JPH07205768A - 洗車機 - Google Patents

洗車機

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JPH07205768A
JPH07205768A JP372894A JP372894A JPH07205768A JP H07205768 A JPH07205768 A JP H07205768A JP 372894 A JP372894 A JP 372894A JP 372894 A JP372894 A JP 372894A JP H07205768 A JPH07205768 A JP H07205768A
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JP
Japan
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top brush
vehicle
vehicle height
frame
brush
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JP372894A
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English (en)
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Shigeo Takeuchi
茂夫 竹内
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Takeuchi Iron Works Corp
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Takeuchi Iron Works Corp
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  • Vehicle Cleaning, Maintenance, Repair, Refitting, And Outriggers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吸水性を有するトップブラシに含まれる洗浄
水の量を一定に保持して均一な洗浄効果を得るとともに
塗装面の傷付きを防止する。 【構成】 吸水性を有する布等で構成されたトップブラ
シ8を備えた門型フレーム4を車両に対して相対移動さ
せながら車体上面を洗浄する際に、トップブラシ8の回
転中心と車体表面との距離hを略一定に保持することに
より、トップブラシ8の外周の回転半径を略一定に保っ
て洗浄水を均一な遠心力で安定して飛散させる。これに
より、トップブラシ8の重量を略一定に保ってトップブ
ラシ8が車体表面に当接する面圧を安定させ、洗浄効果
を高めるとともに塗装面の傷付きを防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸水性を有するトップ
ブラシで自動車の車体上面を洗浄する洗車機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、回転体の外周に吸水性を有する柔
軟な布を取り付けたトップブラシで車体上面を洗浄する
洗車機は既に知られている(例えば、実開昭60−63
232号公報、特開平5−229410号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記吸水性を有するト
ップブラシは、合成樹脂製で形成された3000〜40
00デニールの非吸水性の毛ブラシを回転体の外周に取
り付けたものに比べて、車体の塗装面を傷付けにくい長
所を備えている。
【0004】しかしながら、かかるトップブラシが洗浄
水を含んで重量が変化すると、トップブラシが車体の塗
装面に当接する面圧が変化したり遠心力で塗装面を叩く
力が変化するため、トップブラシによる均一な洗浄効果
が得られなくなるばかりか、多量の洗浄水を含んで重く
なったトップブラシが塗装面を強く叩くことにより、車
体に付着していた泥や砂で塗装面を傷める可能性があ
る。
【0005】本発明は前述の事情に鑑みてなされたもの
で、吸水性を有するトップブラシに含まれる洗浄水の量
を一定に保持し、均一な洗浄効果を得るとともに塗装面
の傷みを防止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、フレームを車両を跨いで走行させること
により或いはフレームの内部を通過するように車両を搬
送することにより前記車両を洗浄する洗車機において、
フレームに設けられた吸水性を有するトップブラシと、
トップブラシを昇降駆動する昇降駆動手段と、車高を検
出する車高検出手段と、トップブラシと車両との相対位
置関係を検出する相対位置検出手段と、車高検出手段及
び相対位置検出手段の出力に基づいて昇降駆動手段を制
御し、トップブラシの回転中心と車体上面との距離を略
一定に保持する昇降制御手段と、を備えたことを特徴と
する。
【0007】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0008】図1〜図7は本発明の一実施例を示すもの
で、図1は洗車機の全体正面図、図2は同じく全体側面
図、図3は図1の3−3線拡大矢視図、図4は図3の4
方向矢視図、図5はフローチャートの第1分図、図6は
フローチャートの第2分図、図7は作用説明図である。
【0009】図1及び図2に示すように、洗車機は床面
に敷設した左右一対の走行レール1,1に前後各2個の
駆動輪2,2と従動輪3,3とを案内されて走行する門
型フレーム4を備える。前記駆動輪2,2はインバータ
により回転速度が調整可能な走行用モータ5,5に接続
され、これにより門型フレーム4は走行レール1,1に
沿って前後方向に任意の速度で往復走行することができ
る。
【0010】門型フレーム4の上部には、左右方向に配
設された1本の昇降駆動軸6の両端部が一対の軸受け
7,7によって回転自在に支持される。車両の上面を洗
浄するトップブラシ8の昇降を案内する案内枠9は、左
右一対のガイドレール10,10と、これらガイドレー
ル10,10の上端間を一体に結合する中空の案内枠揺
動軸11とを備える。案内枠揺動軸11は前記昇降駆動
軸6の外周に同軸に嵌合し、左右一対の軸受け12,1
2によって昇降駆動軸6に相対回転自在に支持される。
【0011】ガイドレール10,10は断面コ字状に形
成され、その内部には断面L字状のガイド板14が固着
される。左右のガイドレール10,10には、ガイド板
14とガイドレール10の内壁との間に案内される2個
のガイドローラ15,15とガイドレール10の内壁に
案内される1個のガイドローラ16とを有する左右一対
の台車17A,17Bが、互いに同期して昇降し得るよ
うに支持される。左右の台車17A,17Bにはトップ
ブラシ支持軸18の左右両端部が固着され、そのトップ
ブラシ支持軸18に回転自在に嵌合するトップブラシ回
転軸19の一端に設けたスプロケット20と一方の台車
17Bに設けたインバータにより回転速度が調整可能な
トップブラシ回転用モータ21のスプロケット22とが
チェン23を介して接続され、これによりトップブラシ
8が回転駆動される。
【0012】門型フレーム4にはインバータにより回転
速度を調整可能なトップブラシ昇降用モータ24が設け
られ、そのトップブラシ昇降用モータ24のスプロケッ
ト25と昇降駆動軸6の一方の端部に設けたスプロケッ
ト26とがチェン27で接続される。またガイドレール
10,10の内部において昇降駆動軸6に設けた2個の
スプロケット28,28と該ガイドレール10,10の
下端に設けた2個のスプロケット29,29間にはチェ
ン30,30が巻き掛けられ、それらチェン30,30
の両端は各台車17A,17Bに結着される。
【0013】而して、トップブラシ昇降用モータ24を
駆動すると昇降駆動軸6が回転し、トップブラシ8を支
持する左右の台車17A,17Bはガイドレール10,
10に案内されて昇降する。
【0014】昇降駆動軸6の他方の端部に設けたスプロ
ケット32と門型フレーム4の下部に設けたスプロケッ
ト33とに巻き掛けられたチェン34には、トップブラ
シ8が重力で下降しようとする力に対抗するバランスウ
エイト35が固着される。
【0015】門型フレーム4とガイドレール10との間
には、案内枠9を垂直位置に保持する保持手段58が設
けられる。保持手段58は、案内枠9に図2のa方向或
いはb方向に所定以上の外力が加わると該案内枠9の揺
動を許容し、前記外力がなくなると案内枠9を垂直位置
に保持する。また、門型フレーム4には、案内枠9がa
方向或いはb方向へ所定角度揺動したことを検出する揺
動検出スイッチ59が設けられる。
【0016】更に、門型フレーム4には、トップブラシ
8及び車両に向けて洗浄水を噴射する洗浄水噴射管4
0、開閉レール49に沿って開閉する左右一対のサイド
ブラシ50,50、左右一対の昇降レール51,51に
沿って昇降するトップノズル52及び左右一対のサイド
ノズル53,53が装着される。
【0017】次に、図3及び図4に基づいてトップブラ
シ8の構造を説明する。尚、本実施例のトップブラシ8
の構造は特開平5−229410号公報に詳細に開示さ
れているものと同一であり、ここではその概略を説明す
る。
【0018】トップブラシ8は塩化ビニール管或いは金
属管よりなる半径約50mmのトップブラシ回転軸19
と、その外周に放射状に固定された多数のユニット41
とから構成されるもので、そのトップブラシ8の半径は
約400mmとなる。ユニット41の構成材料は吸水性
を有する柔軟な布や紙状の化学繊維等であり、そのうち
でも長繊維の不織布が好適である。市販品で入手可能な
ものとしては、例えば旭化成(株)のエルタス(登録商
標)がある。
【0019】ユニット41は前記吸水性を有する材料を
矩形状に裁断したものを蛇腹状に折り畳んだ後、長手方
向中央部で二つ折りにして扇状にしたものである。かか
る扇状のユニット41…の4個を1組みにして円盤状に
組み合わせ、その際に形成される放射方向の切れ目、即
ち蛇腹状に折り畳んだ材料を長手方向中央部で二つ折り
にした際に突き合わされ縁部どうしと、隣接する2個の
ユニット41,41の互いに突き合わされる縁部どうし
とを接着、縫製、溶着等の手段で結合することにより、
円盤状のセグメントが形成される。そして、複数のセグ
メントを各ユニット41…の要部を貫通するボルト42
…によってトップブラシ回転軸19の外周に積層状態で
固定することにより、トップブラシ8が構成される。
【0020】前記構造を備えたトップブラシ8は高速及
び低速で回転駆動され、その高速回転数は150rpm
であり、その低速回転数は75rpmである。
【0021】次に、洗車機の制御系の構造について説明
する。
【0022】床面には自動車の停止位置を規制するタイ
ヤストッパ107,107が設けられ(図7参照)、ま
た床面に設けたスタート位置カム108に当接可能なス
タート位置検出スイッチ109が門型フレーム4に設け
られる。走行位置検出手段C1は、スタート位置検出ス
イッチ109がスタート位置カム108から離れた瞬間
から、門型フレーム4の往走行時には一方の走行用モー
タ5に設けたロータリエンコーダ55の出力パルスを加
算し、復走行時には前記ロータリエンコーダ55の出力
パルスを減算することにより、門型フレーム4の走行位
置Lを検出する。
【0023】案内枠9の一方のガイドレール10にはト
ップブラシ8の下限位置と上限位置とをそれぞれ検出す
る下限検出スイッチ36と上限検出スイッチ37とが設
けられ、これら両検出スイッチ36,37は一方の台車
17Aに設けた磁石38により作動する。昇降駆動軸6
の一端にはロータリエンコーダ39が設けられており、
昇降位置検出手段C2は、前記上限検出スイッチ37が
作動状態から不作動状態になった瞬間から、トップブラ
シ8の下降時にはロータリエンコーダ39の出力パルス
を加算し、上昇時には前記ロータリエンコーダ39の出
力パルスを減算することにより、トップブラシ8の昇降
位置THを検出する。
【0024】門型フレーム4に設けられた制御装置54
には、前記ロータリエンコーダ55からの信号を受けて
門型フレーム4の走行位置を検出する前記走行位置検出
手段C1と、前記ロータリエンコーダ39からの信号を
受けてトップブラシ8の昇降位置を検出する前記昇降位
置検出手段C2とが設けられる。また制御装置54に
は、スタートボタン101が設けられる。
【0025】門型フレーム4の前側には車高検出手段C
3が設けられる。車高検出手段C3は、上下方向に等間
隔に設けられた複数の光電センサの投光器56a,56
b…と、前記間隔と同じ間隔で上下方向に等間隔に設け
られた複数の受光器57a,57b…とから成り、投光
器56a,56b…からの光をそれぞれ対応する受光器
57a,57b…が検出する。投光器56a,56b…
の高さと、それに対応する受光器57a,57b…の高
さはとは僅かに異なっている。例えば、投光器56aは
受光器57aと同じ高さではなく、その受光器57aの
上側の受光器57bと同じ高さに設けられる(図1参
照)。従って、投光器56a,56b…と受光器57
a,57b…とを結ぶ光軸が水平線に対して僅かに傾斜
することになる。
【0026】ところで、光電センサの数を減少させるに
は投光器56a,56b…及び受光器57a,57b…
の上下方向の間隔を増加させれば良いが、光電センサの
光は車両の側面ガラスを透過するため、前記上下方向の
間隔を無闇に増加させると、上側の光電センサの光がル
ーフの上方を通過し、且つ下側の光電センサの光がルー
フの下方を通過してしまい、ルーフを確実に検出できな
くなる可能性がある。しかしながら、前述のように投光
器56a,56b…と受光器57a,57b…とを結ぶ
光軸を水平線に対して僅かに傾斜させれば、前記上下方
向の間隔を大きく設定しても光電センサの光が確実にル
ーフに遮られるため、ルーフを確実に検出することがで
きる。また、車両に水平姿勢で取り付けられたスポイラ
ーの厚さの薄いものでも検出することができる。
【0027】制御装置54には、勾配検出手段C4と車
高差検出手段C5とが設けられる。勾配検出手段C4
は、走行位置検出手段C1と車高検出手段C3の検出と
に基づいて車体表面の勾配を検出する。車高差検出手段
C5は、走行位置検出手段C1と車高検出手段C3の検
出とに基づいて、最高車高と任意走行位置での車高との
車高差を検出する。
【0028】制御装置54には、1回目の高速回転から
低速回転にする走行位置L1を記憶するメモリM1と、
1回目の低速回転から高速回転にする走行位置L2を記
憶するメモリM2と、2回目の高速回転から低速回転に
する走行位置L3を記憶するメモリM3と、2回目の低
速回転から高速回転にする走行位置L4を記憶するメモ
リM4とが設けられる。
【0029】次に、第1実施例の作用を、図5及び図6
のフローチャートと、図7の作用説明図とに基づいて説
明する。
【0030】門型フレーム4をスタート位置に停止さ
せ、トップブラシ8が上限位置にある状態で、自動車の
前輪をタイヤストッパ107,107間に位置決めして
停車させる。
【0031】スタートスイッチ101が押されると、メ
モリM1〜M4をクリアし、洗浄水噴射管40からトッ
プブラシ8及び車両に向けて洗浄水を噴射するとともに
トップブラシ8を高速正回転させて下降させる。トップ
ブラシ8が下限位置になると門型フレーム4の往走行を
始める(ステップS1)。
【0032】次に、走行位置検出手段C1で検出した走
行位置Lを読み込むとともに、車高検出手段C3で検出
したそのときの車高Hを読み込み(ステップS2,S
3,S4)、その車高Hを現在走行位置LよりX(トッ
プブラシ8と車高検出手段C3との距離)だけ前方のL
X(LX=L+X)に記憶する(ステップS5)。この
最初の車高Hの記憶のときのみ、現在走行位置Lから走
行位置LXまで車高Hを記憶する。
【0033】制御装置54は走行位置検出手段C1及び
車高検出手段C3の検出信号から門型フレーム4が所定
走行位置Lにあるときのトップブラシ目標位置を設定
し、昇降位置検出手段C2で検出した位置と目標位置と
の差により、トップブラシ昇降用モータ24を制御して
トップブラシ8を車体上面から略一定の距離にする。具
体的には、トップブラシ8が前述した400mmの半径
rを持つ場合、トップブラシ8の回転中心と車体表面と
の距離hは250mm〜350mmの範囲の略一定値に
保持される。これにより、トップブラシ8の外周部の潰
れ代は、50mm〜150mmの範囲の略一定値に保持
される。
【0034】次に、現在位置LよりR1前方の走行位置
LA(LA=L+R1)の車高HAと、走行位置LAよ
りY1前方の走行位置LA1(LA1=LA+Y1)の
車高HA1とを読み出し(ステップS6,S7,S
8)、車高HAと車高HA1との差により、勾配検出手
段C4が所定の上り勾配以上と判別すると、即ちフロン
トガラス面を判別すると、メモリM1に現在位置L1を
記憶する(ステップS9,S10)。このようにして現
在位置L1が記憶されると、トップブラシ8を低速回転
にし、トップブラシ8がフロントガラス面を洗浄する際
にワイパーW1が破損することを防止する(ステップS
2,S3,S11,S12,S13)。
【0035】次に、現在位置LよりR2前方の走行位置
LB(LB=L+R2)の車高HBと、走行位置LBよ
りY2前方の走行位置LB1(LB1=LB+Y2)の
車高HB1とを読み出し(ステップS4,S5,S6,
S7,S14)、車高HBと車高HB1とにより所定の
上り勾配以下と判別すると、即ちルーフ面を判別する
と、メモリM2に現在位置L2を記憶する(ステップS
15,S16)。これによりトップブラシ8を高速回転
にし、ルーフ面を効果的に洗浄する(ステップS2,S
3,S11,S17,S18,S19)。
【0036】次に、記憶されている現在位置Lより後方
の車高のうちの最大車高HMと、現在位置LよりR3前
方の走行位置LC(LC=L+R3)の車高HCとを読
み出し(ステップS4,S5,S6,S20,S2
1)、車高差検出手段C5が最大車高HMより車高HC
が所定差以上に低いと判別すると、即ちリヤーガラス面
を判別すると、メモリM3に現在位置L3を記憶する
(ステップS22,S23)。これにより、トップブラ
シ8を低速回転にし、トップブラシ8がリヤーガラスを
洗浄する際にワイパーW2,W3が破損することを防止
する(ステップS2,S3,S11,S17,S24,
S25,S26,S27)。尚、W2は停止位置で横向
きのワイパーであり、W3は停止位置で縦向きのワイパ
ーである。
【0037】次に、現在位置LよりR4後方の走行位置
LD(LD=L−R4)の車高HDと、走行位置LDよ
りY4後方の走行位置LD1(LD1=LD−Y4)の
車高HD1とを読み出し(ステップS4,S5,S6,
S20,S28)、車高HDと車高HD1とにより、所
定の下り勾配以上から以下に変化したと判別すると、即
ちトランク面を判別すると、メモリM4に現在位置L4
を記憶する(ステップS29,S30)。これにより、
トップブラシ8を高速回転にし、トランク面を効果的に
洗浄する(ステップS2,S3,S11,S17,S2
4,S31,S32,S33)。
【0038】次に、車高検出手段C3が自動車の後端を
検出した走行位置Lより門型フレーム4が所定距離往走
行したら、トップブラシ8を高速正回転にしたまま復走
行を始める。
【0039】復走行により、現在位置LがL4とL3と
の間にあるとき及びL2とL1との間にあるときは、ト
ップブラシ8を低速回転としてワイパーの破損を防止
し、他の位置にあるときは、トップブラシ8を高速回転
として洗浄効果を確保する(ステップS2,S3,S1
1,S17,S24,S31,S32,S33,S3
4)。
【0040】尚、R1〜R4,Y1,Y2,Y4,Xは
予め設定される所定値である。
【0041】ところで、前述のようにトップブラシ8で
車体上面を洗浄するとき、吸水性を有するトップブラシ
8には洗浄水噴射管40から噴射される洗浄水が含まれ
る。従って、洗浄中に車体上面から測ったトップブラシ
8の回転中心の高さが上下に変動すると仮定すると、ト
ップブラシ8の外周の回転半径が増加したり減少したり
して一定しないことになり、トップブラシ8に含まれた
洗浄水に作用する遠心力が増減して該トップブラシ8か
ら飛散する洗浄水の量も不安定になる。その結果、含ま
れる洗浄水の量に応じてトップブラシ8の重量が増減
し、車体表面に当接する面圧が不安定になって洗浄効果
が低下してしまう。また、トップブラシ8からの洗浄水
の飛散が充分に行われずにトップブラシ8の吸水量が過
剰になると、トップブラシ8の重量増加によって車体表
面を叩く力が強まり、車体に泥や砂が付着していると塗
装面を傷付ける可能性がある。
【0042】しかしながら、本実施例では車体上面から
測ったトップブラシ8の回転中心の高さが略一定に保持
されるため、トップブラシ8の外周の回転半径を略一定
に保って洗浄水を均一な遠心力で安定して飛散させるこ
とができる。これにより、洗浄中におけるトップブラシ
8の重量が略一定に保たれ、トップブラシ8が車体表面
に当接する面圧を安定させて洗浄効果を向上させること
ができる。しかも、トップブラシ8から安定して洗浄水
を飛散させることができるので、トップブラシ8の重量
が過剰に増加することがなく、トップブラシ8が車体表
面を叩く力が強まって塗装面を傷付けることもない。
【0043】以上、本発明の実施例を詳述したが、本発
明は前記実施例に限定されるものではなく、種々の設計
変更を行うことができる。
【0044】例えば、実施例の洗車機は停止した車両に
対して門型フレーム4を走行させているが、本発明は固
定した門型フレーム4に対してコンベアで車両を移動さ
せる洗車機に対しても適用することができる。
【0045】また、車高検出手段C3は光電センサを用
いたものに限定されず、反射型超音波検知装置等を用い
たものであってもよい。
【0046】また、トップブラシ8の材質や形状は実施
例のものに限定されず、吸水性を有するものであればよ
い。
【0047】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、車高を検
出する車高検出手段とトップブラシ及び車両の相対位置
関係を検出する相対位置検出手段との出力に基づいて、
吸水性を有するトップブラシの回転中心と車体上面との
距離を略一定に保持しているので、トップブラシの外周
の回転半径を略一定に保って洗浄水を均一な遠心力で安
定して飛散させることができる。これにより、洗浄中に
おけるトップブラシの重量を略一定に保ち、トップブラ
シが車体表面に当接する面圧を安定させて洗浄効果を向
上させることができる。また、トップブラシから安定し
て洗浄水を飛散させることができるので、トップブラシ
の重量が過剰に増加することが防止される。これによ
り、トップブラシが車体表面を叩く力の増加を抑えて塗
装面の傷付きを防止することがきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】洗車機の全体正面図
【図2】洗車機の全体側面図
【図3】図1の3−3線拡大矢視図
【図4】図3の4方向矢視図
【図5】フローチャートの第1分図
【図6】フローチャートの第2分図
【図7】作用説明図
【符号の説明】
4 門型フレーム(フレーム) 8 トップブラシ 18 トップブラシ支持軸(回転中心) 24 トップブラシ昇降用モータ(昇降駆動手
段) C1 相対位置検出手段 C3 車高検出手段 54 制御装置(制御手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム(4)を車両を跨いで走行させ
    ることにより或いはフレーム(4)の内部を通過するよ
    うに車両を搬送することにより前記車両を洗浄する洗車
    機において、 フレーム(4)に設けられた吸水性を有するトップブラ
    シ(8)と、 トップブラシ(8)を昇降駆動する昇降駆動手段(2
    4)と、 車高を検出する車高検出手段(C3)と、 トップブラシ(8)と車両との相対位置関係を検出する
    相対位置検出手段(C1)と、 車高検出手段(C3)及び相対位置検出手段(C1)の
    出力に基づいて昇降駆動手段(24)を制御し、トップ
    ブラシ(8)の回転中心(18)と車体上面との距離を
    略一定に保持する制御手段(54)と、を備えたことを
    特徴とする洗車機。
JP372894A 1994-01-18 1994-01-18 洗車機 Pending JPH07205768A (ja)

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JP372894A JPH07205768A (ja) 1994-01-18 1994-01-18 洗車機

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01164654A (ja) * 1987-12-21 1989-06-28 Takeuchi Tekko Kk 洗車機用上面ブラシ昇降作動制御装置
JPH05229410A (ja) * 1991-12-25 1993-09-07 Takeuchi Iron Works Corp 車両洗浄装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01164654A (ja) * 1987-12-21 1989-06-28 Takeuchi Tekko Kk 洗車機用上面ブラシ昇降作動制御装置
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