JPH0976843A - リヤフェンダのバンパ取付部構造 - Google Patents
リヤフェンダのバンパ取付部構造Info
- Publication number
- JPH0976843A JPH0976843A JP23652995A JP23652995A JPH0976843A JP H0976843 A JPH0976843 A JP H0976843A JP 23652995 A JP23652995 A JP 23652995A JP 23652995 A JP23652995 A JP 23652995A JP H0976843 A JPH0976843 A JP H0976843A
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- JP
- Japan
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- end flange
- bumper
- flange
- rear end
- bumper mounting
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 クロージングメンバが不要で且つ溶接作業が
容易なリヤフェンダのバンパ取付部構造を提供する。 【解決手段】 バンパ取付部15の前端フランジ16及
びホイルハウスアウタ17の後端フランジ18がそれぞ
れ斜め外側前方に曲折形成され、該前端フランジ16及
び後端フランジ18の少なくとも一方の先端部16a、
18aが、バンパサイド部15の内向きフランジ9近傍
位置まで延長形成されている。
容易なリヤフェンダのバンパ取付部構造を提供する。 【解決手段】 バンパ取付部15の前端フランジ16及
びホイルハウスアウタ17の後端フランジ18がそれぞ
れ斜め外側前方に曲折形成され、該前端フランジ16及
び後端フランジ18の少なくとも一方の先端部16a、
18aが、バンパサイド部15の内向きフランジ9近傍
位置まで延長形成されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はリヤフェンダのバ
ンパ取付部構造に関するものである。
ンパ取付部構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のリヤフェンダのバンパ取付部構造
としては、例えば図6〜図9に示すようなものが知られ
ている(類似技術として、実開平5−20954号公報
公報参照)。尚、図中、Aが前方、Bが後方、Cが内
側、Dが外側である。
としては、例えば図6〜図9に示すようなものが知られ
ている(類似技術として、実開平5−20954号公報
公報参照)。尚、図中、Aが前方、Bが後方、Cが内
側、Dが外側である。
【0003】1は自動車後部のリヤフェンダで、そのホ
イルアーチ部2の後方下部にはバンパ取付部3が形成さ
れている。このバンパ取付部3はリヤフェンダ1の一般
面よりも段差面4を介して一段内側に形成されており、
中央には車内空気を排出するためのドラフタ5が開口形
成されてる。そして、このバンパ取付部3にリヤバンパ
の両端から前側にまわり込んだ形状のバンパサイド部6
が取付けられる。
イルアーチ部2の後方下部にはバンパ取付部3が形成さ
れている。このバンパ取付部3はリヤフェンダ1の一般
面よりも段差面4を介して一段内側に形成されており、
中央には車内空気を排出するためのドラフタ5が開口形
成されてる。そして、このバンパ取付部3にリヤバンパ
の両端から前側にまわり込んだ形状のバンパサイド部6
が取付けられる。
【0004】このバンパサイド部6の取付けは、段差面
4に形成された取付孔7に図示せぬグロメットを嵌合
し、該グロメットに対してバンパサイド部6の上部をビ
ス8にて取付ける構造になっている。また、このバンパ
サイド部6は、ドラフタ5による換気効果を高めるため
に、バンパ取付部3との間に所定間隔Sを設けた状態で
取付けられている。更に、バンパサイド部6の前端には
端末処理として内向きフランジ9が形成されている。
4に形成された取付孔7に図示せぬグロメットを嵌合
し、該グロメットに対してバンパサイド部6の上部をビ
ス8にて取付ける構造になっている。また、このバンパ
サイド部6は、ドラフタ5による換気効果を高めるため
に、バンパ取付部3との間に所定間隔Sを設けた状態で
取付けられている。更に、バンパサイド部6の前端には
端末処理として内向きフランジ9が形成されている。
【0005】一方、バンパ取付部3には、前記内向きフ
ランジ9と同様に、内側を向いた前端フランジ10が曲
折形成されており、またホイルハウスアウタ11の端部
にも内側を向いた後端フランジ12が曲折形成され、該
後端フランジ12と前記前端フランジ10とが、溶接ガ
ンG(図9参照)によりスポット溶接されている。そし
て、この前端フランジ10と後端フランジ12の隙間に
はメタルシールMが施されてる。
ランジ9と同様に、内側を向いた前端フランジ10が曲
折形成されており、またホイルハウスアウタ11の端部
にも内側を向いた後端フランジ12が曲折形成され、該
後端フランジ12と前記前端フランジ10とが、溶接ガ
ンG(図9参照)によりスポット溶接されている。そし
て、この前端フランジ10と後端フランジ12の隙間に
はメタルシールMが施されてる。
【0006】そして、バンパ取付部3とバンパサイド部
6との間には、前述のように所定間隔Sが設けられてい
るため、この間隔Sから水が侵入してドラフタ5内に入
ったり、或いは降雪地帯では雪が侵入してドラフタ5を
塞いで換気性能を阻害するおそれがある。従って、前記
前端フランジ10と後端フランジ12の接合部に樹脂製
のクロージングメンバ13を設け、前記のような水や雪
の侵入を防止している。
6との間には、前述のように所定間隔Sが設けられてい
るため、この間隔Sから水が侵入してドラフタ5内に入
ったり、或いは降雪地帯では雪が侵入してドラフタ5を
塞いで換気性能を阻害するおそれがある。従って、前記
前端フランジ10と後端フランジ12の接合部に樹脂製
のクロージングメンバ13を設け、前記のような水や雪
の侵入を防止している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の技術にあっては、水や雪の侵入を防ぐのにク
ロージングメンバ13が不可欠であり、その分、部品点
数の増加を招き、作業工数及びコストの面で不利であ
る。
うな従来の技術にあっては、水や雪の侵入を防ぐのにク
ロージングメンバ13が不可欠であり、その分、部品点
数の増加を招き、作業工数及びコストの面で不利であ
る。
【0008】また、前端フランジ10と後端フランジ1
2の溶接作業を行う際に、溶接ガンGの一方を、ホイル
ハウスアウタ11の一般部と後端フランジ12とで区画
された狭い領域Rに挿入しなければならないため、溶接
ガンGによる溶接作業が困難である。
2の溶接作業を行う際に、溶接ガンGの一方を、ホイル
ハウスアウタ11の一般部と後端フランジ12とで区画
された狭い領域Rに挿入しなければならないため、溶接
ガンGによる溶接作業が困難である。
【0009】この発明はこのような従来の技術に着目し
てなされたものであり、クロージングメンバが不要で且
つ溶接作業が容易なリヤフェンダのバンパ取付部構造を
提供するものである。
てなされたものであり、クロージングメンバが不要で且
つ溶接作業が容易なリヤフェンダのバンパ取付部構造を
提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
バンパ取付部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの
後端フランジがそれぞれ斜め外側前方に曲折形成され、
該前端フランジ及び後端フランジの少なくとも一方の先
端部が、バンパサイド部の内向きフランジ近傍位置まで
延長形成されている。
バンパ取付部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの
後端フランジがそれぞれ斜め外側前方に曲折形成され、
該前端フランジ及び後端フランジの少なくとも一方の先
端部が、バンパサイド部の内向きフランジ近傍位置まで
延長形成されている。
【0011】請求項1記載の発明によれば、前端フラン
ジ及び後端フランジの少なくとも一方の先端部が、バン
パサイド部の内向きフランジ近傍に位置するため、クロ
ージングメンバを設けなくても、水や雪の侵入を防止す
ることができる。また、前端フランジ及び後端フランジ
がそれぞれ斜め外側に曲折形成されているため、溶接ガ
ンによる溶接作業が容易になる。
ジ及び後端フランジの少なくとも一方の先端部が、バン
パサイド部の内向きフランジ近傍に位置するため、クロ
ージングメンバを設けなくても、水や雪の侵入を防止す
ることができる。また、前端フランジ及び後端フランジ
がそれぞれ斜め外側に曲折形成されているため、溶接ガ
ンによる溶接作業が容易になる。
【0012】請求項2記載の発明は、ホイルハウスアウ
タの後端フランジの先端部はバンパサイド部の内向きフ
ランジ近傍位置まで延長形成し、バンパ取付部の前端フ
ランジは短く形成したものである。
タの後端フランジの先端部はバンパサイド部の内向きフ
ランジ近傍位置まで延長形成し、バンパ取付部の前端フ
ランジは短く形成したものである。
【0013】請求項2記載の発明によれば、リヤフェン
ダよりも小さくて且つ比較単純な形状の部品であるホイ
ルハウスアウタの後端フランジをバンパサイド部の内向
きフランジ近傍まで延長するようにしたため、大きくて
複雑な形状の部品であるリヤフェンダの前端フランジを
長く延長するよりは、製造作業が容易である。
ダよりも小さくて且つ比較単純な形状の部品であるホイ
ルハウスアウタの後端フランジをバンパサイド部の内向
きフランジ近傍まで延長するようにしたため、大きくて
複雑な形状の部品であるリヤフェンダの前端フランジを
長く延長するよりは、製造作業が容易である。
【0014】請求項3記載の発明は、バンパ取付部の前
端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フランジのう
ち、一方が他方よりも短く、短い方の先端部に沿ってペ
イントシールを塗布したものである。
端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フランジのう
ち、一方が他方よりも短く、短い方の先端部に沿ってペ
イントシールを塗布したものである。
【0015】請求項3記載の発明によれば、バンパ取付
部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フラン
ジのうち、一方が他方よりも短いため、長い方の側面を
ベース面として、短い方の先端部に沿ってペイントシー
ルを塗布することができ、作業が容易である。
部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フラン
ジのうち、一方が他方よりも短いため、長い方の側面を
ベース面として、短い方の先端部に沿ってペイントシー
ルを塗布することができ、作業が容易である。
【0016】請求項4記載の発明は、バンパ取付部の前
端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フランジの先
端部を各々前向きに曲折形成し、該先端部同士を接合す
る構造である。
端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フランジの先
端部を各々前向きに曲折形成し、該先端部同士を接合す
る構造である。
【0017】請求項4記載の発明によれば、それぞれ前
向きに曲折形成した前端フランジ及び後端フランジの先
端部同士を接合するようにしたため、リヤフェンダに対
するホイルハウスアウタの内外方向での位置決めが正確
に行える。
向きに曲折形成した前端フランジ及び後端フランジの先
端部同士を接合するようにしたため、リヤフェンダに対
するホイルハウスアウタの内外方向での位置決めが正確
に行える。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の好適な実施形態
を図面に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
を図面に基づいて説明する。尚、従来と共通する部分に
は同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
【0019】図1〜図4はこの発明の第1の実施形態を
示す図である。この実施形態では、リヤフェンダ14の
バンパ取付部15における前端フランジ16も、ホイル
ハウスアウタ17の後端フランジ18も、それぞれ斜め
外側前方に曲折形成され、長さも延長されている。この
前端フランジ16及び後端フランジ18は、溶接ガンG
によりスポット溶接されるが(図4参照)、溶接部の周
辺に該溶接ガンGと干渉する部位が存在しないため、溶
接作業が容易である。
示す図である。この実施形態では、リヤフェンダ14の
バンパ取付部15における前端フランジ16も、ホイル
ハウスアウタ17の後端フランジ18も、それぞれ斜め
外側前方に曲折形成され、長さも延長されている。この
前端フランジ16及び後端フランジ18は、溶接ガンG
によりスポット溶接されるが(図4参照)、溶接部の周
辺に該溶接ガンGと干渉する部位が存在しないため、溶
接作業が容易である。
【0020】溶接後には接合した前端フランジ16と後
端フランジ18との水密性を確保するためにペイントシ
ールPが塗布される。前記後端フランジ18と前端フラ
ンジ16とでは、前端フランジ16の方が若干短いた
め、後端フランジ18の側面をベース面として、前端フ
ランジ16の先端部16aに沿ってペイントシールPを
塗布することができ、作業が容易である。また、ペイン
トシールPは従来のメタルシールに比べて水密性の面で
も優れている。
端フランジ18との水密性を確保するためにペイントシ
ールPが塗布される。前記後端フランジ18と前端フラ
ンジ16とでは、前端フランジ16の方が若干短いた
め、後端フランジ18の側面をベース面として、前端フ
ランジ16の先端部16aに沿ってペイントシールPを
塗布することができ、作業が容易である。また、ペイン
トシールPは従来のメタルシールに比べて水密性の面で
も優れている。
【0021】そして、前端フランジ16及び後端フラン
ジ18の溶接作業の後に、バンパサイド部6が後方から
取付けられる。この時、前端フランジ16及び後端フラ
ンジ18が斜め外側前方を向いているため、バンパサイ
ド部6の内向きフランジ9の端末は前端フランジ16の
側面に沿ってスライドし、若干外側に開いた後に、該前
端フランジ16及び後端フランジ18の各先端部16
a、18aを乗り越える。そして、このバンパサイド部
6の上部をビス8により段差面4の取付孔7に取付け、
バンパサイド部6全体を固定した状態にする。
ジ18の溶接作業の後に、バンパサイド部6が後方から
取付けられる。この時、前端フランジ16及び後端フラ
ンジ18が斜め外側前方を向いているため、バンパサイ
ド部6の内向きフランジ9の端末は前端フランジ16の
側面に沿ってスライドし、若干外側に開いた後に、該前
端フランジ16及び後端フランジ18の各先端部16
a、18aを乗り越える。そして、このバンパサイド部
6の上部をビス8により段差面4の取付孔7に取付け、
バンパサイド部6全体を固定した状態にする。
【0022】バンパサイド部6を取付けた状態で、前記
前端フランジ16及び後端フランジ18の各先端部16
a、18aはバンパサイド部6の内向きフランジ9の近
傍に位置すると共に、該内向きフランジ9の端末よりも
dだけ外側に入り込んだ状態となる。
前端フランジ16及び後端フランジ18の各先端部16
a、18aはバンパサイド部6の内向きフランジ9の近
傍に位置すると共に、該内向きフランジ9の端末よりも
dだけ外側に入り込んだ状態となる。
【0023】前端フランジ16及び後端フランジ18の
先端部16a、18aがバンパサイド部6における内向
きフランジ9の近傍に位置するため、従来のような「ク
ロージングメンバ」を設けなくても、該前端フランジ1
6及び後端フランジ18により、水や雪がバンパサイド
部6とリヤフェンダ14との所定間隔S内に侵入するの
を防止することができる。
先端部16a、18aがバンパサイド部6における内向
きフランジ9の近傍に位置するため、従来のような「ク
ロージングメンバ」を設けなくても、該前端フランジ1
6及び後端フランジ18により、水や雪がバンパサイド
部6とリヤフェンダ14との所定間隔S内に侵入するの
を防止することができる。
【0024】加えて、前端フランジ16及び後端フラン
ジ18を斜め外側前方へ曲折したため、従来のように後
端フランジ18を内側へ曲折する場合に比べて、各先端
部16a、18aの位置が外側寄りとなる。従って、何
らかの外力を受けて、後端フランジ18や前端フランジ
16等が内側へ変形した場合も、ホイルハウスアウタ1
7の内部に位置している図示せぬタイヤとの干渉問題を
起こしにくくなる。
ジ18を斜め外側前方へ曲折したため、従来のように後
端フランジ18を内側へ曲折する場合に比べて、各先端
部16a、18aの位置が外側寄りとなる。従って、何
らかの外力を受けて、後端フランジ18や前端フランジ
16等が内側へ変形した場合も、ホイルハウスアウタ1
7の内部に位置している図示せぬタイヤとの干渉問題を
起こしにくくなる。
【0025】尚、この実施形態では、前端フランジ16
と後端フランジ18との長さを、若干の差異はあるもの
の略同程度延長したが、少なくとも何れか一方だけを長
くすれば、水や雪の侵入防止効果が得られる。尚、どち
らか一方だけを長くする場合は、後端フランジ18の方
を長くして、前端フランジ16を短くするようにすれ
ば、製造作業の面で有利である。すなわち、ホイルハウ
スアウタ17の方がリヤフェンダ14よりも小さくて且
つ比較単純な形状の部品であるため、大きくて複雑な形
状の部品であるリヤフェンダ14の前端フランジ16を
長く延長するよりは、ホイルハウスアウタ17の後端フ
ランジ18を長く延長する方が製造作業の面で有利であ
る。
と後端フランジ18との長さを、若干の差異はあるもの
の略同程度延長したが、少なくとも何れか一方だけを長
くすれば、水や雪の侵入防止効果が得られる。尚、どち
らか一方だけを長くする場合は、後端フランジ18の方
を長くして、前端フランジ16を短くするようにすれ
ば、製造作業の面で有利である。すなわち、ホイルハウ
スアウタ17の方がリヤフェンダ14よりも小さくて且
つ比較単純な形状の部品であるため、大きくて複雑な形
状の部品であるリヤフェンダ14の前端フランジ16を
長く延長するよりは、ホイルハウスアウタ17の後端フ
ランジ18を長く延長する方が製造作業の面で有利であ
る。
【0026】図5はこの発明の第2の実施形態を示す図
である。この実施形態では、バンパ取付部19の前端フ
ランジ20及びホイルハウスアウタ21の後端フランジ
22の先端部20a、22aを各々前向きに曲折形成
し、該先端部20a、22a同士を溶接ガンGによりス
ポット溶接した。溶接ガンGによる作業容易性及び水や
雪の侵入防止効果は先の実施形態と同様である。この実
施形態の利点としては、互いに前向きの先端部20a、
22a同士を溶接するため、バンパ取付部19(リヤフ
ェンダ)に対するホイルハウスアウタ21の内外方向で
の位置決めを正確に行うことができる。すなわち、先の
実施形態のように斜めの前端フランジ16及び後端フラ
ンジ18を溶接する場合は(図3参照)、該前端フラン
ジ16及び後端フランジ18の間に前後方向での位置ズ
レが生じると、それに起因して、内外方向での位置もず
れてしまうが、この実施形態では前後方向での位置ズレ
が生じても、内外方向での位置決め精度に影響を及ぼさ
ない。尚、この実施形態の場合では前端フランジ20と
後端フランジ22との間にメタルシールMが施されてい
る。
である。この実施形態では、バンパ取付部19の前端フ
ランジ20及びホイルハウスアウタ21の後端フランジ
22の先端部20a、22aを各々前向きに曲折形成
し、該先端部20a、22a同士を溶接ガンGによりス
ポット溶接した。溶接ガンGによる作業容易性及び水や
雪の侵入防止効果は先の実施形態と同様である。この実
施形態の利点としては、互いに前向きの先端部20a、
22a同士を溶接するため、バンパ取付部19(リヤフ
ェンダ)に対するホイルハウスアウタ21の内外方向で
の位置決めを正確に行うことができる。すなわち、先の
実施形態のように斜めの前端フランジ16及び後端フラ
ンジ18を溶接する場合は(図3参照)、該前端フラン
ジ16及び後端フランジ18の間に前後方向での位置ズ
レが生じると、それに起因して、内外方向での位置もず
れてしまうが、この実施形態では前後方向での位置ズレ
が生じても、内外方向での位置決め精度に影響を及ぼさ
ない。尚、この実施形態の場合では前端フランジ20と
後端フランジ22との間にメタルシールMが施されてい
る。
【0027】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、前端フラ
ンジ及び後端フランジの少なくとも一方の先端部が、バ
ンパサイド部の内向きフランジ近傍に位置するため、ク
ロージングメンバを設けなくても、水や雪の侵入を防止
することができる。また、前端フランジ及び後端フラン
ジがそれぞれ斜め外側に曲折形成されているため、溶接
ガンによる溶接作業が容易になる。
ンジ及び後端フランジの少なくとも一方の先端部が、バ
ンパサイド部の内向きフランジ近傍に位置するため、ク
ロージングメンバを設けなくても、水や雪の侵入を防止
することができる。また、前端フランジ及び後端フラン
ジがそれぞれ斜め外側に曲折形成されているため、溶接
ガンによる溶接作業が容易になる。
【0028】請求項2記載の発明によれば、リヤフェン
ダよりも小さくて且つ比較単純な形状の部品であるホイ
ルハウスアウタの後端フランジをバンパサイド部の内向
きフランジ近傍まで延長するようにしたため、大きくて
複雑な形状の部品であるリヤフェンダの前端フランジを
長く延長するよりは、製造作業が容易である。
ダよりも小さくて且つ比較単純な形状の部品であるホイ
ルハウスアウタの後端フランジをバンパサイド部の内向
きフランジ近傍まで延長するようにしたため、大きくて
複雑な形状の部品であるリヤフェンダの前端フランジを
長く延長するよりは、製造作業が容易である。
【0029】請求項3記載の発明によれば、バンパ取付
部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フラン
ジのうち、一方が他方よりも短いため、長い方の側面を
ベース面として、短い方の先端部に沿ってペイントシー
ルを塗布することができ、作業が容易である。
部の前端フランジ及びホイルハウスアウタの後端フラン
ジのうち、一方が他方よりも短いため、長い方の側面を
ベース面として、短い方の先端部に沿ってペイントシー
ルを塗布することができ、作業が容易である。
【0030】請求項4記載の発明によれば、それぞれ前
向きに曲折形成した前端フランジ及び後端フランジの先
端部同士を接合するようにしたため、リヤフェンダに対
するホイルハウスアウタの内外方向での位置決めが正確
に行える。
向きに曲折形成した前端フランジ及び後端フランジの先
端部同士を接合するようにしたため、リヤフェンダに対
するホイルハウスアウタの内外方向での位置決めが正確
に行える。
【図1】この発明の第1の実施形態を示すリヤフェンダ
の側面図。
の側面図。
【図2】リヤフェンダのバンパ取付部付近を示す斜視
図。
図。
【図3】図1中矢示SA−SA線に沿う断面図
【図4】溶接ガンによる溶接作業状態を示す図3相当の
断面図。
断面図。
【図5】この発明の第2の実施形態を示す図3相当の断
面図。
面図。
【図6】従来例を示すリヤフェンダの側面図。
【図7】従来のリヤフェンダのバンパ取付部付近を示す
斜視図。
斜視図。
【図8】図6中矢示SB−SB線に沿う断面図
【図9】溶接ガンによる溶接作業状態を示す図8相当の
断面図。
断面図。
2 ホイルアーチ部 6 バンパサイド部 9 内向きフランジ 14 リヤフェンダ 15、19 バンパ取付部 16、20 前端フランジ 16a、18a、20a、22a 先端部 17、21 ホイルハウスアウタ 18、22 後端フランジ S 所定間隔 P ペイントシール
Claims (4)
- 【請求項1】 リヤフェンダにおけるホイルアーチ部の
後方下部にバンパ取付部を形成すると共に、該バンパ取
付部の前端フランジにホイルハウスアウタの後端フラン
ジを接合し、且つ前記バンパ取付部に所定間隔を介して
バンパサイド部が取付けられ、該バンパサイド部の前端
に内向きフランジが形成されているリヤフェンダのバン
パ取付部構造において、 前記バンパ取付部の前端フランジ及びホイルハウスアウ
タの後端フランジがそれぞれ斜め外側前方に曲折形成さ
れ、該前端フランジ及び後端フランジの少なくとも一方
の先端部が、バンパサイド部の内向きフランジ近傍位置
まで延長形成されていることを特徴とするリヤフェンダ
のバンパ取付部構造。 - 【請求項2】 ホイルハウスアウタの後端フランジの先
端部はバンパサイド部の内向きフランジ近傍位置まで延
長形成し、バンパ取付部の前端フランジは短く形成した
請求項1記載のリヤフェンダのバンパ取付部構造。 - 【請求項3】 バンパ取付部の前端フランジ及びホイル
ハウスアウタの後端フランジのうち、一方が他方よりも
短く、短い方の先端部に沿ってペイントシールを塗布し
た請求項1又は請求項2記載のリヤフェンダのバンパ取
付部構造。 - 【請求項4】 バンパ取付部の前端フランジ及びホイル
ハウスアウタの後端フランジの先端部を各々前向きに曲
折形成し、該先端部同士を接合する請求項1又は請求項
2記載のリヤフェンダのバンパ取付部構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23652995A JPH0976843A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | リヤフェンダのバンパ取付部構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23652995A JPH0976843A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | リヤフェンダのバンパ取付部構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0976843A true JPH0976843A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17002042
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23652995A Pending JPH0976843A (ja) | 1995-09-14 | 1995-09-14 | リヤフェンダのバンパ取付部構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0976843A (ja) |
-
1995
- 1995-09-14 JP JP23652995A patent/JPH0976843A/ja active Pending
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