JPH08192769A - 車両のカウル構造 - Google Patents

車両のカウル構造

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JPH08192769A
JPH08192769A JP776895A JP776895A JPH08192769A JP H08192769 A JPH08192769 A JP H08192769A JP 776895 A JP776895 A JP 776895A JP 776895 A JP776895 A JP 776895A JP H08192769 A JPH08192769 A JP H08192769A
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JP
Japan
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cowl
cowl top
top outer
vehicle
windshield glass
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Pending
Application number
JP776895A
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English (en)
Inventor
Takashi Yakata
高志 屋形
Akinobu Iwao
明信 岩男
Hiroshi Kuroda
浩 黒田
Masataka Miura
正高 三浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Motors Corp
Original Assignee
Mitsubishi Motors Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ウインドシールドガラスの傾きの大きい車両
のカウル内にワイパ装置を収納すると共に閉断面構造を
確保する。 【構成】 カウルトップアウタ2とカウルトップインナ
3とを上下に重ね合わせて閉断面構造のカウル1を形成
する車両のカウルの構造において、カウルトップアウタ
は、ウインドシールドガラス4を接着する接合面2aが
後方側上部に、この接合面よりも前方に位置し上方に突
出してボンネット5とのシール面2bが前方側上部に夫
々形成され、これら両面の間に位置する部位に部分的に
開口2eが設けられ、カウル内にワイパ装置10が開口
から挿入されて収納される構造としたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両のカウル構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】カウル(フロントデッキ)は、フロント
ウインドの下部を形成すると共に左右のフロントピラー
と結合しているパネルで、車体の捻り剛性に対する重要
な部材である。このカウルは、カウルトップグリル、カ
ウルトップアウタパネル、カウルトップインナパネル等
により閉断面構造に構成されており、ベンチレータ外気
導入口が設けられると共にワイパ装置が収納されてい
る。
【0003】ところで、空力性能を向上させるためにウ
インドシールドガラスの傾斜を大きくしたデザインの車
両においては、ウインドシールドガラスの下端(前端)
が車体の前方に延びてボンネットの後端近傍の下方に位
置するような構造となり、このような構造においてカウ
ルの中にワイパ装置を収納するためにはカウルを前方に
延ばすことが必要となる。しかしながら、エンジンルー
ムのスペースを確保する必要上カウルを余り前方に延ば
すことは困難である。
【0004】このような構造の車両のカウルとして、例
えば、エアボックス(カウル)を形成するカウルトップ
パネルの前壁及びダッシュロアパネルの前壁を接合フラ
ンジの上下位置近傍を残して接合フランジの先端より前
方に張出形成して、接合フランジ部付近にエンジンルー
ムから車室方向に向き、エンジンルーム内部材を配置可
能とする凹所を形成すると共に、この凹所に被配索物を
配置し、カウルトップパネルの張出部分にワイパピボッ
トの一部が含まれるようにカウルトップパネルの上壁に
ワイパピボットを取り付け、エアボックス内においてワ
イパピボットに連結されるワイパリンクを車室内側に向
けて配置するようにした構造のものが提案されている
(実公平6−11888号公報)。
【0005】或いは、フロントバルクヘッド(カウル)
内に収納されるワイパリンク機構の運転席側ワイパリン
クを後振り方式にしてバルクヘッド内のフロントパネル
に、ワイパリンク同士を結合するワイパロッドとの干渉
を回避する窓状逃げ孔を形成して、ストラットハウスと
バルクヘッドとの間のスペースを確保し、ストラット位
置を前方に突出させる等の変更を行うことなく、ウイン
ドシールドガラスの傾斜を大きくするような構造のもの
が提案されている(実開平2−136778号公報)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者
は、エアボックス内にワイパピボットだけが収納され、
駆動用モータやリンク機構は外部に配置されており、こ
れらの駆動用モータやリンク機構をカウル内に収納する
ために大きな孔を設けるとカウルが閉断面構造とならな
くなり、剛性、強度の確保が困難となる。また、後者に
おいては、バルクヘッド内にフロントパネル(隔壁)を
設けて閉断面構造とする必要があり、部品点数が多くな
ると共に組付工数が増加しコストアップの要因となる本
発明は、上述の点に鑑みてなされたもので、ウインドシ
ールドガラスの傾きを大きくした構造の車両のカウル内
にワイパ装置を収納し、且つ閉断面構造を確保するよう
にした車両のカウル構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明によれば、カウルトップアウタとカウルトップ
インナとを上下に重ね合わせて閉断面を形成するように
した車両のカウル構造において、前記カウルトップアウ
タは、ウインドシールドガラスを接着する接合面が後方
側上部に、前記接合面より前方に位置し上方に突出して
ボンネットとのシール面が前方側上部に夫々形成され、
これら両面の間に位置する部位に部分的に開口が設けら
れ、前記カウル内にワイパ装置が前記開口から挿入され
て収納される構造としたものである。
【0008】請求項2では、カウルトップアウタとカウ
ルトップインナの前後両端縁に形成された接合フランジ
部は、カウルトップアウタのウインドシールドガラスを
接着する接合面よりも下方に位置している構造としたも
のである。
【0009】
【作用】カウルトップアウタの後側接合面にウインドシ
ールドガラスの下端を接着固定し前側シール面にシール
部材を介してボンネットの下面を当接させる。カウル
は、カウルトップアウタとカウルトップインナとにより
閉断面構造とされ、剛性及び強度が確保される。ワイパ
装置は、カウル内に収納されてワイパピボットが上方に
且つボンネットの後端下方位置に突出され、ワイパアー
ムが装着される。エンジンルームは、ボンネットの後端
とカウルトップアウタのシール面によりシールされる。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例を添付図面に基づいて
詳述する。図1及び図2においてカウル1は、カウルト
ップアウタ2とカウルトップインナ3とを上下に重ね合
わせて閉断面構造に構成されており、カウルトップアウ
タ2は、全長に亘り後方側にウインドシールドガラス4
との接合面2aが形成され、前方側にボンネット5の裏
板6とのシール面2bが形成され、中央部2cには左右
両側に開口2d、2eが形成されている。そして、中央
部2cは、後側の接合面2aよりも一段低く、前側のシ
ール面2bは、後側の接合面2aよりも一段高く上方に
突出して略ハット型断面形状に形成されている。このよ
うにカウルトップアウタ2を絞り断面形状に形成するこ
とにより、カウルとしての剛性、強度確保が得られる。
【0011】また、カウルトップアウタ2の中央部2c
と前側のシール面2bとを連設する傾斜面2eには外気
導入口2f(図1)が形成されており、前後両端縁には
全長に亘り夫々接合フランジ部2g、2hが形成されて
いる。これらの接合フランジ部2g、2hは、後側の接
合面2aよりも一段低く、且つ当該接合面2aと略平行
に外方(前後方向)に張り出して形成されている。ま
た、このカウルトップアウタ2の左右両側縁にはフロン
トピラー、カウルサイドパネル(共に図示せず)との接
合フランジ2i、2jが形成されている。
【0012】カウルトップインナ3は、後部が後方に大
きく膨らみ、且つ後壁3aが高く、僅かに前方に反った
略ハット型断面の形状をなしており、前後両端縁には全
長に亘り接合フランジ部3b、3cが、左右両縁部には
前記フロントピラー、カウルサイドパネルとの接合フラ
ンジ3d、3eが夫々形成されている。尚、カウルトッ
プアウタ2、カウルトップインナ3は、実際にはもっと
複雑な形状をなしており、凹凸部やボルト孔等が多数形
成されているが、これらは省略して簡素化して描いてあ
る。
【0013】カウルトップアウタ2とカウルトップイン
ナ3とは上下に重ね合わされ、前後両端縁の接合フラン
ジ部2g、2hと3b、3cとが重ね合わされてスポッ
ト溶接により溶着され、閉断面構造のカウル1が形成さ
れる。このカウル1は、カウルトップアウタ2とカウル
トップインナ3の各左右の接合フランジ部2i、2j、
3d、3eが前記フロントピラー、カウルサイドパネル
にスポット溶接により溶着され、カウルトップインナ3
の下面の略中央がダッシュロアパネル7の上端の接合フ
ランジ部7aにスポット溶接により溶着される。また、
カウルトップアウタ2のシール面2bには全長に亘りシ
ール部材8が装着される。シール面2bは、ボンネット
5との間のシールを確保すると共にカウル1の剛性を確
保する。
【0014】そして、カウルトップアウタ2の後側の接
合面2aには接着剤9を介してウインドシールドガラス
4の下端4aが強固に接着固定される。この状態におい
て、ウインドシールドガラス4の下端4aは、ボンネッ
ト5の後端5aの下方に所定の間隙を存して対向して位
置しており、接着剤9との接着部が隠されて外観上見え
ないようになっている。
【0015】カウル1内には、ワイパ装置10の駆動用
モータ11、リンク機構12、ワイパピボット13によ
り構成されたワイパアセンブリがカウルトップアウタ2
の開口2d、2eから挿入されて収納され、左右のワイ
パピボット13が開口2d、2eから上方に突出し、ウ
インドシールドガラス4の下端4aの僅か前方位置に配
置される。そして、これらのワイパピボット13にはワ
イパアーム14のアームヘッド15が装着固定される。
この状態において、ワイパピボット13、ワイパアーム
14の基端近傍及びアームヘッド15は、ボンネット5
の後端5aにより覆われる。また、カウルトップアウタ
2のシール面2bに装着されたシール部材8は、ボンネ
ット5の裏板6に圧接してエンジンルームとカウル1と
の間をシールする。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、カ
ウルトップアウタを絞り断面形状に形成することによ
り、カウルの剛性、強度確保が得られ、車体としての強
度を十分に発揮することができる。また、カウルの中央
部近傍までウインドシールドガラスを延ばしたデザイン
構造としてもボンネットとのシール面を設けることによ
り、カウルとしての閉断面構造を確保することができ
る。
【0017】また、ボンネットの後端がカウルトップア
ウタの前側の突出部をシール面として後方に延び、ワイ
パ装置のワイパピボットを覆うようにしたことにより、
ウインドシールドガラスの下端とボンネット後端との間
の隙間を狭くすることが可能となる。これにより、外観
の見栄えが向上すると共にシール性能も十分に発揮され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両のカウル構造の一実施例を示
す断面図である。
【図2】図1のカウルの斜視図である。
【符号の説明】
1 カウル 2 カウルトップアウタ 3 カウルトップインナ 2a 接合面 2b シール面 2d、2e 開口 2f 外気導入口 2g、2h、3c、3d 接合フランジ部 4 ウインドシールドガラス 5 ボンネット 6 ボンネット裏板 7 ダッシュロアパネル 8 シール部材 9 接着剤 10 ワイパ装置 11 駆動用モータ 12 リンク機構 13 ワイパピボット 14 ワイパアーム 15 アームヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三浦 正高 東京都大田区下丸子四丁目21番1号 三菱 自動車エンジニアリング株式会社

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カウルトップアウタとカウルトップイン
    ナとを上下に重ね合わせて閉断面を形成するようにした
    車両のカウル構造において、 前記カウルトップアウタは、ウインドシールドガラスを
    接着する接合面が後方側上部に、前記接合面より前方に
    位置し上方に突出してボンネットとのシール面が前方側
    上部に夫々形成され、これら両面の間に位置する部位に
    部分的に開口が設けられ、 前記カウル内にワイパ装置が前記開口から挿入されて収
    納されることを特徴とする車両のカウル構造。
  2. 【請求項2】 前記カウルトップアウタとカウルトップ
    インナの前後両端縁に形成される接合フランジ部は、前
    記カウルトップアウタのウインドシールドガラスを接着
    する接合面よりも下方に位置していることを特徴とする
    請求項1に記載の車両のカウル構造。
JP776895A 1995-01-20 1995-01-20 車両のカウル構造 Pending JPH08192769A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006007965A (ja) * 2004-06-25 2006-01-12 Nippon Plast Co Ltd 自動車のカウル構造
JP2016147547A (ja) * 2015-02-10 2016-08-18 トヨタ自動車株式会社 歩行者保護エアバッグ装置

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Effective date: 20010109