JPH07215031A - トレーリングアームの保護部材 - Google Patents

トレーリングアームの保護部材

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JPH07215031A
JPH07215031A JP2599994A JP2599994A JPH07215031A JP H07215031 A JPH07215031 A JP H07215031A JP 2599994 A JP2599994 A JP 2599994A JP 2599994 A JP2599994 A JP 2599994A JP H07215031 A JPH07215031 A JP H07215031A
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arm
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英幸 樽本
Toyokazu Matsumoto
豊和 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トレーリングアームの車輪側リンク部及びこ
れに連接するアーム部分を保護する保護部材を提供す
る。 【構成】 リンク部を保護するリンク保護部5とアーム
部を保護するアーム保護部6よりなり、ともに樹脂にて
形成される。アーム保護部は、リンク保護部に連結され
た構造で2分割され、分割部分の各対向面に係合部1
4,22が形成されている。この係合部を係合すること
により、アーム保護部が重ね合わされ、アーム部が囲繞
され、同時にリンク保護部によりリンク部が囲繞され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車車体と後輪とを
連結するトレーリングアームの保護部材に関する。
【0002】
【従来の技術】トレーリングアームは、自動車車体の略
前後方向に延び、車体と後輪とを、連結するものであ
り、金属製アーム部分とその両端に溶接された金属製リ
ンク部分よりなる。リンク部分は円筒形に形成され、そ
の内部にラバーリンクブッシュが嵌入されてリンクブッ
シュ中心の軸を介して車輪又は車体に連結されるのであ
る(例えば特開平4−183622号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記構成のトレーリン
グアームにあっては、車輪の回転により跳ね上げられた
小石等が、特に車輪側リンク部及びその近辺のアーム部
に集中して衝突し、塗装を剥離させて錆を発生し易く
し、また傷、亀裂を生じさせて、その耐久性を低下させ
るという問題がある。
【0004】かかる問題に対処するために、最近トレー
リングアーム表面にポリ塩化ビニル(PVC)樹脂をコ
ーティングし、金属部分を保護する構造も採用されつつ
ある。しかしながら、PVC樹脂コーティングの強度が
不十分であり、小石等の衝突による剥離はさけられず、
耐久性に問題が残っている。またコーティング処理に通
常1時間以上かかり、作業が煩雑である上にかなり大が
かりな設備も必要である等の問題がある。本発明は、こ
のような問題を解決し、保護をより確実なものにすると
ともに、取付作業を簡単にしたトレーリングアームの保
護部材を提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、棒状のアーム
部と該アーム部の両端に形成された円筒形のリンク部と
からなり、自動車車体の略前後方向に延び、上記車体と
後輪とを、上記リンク部内に嵌入されたラバーリンクブ
ッシュを介して連結するトレーリングアームの保護部材
であって、該保護部材は上記車輪側リンク部を囲繞する
略円筒形の樹脂製リンク保護部と、上記車輪側リンク部
に連接するアーム部の一部分を囲繞する樹脂製アーム保
護部とからなり、かつ該アーム保護部は、上記リンク保
護部にて連結された2分割構造を有するとともに、分割
された上記アーム保護部の相対向部位に少なくとも1対
の係合部が形成されてなり、上記リンク部及びアーム部
を囲繞した状態で上記アーム保護部の上記係合部が互い
に係合され、上記トレーリングアームに固定されるもの
である。
【0006】
【作用】保護部材は、トレーリングアームの車輪側リン
ク部及びこのリンク部に連接するアーム部の一部分を囲
繞する。アーム保護部が分割状態にある保護部材は、リ
ンク保護部がトレーリングアームのリンク部にかぶせら
れ、アーム保護部がアーム部にかぶせられて、係合部が
係合せしめられる。この係合によりアーム保護部は結合
され、リンク保護部とともにトレーリングアームに固定
される。
【0007】
【実施例】図1において、1は、トレーリングアームを
示し、円柱状の金属製アーム部2と、このアーム部2の
両端に溶接された円筒形の金属製リンク部3よりなる。
尚、図では車輪側リンク部3とこの付近のアーム部2の
みを示し、車体側連結部分は省略している。車体側連結
部分も同様のリンク部が溶接されている。
【0008】4は、リンク部3及びこのリンク部3に連
接するアーム部2の一部分を囲繞する樹脂製保護部材
で、リンク部3を囲繞する略円筒形のリンク保護部5
と、アーム部分を囲繞するアーム保護部6よりなる。リ
ンク保護部5とアーム保護部6は一体的に形成されてい
る。保護部材4の材料としては、通常の樹脂例えばポリ
プロピレン樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリアセタール樹脂等が使用できるが、特に耐衝撃
性を向上させたいときは、ポリウレタン樹脂、ナイロン
樹脂が好適である。
【0009】7は、リンク部3内に嵌入されたラバーリ
ンクブッシュ、8は、このリンクブッシュ7の心棒9が
連結されるハブスピンドル、10は、車輪(後輪)であ
る。即ち、トレーリングアーム2の一端は、ラバーリン
クブッシュ7を介して、車輪10に揺動可能に連結さ
れ、図示しない他端側は、同様のラバーリンクブッシュ
を介して車体に揺動可能に連結されている。
【0010】図2は、トレーリングアームに組付ける前
の開放状態にある保護部材4を示し、リンク保護部5の
中央に肉薄のヒンジ部11が形成され、この部分で折り
曲げられる。アーム保護部6は、2分割され、各分割部
分6A,6Bは、リンク保護部5にそれぞれ連続して形
成されている。分割部分6A,6Bにおいて、12A,
12Bはアーム部分を覆う保護壁部で、リンク保護部5
側と反対側に半円形の凹所13A,13Bが形成されて
いる。14,14は、一方の分割部分6Aの保護壁部1
2A内面に立設された第1係合突起で、先端に係合爪1
5,15が形成されている。16,16は、同様に保護
壁部12A内面に立設された第2係合突起で、先端に係
合爪17,17が形成されている。18,18は、他方
の分割部分6Bの保護壁部12B内面に形成された第1
係合凹部で、係合爪19、孔20及びガイド21よりな
る。22,22は同様に他方の分割部分6Bの保護壁部
12B内面に形成された第2係合凹部で、係合爪23,
23を有する。24A,24Bは、各保護壁部12A,
12B内面の略中央部分に設けられたH形状の突状スペ
ーサ、25A,25Bは、保護壁部12A,12B内面
側に傾斜して突出した爪片である。
【0011】上記構造の保護部材4は、開放された状態
から、ヒンジ部11を折り曲げて、トレーリングアーム
のリンク部3にまずリンク保護部5が被せられ、さらに
ヒンジ部11が折り曲げられ、アーム保護部6の分割部
分6A,6Bが重ね合わされる。このとき第1係合突起
14,14の係合爪15,15は、第1係合凹部18,
18の係合爪19,19に係合せしめられ、両者は結合
する。また第2係合突起16,16の係合爪17,17
は、第2係合凹部22,22の係合爪23,23に係合
せしめられ、両者は結合する。この結合状態において、
2つの保護壁部12A,12B及び突状スペーサ24
A,24Bはそれぞれアーム部2に当接する。突状スペ
ーサ24A,24Bの当接により、アーム保護部6の形
状維持は強化される。また結合状態において、分割部分
6A,6B先端の半円形凹所13A,13Bは円形の孔
を形成し、この孔をアーム部2が貫通する。爪片25
A,25Bは、これが相対するアーム部2に弾性をもっ
て当接し、保護部材4のトレーリングアームへの固定を
強化する。
【0012】図3は、第1係合突起部14及びこれが係
合する第1係合凹部18の詳細な構造を示し、第1係合
突起14の係合爪15形成面の反対側表面に形成された
突状リブ26が、ガイド21を構成する一対の突起21
a,21bの間の間隙27に入り込み、これにより第1
係合突起14は位置決めされ、その下端は孔20内へ正
確に入り、係合爪15が他方の係合爪19に係合する。
アーム保護部分の長さは約3ないし5cmが適当である。
【0013】図4は、アーム部が断面コ字形を有するト
レーリングアームに適応される保護部材4の他の実施例
を示し、前述の実施例の半円形の凹所13A,13Bに
代えて、角形の凹所27A,27Bが形成されている。
さらに、この凹所27A,27Bを塞ぐ折り曲げ可能な
舌片28A,28Bが設けられている。29A,29B
は、この舌片28A,28Bの先端に形成された爪片で
ある。この舌片28A,28Bは、アーム部への装着時
折り曲げられてコ字型断面の内側部分を塞ぎ、ここから
保護部材4内へ小石、塵埃等が侵入するのを防止する。
爪片29A,29Bは、アーム部の対応位置に形成され
た小孔(図示せず)に引掛かり、舌片28A,28Bを
固定するものである。
【0014】上記実施例では、ヒンジ部11を用いた2
つ折り構造としたが、ヒンジを用いず、リンク保護部を
略円形に形成し、樹脂の撓み性を利用してリンク部及び
アーム部に拡げて嵌め込み、係合固定する構造としても
よい。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、トレーリングアームの
車輪側リンク部及びこれに連接するアーム部に保護部材
をこれらを囲繞する如く装着したから、車輪により跳ね
上げられた小石等がリンク部及びアーム部に直接衝突
し、塗装を剥離させ、或いは金属部分を傷つけ、錆、亀
裂等を生じるおそれはなく、トレーリングアームの耐久
性を向上させることができる。
【0016】また本発明によれば、保護部材はリンク保
護部で連結された2分割構造を有し、かつ、アーム保護
部に係合部が形成されているから、トレーリングアーム
への取付けは、リンク部及びアーム部を挟んで係合部を
係合するのみでよく、簡単な作業で確実な保護機能を得
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例に係るトレーリングアームの保護
部材の装着状態を示す斜視図である。
【図2】保護部材の開放状態を示す斜視図である。
【図3】保護部材の一部を示す斜視図である。
【図4】保護部材の他の実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 トレーリングアーム 2 アーム部 3 リンク部 4 保護部材 5 リンク保護部 6 アーム保護部 7 ラバーリンクブッシュ 11 ヒンジ部 6A,6B 分割部分 12A,12B 保護壁部 14 第1係合突起 15,17,19,23 係合爪 16 第2係合突起 18 第1係合凹部 22 第2係合凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 棒状のアーム部と該アーム部の両端に形
    成された円筒形のリンク部とからなり、自動車車体の略
    前後方向に延び、上記車体と後輪とを、上記リンク部内
    に嵌入されたラバーリンクブッシュを介して連結するト
    レーリングアームの保護部材であって、該保護部材は上
    記車輪側リンク部を囲繞する略円筒形の樹脂製リンク保
    護部と、上記車輪側リンク部に連接するアーム部の一部
    分を囲繞する樹脂製アーム保護部とからなり、かつ該ア
    ーム保護部は、上記リンク保護部にて連結された2分割
    構造を有するとともに、分割された上記アーム保護部の
    相対向部位に少なくとも1対の係合部が形成されてな
    り、上記リンク部及びアーム部を囲繞した状態で上記ア
    ーム保護部の上記係合部が互いに係合され、上記トレー
    リングアームに固定されることを特徴とするトレーリン
    グアームの保護部材
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007203897A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Tokai Rubber Ind Ltd 着氷プロテクタの取付構造
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WO2019038025A1 (de) * 2017-08-21 2019-02-28 Audi Ag Abdeckteil für ein fahrwerkselement eines kraftfahrzeugs

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