JP5470722B2 - 根菜類収穫機 - Google Patents
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本発明の課題は、機体の前後方向又は左右方向への傾斜等によって作物を収容したコンテナが移動してもコンテナに収容した作物を放出してしまうことがなく、また、作物を収容したコンテナを移動させる作業の負担を軽減すると共に、作業を中断することなく効率よく作業を行うことのできる根菜類収穫機を提供することである。
請求項1記載の発明は、走行車体(2)の左右一側に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(3)と、該引抜搬送装置(3)から作物を受けて走行車体(2)の左右他側へ作物を選別搬送する選別搬送装置(7)と、選別搬送装置(7)の終端部に、該選別搬送装置(7)からの作物を受けて振分搬送する振分搬送装置(31)と、走行車体(2)の左右他側に振分搬送装置(31)から作物を受けて収容する収容部材(6)を載置する載置部(17)を設け、選別搬送装置(7)の搬送終端部側を上下動自在に構成した根菜類収穫機において、
振分搬送装置(31)は選別搬送装置(7)の終端部が上下動すると、これに連動して上下動する構成とし、振分搬送装置(31)に、該振分搬送装置(31)で搬送中の根菜の残葉処理ができ、少なくとも一つ以上の作物の排出位置を切替自在な搬出切替用の仕切りローラ(32)を設け、コンテナ台(17)の側面に、コンテナ(6)の脱落を防止するガード部材(45)を回動自在に設け、ガード部材(45)を、コンテナ台(17)上に載置可能なコンテナ(6)と同数だけ、コンテナ台(17)の長手方向に並べて設け、ガード部材(45)を機体側方の圃場側に回動させると、コンテナ(6)をコンテナ台(17)から圃場にスライド移動できる構成からなることを特徴とする根菜類収穫機である。
また、請求項1記載の発明によれば、振分搬送装置(31)の作物の排出位置を仕切ローラ(32)で変更することによって、作物を投入する収容部材(6)に確実に作物を移送させることができるので、作業能率が向上し、作物の収穫作業中に収容部材(6)を動かさなくてよいので作業者の労力が軽減されると共に、収容部材(6)の外あるいは収容部材(6)の壁面上部に落下して傷付くことが防止されるので、作物の品質が向上する。
さらに、選別搬送装置(7)の搬送終端部側を上下動自在に構成したことによって、振分搬送装置(31)の上下位置を変更することができるので、収容部材(6)を複数積み上げて収穫作業することができ、一度の作業での収穫量が増加すると共に作業能率が向上する。
さらに、ガード部材(45)はその基部を中心に回動自在であるので、コンテナ(6)をコンテナ台(17)上から地上に降ろすときに、ガード部材(45)を回動させて先端部を地面に接触させて根菜で満杯となったコンテナ(6)をその上からスライド降下させることができる。
そして、スプリング(44)に付勢される押さえ部材(46)を機体前側もしくは機体後側にコンテナ(6)を引き押さえて隣接コンテナ6との間に隙間(空間)が生じることを防止するため、振分搬送装置(31)の作物排出位置に対応した位置に各コンテナ(6)を設置することができるので、確実にコンテナ(6)で作物を回収することができ、作物が傷付くことが防止されて作物が向上すると共に、作物を拾い集める作業が省略されて作業者の労力が軽減される。
上記構成によれば、屈曲させたソイラ8をクローラ1aに近接させて取り付けたことによって、ソイラ8の屈曲部に集まった茎葉をクローラ1aに巻き込ませて取り除くと共に土中に混ぜ込むことができるので、ソイラ8に巻き付いた茎葉を取り除く作業が省略されてメンテナンス性を向上させることや作業者の労力を軽減することができると共に、茎葉を圃場に混ぜ込むことによって、圃場に天然の養分を供給することができるので、圃場の土質を維持することができる。
挟持搬送装置3で搬送されるニンジンの尻尾部分が前記ニンジン下部切断装置23の案内杆24を通過するときにニンジンの下部の尻尾部分が切断刃(図示せず)によって切断される。
こうしてひげ根(テール)を精度良く切断でき、また切断装置23でニンジンが詰まることや傷が付き難くなる。
さらに、ブラシローラ58の回転方向は挟持搬送装置3のベルトと平行軸で、回転方向も同方向とすることで、根菜の茎葉が切れて落下すること防ぐようにした。
また、ブラシローラ58の回転軸を挟持搬送装置3のベルト側へニンジンを持ち上げるように傾けているので、茎葉のちぎれが極力防止できる。
また、図7(c)に示すように肩揃えベルト12の上下方向の両サイドにベルトプーリ12bを一部覆うように外れ防止兼キズ付防止用のガイド12cを設けた構成を用いてもよい。
座席27は搬送コンベヤ7の側方(後方)に補助作業者が座るように設け、搬送コンベヤ7上を送られてくるニンジンを補助作業者が目視によって不良品を選り分けて良品を前述のようにコンテナ6に収穫する構成としている。
まず、根菜類収穫機は、エンジンを始動して、上述した収穫作業の開始にあたり、オペレータはソイラ8側にあるクローラ1aの前方位置に軸架している接地輪9(図1)を下降操作して接地し、作業を開始する。走行車体2の回転各部を駆動しながら挟持搬送装置3の掘り取り高さ(引き抜き位置)を予め設定し、クローラ1a,1bを伝動して走行車体2を圃場内で前進させながらニンジンの収穫作業を開始する。この場合、ソイラ8は、挟持搬送装置3と一体に下降して先端部分が土中に陥没することになる。
コンテナ台17の機体内側(走行車体2側)の長手方向側面部にコンテナ6の機体内側への移動を規制する複数の側板41・・・を回動自在(折り畳み自在)に取り付けると共に、該コンテナ台17の前後端部にコンテナ6の機体前後方向への移動を規制するコンテナ6の上下高さよりも高い前後規制ポール43,43を回動自在(折り畳み自在)に取り付ける。そして、該前後規制ポール43,43の少なくともいずれか一方の上部にスプリング44,44の基部を取り付け、該スプリング44,44の端部にコンテナ6に引っ掛けて機体前側もしくは機体後側にコンテナ6を引き押さえて隣接コンテナ6との間に隙間(空間)が生じることを防止するための押さえ部材46,46(L字形状、熊手形状、フック形、凹字形状状等、引っ掛けられる形状であればよい)を取り付ける。
スプリング44は強力なスプリングを用い、押さえ部材46,46はコンテナ6の側壁上部もしくは穴部に引っ掛けてコンテナ6をコンテナ台17の前側もしくは後側へ引っ張る。
さらにコンテナ台17の走行車体2側とは反対側の長手方向の側面部の各コンテナ設置位置に各コンテナ6に対応させてコンテナ6と同数の逆U字状のガード部材45をコンテナ台17に配置し、該ガード部材45を走行車体2の外側へ回動可能とした。逆U字状のガード部材45はその基部を中心に回動自在であるので、コンテナ6をコンテナ台17上から地上に降ろすときに、該逆U字状のガード部材45を回動させて先端部を地面に接触させてニンジンで満杯となったコンテナ6をその上からスライド降下させることができる。このとき、コンテナ台6の機体外側端部で且つガード部材45の前後両側に前後ガード支持アーム45a,45bの基部を取り付け、該前後ガード支持アーム45a,45bの端部をガード部材45に切り欠いた溝部に引っ掛けて支持する。
図2に示すように、残葉処理装置35の残葉クリーナベルト36の移動方向と搬送コンベア7の移動方向は同一であるが、図13に示すように搬送コンベア7の搬送終端側下部で且つ機体前側にシュータ48を(機体上下方向に)回動自在に設け、該シュータ48の下方に仕分コンテナ6’と該仕分コンテナ6’の置台50(前後移動自在)を配置している。そして搬送コンベア7の後方の座席27に座った補助作業者は、搬送コンベア7上を搬送されている残葉処理されたニンジンのなかで傷物や極小、奇形など品質に問題のあるニンジン(B級品)を選別してシュータ48から仕分コンテナ6’に移して、品質に問題のないニンジンと選別作業をすることができる。
このように走行車体2内をコンパクトにまとめているので、ニンジンを収穫している過程で、ニンジンの品質ごとに選別ができ、根菜収穫機がニンジンを収穫し終えたときには全てのコンテナ6に選別されたニンジンがそれぞれ搬入し終えた状態になるので、収穫作業能率が高い。
3 挟持搬送装置 4 操縦席
5 収穫根菜類処理装置 6 コンテナ
6’ 仕分コンテナ 7 搬送コンベア
8 堀起し刃(ソイラ) 8a 棒状体
8b プレート 8c 掘起こし板
9 接地輪 10 走行ミッション装置
11 駆動スプロケット 12 肩揃えベルト
12a 穴 12b ベルトプーリ
12c ガイド 13 葉茎切断装置
14 排葉ベルト 17 コンテナ台
20 振動器 21a クランクロット
21b 揺動アーム 23 根菜下部切断装置
24 案内杆 26 タッピングベルト
27 座席 28 縦引起し装置
28a 引起しラグ 29 横引起し装置
29a 分草具 30 機体フレーム
31 振分搬送装置 32 仕切板
33 リンクフレーム 34 油圧シリンダ
35 残葉処理装置 36 残葉クリーナベルト
37 残葉ローラ 38 重量センサ
39 ロッド 41 側板
42 排葉シュータ 43 規制ロッド
44 スプリング 45 逆U字状のガード
45a 前ガード支持アーム 45b 後ガード支持アーム
46 押さえ部材 47 モータ
48 シュータ 50 置台
51 レール 53 均しベルト
55 スプリング 56 アーム
57 テンションローラ 58 ブラシローラ
100 制御装置
Claims (2)
- 走行車体(2)の左右一側に圃場から作物を引き抜き搬送する引抜搬送装置(3)と、該引抜搬送装置(3)から作物を受けて走行車体(2)の左右他側へ作物を選別搬送する選別搬送装置(7)と、選別搬送装置(7)の終端部に、該選別搬送装置(7)からの作物を受けて振分搬送する振分搬送装置(31)と、走行車体(2)の左右他側に振分搬送装置(31)から作物を受けて収容する収容部材(6)を載置する載置部(17)を設け、選別搬送装置(7)の搬送終端部側を上下動自在に構成した根菜類収穫機において、
振分搬送装置(31)は選別搬送装置(7)の終端部が上下動すると、これに連動して上下動する構成とし、振分搬送装置(31)に、該振分搬送装置(31)で搬送中の根菜の残葉処理ができ、少なくとも一つ以上の作物の排出位置を切替自在な搬出切替用の仕切りローラ(32)を設け、
コンテナ台(17)の側面に、コンテナ(6)の脱落を防止するガード部材(45)を回動自在に設け、
ガード部材(45)を、コンテナ台(17)上に載置可能なコンテナ(6)と同数だけ、コンテナ台(17)の長手方向に並べて設け、ガード部材(45)を機体側方の圃場側に回動させると、コンテナ(6)をコンテナ台(17)から圃場にスライド移動できる構成からなる
ことを特徴とする根菜類収穫機。 - コンテナ台(17)の前後両端部に、コンテナ(6)の上下高さよりも高い前後規制ポール(43,43)を取り付け、
該前後規制ポール(43,43)の少なくともいずれか一方の上部にスプリング(44,44)の基部を取り付け、該スプリング(44,44)の端部にコンテナ(6)に引っ掛けて機体前側もしくは機体後側にコンテナ(6)を引き押さえて隣接コンテナ(6)との間に隙間が生じることを防止するための押さえ部材(46,46)を取り付け、
振分搬送装置(31)の作物の排出位置に対応した位置に各コンテナ(6)を位置させる構成とした
ことを特徴とする請求項1記載の根菜類収穫機。
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