JP4114476B2 - 根菜類収穫機 - Google Patents

根菜類収穫機 Download PDF

Info

Publication number
JP4114476B2
JP4114476B2 JP2002373023A JP2002373023A JP4114476B2 JP 4114476 B2 JP4114476 B2 JP 4114476B2 JP 2002373023 A JP2002373023 A JP 2002373023A JP 2002373023 A JP2002373023 A JP 2002373023A JP 4114476 B2 JP4114476 B2 JP 4114476B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gauge wheel
support frame
conveying device
fixing
root vegetables
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002373023A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004201543A (ja
Inventor
石田  伊佐男
小田切  元
高木  真吾
岩部  孝章
正勝 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Iseki and Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Iseki and Co Ltd filed Critical Iseki and Co Ltd
Priority to JP2002373023A priority Critical patent/JP4114476B2/ja
Publication of JP2004201543A publication Critical patent/JP2004201543A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4114476B2 publication Critical patent/JP4114476B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Harvesting Machines For Root Crops (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、圃場に植生する根菜を取上げて収穫する根菜類収穫機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば、人参等の根菜類を収穫する根菜類収穫機においては、走行しながら根菜類の茎葉部を挟持して機体後側斜め上方に搬送することにより根菜類を圃場から抜き取る挟持搬送装置を設け、この挟持搬送装置を油圧装置等により上下動可能に走行装置を設けた機体に装着した構成としていた。そして、前記挟持搬送装置に上下調節自在のゲージ輪を設けるとともに、このゲージ輪を上下調節する調節ハンドルを設けたものがある(特許文献1参照)。
【0003】
ゲージ輪を備えない場合にあっては、走行する圃場面の凹凸や土壌をほぐすソイラの作用等によって機体が前下がりになると挟持搬送装置の挟持搬送始端部が土中に突っ込んでしまい、根菜類の適確な挟持搬送ができず、良好な収穫が行えなくなる。このような事態を回避するために、操縦者は、作業走行中、挟持搬送装置の挟持搬送始端部の上下高さ調節操作を慎重に行わなければならないので、高速の作業走行ができず、作業能率を向上させることができない。
【0004】
そこで、上記特許文献1記載のようにゲージ輪を設けると、このゲージ輪によって挟持搬送装置の挟持搬送始端部が設定高さ以下に下降しないように規制し、挟持搬送装置の挟持搬送始端部の土中への突っ込みを防止できるので、作業走行中における挟持搬送装置の挟持搬送始端部の上下高さ調節操作が容易に行えるようになり、作業能率の向上を図ることができる。
【特許文献1】
特開平7−327444号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記挟持搬送装置の挟持搬送始端部の高さ設定の際は、操縦者の視覚判断で見当を付けてハンドルによりゲージ輪の上下高さ調節を行うものであることから、挟持搬送装置の挟持搬送始端部が適確な高さになるまで何回かやり直さざるを得ない場合があり、ゲージ輪の上下高さ設定操作において適確性、迅速性の点で問題があった。
【0006】
本発明の目的は、挟持搬送装置の挟持搬送始端部の上下高さ設定操作に際し、適確かつ迅速に又容易な操作で行えるようにする根菜類収穫機を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、請求項1に係る発明は、根菜類を挟持して機体後側斜め上方に搬送する挟持搬送装置(5)と、この挟持搬送装置(5)により引抜搬送された根菜類に残る茎葉を除去処理する残葉処理装置(8)を備え、機体前進中に該挟持搬送装置(5)によって圃場に植生する根菜類引抜いて収穫し、残葉処理装置(8)で茎葉を除去処理する構成とした根菜類収穫機において、
前記挟持搬送装置(5)の挟持搬送始端部を機体前部側に配置して上下動可能に設けるとともに、該挟持搬送装置(5)の挟持搬送始端部が設定高さ以下に下降しないように規制するゲージ輪(11)を挟持搬送装置(5)の支持部材に設けた取付部(22)に取付け、該ゲージ輪(11)は、前記取付部(22)に対して上下に摺動自在に設けた上下方向に直線的に延びるゲージ輪支持フレーム(21)の下部に回転自在に取付け、該ゲージ輪支持フレーム(21)の上部には、該ゲージ輪支持フレーム(21)を人為操作により上下動操作するときに把持する上下操作部(H)を設け、ゲージ輪支持フレーム(21)を前記取付部(22)に対して上下複数箇所或は任意の個所で位置固定する固定手段と該固定手段による固定状態を人為操作により解除する固定解除操作手段を設け
走行装置(3,3)を下側に備えた機体の左右一方側の機体前部に前記挟持搬送装置(5)の挟持始端部を配置するとともに、その左右他方側の機体前部に操縦者が搭乗して機体を操縦する操縦部(13)を配置し、該操縦部(13)の左右方向機体内側で前記挟持搬送装置(5)の挟持始端部の左右方向機体内側に前記ゲージ輪(11)を配置し、該ゲージ輪(11)の上方に前記ゲージ輪支持フレーム(21)の上下操作部(H)と前記固定解除操作手段の固定解除操作部とを配置するものであり、
前記固定手段は、ゲージ輪支持フレーム(21)の側部上下方向に複数の側穴(21a…)を形成し、この側穴(21a…)に進退してゲージ輪支持フレーム(21)の高さ位置を調節可能に固定するストッパーピン(23)を取付部側に設ける構成であり、
前記固定解除操作手段は、ストッパーピン(23)を取付けたピン取付部材(24)を取付軸(24a)にて前記取付部(22)に回動自在に連結し、ピン取付部材(24)の回動によりストッパーピン(23)が側穴(21a…)に対して進退するように設け、固定解除操作手段の固定解除操作部として、ピン取付部材(24)にそれを回動操作するレバー(25)を設け、ストッパーピン(23)が側穴(21a…)に進入して係合する方向にピン取付部材(24)を回動させるよう付勢するスプリング(26)を取付けると共に、
ストッパピン(23)の先端部(23a)に上向きの傾斜面を設け、該ストッパピン(23)の先端部(23a)がゲージ輪支持フレーム(21)の押し下げ動作に連動して側穴(21a…)の上縁に接触して側穴(21a…)から抜け出る構成としたことを特徴とする
また、請求項2に係る発明は、前記残葉処理装(5)から根菜類を受けて機体の横断方向に搬送駆動するコンベヤベルト(51)と、
該コンベヤベルト(51)で搬送される根菜類の搬送方向を変更するよう傾斜して配置した引込ローラ(53)と、
該コンベヤベルト(51)の下面で、且つ挟持搬送装置(5)の後端部から落下する根菜類を受ける位置に配した衝撃吸収用のクッション(54)と、
コンベヤベルト(51)の下面に傾斜して配置すると共に、傾斜角度及びコンベヤベルトの搬送方向に対する位置を変更可能なローラ(56)と、
該ローラ(56)より上流側への根菜類の進入を阻止して傾斜下での滞留を防止すると共に、側方への飛び出しを防止するガイドフェンス(57)とから残葉処理装置(8)を構成したことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機とする。
【0008】
上記構成の根菜類収穫機は、機体を前進させ、挟持搬送装置が根菜類を挟持して機体後側斜め上方に搬送して圃場に植生する根菜類を取上げ収穫する。根菜類を適確に挟持させるために、挟持搬送装置を上下動させて挟持始端部の高さを適確な高さに設定する。そして、作業走行中に、圃場面の凹凸や土壌をほぐすソイラの作用によって機体が前下がりになっても、挟持搬送装置の挟持搬送始端部が土中に突っ込まないよう、地面の上方に浮上させていたゲージ輪を下降させ接地させる。このとき、固定解除操作手段を操作してゲージ輪支持フレームのその取付部に対する固定状態を解除し、上下操作部を把持してゲージ輪が地面に突き当たるまでゲージ輪支持フレームを下方に向けて直線的に押し下げ摺動操作するだけで、ゲージ輪を接地位置まで迅速に下降させられる。又、ゲージ輪支持フレームのその取付部に対する摺動抵抗を小さくしておけば、固定解除操作手段を操作するだけで、ゲージ輪支持フレームは、ゲージ輪が接地するまで自重で滑落下降し停止する。従って、上記のように高さ設定した挟持搬送装置の挟持搬送始端部がその設定高さ以下に下降しないように規制する高さに、ゲージ輪を迅速且つ適確に又容易に上下位置調節できる。また、ゲージ輪の高さ位置を再調節する場合や路上走行時にゲージ輪に引き上げておく場合は、固定解除操作手段を操作してゲージ輪支持フレームを引き上げるだけで迅速且つ容易に行える。
【0009】
【発明の効果】
請求項1記載の発明は、上記のように構成したものであるので、走行する圃場面の凹凸や土壌をほぐすソイラの作用等によって機体が前下がりになっても、ゲージ輪を、挟持搬送装置の挟持搬送始端部が設定した高さ以下に下降しないように規制する高さにしておくことで、挟持搬送装置の挟持搬送始端部の土中への突っ込みを防止でき、根菜類の適確な挟持搬送が継続して行えて収穫作業が良好に行える。また、ゲージ輪を、上記のような構成で取付けるとともに位置調節可能に構成することにより、ゲージ輪の高さ調節を、従来のものよりも格段に迅速且つ適確に又容易に上下位置調節できる。また、ゲージ輪の高さ位置を再調節する場合や路上走行時にゲージ輪に引き上げておく場合にも、従来のものよりも格段に迅速且つ容易に行える。また、ゲージ輪の高さ調節を、操縦席から容易に操作でき、また、調節されたゲージ輪の高さを容易に直接見て確認でき、一層、適確に又容易に上下位置調節できる。
また、固定解除操作手段の固定解除操作部であるレバーを操作しなくても、ゲージ輪支持フレームを強く押し下げ操作するだけで、ゲージ輪を地面から浮いた状態から接地する状態に操作することができる。
請求項2の発明は、コンベヤベルトに対してローラが転動することから摩擦が低減されてベルトの耐久性を向上することができる。ローラの傾斜角度および位置を変更することにより、ニンジンの大きさや処理速度に対応することができる。また、ガイドフェンスにより、ニンジンの滞留と飛び出しを防止して効率よく残葉処理することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
上記技術思想に基づき具体的に構成された実施の形態について以下に図面を参照しつつ説明する。
ゲージ輪を備えた根菜類収穫機の左側面図を図1に、同根菜類収穫機の平面図を図2に示す。図1及び図2において、根菜類収穫機は、根菜類の茎葉部を挟持して機体後側斜め上方に搬送する挟持搬送装置5を備え、機体前進中に該挟持搬送装置5によって圃場に植生する根菜類を取上げて収穫する構成としたものである。また、走行装置3,3を下側に備えた機体の左右一方側の機体前部に挟持搬送装置5の挟持始端部を配置するとともに、その左右他方側の機体前部に操縦者が搭乗して機体を操縦する操縦部13を配置した構成としている。
引抜作業部の挟持搬送装置5は、その前端部側に設けられる挟持搬送始端部を機体前部側に配置して上下動可能に設けている。収穫作業時には、その挟持搬送始端部が、圃場に植生する根菜類の茎葉部の根本側に位置するように、挟持搬送始端部の上下高さが適宜設定される。
【0011】
そして、挟持搬送装置5の挟持搬送始端部が設定高さ以下に下降しないように規制するゲージ輪11を挟持搬送装置5の支持部材に設けた取付部22に取付け、該ゲージ輪11は、前記取付部22に対して上下に摺動自在に設けた上下方向に直線的に延びるゲージ輪支持フレーム21の下部に回転自在に取付け、該ゲージ輪支持フレーム21の上部には、該ゲージ輪支持フレーム21を人為操作により上下動操作するときに把持する上下操作部Hを設け、ゲージ輪支持フレーム21を前記取付部22に対して上下複数箇所或は任意の個所で位置固定する固定手段23,21aと該固定手段による固定状態を人為操作により解除する固定解除操作手段24,24a,25,26を設けている。また、ゲージ輪11は、操縦部13の左右方向機体内側で挟持搬送装置5の挟持始端部の左右方向機体内側に配置し、該ゲージ輪11の上方に前記ゲージ輪支持フレーム21の上下操作部Hと前記固定解除操作手段の固定解除操作部25とを配置したものである。
【0012】
なお、図例の根菜類収穫機は、走行装置として左右のクローラ3,3を設け、挟持搬送装置5等からなる引抜作業部によって引抜搬送された根菜類に残る茎葉を除去処理する残葉処理装置8、作業者によって不良の根菜類を取り除く作業を行う選別用搬送装置9等からなる収穫処理部、収穫物を収納したコンテナを載置しておく収容積載台10からなる収穫物収容部等も備える。また、挟持搬送装置5の前側には圃場に植生する根菜類の茎葉を引き起すようにラグが下から上に周回動する引起装置4a,4b(横引起装置4aは挟持始端部側で横方向にのびる姿勢のラグが上昇するよう周回動する構成で、縦引起装置4bは前側で前方にのびる姿勢のラグが上昇するよう周回動する構成)、挟持搬送装置5の挟持始端部下方には土中にある根菜類の根部の両側方の土をほぐすソイラ7を備える。また、操縦部13には、引抜作業部の前部を上下動する油圧シリンダ等の駆動装置を駆動操作する操作レバー15を備え、これを操作して、挟持搬送装置5の挟持始端部の上下位置を変更操作する。
【0013】
ゲージ輪11は、図3のゲージ輪装置の拡大正面図と、図4の要部拡大断面図に示すように、前記のとおり、挟持搬送装置5の支持部材に設けた取付部22に対して上下に摺動自在に設けた上下方向に直線的に延びるゲージ輪支持フレーム21の下部に回転自在に取付けている。このゲージ輪支持フレーム21の上部には、該ゲージ輪支持フレーム21を人為操作により上下動操作するときに把持する上下操作部Hを設ける。なお、ゲージ輪11は、機体前方に向って転動するようにその回転軸が機体左右方向に向くようにして取付けているが、ゲージ輪支持フレーム21が取付部22に対して回動するとゲージ輪11の向きが左右に変わってしまうので、このような回動を防止すべく、ゲージ輪支持フレーム21が取付部22に対して上下摺動自在で且つ回動不能に取付けている。図例では、ゲージ輪支持フレーム21を角軸とし、これが取付部22に設けた上下の角孔を貫通させて取付けている。
【0014】
ゲージ輪支持フレーム21を前記取付部22に対して上下複数箇所或は任意の個所で位置固定する固定手段は、図例では、ゲージ輪支持フレーム21の側部上下方向に複数の側穴21a…を形成し、この側穴に進退してゲージ輪支持フレーム21の高さ位置を調節可能に固定するストッパーピン23を取付部22側に設けることで構成している。また、この固定手段による固定状態を人為操作により解除する固定解除操作手段は、ストッパーピン23を取付けたピン取付部材24を取付軸24aにて前記取付部22に回動自在に連結して、ピン取付部材24の回動によりストッパーピン23が側穴21aに対して進退するように設ける。そして、固定解除操作手段の固定解除操作部として、ピン取付部材24にそれを回動操作するレバー25を設ける。また、ストッパーピン23が側穴21aに進入して係合する方向にピン取付部材24を回動させるよう付勢するスプリング26を取付ける。従って、固定解除操作手段の固定解除操作部であるレバー25を操作して固定手段の固定状態を解除すれば、ゲージ輪支持フレーム21を前記取付部22に対して直線的に下降させられ、ゲージ輪11を地面から浮いた状態から接地する状態に迅速に操作できる。また、ゲージ輪支持フレーム21のその取付部22に対する摺動抵抗を小さくしておけば、固定解除操作手段を操作するだけで、ゲージ輪支持フレーム21は、ゲージ輪11が接地するまで自重で滑落下降し停止するものとなり、ゲージ輪11を接地する位置に調節する操作が一層迅速且つ容易に行える。
なお、ストッパピン23の先端部23aは、上向きの傾斜面を有している。これにより、ストッパピン23の先端部23aが側穴21aに進入した状態において、ゲージ輪11が地面に突き当たってゲージ輪支持フレーム21が上昇動しないようにストッパピン23の先端部23aが側穴21aの下縁に係合する。また、操縦者が上下操作部Hを把持してゲージ輪支持フレーム21を強く押し下げた場合には、ストッパピン23の先端部23aの傾斜面に側穴21aの上縁が当ってストッパピン23が側穴21aから抜け出るように動作する。これにより、固定解除操作手段の固定解除操作部であるレバー25を操作しなくても、ゲージ輪支持フレーム21を強く押し下げ操作するだけで、ゲージ輪11を地面から浮いた状態から接地する状態に操作することができる。
【0015】
従って、上記のように構成した根菜類収穫機は、機体を前進させ、挟持搬送装置5が根菜類の茎葉部を挟持して機体後側斜め上方に搬送して圃場に植生する根菜類を取上げ収穫する。根菜類を適確に挟持させるために、挟持搬送装置5を上下動させて挟持始端部の高さを適確な高さに設定する。そして、作業走行中に、圃場面の凹凸や土壌をほぐすソイラ7の作用によって機体が前下がりになっても、挟持搬送装置5の挟持搬送始端部が土中に突っ込まないよう、地面の上方に浮上させていたゲージ輪11を下降させ接地させる。このとき、固定解除操作手段25を操作してゲージ輪支持フレーム21のその取付部22に対する固定状態を解除し、上下操作部Hを把持してゲージ輪11が地面に突き当たるまでゲージ輪支持フレーム21を下方に向けて直線的に押し下げ摺動操作するだけで、ゲージ輪11を接地位置まで迅速に下降させられる。又、ゲージ輪支持フレーム21のその取付部22に対する摺動抵抗を小さくしておけば、固定解除操作手段25を操作するだけで、ゲージ輪支持フレーム21は、ゲージ輪11が接地するまで自重で滑落下降し停止する。従って、上記のように高さ設定した挟持搬送装置5の挟持搬送始端部がその設定高さ以下に下降しないように規制する高さに、ゲージ輪11を迅速且つ適確に又容易に上下位置調節できる。また、ゲージ輪11の高さ位置を再調節する場合や路上走行時にゲージ輪11に引き上げておく場合は、固定解除操作手段25を操作してゲージ輪支持フレーム21を引き上げるだけで迅速且つ容易に行える。
【0016】
ところで、前記レバー25を取付軸24aの軸心を支点越え可能に構成し、またはスプリング26に支点越え浮動リンクを設け、レバー25を解除位置に保持することにより、ゲージ輪11を接地したまま挟持搬送装置5の挟持搬送始端部の高さ調節操作が行える。挟持搬送始端部の高さ調節操作が終了したら、レバー25を戻してゲージ輪11の高さを固定する。このようにしてゲージ輪11の高さ調節を容易に行うことができる。
また、ゲージ輪支持フレーム21を挟持搬送装置5の挟持搬送始端部の側方に略直立して構成することにより、ゲージ輪11の上下位置が変わっても、ゲージ輪11の接地位置が前後方向に大きく変動せず、挟持搬送装置5の挟持搬送始端部の土中への突込みをより一層適確に規制でき、根菜類の引抜き収穫作業が高精度に行える。
さらに、ゲージ輪11をゲージ輪支持フレーム21に対して左右回動自在に取付けることにより、機体の操舵によってゲージ輪11を地面に引きずるのを回避して、機体の旋回を迅速に行える。
ゲージ輪支持フレーム21に目盛りを付すことで、ゲージ輪11を接地させた状態で取付部22に対する目盛りの位置を見れば、挟持搬送装置5とソイラ7を備える引抜作業部の圃場面に対する高さを測定されるので、この目盛りを、ソイラ7の土中進入深さに対応して表示するように設定すれば、ソイラ7の掘り起こし深さを表示するものとなって、ソイラ7の土中進入深さを設定深さに維持させて作業を繰り返す場合に役立つ。
【0017】
以下、図5〜図10に示す例は、ゲージ輪を昇降駆動手段によって昇降動する機構を備えたものにおいて、ゲージ輪を接地位置まで適確に下降させるゲージ輪下降制御装置を設けたものであり、以下、この制御装置について説明する。なお、以下において、前記同様の部材はその符号を付すことによって説明を省略する。
ゲージ輪の昇降駆動手段を設けたゲージ輪装置の側面図と平面図を、それぞれ図5、図6に示す。図5および図6において、ゲージ輪11のゲージ輪支持フレーム30を上下揺動可能な昇降リンク31を介して引抜作業部と連結し、昇降リンク31を上下揺動させる電動シリンダ等による伸縮ロッド33を連結する。また、昇降リンク31の揺動角度によって動作する接地センサ34を設ける。前後方向の傾動操作によって引抜作業部の上下動操作する操作レバー15には、図7の拡大斜視図のように、ゲージ輪11を手動操作にて上下する手動ゲージ輪スイッチ37、37の他に、ゲージ輪を下降させて接地する位置に合わせるためのゲージ輪合わせスイッチ36を設ける。
【0018】
ゲージ輪下降制御装置は、その入出力構成についてのブロック図を示す図8のように、引抜作業部の上下操作する操作レバー15の操作によって切替る上下スイッチ35、35のほか上記スイッチ34,37,37の信号を入力とし、引抜作業部上下用ソレノイド38u,38dおよびゲージ輪上下動用ソレノイド33u,33dを出力先とする制御処理部39により、ゲージ輪と引抜作業部の上下動作を制御する。
【0019】
制御処理部39による処理は、図9の制御処理フローチャートに示すように、「接地未検出」、「ゲージ輪合わせスイッチオン」を処理条件とするべくチェック(S1〜S4)する。「接地未検出」かつ「ゲージ輪合わせスイッチオン」であれば、「手動ゲージ輪スイッチオン」のチェック(S5)によって手動のゲージ輪上下操作(S6)を優先しつつ、接地検出するまで「ゲージ輪下げ出力」するように制御処理する(S7〜S9)。このように制御処理することにより、ゲージ輪合わせスイッチの1回の操作でゲージ輪を接地させることができる。
【0020】
従来のゲージ輪合わせスイッチによる場合は、ゲージ輪の設定のために引抜作業部を所定高さ位置に合わせた後に、ゲージ輪が接地するまでゲージ輪合わせスイッチを押し続ける必要があったので、圃場に入る都度、ゲージ輪合わせするための煩わしい操作を毎回強いられていた。
【0021】
そのような煩わしい操作を要する従来のゲージ輪装置に代えて、上記構成の制御装置により、1回のスイッチ操作で済むので、ゲージ輪合わせを簡単におこなうことができる。したがって、旋回操作の都度、ゲージ輪を再設定する際のオペレータの負担を軽減することができる。
【0022】
つぎに、引抜作業部とゲージ輪を相互協調制御する例について説明する。引抜作業部とゲージ輪を相互協調制御する場合の制御処理部による処理は、図10の制御処理フローチャートに示すように、まず、「パワステ掘取“下”操作」にて操作レバー15による引抜作業部下げ操作があったか否かをチェックする(S1,S2)。操作レバー15による引抜作業部下げ操作時には、ゲージ輪が接地してもゲージ輪の接地検出に応じてその解消まで「ゲージ輪“上”出力」をすることにより(S3〜S6)、オペレータの意に従って、掘取“下”動作が支障なく続行される。また、引抜作業部下げ操作でない場合にゲージ輪が接地した時は、接地解消まで「掘取“上”出力」をすることにより(S7〜S10)、圃場面の凸部があっても引抜作業部を圃場面から設定高さに維持して上方に回避する。
【0023】
従来は、ゲージ輪の高さ位置を決めてしまうと、その設定高さ位置で引抜作業部の下限となってゲージ輪が突張り、ゲージ輪の設定高さ位置を下げない限り、それより低くまでパワステレバーにて引抜作業部を下げることができなかった。そのため、霜枯れ時の葉が短い時に茎のより下部をキャッチングするべく、ゲージ輪を下げた後に再度引抜作業部を下げる操作が必要となり、操作性の低下を招いていた。
【0024】
しかし、上記制御処理により、ゲージ輪11の設定に拘束されることなく、パワステ操作によりオペレータの意に沿って引抜作業部を下げるように変更することができるとともに、パワステ操作をしていない時は、引抜作業部がゲージ輪11に従って圃場面への突っ込みを防止することができる。したがって、上記ゲージ輪装置により、茎葉の短い時期において、より効果的に収穫作業をすることが可能となる。
【0025】
つぎに、図11〜図14に示す、挟持搬送装置と堀起装置(ソイラ)とを備える根菜類収穫部について説明する。堀起装置と挟持搬送装置とを備えた根菜類収穫部の分解斜視図を図11に、また、同根菜類収穫部の側面図を図12に示す。図11および図12において、根菜類収穫部は、堀起装置7の左右の堀起ブレード7a,7aを先端に備えて前後に延びる堀起作業部フレーム41と、この堀起作業部フレーム41に沿って挟持搬送装置5の対向ベルト5a,5aを傾斜配置する引抜作業部フレーム43とから構成される。
【0026】
堀起作業部フレーム41には、その後端部に水平支軸46を備えて引抜作業部の先端高さ位置を回動調節する油圧装置47を連結するほか、中間部にフローティング支軸48とストッパ48aを備え、引抜作業部フレーム43の先端高さ位置をストッパ48aの範囲で調節可能に軸支する。これら堀起作業部フレーム41と引抜作業部フレーム43には、両者間の相対動作を拘束するロック装置49を設け、このロック装置49にロック解除用の操作レバー49aを連結する。
【0027】
上記構成の引抜作業部は、図13の根菜類収穫機に装荷した引抜作業部の上下動作側面図に示すように、ロック装置49によって堀起装置7と挟持搬送装置5を一体に束ねた状態で、後端部の水平支軸46を中心に油圧装置47によって先端側を所定の高さ範囲でその堀り高さを調節することができる。
【0028】
ロック装置49を解除した場合は、図14の根菜類収穫機に装荷した引抜作業部の挟持搬送装置の上下動作側面図に示すように、ゲージ輪装置11を含めた挟持搬送装置5が堀起装置7に対してフローティング支軸48を中心に回動可能となる。したがって、堀起装置7は設定された掘り高さを保って圃場植栽物の堀り起しをする一方で、挟持搬送装置5はゲージ輪装置11により圃場面の凹凸に追従して圃場植栽物の挟持搬送を行う。
【0029】
従来の根菜類収穫部の具体的な適用上の問題点として、ビニールハウスを撤去してハウス栽培の根菜類を収穫する際に、ビニール押さえのための土塊の残留問題がある。この土塊は、根菜類収穫機が踏むことにより、1条目、2条目の掘取時に掘取ピッチングにより掘取が不安定となり、抜き残しやニンジンの折損の原因となっていた。3条目以降になっても、掘取高さの微調節が行えず、引き起こし不良によって残葉が多くなり、その結果、選別作業速度が追いつかず、作業走行速度が上げられずに作業能率低下を招いていた。
【0030】
しかし、上記構成の根菜類収穫部の適用により、ハウスのビニール押さえ土塊による影響を掘取フローティングロックにより油圧上下にて対応可能となり、掘取が安定してニンジンを傷付けずに収穫できる(1条目、2条目)。3条目以降の土塊の影響を受けない時は掘取フローティングとし、ゲージ輪11にて高さ微調節により、掘取引き起し性能をアップさせることで、切断性、残葉除去性を向上できる(ニンジンの商品性アップ)。その結果、ハウス栽培地域による土塊による堀高さの影響を少なくして作業速度がアップでき、作業能率を向上できる。
【0031】
つぎに、図15、図16に示す残葉処理装置について説明する。残葉処理装置8は、図15の部分破断斜視図に示すように、ニンジンを主とする処理対象物Wを引抜作業部から受けるコンベヤベルト51と、その処理対象物Wの搬送方向を変更するように傾斜して配置した引込ローラ53とから構成される。コンベヤベルト51は機体の横断方向に移送駆動し、このコンベヤベルト51の下面には挟持搬送装置5の後端部から落下する処理対象物Wを受ける位置に衝撃吸収用のクッション54を必要により配置し、その側方の機体前側に外側が高い傾斜面を形成した傾斜板55を設け、必要によりクッション54の後側にも同様に傾斜板55を配置する。引込ローラ53の近傍は、排出路としてコンベヤベルト51を平坦に構成する。
【0032】
上記構成の残葉処理装置は、上方の挟持搬送装置5で茎葉を切断され大径側を上にした縦姿勢で落下する処理対象物Wを受ける際に、クッション54により衝撃を緩和して処理対象物Wの破損を防止し、また、跳ね返りを抑えて処理対象物Wの向きを安定化することができる。コンベヤベルト51に受けた処理対象物Wが機体前側のコンベヤベルト51の側部に跳んだ場合には、従来なら、処理対象物Wが引込ローラ53により回転されて残葉が処理対象物Wに巻き付き、残葉を取ることができないのみならず、その場で回転したまま滞留して詰まりの原因となったが、上記のように側部に傾斜板55を配置したことにより、処理対象物Wがその傾斜に沿って大径側が小径側より先に傾斜面を下降することから、処理対象物Wは傾斜板55の傾斜下端位置でコンベヤベルト51の進行方向に大径側すなわち残葉側を向けた状態で引込ローラ53に送られる。残葉側が先に引込ローラ53に到達することによって残葉が分離され、処理対象物Wは引込ローラ53に沿ってコンベヤベルト51の側方に送出される。したがって、処理対象物Wの回転による残葉の巻き付きを回避し、滞留を招くことなく効率よく残葉分離処理が可能となる。また、傾斜板55をコンベヤベルト51の両側部に配置した場合は、根菜類収穫機の走行速度を上げた時等、処理対象物Wが慣性により反対の機体後側に跳ばされやすくなる状況でも、同様に対処することができる。
【0033】
また、図16の別の残葉処理装置の部分破断斜視図に示すように、前述の傾斜板に代えてコンベヤベルト51の下面にローラ56を傾斜して配置し、ローラ56の傾斜角度およびコンベヤベルト51の送り方向に対する位置を変更可能に構成する。また、必要により、ローラ56より上流側への処理対象物Wの進入を阻止して傾斜下での滞留を防止するとともに、側方への飛び出しを防止するガイドフェンス57を取付ける。
【0034】
上記構成の残葉処理装置は、コンベヤベルト51に対してローラ56が転動することから摩擦が低減されてベルトの耐久性を向上することができる。ローラ56の傾斜角度および位置を変更することにより、ニンジンの大きさや処理速度に対応することができる。また、ガイドフェンス57により、ニンジンの滞留と飛び出しを防止して効率よく残葉処理することができる。
【0035】
つぎに、図17、図18に示す、土塊処理用のドーザを備えた根菜類収穫機について説明する。土塊処理用のドーザを備えた根菜類収穫機の平面図とその要部側面図をそれぞれ図17、図18に示す。図17および図18において、根菜類収穫機の前部に圃場の土塊を側方に寄せるためのドーザ61を引抜作業部に取付け、縦引起装置4の掘取済側に配置する。ドーザ61は、保持高さ位置を上下調節可能で、かつ、排出角度を変更可能に構成する。また、必要により、操縦部13の前方にドーザ61から受けた土塊を破砕する回転ブレードによるロータリ63を伸縮可能なドライブシャフト63aと連結し、上下調節可能に取付ける。ロータリ63にはロータリカバー64を備え、このロータリカバー64の後部64aを土押さえとして下垂する。
【0036】
上記構成の根菜類収穫機は、ビニールハウス栽培のニンジン収穫等に際し、ビニールハウスの撤去後に残るビニール押さえとしての土塊があっても、1条目のニンジンの収穫走行に従ってドーザ61が引抜作業部に接する所定範囲、例えば、クローラ3の通過部分の土塊を側方に寄せる。2条目も同様にして土塊の障害を受けることなく、ニンジンを安定かつ高速で収穫することができる。この場合、ロータリ63は、寄せ集めた土塊を破砕して平坦化する。土塊から離れている3条目以降の収穫は、ドーザ61、ロータリ63とも上昇させることにより、通常の収穫走行を行うことができる。
【0037】
従来の根菜類収穫機の場合は、土塊を踏み付けつつ収穫するので機体が不安定となり、機体の揺れによるオペレータの身体負荷の増大のみならず、掘取高さが変化することによる抜き残しや残葉量の増加と長切りの対処のため選別作業の負荷増大に伴う収穫走行速度の低下による収穫能率の低下、踏み付けた土塊が1条目のニンジンの上に被さることによる掘取の障害、土塊との衝突による縦引起装置4の分草杆の破損、土塊に乗り上げた機体のピッチングによる操舵障害および高速走行障害、機体傾斜に伴うソイラ7のブレによるニンジンの切断等の多くの問題を抱えていたが、上記構成の根菜類収穫機により、ビニールハウス栽培のニンジン収穫等にも対応することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 ゲージ輪装置を備えた根菜類収穫機の左側面図
【図2】 図1の根菜類収穫機の平面図
【図3】 ゲージ輪装置の拡大正面図
【図4】 図3のゲージ輪装置の要部拡大断面図
【図5】 昇降駆動手段を設けたゲージ輪装置の側面図
【図6】 昇降駆動手段を設けたゲージ輪装置の平面図
【図7】 パワステレバーの拡大斜視図
【図8】 ゲージ輪装置の制御部の入出力構成ブロック図
【図9】 ゲージ輪合わせスイッチによる制御処理フローチャート
【図10】 引抜作業部とゲージ輪の相互協調制御処理フローチャート
【図11】 根菜類収穫部の分解斜視図
【図12】 図11の根菜類収穫機の根菜類収穫部の側面図
【図13】 根菜類収穫機に装荷した引抜作業部の上下動作側面図
【図14】 図13の引抜作業部の挟持搬送装置の上下動作側面図
【図15】 残葉処理装置の部分破断斜視図
【図16】 別の残葉処理装置の部分破断斜視図
【図17】 土塊処理用のドーザを備えた根菜類収穫機の平面図
【図18】 図17の根菜類収穫機の要部側面図
【符号の説明】
3 クローラ
4 縦引起装置
5 挟持搬送装置(引抜作業部)
7 堀起装置(引抜作業部)
11 ゲージ輪
13 操縦部
15 パワステレバー
21 ゲージ輪支持フレーム(支持部)
21a 側穴
22 取付部
23 ストッパピン(固定手段)
23a 先端
25 固定解除手段
26 リターンスプリング
30 ゲージ輪支持フレーム
31 昇降リンク
34 接地センサ
35a,35b 傾動検出スイッチ
36 前傾検出スイッチ
37a,37b 上下入力スイッチ
41 堀起作業部フレーム
43 引抜作業部フレーム
46 水平支軸
47 油圧装置
48 フローティング支軸
49 ロック装置
49a 操作レバー
51 コンベヤベルト
53 引込ローラ
54 クッション
55 傾斜板
56 ローラ
57 ガイドフェンス
61 ドーザ
63 ロータリ
W 処理対象物

Claims (2)

  1. 根菜類を挟持して機体後側斜め上方に搬送する挟持搬送装置(5)と、この挟持搬送装置(5)により引抜搬送された根菜類に残る茎葉を除去処理する残葉処理装置(8)を備え、機体前進中に該挟持搬送装置(5)によって圃場に植生する根菜類引抜いて収穫し、残葉処理装置(8)で茎葉を除去処理する構成とした根菜類収穫機において、
    前記挟持搬送装置(5)の挟持搬送始端部を機体前部側に配置して上下動可能に設けるとともに、該挟持搬送装置(5)の挟持搬送始端部が設定高さ以下に下降しないように規制するゲージ輪(11)を挟持搬送装置(5)の支持部材に設けた取付部(22)に取付け、該ゲージ輪(11)は、前記取付部(22)に対して上下に摺動自在に設けた上下方向に直線的に延びるゲージ輪支持フレーム(21)の下部に回転自在に取付け、該ゲージ輪支持フレーム(21)の上部には、該ゲージ輪支持フレーム(21)を人為操作により上下動操作するときに把持する上下操作部(H)を設け、ゲージ輪支持フレーム(21)を前記取付部(22)に対して上下複数箇所或は任意の個所で位置固定する固定手段と該固定手段による固定状態を人為操作により解除する固定解除操作手段を設け
    走行装置(3,3)を下側に備えた機体の左右一方側の機体前部に前記挟持搬送装置(5)の挟持始端部を配置するとともに、その左右他方側の機体前部に操縦者が搭乗して機体を操縦する操縦部(13)を配置し、該操縦部(13)の左右方向機体内側で前記挟持搬送装置(5)の挟持始端部の左右方向機体内側に前記ゲージ輪(11)を配置し、該ゲージ輪(11)の上方に前記ゲージ輪支持フレーム(21)の上下操作部(H)と前記固定解除操作手段の固定解除操作部とを配置するものであり、
    前記固定手段は、ゲージ輪支持フレーム(21)の側部上下方向に複数の側穴(21a…)を形成し、この側穴(21a…)に進退してゲージ輪支持フレーム(21)の高さ位置を調節可能に固定するストッパーピン(23)を取付部側に設ける構成であり、
    前記固定解除操作手段は、ストッパーピン(23)を取付けたピン取付部材(24)を取付軸(24a)にて前記取付部(22)に回動自在に連結し、ピン取付部材(24)の回動によりストッパーピン(23)が側穴(21a…)に対して進退するように設け、固定解除操作手段の固定解除操作部として、ピン取付部材(24)にそれを回動操作するレバー(25)を設け、ストッパーピン(23)が側穴(21a…)に進入して係合する方向にピン取付部材(24)を回動させるよう付勢するスプリング(26)を取付けると共に、
    ストッパピン(23)の先端部(23a)に上向きの傾斜面を設け、該ストッパピン(23)の先端部(23a)がゲージ輪支持フレーム(21)の押し下げ動作に連動して側穴(21a…)の上縁に接触して側穴(21a…)から抜け出る構成としたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記残葉処理装(5)から根菜類を受けて機体の横断方向に搬送駆動するコンベヤベルト(51)と、
    該コンベヤベルト(51)で搬送される根菜類の搬送方向を変更するよう傾斜して配置した引込ローラ(53)と、
    該コンベヤベルト(51)の下面で、且つ挟持搬送装置(5)の後端部から落下する根菜類を受ける位置に配した衝撃吸収用のクッション(54)と、
    コンベヤベルト(51)の下面に傾斜して配置すると共に、傾斜角度及びコンベヤベルトの搬送方向に対する位置を変更可能なローラ(56)と、
    該ローラ(56)より上流側への根菜類の進入を阻止して傾斜下での滞留を防止すると共に、側方への飛び出しを防止するガイドフェンス(57)とから残葉処理装置(8)を構成したことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
JP2002373023A 2002-12-24 2002-12-24 根菜類収穫機 Expired - Fee Related JP4114476B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373023A JP4114476B2 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 根菜類収穫機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002373023A JP4114476B2 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 根菜類収穫機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004201543A JP2004201543A (ja) 2004-07-22
JP4114476B2 true JP4114476B2 (ja) 2008-07-09

Family

ID=32811452

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002373023A Expired - Fee Related JP4114476B2 (ja) 2002-12-24 2002-12-24 根菜類収穫機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4114476B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8735230B2 (en) 2006-06-20 2014-05-27 Kanta Saino Method for manufacturing a semiconductor device including an impurity-doped silicon film

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5067123B2 (ja) * 2007-10-30 2012-11-07 井関農機株式会社 根菜類収穫機
JP2013034415A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Sasaki Corporation 地下茎作物の収穫装置
JP6859979B2 (ja) * 2018-04-26 2021-04-14 井関農機株式会社 移植機
JP7399071B2 (ja) * 2020-12-04 2023-12-15 株式会社クボタ 野菜収穫機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8735230B2 (en) 2006-06-20 2014-05-27 Kanta Saino Method for manufacturing a semiconductor device including an impurity-doped silicon film

Also Published As

Publication number Publication date
JP2004201543A (ja) 2004-07-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4114476B2 (ja) 根菜類収穫機
JP2005176784A (ja) ねぎ搬送装置
JP5763404B2 (ja) 根菜収穫機
JPH10313634A (ja) 農産物収穫機における収穫物搬送装置
JP3450431B2 (ja) 根菜類収穫機
KR102146035B1 (ko) 수확기용 하역장치
JP3738796B2 (ja) 根菜収穫機のコンテナ降ろし装置
JP3222769B2 (ja) 根菜収穫機の回収部構造
JP4389053B2 (ja) 根菜収穫機
JP4345477B2 (ja) 野菜収穫機
CN216567156U (zh) 自动化蔬菜采收包装流水线
JP2017212921A (ja) 根菜類収穫機
JP4367271B2 (ja) 根菜類収穫機
JP6658310B2 (ja) 根菜類収穫機
JP3172979B2 (ja) 農産物収穫機
JP3222865B2 (ja) 根菜類収穫機
JP6956677B2 (ja) 収穫機
JP2000050713A (ja) 根菜収穫機の茎葉挟持部高さ制御装置
JP3715403B2 (ja) 収穫物収納装置
KR20240079416A (ko) 선별장치 결합형 자주형 농산물 수확 및 수집기
JP4107755B2 (ja) 根菜作物収穫機
JPH11137038A (ja) 根菜類収穫機のマルチシート切断装置
JP3707579B2 (ja) 収穫機の受継部調節機構
JP3990581B2 (ja) 根菜収穫機
JP2017006078A (ja) 作物引抜機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051206

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20071220

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080305

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080325

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080407

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110425

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140425

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees