JPH0327336Y2 - - Google Patents

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JPH0327336Y2
JPH0327336Y2 JP1985043996U JP4399685U JPH0327336Y2 JP H0327336 Y2 JPH0327336 Y2 JP H0327336Y2 JP 1985043996 U JP1985043996 U JP 1985043996U JP 4399685 U JP4399685 U JP 4399685U JP H0327336 Y2 JPH0327336 Y2 JP H0327336Y2
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pressure
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Description

【考案の詳細な説明】 (1) 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、端子板等の不導体基板に植設され
た平型ターミナルに電線を圧接結線する分野にお
いて利用され、特にその圧接結線のための平型タ
ーミナル用圧接端子に関する。
(従来の技術) 従来平型ターミナル(以下「ターミナル」とい
う)において、該ターミナル52は、第6図に示
されるごとく、端子板等の不導体の基板51に植
設されており、該ターミナル52に雌形平型端子
60を嵌挿して電線70との接続を図つていた。
このターミナル52は、基板51の裏側にて電気
回路又は電線等で接続されている(図示せず)。
上記雌形平型端子60は、一対の半楕円状の弾性
を有した接触部61と電線70の心線71を圧着
接続する圧着部62を有しており、該圧着部62
には、絶縁体の圧着カバー63にて保護されてい
る。
しかし、このような従来のターミナルによる結
線は、次のような問題点を有していた。すなわ
ち、雌形平型端子に電線を接続するには、電線の
端末の外皮を必要長さ剥離し、さらに圧着マシン
にて雌型平型端子の圧着部へ圧着接続しなければ
ならないため、結線に手間がかかり、圧着マシン
等の高価な設備が必要で、結線コストは高いもの
となつていた。
(考案が解決しようとする問題点) この考案は、上記問題点を解決せんとするもの
で、圧接個所の被覆が剥離された電線は勿論のこ
と、剥離されていない電線であつてもターミナル
にそのまま接続でき、結線作業が容易で安価な圧
接端子を提供する。
(2) 考案の構成 (問題点を解決するための手段) この考案は、不導体基板に植設されたターミナ
ルに電線を圧接結線するための平型ターミナル用
圧接端子(以下「圧接端子」という)であつて下
述のごとく構成される。
圧接端子は、導体の平板を逆U字状に屈曲して
形成され、所定間隔をもつた両脚部と該両脚部を
結ぶ頂部とを有している。
頂部には開度が弾力的に可変なスリツトが設け
られている。該スリツトは、ターミナルの両面と
の間に配される電線の心線をターミナル面に接面
させた状態でこれを弾圧的に挟持して圧接結線す
るためのもので、したがつて該スリツの開度は電
線心線の太さの2倍とターミナルの厚さとの和よ
りも僅かに小さい寸法に設定され、また上記スリ
ツトの長さはターミナルの幅よりも長く設定され
ている。例えば上記頂部の中央にスリツトを設
け、該スリツトの両端から該スリツトに対して直
角方向に溝を延長させることにより該スリツトの
開度を弾力的に可変とすることができる。
上記スリツトから脚部下端までの距離は、ター
ミナルの基板からの突出長さよりも短く設定され
ていて、上記スリツト内にターミナルを貫通させ
て、電線の心線をターミナルに圧接することがで
きると共に、圧接後に上記脚部下端が基板に当接
するようになつている。
(作用) 上述の構成になる圧接端子による電線の圧接結
線は次のような手順により行われる。
先ず、電線の所定箇所の被覆を剥離し、露呈し
た心線部分をターミナルの上端に直交するように
当てがう。
しかる後、圧接端子のスリツト内に上記ターミ
ナルを押し込めるように該圧接端子を押圧する。
すると、スリツトの内縁によつて心線はターミナ
ルの両面に沿つて屈曲し、しかも圧接端子のスリ
ツトによつて上記ターミナルの両面に弾圧的に挟
持され、圧接結線が完了する。
一方、圧接端子はその脚部下端が、ターミナル
の基板の面に当接し、しつかりと支持される。
(実施例) 以下、第1図ないし第5図にもとづいて本考案
の実施例を説明する。
第1図は本考案の第一実施例の圧接端子の圧接
後、第2図はその圧接前の状態を示している。
図中1は不導体の基板で、該基板1に導体の平
板状のターミナル2が垂直に植設されその先端部
の縁は電線の外皮を剥離するための尖鋭なエツジ
2′となつている。該ターミナル2の基板1より
の突出長さはh、幅はbそして厚さはtである。
圧接端子10は、導体の平板を逆U字状に屈曲
せしめ所定間隔をもつた脚部11,11と頂部1
2とを有している。頂部12には、その両側端近
傍で両脚部11,11方向に延びる溝13,13
が形成され、該両溝13,13は、両側部16,
16を残して頂部の中央部を走るスリツト14に
よつて連通されている。上記溝13,13及びス
リツト14により舌部15,15が形成され、該
両舌部15,15の上部はやや外方に押し広げら
れていて、その方向に弾力性を有している。上記
舌部15,15の内縁15′,15′は、電線の外
皮を剥離するために尖鋭なエツジとなつている。
上記スリツト14の開度Tはターミナルの厚さt
に心線の太さdの2倍を加えた値よりも僅かに小
さくされていて電線の外皮の剥離を可能ならしめ
ている。スリツトの幅Bはターミナルの幅bより
も大に設定されている。
またスリツト14の位置から脚部11の下端ま
での距離Hは、ターミナル2の突出高さhよりも
短く設定されている。
上記圧接端子10は、その両脚部11,11の
下端部に、圧接後の電線31を通すための逆U字
状の開口17が設けられている。
さらに、20は圧接を容易に行うための工具
で、その先端部のみが図示されている。
圧接工具20は圧接端子10を受け入れる凹所
21を有し、該凹所21の内寸法は圧接端子10
の外寸法に対応している。また上記圧接端子10
の両側部16,16に対応する位置にて、上記凹
所21は該両側部16,16を押圧する段部22
を有している。なお上記凹所21の深さは、上記
段部22が両側部16に当接しても、ターミナル
2及び電像31が接触することのない値に設定さ
れている。
上記圧接端子による電線の圧接結線は次の手順
で行う(第2図参照)。
電線31をその所定の圧接位置がターミナル
2の上端に位置し、これに直交するように当て
がう。
次に圧接端子10を工具20の凹所21に挿
入した後、該工具20によつて圧接端子をター
ミナル2の上方から押し下げる。すると、工具
20の段部22は圧接端子10の両側部16を
押圧し、圧接端子10は降下しながらそのスリ
ツト14の両側内縁15′,15′及びターミナ
ルのエツジ2′にて電線31の被覆を剪断して
これを下方に押し下げて剥離し、心線32を露
呈せしめる。そして舌部15の上端縁が上記露
呈された心線32をターミナル2の両面に沿つ
て屈曲かつ弾力的に圧接せしめるようになる。
そして圧接端子10の下端が基板1に達した
際には、電線31は脚部11とターミナル2の
側面との間に挟まれて固定されるとともに、開
口17にて案内されるようになる(第1図参
照)。
また、圧接端子10は両脚部11,11が基
板1と当接するので、ここでしつかりと支持さ
れるようになる。
かくして、心線はターミナルに圧接結線され
る。
第3図は第二実施例を示している。前述の第一
実施例では電線31は予め被覆を剥離することな
くターミナルへ圧接結線したが、本実施例では、
ターミナルへの圧接結線をより確実に結線するた
め電線の被覆を予め必要な長さ剥離した上で圧接
端子10Aにより圧接結線するものである。この
場合の圧接端子10Aの舌部15A,15Aの内
縁15′A,15′A及びターミナルの先端部の縁
は尖鋭なエツジであることを要せず、むしろ電線
31の心線32を傷付けないように丸形状となつ
ていることが望ましい。この点以外は前実施例と
全く同一であるので詳細説明は省略する。
第4図は第三実施例を示すものである。すなわ
ち第一の実施例の電線31の被覆の剥離をさらに
容易にするために、圧接端子10Bの舌部15
B,15Bの先端のほぼ中央に凹部18B,18
Bを設け、該凹部18B,18Bの下縁部18′
B,18′Bは電線の被覆を剥離するため尖鋭に
なつている。舌部15B,15Bの凹部18B,
18B以外の内縁15′B,15′Bは第2の実施
例と同様丸形状とされている。
その他は前述と同一なので詳細説明は省略す
る。
第5図は第4の実施例を示すものである。すな
わちターミナル2Aの先端近傍部分に1又は2以
上の凸部2′Aを設けたものである。第5図の場
合は、該ターミナル2Aの表と裏の対応する位置
に凸部2′Aを設けたもので、同図aは該ターミ
ナル2Aの斜視図、同図bはa図に圧接端子を挿
入後のA−A線断面図である。
(3) 考案の効果 以上のように本考案は圧接端子のスリツト内に
ターミナルと電線の心線とを挟着圧入して圧接結
線がなされるようにしたので、 圧接端子の押圧作業だけで圧接でき、作業は
きわめて簡単化され、圧着マシン等の設備も不
要でコストも安価となり、 スリツト及びターミナルの先端部の縁を尖鋭
なエツジとすれば、電線の被覆を予め剥離する
手間も省け、さらに作業の簡単化が図れ、 スリツトの縁での強い弾圧力によつて心線は
しつかりとターミナルに圧せられて、その接触
はきわめて安定化され、 さらに、ターミナルに掛止用の凸部を設ける
ならば、外部からの電線引張力に対しても圧接
端子は外れることもなくなり結線ゆるみ等の事
故の防止に大いに貢献する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の平型ターミナル用
圧接端子の実施例を示し、第1図は本実施例の圧
接結線後の状態を示す斜視図、第2図は圧接結線
前の状態を示す斜視図、第3図は第二実施例で圧
接前の状態における斜視図、第4図は第三実施例
で圧接端子の斜視図、第5図は第四実施例でaは
ターミナルの斜視図、bは圧接後の該ターミナル
部での断面図、第6図は従来の平型ターミナルの
圧接結線を示す部分破断斜視図である。 1……不導体基板、2……平型ターミナル、1
0……圧接端子、11……脚部、14……スリツ
ト、17……開口、31……電線、32……心
線。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 不導体基板に植設された平型ターミナルに電
    線を圧接するものにおいて、 導体平板を所定間隔で両脚部を有する逆U字
    状に屈曲し、頂部に開度が弾力的に可変なスリ
    ツトを設け、該スリツトの開度は上記電線心線
    の太さの2倍と平型ターミナルの厚さとの和よ
    りも僅かに小さくかつ該スリツトの長さは平型
    ターミナルの幅より長く設定され、上記スリツ
    トより基板と当接する脚部下端までの距離を上
    記平型ターミナルの基板からの突出長さより短
    く設定されていることを特徴とする平型ターミ
    ナル用圧接端子。 (2) 圧接端子のスリツトの内縁及び平型ターミナ
    ルの頂部の縁は尖鋭なエツジをなしていること
    を特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記
    載の平型ターミナル用圧接端子。 (3) スリツトにはほぼ心線の直径の凹部が設けら
    れていることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第(2)項記載の平型ターミナル用圧接端子。 (4) 平型ターミナルには、圧接後圧接端子のスリ
    ツトより上位に位置して該スリツトの内縁に掛
    止する凸部を有していることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第(1)項記載の平型ターミナ
    ル用圧接端子。 (5) 脚部に電線通し用の開口が設けられているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項
    記載の平型ターミナル用圧接端子。
JP1985043996U 1985-03-28 1985-03-28 Expired JPH0327336Y2 (ja)

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JPS61161965U JPS61161965U (ja) 1986-10-07
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JPS5716171B2 (ja) * 1977-01-17 1982-04-03

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