JP2017051101A - 根菜類収穫機 - Google Patents

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村並 昌実
Masami Muranami
村並  昌実
高木 真吾
Shingo Takagi
高木  真吾
英明 黒瀬
Hideaki Kurose
英明 黒瀬
伸一 松家
Shinichi Matsuie
伸一 松家
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Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

【課題】本発明は、圃場から引き抜く根菜に付着する泥土を完全に取り除いて長く収穫作業を継続出来る根菜類収穫機とすることを課題とする。【解決手段】根菜類の茎葉を挟持して引き抜き後方へ送る引抜搬送装置24を機体の前後方向に配置し、その引抜搬送装置24で吊り下げて後方へ送る根菜のひげ根を切除するひげ根カッター51を引抜搬送装置24の下方に設けた根菜類収穫機において、ひげ根カッター51の前側に根菜類の根部を左右から挟み包み込んで下方へ回動する左右一対の泥落としローラ50,50を設けたことを特徴とする根菜類収穫機とする。【選択図】図8

Description

本発明は、人参等の根菜類を収穫する根菜類収穫機に関する。
根菜類収穫機として、特許文献1に記載の構成が有る。この根菜類収穫機は、根菜類の茎葉を挟持して引き抜き後方へ送る根菜搬送装置の搬送途中に、根菜の泥落とし用回転ブラシ手段と、該回転ブラシ手段を通過した後の根菜のひげ根を切断するカッター手段とを順に設けた構成で、ひげ根を切除した根菜類を前記根菜搬送装置で収穫機後方に搬送する過程で茎葉を切断し、根部を収納箱に収納して収穫する。
特許3743201号公報
前記回転ブラシ手段は、その回転軸を根菜搬送装置の挟持搬送方向に対して直角方向に配置し、回転ブラシ手段の回転軸方向の中央部分に凹部を設け、回転ブラシ手段はカッター手段の回転方向及び根菜搬送装置の根菜の搬送方向とは反対方向に回転させることで、根菜に付着する大部分の泥土をブラシ毛で掻き落とせるが、ブラシ毛が当たらない根菜の搬送方向後側に付着する一部の泥土が落下せずに根菜搬送装置の後方まで送られて堆積し、その泥土が収穫作業の障害となっている。
本発明は、圃場から引き抜く根菜に付着する泥土を完全に取り除いて長く収穫作業を継続出来る根菜類収穫機とすることを課題とする。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1に記載の発明は、根菜類の茎葉を挟持して引き抜き後方へ送る引抜搬送装置24を機体の前後方向に配置し、その引抜搬送装置24で吊り下げて後方へ送る根菜のひげ根を切除するひげ根カッター51を引抜搬送装置24の下方に設けた根菜類収穫機において、ひげ根カッター51の前側に根菜類の根部を左右から挟み包み込んで下方へ回動する左右一対の泥落としローラ50,50を設けたことを特徴とする根菜類収穫機とする。
請求項2に記載の発明は、ひげ根カッター51と泥落としローラ50,50を軸支するひげ根処理ケース54を一体的に引抜搬送装置24の回動フレーム20に対して昇降可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機とする。
請求項3に記載の発明は、ひげ根カッター51を左右方向の回転軸45aで円筒状に回転する内刃47とこの内刃47を包む筒状外刃44を有するカッターケース43で構成し、左右一対の泥落としローラ50,50を軸支する前後方向のローラ軸50aをカッターケース43から前方へ伸ばす後軸と泥落としローラ50,50の前側に設けるフロントケース48から後方へ伸ばす前軸で構成し、後軸と前軸を分離して泥落としローラ50,50を着脱可能にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の根菜類収穫機とする。
請求項4に記載の発明は、ひげ根処理ケース54を引抜搬送装置24から離して泥落としローラ50,50が根菜類に作用しないように出来ることを特徴とする請求項2に記載の根菜類収穫機とする。
請求項5に記載の発明は、泥落としローラ50,50の前側でフロントケース48に根菜類の下部を受ける柔軟なガイドプレート53を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機とする。
請求項1に記載の発明で、引抜搬送装置24で後方へ送られる根菜の根部が左右一対の泥落としローラ50,50で包みこんで下方へ扱かれることで根部に付着する泥土が下方へ掻き落とされてひげ根カッター51に泥土が至ることが無く、泥土が引抜搬送装置24の後部に堆積することなく、根菜類の収穫が良好に行われる。
請求項2に記載の発明で、請求項1の効果に加えて、ひげ根カッター51と泥落としローラ50,50の位置関係を変更することなくひげ根処理ケース54を引抜搬送装置24の回動フレーム20に対して一体的に昇降して、収穫する根菜類の根部の位置に対応出来るので、サイズの異なる根菜類に対して泥落としローラ50,50とひげ根カッター51の位置調整が容易である。
請求項3に記載の発明で、請求項1又は請求項2の効果に加えて、ローラ軸50aの比較的短い後軸と前軸を分離して泥落としローラ50,50を取り外すので、泥落としローラ50,50の交換作業が容易になる。
請求項4に記載の発明で、請求項2の効果に加えて、根菜類に泥土が付着していない場合には泥落としローラ50,50を根菜類の根部に接触しないようにすることも可能になる。
請求項5に記載の発明で、請求項1から請求項4のいずれか1項の効果に加えて、根菜類の下端部がガイドプレート53に接触することである程度の泥土が除去されて、根菜類の泥土除去がさらに有効となる。
根菜類収穫機の側面図 根菜類収穫機の平面図 根菜類収穫機の背面図 根菜類収穫機の要部拡大側面図 根菜類収穫機の要部拡大平面図 根菜類収穫機の要部拡大図 泥落としローラとひげ根カッターの平面図 泥落としローラとひげ根カッターの側断面図 泥落としローラとひげ根カッターの動力伝動機構図 選別搬送部の側面図
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、本明細書において根菜類収穫機の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後という。
図1〜図10に示すように、実施例の一つとして示す根菜類収穫機の一種である人参収穫機は、機体を走行させる走行部Aと、操縦者が搭乗する操縦部Bと、機体左右一側で圃場から人参を引き抜いて機体後上側に搬送するとともに茎葉部を切断して人参の根部を収穫する収穫部Cと、該収穫部Cの後部から落下した人参を受けて残葉を処理しながら機体左右他側へ搬送する引継搬送部Dと、該引継搬送部Dから人参を引き継いで人参を機体後側へ搬送し、搬送中の人参を補助作業者が選別する選別搬送部Eと、選別搬送部Eから排出される人参を収容する収容部Fとから構成される。以下、各部の詳細を具体的に記載する。
まず、走行部Aの構成について説明する。
図1〜図3で示すように、機体フレーム1の下方に機体前部側の左右駆動スプロケット2,2と機体後部側の左右従動輪3,3と、該左右駆動スプロケット2,2と左右従動輪3,3との間に取り付けた複数の転輪4,4・・・の周りに左右ベルト5,5を巻き掛けて左右のクローラ6L,6Rを構成する。そして、該左右クローラ6L,6Rの左右駆動スプロケット2,2を、エンジン7の動力が伝動されるミッションケース8から左右両側に延出させた左右ドライブシャフト9,9に取り付け、一定の左右間隔を設けて左右クローラ6L,6Rを該機体フレーム1に取り付ける。
次に、操縦部Bの構成について説明する。
図1及び図2で示すように、前記機体フレーム1の右側上部に操縦部フレーム10を取り付け、該操縦部フレーム10には操縦座席11を取り付けると共に、機体前側に操縦パネル12を取り付ける。そして、該操縦パネル12に機体の前後進及び走行速度を切り換える変速操作レバー13を取り付けると共に、機体の左右旋回操作及び収穫部Cの作業高さを操作する昇降操作レバー14を取り付ける。
上記構成により、変速操作レバー13や昇降操作レバー14のような、1本で複数の操作を行える操縦部材を設けることによって、機体の操縦が容易になるため操縦者の作業を軽減することができる。
次に、収穫部Cの構成について説明する。
図1〜図3で示すように、左右引抜フレーム15,15の機体前側に左右従動プーリ16,16を回転自在に装着し、機体後側に左右駆動プーリ17,17を装着し、該左右従動プーリ16,16と左右駆動プーリ17,17との間に人参を引き抜き機体後部へと搬送する左右挟持搬送ベルト18,18を巻き掛けると共に、複数のテンションローラ19…によって該左右挟持搬送ベルト18,18を張圧し、左右挟持搬送ベルト18,18の機体内側面を互いに圧接させて人参の引抜搬送経路Rを構成する。そして、前記機体フレーム1の上方に左右横軸21を回動支点として上下方向に回動自在な回動フレーム20を取り付け、該回動フレーム20の後端部に前記左右駆動プーリ17,17に駆動力を伝動する伝動ケース22を、回動支点Xを中心として上下回動自在に取り付ける。また、前記機体フレーム1と回動フレーム20とを昇降シリンダ23で連結し、該昇降シリンダ23を操縦部Bで操作可能に取り付けて引抜搬送装置24を構成する。
また、該引抜搬送装置24の前方に人参の茎葉部を縦ラグ25aで引き起こす縦引起し装置25と、該縦引起し装置25が引起した茎葉部を横ラグ26aで掬い上げる横引起し装置26と、ハンドル29を回すと上下伸縮する伸縮ロッド30の下端部に引抜搬送装置24の下り過ぎを防止する回転自在なゲージ輪31を設ける。
さらに、図4〜図6で示すように、前記引抜フレーム15,15の機体前側下部から機体前後方向の略中間位置に亘って左右のソイラフレーム32,32を取り付け、該ソイラフレーム32,32の前側端部に左右の振動アーム33,33の前側端部を取り付ける。
そして、前記機体フレーム1の前側にエンジン7の駆動力を受けて回転する振動シャフト34を引抜搬送装置24側に向けて延出し、該振動シャフト34と該振動アーム33,33の後側端部との間に振動アーム33,33を振動させる側面視V字形状の振動ロッド35を取り付けて伝動装置Gを構成する。機体内側の振動アーム33は、振動ロッド35の下端側に回動自在に取り付ける。
そして、前記振動アーム33,33の前後方向の略中央位置に人参の周囲の土を切り解す左右のソイラ37,37を機体前側に向けて取り付け、振動アーム33,33の該ソイラ37,37の基部を取り付けた箇所の内側に人参に付着した土を落とす側面視でU字形状の左右の土落しバー38,38の基部を取り付け、該土落しバー38,38の端部側の作用部を圃場面に対して略水平姿勢に配置して、振動装置36を構成する。
なお、振動装置36を振動させる振動シャフト34の回転数は、ミッションケース8の変速動作に連動しない構成とすることによって、走行速度が低速の場合でも振動幅が変わらないので、低速作業時でも高速作業時でも左右のソイラ37,37を同じ幅で振動させることができるので、作業能率が向上するとともに、人参の周囲の土が切り解されて抜き残しが少なくなるので、収穫作業後に抜き残された人参を抜き取る作業が省略され、作業者の労力が軽減される。
また、該土落しバー38,38はピアノ線などの柔軟性に富み、且つある程度の硬さを有する円柱形の弾性材で構成し、表面をポリ塩化ビニルやスポンジ、ウレタンなどの軟質材でチューブ状に構成するカバー39,39で覆う。
なお、該カバー39,39は土落しバー38,38から着脱自在に取り付けておくと、カバー39,39が摩擦等で劣化した際、すぐに交換することができる。
また、前記土落しバー38,38の左右の間隔を機体前側が最も広く、機体後側に向かうほど狭くなるように形成するとともに、土落しバー38,38の左右幅の最も狭い部分から後方へ左右外側方向に曲げて構成する。
そして、前記左右のソイラ37,37の前端部に圃場面に垂れている茎葉を掬い上げる左右の掬上突起40,40を先端部が前記横引起し装置26の横ラグ26aよりも前方に位置するように配置する。また、該掬上突起40,40の前側に掬上突起40,40で掬い上げられた茎葉を引抜搬送装置24の挟持始端部に案内する左右の案内バー41,41を、平面視で「ハ」の字型となるように機体後側に向かうほど案内バー41,41同士の左右間隔が狭くなるように取り付ける。
なお、該案内バー41,41はピアノ線などの柔軟性に富み、且つある程度の硬さを有する円柱形の弾性材で構成すると、振動幅が大きくなり、茎葉の絡み付き防止効果が向上する。
また、図7〜図9で示すように、前記引抜搬送通路Rの下方で且つ土落しバー38,38の後端部よりも後方の掘取フレーム20の機体左右一側(機体外側)にカッターケース43を、該カッターケース43の下部に後下り傾斜姿勢の長孔43h,43hに形成した接続部43jをボルト等の固定部材43vを介して上下高さ調節自在に取り付け、該カッターケース43の上部に複数のスリット44s…を形成した円弧形状の外刃44を取り付ける。
そして、外刃44の内部下側でカッターケース43の支持台43aにモータ45を固定して、モータ軸45aに内刃47を取り付けるスポークブラケット46を固着する。
本実施例では、内刃47をスポークブラケット46に三本、約120度ずつ間隔を空けて設けているが、内刃47は三本以上に増やしてもよい。その場合、例えば内刃47を四本設けるのであれば約90度ずつ間隔を空け、六本設けるのであれば約60度ずつ間隔を空けて設けると、内刃47が等間隔で人参のひげ根に当たるので能率的にひげ根の切除作業が行える。
なお、上記モータ45は、平面視では内刃47を引抜搬送装置24の人参の搬送方向と同一方向に、側面視では時計回り(右回り)に回転させる。このモータ45は機体のバッテリから電力を受け、操縦部Bでのオン・オフ操作で駆動するが、油圧モータ等を用いてもよい。
カッターケース43の右側にはサイドケース49を設け、このサイドケース49の前側からカッターケース43の前にフロントケース48を設けてひげ根処理ケース54を構成し、フロントケース48とカッターケース43の前側間に左右一対の泥落としローラ50,50を取り付けるローラ軸50a,50aを軸支する。泥落としローラ50,50は、ブラシを植毛したロール或いはスポンジのロールで根菜類の根部を包み込むようになる。
ローラ軸50a,50aは、サイドケース49内のスプロケット51a,51bとチェン51c及びフロントケース48内のギヤ機構52で、モータ軸45aの回転が互いに逆回転するように伝動され、前側から見て左右の泥落としローラ50が左右から内側に向かって回転するので、引抜搬送装置24で吊り下げられて後方へ送られる根菜類の根部が左右中央に寄せられながら付着する泥土が下方へ落とされ、泥落としローラ50,50の回転遠心力で左右側方へ跳ね出される。
なお、泥落としローラ50,50のローラ軸50a,50aは、カッターケース43の前側とフロントケース48で支持しているために強固であるが、フロントケース48での片持ちにしても良い。
また、ローラ軸50a,50aをカッターケース43に軸支する前軸とフロントケース48に軸支する後軸を前後中間部で分離可能にすると、泥落としローラ50,50を取り外すメンテナンス作業が容易になる。
また、カッターケース43の前側と泥落としローラ50,50の後端に隙間を設けることで、泥土がその隙間で落下して外刃44内に進入することを防ぐことが出来る。
カッターケース43の下部の接続部43jに下方傾斜姿勢の長穴43h,43hを設けたことにより、固定部材43vを緩めると長穴43h,43hに沿ってカッターケース43を上下位置調節することができるので、収穫する人参の品種や収穫時期、生育状況等の条件の違いに合わせてひげ根切断装置57の上下位置を調節することができ、確実に人参からひげ根が除去されて作業者が手作業でひげ根を取り除く必要が無くなり、作業能率が向上すると共に作業者の労力が軽減される。
また、フロントケース48とサイドケース49はカッターケース43に一体的に固着してひげ根処理ケース54としているために、カッターケース43の上下位置調整に伴って泥落としローラ50,50も上下に移動して根菜類に作用する位置を調整出来るが、霜枯れした根菜類の収穫時には混在類の根部に泥土が付着していないので、最下位置にして泥落としローラ50,50が根部に当たらないようにすることも出来る。
なお、図示を省略するが、泥落としローラ50,50を上下にスイングする構成にしても良い。
フロントケース48の前側には、泥落としローラ50,50の前側に位置してゴム板からなるガイドプレート53を吊り下げて泥落としローラ50,50から外れる根菜類の下端部の泥土を落とすようにしている。
そして、前記引抜搬送装置24の後下部には、左右挟持搬送ベルト18,18によって搬送されてきた人参を引き継ぎ、人参の茎葉部の切断位置を揃える左右位置揃え装置58,58と、該左右位置揃え装置58,58から茎葉部を引き継いで挟持して機体後方まで搬送する左右茎葉搬送装置59,59と、茎葉部を切断する左右切断装置60,60と、該左右切断装置60,60によって切断された茎葉を左右茎葉搬送装置59,59の終端部から圃場に排出する排葉シュータ61とを設けて排葉搬送装置62を構成することにより、収穫部Cが構成される。
次に、引継搬送部Dについて説明する。
図1〜図3で示すように、前記茎葉切断装置60,60の下方に前後残葉処理フレーム63,63を設け、該前後残葉処理フレーム63,63の左右両側の前後間に左右残葉処理ローラ64,64を回転自在に取り付ける。そして、該左右残葉処理ローラ64,64にゴムやウレタン等の弾性体で構成する残葉処理ベルト65を無端状に巻回し、該残葉処理ベルト65の上部に人参の根部に残った残葉を残葉処理ベルト65と共に挟み込んで回転して切除する残葉処理ローラ66を取り付けて、収穫部Cから引き継いだ人参の残葉を処理しながら機体の左右一側から左右他側に搬送する残葉処理装置67を構成する。
また、該残葉処理装置67の始端側で且つ機体前側に茎葉切断装置60,60よりも機体前側に落下した作物を受ける格子状の受け台68を下り傾斜姿勢で設け、機体左右一側部で且つ該受け台68よりも機体内側に汲上搬送駆動ローラ69を設けると共に、左右他側部側に汲上搬送従動ローラ70を設ける。そして、前記残葉処理装置67よりも機体前側で且つ残葉処理装置67に隣接させて、汲上搬送駆動ローラ69と汲上搬送従動ローラ70とに汲上搬送ベルト71を無端状に巻回して、前記残葉処理装置67と受け台68とから人参を引き継いで機体左右他側に汲上搬送する汲上搬送コンベア72が構成される。
前記残葉処理装置67と上り傾斜姿勢に設ける汲上搬送コンベア72とから、汲上搬送部Dが構成される。
上記構成により、残葉処理装置67を構成する残葉処理ローラ66が、茎葉切断装置60,60で切り残された人参の残葉を千切り取りながら汲上搬送コンベア72に人参を搬送するため、人参の商品価値が向上すると共に、収穫作業後に人手で残葉を切除する作業を省略することができ、作業能率が向上する。
また、残葉処理装置67を構成する残葉処理ベルト65をゴムやウレタン等の弾性体で構成したことによって、茎葉切断装置60,60で茎葉部を切除されて人参が落下しても残葉処理ベルト66が落下の衝撃を軽減するので、落下の衝撃で人参が傷付くことが防止され、人参の品質が向上する。
そして、残葉処理装置67の始端側で且つ機体前側に格子状の受け台68を下り傾斜姿勢に設けたことによって、茎葉切断装置60,60よりも機体前側で茎葉部が千切れる等して落下した人参を、機外に落とすことなく受け止めることができると共に、受けた人参を汲上搬送コンベア72に向かって移動させることができるので、収穫作業後に機外に落ちた人参を拾い集める作業が省略されて作業者の労力が軽減されると共に、茎葉切断装置60,60よりも機体前側で落下した人参を搬送経路に戻すことができるので、作業能率が向上する。
次に、選別搬送部Eについて説明する。
図2、図3及び図10で示すように、操縦部Bの後部に左右選別搬送フレーム73,73を取り付け、該左右選別搬送フレーム73,73の機体前側の左右間に選別搬送駆動ローラ74を回転自在に取り付け、該選別搬送駆動ローラ74よりも機体後側に選別搬送従動ローラ75を回転自在に取り付ける。また、前記選別搬送駆動ローラ74と選別搬送従動ローラ75との間に選別搬送テンションローラ76を回転自在に取り付ける。そして、前記選別搬送駆動ローラ74と選別搬送従動ローラ75と選別搬送テンションローラ76とに複数の弾性体突起を備える弾性体ベルト77を無端状に巻回することによって、後上り傾斜姿勢の選別搬送コンベア78が構成される。さらに、該選別コンベア78を始端部が汲上搬送部Dの汲上コンベア72の終端下方に位置するように配置する。
また、前記選別搬送従動ローラ75の回転軸にシュータ79を上下回動自在に取り付け、該シュータ79の機体左右外側にシュータ79を上下回動させる操作レバー80を取り付けることによって、選別搬送部Eが構成される。
上記のように、シュータ79を上下回動自在に設けたことによって、シュータ79を下方回動させると人参を後述する収容部Fに設置するコンテナやフレコンバッグ等の収容容器83に緩やかに落とすことができるので、落下の衝撃で人参が傷付くことが防止され、人参の商品価値が向上する。
また、シュータ79を上方に回動させると、選別搬送コンベア78の終端側を塞ぐストッパとなるため、人参が満杯になったコンテナを交換する際、選別搬送コンベア78を停止させなくても人参が終端部から落下することを防止することができるので、落下の衝撃で人参が傷付くことが防止されて人参の品質が向上すると共に、選別搬送コンベア78の動力の入切を頻繁に行う必要がなくなり、作業能率が向上する。
また、シュータ79を上方回動させてストッパとし、選別搬送コンベア78を停止させないことによって、人参は選別搬送コンベア78の終端側に溜まるので、従来のように汲上搬送コンベア72の搬送終端部から落下してきた人参が選別搬送コンベア78の搬送始端部に滞留している人参に接触して傷付くことが防止されるので、人参の商品価値が向上する。
さらに、シュータ79の機体左右外側にシュータ79を上下回動させる操作レバー80を取り付けたことによって、補助作業者は後述する補助作業座席88に座ったままシュータ79を上下回動させることができるので、補助作業者の労力が軽減される。
次に、収容部Fについて説明する。
図1〜図3、図10で示すように、前記左右選別搬送フレーム73,73の下部に左右支持フレーム81,81を設け、該左右支持フレーム81,81に伸縮自在なダンパ82の一端を取り付ける。そして、左右選別搬送フレーム73,73の後下部に人参を収容するコンテナやフレコンバッグ、袋体等の収容容器83を設置する収容容器置台84を上下回動自在に且つ上り傾斜姿勢に取り付けると共に、該収容容器置台84にダンパ82の他端を取り付ける。
また、該収容容器置台84の後端部に予備の収容容器83を設置する予備収容容器置台85を上下回動自在で且つ上り傾斜姿勢で取り付ける。さらに、前記収容容器置台84や選別搬送コンベア78や右クローラ6Rよりも機体左右他側に機体前後方向に長い人参を収容した収容容器83を積載する収容容器積載台86を機体内側へ折り畳み自在に取り付ける。
そして、該収容容器積載台86の機体外側に、収容容器積載台86の上方を越えて且つ選別搬送コンベア78に向けて屈曲させた支持フレーム87を取り付け、該支持フレーム87の上に補助作業者が着座する補助作業座席88を取り付ける。そして、前記収容容器積載台86の後部に予備の収容容器83を設置する第2予備収容容器置台89を取り付けて、収容部Fが構成される。
上記のように、上り傾斜姿勢に設けられた収容容器置台84に伸縮自在なダンパ82の他端を取り付けていることによって、収容容器83に人参が収容されて重くなるにつれて収容容器置台84が下降するため、人参が収容容器83の一部に偏って投入されることが防止されるので、収容容器83の交換の頻度が減少し、作業者の労力が軽減される。
また、収容容器置台84の後部に予備の収容容器83を設置する予備収容容器置台85を設けたことによって、人参が満載された収容容器83が収容容器置台84から取り除かれるとダンパ82が伸びて収容容器置台84が上り傾斜姿勢に戻り、予備収容容器置台85に設置されている収容容器84が収容容器置台84に滑り落ちて設置されるので、収容容器83を手作業で設置する必要がなくなり、作業者の労力が軽減されると共に作業能率が向上する。
そして、機体左右外側に収容容器積載台86を機体内側へ折り畳み自在に取り付けていることによって、圃場へ向かう際や圃場から帰る際には収容容器積載台86を機体内側に折り畳んで機体の左右幅をコンパクトにすることができるので、小型のトラックにも積み込みやすく、輸送性が向上する。
さらに、収容容器積載台86の上方を越えて且つ選別搬送コンベア78に向けて屈曲させた支持フレーム87上に補助作業座席88を設けたことによって、補助作業者は選別搬送コンベア78に近い位置で選別作業ができるので選別精度が向上すると共に、収容容器83が収容容器積載台86上を移動するのを妨げないため、作業能率が向上する。
また、収容容器積載台86の後部に第2予備収容容器置台89を取り付けたことによって、機体に多くの収容容器83を搭載しておくことができるので、長時間連続して収穫作業を続けることができ、作業能率が向上する。
20 回動フレーム
24 引抜搬送装置
43 カッターケース
44 外刃
47 内刃
48 フロントケース
50 泥落としローラ
50a ローラ軸
51 ひげ根カッター
53 ガイドプレート
54 ひげ根処理ケース

Claims (5)

  1. 根菜類の茎葉を挟持して引き抜き後方へ送る引抜搬送装置(24)を機体の前後方向に配置し、前記引抜搬送装置(24)で吊り下げて後方へ送る根菜のひげ根を切除するひげ根カッター(51)を前記引抜搬送装置(24)の下方に設けた根菜類収穫機において、
    前記ひげ根カッター(51)の前側に前記根菜類の根部を左右から挟み包み込んで下方へ回動する左右一対の泥落としローラ(50、50)を設けたことを特徴とする根菜類収穫機。
  2. 前記ひげ根カッター(51)と前記泥落としローラ(50、50)を軸支するひげ根処理ケース(54)を一体的に引抜搬送装置(24)の回動フレーム(20)に対して昇降可能にしたことを特徴とする請求項1に記載の根菜類収穫機。
  3. 前記ひげ根カッター(51)を左右方向の回転軸(45a)で円筒状に回転する内刃(47)と前記内刃(47)を包む筒状外刃(44)を有するカッターケース(43)で構成し、前記左右一対の泥落としローラ(50、50)を軸支する前後方向のローラ軸(50a)を前記カッターケース(43)から前方へ伸ばす後軸と前記泥落としローラ(50、50)の前側に設けるフロントケース(48)から後方へ伸ばす前軸で構成し、後軸と前軸を分離して前記泥落としローラ(50、50)を着脱可能にしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の根菜類収穫機。
  4. 前記ひげ根処理ケース(54)を前記引抜搬送装置(24)から離して前記泥落としローラ(50、50)が前記根菜類に作用しないように出来ることを特徴とする請求項2に記載の根菜類収穫機。
  5. 前記泥落としローラ(50、50)の前側でフロントケース(48)に前記根菜類の下部を受ける柔軟なガイドプレート(53)を設けたことを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の根菜類収穫機。

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107455068A (zh) * 2017-09-12 2017-12-12 河南科技大学 一种大蒜收获机切根装置

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