JPH06284441A - クシ型フィルタ回路 - Google Patents
クシ型フィルタ回路Info
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- JPH06284441A JPH06284441A JP5072259A JP7225993A JPH06284441A JP H06284441 A JPH06284441 A JP H06284441A JP 5072259 A JP5072259 A JP 5072259A JP 7225993 A JP7225993 A JP 7225993A JP H06284441 A JPH06284441 A JP H06284441A
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- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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- H04N9/00—Details of colour television systems
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- H04N9/79—Processing of colour television signals in connection with recording
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-
- H—ELECTRICITY
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- H04N9/00—Details of colour television systems
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- H04N9/87—Regeneration of colour television signals
Abstract
(57)【要約】
【目的】 輝度信号及び色信号の信号帯域を狭めないク
ロストーク、ノイズ除去のためのクシ型フィルタを提供
する。 【構成】 ＣＣＤ遅延素子の入力は、再生輝度信号と再
生色信号の加算信号とし、ＣＣＤ遅延素子の出力は、Ｌ
ＰＦとＢＰＦにより、それぞれ遅延した再生輝度信号と
遅延した再生色信号に分離した後で、加算する前の入力
信号と、分離された再生信号でクシ型フィルタを構成す
る。これによって、メイン信号経路に帯域を制限するフ
ィルタを入れる必要がなくなる。 【効果】 再生輝度信号及び再生色信号の信号帯域幅を
狭めないクシ型フィルタを作ることができる。
ロストーク、ノイズ除去のためのクシ型フィルタを提供
する。 【構成】 ＣＣＤ遅延素子の入力は、再生輝度信号と再
生色信号の加算信号とし、ＣＣＤ遅延素子の出力は、Ｌ
ＰＦとＢＰＦにより、それぞれ遅延した再生輝度信号と
遅延した再生色信号に分離した後で、加算する前の入力
信号と、分離された再生信号でクシ型フィルタを構成す
る。これによって、メイン信号経路に帯域を制限するフ
ィルタを入れる必要がなくなる。 【効果】 再生輝度信号及び再生色信号の信号帯域幅を
狭めないクシ型フィルタを作ることができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、カラー映像信号から色
信号及び輝度信号を分離するクシ型フィルタに関し、特
に、再生時のクロスカラー除去のための色クシ型フィル
タと、ノイズ除去のための輝度クシ型フィルタの改良に
関する。
信号及び輝度信号を分離するクシ型フィルタに関し、特
に、再生時のクロスカラー除去のための色クシ型フィル
タと、ノイズ除去のための輝度クシ型フィルタの改良に
関する。
【０００２】
【従来の技術】映像信号から輝度信号及び色信号を抽出
するクシ型フィルタの従来例について図３を参照して説
明する。
するクシ型フィルタの従来例について図３を参照して説
明する。
【０００３】図３において、図示しないビデオデッキ部
によって復調された再生輝度信号ａ及び再生色信号ｂ
は、加算器１によって重畳されて映像信号ｃとなる。こ
の映像信号ｃは、信号を１水平走査相当時間遅延させる
ＣＣＤ遅延素子２及びローパスフィルタ（ＬＰＦ）３を
経由して減算器４の一方の入力端子に遅延映像信号ｄと
して供給される。ローパスフィルタ３は混入するＣＣＤ
のクロック成分を除去する。減算器４の他方の入力端子
には映像信号ｃが供給され、減算器４の出力には色信号
ｅが得られる。色信号ｅはバンドパスフィルタ（ＢＰ
Ｆ）５を通り、輝度信号の非相関成分が除去されて処理
色信号ｆとなる。また、色信号ｅは、輝度信号の非相関
によるエラーを軽減するリミッタ６及びアンプ７を経由
して減算器８の一方の入力端子に供給される。減算器８
の他方入力端子には、映像信号ｃが供給され、その出力
端子には輝度信号のノイズ成分が相殺された映像信号ｈ
が得られる。映像信号ｈは色信号成分を除去するローパ
スフィルタ９を経由して処理輝度信号ｉとなる。
によって復調された再生輝度信号ａ及び再生色信号ｂ
は、加算器１によって重畳されて映像信号ｃとなる。こ
の映像信号ｃは、信号を１水平走査相当時間遅延させる
ＣＣＤ遅延素子２及びローパスフィルタ（ＬＰＦ）３を
経由して減算器４の一方の入力端子に遅延映像信号ｄと
して供給される。ローパスフィルタ３は混入するＣＣＤ
のクロック成分を除去する。減算器４の他方の入力端子
には映像信号ｃが供給され、減算器４の出力には色信号
ｅが得られる。色信号ｅはバンドパスフィルタ（ＢＰ
Ｆ）５を通り、輝度信号の非相関成分が除去されて処理
色信号ｆとなる。また、色信号ｅは、輝度信号の非相関
によるエラーを軽減するリミッタ６及びアンプ７を経由
して減算器８の一方の入力端子に供給される。減算器８
の他方入力端子には、映像信号ｃが供給され、その出力
端子には輝度信号のノイズ成分が相殺された映像信号ｈ
が得られる。映像信号ｈは色信号成分を除去するローパ
スフィルタ９を経由して処理輝度信号ｉとなる。
【０００４】次に、従来例における信号処理について説
明する。図４は、上記クシ型フィルタ回路の各部におけ
る信号の波形図である。図４（Ａ）は再生輝度信号ａの
波形であり、同図（Ｂ）は、再生色信号ｂの波形であ
る。再生輝度信号ａにはノイズ成分が含まれている。両
信号は図４（Ｃ）に示すようには加算されて映像信号ｃ
となる。この映像信号ｃは、ＣＣＤ遅延素子によって１
Ｈ（水平走査相当時間）遅延され、図４（Ｄ）に示すよ
うに遅延映像信号ｄとなる。ＮＴＳＣ方式の信号の場
合、色信号は１Ｈ毎に１８０度位相が反転している。従
って、映像信号ｃと１Ｈ遅延した遅延映像信号ｄとの減
算は、色信号成分に対しては、加算となるため図４
（Ｅ）に示される色信号ｅとなる。クシ型フィルタでは
隣接する走査線の相関が高いことに着目して輝度信号及
び色信号を分離するが、非相関の部分では両信号の分離
精度は低下する。色信号ｅは、輝度信号（Ｙ）の非相関
成分と色信号のクシ型フィルタ出力信号との加算信号ｅ
として現れるので、図４（Ｅ）に示される輝度信号の非
相関成分を除去するため、バンドパスフィルタ５を通
し、図４（Ｆ）に示される処理色信号ｆとなる。
明する。図４は、上記クシ型フィルタ回路の各部におけ
る信号の波形図である。図４（Ａ）は再生輝度信号ａの
波形であり、同図（Ｂ）は、再生色信号ｂの波形であ
る。再生輝度信号ａにはノイズ成分が含まれている。両
信号は図４（Ｃ）に示すようには加算されて映像信号ｃ
となる。この映像信号ｃは、ＣＣＤ遅延素子によって１
Ｈ（水平走査相当時間）遅延され、図４（Ｄ）に示すよ
うに遅延映像信号ｄとなる。ＮＴＳＣ方式の信号の場
合、色信号は１Ｈ毎に１８０度位相が反転している。従
って、映像信号ｃと１Ｈ遅延した遅延映像信号ｄとの減
算は、色信号成分に対しては、加算となるため図４
（Ｅ）に示される色信号ｅとなる。クシ型フィルタでは
隣接する走査線の相関が高いことに着目して輝度信号及
び色信号を分離するが、非相関の部分では両信号の分離
精度は低下する。色信号ｅは、輝度信号（Ｙ）の非相関
成分と色信号のクシ型フィルタ出力信号との加算信号ｅ
として現れるので、図４（Ｅ）に示される輝度信号の非
相関成分を除去するため、バンドパスフィルタ５を通
し、図４（Ｆ）に示される処理色信号ｆとなる。
【０００５】また、減算器４の出力信号である色信号ｅ
をリミッタ６とアンプ７を通すことにより、図４（Ｇ）
に示す信号ｇとなり、信号ｇと映像信号ｃとの減算によ
り図４（Ｈ）に示すノイズ成分が相殺された映像信号ｈ
となる。映像信号ｈでは、減算によって輝度信号の低域
相関ノイズが除去されるため、クシ型フィルタの輝度信
号出力とすることが出来る。しかしながら、この映像信
号ｈには、リミッタ６とアンプ７を経由した色信号が残
っているため、映像信号ｈは、色信号成分が輝度信号に
重畳されたクシ型フィルタの出力となっている。この色
信号成分をローパスフィルタ９によって除去し、図４
（Ｉ）に示される処理映像信号ｉを得る。
をリミッタ６とアンプ７を通すことにより、図４（Ｇ）
に示す信号ｇとなり、信号ｇと映像信号ｃとの減算によ
り図４（Ｈ）に示すノイズ成分が相殺された映像信号ｈ
となる。映像信号ｈでは、減算によって輝度信号の低域
相関ノイズが除去されるため、クシ型フィルタの輝度信
号出力とすることが出来る。しかしながら、この映像信
号ｈには、リミッタ６とアンプ７を経由した色信号が残
っているため、映像信号ｈは、色信号成分が輝度信号に
重畳されたクシ型フィルタの出力となっている。この色
信号成分をローパスフィルタ９によって除去し、図４
（Ｉ）に示される処理映像信号ｉを得る。
【０００６】よって、輝度クシ型フィルタ出力信号は常
にローパスフィルタ９を通ることとなり、輝度信号の帯
域をも狭めてしまう欠点がある。また、処理色信号ｆ
は、常にバンドパスフィルタ５を通ることとなり、色信
号の帯域を狭めてしまう欠点がある。
にローパスフィルタ９を通ることとなり、輝度信号の帯
域をも狭めてしまう欠点がある。また、処理色信号ｆ
は、常にバンドパスフィルタ５を通ることとなり、色信
号の帯域を狭めてしまう欠点がある。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したように従
来の輝度信号の非相関をも考慮したクシ型フィルタで
は、常に非遅延映像信号が通過するメイン信号経路にフ
ィルタ（バンドパスフィルタ５、ローパスフィルタ９）
が入ってしまうため、処理色信号及び処理輝度信号の帯
域を狭められて不具合である。
来の輝度信号の非相関をも考慮したクシ型フィルタで
は、常に非遅延映像信号が通過するメイン信号経路にフ
ィルタ（バンドパスフィルタ５、ローパスフィルタ９）
が入ってしまうため、処理色信号及び処理輝度信号の帯
域を狭められて不具合である。
【０００８】よって、本発明は、メイン信号経路にフィ
ルタ（バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ）を入れ
ない構成にすることにより、処理色信号及び処理輝度信
号の信号帯域を狭めないようにすることを目的とする。
ルタ（バンドパスフィルタ、ローパスフィルタ）を入れ
ない構成にすることにより、処理色信号及び処理輝度信
号の信号帯域を狭めないようにすることを目的とする。
【０００９】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明のクシ型フィルタ回路は、再生輝度信号及び再生
色信号を加算して再生映像信号を出力する第１の加算器
と、上記再生映像信号を１水平走査相当期間遅延して遅
延映像信号を出力する遅延素子と、上記遅延映像信号か
ら輝度信号成分を分離して遅延輝度信号を出力する輝度
信号分離フィルタと、上記遅延映像信号から色信号成分
を分離して遅延色信号を出力する色信号分離フィルタ
と、上記再生色信号及び上記遅延色信号を減算して処理
色信号を出力する第１減算器と、上記再生輝度信号及び
上記遅延輝度信号を減算して輝度差信号を出力する第２
減算器と、上記輝度差信号の振幅が所定レベルを越えな
いように制限するリミッタと、上記再生輝度信号及び上
記リミッタを経由した上記輝度差信号を減算して処理輝
度信号を出力する第３減算器と、を備える。
本発明のクシ型フィルタ回路は、再生輝度信号及び再生
色信号を加算して再生映像信号を出力する第１の加算器
と、上記再生映像信号を１水平走査相当期間遅延して遅
延映像信号を出力する遅延素子と、上記遅延映像信号か
ら輝度信号成分を分離して遅延輝度信号を出力する輝度
信号分離フィルタと、上記遅延映像信号から色信号成分
を分離して遅延色信号を出力する色信号分離フィルタ
と、上記再生色信号及び上記遅延色信号を減算して処理
色信号を出力する第１減算器と、上記再生輝度信号及び
上記遅延輝度信号を減算して輝度差信号を出力する第２
減算器と、上記輝度差信号の振幅が所定レベルを越えな
いように制限するリミッタと、上記再生輝度信号及び上
記リミッタを経由した上記輝度差信号を減算して処理輝
度信号を出力する第３減算器と、を備える。
【００１０】
【作用】上記発明の構成においては、ＣＣＤ遅延素子の
入力は、再生輝度信号と再生色信号の加算信号とし、Ｃ
ＣＤ遅延素子の出力は、ローパスフィルタとバンドパス
フィルタにより、それぞれ遅延した再生輝度信号と遅延
した再生色信号に分離した後で、加算する前の入力信号
と、分離された再生信号でクシ型フィルタを構成する。
これによって、メイン信号経路に帯域を制限するフィル
タを入れる必要がなくなり、再生輝度信号及び再生色信
号の信号帯域幅を狭めないクシ型フィルタを作ることが
できる。
入力は、再生輝度信号と再生色信号の加算信号とし、Ｃ
ＣＤ遅延素子の出力は、ローパスフィルタとバンドパス
フィルタにより、それぞれ遅延した再生輝度信号と遅延
した再生色信号に分離した後で、加算する前の入力信号
と、分離された再生信号でクシ型フィルタを構成する。
これによって、メイン信号経路に帯域を制限するフィル
タを入れる必要がなくなり、再生輝度信号及び再生色信
号の信号帯域幅を狭めないクシ型フィルタを作ることが
できる。
【００１１】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は、本発明の一実施例を示しており、
同図において図３に示される回路と対応する部分には同
一符号を付している。
て説明する。図１は、本発明の一実施例を示しており、
同図において図３に示される回路と対応する部分には同
一符号を付している。
【００１２】再生輝度信号ａと再生色信号ｂは加算器１
で重畳されて映像信号ｃとなり、ＣＣＤ遅延素子２を経
由して１Ｈ相当時間遅延した遅延映像信号ｌとなる。遅
延映像信号ｌはローパスフィルタ１１及びバンドパスフ
ィルタ１２に供給される。ローパスフィルタ１１は、遅
延映像信号ｌから輝度信号成分を取り出す低域通過フィ
ルタであり、混入するＣＣＤのクロック成分の除去をも
兼用している。バンドパスフィルタ１２は、遅延映像信
号ｌから色信号成分を取り出す帯域フィルタであり、混
入するＣＣＤのクロック成分の除去も兼用している。バ
ンドパスフィルタ１２によって分離された色信号ｍは、
再生色信号ｂと減算器１３で減算される。前記したよう
にＮＴＳＣ方式では、色信号は、１水平走査毎に位相が
反転しているため減算することにより加算信号として取
り出され、処理色信号ｎとなる。
で重畳されて映像信号ｃとなり、ＣＣＤ遅延素子２を経
由して１Ｈ相当時間遅延した遅延映像信号ｌとなる。遅
延映像信号ｌはローパスフィルタ１１及びバンドパスフ
ィルタ１２に供給される。ローパスフィルタ１１は、遅
延映像信号ｌから輝度信号成分を取り出す低域通過フィ
ルタであり、混入するＣＣＤのクロック成分の除去をも
兼用している。バンドパスフィルタ１２は、遅延映像信
号ｌから色信号成分を取り出す帯域フィルタであり、混
入するＣＣＤのクロック成分の除去も兼用している。バ
ンドパスフィルタ１２によって分離された色信号ｍは、
再生色信号ｂと減算器１３で減算される。前記したよう
にＮＴＳＣ方式では、色信号は、１水平走査毎に位相が
反転しているため減算することにより加算信号として取
り出され、処理色信号ｎとなる。
【００１３】一方、ローパスフィルタ１１で分離された
１Ｈ遅延している輝度信号ｏは、再生輝度信号ａと減算
器１４で減算され、輝度信号の非相関成分を持つ非相関
信号ｐが抽出される。この非相関信号ｐはリミッタ１５
及びアンプ１６を経由して減算器１７の一方の入力端子
に輝度信号レベルの補正信号ｑとして供給される。減算
器１７の他方の入力端子には再生輝度信号ｃが供給さ
れ、輝度信号の非相関ノイズが除かれた処理輝度信号ｒ
が得られる。
１Ｈ遅延している輝度信号ｏは、再生輝度信号ａと減算
器１４で減算され、輝度信号の非相関成分を持つ非相関
信号ｐが抽出される。この非相関信号ｐはリミッタ１５
及びアンプ１６を経由して減算器１７の一方の入力端子
に輝度信号レベルの補正信号ｑとして供給される。減算
器１７の他方の入力端子には再生輝度信号ｃが供給さ
れ、輝度信号の非相関ノイズが除かれた処理輝度信号ｒ
が得られる。
【００１４】次に、上記回路における信号処理について
説明する。図２は、実施例の回路各部における信号の波
形図を示している。同図（Ａ）は供給される再生輝度信
号ａであり、同図（Ｂ）は、供給される再生色信号ｂで
ある。再生輝度信号ａ及び再生色信号ｂは重畳されて同
図（Ｃ）に示される映像信号信号ｃとなる。この映像信
号信号ｃはＣＣＤ遅延素子２によって１Ｈ遅延されて遅
延映像信号ｌとなる。この遅延映像信号ｌから輝度信号
成分をローパスフィルタ１１で分離して同図（Ｄ）に示
す輝度信号ｏが得られる。また、遅延映像信号ｌから色
信号成分をバンドパスフィルタ１２で分離して同図
（Ｅ）に示す色信号ｍを得る。減算器１３及び１４の演
算処理は、夫々再生信号ａ及び輝度信号ｏ間、再生色信
号ｂ及び色信号ｍ間で行なわれる。再生輝度信号ａ及び
輝度信号ｏには、色信号成分を含まないため、減算器１
４の出力である非相関信号ｐも色信号成分を含まず、従
来例のように色信号成分を除去するフィルタ９はいらな
い。また、再生色信号ｂ及び色信号ｍは、輝度成分を含
まないため、従来例の如く非相関時における輝度信号成
分の混入がないため、減算器１３の出力である処理色信
号ｎには、輝度信号の非相関成分を除くフィルタは不要
である。
説明する。図２は、実施例の回路各部における信号の波
形図を示している。同図（Ａ）は供給される再生輝度信
号ａであり、同図（Ｂ）は、供給される再生色信号ｂで
ある。再生輝度信号ａ及び再生色信号ｂは重畳されて同
図（Ｃ）に示される映像信号信号ｃとなる。この映像信
号信号ｃはＣＣＤ遅延素子２によって１Ｈ遅延されて遅
延映像信号ｌとなる。この遅延映像信号ｌから輝度信号
成分をローパスフィルタ１１で分離して同図（Ｄ）に示
す輝度信号ｏが得られる。また、遅延映像信号ｌから色
信号成分をバンドパスフィルタ１２で分離して同図
（Ｅ）に示す色信号ｍを得る。減算器１３及び１４の演
算処理は、夫々再生信号ａ及び輝度信号ｏ間、再生色信
号ｂ及び色信号ｍ間で行なわれる。再生輝度信号ａ及び
輝度信号ｏには、色信号成分を含まないため、減算器１
４の出力である非相関信号ｐも色信号成分を含まず、従
来例のように色信号成分を除去するフィルタ９はいらな
い。また、再生色信号ｂ及び色信号ｍは、輝度成分を含
まないため、従来例の如く非相関時における輝度信号成
分の混入がないため、減算器１３の出力である処理色信
号ｎには、輝度信号の非相関成分を除くフィルタは不要
である。
【００１５】こうして、非遅延信号である再生輝度信号
及び再生色信号が通過するメイン信号経路には、フィル
タが入らないため、輝度信号及び色信号の信号帯域を狭
めない利点がある。また、輝度クシ型フィルタは、２Ｍ
Ｈｚぐらいまでの信号に対してクシ型フィルタをかける
ため、従来に比べＣＣＤ遅延出力信号における輝度信号
の取り出しも容易になる利点もある。
及び再生色信号が通過するメイン信号経路には、フィル
タが入らないため、輝度信号及び色信号の信号帯域を狭
めない利点がある。また、輝度クシ型フィルタは、２Ｍ
Ｈｚぐらいまでの信号に対してクシ型フィルタをかける
ため、従来に比べＣＣＤ遅延出力信号における輝度信号
の取り出しも容易になる利点もある。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明のクシ型フィ
ルタ回路によれば、メイン信号経路にはフィルタが入ら
ないため、輝度信号及び色信号の信号帯域を狭めず、メ
イン信号にフィルタが入らないためＳ／Ｎの低下を防止
することも可能となる。また、ＣＣＤ遅延素子の出力側
に接続するローパスフィルタ及びバンドパスフィルタ
は、ＣＣＤ遅延素子を通過する際に混入するＣＣＤクロ
ックの信号成分の除去を兼用できるため、従来に比べ、
クロック除去を目的とするローパスフィルタ３が不要と
なる。
ルタ回路によれば、メイン信号経路にはフィルタが入ら
ないため、輝度信号及び色信号の信号帯域を狭めず、メ
イン信号にフィルタが入らないためＳ／Ｎの低下を防止
することも可能となる。また、ＣＣＤ遅延素子の出力側
に接続するローパスフィルタ及びバンドパスフィルタ
は、ＣＣＤ遅延素子を通過する際に混入するＣＣＤクロ
ックの信号成分の除去を兼用できるため、従来に比べ、
クロック除去を目的とするローパスフィルタ３が不要と
なる。
【図１】本発明のクシ型フィルタの構成を示すブロック
図。
図。
【図２】本発明のクシ型フィルタの各部の信号波形を示
す信号波形図。
す信号波形図。
【図３】従来例のクシ型フィルタの構成を示すブロック
図。
図。
【図４】従来例のクシ型フィルタの各部の信号波形を示
す信号波形図。
す信号波形図。
１ 加算器 ２ 遅延素子 ３，９，１１ ローパスフィルタ ４，８，１３，１４，１７ 減算器 ５，１２ バンドパスフィルタ
Claims (1)
- 【請求項１】再生輝度信号及び再生色信号を加算して再
生映像信号を出力する第１の加算器と、 前記再生映像信号を１水平走査相当期間遅延して遅延映
像信号を出力する遅延素子と、 前記遅延映像信号から輝度信号成分を分離して遅延輝度
信号を出力する輝度信号分離フィルタと、 前記遅延映像信号から色信号成分を分離して遅延色信号
を出力する色信号分離フィルタと、 前記再生色信号及び前記遅延色信号を減算して処理色信
号を出力する第１減算器と、 前記再生輝度信号及び前記遅延輝度信号を減算して輝度
差信号を出力する第２減算器と、 前記輝度差信号の振幅が所定レベルを越えないように制
限するリミッタと、 前記再生輝度信号及び前記リミッタを経由した前記輝度
差信号を減算して処理輝度信号を出力する第３減算器
と、 を備えるクシ型フィルタ回路。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072259A JPH06284441A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | クシ型フィルタ回路 |
| DE69405276T DE69405276T2 (de) | 1993-03-30 | 1994-03-29 | Kammfilter zur Reduzierung von Cross Color-Phänomenen und -Geräuschen |
| US08/219,347 US5448305A (en) | 1993-03-30 | 1994-03-29 | Comb filter capable of reducing cross-color phenomena and noises |
| EP94104965A EP0618738B1 (en) | 1993-03-30 | 1994-03-29 | Comb filter capable of reducing cross-color phenomena and noises |
| KR1019940006470A KR970003472B1 (ko) | 1993-03-30 | 1994-03-30 | 빗살형 필터 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5072259A JPH06284441A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | クシ型フィルタ回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06284441A true JPH06284441A (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=13484119
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5072259A Pending JPH06284441A (ja) | 1993-03-30 | 1993-03-30 | クシ型フィルタ回路 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5448305A (ja) |
| EP (1) | EP0618738B1 (ja) |
| JP (1) | JPH06284441A (ja) |
| KR (1) | KR970003472B1 (ja) |
| DE (1) | DE69405276T2 (ja) |
Families Citing this family (14)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1133179B1 (en) * | 1995-12-14 | 2004-09-22 | Victor Company Of Japan, Limited | Magnetic reproducing apparatus |
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