JPH07226956A - 輝度信号色信号分離回路 - Google Patents
輝度信号色信号分離回路Info
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- JPH07226956A JPH07226956A JP6015445A JP1544594A JPH07226956A JP H07226956 A JPH07226956 A JP H07226956A JP 6015445 A JP6015445 A JP 6015445A JP 1544594 A JP1544594 A JP 1544594A JP H07226956 A JPH07226956 A JP H07226956A
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- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 claims abstract description 19
- 238000005070 sampling Methods 0.000 claims abstract description 10
- 239000000284 extract Substances 0.000 claims abstract description 3
- 238000000605 extraction Methods 0.000 claims description 34
- 230000003044 adaptive effect Effects 0.000 description 6
- 239000003086 colorant Substances 0.000 description 6
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 6
- 230000001934 delay Effects 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04N—PICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
- H04N9/00—Details of colour television systems
- H04N9/77—Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase
- H04N9/78—Circuits for processing the brightness signal and the chrominance signal relative to each other, e.g. adjusting the phase of the brightness signal relative to the colour signal, correcting differential gain or differential phase for separating the brightness signal or the chrominance signal from the colour television signal, e.g. using comb filter
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輝度信号色信号分離回路において画像の水平
方向の色変化部分においても輝度信号と色信号とを適切
に分離して再生画像の色変化部分のドット妨害を軽減す
る。 【構成】 垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号
を水平方向搬送色信号抽出フィルタにおいて第１及び第
２遅延手段によって遅延し、第１遅延手段からは垂直方
向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時間だ
け遅延させた第１遅延信号を、また第２遅延手段からは
垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第２所定
時間だけ遅延させた第２遅延信号を出力させ、その第１
遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号
及び第２遅延信号との位相関係を反転させた後の各信号
のうち中間値をとる信号を中間値信号として中間値選択
手段から出力し、第１遅延手段の出力信号と中間値信号
との加算により搬送色信号を抽出する。
方向の色変化部分においても輝度信号と色信号とを適切
に分離して再生画像の色変化部分のドット妨害を軽減す
る。 【構成】 垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号
を水平方向搬送色信号抽出フィルタにおいて第１及び第
２遅延手段によって遅延し、第１遅延手段からは垂直方
向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時間だ
け遅延させた第１遅延信号を、また第２遅延手段からは
垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第２所定
時間だけ遅延させた第２遅延信号を出力させ、その第１
遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号
及び第２遅延信号との位相関係を反転させた後の各信号
のうち中間値をとる信号を中間値信号として中間値選択
手段から出力し、第１遅延手段の出力信号と中間値信号
との加算により搬送色信号を抽出する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラーテレビジョン受
像機、ビデオディスクプレーヤ等の映像機器においてデ
ィジタル化されたカラー映像信号から輝度信号と搬送色
信号とを水平及び垂直方向の２次元ディジタルフィルタ
を用いて分離する輝度信号色信号分離回路に関する。
像機、ビデオディスクプレーヤ等の映像機器においてデ
ィジタル化されたカラー映像信号から輝度信号と搬送色
信号とを水平及び垂直方向の２次元ディジタルフィルタ
を用いて分離する輝度信号色信号分離回路に関する。
【０００２】
【従来の技術】図１に輝度信号色信号分離回路の従来例
を示す。この輝度信号色信号分離回路においては、４ｆ
sc（ｆscは副搬送波周波数）のサンプリング周波数にて
ディシタル化されたＮＴＳＣ方式のカラー映像信号が垂
直方向搬送色信号抽出フィルタとしてくし形フィルタを
構成する１Ｈ（１水平走査期間）の遅延素子１１及び減
算器１２に供給される。減算器１２は現映像信号から１
Ｈ前の映像信号を差し引く。減算器１２の出力には水平
方向搬送色信号抽出フィルタをなすＢＰＦ（バンドパス
フィルタ）１３が設けられている。
を示す。この輝度信号色信号分離回路においては、４ｆ
sc（ｆscは副搬送波周波数）のサンプリング周波数にて
ディシタル化されたＮＴＳＣ方式のカラー映像信号が垂
直方向搬送色信号抽出フィルタとしてくし形フィルタを
構成する１Ｈ（１水平走査期間）の遅延素子１１及び減
算器１２に供給される。減算器１２は現映像信号から１
Ｈ前の映像信号を差し引く。減算器１２の出力には水平
方向搬送色信号抽出フィルタをなすＢＰＦ（バンドパス
フィルタ）１３が設けられている。
【０００３】ＢＰＦ１３は副搬送波周波数ｆsc（＝３．
５８ＭＨｚ）を中心周波数とする。具体的には図２に示
すように、入力端子ＩＮから４つの遅延素子１３１〜１
３４が直列に接続されている。遅延素子１３１〜１３４
は遅延時間Ｔとして７０nsec（サンプリング周期）だけ
信号を遅延させる。また、入力端子ＩＮへの入力信号と
遅延素子１３４の出力信号とを加算する加算器１３５が
設けられ、遅延素子１３２の出力には減算器１３６が接
続されている。減算器１３６には加算器１３５の出力信
号が反転器１３７を介して供給され、遅延素子１３２の
出力信号から反転器１３７の出力信号が差し引かれる。
すなわち、入力端子ＩＮの信号レベルをＡ、遅延素子１
３２の出力信号レベルをＢ、遅延素子１３４の出力信号
レベルをＣとすると、減算器１３６の出力レベルは（Ｂ
−（Ａ＋Ｃ）／２）／２となり色信号として得られる。
なお、加算器１３５及び減算器１３６はその算出結果を
１／２にして出力する機能を有するものとする。
５８ＭＨｚ）を中心周波数とする。具体的には図２に示
すように、入力端子ＩＮから４つの遅延素子１３１〜１
３４が直列に接続されている。遅延素子１３１〜１３４
は遅延時間Ｔとして７０nsec（サンプリング周期）だけ
信号を遅延させる。また、入力端子ＩＮへの入力信号と
遅延素子１３４の出力信号とを加算する加算器１３５が
設けられ、遅延素子１３２の出力には減算器１３６が接
続されている。減算器１３６には加算器１３５の出力信
号が反転器１３７を介して供給され、遅延素子１３２の
出力信号から反転器１３７の出力信号が差し引かれる。
すなわち、入力端子ＩＮの信号レベルをＡ、遅延素子１
３２の出力信号レベルをＢ、遅延素子１３４の出力信号
レベルをＣとすると、減算器１３６の出力レベルは（Ｂ
−（Ａ＋Ｃ）／２）／２となり色信号として得られる。
なお、加算器１３５及び減算器１３６はその算出結果を
１／２にして出力する機能を有するものとする。
【０００４】一方、カラー映像信号は遅延素子１４を介
して減算器１５に供給される。遅延素子１４はＢＰＦ１
３による遅延分の補償である。減算器１５は遅延素子１
４の出力信号からＢＰＦ１３の出力信号である色信号を
差し引き、差し引いた結果を輝度信号として出力する。
して減算器１５に供給される。遅延素子１４はＢＰＦ１
３による遅延分の補償である。減算器１５は遅延素子１
４の出力信号からＢＰＦ１３の出力信号である色信号を
差し引き、差し引いた結果を輝度信号として出力する。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の輝度信号
色信号分離回路においては、上記のように信号レベル
Ａ，Ｂ，Ｃが互いに１４０nsecだけの時間差、すなわち
１８０゜の位相差を有しているので、色の水平方向の変
化部分では変化前後の色の位相情報が混じり合って減算
器１３６から色信号として出力されることになる。よっ
て、そのような位相情報が歪められた色信号に応じてカ
ラー映像信号から輝度信号が分離されるので、輝度信号
と色信号とが適切に分離されず再生画像の色変化部分で
はドット妨害が生じるという問題があった。
色信号分離回路においては、上記のように信号レベル
Ａ，Ｂ，Ｃが互いに１４０nsecだけの時間差、すなわち
１８０゜の位相差を有しているので、色の水平方向の変
化部分では変化前後の色の位相情報が混じり合って減算
器１３６から色信号として出力されることになる。よっ
て、そのような位相情報が歪められた色信号に応じてカ
ラー映像信号から輝度信号が分離されるので、輝度信号
と色信号とが適切に分離されず再生画像の色変化部分で
はドット妨害が生じるという問題があった。
【０００６】そこで、本発明の目的は、画像の水平方向
の色変化部分においても輝度信号と色信号とを適切に分
離して再生画像の色変化部分のドット妨害を軽減するこ
とができる輝度信号色信号分離回路を提供することであ
る。
の色変化部分においても輝度信号と色信号とを適切に分
離して再生画像の色変化部分のドット妨害を軽減するこ
とができる輝度信号色信号分離回路を提供することであ
る。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明の輝度信号色信号
分離回路は、ディジタル化されたカラー映像信号中の垂
直方向の搬送色信号帯域成分を抽出する垂直方向搬送色
信号抽出フィルタと、垂直方向搬送色信号抽出フィルタ
の出力信号中の水平方向の搬送色信号帯域成分を抽出し
て搬送色信号として出力する水平方向搬送色信号抽出フ
ィルタと、カラー映像信号から水平方向搬送色信号抽出
フィルタの出力信号を差し引いて輝度信号として出力す
る輝度信号抽出手段とからなる輝度信号色信号分離回路
であって、水平方向搬送色信号抽出フィルタは垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時間だけ
遅延させた第１遅延信号を出力する第１遅延手段と、垂
直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第２遅延時
間だけ遅延させた第２遅延信号を出力する第２遅延手段
と、第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転させる位
相反転手段と、位相反転手段を介して得られた垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号と第１及び第２遅延
信号とのうちの中間値をとる信号を中間値信号として選
択的に出力する中間値選択手段と、第１遅延手段から出
力された第１遅延信号に中間値信号を加算して搬送色信
号を得る加算手段とを有することを特徴としている。
分離回路は、ディジタル化されたカラー映像信号中の垂
直方向の搬送色信号帯域成分を抽出する垂直方向搬送色
信号抽出フィルタと、垂直方向搬送色信号抽出フィルタ
の出力信号中の水平方向の搬送色信号帯域成分を抽出し
て搬送色信号として出力する水平方向搬送色信号抽出フ
ィルタと、カラー映像信号から水平方向搬送色信号抽出
フィルタの出力信号を差し引いて輝度信号として出力す
る輝度信号抽出手段とからなる輝度信号色信号分離回路
であって、水平方向搬送色信号抽出フィルタは垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時間だけ
遅延させた第１遅延信号を出力する第１遅延手段と、垂
直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第２遅延時
間だけ遅延させた第２遅延信号を出力する第２遅延手段
と、第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転させる位
相反転手段と、位相反転手段を介して得られた垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号と第１及び第２遅延
信号とのうちの中間値をとる信号を中間値信号として選
択的に出力する中間値選択手段と、第１遅延手段から出
力された第１遅延信号に中間値信号を加算して搬送色信
号を得る加算手段とを有することを特徴としている。
【０００８】
【作用】本発明の輝度信号色信号分離回路においては、
垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号が第１及び
第２遅延手段によって遅延され、第１遅延手段からは垂
直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時
間だけ遅延された第１遅延信号が、また第２遅延手段か
らは第２所定時間だけ遅延させた第２遅延信号が出力さ
れる。その第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィ
ルタの出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転さ
せた後の各信号のうち中間値をとる信号が中間値信号と
して中間値選択手段から出力され、その中間値信号には
色の変化点前後の互いに異なる色を示す信号が混在する
ことが生じないので、水平方向搬送色信号抽出フィルタ
では第１遅延手段の出力信号と中間値信号との加算によ
り位相情報が歪められることなく水平方向における搬送
色信号が抽出される。
垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号が第１及び
第２遅延手段によって遅延され、第１遅延手段からは垂
直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１所定時
間だけ遅延された第１遅延信号が、また第２遅延手段か
らは第２所定時間だけ遅延させた第２遅延信号が出力さ
れる。その第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィ
ルタの出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転さ
せた後の各信号のうち中間値をとる信号が中間値信号と
して中間値選択手段から出力され、その中間値信号には
色の変化点前後の互いに異なる色を示す信号が混在する
ことが生じないので、水平方向搬送色信号抽出フィルタ
では第１遅延手段の出力信号と中間値信号との加算によ
り位相情報が歪められることなく水平方向における搬送
色信号が抽出される。
【０００９】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ詳
細に説明する。図３は本発明による輝度信号色信号分離
回路を示している。この輝度信号色信号分離回路におい
ては、１Ｈ遅延素子２１、減算器２２，２３及び適応型
ＢＰＦ２４が設けられている。遅延素子２１及び減算器
２２，２３は図１に示した従来回路における遅延素子１
１及び減算器１２，１５と同様に構成されている。ＢＰ
Ｆ２４は遅延素子２１及び減算器２２からなる垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号を入力する水平方向
搬送色信号抽出フィルタとして設けられている。
細に説明する。図３は本発明による輝度信号色信号分離
回路を示している。この輝度信号色信号分離回路におい
ては、１Ｈ遅延素子２１、減算器２２，２３及び適応型
ＢＰＦ２４が設けられている。遅延素子２１及び減算器
２２，２３は図１に示した従来回路における遅延素子１
１及び減算器１２，１５と同様に構成されている。ＢＰ
Ｆ２４は遅延素子２１及び減算器２２からなる垂直方向
搬送色信号抽出フィルタの出力信号を入力する水平方向
搬送色信号抽出フィルタとして設けられている。
【００１０】ＢＰＦ２４は具体的には図４に示すよう
に、入力端子ＩＮから４つの遅延素子２４１〜２４４が
直列に接続されている。遅延素子２４１〜２４４は遅延
時間Ｔとして７０nsec（サンプリング周期）だけ信号を
遅延させる。入力端子ＩＮ及び遅延素子２４４の出力に
は反転器２４５，２４６が接続され、反転器２４５，２
４６の出力信号は遅延素子２４２の出力信号と共に中間
値選択回路２４７に供給される。中間値選択回路２４７
は例えば、比較器からなり、３つの入力信号の値を比較
してそのうちの中間値、すなわち最大値及び最小値以外
の値を検出する。なお、３つの値のうち２つが同一値な
らば、その同一値を選択し、３つの値が全て同一値なら
ば、同一値を選択する。
に、入力端子ＩＮから４つの遅延素子２４１〜２４４が
直列に接続されている。遅延素子２４１〜２４４は遅延
時間Ｔとして７０nsec（サンプリング周期）だけ信号を
遅延させる。入力端子ＩＮ及び遅延素子２４４の出力に
は反転器２４５，２４６が接続され、反転器２４５，２
４６の出力信号は遅延素子２４２の出力信号と共に中間
値選択回路２４７に供給される。中間値選択回路２４７
は例えば、比較器からなり、３つの入力信号の値を比較
してそのうちの中間値、すなわち最大値及び最小値以外
の値を検出する。なお、３つの値のうち２つが同一値な
らば、その同一値を選択し、３つの値が全て同一値なら
ば、同一値を選択する。
【００１１】中間値選択回路２４７の出力には加算器２
４８が接続されている。加算器２４８は遅延素子２４２
の出力信号と中間値選択回路２４７の出力信号とを加算
する。加算器２４８の出力信号は１／２乗算器２４９を
介してＢＰＦ２４の出力端子ＯＵＴに供給される。かか
る構成の本発明による輝度信号色信号分離回路におい
て、４ｆscのサンプリング周波数にてディシタル化され
たＮＴＳＣ方式の入力カラー映像信号は従来回路と同様
に遅延素子２１及び減算器２２によって垂直方向につい
て色信号成分が抽出される。減算器２２の出力信号はＢ
ＰＦ２４において遅延素子２４１〜２４４によって遅延
される。減算器２２からの入力信号をＡ、遅延素子２４
２の出力信号（第１遅延信号）をＢ、遅延素子２４４の
出力信号（第２遅延信号）をＣとし、また、入力信号Ａ
が図５（ａ）に示すように変化しているとすると、反転
器２４５の出力信号Ａ１は図５（ｂ）に示すように信号
Ａとは逆位相の信号となる。なお、図５（ａ）の波形上
の黒丸はサンプリング点である。遅延素子２４２の出力
信号Ｂは図５（ｃ）に示すように信号Ａに対し色信号の
位相に関して１８０゜遅れている。遅延素子２４４の出
力信号Ｃは信号Ｂに対し更に１８０゜遅れ、反転器２４
６によって位相反転されるので、反転器２４６の出力信
号Ｃ１は図５（ｄ）に示すように変化する信号となる。
４８が接続されている。加算器２４８は遅延素子２４２
の出力信号と中間値選択回路２４７の出力信号とを加算
する。加算器２４８の出力信号は１／２乗算器２４９を
介してＢＰＦ２４の出力端子ＯＵＴに供給される。かか
る構成の本発明による輝度信号色信号分離回路におい
て、４ｆscのサンプリング周波数にてディシタル化され
たＮＴＳＣ方式の入力カラー映像信号は従来回路と同様
に遅延素子２１及び減算器２２によって垂直方向につい
て色信号成分が抽出される。減算器２２の出力信号はＢ
ＰＦ２４において遅延素子２４１〜２４４によって遅延
される。減算器２２からの入力信号をＡ、遅延素子２４
２の出力信号（第１遅延信号）をＢ、遅延素子２４４の
出力信号（第２遅延信号）をＣとし、また、入力信号Ａ
が図５（ａ）に示すように変化しているとすると、反転
器２４５の出力信号Ａ１は図５（ｂ）に示すように信号
Ａとは逆位相の信号となる。なお、図５（ａ）の波形上
の黒丸はサンプリング点である。遅延素子２４２の出力
信号Ｂは図５（ｃ）に示すように信号Ａに対し色信号の
位相に関して１８０゜遅れている。遅延素子２４４の出
力信号Ｃは信号Ｂに対し更に１８０゜遅れ、反転器２４
６によって位相反転されるので、反転器２４６の出力信
号Ｃ１は図５（ｄ）に示すように変化する信号となる。
【００１２】中間値選択回路２４７においては、信号Ａ
１，Ｂ，Ｃ１のうちからレベルの中間値が検出される。
信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１は同一色に対するものであれば、同
一波形となる。すなわち、信号Ａのサンプリング点Ｐ0
において色が異なる色に変化した場合には、図５（ｂ）
〜図５（ｄ）から分かるように点Ｐ0までは同一波形と
なっている。よって、中間値選択回路２４７の出力信号
も図５（ｅ）に示すように信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１と同一波
形となる。色変化が起きた点Ｐ0から１８０゜遅れた点
Ｐ1まででは信号Ａ１は新たな色を示し、信号Ｂ，Ｃ１
は以前の色を示している。よって、信号Ｂ又はＣ１が選
択される。点Ｐ1から更に１８０゜遅れた点Ｐ2までの範
囲では信号Ａ１，Ｂは新たな色を示し、信号Ｃ１は以前
の色を示している。よって、信号Ａ１又はＢが選択され
る。点Ｐ2以降では信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１は全て新たな色
のものになるので、中間値選択回路２４７の出力信号は
信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１と同一波形となる。このように中間
値選択回路２４７から出力される信号には色変化点前後
の互いに異なる色を示す信号が混在することは生じない
のである。
１，Ｂ，Ｃ１のうちからレベルの中間値が検出される。
信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１は同一色に対するものであれば、同
一波形となる。すなわち、信号Ａのサンプリング点Ｐ0
において色が異なる色に変化した場合には、図５（ｂ）
〜図５（ｄ）から分かるように点Ｐ0までは同一波形と
なっている。よって、中間値選択回路２４７の出力信号
も図５（ｅ）に示すように信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１と同一波
形となる。色変化が起きた点Ｐ0から１８０゜遅れた点
Ｐ1まででは信号Ａ１は新たな色を示し、信号Ｂ，Ｃ１
は以前の色を示している。よって、信号Ｂ又はＣ１が選
択される。点Ｐ1から更に１８０゜遅れた点Ｐ2までの範
囲では信号Ａ１，Ｂは新たな色を示し、信号Ｃ１は以前
の色を示している。よって、信号Ａ１又はＢが選択され
る。点Ｐ2以降では信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１は全て新たな色
のものになるので、中間値選択回路２４７の出力信号は
信号Ａ１，Ｂ，Ｃ１と同一波形となる。このように中間
値選択回路２４７から出力される信号には色変化点前後
の互いに異なる色を示す信号が混在することは生じない
のである。
【００１３】中間値選択回路２４７の出力信号は加算器
２４８において信号Ｂと加算された後、１／２乗算器２
４９で１／２の信号レベルにされる。よって、ＢＰＦ２
４からは図５（ｆ）に示すように変化する信号が分離さ
れた色信号として出力されるのである。減算器２３にお
いては、カラー映像信号からＢＰＦ２４の出力信号を差
し引くので、色変化点前後の互いに異なる色の影響を受
けることなく輝度信号が適切に分離されて得られるので
ある。
２４８において信号Ｂと加算された後、１／２乗算器２
４９で１／２の信号レベルにされる。よって、ＢＰＦ２
４からは図５（ｆ）に示すように変化する信号が分離さ
れた色信号として出力されるのである。減算器２３にお
いては、カラー映像信号からＢＰＦ２４の出力信号を差
し引くので、色変化点前後の互いに異なる色の影響を受
けることなく輝度信号が適切に分離されて得られるので
ある。
【００１４】なお、上記した実施例においては、サンプ
リング周波数を４ｆscにしているが、これに限らず、２
×ｎ×ｆsc（ｎは整数）ならば他の周波数でも本発明を
適用することができることは明らかである。また、上記
した実施例における適応型ＢＰＦ２４は図６に示すよう
に構成することもできる。この構成の場合には反転器２
５が遅延素子２４２と中間値選択回路２４７との間に設
けられ、反転器２６が中間値選択回路２４７の出力と加
算器２４８との間に設けられる。
リング周波数を４ｆscにしているが、これに限らず、２
×ｎ×ｆsc（ｎは整数）ならば他の周波数でも本発明を
適用することができることは明らかである。また、上記
した実施例における適応型ＢＰＦ２４は図６に示すよう
に構成することもできる。この構成の場合には反転器２
５が遅延素子２４２と中間値選択回路２４７との間に設
けられ、反転器２６が中間値選択回路２４７の出力と加
算器２４８との間に設けられる。
【００１５】更に、上記した実施例においては、減算器
２３の正入力端子にはカラー映像信号が直接供給される
が、カラー映像信号は図１と同様に遅延素子を介して供
給されるようにしても良い。
２３の正入力端子にはカラー映像信号が直接供給される
が、カラー映像信号は図１と同様に遅延素子を介して供
給されるようにしても良い。
【００１６】
【発明の効果】以上の如く、本発明の輝度信号色信号分
離回路においては、垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号を第１所定時間だけ遅延させた第１遅延信号及
び第２所定時間だけ遅延させた第２遅延信号を生成し、
その第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転させた後
の各信号のうち中間値をとる信号を中間値信号として得
るので、その中間値信号には色の変化点前後の互いに異
なる色を示す信号が混在することが防止される。よっ
て、水平方向搬送色信号抽出フィルタでは第１遅延信号
と中間値信号との加算により、色の水平方向の変化部分
では変化前後の色の位相情報が混じり合わない色信号を
出力することができる。これにより、カラー映像信号か
ら色信号を差し引いて得られる輝度信号は色信号と適切
に分離されるので、画像の水平方向の色変化部分におけ
るドット妨害を軽減することができる。
離回路においては、垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号を第１所定時間だけ遅延させた第１遅延信号及
び第２所定時間だけ遅延させた第２遅延信号を生成し、
その第１遅延信号と垂直方向搬送色信号抽出フィルタの
出力信号及び第２遅延信号との位相関係を反転させた後
の各信号のうち中間値をとる信号を中間値信号として得
るので、その中間値信号には色の変化点前後の互いに異
なる色を示す信号が混在することが防止される。よっ
て、水平方向搬送色信号抽出フィルタでは第１遅延信号
と中間値信号との加算により、色の水平方向の変化部分
では変化前後の色の位相情報が混じり合わない色信号を
出力することができる。これにより、カラー映像信号か
ら色信号を差し引いて得られる輝度信号は色信号と適切
に分離されるので、画像の水平方向の色変化部分におけ
るドット妨害を軽減することができる。
【図１】従来の輝度信号色信号分離回路を示すブロック
図である。
図である。
【図２】図１の回路内のＢＰＦの具体的構成を示すブロ
ック図である。
ック図である。
【図３】本発明の実施例を示すブロック図である。
【図４】図３の回路内の適応型ＢＰＦの具体的構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図５】適応型ＢＰＦ内の各部の信号波形を示す図であ
る。
る。
【図６】図３の回路内の適応型ＢＰＦの他の構成例を示
すブロック図である。
すブロック図である。
１１，２１ １Ｈ遅延素子 １２，１５，２２，２３，１３６ 減算器 ２４ 適応型ＢＰＦ ２４７ 中間値選択回路
Claims (6)
- 【請求項１】 ディジタル化されたカラー映像信号中の
垂直方向の搬送色信号帯域成分を抽出する垂直方向搬送
色信号抽出フィルタと、 前記垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号中の水
平方向の搬送色信号帯域成分を抽出して搬送色信号とし
て出力する水平方向搬送色信号抽出フィルタと、 前記カラー映像信号から前記水平方向搬送色信号抽出フ
ィルタの出力信号を差し引いて輝度信号として出力する
輝度信号抽出手段とからなる輝度信号色信号分離回路で
あって、 前記水平方向搬送色信号抽出フィルタは、 前記垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第１
所定時間だけ遅延させた第１遅延信号を出力する第１遅
延手段と、 前記垂直方向搬送色信号抽出フィルタの出力信号を第２
遅延時間だけ遅延させた第２遅延信号を出力する第２遅
延手段と、 前記第１遅延信号と前記垂直方向搬送色信号抽出フィル
タの出力信号及び前記第２遅延信号との位相関係を反転
させる位相反転手段と、 前記位相反転手段を介して得られた前記垂直方向搬送色
信号抽出フィルタの出力信号と前記第１及び第２遅延信
号とのうちの中間値をとる信号を中間値信号として選択
的に出力する中間値選択手段と、 前記第１遅延手段から出力された前記第１遅延信号に前
記中間値信号を加算して前記搬送色信号を得る加算手段
とを有することを特徴とする輝度信号色信号分離回路。 - 【請求項２】 前記位相反転手段は、前記垂直方向搬送
色信号抽出フィルタの出力信号の位相を反転させる第１
反転器と、前記第２遅延手段から出力された前記第２遅
延信号の位相を反転させる第２反転器とを有し、前記第
１及び第２反転器の各出力信号と前記第１遅延手段から
出力された前記第１遅延信号とを前記中間値選択手段に
供給し、 前記加算手段は、前記中間値選択手段から出力された前
記中間値信号と前記第１遅延手段から出力された前記第
１遅延信号とを加算する第１加算器と、前記第１加算器
の加算結果を１／２にする乗算器とを有することを特徴
とする請求項１記載の輝度信号色信号分離回路。 - 【請求項３】 前記位相反転手段は、前記第１遅延手段
から出力された前記第１遅延信号の位相を反転させる第
３反転器を有し、前記垂直方向搬送色信号抽出フィルタ
の出力信号と前記第２遅延手段から出力された前記第２
遅延信号と前記第３反転器の出力信号とを前記中間値選
択手段に供給し、 前記加算手段は、前記中間値選択手段から出力された前
記中間値信号の位相を反転する第４反転器と、前記第４
反転器の出力信号と前記第１遅延手段から出力された前
記第１遅延信号とを加算する第２加算器と、前記第２加
算器の加算結果を１／２にする乗算器とを有することを
特徴とする請求項１記載の輝度信号色信号分離回路。 - 【請求項４】 前記第１所定時間は搬送色信号帯域成分
の位相差で１８０°に相当する時間であり、前記第２所
定時間は搬送色信号帯域成分の位相差で３６０°に相当
する時間であることを特徴とする請求項１記載の輝度信
号色信号分離回路。 - 【請求項５】 前記カラー映像信号は副搬送波周波数の
２×ｎ（ｎは整数）倍の周波数でサンプリングされ、前
記第１及び第２遅延手段は直列に接続され、ｎサンプリ
ング周期分だけの信号遅延機能を各々有することを特徴
とする請求項１記載の輝度信号色信号分離回路。 - 【請求項６】 前記垂直方向搬送色信号抽出フィルタ
は、前記カラー映像信号を１水平走査期間だけ遅延させ
る第３遅延手段と、前記カラー映像信号から前記第３遅
延手段の出力信号を差し引く減算手段とからなることを
特徴とする請求項１記載の輝度信号色信号分離回路。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015445A JPH07226956A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 輝度信号色信号分離回路 |
| US08/385,261 US5523797A (en) | 1994-02-09 | 1995-02-08 | Luminance signal and color signal separating circuit |
| EP95101744A EP0667719A3 (en) | 1994-02-09 | 1995-02-09 | Circuit for separating luminance and chrominance signals. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6015445A JPH07226956A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 輝度信号色信号分離回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07226956A true JPH07226956A (ja) | 1995-08-22 |
Family
ID=11889015
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6015445A Pending JPH07226956A (ja) | 1994-02-09 | 1994-02-09 | 輝度信号色信号分離回路 |
Country Status (3)
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|---|---|
| US (1) | US5523797A (ja) |
| EP (1) | EP0667719A3 (ja) |
| JP (1) | JPH07226956A (ja) |
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1994
- 1994-02-09 JP JP6015445A patent/JPH07226956A/ja active Pending
-
1995
- 1995-02-08 US US08/385,261 patent/US5523797A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-02-09 EP EP95101744A patent/EP0667719A3/en not_active Ceased
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5523797A (en) | 1996-06-04 |
| EP0667719A3 (en) | 1995-10-18 |
| EP0667719A2 (en) | 1995-08-16 |
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