JPH07203737A - 茎葉処理機の茎葉部搬送装置 - Google Patents
茎葉処理機の茎葉部搬送装置Info
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- JPH07203737A JPH07203737A JP1594694A JP1594694A JPH07203737A JP H07203737 A JPH07203737 A JP H07203737A JP 1594694 A JP1594694 A JP 1594694A JP 1594694 A JP1594694 A JP 1594694A JP H07203737 A JPH07203737 A JP H07203737A
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Landscapes
- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Abstract
(57)【要約】
〔目的〕 地下茎作物の茎葉部を搬送する搬送ベルトに
異物が噛み込まれても、これをそのまま通過させて排出
する。 〔構成〕 後倒れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬
送ベルト44の対向部分で地下茎作物の茎葉部を挟扼し
て搬送する茎葉処理機の茎葉部搬送装置において、各搬
送ベルト44をスプリング72、74で引っ張り合い、
且つ、搬送ベルト44の対向部分を複数のアイドルロー
ラ80、84、94で相手側に押して対向部分を押圧し
合う一方、少なくとも、一方側の搬送ベルト44及びア
イドルローラ80、84、94を後退可能に構成したこ
とを特徴とする茎葉処理機の茎葉部搬送装置。
異物が噛み込まれても、これをそのまま通過させて排出
する。 〔構成〕 後倒れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬
送ベルト44の対向部分で地下茎作物の茎葉部を挟扼し
て搬送する茎葉処理機の茎葉部搬送装置において、各搬
送ベルト44をスプリング72、74で引っ張り合い、
且つ、搬送ベルト44の対向部分を複数のアイドルロー
ラ80、84、94で相手側に押して対向部分を押圧し
合う一方、少なくとも、一方側の搬送ベルト44及びア
イドルローラ80、84、94を後退可能に構成したこ
とを特徴とする茎葉処理機の茎葉部搬送装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、じゃがいも等の地下茎
作物の根部を土中に留め置き、茎葉部のみを引き抜く茎
葉処理機において、引き抜いた茎葉部を挟扼して搬送す
る茎葉部搬送装置に関するものである。
作物の根部を土中に留め置き、茎葉部のみを引き抜く茎
葉処理機において、引き抜いた茎葉部を挟扼して搬送す
る茎葉部搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】地下茎作物の根部を土中に留め置いて茎
葉部のみを引き抜く茎葉処理機として、例えば、特公昭
59−039084号公報に示されるものがある。この
ような茎葉処理機では、茎葉部を引き抜くために、後倒
れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬送ベルトの対向
部分で茎葉部を挟扼しながら搬送する形態をとっている
が、その挟扼力は相当強くなければ、茎葉部のみを引き
抜けない。このため、搬送ベルトの対向部分を相手側に
強く押し付けるようにしている。
葉部のみを引き抜く茎葉処理機として、例えば、特公昭
59−039084号公報に示されるものがある。この
ような茎葉処理機では、茎葉部を引き抜くために、後倒
れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬送ベルトの対向
部分で茎葉部を挟扼しながら搬送する形態をとっている
が、その挟扼力は相当強くなければ、茎葉部のみを引き
抜けない。このため、搬送ベルトの対向部分を相手側に
強く押し付けるようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このようにす
ると、今度は搬送ベルトに石等の異物が噛み込まれたと
きが問題である。搬送ベルトの対向部分は後退してその
通過を許容するであろうが、搬送ベルトを張り掛けるプ
ーリの箇所等ではそれができない。従って、部材の破損
や折曲或いは作動の停止といった事態が起こる。本発明
は、このような課題を解決するものであり、要は、搬送
ベルトに異物が噛み込まれても、これをそのまま通過さ
せてしまうようにしたものである。
ると、今度は搬送ベルトに石等の異物が噛み込まれたと
きが問題である。搬送ベルトの対向部分は後退してその
通過を許容するであろうが、搬送ベルトを張り掛けるプ
ーリの箇所等ではそれができない。従って、部材の破損
や折曲或いは作動の停止といった事態が起こる。本発明
は、このような課題を解決するものであり、要は、搬送
ベルトに異物が噛み込まれても、これをそのまま通過さ
せてしまうようにしたものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】以上の課題の下、本発明
は、後倒れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬送ベル
トの対向部分で地下茎作物の茎葉部を挟扼して搬送する
茎葉処理機の茎葉部搬送装置において、各搬送ベルトを
スプリングで引っ張り合い、且つ、搬送ベルトの対向部
分を複数のアイドルローラで相手側に押して対向部分を
押圧し合う一方、少なくとも、一方側の搬送ベルト及び
アイドルローラを後退可能に構成したことを特徴とする
茎葉処理機の茎葉部搬送装置を提供したものである。
は、後倒れの傾斜平面内で平面回動する二本の搬送ベル
トの対向部分で地下茎作物の茎葉部を挟扼して搬送する
茎葉処理機の茎葉部搬送装置において、各搬送ベルトを
スプリングで引っ張り合い、且つ、搬送ベルトの対向部
分を複数のアイドルローラで相手側に押して対向部分を
押圧し合う一方、少なくとも、一方側の搬送ベルト及び
アイドルローラを後退可能に構成したことを特徴とする
茎葉処理機の茎葉部搬送装置を提供したものである。
【0005】
【作用】以上の手段をとることにより、搬送ベルトの対
向部分はスプリングやアイドルローラによって強く押圧
し合い、搬送するに充分な挟扼力を発揮する。一方、搬
送ベルトに異物が噛み込まれたとしても、少なくとも、
一方側の搬送ベルト及びアイドルローラは後退可能であ
るから、挟扼した状態で搬送し、搬送ベルトの終端から
排出する。従って、搬送ベルトの駆動を停止して異物を
取り除くといった操作は不要になる。
向部分はスプリングやアイドルローラによって強く押圧
し合い、搬送するに充分な挟扼力を発揮する。一方、搬
送ベルトに異物が噛み込まれたとしても、少なくとも、
一方側の搬送ベルト及びアイドルローラは後退可能であ
るから、挟扼した状態で搬送し、搬送ベルトの終端から
排出する。従って、搬送ベルトの駆動を停止して異物を
取り除くといった操作は不要になる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図5は茎葉処理機の側面図、図6は要部正面図、
図7は斜視図であるが、この茎葉処理機は、車輪10を
有する自走式の機体12に、前部から茎葉部引起し分離
装置14、茎葉部掻込装置16、根部留置装置18、茎
葉部搬送装置20、茎葉部集収放出装置22が順に装備
されるものである。
する。図5は茎葉処理機の側面図、図6は要部正面図、
図7は斜視図であるが、この茎葉処理機は、車輪10を
有する自走式の機体12に、前部から茎葉部引起し分離
装置14、茎葉部掻込装置16、根部留置装置18、茎
葉部搬送装置20、茎葉部集収放出装置22が順に装備
されるものである。
【0007】茎葉部引起し分離装置14は、機体12の
前部両側に設けられて引き抜く茎葉部を引き起こすとと
もに、そうでない隣接の茎葉部と分離させるためのもの
であり、デバイダ24とサイドデバイダ26とからな
る。デバイダ24は、後斜め上方に起立する棒状のもの
であり、後方に橇様のベース28を有している。ベース
28の中央部には同じく後斜め上方に起立する取付杆3
0が形成されており、この取付杆30を機体12の前部
に斜め下方に向けて設けられる取付管32に位置調整可
(伸縮)能に挿入して固定している。
前部両側に設けられて引き抜く茎葉部を引き起こすとと
もに、そうでない隣接の茎葉部と分離させるためのもの
であり、デバイダ24とサイドデバイダ26とからな
る。デバイダ24は、後斜め上方に起立する棒状のもの
であり、後方に橇様のベース28を有している。ベース
28の中央部には同じく後斜め上方に起立する取付杆3
0が形成されており、この取付杆30を機体12の前部
に斜め下方に向けて設けられる取付管32に位置調整可
(伸縮)能に挿入して固定している。
【0008】サイドデバイダ26は、いずれも棒状の前
部構成体34と後部構成体36とを嵌挿して略L字形に
構成したものであり、前部構成体34はベース28に、
後部構成体36は取付管32に各々回動自在に支持した
ものである。この場合、前部構成体34と後部構成体3
6の支持部の軸芯はほぼ一直線上にあり、各々はスムー
ズに回動できるようになっている。サイドデバイダ26
を外側に回動させると、引き抜かない隣接の茎葉部は外
側に大きく押しやられるから、茎葉部の絡み付きが少な
くなる。一方、路上走行等の場合は邪魔にならないよう
に上方に回動させておけばよい。
部構成体34と後部構成体36とを嵌挿して略L字形に
構成したものであり、前部構成体34はベース28に、
後部構成体36は取付管32に各々回動自在に支持した
ものである。この場合、前部構成体34と後部構成体3
6の支持部の軸芯はほぼ一直線上にあり、各々はスムー
ズに回動できるようになっている。サイドデバイダ26
を外側に回動させると、引き抜かない隣接の茎葉部は外
側に大きく押しやられるから、茎葉部の絡み付きが少な
くなる。一方、路上走行等の場合は邪魔にならないよう
に上方に回動させておけばよい。
【0009】地下茎作物は、通常、畝を形成して植えら
れるから、畝の高さや地下茎作物の成育状態等によって
デバイダ24の高さを変える必要がある。この操作はベ
ース28の取付杆30を取付管32に対して伸縮して行
うが、これを行うと、前部構成体34も後部構成体36
に対して伸縮させることになり、この二つの操作を同時
に行うことができるのである。尚、サイドデバイダ26
による茎葉部の分離性能は最終的な押しやり位置である
後部構成体36の高さによって決まるが、デバイダ24
を上下調節するときに前部構成体34を伸縮させても、
この後部構成体36の位置は変わらないから、安定した
分離作用が得られる。
れるから、畝の高さや地下茎作物の成育状態等によって
デバイダ24の高さを変える必要がある。この操作はベ
ース28の取付杆30を取付管32に対して伸縮して行
うが、これを行うと、前部構成体34も後部構成体36
に対して伸縮させることになり、この二つの操作を同時
に行うことができるのである。尚、サイドデバイダ26
による茎葉部の分離性能は最終的な押しやり位置である
後部構成体36の高さによって決まるが、デバイダ24
を上下調節するときに前部構成体34を伸縮させても、
この後部構成体36の位置は変わらないから、安定した
分離作用が得られる。
【0010】茎葉部掻込装置16は、引き抜く茎葉部を
掻い込んで後続する茎葉部搬送装置20に送り込むもの
であり、後倒れの傾斜平面内で前開後狭状に平面回動さ
せられる左右一対の突起付きベルト38から構成され
る。この場合、対向部分の始端における突起38a同士
は交差しないが、終端になると交差するよう配置され、
これによって茎葉部を掻い込む。
掻い込んで後続する茎葉部搬送装置20に送り込むもの
であり、後倒れの傾斜平面内で前開後狭状に平面回動さ
せられる左右一対の突起付きベルト38から構成され
る。この場合、対向部分の始端における突起38a同士
は交差しないが、終端になると交差するよう配置され、
これによって茎葉部を掻い込む。
【0011】根部留置装置18は、畝中に地下茎作物の
根部を留め置くものであり、畝の頂部付近を転動する左
右一対のゲージホイル40と、茎葉部を挿通させる前後
に延伸する左右二本の棒からなる根部落とし具42とか
らなる。ゲージホイル40の押圧力によって根部は土中
に留め置かれ、茎葉部のみが引き抜かれて行くが、この
とき、茎葉部は根部落とし具42の間を通って上方に引
き上げられるから、仮に茎葉部に根部が付いて上がって
来ても、根部落とし具42で根部はすごき落とされる。
根部を留め置くものであり、畝の頂部付近を転動する左
右一対のゲージホイル40と、茎葉部を挿通させる前後
に延伸する左右二本の棒からなる根部落とし具42とか
らなる。ゲージホイル40の押圧力によって根部は土中
に留め置かれ、茎葉部のみが引き抜かれて行くが、この
とき、茎葉部は根部落とし具42の間を通って上方に引
き上げられるから、仮に茎葉部に根部が付いて上がって
来ても、根部落とし具42で根部はすごき落とされる。
【0012】茎葉部搬送装置20は、茎葉部掻込装置1
6で掻い込まれた茎葉部を根部落とし具42の間を通し
て上方に引き上げ、これを挟扼しながら後続の茎葉部集
収放出装置22へ搬送するものであり、後倒れの傾斜平
面内で平面回動させられる左右一対の搬送ベルト44で
構成される。図1は搬送ベルト44の平面図であるが、
搬送ベルト44は、中央の伝動軸46の回りを回動でき
る上アーム48と下アーム50のそれぞれ上下端に各々
駆動プーリ52と被動プーリ54とを取り付け、駆動プ
ーリ52と被動プーリ54との間に搬送ベルト44を張
り掛けたものである。
6で掻い込まれた茎葉部を根部落とし具42の間を通し
て上方に引き上げ、これを挟扼しながら後続の茎葉部集
収放出装置22へ搬送するものであり、後倒れの傾斜平
面内で平面回動させられる左右一対の搬送ベルト44で
構成される。図1は搬送ベルト44の平面図であるが、
搬送ベルト44は、中央の伝動軸46の回りを回動でき
る上アーム48と下アーム50のそれぞれ上下端に各々
駆動プーリ52と被動プーリ54とを取り付け、駆動プ
ーリ52と被動プーリ54との間に搬送ベルト44を張
り掛けたものである。
【0013】このうち、上アーム50は伝動軸46を中
心に左右に回動できるようになっている。このように搬
送ベルト44の終端を左右に振回しできるようにしたの
は、引き抜いた茎葉部を畝の外側に放出し、後部の採集
等の後作業を容易にするためである。図3は搬送ベルト
44の振回しの構成を示す要部の平面図であるが、伝動
軸46を支持するハウジング56を回動可能にしてこれ
に上アーム50を連設する。そして、ハウジング56に
レバー58を取り付け、このレバー58を回動して機体
12に形成された左回動位置、中立位置、右回動位置の
三つの位置決め孔60に挿入して位置決めするのである
(62はストッバ)。
心に左右に回動できるようになっている。このように搬
送ベルト44の終端を左右に振回しできるようにしたの
は、引き抜いた茎葉部を畝の外側に放出し、後部の採集
等の後作業を容易にするためである。図3は搬送ベルト
44の振回しの構成を示す要部の平面図であるが、伝動
軸46を支持するハウジング56を回動可能にしてこれ
に上アーム50を連設する。そして、ハウジング56に
レバー58を取り付け、このレバー58を回動して機体
12に形成された左回動位置、中立位置、右回動位置の
三つの位置決め孔60に挿入して位置決めするのである
(62はストッバ)。
【0014】一方、ハウジング56からはアーム64が
突出しており、このアーム64と固定ピン68との間に
は円形の付勢スプリング70が張られている。この付勢
スプリング70は上アーム50が左回動位置と右回動位
置に来ると、いずれも死点越えするようになっており、
各位置に付勢するものである。
突出しており、このアーム64と固定ピン68との間に
は円形の付勢スプリング70が張られている。この付勢
スプリング70は上アーム50が左回動位置と右回動位
置に来ると、いずれも死点越えするようになっており、
各位置に付勢するものである。
【0015】更に、二つの上アーム50同士はスプリン
グ72で引っ張られており、上アーム50の左右回動は
一方のもののみを動かすことで他のものも連動するよう
になっている。尚、このスプリング72は搬送ベルト4
4の対向部分を押圧し合うとともに、搬送ベルト44の
離反を許容し、異物等を通過させる役目も果たす。この
他、下アーム48もスプリング74で互いに押圧する側
に引っ張られている(図1参照)。従って、こちら側の
搬送ベルト44の離反も許容される。
グ72で引っ張られており、上アーム50の左右回動は
一方のもののみを動かすことで他のものも連動するよう
になっている。尚、このスプリング72は搬送ベルト4
4の対向部分を押圧し合うとともに、搬送ベルト44の
離反を許容し、異物等を通過させる役目も果たす。この
他、下アーム48もスプリング74で互いに押圧する側
に引っ張られている(図1参照)。従って、こちら側の
搬送ベルト44の離反も許容される。
【0016】搬送ベルト44の対向部分は各種のアイド
ルローラ等によって互いに押圧されるようになってい
る。先ず、下アーム48側であるが、一方側には二つの
固定したアイドルローラ76が、他方側にはスプリング
78で弾発される二つのアイドルローラ80がそれぞれ
設けられている。
ルローラ等によって互いに押圧されるようになってい
る。先ず、下アーム48側であるが、一方側には二つの
固定したアイドルローラ76が、他方側にはスプリング
78で弾発される二つのアイドルローラ80がそれぞれ
設けられている。
【0017】図2は中央の伝動軸46付近に設けられる
アイドルローラを示す要部平面図であるが、伝動軸46
の回りを回動できるくの字形のアーム82を設け、両先
端にアイドルローラ84と小ローラ86とを取り付けた
ものであり、アイドルローラ84によって搬送ベルト4
4を互いに相手方に押圧し、小ローラ86で搬送ベルト
44を張っている。尚、このアーム82はトルクスプリ
ング88でアイドルローラ84が搬送ベルト44を押圧
する方向に付勢されており、異物等が噛み込んだときに
は反押圧側に動いてその通過を許容し、通過した後は元
の状態に自動的に復帰する(90はそれぞれストッ
バ)。
アイドルローラを示す要部平面図であるが、伝動軸46
の回りを回動できるくの字形のアーム82を設け、両先
端にアイドルローラ84と小ローラ86とを取り付けた
ものであり、アイドルローラ84によって搬送ベルト4
4を互いに相手方に押圧し、小ローラ86で搬送ベルト
44を張っている。尚、このアーム82はトルクスプリ
ング88でアイドルローラ84が搬送ベルト44を押圧
する方向に付勢されており、異物等が噛み込んだときに
は反押圧側に動いてその通過を許容し、通過した後は元
の状態に自動的に復帰する(90はそれぞれストッ
バ)。
【0018】更に、上アーム50側には、スプリング9
2で弾発されるアイドルローラ94がそれぞれ一個ずつ
設けられて搬送ベルト44の対向部分を相手側に押圧し
ている。この他、搬送ベルト44を内側から張るテンシ
ョンローラ96と搬送ベルト44の外側に設けられては
み出しを防ぐはみ出し防止ローラ98がそれぞれ一個ず
つ設けられている。
2で弾発されるアイドルローラ94がそれぞれ一個ずつ
設けられて搬送ベルト44の対向部分を相手側に押圧し
ている。この他、搬送ベルト44を内側から張るテンシ
ョンローラ96と搬送ベルト44の外側に設けられては
み出しを防ぐはみ出し防止ローラ98がそれぞれ一個ず
つ設けられている。
【0019】以上により、搬送ベルト44に石等の異物
が噛み込んだとしても、各上下アーム48、50及びア
イドルローラ80、94が後退し、更に、アイドルロー
ラ84と小ローラ86も後退するから、結局、異物は挟
扼された状態で搬送ベルト44の終端まで搬送されて放
出される。図4は搬送ベルト44の断面図であるが、搬
送べルト44は内側からVベルト44a、平ベルト44
b、スポンジ44cを順に貼着したものであり、対向す
る部分のスポンジ44c同士を圧縮させて茎葉部を挟扼
する。
が噛み込んだとしても、各上下アーム48、50及びア
イドルローラ80、94が後退し、更に、アイドルロー
ラ84と小ローラ86も後退するから、結局、異物は挟
扼された状態で搬送ベルト44の終端まで搬送されて放
出される。図4は搬送ベルト44の断面図であるが、搬
送べルト44は内側からVベルト44a、平ベルト44
b、スポンジ44cを順に貼着したものであり、対向す
る部分のスポンジ44c同士を圧縮させて茎葉部を挟扼
する。
【0020】茎葉部集収放出装置22は、茎葉部搬送装
置20で送られて来た茎葉部を所定量溜めて地上に放出
するものであり、搬送ベルト44の後端下方の機体12
に起立、水平、垂下の三姿勢に切り変えられる左右一対
の集収シャッタ100を中央の集収台102の両側に取
り付けたものである。尚、集収台102の後端は上方に
膨出しており、この上に落下した茎葉部の後方への滑落
を防止するとともに、エンジンのカバーを兼用してい
る。
置20で送られて来た茎葉部を所定量溜めて地上に放出
するものであり、搬送ベルト44の後端下方の機体12
に起立、水平、垂下の三姿勢に切り変えられる左右一対
の集収シャッタ100を中央の集収台102の両側に取
り付けたものである。尚、集収台102の後端は上方に
膨出しており、この上に落下した茎葉部の後方への滑落
を防止するとともに、エンジンのカバーを兼用してい
る。
【0021】搬送ベルト44の終端を左右いずれかへ振
り回した側の集収シャッタ100を水平姿勢にしておく
と(他側は走行の邪魔にもなるから、起立姿勢にしてお
く)、搬送ベルト44で搬送されて来た茎葉部はこの上
に落下するから、適宜溜まったところでこれを垂下姿勢
に切り換えることで地上に放出できる。尚、垂下姿勢へ
の切り換えは、レバー等による手動操作或いは重量等を
検出しての自動操作のいずれかで行われる。
り回した側の集収シャッタ100を水平姿勢にしておく
と(他側は走行の邪魔にもなるから、起立姿勢にしてお
く)、搬送ベルト44で搬送されて来た茎葉部はこの上
に落下するから、適宜溜まったところでこれを垂下姿勢
に切り換えることで地上に放出できる。尚、垂下姿勢へ
の切り換えは、レバー等による手動操作或いは重量等を
検出しての自動操作のいずれかで行われる。
【0022】
【発明の効果】以上、本発明は、前記したものであるか
ら、搬送ベルトに石等の固い異物が噛み込まれたとして
も、搬送ベルトを張り掛ける駆動プーリや被動プーリが
後退し、又、搬送ベルトを相手方に押圧するアイドルロ
ーラも逃げるから、異物は搬送ベルトで挟扼されて茎葉
部集収放出装置まで送られて放出される。従って、部材
が破損する事態が防がれるのは勿論、駆動を止めて異物
を取り外すといった煩わしい操作を必要としない。
ら、搬送ベルトに石等の固い異物が噛み込まれたとして
も、搬送ベルトを張り掛ける駆動プーリや被動プーリが
後退し、又、搬送ベルトを相手方に押圧するアイドルロ
ーラも逃げるから、異物は搬送ベルトで挟扼されて茎葉
部集収放出装置まで送られて放出される。従って、部材
が破損する事態が防がれるのは勿論、駆動を止めて異物
を取り外すといった煩わしい操作を必要としない。
【0023】一方、搬送ベルトを押圧し合うスプリング
やアイドルローラは複数個設けられており、異物を通過
させるために対向部分が広がるのは部分的であるから、
他の部分の挟扼力は落ちず、搬送形態全体が乱れること
はない。即ち、異物を噛み込んだときも茎葉部を挟扼し
て搬送する能力は低下しないのである。
やアイドルローラは複数個設けられており、異物を通過
させるために対向部分が広がるのは部分的であるから、
他の部分の挟扼力は落ちず、搬送形態全体が乱れること
はない。即ち、異物を噛み込んだときも茎葉部を挟扼し
て搬送する能力は低下しないのである。
【図1】搬送ベルトの平面図である。
【図2】搬送ベルトの要部平面図である。
【図3】搬送ベルトの要部平面図である。
【図4】搬送ベルトの断面図である。
【図5】茎葉処理機の側面図である。
【図6】茎葉処理機の要部正面図である。
【図7】茎葉処理機の斜視図である。
44 搬送ベルト 72 スプリング 74 スプリング 80 アイドルローラ 84 アイドルローラ 94 アイドルローラ
Claims (1)
- 【請求項1】 後倒れの傾斜平面内で平面回動する二本
の搬送ベルトの対向部分で地下茎作物の茎葉部を挟扼し
て搬送する茎葉処理機の茎葉部搬送装置において、各搬
送ベルトをスプリングで引っ張り合い、且つ、搬送ベル
トの対向部分を複数のアイドルローラで相手側に押して
対向部分を押圧し合う一方、少なくとも、一方側の搬送
ベルト及びアイドルローラを後退可能に構成したことを
特徴とする茎葉処理機の茎葉部搬送装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1594694A JP2883802B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 茎葉処理機の茎葉部搬送装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1594694A JP2883802B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 茎葉処理機の茎葉部搬送装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07203737A true JPH07203737A (ja) | 1995-08-08 |
JP2883802B2 JP2883802B2 (ja) | 1999-04-19 |
Family
ID=11902937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1594694A Expired - Fee Related JP2883802B2 (ja) | 1994-01-13 | 1994-01-13 | 茎葉処理機の茎葉部搬送装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2883802B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269027A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Seirei Ind Co Ltd | 地下茎作物の茎葉処理機 |
JP2010148388A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ベルト搬送装置 |
JP2014233233A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 井関農機株式会社 | 根菜類収穫機 |
-
1994
- 1994-01-13 JP JP1594694A patent/JP2883802B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001269027A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-02 | Seirei Ind Co Ltd | 地下茎作物の茎葉処理機 |
JP2010148388A (ja) * | 2008-12-24 | 2010-07-08 | Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd | ベルト搬送装置 |
JP2014233233A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 井関農機株式会社 | 根菜類収穫機 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2883802B2 (ja) | 1999-04-19 |
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