JP5067123B2 - 根菜類収穫機 - Google Patents

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Description

本発明は、根菜類などの作物を圃場から収穫する根菜類収穫機に関するものである。
従来の根菜類収穫機では、特許文献1及び2に示されるように、作物をコンテナ等の容器によって回収すると共に、作物が収容されたコンテナをコンテナ積載台に載せると、自動的に機体前側方向に向かってコンテナを移動させるものがある。
特開2004−113013号公報 特開2006−262720号公報
しかしながら、特許文献1及び2に記載される根菜類収穫機は、多くの作物が収容されて重くなったコンテナを、作業者が引っ張ってコンテナ積載台まで移動させなければならないため、作業者の労力が増加するという問題点がある。
また、空のコンテナを作物の回収位置に作業者が移動させる必要があり、作業者の労力が増大すると共に、コンテナを設置するときには作物の搬送を止めておく必要があるので、作業能率が低下する問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
請求項1記載の発明は、機体に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(25)を設け、該引抜搬送装置(25)から作物を受けて搬送する選別搬送装置(55)を設けると共に、該選別搬送装置(55)によって搬送される作物を受ける収容部材(68)を載置する収容部材載置機枠(56)を設け、該収容部材載置機枠(56)に収容部材を移動させる移動装置(67)を設け、該選別搬送装置(55)と収容部材載置機枠(56)との間に作物案内部(70)を設け、該作物案内部(70)の後端部に機体前後方向に移動自在な案内部材(71)を設け、前記収容部材載置機枠(56)の後部に収容部材(68)を積載すると共に該収容部材(68)に収容される作物の重量により下降する受け部材(74)を設けると共に、該受け部材(74)の下方で且つ収容部材載置機枠(56)上に移動装置(67)を作動させる作動部材(77)を設けた根菜類収穫機において、該受け部材(74)の回動支点(P)と受け部材(74)を上下させる伸縮部材(75)との間に連結部材(76)を設けると共に、該回動支点(P)よりも機体外側に屈曲部(Q)を形成したことを特徴とする根菜類収穫機とした。
従って、作物案内部(70)の後部に機体前後方向に移動自在な案内部材(71)を設けたことによって、収容部材(68)の配置位置を変更しても、案内部材(71)で作物の移動方向を変更して収容部材(68)に作物を収容することができる。
そして、受け部材(74)が収容部材(68)に収容される作物の重量の増加に連動して下降することによって、作物の収容量に合わせて選別搬送装置(55)と収容部材(68)との距離が自動的に調節されると共に、収容部材(68)を自動的に移動装置(67)上に載置することができる。
さらに、受け部材(74)の下方で且つ収容部材載置機枠(56)上に移動装置を作動させる作動部材(77)を設けたことによって、受け部材(74)が収容部材(68)の重量により下降して収容部材(68)を移動装置(67)上に載置させると同時に作動部材(77)を作動させることができる。
また、受け部材(74)の回動支点(P)と伸縮部材(75)との間に連結部材(76)を介していることによって、受け部材(74)が傾斜姿勢を保持することができる。
そして、受け部材(74)が収容部材(68)の重量によって下降しても移動装置(67)による収容部材(68)の搬送を邪魔しない構成となる。
さらに、受け部材(74)の回動支点(P)よりも機体外側にU字型の屈曲部(Q)を形成したことによって、受け部材(74)が移動装置(68)の下部に接触することを防止できる。
請求項2記載の発明は、前記案内部材(71)の先端部を収容部材(68)の上部に接触させ、前記受け部材(74)が下降して移動装置(67)が収容部材(68)を移動させると該案内部材(71)が収容部材(68)に押されて作物案内部(70)上を回動する構成とし、前記案内部材(71)が所定位置まで回動すると接触して移動装置(67)を停止させる制御スイッチ(78)を設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機とした。
従って、請求項1の作用に加え、移動装置(67)上に載置された収容部材(68)が移動すると案内部材(71)の先端部が押されて収容部材(68)の移動に追従する構成としたことにより、収容部材(68)を移動させながらであっても作物案内部(70)から作物を収容することができる。
また、案内部材(71)が所定位置まで回動すると接触して移動装置(67)を停止させる制御スイッチ(78)を設けたことにより、収容部材(68)が所定位置まで移動すると、移動装置(67)を自動的に停止させることができる。
請求項3記載の発明は、前記収容部材載置機枠(56)後部の上方に収容部材(68)を設置する収容部材設置台(83)を設け、前記収容部材載置機枠(56)の後端部で且つ左右中央に該収容部材設置台(83)から収容部材(68)を前記移動装置(67)の移動始端部に誘導するガイドポール(84a)を設け、前記収容部材載置機枠(56)の左右一側に収容部材設置台(83)から収容部材(68)を前記移動装置(67)の移動始端部に誘導する補助ガイドポール(84b)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の根菜類収穫機とした。
従って、請求項1または2の作用に加え、収容部材載置機枠(56)後部の上方に収容部材設置台(83)を設けると共に、収容部材載置台(83)から選別搬送装置(55)に収容部材(68)を案内するガイドポール(84a)と補助ガイドポール(84b)を設けたことにより、作業者は作物を収容する収容部材(68)が移動装置(67)によって搬送されている間に、空の収容部材(68)を選別搬送装置(55)の搬送終端部の下方に設置することができる。
また、収容部材設置台(83)とガイドポール(84a)が互いに近接していることによって、作業者は収容部材設置台(83)上の収容部材(68)をガイドポール(84a)に向かって押すだけで収容部材(68)を設置することができる。
そして、収容部材載置機枠(56)の後端部で且つ左右中央にガイドポール(84a)を設けると共に、収容部材載置機枠(56)の左右一側に補助ガイドポール(84b)を設けたことにより、収容部材(68)が機体後方や機体外側に落ちることを防止できる。
請求項1記載の発明によれば、作物案内部(70)の後部に案内部材(71)を設けたことによって、収容部材(68)の配置位置を変えても、案内部材(71)を動かして収容部材(68)に作物を案内して収容することができるので、様々な作業条件に対応することができる。
そして、受け部材(74)が収容部材(68)の重量増加に連動して下降することによって、作物の収容量に合わせて選別搬送装置(55)と収容部材(68)との距離を自動的に調節できるので、落下の衝撃で作物が傷付くことが防止されて作物の品質が向上すると共に、収容部材(68)を自動的に移動装置(67)上に載置することができるので、作業能率が向上すると共に作業者の労力が軽減される。
さらに、受け部材(74)の下方で且つ収容部材載置機枠(56)上に作動部材(77)を設けたことによって、受け部材(74)が収容部材(68)の重量により下降して収容部材(68)を移動装置(67)上に載置させると同時に作動部材(77)を作動させることができるので、作業が自動化されて作業能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
また、受け部材(74)の回動支点(P)と伸縮部材(75)との間に連結部材(76)を介していることによって、受け部材(74)が傾斜姿勢を保持することができるので、選別搬送装置(55)から収容部材(68)へと作物が落下する距離が短くなるので、作物の傷付きが防止されて作物の品質が向上する。
そして、受け部材(74)が収容部材(68)の重量によって下降しても移動装置(67)による収容部材(68)の搬送を邪魔しない構成となるので、作業能率が向上する。
さらに、受け部材(74)の回動支点(P)よりも機体外側に屈曲部(Q)を形成したことによって、受け部材(74)が移動装置(67)の下部に接触することを防止できるので、作業能率が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、移動装置(67)上に載置された収容部材(68)が移動すると案内部材(71)の先端部が押されて収容部材(68)の移動に追従するため、収容部材(68)を移動させながら作物を収容することができると共に、収容部材(68)の移動中に次の収容部材を設置することができるので、収容部材(68)を設置する際に選別搬送装置(55)を停止させて収容部材(68)への作物の投入を中断する必要が無くなり、作業能率が向上する。
また、案内部材(71)が所定位置まで回動すると接触して移動装置(67)を停止させる制御スイッチ(78)を設けたことにより、収容部材(68)が所定位置まで移動すると、移動装置(67)を自動的に停止させることができるので、作業者が移動装置(67)の停止操作をする必要が無く、作業能率が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1または2記載の発明の効果に加えて、作業者は作物を収容する収容部材(68)が移動装置(67)によって搬送されている間に、空の収容部材(68)を選別搬送装置(55)の搬送終端部の下方に設置することができるので、収容部材(68)を設置する際に選別搬送装置(55)を停止させて収容部材(68)への作物の投入を中断する必要が無くなり、作業能率が向上する。
また、収容部材設置台(83)とガイドポール(84a)が互いに近接していることによって、作業者は収容部材設置台(83)上の収容部材(68)をガイドポール(84a)に向かって押すだけで収容部材(68)を設置することができるので、作業能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
そして、収容部材載置機枠(56)の後端部で且つ左右中央にガイドポール(84a)を設けると共に、収容部材載置機枠(56)の左右一側に補助ガイドポール(84b)を設けたことにより、収容部材(68)が機体後方や機体外側に落ちることを防止できるので、収容部材(68)を拾う作業が不要となり、作業能率が向上すると共に、作業者の労力が軽減される。
本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図6に示すように、実施例の一つとして示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、機体の操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側部に設けて圃場から人参を引き抜いて後方に搬送し、茎葉を切断して人参の根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下した人参を受けて機体左右他側部に汲み上げ搬送する汲上搬送部Dと、該汲上搬送部Dから搬送される人参を引き継ぎ、人参を補助作業者に選別させながら機体後部に搬送する選別搬送部Eと、選別搬送部Eにて搬送された人参を収容するコンテナ68を設置する載置部Fとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
まず、走行部Aの構成について説明する。
図3、図5で示すように、機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右転輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右転輪3,3との間に取り付けた転輪4…の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右一対のクローラ1L,1Rを構成する。そして、該左右クローラ1L,1Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジン6の動力が伝動される油圧ミッション7から左右両側に延出させたドライブシャフト8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ1L,1Rをクローラフレーム9に取り付けている。
次に、操縦部Bの構成について説明する。
図1、図2及び図5で示すように、機体の右側部にフレーム10を取り付け、該フレーム10上には操縦者座席12を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル13を取り付ける。そして、該フレーム10に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー14を取り付けると共に、操縦パネル13には、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する操作レバー15を取り付けている。
上記のように、変速操作レバー14や操作レバー15のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
次に、収穫部Cの構成について説明する。
図1〜図3及び図5で示すように、左右フレーム16,16の機体前側に左右従動プーリ17,17を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ18,18を装着し、該左右従動プーリ17,17と左右駆動プーリ18,18との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト19,19を巻き掛けると共に、テンションローラ20…によって該左右挟持搬送ベルト19,19の機体内側面を互いに圧接させる。そして、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を取り付け、該フレーム22の後端部に回動支点Xを中心に上下回動自在な左右伝動シャフト21,21を取り付けると共に、前記左右駆動プーリ18,18を左右伝動シャフト21,21に取り付ける。また、前記クローラフレーム9とフレーム22とをシリンダ24で連結し、該油圧シリンダ24を操縦部Bの操作レバー15で伸縮させられるように取り付けて引抜搬送装置25を構成する。
また、該引抜搬送装置25の前方に、前記エンジン6の動力を伝動する駆動シャフト26によって駆動される横引起し装置28と、該横引起し装置28の前部に設ける分草杆27と、横引起し装置28から駆動力を伝動されて駆動される縦引起し装置29と、ハンドル30を回すことによって上下伸縮させられる伸縮軸31に取り付けられた転輪32と、振動フレーム33に取り付けられた振動ソイラ34とを設ける。
そして、前記引抜搬送装置25の搬送途中の下方には、人参の尻尾部を切断する切断装置35を設ける。
さらに、前記引抜搬送装置25の後下部には、左右挟持搬送ベルト19,19によって搬送されてきた人参を引き継ぎ、人参の茎葉の切断位置を揃える左右位置揃え装置36,36と、茎葉を挟持して機体後方まで搬送する左右茎葉搬送装置37,37と、茎葉を切断する左右切断装置38,38と、該左右切断装置38,38によって切断された茎葉を圃場に排出する排葉シュータ39とを設けて収穫部Cを構成する。
上記のように、機体前側に分草杆27を備える横引起し装置28と、縦引起し装置29を設けることによって、圃場に倒伏した人参の茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫する人参の視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。また、人参に振動ソイラ34等が当たって傷つくことが減るため、人参の商品価値を向上させることができる。
そして、クローラフレーム9と、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を繋ぐシリンダ24を、操縦部Bの操作レバー15を操作して伸縮させる構成としたことによって、操作レバー15を操作して収穫部C全体の上下高さを調節することができるので、収穫部Cの挟持始端部の位置を上下方向に調節して、圃場に植生する人参の適切な引き抜き高さに合わせて挟持始端部の位置を調節することができ、作物の抜き残しが減少して作業能率が向上する。
また、旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため、旋回動作がスムーズに行われ、作業能率が向上する。
さらに、収穫部Cの終端部に設ける左右切断装置38,38で人参から切断された排葉を圃場に排出する排葉シュータ39が、既掘り側(人参を収穫した側)に茎葉を排出するように下方傾斜姿勢に設けられていることによって、排出された茎葉が未掘り側(人参を収穫していない側)の人参の上に落ち、排葉が左右挟持搬送ベルト19,19や左右従動プーリ17,17等に絡み付いて収穫部Cを停止させ、収穫作業を妨げることが少なくなるため、作業能率が向上すると共に、人参の上に落下した排葉が収穫する人参の視認性を妨げ、人参に振動ソイラ35等が当たって傷つくことが減るため、人参の商品価値を向上させることができる。
次に、汲上搬送部Dの構成について説明する。
図1〜図3及び図5、図6に示すように、左右ローラ40,40に弾性体ベルト41を無端状に巻き掛け、前記フレーム22内から動力を受けて回転する残葉処理ローラ42を設けて構成されるクリーンコンベア43を、収穫部Cの左右切断装置38,38で茎葉を切断された人参の根部が落下する位置に設ける。そして、該クリーンコンベア43の始端側で且つ機体前側に左右切断装置38,38よりも前方で落下した作物を受ける格子状の受け台44を下り傾斜姿勢で設け、機体左右一側部で且つ該受け台44よりも機体内側に第1ローラ45を設けると共に、左右他側部側に第2ローラ46を設ける。また、前記クリーンコンベア43よりも機体前側で且つクリーンコンベア43に隣接させて、第1ローラ45と第2ローラ46とに弾性体ベルト47を無端状に巻き掛けて構成するクリーンコンベア43と受け台44とから人参を受けて機体左右他側方に搬送する汲上コンベア48を上り傾斜姿勢に設けることによって、汲上搬送部Dが構成される。
上記のように、クリーンコンベア43は弾性体ベルト41を無端状に巻き掛けて構成しているため、収穫部Cの左右切断装置38,38で茎葉を切断されて落下してくる人参が落下の衝撃で傷付くことが少なくなり、人参の商品価値が向上する。
また、クリーンコンベア43に設ける残葉処理ローラ42が、左右切断装置38,38で切り残された人参の残葉をちぎり取りながら汲上コンベア48に人参を搬送するため、人参の商品価値が向上すると共に、収穫作業後に人手で残葉を切除する作業を省略することができるので作業能率が向上する。
さらに、クリーンコンベア43の始端側で且つ機体前側に格子状の受け台44を下り傾斜姿勢に設けたことによって、左右切断装置38,38まで搬送される前に葉が千切れる等して落下した人参を機外に落とすことなく受け止めることができると共に、受け止めた人参を汲上コンベア48に向かって移動させることができるので、収穫作業後に機外に落ちた人参を拾い集める作業が省略されて作業者の労力が軽減されると共に、左右切断装置38,38よりも前方で落下した人参を搬送経路に戻すことができるので、根菜類収穫機を用いた収穫作業の能率も向上する。
次に、選別搬送部Eの構成について説明する。
図1、図2及び図6に示すように、操縦部Bの後部に左右フレーム49,49を取り付け、該左右フレーム49,49の機体前側に駆動ローラ50を回転自在に取り付け、該駆動ローラ50よりも機体後側で且つ上側に従動ローラ51を回転自在に取り付けると共に、駆動ローラ50と従動ローラ51との間にテンションローラ52を回転自在に取り付ける。そして、前記駆動ローラ50と従動ローラ51とテンションローラ52とに、複数の弾性体突起を備える弾性体ベルト53を無端状に巻き掛けて後上り傾斜姿勢の選別コンベア55を構成し、該選別コンベア55を始端部が汲上搬送部Dの汲上コンベア48の終端下方に位置するように配置することによって、選別搬送部Eが構成される。
上記のように、選別コンベア55の始端部が汲上コンベア48の終端部の下方に位置することによって、汲上コンベア48によって搬送される人参が汲上コンベア48へと逆流することが防止されるので、作業能率が向上すると共に、人参が汲上コンベア48から落下して傷つくことが防止され、作物の品質が向上する。
次に、載置部Fについて説明する。
図1〜図4に示すように、機体左右側のうち、前記引抜搬送装置25を設けた反対側に、機体左右方向に回動自在なコンテナ載置フレーム56を機体前後方向に設け、該コンテナ載置フレーム56の外側前部に伝動駆動プーリ58を軸着した駆動モータ57を設ける。そして、該コンテナ載置フレーム56の内側前部に左右駆動プーリ59,59と伝動従動プーリ60とを軸着した前シャフト61を設けると共に、該伝動従動プーリ60と伝動駆動プーリ58との間に伝動ベルト62を無端状に巻き掛ける。また、前記コンテナ載置フレーム56の内側後部に左右従動プーリ63,63を軸着した後シャフト64を設け、該左右従動プーリ63,63と左右駆動プーリ59,59との間に複数の左右ローラ65,65…を回転自在に設けると共に、左右駆動プーリ59,59と左右従動プーリ63,63と左右ローラ65,65…との間に左右搬送ベルト66,66を無端状に巻き掛けて、コンテナ68を載置させると共に移動させるコンテナ移動装置67を構成する。
さらに、前記選別コンベア55の終端部に第1シュータ69をコンテナ載置フレーム56に向かって傾斜させて設けると共に、該第1シュータ69の終端部にコンテナ68を二個並べた長さと略同じ長さの機体左右方向に回動自在な第2シュータ70を機体前後方向に設ける。そして、前記第1シュータ69と第2シュータ70との接続部近傍に第2シュータ70を移動する人参を案内するガイドプレート71を、その先端部がコンテナ載置フレーム56上に設置したコンテナ68の上端部に接触する高さに回動自在に取り付け、該ガイドプレート71の後端部に第1シュータ69の下部に設けるスプリング72を取り付け、第2シュータ70の下部にプレート73を設けると共に、該プレート73に、前記ガイドプレート71をスプリング72が最大に伸びた状態まで動かした場合にプレート73に接触する位置に、「入」状態になると後述するコンテナ移動装置67を作動させる移動スイッチ77を強制的に「切」状態にする制御スイッチ78を取り付ける。
なお、第2シュータ70の幅はコンテナ68の長さの1個半程度からコンテナ載置フレーム56と略同じ長さとしてもよい。また、制御スイッチ78は近接センサや接触センサ等に置き換えてもよい。
そして、前記コンテナ載置フレーム56の機体内側に作物を収容するコンテナ68を置くコンテナ受け台74の回動支点Pを取り付け、該コンテナ受け台74の回動支点Pから前記左右搬送ベルト66,66のうち機体内側の搬送ベルト66の機体外側側部に亘って搬送ベルト66の下方を迂回する屈曲部Qを構成する。また、クローラフレーム9にシリンダ75の基部を取り付け、該シリンダ75の端部とコンテナ受け台74の回動支点Pとの間に接続プレート76を設けてコンテナ受け台74がコンテナ載置フレーム56に対して傾斜姿勢となるように配置する。さらに、前記コンテナ載置フレーム56上で且つコンテナ受け台74の下方に、コンテナ移動装置67を作動させる移動スイッチ77を設けると共に、コンテナ載置フレーム56の内側前部にコンテナ68が接触すると移動スイッチ77を強制的に「切」状態にする制御センサ79を取り付ける。
なお、移動スイッチ77は近接センサや接触センサ等に置き換えてもよい。
また、制御センサ79は近接センサやスイッチ等に置き換えてもよい。そして、制御センサ79はコンテナ68がコンテナ載置フレーム56の前端部に接触する前に反応する構成としてもよい。
そして、前記コンテナ載置フレーム56の外側に、コンテナ68の上部を跨いで選別コンベア55に向かって屈曲する機体前後方向に回動自在な補助座席フレーム80を取り付け、該補助座席フレーム80上に補助作業者が着座する補助座席81を取り付ける。
また、前記コンテナ載置フレーム56の左右両側に第2シュータ70よりも上下方向に長い左右支持ポール82,82を機体前後方向に回動自在に取り付け、該左右支持ポール82,82の上部に空のコンテナ68を載置する機体前後方向に回動自在な空コンテナシュータ83を機体後方向に傾斜させて取り付ける。さらに、前記コンテナ載置フレーム56の機体外側で且つ後端部中央に、空コンテナシュータ83上に載置された空のコンテナ68の上端部よりも上方で且つ機体前側に向かって屈曲したガイドポール84aを機体前後方向に回動自在に取り付けると共に、前記コンテナ載置フレーム56の後部の左右いずれか一側で且つ左右支持ポール82,82よりも後方に、空コンテナシュータ83上に載置された空のコンテナ68の側面に向かって屈曲した補助ガイドポール84bを機体前後方向に回動自在に取り付けて、載置部Fを構成する。
なお、コンテナ載置フレーム56は、補助座席81よりも機体前側の底板を取り除いても構わない。
上記のように、載置したコンテナ68を自動的に前方に搬送するコンテナ移動装置67をコンテナ載置フレーム56上に設けたことによって、作物が収容されて重くなったコンテナ68を自動的に機体前側に移動させることができるので、作業者が重いコンテナ68を移動させる作業が省略されて作業能率が向上する。
また、コンテナ載置フレーム56と第2シュータ70とが機体左右方向に回動自在であると共に、左右支持ポール82,82とガイドポール84aと補助ガイドポール84bとが機体前後方向に回動自在であることによって、左右支持ポール82,82とガイドポール84aと補助ガイドポール84bとを機体前方向に折り畳み、コンテナ載置フレーム56と第2シュータ70とを機体左右内側方向に折り畳むことによって、機体の左右幅をコンパクトにすることができるので、機体の収納や運搬を用意に行うことができる。
そして、コンテナ載置フレーム56の底板のうち、補助座席81よりも機体前側を取り除くことによって、載置部Fの重量を軽くすることができるので、作業者がコンテナ整地フレーム56を折り畳む労力が軽減される。
さらに、第2シュータ70の前後方向の長さがコンテナ68を二つ並べた長さと略同じ長さであり、第2シュータ70を移動する人参を案内するガイドプレート71が機体前後方向に回動自在であると共に、ガイドプレート71の先端部がコンテナ載置フレーム56上に載置したコンテナ68の上端部に接触していることによって、コンテナ68をコンテナ移動装置67で機体前側方向に移動させるとガイドプレート71が連動して移動し、第2シュータ70上での人参の案内方向を変更して移動中のコンテナ68に人参を収容させることができるので、人参を収容中のコンテナ68を移動させながら空のコンテナ68を人参の収容位置に設置することができるので、空のコンテナ68を設置する際に選別コンベア55を止めて人参の落下を防止する必要がなくなり作業能率が向上すると共に、人参が収容されて重くなったコンテナ68を移動させる作業が省略されるので、作業能率が向上する。
また、コンテナ受け台74の回動支点Pとシリンダ75との間に連結プレート76を設けると共に、コンテナ受け台74にコンテナ移動装置67の搬送ベルト66を下方から迂回する屈曲部Qを設けたことによって、コンテナ受け台74が傾斜姿勢を保持することができるので、選別コンベア55からコンテナ68へと作物が落下する距離が短くなるので、人参の傷付きが防止されて人参の品質が向上すると共に、コンテナ受け台74がコンテナ66の重量によって下降してもコンテナ移動装置67によるコンテナ66の搬送を邪魔しない構成となるので、作業能率が向上する。
そして、コンテナ受け台74の回動支点Pとコンテナ移動装置67の搬送ベルト66の下方を迂回する屈曲部Qを形成したことによって、コンテナ受け台74がコンテナ移動装置67の下部に接触することを防止できるので、作業能率が向上する。
さらに、コンテナ載置フレーム56上で且つコンテナ受け台74がコンテナ68に収容された作物の重量で下降する位置にコンテナ移動装置67を作動させる移動スイッチ77を配置したことによって、コンテナ68に一定以上の人参が収容されると自動的にコンテナ68が機体前側方向に搬送されるので、作業者が収容された人参の重量で重くなったコンテナ68を動かす作業が省略されて作業者の労力が軽減される。
なお、コンテナ受け台74が移動スイッチ77を反応させる位置まで下降するのを、コンテナ66の収容量の約半分とし、残り半分はコンテナ移動装置67によって移動中に投入されるようにすると、いっそう作業能率が向上する。
また、ガイドプレート71がスプリング72を最大まで伸ばして移動したときにガイドプレート71の後端部が接触するプレート73に移動コンベア77を強制的に「切」状態にする制御スイッチ78を設けたことによって、コンテナ移動装置67によって移動するコンテナ68が第2シュータ70の機体前側端部まで移動するとガイドプレート71の後端部によって反応した制御スイッチ78が「入」状態となり移動スイッチ77を強制的に「切」状態とするので、コンテナ68が第2シュータ70の機体前側端部を越えて移動してしまい、第2シュータ70から人参が落下してしまうことを防止できるので、人参が傷付くことなく人参の品質が向上する。
そして、コンテナ受け台74に空のコンテナ68を設置する際に、設置の衝撃などでコンテナ受け台74が下降して移動スイッチ77を押してしまっても、制御スイッチ78が移動スイッチ77を強制的に「切」状態としているので、コンテナ移動装置67が動き出すことが防止され、コンテナ68が第2シュータ70の機体前側端部を越えて移動してしまい、第2シュータ70から人参が落下してしまうことを防止できるので、人参が傷付くことなく人参の品質が向上する。
さらに、コンテナ載置フレーム56の内側前部にコンテナ68が接触すると移動スイッチ77を強制的に「切」状態にする制御センサ79を取り付けたことによって、コンテナ載置フレーム56上にコンテナ68が一杯になるとコンテナ移動装置67が強制的に停止されるので、コンテナ移動装置67が無理に移動しようとして駆動モータ57や左右搬送ベルト66,66等に負担をかけることが防止されるので、機体の性能を長期間維持することができる。
なお、図7及び図8で示すように、制御センサ79に感知アーム79aを取り付けることによって、コンテナ68がコンテナ載置フレーム56の前端部に到達する前に制御センサ79を反応させることができるので、コンテナ68が制御センサ79に接触して制御センサ79を破損させることや、コンテナ68が制御センサ79に密着し過ぎて誤作動を起こさせることを防止できるので、コンテナ載置フレーム56上がコンテナ68で一杯になった際、確実にコンテナ移動装置67を停止させることができ、駆動モータ57や左右搬送ベルト66,66等に負担をかけることが防止されるので、機体の性能を長期間維持することができる。
そして、コンテナ載置フレーム56の左右両側に左右支持ポール82,82を取り付け、左右支持ポール82,82の上部に空のコンテナ68を載置する空コンテナシュータ83を機体後方向に傾斜させて取り付けたことによって、空のコンテナ68を常に載置部Fに置いておくことができるので作業能率が向上すると共に、空のコンテナ68を空コンテナシュータ83からコンテナ載置フレーム56の後端部に移動させることができる。
また、コンテナ載置フレーム56の外側後端部にガイドポール84aと、コンテナ載置フレーム56の外側後部の左右一側に補助ガイドポール84bとを設けたことによって、空のコンテナ68を空コンテナシュータ83からコンテナ載置フレーム56の後端部に移動させる際、コンテナ68はガイドポール84aと補助ガイドポール84bとに案内されるので、コンテナ68が機体後方や機体外側に落下することが防止されるので、作業能率が向上する。
以下、本件人参収穫機の別実施例を説明する。
図9で示すように、コンテナ載置フレーム56上で、補助座席81よりも機体前側で且つ左右搬送ベルト66,66の左右間に操縦パネル13或いは補助座席81の近傍に設ける(図示せず)操作スイッチによって上下する複数のシリンダ85…の上部に複数の上下動フレーム86…を取り付ける構成としてもよい。このとき、シリンダ85が縮んだ状態では上下動フレーム86の上端部は左右搬送ベルト66,66の上端部よりも下方に位置し、シリンダ85が伸びた状態では上下動フレーム86の上端部は左右搬送ベルト66,66の上端部よりも上方に位置するように構成する。
上記構成により、コンテナ載置フレーム56の前端部までコンテナ68を移動させても、シリンダ85を伸ばして上下動フレーム86を左右搬送ベルト66,66よりも上方に位置させることによって、収容した人参の重量で重くなっているコンテナ68が左右搬送ベルト66,66に接触しないようにすることができるので、コンテナ移動装置67の駆動モータ57や左右搬送ベルト66,66等に負担をかけることが防止されるので、機体の性能を長期間維持することができる。特に、人参が収容されたコンテナ68を2段積みする際に大きな効果を発揮することができる。
また、図10及び図11で示すように、前シャフト61よりも後方でかつ後シャフト64よりも前方に左右中間従動プーリ87,87を軸着した前中間シャフト88を取り付け、該左右中間従動プーリ87,87と前シャフト61に軸着した左右駆動プーリ59,59との間に左右第1搬送ベルト89,89を無端状に巻き掛けて前コンテナ移動装置90を構成する。そして、前記前中間シャフト88の後方に左右中間駆動プーリ91,91を軸着した後中間シャフト92を取り付け、該後中間シャフト92の左右一側に第2駆動モータ93を取り付ける。さらに、前記左右中間駆動プーリ91,91と後シャフト64に軸着した左右従動プーリ63,63との間に左右第2搬送ベルト94,94を無端状に巻き掛けて、後コンテナ移動装置95を構成する。
上記構成により、コンテナ載置フレーム56の前端部にコンテナ68が移動するまでは前後コンテナ移動装置90,95を共に駆動させ、コンテナ載置フレーム56の前端部にコンテナ68が載置されると駆動モータ57を停止させて前コンテナ移動装置90を停止させることによって、前後コンテナ移動装置90,95に過度の負担をかけることなく人参の収容作業とコンテナ68の移動を行うことができるので、機体の性能を長期間維持することができる。
図12で示すように、空コンテナシュータ83の後端下部に延長プレート96を設けると共に、該延長プレート96の下端部とガイドポール84aとに、一対のモータ97,97が駆動するときのみ対向する方向に回転する一対のローラ98,98を取り付ける。
上記構成により、空コンテナシュータ83上だけでなく、一対のローラ98,98の間にも空のコンテナ68を設けることができるので、空のコンテナ68を効率よく設置することができるので、作業能率が向上する。
また、一対のローラ98,98は一対のモータ97,97が駆動したときだけ対向する方向に回転することによって、作業者及び補助作業者が任意のタイミングで空のコンテナ68をコンテナ載置フレーム56上に移動させることができるので、作業能率が向上する。
なお、ローラ98,98を回転させるモータ97,97は、タイマーやダイヤル、CPU等を用いて一定時間が経過、もしくは一定回転数の回転(いずれもコンテナ68が移動する時間と同じ)によって停止する構成としてもよい。
また、図13で示すように、コンテナ受け台74上にコンテナ68が設置されたことを検出する検出センサ99を配置し、前記一対のローラ98,98にコンテナ68が落下中は正転すると共に、該検出センサ99がコンテナ68を検出したときは一定時間逆転した後に停止する一対の正逆転モータ100,100を取り付ける構成としてもよい。
上記構成により、コンテナ載置フレーム56上に空のコンテナ68を1つだけ移動させることができると共に、ローラ98,98が逆転することによってコンテナ載置フレーム56上に設置されたコンテナ68と空コンテナシュータ83から投入される次の空のコンテナ68との距離を十分に取ることができるので、コンテナ載置フレーム56上に設置されたコンテナ68と空コンテナシュータ83から投入される次の空のコンテナ68とが接触して、コンテナの搬送が停止することが防止されるので、作業能率が向上する。
また、コンテナ受け台74上に検出センサ99を設けたことによって、コンテナ受け台74上にコンテナ68が設置されている間は正逆転モータ100,100は駆動しないため、誤って空のコンテナ68が人参を収容中のコンテナ68上に落下することを防止できるので、人参が傷付くことが防止されて人参の品質が向上すると共に、作業が中断されることも防止されるので、作業能率が向上する。
図14で示すように、コンテナ載置フレーム56の前端部の左右両側に左右下支持ポール101a,101aの基部を機体前後方向に回動自在に設けると共に、該左右支持ポール101a,101aの端部に左右上支持ポール101b,101bの基部を機体前後方向に回動自在に設けて左右屈曲ポール101,101を構成する。そして、該左右上支持ポール101b,101bの端部に機体前後方向に回動自在に空コンテナ置き台102を機体前後方向に配置し、該からコンテナ置き台102の後端部を空コンテナシュータ83の前端部に引っ掛ける。また、該空コンテナ置き台102の前側底部に左右ロック掛け部材103,103を取り付け、左右上支持ポール101b,101bに上下回動自在に左右ロックアーム104,104の基部を取り付けた構成とする。
なお、空コンテナ置き台102のうち、補助座席81の上方を通過する部分は、補助作業者の邪魔にならない幅(補助作業者の脚の上のみを通過する程度)に狭めてもよい。
上記構成により、コンテナ載置フレーム56の上方の空間部を使うことができると共に、空のコンテナ68を積載する場所が増えるので、補助作業者は補助座席81に着座したまま空のコンテナ68を空コンテナシュータ83に送り込むことができるので、作業能率が向上すると共に補助作業者の労力が軽減される。
また、左右屈曲ポール101,101に空コンテナ置き台102を回動自在に取り付けると共に、左右屈曲ポール101,101を構成する左右上支持ポール101a,101aと左右下支持ポール101b,101bとを回動自在に取り付けていることによって、空コンテナ置き台102をコンテナ支持フレーム56上に折り畳むことができるので、機体を狭い場所に積載したり収納することができるようになる。
そして、空コンテナ置き台102の前側底部に取り付けた左右ロック掛け部材103,103に左右ロックアーム104,104の端部を引っ掛けることによって、空コンテナ置き台102を左右ロックアーム104,104が支持するので、空コンテナ置き台102の姿勢が安定する。
図15に示すように、コンテナ載置フレーム56の左右両側に基部を設ける左右屈曲ポール101,101の端部をコンテナ載置フレーム56の前端部から補助座席81の手前までの長さを有する空コンテナ置き台105の前端部に回動自在に設け、該空コンテナ置き台105の後側底部に左右屈曲ポール101,101よりも短い左右支持脚106,106を回動自在に取り付ける。そして、前記空コンテナ置き台105の後端部に空コンテナシュータ83の前端部に引っ掛けるコンテナ移動レール107を上下回動自在に取り付けて構成する。
上記構成により、左右屈曲ポール101,101よりも短い左右支持脚106,106を接地させると空コンテナ置き台105は機体後方に向かって傾斜するため、補助作業者は空のコンテナ68を手元に寄せやすくなるので、作業能率が向上する。
また、コンテナ移動レール107が上下回動自在であることによって、補助作業者は空のコンテナ68を空コンテナシュータ83に移動させるときだけコンテナ移動レール107を空コンテナシュータ83の前端部に引っ掛けてコンテナ68を移動させることができると共に、補助作業者が選別作業等を行う際の動作範囲が広がるため、作業能率が向上する。
なお、コンテナ移動レール107は、空コンテナ置き台105に向けて回動させてコンテナ68の落下を防止するコンテナ68の移動規制板として用いても構わない。
さらに、左右屈曲ポール101,101と左右支持脚106,106が機体前後方向に回動自在であり、空コンテナ置き台105が左右屈曲ポール101,101に回動自在に取り付けられていることによって、空コンテナ置き台105をコンテナ支持フレーム56上に折り畳むことができるので、機体を狭い場所に積載したり収納することができるようになる。
なお、コンテナ移動レール107を取り外し自在に構成し、コンテナ68を空コンテナシュータ83に移動させるときだけ補助作業者が空コンテナ置き台105と空コンテナシュータ83との間に取り付けるようにすると、補助作業者が選別作業や空のコンテナ68の設置作業を容易に行うことができ、作業能率が向上する。
根菜類収穫機の平面図 空コンテナシュータとガイドを付けた根菜類収穫機の平面図 根菜類収穫機の背面図 根菜類収穫機の要部側面図 根菜類収穫機の右側面図 根菜類収穫機の要部平面図 根菜類収穫機の別実施例の平面図 根菜類収穫機の別実施例の要部側面図 上下動フレームを設けた根菜類収穫機の要部側面図 コンテナ移動装置を分割した根菜類収穫機の平面図 コンテナ移動装置を分割した根菜類収穫機の要部側面図 空コンテナの落下調節ローラを設けた根菜類収穫機の要部側面図 空コンテナの落下調節ローラを設けた根菜類収穫機の別実施例の要部側面図 空コンテナ置き台を設けた根菜類収穫機の要部側面図 空コンテナ置き台を設けた根菜類収穫機の別実施例の要部側面図
25 引抜搬送装置
55 選別コンベア(選別搬送装置)
56 コンテナ載置フレーム(収容部材載置機枠)
67 コンテナ移動コンベア(移動装置)
68 コンテナ(収容部材)
70 第2シュータ(作物案内部)
71 ガイドプレート(案内部材)
74 コンテナ受け台(受け部材)
75 シリンダ(伸縮部材)
76 接続プレート(連結部材)
77 移動スイッチ(作動部材)
78 制御スイッチ
83 空コンテナシュータ(収容部材設置台)
84a ガイドポー
84b 補助ガイドポー
P 回動支点
Q 屈曲部

Claims (3)

  1. 機体に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(25)を設け、該引抜搬送装置(25)から作物を受けて搬送する選別搬送装置(55)を設けると共に、該選別搬送装置(55)によって搬送される作物を受ける収容部材(68)を載置する収容部材載置機枠(56)を設け、該収容部材載置機枠(56)に収容部材を移動させる移動装置(67)を設け、該選別搬送装置(55)と収容部材載置機枠(56)との間に作物案内部(70)を設け、該作物案内部(70)の後端部に機体前後方向に移動自在な案内部材(71)を設け、前記収容部材載置機枠(56)の後部に収容部材(68)を積載すると共に該収容部材(68)に収容される作物の重量により下降する受け部材(74)を設けると共に、該受け部材(74)の下方で且つ収容部材載置機枠(56)上に移動装置(67)を作動させる作動部材(77)を設けた根菜類収穫機において、
    該受け部材(74)の回動支点(P)と受け部材(74)を上下させる伸縮部材(75)との間に連結部材(76)を設けると共に、該回動支点(P)よりも機体外側に屈曲部(Q)を形成したことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記案内部材(71)の先端部を収容部材(68)の上部に接触させ、前記移動装置(67)が収容部材(68)を移動させると該案内部材(71)が収容部材(68)に押されて作物案内部(70)上を回動する構成とし、前記案内部材(71)が所定位置まで回動すると接触して移動装置(67)を停止させる制御スイッチ(78)を設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
  3. 前記収容部材載置機枠(56)後部の上方に収容部材(68)を設置する収容部材設置台(83)を設け、前記収容部材載置機枠(56)の後端部で且つ左右中央に該収容部材設置台(83)から収容部材(68)を前記移動装置(67)の移動始端部に誘導するガイドポール(84a)を設け、
    前記収容部材載置機枠(56)の左右一側に収容部材設置台(83)から収容部材(68)を前記移動装置(67)の移動始端部に誘導する補助ガイドポール(84b)を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の根菜類収穫機。
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