JPH11325170A - マスダンパの取付構造 - Google Patents

マスダンパの取付構造

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JPH11325170A
JPH11325170A JP13627398A JP13627398A JPH11325170A JP H11325170 A JPH11325170 A JP H11325170A JP 13627398 A JP13627398 A JP 13627398A JP 13627398 A JP13627398 A JP 13627398A JP H11325170 A JPH11325170 A JP H11325170A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mass damper
header
spot welding
panel
mounting structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13627398A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenji Momoi
健次 桃井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanto Jidosha Kogyo KK
Toyota Motor East Japan Inc
Original Assignee
Kanto Jidosha Kogyo KK
Kanto Auto Works Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Kanto Jidosha Kogyo KK, Kanto Auto Works Ltd filed Critical Kanto Jidosha Kogyo KK
Priority to JP13627398A priority Critical patent/JPH11325170A/ja
Publication of JPH11325170A publication Critical patent/JPH11325170A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 組付作業を簡素化するとともに作業性を改善
し得るマスダンパの取付構造を提供する。 【解決手段】 ボデー所定部位に設定される断面構造内
にマスダンパ5を付設する。マスダンパ5に取付用ブラ
ケット8をインサート成形し、断面構造を構成するパネ
ル材に取付用ブラケット8を介してマスダンパ5を結合
する。取付用ブラケット8は、スポット溶接によりパネ
ル材に接合する。パネル材にスポット溶接を行うための
作業穴3aを設ける。マスダンパ5の成形時にその取付
用ブラケット8がインサート成形され、スポット溶接に
よりヘッダロア5のパネル材に接合することで組付作業
を格段に簡素化することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乗用車等の車両に
おけるマスダンパの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の車両において室内に発生する所
謂、こもり音レベルを低下させることにより、こもり音
性能もしくは特性の向上を図るべく「マスダンパ」を取
り付けたものが知られている。このマスダンパはたとえ
ば鋳物成型品(一定の質量物)でなり、フロントヘッダ
内あるいはリヤヘッダ内、またはアッパバックもしくは
ラッゲージ断面内等の、ボデーの断面構造を構成するパ
ネル材の所定部位に設定される。
【0003】図5および図6は、このようなマスダンパ
をフロントヘッダに適用した従来例を示している。図に
おいて、ルーフ1の前縁部に沿ってフロントヘッダ2が
配置される。フロントヘッダ2はヘッダアッパ3および
ヘッダロア4を含み、これらのパネル材により閉断面が
構成される。このように構成されるフロントヘッダ2の
断面構造内にマスダンパ5を付設することで、フロント
ヘッダ2まわりでのこもり音性能を向上しようとするも
のである。なお、マスダンパ5は、ボルト6によってヘ
ッダロア4へ取付固定される。
【0004】図7は、この例によるフロントヘッダ2に
おけるマスダンパ5の組付工程を示している。まず、図
7(A)のようにマスダンパ5を治具10にセットし、
その上にヘッダロア4を被せてボルト6をマスダンパ5
に締め込むことでヘッダロア4およびマスダンパ5を結
合する。
【0005】つぎに、図7(B)のようにマスダンパ5
が取付固定されたヘッダロア4を受け治具11にセット
し、さらにその上にヘッダアッパ3をセットすることで
両者を重ね合わせる。重ね合わさったヘッダアッパ3お
よびヘッダロア4の所定部位(×印で示す)にスポット
溶接を行い、これによりフロントヘッダ2が構成され
る。さらに、図7(C)のようにフロントヘッダ2とリ
ヤヘッダ7にルーフ1をセットして、スポット溶接によ
り相互に接合することによりルーフパネルアッセンブリ
が完成する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の例のように、従
来のマスダンパ5を組み付ける場合は、図7に示したよ
うに多くの工程が必要になり、組付作業が複雑化してい
た。また、マスダンパ5を取付固定する場合等において
所定の治具が必要になるばかりか、ボルト6の締込みに
はインパクトでの作業が必要となる。さらに、これらの
作業のために皮手袋を使用しなければならず、作業性が
必ずしも良好ではなかった。
【0007】本発明は以上の点に鑑み、組付け作業を簡
素化するとともに作業性を改善し得るマスダンパの取付
構造を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のマスダンパの取
付構造は、ボデー所定部位に設定される断面構造内にマ
スダンパを付設するためのマスダンパ取付構造であっ
て、マスダンパに取付用ブラケットをインサート成形
し、上記断面構造を構成するパネル材に上記取付用ブラ
ケットを介してマスダンパが結合されることを特徴とす
る。請求項2に記載のマスダンパの取付構造では、請求
項1に記載の取付用ブラケットの突出端部をスポット溶
接により前記パネル材に接合するように構成している。
請求項3に記載のマスダンパ取付構造では、請求項2の
構成において、前記パネル材にスポット溶接を行うため
の作業穴を設ける構成としている。
【0009】本発明によれば、マスダンパの成形時にそ
の取付用ブラケットがインサート成形される。この取付
用ブラケットは、スポット溶接によりヘッダロアのパネ
ル材に接合され、これにより組付作業を格段に簡素化す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図4に基づき、従来
例と実質的に同一または対応する部材には同一符号を用
いて、本発明によるマスダンパの取付構造の好適な実施
の形態を説明する。この実施形態においては、本発明に
係るマスダンパをフロントヘッダに適用する場合を例に
とって説明する。フロントヘッダ2がルーフ1の前縁部
に沿って配置されており、ヘッダアッパ3およびヘッダ
ロア4により構成されるフロントヘッダ2の断面構造内
にマスダンパ5が付設される。
【0011】本発明に係るマスダンパ取付構造にあって
は、マスダンパ5に取付用ブラケット8をインサート成
形することにより、取付用ブラケットを一体的に有する
マスダンパ5を形成し、フロントヘッダ2の断面構造を
構成するパネル材にこの取付用ブラケット8を介してマ
スダンパ5を結合するようにしている。すなわち、図1
に示すように、ほぼ鍵形状に形成された取付用ブラケッ
ト8の基部がマスダンパ5にインサートされ、一端がマ
スダンパ5の側端部から突出する。取付用ブラケット8
は薄鋼板等によりプレス成形することができる。マスダ
ンパ5自体の構成はほぼ箱型(たとえば、マッチ箱状)
に形成されており、実質的に従来のものと同様である。
【0012】取付用ブラケット8は、図2に示すように
マスダンパ5の両側端から、たとえばガルウィング状に
突出している。本発明のマスダンパ取付構造において、
取付用ブラケット8は、スポット溶接によりパネル材、
すなわちヘッダロア4に接合される。この場合、ヘッダ
アッパ3の所定位置にスポット溶接を行うための作業穴
3aが設けられる。
【0013】本発明のマスダンパ取付構造は以上のよう
に構成され、マスダンパ5の成形時に取付用ブラケット
8がインサート成形される。取付用ブラケット8はスポ
ット溶接によりヘッダロア4に接合されるが、この接合
はヘッダアッパ3およびヘッダロア4の結合と同時に行
うことができる。すなわち、図3および図4に示すよう
に、ヘッダアッパ3およびヘッダロア4を接合する際、
ヘッダアッパ3の作業穴3aからスポット溶接用の溶接
ヘッド12を挿入して取付用ブラケット8の突出端部を
ヘッダロア4へ接合する。
【0014】このように、マスダンパ5にインサート成
形された取付用ブラケット8をヘッダアッパ3およびヘ
ッダロア4の結合と同時に行うことができるため、組付
作業を格段に簡素化することができる。従来では、前述
のようにマスダンパ5を治具10にセットし、その上に
ヘッダロア4を被せてボルト6でマスダンパ5を取り付
けていたが、本発明によれば、このような別個独立した
工程を省略することができる。そしてボルトの締込みの
ためのインパクト作業を廃止することが可能になる。
【0015】上記実施形態において、本発明をフロント
ヘッダに適用した例を説明したが、本発明はリヤヘッダ
またはアッパバックもしくはラッゲージ断面内等のボデ
ーのパネル所定部位の断面構造に対しても自由に適用可
能であり、上記実施形態の場合と同様な作用効果を得る
ことができるのは勿論である。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、こ
の種のマスダンパ取付構造において、組付工程を有効に
削減することで組付作業を簡素化し、作業工数を大幅に
減少することができるとともに作業性を改善することが
できる。したがって、実質的に生産コストを低減し得る
等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるマスダンパの取付構造の実施形態
における要部斜視図である。
【図2】本発明によるマスダンパの取付構造の実施形態
におけるフロントヘッダ組付工程を示す斜視図である。
【図3】本発明によるマスダンパの取付構造の実施形態
におけるマスダンパ接合工程を示す断面図である。
【図4】本発明によるマスダンパの取付構造の実施形態
におけるマスダンパ接合工程を示す断面図である。
【図5】従来のマスダンパ取付構造に係るルーフまわり
の斜視図である。
【図6】図5のA−A線に沿う断面図である。
【図7】従来のマスダンパ取付構造におけるフロントヘ
ッダ組付工程を順に示すそれぞれ斜視図である。
【符号の説明】
1 ルーフ 2 フロントヘッダ 3 ヘッダアッパ 3a 作業穴 4 ヘッダロア 5 マスダンパ 7 リヤヘッダ 8 取付用ブラケット 12 溶接ヘッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボデー所定部位に設定される断面構造内
    にマスダンパを付設するためのマスダンパ取付構造であ
    って、 マスダンパに取付用ブラケットをインサート成形し、上
    記断面構造を構成するパネル材に上記取付用ブラケット
    を介してマスダンパを結合することを特徴とするマスダ
    ンパ取付構造。
  2. 【請求項2】 前記取付用ブラケットは、その突出端部
    がスポット溶接により前記パネル材に接合されることを
    特徴とする、請求項1に記載のマスダンパ取付構造。
  3. 【請求項3】 前記パネル材にスポット溶接を行うため
    の作業穴が設けられていることを特徴とする、請求項2
    に記載のマスダンパ取付構造。
JP13627398A 1998-05-19 1998-05-19 マスダンパの取付構造 Pending JPH11325170A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008018805A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Kanto Auto Works Ltd 自動車のリヤエアバッグ
JP2008018804A (ja) * 2006-07-12 2008-01-31 Kanto Auto Works Ltd 自動車のリヤエアバッグ
JP2009067149A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Kanto Auto Works Ltd フロントへッダ構造
CN106965858A (zh) * 2016-01-13 2017-07-21 本田技研工业(中国)投资有限公司 汽车顶部减震配重块安装结构及安装方法
JP2018114886A (ja) * 2017-01-19 2018-07-26 本田技研工業株式会社 取付部材構造体

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