JPH0722046Y2 - 圧着端子 - Google Patents
圧着端子Info
- Publication number
- JPH0722046Y2 JPH0722046Y2 JP1990030472U JP3047290U JPH0722046Y2 JP H0722046 Y2 JPH0722046 Y2 JP H0722046Y2 JP 1990030472 U JP1990030472 U JP 1990030472U JP 3047290 U JP3047290 U JP 3047290U JP H0722046 Y2 JPH0722046 Y2 JP H0722046Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire crimping
- electric wire
- pair
- crimp terminal
- convex portion
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電線の導体部を緩みなく強固に圧着接続する
ことのできる圧着端子に関するものである。
ことのできる圧着端子に関するものである。
第5図は、従来の圧着端子を示すものである。
該圧着端子17は、一枚の導電金属板を打抜き折曲して、
基板部18の一方にばね片19を有する電気接触部20を形成
すると共に、該基板部18の他方に、一対の対向する電線
圧着片21,21と一対の対向する電線把持片22,22とを連成
してなるものである。
基板部18の一方にばね片19を有する電気接触部20を形成
すると共に、該基板部18の他方に、一対の対向する電線
圧着片21,21と一対の対向する電線把持片22,22とを連成
してなるものである。
そして、第6図に示すように、該電線圧着片21に電線16
の導体露出部8、該電線把持片22に電線被覆部23をそれ
ぞれ加締め結合し、該電気接触部20に、図示しない相手
側タブ端子を挿入接続する。
の導体露出部8、該電線把持片22に電線被覆部23をそれ
ぞれ加締め結合し、該電気接触部20に、図示しない相手
側タブ端子を挿入接続する。
しかしながら、上記従来の圧着端子17にあっては、第7
図に示すように、電線圧着片21で電線16の導体露出部8
を加締めた(圧着した)後に、該電線圧着片21のスプリ
ングバックや熱の影響による応力緩和等によって加締が
緩んで、導体部8との電気的接触が悪くなるという問題
があった。
図に示すように、電線圧着片21で電線16の導体露出部8
を加締めた(圧着した)後に、該電線圧着片21のスプリ
ングバックや熱の影響による応力緩和等によって加締が
緩んで、導体部8との電気的接触が悪くなるという問題
があった。
本考案は、上記した点に鑑み、電線圧着片がスプリング
バックや熱の影響による応力緩和等によって緩むことな
く、電線の導体部との電気的接触を常に良好に保つこと
のできる圧着端子を提供することを目的とする。
バックや熱の影響による応力緩和等によって緩むことな
く、電線の導体部との電気的接触を常に良好に保つこと
のできる圧着端子を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本考案は、一対の対向する
電線圧着片を有する圧着端子において、該一対の電線圧
着片の少なくとも一方に複数の凸部を該電線圧着片の締
め付け方向に並列に形成し、該一対の電線圧着片の少な
くとも他方に、該凸部に対する複数の凹部を側電線圧着
片の締め付け方向に並列に形成し、電線圧着時に該凸部
と該凹部とが該電線圧着片の締め付け方向に漸次移動し
て嵌合する構造を基本とする。
電線圧着片を有する圧着端子において、該一対の電線圧
着片の少なくとも一方に複数の凸部を該電線圧着片の締
め付け方向に並列に形成し、該一対の電線圧着片の少な
くとも他方に、該凸部に対する複数の凹部を側電線圧着
片の締め付け方向に並列に形成し、電線圧着時に該凸部
と該凹部とが該電線圧着片の締め付け方向に漸次移動し
て嵌合する構造を基本とする。
そして、前記凸部が前記一対の電線圧着片の内面側に形
成され、該凸部が前記締め付け方向に向く傾斜面を有
し、前記凹部が該一対の電線圧着片の外面側に形成され
ている構造や、前記凸部が前記一対の電線圧着片の内面
側に向けて膨出形成された略円錐状の中空の突起であ
り、前記凹部が該凸部の内側の中空穴である構造も可能
である。
成され、該凸部が前記締め付け方向に向く傾斜面を有
し、前記凹部が該一対の電線圧着片の外面側に形成され
ている構造や、前記凸部が前記一対の電線圧着片の内面
側に向けて膨出形成された略円錐状の中空の突起であ
り、前記凹部が該凸部の内側の中空穴である構造も可能
である。
電線の圧着接続に際し、一対の電線圧着片が締め付けら
れるに伴って、凸部と凹部とが漸次締め付け方向に移動
して該電線圧着片の最大締め付け時において嵌合する。
これにより一対の電線圧着片が確実な締め付け力を維持
した状態で固定される。
れるに伴って、凸部と凹部とが漸次締め付け方向に移動
して該電線圧着片の最大締め付け時において嵌合する。
これにより一対の電線圧着片が確実な締め付け力を維持
した状態で固定される。
該凸部の傾斜面は締め付け方向に移動する際の凹部との
摺接をスムーズなものとする。また凸部としての略円錐
状の突起は同じく締め付け方向に移動する際に凹部であ
る中空穴との摺接をスムーズなものとする。
摺接をスムーズなものとする。また凸部としての略円錐
状の突起は同じく締め付け方向に移動する際に凹部であ
る中空穴との摺接をスムーズなものとする。
第1図は、本考案に係る圧着端子の一実施例を示すもの
である。
である。
該圧着端子1は、基板部2の一方にばね片3を有する電
気接触部4を形成すると共に、該基板部2の他方に、一
対の対向する電線圧着片5,5と一対の対向する電線把持
片6,6とを連成し、該一対の電線圧着片5,5に対し、長手
方向に複数の突条(図では各三条)7,7を打ち出すこと
により、該電線圧着片5の内側面5aに凸部7a、該電線圧
着片5の外側面5bに凹部7bをそれぞれ形成し、一方の電
線圧着片5の凸部7aを他方の電線圧着片5の凹部7bに嵌
合可能として成るものである。なお、図で、8は、該電
線圧着片5に対する電線16の導体露出部を示す。
気接触部4を形成すると共に、該基板部2の他方に、一
対の対向する電線圧着片5,5と一対の対向する電線把持
片6,6とを連成し、該一対の電線圧着片5,5に対し、長手
方向に複数の突条(図では各三条)7,7を打ち出すこと
により、該電線圧着片5の内側面5aに凸部7a、該電線圧
着片5の外側面5bに凹部7bをそれぞれ形成し、一方の電
線圧着片5の凸部7aを他方の電線圧着片5の凹部7bに嵌
合可能として成るものである。なお、図で、8は、該電
線圧着片5に対する電線16の導体露出部を示す。
第2図に、該電線圧着片5の縦断面図(第1図のA−A
断面図)を示すように、該凸部7aは、電線圧着片5の先
端側に向く傾斜面9と基板部2側に向く垂直面10とを有
し、凹部7bは、断面矩形溝状に形成され、対向する垂直
溝面11,11を有している。また、該凹部7bの深さは凸部7
aの高さよりも深く設定してある。
断面図)を示すように、該凸部7aは、電線圧着片5の先
端側に向く傾斜面9と基板部2側に向く垂直面10とを有
し、凹部7bは、断面矩形溝状に形成され、対向する垂直
溝面11,11を有している。また、該凹部7bの深さは凸部7
aの高さよりも深く設定してある。
そして、第3図に示すように、図示しない圧着治具を用
いて、電線16の導体露出部8に沿って該一対の電線圧着
片5,5を互いに内側に屈曲重合させることにより、一方
(上側)の電線圧着片5の凸部7aが、その傾斜面9を他
方(下側)の電線圧着片5の凹部7bの頂点12に摺接させ
て、隣接する凹部7b′に嵌合し、凸部7aの垂直面10を該
凹部7b′の垂直溝面11に当接係止する。従って、両電線
圧着片5,5は相互にしっかりと結合し、スプリングバッ
クや熱による戻りを生じることがない。
いて、電線16の導体露出部8に沿って該一対の電線圧着
片5,5を互いに内側に屈曲重合させることにより、一方
(上側)の電線圧着片5の凸部7aが、その傾斜面9を他
方(下側)の電線圧着片5の凹部7bの頂点12に摺接させ
て、隣接する凹部7b′に嵌合し、凸部7aの垂直面10を該
凹部7b′の垂直溝面11に当接係止する。従って、両電線
圧着片5,5は相互にしっかりと結合し、スプリングバッ
クや熱による戻りを生じることがない。
第4図は、本考案に係る圧着端子の変形例を示すもので
ある。
ある。
該圧着端子13は、一対の対向する電線圧着片14,14に対
し、複数の円錐状の突起15をマトリックス的(図では、
三列三行)に打ち出すことにより、該電線圧着片14の内
側面14aに凸部15a、該電線圧着片14の外側面14bに凹部
である中空穴15bをそれぞれ形成し、一方の電線圧着片1
4の凸部15aを他方の電線圧着片14の凹部15bに嵌合可能
としたことを特徴とするものである。
し、複数の円錐状の突起15をマトリックス的(図では、
三列三行)に打ち出すことにより、該電線圧着片14の内
側面14aに凸部15a、該電線圧着片14の外側面14bに凹部
である中空穴15bをそれぞれ形成し、一方の電線圧着片1
4の凸部15aを他方の電線圧着片14の凹部15bに嵌合可能
としたことを特徴とするものである。
なお、上記した圧着端子1,13においては、一対の電線圧
着片5,5、14,14に対し、それぞれの内側面5a,14aに凸部
7a,15a、それぞれの外側面5b,14bに凹部7b,15bを形成し
ているが、一方の電線圧着片5,14の内側面(片面)5a,1
4aに凸部7a,15a、他方の電線圧着片5,14の外側面(片
面)5b,14bに、該凸部7a,15aに対する凹部7b,15bを形成
してなることも可能である。また、本考案における電線
圧着片5,14は、上記した圧着端子1,13に限らず、図示し
ない二本の電線の導体部を相互に結合するためのジョイ
ント端子等にも適応できるものである。
着片5,5、14,14に対し、それぞれの内側面5a,14aに凸部
7a,15a、それぞれの外側面5b,14bに凹部7b,15bを形成し
ているが、一方の電線圧着片5,14の内側面(片面)5a,1
4aに凸部7a,15a、他方の電線圧着片5,14の外側面(片
面)5b,14bに、該凸部7a,15aに対する凹部7b,15bを形成
してなることも可能である。また、本考案における電線
圧着片5,14は、上記した圧着端子1,13に限らず、図示し
ない二本の電線の導体部を相互に結合するためのジョイ
ント端子等にも適応できるものである。
以上の如くに、本考案によれば、電線の圧着接続に際
し、凸部と凹部とが漸次締め付け方向に移動して電線圧
着片の最大締め付け時において嵌合し、一対の電線圧着
片が確実な締め付け力を維持した状態で固定されるか
ら、電線圧着片のスプリングバックや熱による戻りが阻
止され、電線圧着片と電線の導体部との電気的接触が常
に良好に保たれ、接続の信頼性が向上するものである。
し、凸部と凹部とが漸次締め付け方向に移動して電線圧
着片の最大締め付け時において嵌合し、一対の電線圧着
片が確実な締め付け力を維持した状態で固定されるか
ら、電線圧着片のスプリングバックや熱による戻りが阻
止され、電線圧着片と電線の導体部との電気的接触が常
に良好に保たれ、接続の信頼性が向上するものである。
第1図は本考案の一実施例を示す斜視図、 第2図は第1図のA−A断面図、 第3図は電線を圧着した状態を示す断面図、 第4図は本考案の変形例を示す斜視図、 第5図は従来例を示す斜視図、 第6図は電線を圧着した状態を示す斜視図、 第7図は第6図のB−B断面図である。 1,13…圧着端子、5,5,14,14…電線圧着片、7a,15a…凸
部、7b,15b…凹部、16…電線。
部、7b,15b…凹部、16…電線。
Claims (3)
- 【請求項1】一対の対向する電線圧着片を有する圧着端
子において、該一対の電線圧着片の少なくとも一方に複
数の凸部を該電線圧着片の締め付け方向に並列に形成
し、該一対の電線圧着片の少なくとも他方に、該凸部に
対する複数の凹部を該電線圧着片の締め付け方向に並列
に形成し、電線圧着時に該凸部と該凹部とが該電線圧着
片の締め付け方向に漸次移動して嵌合することを特徴と
する圧着端子。 - 【請求項2】前記凸部が前記一対の電線圧着片の内面側
に形成され、該凸部が前記締め付け方向に向く傾斜面を
有し、前記凹部が該一対の電線圧着片の外面側に形成さ
れている請求項(1)記載の圧着端子。 - 【請求項3】前記凸部が前記一対の電線圧着片の内面側
に向けて膨出形成された略円錐状の中空の突起であり、
前記凹部が該凸部の内側の中空穴である請求項(1)記
載の圧着端子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030472U JPH0722046Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 圧着端子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990030472U JPH0722046Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 圧着端子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03121661U JPH03121661U (ja) | 1991-12-12 |
JPH0722046Y2 true JPH0722046Y2 (ja) | 1995-05-17 |
Family
ID=31533183
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990030472U Expired - Fee Related JPH0722046Y2 (ja) | 1990-03-27 | 1990-03-27 | 圧着端子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722046Y2 (ja) |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4568210B2 (ja) * | 2005-11-14 | 2010-10-27 | 矢崎総業株式会社 | 端子金具及び端子付きフラット回路体 |
JP5362296B2 (ja) * | 2008-09-03 | 2013-12-11 | 矢崎総業株式会社 | 端子金具 |
JP2011096451A (ja) * | 2009-10-28 | 2011-05-12 | Yazaki Corp | 圧着端子 |
JP5375574B2 (ja) * | 2009-12-11 | 2013-12-25 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | シールドコネクタ |
JP5480087B2 (ja) * | 2010-09-27 | 2014-04-23 | 古河電気工業株式会社 | 圧着端子、接続構造体及びコネクタ |
JP6454062B2 (ja) | 2013-03-21 | 2019-01-16 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子 |
JP6093668B2 (ja) * | 2013-07-29 | 2017-03-08 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子 |
JP6074336B2 (ja) | 2013-08-06 | 2017-02-01 | 日新製鋼株式会社 | アルミニウム電線の接続構造 |
JP6426907B2 (ja) * | 2014-04-04 | 2018-11-21 | 矢崎総業株式会社 | 圧着端子と電線の接続構造 |
JP6279043B2 (ja) * | 2016-09-14 | 2018-02-14 | 古河電気工業株式会社 | 接続構造体 |
JP7216895B2 (ja) * | 2019-08-28 | 2023-02-02 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 端子、および端子付き電線 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60193671U (ja) * | 1984-05-31 | 1985-12-23 | 橋本 博男 | コ−ド線の接続端子金具 |
-
1990
- 1990-03-27 JP JP1990030472U patent/JPH0722046Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03121661U (ja) | 1991-12-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |