JPH041669Y2 - - Google Patents

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JPH041669Y2
JPH041669Y2 JP1986101374U JP10137486U JPH041669Y2 JP H041669 Y2 JPH041669 Y2 JP H041669Y2 JP 1986101374 U JP1986101374 U JP 1986101374U JP 10137486 U JP10137486 U JP 10137486U JP H041669 Y2 JPH041669 Y2 JP H041669Y2
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contact
connector
insulator
mating
card
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、プリント回路板のようなカードの接
続に用いるカードエツヂコネクタに関する。
〔従来の技術〕
従来、コネクタは、第12図に示すように、導
電線のピンコンタクト1とソケツトコンタクト3
とを有している。ソケツトコンタクト3には、ピ
ンコンタクト1が嵌合されて電気的な接触が得ら
れる。
ソケツトコンタクト3は固定部5と、この固定
部5から上方にのびた対の接触バネ部7とを有し
ている。接触バネ部7の上部には、ピンコンタク
ト1の受け入れを円滑にするために互いに離れる
向きに湾曲した嵌合部9がある。一方、ピンコン
タクト1の先端部分は先細部11を有している。
ソケツトコンタクト3の嵌合部9には、ピンコ
ンタクト1の先細部11が挿入される。さらに、
ピンコンタクト1を押し込むと、ソケツトコンタ
クト3の接触バネ部7を外方に押し広げつつ挿入
される。かくして、ソケツトコンタクト3にピン
コンタクト1が嵌合して電気的な接続が得られ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、コネクタの挿入力特性は、第13図
に示すように、ピンコンタクト1の先細部11が
接触バネ部7の間に挿入された後に、挿入力Fp
力に対し、数倍の力FMAXというピークがある。
この挿入力Fpはほぼ抜去力に等しい。
このようにコンタクト1の挿入時には、挿入力
のピーク値FMAXがあるため、大きな挿入力を
要する。したがつて多芯数になると、人間による
挿抜の操作が困難になるという問題がある。
それ故に本考案な目的は、コンタクトの挿入力
を低減し、多芯数化できるようにしたコネクタを
提供することにある。
本考案の他の目的は、プリント回路板等のカー
ドの端部を接続するのに敵したカードエツヂコネ
クタを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案によれば、回路を有したカードの接続に
用いられるコネクタにおいて、該カードの端部に
取付けられる第1のコネクタと、該第1のコネク
タと接続される第2のコネクタとを含み、上記第
1のコネクタは、上記カードの回路に電気的に接
続される第1のコンタクトと、該第1のコンタク
トを保持した第1のインシユレータとを有し、上
記第2のコネクタは、上記第1のコンタクトに接
触する第2のコンタクトと、該第2のコンタクト
を保持し、上記第1のインシユレータと嵌合する
第2のインシユレータとを有し、上記第1のコン
タクトは互いにV字形をなす対の接触面部を有
し、上記第2のコンタクトは該対の接触面部間に
挿入接触される接触部を有し、上記第1のインシ
ユレータはその嵌合先端に、上記第2のコンタク
トの接続部と係合して該接触部を予め上記第1の
コンタクトの接触面部に挿入容易な位置まで変位
させる挿入補助部を有していることを特徴とする
カードエツジコネクタが得られる。
〔実施例〕
第1図及至第3図は本考案のカードエツヂコネ
クタの一実施例を示している。図示のカードエツ
ヂコネクタは、プリント回路板のようなカード1
2の端部に固定したコネクタ14と、これに接続
される相手コネクタ40とを含む。コネクタ14
は複数のコンタクト16と、これらを組込んだイ
ンシユレータ18とを有している。
コンタクト16は、第4図にも示すように、上
部が少し湾曲して形成された端子部20と、この
端子部20の下端に一体に形成された接触部22
とを有している。このコンタクト16は、導電性
の板に曲げ加工を施して作られている。接触部2
2は、端子部20を延長した底面部24とこの底
面部24の長手方向の両辺から互いに向き合うよ
うにのびた対の接触面部26とを有している。対
の接触面部26の相互間隔は、底面部24から
徐々に広げられている。即ち、対の接触面部26
は互いにV字形又はくさび形をなすように作られ
ている。
コンタクト16はインシユレータ18の溝部2
8に組込まれかつそこに固定されている。コンタ
クト16の端子部20はインシユレータ18の溝
部28の上方に向けてのび、また接触部22はイ
ンシユレータ18の溝部28に対応している。さ
らにコンタクト16の下端は、インシユレータ1
8の溝部28の端、即ち、肩部30に当接してい
る。
コンタクト16は2つずつ向い合つた状態でイ
ンシユレータ18の溝部28に複数設けられてい
る。隣合うコンタクト16は、互いに接触しない
ように設けられている。
また、インシユレータ18の両端部には、上方
にのびたカード保持部33と下面にのびた柱部3
5とが設けられている。カード保持部33にはプ
リント基板のようなカード12を挿入できる間隙
部37が形成されている。カード保持部33には
カード12が挿入されてカード保持部33に形成
した穴39に固定部材(図示せず)を貫通するこ
とによつてカードが固定される。この際に、その
カード12の一端に形成した複数の導電性のパツ
ト(図示せず)とコンタクト16の端子部20と
が半田付け等により接続されている。
このようにして作られたコネクタ14は、相手
コネクタ40に嵌合される。相手コネクタ40は
複数の相手コンタクト42及びそれらを組込んだ
相手インシユレータ46とを有している。相手コ
ネクタ40には、上面から内方にかけて大きな溝
部44が形成されている。溝部44の内底面に
は、外底面にまでのびた貫通孔48が形成されて
いる。
相手コンタクト42は一枚の導電性の板に曲げ
加工を施して作られている。相手コンタクト42
には、第5図をも参照して、一方向に湾曲された
接触部50、及び下部を直角の向きに曲げられた
端子部52が形成されている。接触部50の上端
部には、端子部52とほぼ平行方向に向けて曲げ
られて、その先端がさらに端子部52に近づく向
きに曲げられ、これにより引掛け部54が形成さ
れている。
また相手インシユレータ46には、溝部44の
内側上部から上面にかけて複数の引掛け用溝部5
6が形成されている。これらの引掛け用溝部56
には、相手コンタクト42の引掛け部54が係合
するための引掛け突起部58が形成されている。
相手コンタクト42は、引掛け溝部56の引掛
け突起部58に引掛け部54が引掛けられ、かつ
接触部50が相手インシユレータ46の溝部56
の内部に配されている。さらに相手インシユレー
タ46の端子部52は相手インシユレータ46の
貫通孔48を貫通して外側にまで導出されてい
る。
このような相手コンタクト42の代りに、第6
図に示すような相手コンタクト60を用いてもよ
い。この相手コンタクト60は端子部62の曲げ
方向とは逆向きに接触部64を形成している。
次に、コネクタ14と相手コネクタ40との嵌
合について第7図をも用いて説明する。
相手コネクタ40の溝部44には、コネクタ1
4のインシユレータ18が嵌合される。コネクタ
14と相手コネクタ18とが嵌合された際には、
コンタクト16の対の接触面部26の間に、相手
コンタクト42が挿入される。この結果、コンタ
クト16の接触面部26は、相手コンタクト42
にしつかりと嵌合されて接触状態が保たれる。
コンタクト16と相手コンタクト42とが接触
した際の接触点の状態は第8図に示すようにな
る。即ち、相手コンタクト42の弾性復元力をP
とし、対の接触面部26のなす角度を2θとする
と、対の接触面部26間に生じる接触力はFとな
る。これらの3つの力(P,F,E)の平衡条件
はF=P/2sinθである。一例としてθ=5度と
すると、F≒5.7Pとなり小さな弾性復元力Pで大
きな接触力Fを生ずることが可能である。いいか
えれば、必要な接触力Fに対して、相手コンタク
トでは、その1/5.7の小さな弾性復元力を生ず
れば良い。
第2図に戻り、コネクタ14のインシユレータ
18には相手コンタクト42をその最終状態(二
点鎖線で示す)の接触点より大きく変位(Δδで
示す)させるための挿入補助部70が設けられて
いる。即ち、コネクタ14、40の嵌合に際し、
先ず、挿入補助部70が相手コンタクト42を押
し開く。挿入補助部70での溝28の巾は、相手
コンタクト42の接触部50より巾が広いため、
相手コンタクト42は接触部50の一点で挿入補
助部70に接触する。コネクタ14,40の嵌合
がさらに進行し、接触部50が挿入補助部70を
乗り越えた後に、コンタクト16,42が相互接
触する。
このカードエツヂコネクタの挿入特性を第9図
をも用いて説明する。相手コンタクト42が挿入
補助部70のイ,ロ,ハに沿つて挿入される時、
当初は挿入力WPのピークを生じる。相手コンタ
クト42は挿入補助部70の口を通過し平坦部を
移動している際には一定値WOとなる。これは相
手コンタクト42のバネ定数をKとし、接触部5
0の摩擦係数をμOとすると、相手コンタクト42
の変位は最終状態よりΔδ大きくなつているので、 W1〔W1=μO×(P+K×Δδ)〕となる。
なお挿入力WPは通常WOの数倍の値を示す。
相手コンタクト42が挿入補助部70のハを通
過しコンタクト16のくさび形をなす接触面部2
6に接触する。この状態では2点接触となる。こ
のときの接触力Fは、摩擦係数をμとすれば、 2μ×F(=2μ・N・P)となる。
したがつてこれらの式でバネ定数Kを小さくし
Nを大きく、即ち、くさび角θを小さく設定すれ
ば挿入力WPは最後の一定値より小さくできる。
第10図及び第11図は、インシユレータ18
とコンタクト16の他の実施例を示している。図
示のインシユレータ18の溝部28の壁面には溝
部72が形成されている。溝部72にはコンタク
ト16のくさび形部74が嵌め込まれる。くさび
形部74はコンタクト16の端子部20の一端を
直角方向に曲げることにより作られている。
〔考案の効果〕
以上実施例により説明したように、本考案のカ
ードエツヂコネクタによれば、互いに接触する二
つのコンタクトのうちの一方がV字形に形成さ
れ、そのV字形の内側に他方のコンタクトが挿入
される構造になつているのでコンタクト相互のピ
ツチのずれがなくなる。また、相手コンタクトで
は小さなバネ力を発生すればよいため、小形でか
つ高密度化が容易である。さらにV字形の一方の
コンタクトの内側に挿入される他方のコンタクト
は、挿入前にインシユレータの挿入補助部によつ
て予め挿入容易な位置まで変位させられるので、
挿入力を低減でき、したがつて多芯数化できるカ
ードエツヂコネクタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例によるカードエツヂ
コネクタの非接続状態を示す斜視図、第2図は同
じ実施例の半分のみを示した断面図、第3図は第
2図の−断面図、第4図は、第1図のカード
エツヂコネクタに用いたコンタクトの斜視図、第
5図は第1図のカードエツヂコネクタに用いた相
手コンタクトの斜視図、第6図は相手コンタクト
の他の実施例を示す斜視図、第7図は第1図のカ
ードエツヂコネクタの最終嵌合状態の一部を示す
断面図、第8図はコンタクト間の接触力を示す説
明図、第9図は接続時の挿入力を示すグラフ、第
10はコネクタの他の実施例の一部を示す斜視
図、第11図は第10図のコネクタに用いられる
コンタクトを示す斜視図、第12図は従来のコネ
クタを示す側面図、第13図は第12図のコネク
タの挿入力を示すグラフである。 1……カード、3……パツド、5……コンタク
ト、12……カード、14……コネクタ、16…
…コンタクト、18……インシユレータ、20…
…端子部、26……接触面部、33……カード保
持部、40……相手コネクタ、42……相手コン
タクト、46……相手インシユレータ、50……
接触部、56……溝部、70……挿入補助部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回路を有したカードの接続に用いられるコネク
    タにおいて、該カードの端部に取付けられる第1
    のコネクタと、該第1のコネクタと接続される第
    2のコネクタとを含み、上記第1のコネクタは、
    上記カードの回路に電気的に接続される第1のコ
    ンタクトと、該第1のコンタクトを保持した第1
    のインシユレータとを有し、上記第2のコネクタ
    は、上記第1のコンタクトに接触する第2のコン
    タクトと、該第2のコンタクトを保持し、上記第
    1のインシユレータと嵌合する第2のインシユレ
    ータとを有し、上記第1のコンタクトは互いにV
    字形をなす対の接触面部を有し、上記第2のコン
    タクトは該対の接触面部間に挿入接続される接続
    部を有し、上記第1のインシユレータはその嵌合
    先端に、上記2のコンタクトの接続部と係合して
    該接続部を予め上記第1のコンタクトの接続面部
    に挿入容易な位置まで変位させる挿入補助部を有
    していることを特徴とするカードエツジコネク
    タ。
JP1986101374U 1986-07-03 1986-07-03 Expired JPH041669Y2 (ja)

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