JP2009050243A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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小田切  元
Shingo Takagi
高木  真吾
Takaaki Iwabe
岩部  孝章
Masao Inada
誠生 稲田
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】
収穫作業中であっても搬送途中で落下した作物を受ける受け台から選別搬送装置に移動でき、且つ作物を落とすことなくコンテナの交換が行える根菜類収穫機を提供することを課題とする。
【解決手段】
引抜搬送装置70の下方に落下した作物を受ける受け部材42を設け、受け部材42と引抜搬送装置70とから作物を受けて搬送する選別搬送装置Fを設けた根菜類収穫機において、受け部材42上の作物を選別搬送装置Fへと移動させる排出部材67を受け部材42上に設け、選別搬送装置Fの終端部に作物を収容する収容部材59を載置する載置台56を設け、載置台56に載置した収容部材59に選別搬送装置Fの搬送終端部から作物を案内する案内部材54を回動自在に設けると共に、案内部材54を回動させる作動部材55を設けて構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、根菜類などの作物を圃場から収穫する根菜類収穫機に関するものである。
従来の根菜類収穫機では、特許文献1に示されるように、引抜搬送装置の下方に落下した作物を受けて選別搬送装置に送る受け部材を配置する技術がある。
また、特許文献2に示されるように、選別搬送装置の始端部を引抜搬送装置の下方まで延長する技術がある。
特開2005−192426号公報 特開2003−143915号公報
しかしながら、特許文献1に記載される根菜類収穫機は、作物が受け部材から選別搬送装置まで移動せず受け部材に溜まってしまい、溜まっている作物と落下してきた作物とがぶつかって傷付くという問題点がある。これを防止するには、機体のカバーを外して受け部材に溜まっている人参を選別搬送装置に人手で送り出す必要があったが、その際には作業者の安全のため機体を停止させねばならず、作業者に余分な労力をかけると共に作業能率を低下させるという問題点がある。
また、特許文献2に記載される根菜類収穫機は、引抜搬送装置の下方にまで選別搬送装置が延長されていることによって、引抜搬送装置から落下した作物が溜まることはないものの、機体構成が複雑になるという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するために次の技術的手段を講じた。
請求項1記載の発明は、機体に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(70)を設け、該引抜搬送装置(70)の下方に落下した作物を受ける受け部材(42)を設け、該受け部材(42)と引抜搬送装置(70)とから作物を受けて搬送する選別搬送装置(F)を設けると共に、該選別搬送押す地(F)にて搬送される作物の選別を行う補助作業者が搭乗する補助作業座席(63)を設けた根菜類収穫機において、受け部材(42)上の作物を選別搬送装置(F)へと移動させる排出部材(67)を前記受け部材(42)上に設けたことを特徴とする根菜類収穫機とした。
従って、受け部材(42)に残った作物を選別搬送装置(F)へと移動させる排出部材(67)を受け部材(42)上に設けたことによって、受け部材(42)から作物を選別搬送装置(F)に移動させることができ、受け部材(42)に作物が溜まるのを防止することができる。
請求項2記載の発明は、前記排出部材(67)を手動操作する手動操作部材(69)を補助作業座席(63)の近くに設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機とした。
従って、請求項1の作用に加え、手動操作部材(69)を補助作業座席(63)の近傍に設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま前方の手動操作部材(69)を手動操作し、排出部材(67)を動かして作物を選別搬送装置(F)に移動させることができる。
請求項3記載の発明は、前記排出部材(67)を足踏み操作する足踏み操作部材(71)を補助作業座席(63)の下側に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の根菜類収穫機とした。
従って、請求項1又は2の作用に加え、足踏み操作部材(71)を補助作業座席の下側に設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま足踏み操作部材(71)を足で操作し、排出部材(63)を動かして作物を選別搬送装置(F)に移動させることができる。
請求項4記載の発明は、前記選別搬送装置(F)の終端部に作物を収容する収容部材(59)を載置する載置台(56)を設け、該載置台(56)に載置した収容部材(59)に選別搬送装置(F)の搬送終端部から作物を案内する案内部材(54)を回動自在に設けると共に、該案内部材(54)の補助作業座席(63)側に案内部材(54)を回動させる作動部材(55)を設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機とした。
従って、請求項1の作用に加え、選別搬送装置(F)の終端部に回動自在に設けた案内部材(54)を下り傾斜姿勢にすることによって、選別搬送装置(F)の終端部から作物を載置台(56)に載置された収容部材(59)に緩やかに排出することができる。
また、案内部材(54)を上り傾斜姿勢にすることによって、選別搬送装置(F)の終端部を塞ぐので、収容部材(59)の交換中に機体全体もしくは選別搬送装置(F)を停止させておかなくても作物が載置台(56)に落下するのを防止することができる。
そして、案内部材(54)の補助作業座席(63)側に作動部材(55)を設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま傾斜部材(54)を回動させることができる。
請求項1記載の発明によれば、排出部材(67)によって受け部材(42)に残った作物を選別搬送装置(F)に移動させられることによって、受け部材(42)に作物が溜まるのを防止することができるので、受け部材(42)に溜まった作物が引抜搬送装置(70)から落下してくる作物にぶつかって傷付くことが防止され、作物の品質が向上する。
また、排出部材(67)で作物を移動させることによって、作業者や補助作業者は作物に触れる必要がなくなるため、機体を止めなくても作物を選別搬送装置(F)に移動させることができるので、作業能率が向上すると共に、作業の安全性が向上する。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、手動操作部材(69)を補助作業座席(63)の近くに設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま前方の手動操作部材(69)を手動操作し、排出部材(67)を動かして作物を選別搬送装置(F)に移動させることができるので、補助作業者は補助作業座席(63)から移動する必要がないため労力が軽減される。
また、手動操作部材(69)を手動操作して排出部材(67)に作物を移動させることによって、作業者や補助作業者は作物に触れる必要がなくなるため、機体を止めなくても作物を選別搬送装置(F)に移動させることができるので、作業能率が向上すると共に、作業の安全性が向上する。
請求項3記載の発明によれば、請求項1又は2記載の発明の効果に加えて、足踏み操作部材(71)を補助作業座席の下側に設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま足踏み操作部材(71)を足で操作し、排出部材(67)を動かして作物を選別搬送装置(F)に移動させることができるので、補助作業者は補助作業座席(63)から移動する必要がないため労力が軽減される。
また、足踏み操作部材(71)を足で操作して排出部材(67)に作物を移動させることによって、作業者や補助作業者は作物に触れる必要がなくなるため、機体を止めなくても作物を選別搬送装置(F)に移動させることができるので、作業能率が向上すると共に、作業の安全性が向上する。
さらに、排出部材(67)を足で操作する足踏み操作部材(71)で操作することによって、補助作業者は手を自由に使うことができるので、作物の選別作業や選別搬送装置の操作に集中することができ、作業能率や作業の安全性が向上する。
請求項4記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えて、選別搬送装置(F)の終端部に回動自在に設けた案内部材(54)を下り傾斜姿勢にすることによって、選別搬送装置(F)の終端部から作物を緩やかに載置部(56)に載置された収容部材(59)に排出することができるので、作物が落下の衝撃で傷付きにくくなり、作物の品質が向上する。
また、案内部材(54)を上り傾斜姿勢にすることによって、選別搬送装置(F)の終端部を塞ぐことができるので、作物を選別搬送装置(F)の終端部に溜め置くことができ、作物が満載された収容部材(59)を載置代(56)から移動させる際、機体全体もしくは選別搬送装置(F)を停止させる必要がなくなり、作業能率が向上する。
さらに、案内部材(54)の補助作業座席(63)側に作動部材(55)を設けたことによって、補助作業者は補助作業座席(63)に着座したまま案内部材(54)を回動させることができるので、補助作業者は補助作業座席(63)から移動する必要がないため労力が軽減される。
本発明の実施の形態について説明する。
図1〜図9に示すように、実施例の一つとして示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、機体の操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側部に設けて圃場から人参を引き抜いて後方に搬送し、茎葉を切断して人参の根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下した人参を受けて機体左右他側部に汲み上げ搬送する汲上搬送部Dと、該汲上搬送部Dから搬送される人参を引き継ぎ、人参を補助作業者に選別させながら機体後部に搬送する選別搬送部Eと、汲上搬送部Dと選別搬送部Eとからなる選別搬送装置Fと、選別搬送部Eにて搬送された人参を収容するコンテナ59を設置する収容部Gと、汲上搬送部Dの受け台42に溜まった人参を選別搬送装置Fの選別搬送部Eに移動させる移動装置Hとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
まず、走行部Aの構成について説明する。
図1〜図4で示すように、機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右転輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右転輪3,3との間に取り付けた転輪4・・・の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右一対のクローラ1L,1Rを構成する。そして、該左右クローラ1L,1Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジン6の動力が伝動される油圧ミッション7から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト8,8に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ1L,1Rをクローラフレーム9に取り付けている。
次に、操縦部Bの構成について説明する。
図1〜図4で示すように、機体の右側部にフレーム10を取り付け、該フレーム10上には操縦者座席12を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル13を取り付ける。そして、該フレーム10に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー14を取り付けると共に、操縦パネル13には、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する操作レバー15を取り付けている。
上記のように、変速操作レバー14や操作レバー15のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
次に、収穫部Cの構成について説明する。
図1〜図4で示すように、左右フレーム16,16の機体前側に左右従動プーリ17,17を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ18,18を装着し、該左右従動プーリ17,17と左右駆動プーリ18,18との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト19,19を巻き掛けると共に、テンションローラ20・・・によって該左右挟持搬送ベルト19,19の機体内側面を互いに圧接させる。そして、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を取り付け、該フレーム22の後端部に回動支点Xを中心に上下回動自在な左右伝動シャフト21,21を取り付けると共に、前記左右駆動プーリ18,18を左右伝動シャフト21,21に取り付ける。また、前記クローラフレーム9とフレーム22とをシリンダ24で連結し、該油圧シリンダ24を操縦部Bの操作レバー15で伸縮させられるように取り付けて引抜搬送装置70を構成する。
また、該引抜搬送装置70の前方に、前記エンジン6の動力を伝動する駆動シャフト25によって駆動される横引起し装置27と、該横引起し装置27の前部に設ける分草杆26と、横引起し装置27から駆動力を伝動されて駆動される縦引起し装置28と、ハンドル29を回すことによって上下伸縮させられる伸縮軸30に取り付けられた転輪31と、振動フレーム32に取り付けられた振動ソイラ33とを設ける。
そして、前記引抜搬送装置70の搬送途中の下方には、人参の尻尾部を切断する切断装置65を設ける。
さらに、前記引抜搬送装置70の後下部には、左右挟持搬送ベルト19,19によって搬送されてきた人参を引き継ぎ、人参の茎葉の切断位置を揃える左右位置揃え装置34,34と、茎葉を挟持して機体後方まで搬送する左右茎葉搬送装置35,35と、茎葉を切断する左右切断装置36,36と、該左右切断装置36,36によって切断された茎葉を圃場に排出する排葉シュータ37とを設けて収穫部Cを構成する。
また、図8及び図9で示すように、該左右位置揃え装置34,34の左右位置揃えベルト72,72を回転させる左右駆動プーリ73,73と左右従動プーリ74,74との間に上下鍔75a,75bを取り付けた左右テンションプーリ75,75を回転自在に取り付ける。
上記のように、機体前側に分草杆26を備える横引起し装置27と、縦引起し装置28を設けることによって、圃場に倒伏した人参の茎葉を掻き上げながら収穫作業ができ、収穫する人参の視認性が向上するので引き抜き位置が合わせやすく、作物の抜き残しが減少するため作業能率が向上する。また、人参に振動ソイラ33等が当たって傷つくことが減るため、人参の商品価値を向上させることができる。
そして、クローラフレーム9と、左右横軸23を回動支点として上下方向に回動自在なフレーム22を繋ぐシリンダ24を、操縦部Bの操作レバー15を操作することによって伸縮させられるように構成することによって、操作レバー15の操作によって、収穫部C全体の上下高さを調節することができるから、収穫部Cの挟持始端部の位置を上下方向に調節して、圃場に植生する人参の適切な引き抜き高さに合わせて挟持始端部の位置を調節することができ、作物の抜き残しが減少して作業能率が向上する。
また、旋回時に収穫部Cを上昇させておくと、収穫部Cの下端部が圃場に接触しにくくなるため旋回動作がスムーズに行われ、作業能率が向上する。
さらに、収穫部Cの終端部に設ける左右切断装置36,36で人参から切断された排葉を圃場に排出する排葉シュータ37が、既掘り側(人参を収穫した側)に茎葉を排出するように下方傾斜姿勢に設けられていることによって、排出された茎葉が未掘り側(人参を収穫していない側)の人参の上に落ち、排葉が左右挟持搬送ベルト19,19や左右従動プーリ17,17等に絡み付いて収穫部Cを停止させ、収穫作業を妨げることが少なくなるため、作業能率が向上すると共に、人参の上に落下した排葉が収穫する人参の視認性を妨げ、人参に振動ソイラ33等が当たって傷つくことが減るため、人参の商品価値を向上させることができる。
そして、左右位置揃え装置34,34の左右位置揃えベルト72,72を回転させる左右駆動プーリ73,73と左右従動プーリ74,74との間に上下鍔75a,75bを取り付けた左右テンションプーリ75,75を取り付けたことによって、人参に付着していた泥土が左右位置揃えベルト72,72と左右従動プーリ74,74との間に入って左右位置揃えベルト72,72が滑って下降することがあっても、左右テンションプーリ75,75に取り付けた上下鍔75a,75bが左右位置揃えベルト72,72の位置を固定するので、左右位置揃えベルト72,72が外れてしまうことが防止され、作業の安全性が向上すると共に作業能率が向上する。
また、左右テンションプーリ75,75が位置する左右駆動プーリ73,73と左右従動プーリ74,74との間では、人参は左右切断装置36,36によって茎葉を切断されて下方に落下しているので、上下鍔75a,75bに人参が接触して傷付くことがないので、作物の品質が向上する。
なお、左右テンションプーリ75,75は、次のような構成のものとしてもよい。
図10(a)(b)で示すように、左右テンションプーリ75,75に螺旋状の溝部75cを刻み込む。
上記のように、左右テンションプーリ75,75に螺旋状の溝部75cを刻み込むことによって、左右テンションプーリ75,75が回転すると溝部75cが左右位置揃えベルト72,72を上方に引き上げるため、左右位置揃えベルト72,72が外れてしまうことが防止され、作業の安全性が向上すると共に作業能率が向上する。
また、図11(a)(b)のように、左右テンションプーリ75,75に螺旋状の突起75dを取り付けることによって、左右テンションプーリ75,75が回転すると突起75dが左右位置揃えベルト72,72を上方に引き上げるため、左右位置揃えベルト72,72が外れてしまうことが防止され、作業の安全性が向上すると共に作業能率が向上する。
さらに、左右駆動プーリ73,73と左右従動プーリ74,74との間に左右テンションプーリ75,75を取り付けず、左右位置揃えベルト72,72の下方への移動を防止する構成としてもよい。
図12で示すように、左右従動プーリ74,74の下部に、外側端部をテーパ形状とした下鍔76,76を取り付ける。
上記のように、外側端部をテーパ形状とした下鍔76,76を左右従動プーリ74,74の下部に取り付けることによって、人参に付着していた泥土が左右位置揃えベルト72,72と左右従動プーリ74,74との間に入って左右位置揃えベルト72,72が滑って下降することがあっても、左右従動プーリ74,74に取り付けた下鍔76,76が左右位置揃えベルト72,72の位置を固定するので、左右位置揃えベルト72,72が外れてしまうことが防止され、作業の安全性が向上すると共に作業能率が向上する。
そして、下鍔76,76の外側端部をテーパ形状としていることによって、人参が下鍔76,76に接触しても傷付きにくいので、人参の品質が向上する。
なお、図13(a)(b)で示すように、下鍔76,76を複数(4〜8個程度)に分割して割下鍔76a・・・とし、これを左右従動プーリ74,74の下部に取り付けてもよい。
上記のように、下鍔76,76を複数に分割した割下鍔76a・・・を取り付けたことによって、人参が割下鍔76a・・・に接触する回数が少なくなるので人参が傷付くことが防止され、人参の品質が向上する。
次に、汲上搬送部Dの構成について説明する。
図3〜図6に示すように、左右ローラ38,38に弾性体ベルト39を無端状に巻き掛け、前記フレーム22内から動力を受けて回転する残葉処理ローラ40を設けて構成されるクリーンコンベア41を、収穫部Cの左右切断装置36,36で茎葉を切断された人参の根部が落下する位置に設ける。そして、該クリーンコンベア41の始端側で且つ機体前側に左右切断装置36,36よりも前方で落下した作物を受ける格子状の受け台42を下り傾斜姿勢で設け、機体左右一側部で且つ該受け台42よりも機体内側にローラ43を設けると共に、左右他側部側にローラ44を設ける。また、前記クリーンコンベア41よりも機体前側で且つクリーンコンベア41に隣接させて、ローラ43と44とに弾性体ベルト45を無端状に巻き掛けて構成するクリーンコンベア41と受け台42とから人参を受けて機体左右他側方に搬送する汲上コンベア46を上り傾斜姿勢に設けることによって、汲上搬送部Dが構成される。
上記のように、クリーンコンベア41は弾性体ベルト39を無端状に巻き掛けて構成しているため、収穫部Cの左右切断装置36,36で茎葉を切断されて落下してくる人参が落下の衝撃で傷付くことが少なくなり、人参の商品価値が向上する。
また、クリーンコンベア41に設ける残葉処理ローラ40が、左右切断装置36,36で切り残された人参の残葉をちぎり取りながら汲上コンベア46に人参を搬送するため、人参の商品価値が向上すると共に、収穫作業後に人手で残葉を切除する作業を省略することができるので作業能率が向上する。
さらに、クリーンコンベア41の始端側で且つ機体前側に格子状の受け台42を下り傾斜姿勢に設けたことによって、左右切断装置36,36まで搬送される前に葉がちぎれる等して落下した人参を機外に落とすことなく受け止めることができると共に、受け止めた人参を汲上コンベア46に向かって移動させることができるので、収穫作業後に機外に落ちた人参を拾い集める作業が省略されて作業者の労力が軽減されると共に、左右切断装置36,36よりも前方で落下した人参を搬送経路に戻すことができるので、根菜類収穫機を用いた収穫作業の能率も向上する。
次に、選別搬送部Eの構成について説明する。
図3〜図7に示すように、操縦部Bの後部に左右フレーム47,47を取り付け、該左右フレーム47,47の機体前側に駆動ローラ48を回転自在に取り付け、該駆動ローラ48よりも機体後側で且つ上側に従動ローラ49を回転自在に取り付けると共に、駆動ローラ48と従動ローラ49との間にテンションローラ50を回転自在に取り付ける。そして、前記駆動ローラ48と従動ローラ49とテンションローラ50とに、複数の弾性体突起を備える弾性体ベルト51を無端状に巻き掛けて後上り傾斜姿勢の選別コンベア53を構成し、該選別コンベア53を始端部が汲上搬送部Dの汲上コンベア46の終端下方に位置するように配置する。また、前記従動ローラ49の回転軸にシュータ54を上下回動自在に取り付け、該シュータ54の機体左右外側にシュータ54を上下回動させる操作レバー55を取り付けることによって、選別搬送部Eが構成される。
上記のように、シュータ54は上下回動自在に設けられているため、シュータ54を下方回動させることにより、人参を後述する収容部Gに設置するコンテナ59に緩やかに落とすことができるので、人参の品質が向上する。
そして、シュータ54を上方に回動させると、選別コンベア53の終端側を塞ぐストッパとなるため、人参が満杯になったコンテナを交換する際、選別コンベア53を停止させなくても人参が終端部から落下することを防止することができるので、作業能率が向上する。
また、従来のようにコンテナ交換の際に選別コンベア53を停止させると、人参は選別コンベア53の始端側に溜まってしまい、汲上コンベア46の終端部から落下してくる人参がぶつかって傷付いてしまうことがあったが、シュータ54を上方回動させてストッパとし、選別コンベア53を停止させないことによって、人参は選別コンベア53の終端側に溜まるので、汲上コンベア46の終端部から落下してきた人参とぶつかって傷付くことが防止されるので、作物の品質が向上する。
さらに、シュータ54の機体左右外側にシュータ54を上下回動させる操作レバー55を取り付けたことによって、補助作業者は後述する補助作業座席63に座ったままシュータ54を上下回動させることができるので、補助作業者の労力が軽減される。
上記汲上搬送部Dと選別搬送部Eとから、選別搬送装置Fが構成される。
次に、収容部Gについて説明する。
図1〜図4で示すように、前記左右フレーム47,47の下部に左右支持フレーム57,57を設け、該左右支持フレーム57,57に伸縮自在なダンパ58の一端を取り付け、左右フレーム47,47の後下部に人参を収容するコンテナ59を設置するコンテナ置き台56を上下回動自在に且つ上り傾斜姿勢に取り付けると共に、該コンテナ置き台56にダンパ58の他端を取り付ける。そして、該コンテナ置き台56の後端部に予備のコンテナ59を設置する予備コンテナ置き台60を上下回動自在で且つ上り傾斜姿勢で取り付ける。また、前記コンテナ置き台56や選別コンベア52や右クローラ1Rよりも機体左右他側に機体前後方向に長い人参を収容したコンテナ59を積載するコンテナ積載台61を機体内側へ折り畳み自在に取り付ける。さらに、該コンテナ積載台61の機体外側に、コンテナ積載台61の上方を越えて且つ選別コンベア52に向けて屈曲させた支持フレーム62を取り付け、該支持フレーム62の上に補助作業者が着座する補助作業座席63を取り付ける。そして、前記コンテナ積載台61の後部に予備のコンテナ59を設置する第2予備コンテナ置き台64を取り付けて、収容部Gが構成される。
上記のように、上り傾斜姿勢に設けられたコンテナ置き台56に伸縮自在なダンパ58の他端を取り付けていることによって、コンテナ59に人参が収容されて重くなるにつれてコンテナ置き台56が下降するため、人参がコンテナ59の一部に偏って投入されることが防止されるので、コンテナ59交換の頻度が減少し、作業者の労力が軽減される。
また、コンテナ置き台56の後部に予備のコンテナ59を設置する予備コンテナ置き台60を設けたことによって、人参が満載されたコンテナ59がコンテナ置き台56から取り除かれるとダンパ58が伸びてコンテナ置き台56が上り傾斜姿勢に戻り、予備コンテナ置き台60に設置されているコンテナ59がコンテナ置き台56に滑り落ちて設置されるので、コンテナ59を手作業で設置する必要がなくなり、作業者の労力が軽減されると共に作業能率が向上する。
そして、機体左右外側にコンテナ積載台61を機体内側へ折り畳み自在に取り付けていることによって、圃場へ向かう際や圃場から帰る際にはコンテナ積載台61を機体内側に折り畳んで機体の左右幅をコンパクトにすることができるので、小型のトラックにも積み込みやすく、輸送性が向上する。
さらに、コンテナ積載台61の上方を越えて且つ選別コンベア52に向けて屈曲させた支持フレーム62上に補助作業座席63を設けたことによって、補助作業者は選別コンベア52に近い位置で選別作業ができるので選別精度が向上すると共に、コンテナ59がコンテナ載置台61上を移動するのを妨げないため、作業能率が向上する。
また、コンテナ積載台61の後部に第2予備コンテナ置き台64を取り付けたことによって、機体に多くのコンテナ59を搭載しておくことができるので、長時間連続して収穫作業を続けることができ、作業能率が向上する。
次に、移動装置Hについて説明する。
図5、図6で示すように、前記受け台42の機体外側の側壁65にスプリング66の一端を取り付け、該スプリング66の他端に、受け台42上に溜まった人参を選別搬送装置Fを構成する汲上搬送部Dの汲上コンベア46へと移動させる受け台42の幅Wと略同じ長さVのレーキ67を取り付ける。そして、該レーキ67に屈曲自在なワイヤー68の一端を受け台42の下方から取り付け、該ワイヤー68の他端に手動操作用の操作レバー69を取り付けて前記補助作業座席63の近傍に配置することによって、移動装置Hが構成される。
上記のように、受け台42上に溜まった人参を選別搬送装置Fを構成する汲上搬送部Dの汲上コンベア46へと移動させるレーキ67を設け、レーキ67と補助作業座席63の近傍に配置した操作レバー69をワイヤー68で連結していることによって、補助作業者は補助作業座席63に着座したままレーキ67を移動させて受け台42に溜まっている人参を選別搬送装置Fを構成する汲上搬送部Dの汲上コンベア46へと移動させることができるので、補助作業者の労力が軽減され、受け台42に人参が溜まることがないので、受け台42に溜まっている人参と引抜搬送装置70から落下してくる人参とがぶつかり合って傷付くことが防止されて作業能率が向上すると共に、機体を停止させなくても受け台42から人参を回収することができるので、作業能率が向上する。
また、レーキ67の長さVが受け台42の幅Wと略同じであることによって(V≒W)、レーキ67は受け台42上に溜まっている人参を全て移動させることができるので、作業能率が向上する。
そして、レーキ67と操作レバー69とを屈曲自在なワイヤー68で連結することによって、補助作業座席63を、例えば汲上搬送部Dの汲上コンベア46の機体後側に設けた場合でも、ワイヤー68が自在に屈曲するので操作レバー69を補助作業座席63の近傍に配置することができるので、機体レイアウトを変更してもレーキ67によって受け台42上の人参を移動させることができ、補助作業者の労力が軽減され、受け台42に人参が溜まることがないので、受け台42に溜まっている人参と引抜搬送装置70から落下してくる人参とがぶつかり合って傷付くことが防止されて作業能率が向上すると共に、機体を停止させなくても受け台42から人参を回収することができるので、作業能率が向上する。
さらに、レーキ67と側壁65との間にスプリング66を設けたことによって、補助作業者が操作レバー69から手を離すと、レーキ67はスプリング66に引っ張られることによって側壁65の近傍まで自動的に移動するため、移動装置Hを簡潔な構成にすることが出来ると共に、補助作業者がレーキ67を元の位置に戻す必要がなくなるため、作業能率が向上する。
なお、移動装置Hのレーキ67を操作する手段として、次のように構成してもよい。
選別コンベア52の下方に足踏み操作する操作ペダル71を取り付け、該操作ペダル71に一端をレーキ67に取り付けたワイヤー68の他端を取り付ける。
上記のように、手動操作用の操作レバー69の代わりに足踏み操作式の操作ペダル71の操作によってレーキ67が移動するように構成したことによって、補助作業者はレーキ67を足踏み操作で移動させながら、手で人参の選別作業や搬送コンベア52の操作を行うことができるので、作業能率を一層向上させることができる。
以下、本件人参収穫機の別実施例を説明する。
図14で示すように、コンテナ置き台56に、コンテナ置き台56からコンテナ積載台61にコンテナ59を移動させる複数の搬送補助ローラ87・・・を取り付け、該搬送補助ローラ87・・・を駆動させる複数の搬送補助モータ88・・・の入切スイッチ(図示せず)を選別搬送部Eのシュータ54に取り付ける。
上記のように、コンテナ置き台56に搬送補助モータ88・・・によって一方向に向かってのみ回転する搬送補助ローラ87・・・を取り付けたことによって、人参が満載されたコンテナ59をコンテナ置き台56からコンテナ積載台61に移動させる際、補助作業者は軽い力で、或いは全く力を使うことなく人参が満載されたコンテナ59を移動させることができるので、作業者の労力が軽減される。
また、搬送補助ローラ87・・・を回転させる搬送補助モータ88・・・の入切スイッチを回動自在なシュータ54に連結したことによって、コンテナ59を移動させるためにシュータ54を上方回動させると搬送補助モータ88・・・のスイッチが「入」になって補助搬送ローラ87・・・を回転させ、次のコンテナ59に人参を投入するためにシュータ54を下方回動させると搬送補助モータ88・・・のスイッチが「切」になって搬送補助ローラ87・・・の回転を止めるので、コンテナ59の移動作業とシュータ54の切替作業が連動され、作業能率が向上する。
そして、搬送補助ローラ87・・・が一方向にのみ回転するように取り付けられていることによって、搬送補助ローラ87・・・が逆回転して搬送中のコンテナ59をコンテナ置き台56の方に移動させることが防止され、コンテナ59は確実にコンテナ積載台61に移動されるので、作業能率が向上する。
なお、コンテナ置き台56の後部に設ける予備コンテナ置き台60にコンテナ59の有無を検出する接触センサ89を取り付けておき、該接触センサ89がコンテナ59が予備コンテナ置き台60上にないと検出した場合、搬送補助ローラ87・・・を停止させるようにすることによって、コンテナ59をコンテナ置き台56に設置する前にシュータ54を下方回動させる必要がなくなるので、人参がコンテナ59に投入されずに機外に落下することが防止され、作物の品質が向上する。
また、本実施例では接触センサ89を用いているが、これは近接センサやスイッチ等を用いてもよい。
図15で示すように、選別搬送部Eの左右フレーム47,47に第1駆動ローラ77と第1従動ローラ78とを取り付け、該第1駆動ローラ77と第1従動ローラ78とに第1選別ベルト79を無端状に巻き掛けて第1選別コンベア80を構成する。そして、該第1選別コンベア80よりも機体外側方向に第2駆動ローラ81と第2従動ローラ82とを前記第1選別コンベア80の長さよりも短い間隔で取り付け、該第2駆動ローラ81と第2従動ローラ82との間に第2選別ベルト83を無端状に巻き掛けて、第1選別コンベア80よりも短い第2選別コンベア84を構成する。また、収容部Gのコンテナ置き台56のうち、コンテナ59が設置される位置にコンテナ59の有無を検出する接触センサ85を取り付け、該接触センサ85を第2選別コンベア84の第2駆動ローラ81を回転させる駆動モータ86に連結する。
上記のように、選別搬送部Eを第1選別コンベア80と第2選別コンベア84とから構成することによって、第1選別コンベア80と第2選別コンベア84との間を通過する際に人参に付着している泥土が落ちるため、人参の品質を向上させることができる。
また、第1選別コンベア80と第2選別コンベア84の駆動を別個に切り替えることができるので、コンテナ置き台56からコンテナ59を移動させるとき等は、第2選別コンベアだけを止めることによって、汲上コンベア46から搬送される人参を第1選別コンベア80と第2選別コンベア84との間に貯留することができるので、第1選別コンベア80の搬送始端側に人参が溜まって汲上コンベア46から落下してくる人参とぶつかり合って傷付くことが防止されるので、人参の品質が向上する。
そして、コンテナ置き台56にコンテナ59の有無を検出する接触センサ85を取り付け、接触センサ85を第2選別コンベア84の駆動モータ86と連結したことによって、コンテナ置き台56にコンテナ59が設置されると駆動モータ86が作動して第2選別コンベア84が作動し、コンテナ置き台56からコンテナ59が取り除かれると駆動モータ86が停止して第2選別コンベア84が停止するようになるので、補助作業者はコンテナ59を交換する際に第2選別コンベア84の操作を行う必要がなくなるので作業者の労力が軽減される。
なお、本実施例では接触センサ85を用いているが、代わりにスイッチや近接センサなどを用いてもよい。
図16で示すように、収穫部Cの左右伝動シャフト21,21を回動支点Xを中心に上下回動自在に構成し、該左右伝動シャフト21,21に左右第1駆動プーリ89,89を取り付け、該左右挟持駆動プーリ89,89の上部に機体前側に向けて左右挟持フレーム90,90を取り付けると共に、該左右挟持フレーム90,90の前下部に左右挟持従動プーリ91,91を回転自在に取り付ける。そして、前記左右挟持駆動プーリ89,89と左右挟持従動プーリ91,91とに左右挟持搬送ベルト92,92を無端状に巻き掛けて、上下回動自在な挟持搬送装置93を構成する。また、前記左右教授従動プーリ91,91に左右ユニバーサルジョイント94,94の一端を取り付け、該左右ユニバーサルジョイント94,94の他端を左右引抜駆動プーリ95,95に取り付ける。さらに、該左右引抜駆動プーリ95,95上に左右引抜フレーム96,96を取り付け、該左右引抜フレーム96,96の前下部に左右引抜従動プーリ97,97を回転自在に取り付ける。そして、前記左右引抜駆動プーリ95,95と左右引抜従動プーリ97,97とに左右引抜搬送ベルト98,98を無端状に巻き掛けて、引抜搬送装置99を搬送終端部が左右位置揃え装置34,34の前部近傍に位置するように構成する。
上記のように、挟持搬送装置93が上下回動自在であることによって、人参の茎葉部の状態に応じて挟持搬送装置93を適切な傾斜角度に変更することができるので、春〜秋期の茎葉が丈夫なときは挟持搬送装置93と引抜搬送装置99の傾斜角度を略同じにすることによって、右切断装置36,36まで人参の茎葉部をしっかりと掴んで搬送することができ、引抜搬送装置99や挟持搬送装置93から人参が落下することが防止され、人参の品質が向上する。
一方、晩秋や初冬のように人参の茎葉が霜枯れしてちぎれ易くなっているときには、挟持搬送装置93の傾斜角度を左右位置揃え装置34,34に対して略平行となるように調節することによって、左右位置揃え装置34,34に引き継がれる際に茎葉にかかる力の向きを略同方向にすることができるので茎葉に無理な力がかかることがなくなり、左右位置揃え装置34,34から人参が脱落して落下し、落下の衝撃で人参が傷付くことが防止され、人参の品質が向上する。
図17で示すように、収穫部Cの左右伝動シャフト21,21を回動支点Xを中心に上下回動自在に構成し、該左右伝動シャフト21,21に左右第1駆動プーリ100,100を取り付け、該左右挟持駆動プーリ100,100の上部に機体前側に向けて左右挟持フレーム101,101を取り付けると共に、該左右挟持フレーム101,101の前下部に左右挟持従動プーリ102,102を回転自在に取り付ける。そして、前記左右挟持駆動プーリ100,100と左右挟持従動プーリ102,102とに左右挟持搬送ベルト103,103を無端状に巻き掛けて、上下回動自在な挟持搬送装置104を構成する。また、該左右挟持従動プーリ102,102の左右軸105,105を下方に延長し、該左右軸105,105の下端部に左右引抜駆動プーリ106,106を取り付けると共に、該左右引抜駆動プーリ106,106上に、前記左右挟持フレーム101,101よりも短い左右引抜フレーム107,107を機体前側方向に向けて取り付ける。そして、該左右引抜フレーム107,107の前下部に左右引抜従動プーリ108,108を回転自在に取り付け、該左右引抜従動プーリ108,108と左右引抜駆動プーリ106,106とに、左右挟持搬送ベルト103,103よりも短い左右引抜搬送ベルト109,109を無端状に巻き掛けて引抜搬送装置110を構成する。
上記のように、挟持搬送装置104の前下部に、挟持搬送装置104よりも短い引抜搬送装置110を構成することによって、引抜搬送装置110を圃場に植生している人参に近づけることができるので、人参が確実に挟持されて引き抜かれて作業者が収穫作業後に抜き残しの人参を人手で引き抜く作業が省略され、作業者の労力が軽減される。
また、挟持搬送装置104と引抜搬送装置110に分けて構成すると共に、引抜搬送装置110を挟持搬送装置104よりも短く構成したことによって、人参を引き抜く際に圃場面に接触するため頻繁に交換する必要のある左右引抜搬送ベルト109,109のコストを抑えることができる。
根菜類収穫機の左側面図である。 根菜類収穫機の右側面図である。 根菜類収穫機の平面図である。 根菜類収穫機の背面図である。 根菜類収穫機の要部の平面図である。 図5の別実施例を示す要部拡大平面図である。 根菜類収穫機の要部の左側面図である。 (a)根菜類収穫機の肩揃え装置の部分拡大側面図である。 (b)肩揃え装置のテンションローラの拡大側面図である。 肩揃え装置の平面図である。 (a)肩揃え装置の別実施例の部分拡大側面図である。 (b)肩揃え装置のテンションローラの拡大側面図である。 (a)肩揃え装置の別実施例の部分拡大側面図である。 (b)肩揃え装置のテンションローラの拡大側面図である。 根菜類収穫機の肩揃え装置の部分拡大側面図である。 (a)肩揃え装置のテンションローラの拡大底面図である。 (b)根菜類収穫機の肩揃え装置の部分拡大側面図である。 根菜類収穫機の別実施例の平面図である。 根菜類収穫機の別実施例の要部の左側面図である。 根菜類収穫機の別実施例の左側面図である。 根菜類収穫機の別実施例の左側面図である。
符号の説明
42 受け台(受け部材)
54 シュータ(案内部材)
55 操作レバー(作動部材)
56 載置台(コンテナ置き台)
59 収容部材(コンテナ)
63 補助作業座席
67 レーキ(排出部材)
69 操作レバー(手動操作部材)
70 引抜搬送装置
71 操作ペダル(足踏み操作部材)
F 選別搬送装置

Claims (4)

  1. 機体に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(70)を設け、該引抜搬送装置(70)の下方に落下した作物を受ける受け部材(42)を設け、該受け部材(42)と引抜搬送装置(70)とから作物を受けて搬送する選別搬送装置(F)を設けると共に、該選別搬送押す地(F)にて搬送される作物の選別を行う補助作業者が搭乗する補助作業座席(63)を設けた根菜類収穫機において、
    受け部材(42)上の作物を選別搬送装置(F)へと移動させる排出部材(67)を前記受け部材(42)上に設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記排出部材(67)を手動操作する手動操作部材(69)を補助作業座席(63)の近くに設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
  3. 前記排出部材(67)を足踏み操作する足踏み操作部材(71)を補助作業座席(63)の下側に設けたことを特徴とする請求項1又は2記載の根菜類収穫機。
  4. 前記選別搬送装置(F)の終端部に作物を収容する収容部材(59)を載置する載置台(56)を設け、該載置台(56)に載置した収容部材(59)に選別搬送装置(F)の搬送終端部から作物を案内する案内部材(54)を回動自在に設けると共に、該案内部材(54)の補助作業座席(63)側に案内部材(54)を回動させる作動部材(55)を設けたことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018050577A (ja) * 2016-09-30 2018-04-05 株式会社クボタ 作物収穫機
JP2020156417A (ja) * 2019-03-27 2020-10-01 株式会社ササキコーポレーション 地下茎作物収穫機
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