合しており、操作部材25の操作によって絞りの切替
も同時に行われる。
の下部に突出した係合ピン19eには、二股部25dが
係合しており、操作部材25の操作によって絞りの切替
も同時に行われる。
【0032】すなわち、操作部材25を図4の状態から
右方に摺動操作すると、絞り切替部材19は捩じりコイ
ルばね24の付勢力に抗して反時計方向に回転し、略中
央の回転位置で付勢方向が反転し、この後は捩じりコイ
ルばね24の付勢力によって時計方向に回転し、図5に
示すように大口径の絞り孔19aに切り換わる。
右方に摺動操作すると、絞り切替部材19は捩じりコイ
ルばね24の付勢力に抗して反時計方向に回転し、略中
央の回転位置で付勢方向が反転し、この後は捩じりコイ
ルばね24の付勢力によって時計方向に回転し、図5に
示すように大口径の絞り孔19aに切り換わる。
【0033】このとき、操作部材25は右方に摺動して
いるので、メインスイッチ27はオンとなってストロボ
ユニット7は充電を開始する。
いるので、メインスイッチ27はオンとなってストロボ
ユニット7は充電を開始する。
【0034】また、操作部材25を図5の状態から左方
に摺動操作すると、絞り切替部材19は捩じりコイルば
ね24の付勢力に抗して時計方向に回転し、略中央の回
転位置で付勢方向が反転し、この後は捩じりコイルばね
24の付勢力によって反時計方向に回動し、図4に示す
ように小口径の絞り孔19bに切り換わる。
に摺動操作すると、絞り切替部材19は捩じりコイルば
ね24の付勢力に抗して時計方向に回転し、略中央の回
転位置で付勢方向が反転し、この後は捩じりコイルばね
24の付勢力によって反時計方向に回動し、図4に示す
ように小口径の絞り孔19bに切り換わる。
【0035】このとき、操作部材25は左方に摺動して
いるので、メインスイッチ27はオフとなっている。
いるので、メインスイッチ27はオフとなっている。
【0036】図1、図4、図5、図8及び図9に示すよ
うに、レリーズ機構8及びシャッタチャージ機構9は、
シャッタレリーズ板31と、カムが2段状に形成された
規制部材32と、チャージレバー軸に回動可能に嵌合し
ているチャージレバー33及びカムストッパ34と巻上
げストッパ35とを有している。
うに、レリーズ機構8及びシャッタチャージ機構9は、
シャッタレリーズ板31と、カムが2段状に形成された
規制部材32と、チャージレバー軸に回動可能に嵌合し
ているチャージレバー33及びカムストッパ34と巻上
げストッパ35とを有している。
【0037】シャッタレリーズ板31は、後述するカウ
ンタ部材41の上方に重ねられて配置され、レリーズ時
に押される被押圧部311と、フィルムカウンタ窓31
2と、被押圧部311の裏面側に突設され被押圧部31
1の押下によって巻上げストッパ35に当って作動させ
るレリーズピン(不図示)とを有している。
ンタ部材41の上方に重ねられて配置され、レリーズ時
に押される被押圧部311と、フィルムカウンタ窓31
2と、被押圧部311の裏面側に突設され被押圧部31
1の押下によって巻上げストッパ35に当って作動させ
るレリーズピン(不図示)とを有している。
【0038】規制部材32は、カムストッパ34の突出
部34aと嵌合する溝部321aを有するカム321
と、溝部321aの反対側下部に配置されカム321と
同径の扇型カム322と、上部に配置され指数板歯車4
12の歯部と噛み合うV溝が設けられた一歯ギア323
とを有し、巻上げノブ36の回転とともにフィルム2を
介して回転するスプロケット歯車(図示略)と同軸とさ
れている。
部34aと嵌合する溝部321aを有するカム321
と、溝部321aの反対側下部に配置されカム321と
同径の扇型カム322と、上部に配置され指数板歯車4
12の歯部と噛み合うV溝が設けられた一歯ギア323
とを有し、巻上げノブ36の回転とともにフィルム2を
介して回転するスプロケット歯車(図示略)と同軸とさ
れている。
【0039】チャージレバー33は、チャージレバーば
ね37によって反時計周り方向に付勢されている。
ね37によって反時計周り方向に付勢されている。
【0040】カムストッパ34は、チャージレバーばね
37によってチャージレバー33に対して時計周り方向
に回転するように付勢されている。
37によってチャージレバー33に対して時計周り方向
に回転するように付勢されている。
【0041】また、チャージ完了時にはカムストッパ3
4の突出部34aは規制部材32の溝部321aと嵌合
する。
4の突出部34aは規制部材32の溝部321aと嵌合
する。
【0042】巻上げストッパ35は、巻上完了状態では
先端のV字突起部35aが巻上げストッパばね38の時
計周り方向に付勢するばね力によって、巻上げノブ36
のラチェット歯車36aの歯溝に飛び込んで、巻上げノ
ブ36の反時計周り方向の巻上回転を阻止する。
先端のV字突起部35aが巻上げストッパばね38の時
計周り方向に付勢するばね力によって、巻上げノブ36
のラチェット歯車36aの歯溝に飛び込んで、巻上げノ
ブ36の反時計周り方向の巻上回転を阻止する。
【0043】レリーズ時には被押圧部311の押下によ
ってレリーズピンの先端が巻上げストッパ35に当って
巻上げストッパばね38のばね力に抗して巻上げストッ
パ35が反時計周り方向に回転してチャージレバー33
の腕部のエッジが外れ、チャージレバー33及びカムス
トッパ34がチャージレバーばね37のばね力によって
反時計周り方向に回転し、チャージレバー33に設けら
れた三角形状の蹴飛し部33aが、シャッタレバー23
の立上り部23bをたたき、シャッタ羽根21を駆動す
る。この回転により、規制部材32の溝部321aから
カムストッパ34の突出部34aが外れる。
ってレリーズピンの先端が巻上げストッパ35に当って
巻上げストッパばね38のばね力に抗して巻上げストッ
パ35が反時計周り方向に回転してチャージレバー33
の腕部のエッジが外れ、チャージレバー33及びカムス
トッパ34がチャージレバーばね37のばね力によって
反時計周り方向に回転し、チャージレバー33に設けら
れた三角形状の蹴飛し部33aが、シャッタレバー23
の立上り部23bをたたき、シャッタ羽根21を駆動す
る。この回転により、規制部材32の溝部321aから
カムストッパ34の突出部34aが外れる。
【0044】フィルムカウンタ機構12は、フィルム2
の巻上げに連動して回転しフィルム2の撮影可能駒数を
指示するカウンタ部材41を有している。
の巻上げに連動して回転しフィルム2の撮影可能駒数を
指示するカウンタ部材41を有している。
【0045】カウンタ部材41は、表面に撮影枚数に対
応する文字が表示される円板状の指数板411と外周に
歯部が形成された指数板歯車412と軸部413と突起
部414とが一体的に成形されて構成されている。
応する文字が表示される円板状の指数板411と外周に
歯部が形成された指数板歯車412と軸部413と突起
部414とが一体的に成形されて構成されている。
【0046】カウンタ部材41は、巻上げ時に回転する
規制部材32の一歯ギア323のV字溝と指数板歯車4
12の歯部とが噛み合うことによって1駒分回転する。
規制部材32の一歯ギア323のV字溝と指数板歯車4
12の歯部とが噛み合うことによって1駒分回転する。
【0047】次にこのレンズ付きフィルムユニット1の
製造方法について説明する。
製造方法について説明する。
【0048】図10に示すように、まず、本体基部3A
に、撮影レンズ18a,18bや絞り切替部材19やシ
ャッタ羽根21等から構成されるシャッタユニット6
や、レリーズ機構8、シャッタチャージ機構9の各部品
を組み付ける。
に、撮影レンズ18a,18bや絞り切替部材19やシ
ャッタ羽根21等から構成されるシャッタユニット6
や、レリーズ機構8、シャッタチャージ機構9の各部品
を組み付ける。
【0049】この後、シャッタチャージ機構9において
チャージレバー33を直接動かして、予めシャッタチャ
ージを行っておく。
チャージレバー33を直接動かして、予めシャッタチャ
ージを行っておく。
【0050】次に、上記各部材が組み付けられた本体基
部3Aに前カバー4を取り付ける。ここで、絞り切替部
材19の有無の検査を行う。
部3Aに前カバー4を取り付ける。ここで、絞り切替部
材19の有無の検査を行う。
【0051】そのために、もし絞り切替部材19が組み
込まれていれば、撮影レンズ18a,18bの光軸上に
小口径の絞り孔19bの中心が配置されるように、操作
部材25を左方に摺動させる。この状態で、図11に示
すように、検査装置51を用いて測定を行う。
込まれていれば、撮影レンズ18a,18bの光軸上に
小口径の絞り孔19bの中心が配置されるように、操作
部材25を左方に摺動させる。この状態で、図11に示
すように、検査装置51を用いて測定を行う。
【0052】この検査装置51は、被測定物の前方側に
配置される光源(発光手段)52及びレンズ53と、被
測定物の後方側に配置されるフォトダイオード等からな
る光センサ(受光手段)54及び光検出測定部55とを
有している。
配置される光源(発光手段)52及びレンズ53と、被
測定物の後方側に配置されるフォトダイオード等からな
る光センサ(受光手段)54及び光検出測定部55とを
有している。
【0053】レンズ53は光源52から放射された光を
平行光として被測定物側へ与える。また、光センサ54
はレンズ53から被測定物に入射した光のうち被測定物
を透過してくる光を検知する。また、光検出測定部55
は、光の強さの瞬時値を経時的に測定し、得られた測定
結果について所定の基準値と比較して良否の判定を行
う。
平行光として被測定物側へ与える。また、光センサ54
はレンズ53から被測定物に入射した光のうち被測定物
を透過してくる光を検知する。また、光検出測定部55
は、光の強さの瞬時値を経時的に測定し、得られた測定
結果について所定の基準値と比較して良否の判定を行
う。
【0054】同図に示すように、上記各部材が組み付け
られ前カバー4が取り付けられた本体基部3Aを、前カ
バー4が光源52に対するように、かつ、撮影レンズ1
8a,18bの光軸を測定系の光軸Xに一致させるよう
に配置する。
られ前カバー4が取り付けられた本体基部3Aを、前カ
バー4が光源52に対するように、かつ、撮影レンズ1
8a,18bの光軸を測定系の光軸Xに一致させるよう
に配置する。
【0055】この状態で、光検出測定部55において所
定の測定レンジとした上で、前方側から光を入射させな
がら被押圧部311を押下する。
定の測定レンジとした上で、前方側から光を入射させな
がら被押圧部311を押下する。
【0056】このとき、光検出測定部55においては、
光の強さの瞬時値を経時的に測定する。もし、上記瞬時
値のピーク値が基準値以上の値であるときは、絞り切替
部材19は組み込まれていないものとみなされ、不合格
となる。絞り切替部材19が組み込まれていれば、上記
ピーク値は基準値近傍の値となるので合格となる。
光の強さの瞬時値を経時的に測定する。もし、上記瞬時
値のピーク値が基準値以上の値であるときは、絞り切替
部材19は組み込まれていないものとみなされ、不合格
となる。絞り切替部材19が組み込まれていれば、上記
ピーク値は基準値近傍の値となるので合格となる。
【0057】次に、スプロケットを回転させて再びシャ
ッタチャージを行って、シャッタ速度の検査を行う。
ッタチャージを行って、シャッタ速度の検査を行う。
【0058】ここでは、絞り切替部材19が、撮影レン
ズ18a,18bの光軸上に大口径の絞り孔19aの中
心が配置されるような回動位置となるように、操作部材
25を右方に摺動させる。この状態で、図11に示すよ
うに、検査装置51を用いて測定を行う。但し、絞り切
替部材19の有無の検査の時と比べて測定レンジを変え
て測定を行う。
ズ18a,18bの光軸上に大口径の絞り孔19aの中
心が配置されるような回動位置となるように、操作部材
25を右方に摺動させる。この状態で、図11に示すよ
うに、検査装置51を用いて測定を行う。但し、絞り切
替部材19の有無の検査の時と比べて測定レンジを変え
て測定を行う。
【0059】なお、上記各部材が組み付けられ前カバー
4が取り付けられた本体基部3Aの位置は前回の絞り切
替部材19の有無の検査の時と同一とする。
4が取り付けられた本体基部3Aの位置は前回の絞り切
替部材19の有無の検査の時と同一とする。
【0060】この状態で、前方側から光を入射させなが
ら被押圧部311を押下する。
ら被押圧部311を押下する。
【0061】このとき、光検出測定部55においては、
図12に示すように、シャッタ開放時の最大の光の強さ
I0 の1/2の大きさの光の強さに対応する時刻t1 ,
t2間の時間間隔Δtの値を算出し、この算出値をシャ
ッタ開放時間すなわちシャッタ速度として、基準値と比
較して、良否の判定を行う。
図12に示すように、シャッタ開放時の最大の光の強さ
I0 の1/2の大きさの光の強さに対応する時刻t1 ,
t2間の時間間隔Δtの値を算出し、この算出値をシャ
ッタ開放時間すなわちシャッタ速度として、基準値と比
較して、良否の判定を行う。
【0062】次に、スプロケットを再び回転させてシャ
ッタチャージを行って、本体基部3Aにさらに電池30
を投入する。
ッタチャージを行って、本体基部3Aにさらに電池30
を投入する。
【0063】ここで、操作部材25は右方に摺動させた
状態として、すなわち、電源オンの状態として、ストロ
ボチャージを行った後、ストロボ発光検査を行う。
状態として、すなわち、電源オンの状態として、ストロ
ボチャージを行った後、ストロボ発光検査を行う。
【0064】以上説明したように、本実施の形態1によ
れば、シャッタ速度検査を大径の絞り孔19aの位置で
行うので、絞り孔の領域のシャッタ羽根の移動範囲が長
くなることにより、精度の高い検査を行うことができ
る。
れば、シャッタ速度検査を大径の絞り孔19aの位置で
行うので、絞り孔の領域のシャッタ羽根の移動範囲が長
くなることにより、精度の高い検査を行うことができ
る。
【0065】また、シャッタ速度検査と絞り切替部材1
9の有無の検査とを同じ検査装置を用いて、かつ同じス
テーションで行うことができる。
9の有無の検査とを同じ検査装置を用いて、かつ同じス
テーションで行うことができる。
【0066】また、必要に応じてシャッタ羽根21のバ
ウンドの有無も同時に検知することができる。
ウンドの有無も同時に検知することができる。
【0067】実施の形態2.図13は本発明の実施の形
態2によるレンズ付きフィルムユニットの製造方法を説
明するためのフローチャートである。
態2によるレンズ付きフィルムユニットの製造方法を説
明するためのフローチャートである。
【0068】この実施の形態2が上述した実施の形態1
と異なるところは、図13に示すように、絞り切替部材
の有無の検査は行わないこととした点である。
と異なるところは、図13に示すように、絞り切替部材
の有無の検査は行わないこととした点である。
【0069】これ以外は実施の形態1の場合と略同一で
あるので、その説明を省略する。
あるので、その説明を省略する。
【0070】この実施の形態2によれば、シャッタ速度
検査を大径の絞り孔19aの位置で行うので、精度の高
い検査を行うことができる。
検査を大径の絞り孔19aの位置で行うので、精度の高
い検査を行うことができる。
【0071】また、必要に応じてシャッタ羽根21のバ
ウンドの有無も同時に検知することができる。
ウンドの有無も同時に検知することができる。
【0072】実施の形態3.図14は本発明の実施の形
態3によるレンズ付きフィルムユニットの製造方法を説
明するためのフローチャートである。
態3によるレンズ付きフィルムユニットの製造方法を説
明するためのフローチャートである。
【0073】この実施の形態3が上述した実施の形態2
と異なるところは、図14に示すように、ストロボ発光
検査をシャッタ速度検査の前に行うようにした点、及び
シャッタ速度検査を小口径の絞り孔19bの位置で行う
ようにした点である。
と異なるところは、図14に示すように、ストロボ発光
検査をシャッタ速度検査の前に行うようにした点、及び
シャッタ速度検査を小口径の絞り孔19bの位置で行う
ようにした点である。
【0074】これ以外は実施の形態2の場合と略同一で
あるので、その説明を省略する。
あるので、その説明を省略する。
【0075】この実施の形態3によれば、ストロボユニ
ット7に電池30が投入された状態でもシャッタ速度検
査を実施することができる。
ット7に電池30が投入された状態でもシャッタ速度検
査を実施することができる。
【0076】また、シャッタ速度検査と同時に絞り切替
部材の有無の検査を行うことができる。
部材の有無の検査を行うことができる。
【0077】以上、本発明の実施の形態を詳述してきた
が、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでは
ない。
が、具体的な構成はこの実施の形態に限られるものでは
ない。
【0078】例えば、上述した実施の形態2では、シャ
ッタ速度検査を大径の絞り孔19aの位置で行う場合に
ついて述べたが、小口径の絞り孔19bの位置で行うよ
うにしても良い。
ッタ速度検査を大径の絞り孔19aの位置で行う場合に
ついて述べたが、小口径の絞り孔19bの位置で行うよ
うにしても良い。
【0079】また、このように小口径の絞り孔19bの
位置でシャッタ速度検査を行うようにすれば、電池の投
入をシャッタ速度検査の前または後のいずれに置いても
良くなるので、製造工程の自由度を増すことができる。
位置でシャッタ速度検査を行うようにすれば、電池の投
入をシャッタ速度検査の前または後のいずれに置いても
良くなるので、製造工程の自由度を増すことができる。
【0080】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の本
発明によれば、小口径の第1の絞りと大口径の第2の絞
りとのうちのどちらかの絞りを選んで、シャッタ機構の
作動検査等を行うことにより、確実かつ正確に検査を行
って高い信頼性でレンズ付きフィルムユニットを製造す
ることができる。
発明によれば、小口径の第1の絞りと大口径の第2の絞
りとのうちのどちらかの絞りを選んで、シャッタ機構の
作動検査等を行うことにより、確実かつ正確に検査を行
って高い信頼性でレンズ付きフィルムユニットを製造す
ることができる。
【0081】また、請求項2記載の本発明によれば、例
えばストロボ装置が設けられてこれのオン/オフと絞り
切替えとを連動させる場合には、小口径の第1の絞りで
シャッタ機構の作動検査を行うこととすることで、この
シャッタ機構の検査をストロボ装置の電源の組込みの前
後を問わず実施することができる。
えばストロボ装置が設けられてこれのオン/オフと絞り
切替えとを連動させる場合には、小口径の第1の絞りで
シャッタ機構の作動検査を行うこととすることで、この
シャッタ機構の検査をストロボ装置の電源の組込みの前
後を問わず実施することができる。
【0082】また、請求項3記載の本発明によれば、大
口径の第2の絞りでシャッタ機構の検査を行うので、絞
り孔の領域のシャッタ羽根の移動範囲が長くなることに
より、高い測定精度で検査を行うことができる。
口径の第2の絞りでシャッタ機構の検査を行うので、絞
り孔の領域のシャッタ羽根の移動範囲が長くなることに
より、高い測定精度で検査を行うことができる。
【0083】また、請求項4記載の本発明によれば、作
動部材を第2の切替位置に保った状態でシャッタ機構の
作動検査を行うので、このシャッタ機構の検査をストロ
ボ装置の電源の組込みの前後を問わず実施することがで
きる。
動部材を第2の切替位置に保った状態でシャッタ機構の
作動検査を行うので、このシャッタ機構の検査をストロ
ボ装置の電源の組込みの前後を問わず実施することがで
きる。
【0084】また、請求項5記載の本発明によれば、大
口径の第2の絞りでシャッタ機構の検査を行うので、高
い測定精度で検査を行うことができる。
口径の第2の絞りでシャッタ機構の検査を行うので、高
い測定精度で検査を行うことができる。
【0085】また、シャッタ羽根のバウンドの有無の検
査も同時に行うことができる。
査も同時に行うことができる。
【0086】また、請求項6記載の本発明によれば、シ
ャッタ速度が所定の規定範囲内にあるか否かを判定する
ので、不良品を確実に分別することができる。
ャッタ速度が所定の規定範囲内にあるか否かを判定する
ので、不良品を確実に分別することができる。
【0087】また、請求項7記載の本発明によれば、受
光手段によって光を受光することによって、光の強さを
測定して例えばシャッタ速度を確実に算出することがで
きる。
光手段によって光を受光することによって、光の強さを
測定して例えばシャッタ速度を確実に算出することがで
きる。
【0088】また、請求項8記載の本発明によれば、絞
り切替部材の有無を簡単に判定することができると共
に、この検査工程をシャッタ検査工程で用いる検査装置
によってかつ同じステーションで実施することができ
る。
り切替部材の有無を簡単に判定することができると共
に、この検査工程をシャッタ検査工程で用いる検査装置
によってかつ同じステーションで実施することができ
る。
【0089】また、請求項9記載の本発明によれば、シ
ャッタ作動検査と同時に絞り切替部材の有無検査を行う
ので、製造を効率良く行うことができる。
ャッタ作動検査と同時に絞り切替部材の有無検査を行う
ので、製造を効率良く行うことができる。
【図1】本発明の実施の形態1に係るレンズ付きフィル
ムユニットの構成を示す分解斜視図である。
ムユニットの構成を示す分解斜視図である。
【図2】同レンズ付きフィルムユニットを下面側から見
た横断面図である。
た横断面図である。
【図3】同レンズ付きフィルムユニットの縦断面図であ
る。
る。
【図4】同レンズ付きフィルムユニットを構成するユニ
ット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正面図であ
る。
ット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正面図であ
る。
【図5】同レンズ付きフィルムユニットを構成するユニ
ット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正面図であ
る。
ット本体を撮影レンズ等を外した状態で示す正面図であ
る。
【図6】同ユニット本体を構成するシャッタユニットの
構成を分解して示す分解斜視図である。
構成を分解して示す分解斜視図である。
【図7】同シャッタユニットの構成を示す横断面図であ
る。
る。
【図8】同ユニット本体を構成するレリーズ機構、シャ
ッタチャージ機構及びフィルムカウンタ機構の要部の構
成を示す平面図である。
ッタチャージ機構及びフィルムカウンタ機構の要部の構
成を示す平面図である。
【図9】同レリーズ機構及びシャッタチャージ機構の要
部の構成を示す平面図である。
部の構成を示す平面図である。
【図10】同レンズ付きフィルムユニットの製造方法を
説明するためのフローチャートである。
説明するためのフローチャートである。
【図11】シャッタ速度検査及び絞り有無検査の方法を
説明するための説明図である。
説明するための説明図である。
【図12】シャッタ速度検査の方法を説明するための時
間と光の強さとの間の関係を示す特性図である。
間と光の強さとの間の関係を示す特性図である。
【図13】本発明の実施の形態2によるレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法を説明するためのフローチャー
トである。
ルムユニットの製造方法を説明するためのフローチャー
トである。
【図14】本発明の実施の形態3によるレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法を説明するためのフローチャー
トである。
ルムユニットの製造方法を説明するためのフローチャー
トである。
1 レンズ付きフィルムユニット 2 フィルム 6 シャッタユニット(シャッタ機構) 7 ストロボユニット(ストロボ装置) 18a,18b 撮影レンズ 19 絞り切替部材 19a 絞り孔(第2絞り) 19b 絞り孔(第1絞り) 21 シャッタ羽根 25 操作部材(作動部材) 30 電池(電源) 51 検査装置 52 光源(発光手段) 54 光センサ(受光手段) 55 光検出測定部
Claims (9)
- 【請求項1】 予め未露光のフィルムが装填され、所定
の口径の第1絞りと前記第1絞りよりも口径の大きい第
2絞りとを有する絞り切替部材を備えたレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法であって、 前記第1絞り又は第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置
させてシャッタ機構の作動検査を行うシャッタ検査工程
を含むことを特徴とするレンズ付きフィルムユニットの
製造方法。 - 【請求項2】 前記シャッタ検査工程において、前記第
1絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッタ機構
の作動検査を行うことを特徴とする請求項1記載のレン
ズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項3】 前記シャッタ検査工程において、前記第
2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させてシャッタ機構
の作動検査を行うことを特徴とする請求項1記載のレン
ズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項4】 前記レンズ付きフィルムユニットは、ス
トロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態とする
と共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させる
第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状態とす
ると共に前記第1絞りを前記撮影レンズの光軸上に配置
させる第2の切替位置との間で変位可能な作動部材とを
備え、 前記シャッタ検査工程においては、前記作動部材を前記
第2の切替位置に保った状態でシャッタ機構の作動検査
を行うことを特徴とする請求項2記載のレンズ付きフィ
ルムユニットの製造方法。 - 【請求項5】 前記レンズ付きフィルムユニットは、ス
トロボ装置と、前記ストロボ装置を発光可能状態とする
と共に前記第2絞りを撮影レンズの光軸上に配置させる
第1の切替位置と前記ストロボ装置を発光不能状態とす
ると共に前記第1絞りを前記撮影レンズ光軸上に配置さ
せる第2の切替位置との間で変位可能な作動部材とを備
え、 前記シャッタ検査工程においては、前記作動部材を前記
第1の切替位置に保った状態でシャッタ機構の作動検査
を行い、 かつ、前記シャッタ検査工程は、前記ストロボ装置の少
なくとも電源が組み込まれる前に実施されることを特徴
とする請求項3記載のレンズ付きフィルムユニットの製
造方法。 - 【請求項6】 前記シャッタ検査工程は、シャッタ速度
が所定の規定範囲内にあるか否かを判定するシャッタ速
度検査工程を含むことを特徴とする請求項1から5のう
ちのいずれか1項に記載のレンズ付きフィルムユニット
の製造方法。 - 【請求項7】 前記シャッタ検査工程においては、前記
撮影レンズを挟んで一方側に設けられた発光手段から光
を前記撮影レンズに向けて放射し、他方側に設けられた
受光手段によって透過してきた光を受光することによっ
て、少なくともシャッタ速度の測定が行われることを特
徴とする請求項1から6のうちのいずれか1項に記載の
レンズ付きフィルムユニットの製造方法。 - 【請求項8】 前記作動部材を前記第2の切替位置に保
った状態で、前記撮影レンズを挟んで一方側に設けられ
た発光手段から光を前記撮影レンズに向けて放射し、他
方側に設けられた受光手段によって透過してきた光を受
光して光の強さを測定し、測定値が所定の規定範囲内に
あるか否かによって前記絞り切替部材の有無を判定する
絞り切替部材検査工程を含むことを特徴とする請求項4
から7のうちのいずれか1項に記載のレンズ付きフィル
ムユニットの製造方法。 - 【請求項9】 前記シャッタ検査工程は、同時に前記絞
り切替部材の有無判定を行う工程であることを特徴とす
る請求項4記載のレンズ付きフィルムユニットの製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11197313A JP2001022017A (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | レンズ付きフィルムユニットの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11197313A JP2001022017A (ja) | 1999-07-12 | 1999-07-12 | レンズ付きフィルムユニットの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001022017A true JP2001022017A (ja) | 2001-01-26 |
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ID=16372388
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
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Country | Link |
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JP (1) | JP2001022017A (ja) |
-
1999
- 1999-07-12 JP JP11197313A patent/JP2001022017A/ja active Pending
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