JP2004033041A - 野菜収穫機 - Google Patents
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Abstract
【課題】空コンテナ載置台の設置を工夫して、機体全体ができるだけコンパクトになるようにすることを課題とする。
【解決手段】機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた野菜収穫機において、前記野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに前記野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておく空コンテナ載置台3を設け、該空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置した構成とする。
【選択図】図1
【解決手段】機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた野菜収穫機において、前記野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに前記野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておく空コンテナ載置台3を設け、該空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置した構成とする。
【選択図】図1
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、野菜を圃場から収穫してコンテナに収容する野菜収穫機の技術分野に属する。
【従来の技術】
従来、例えば人参や大根等の根菜を収穫するために、機体を自走させる走行装置を設け、該走行装置により機体を前進させているときに圃場の野菜を挟持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナを置く野菜収容部を設けた構成とした野菜収穫機があった。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の野菜収穫機には、効率よく作業を進めるために、野菜収容部に置いたコンテナが野菜で満杯になったときあらたに野菜収容部に置く空のコンテナを複数載置しておく空コンテナ載置台を設ける必要があるが、この空コンテナ載置台を機体上に設置すると機体の全高が高くなってしまい、また、機体の周囲に設置すると機体幅が大きくなってしまい、機体の小型化の妨げになっていた。そこで、この発明は、空コンテナ載置台の設置を工夫して、機体全体ができるだけコンパクトになるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術手段を講じた。
請求項1記載の発明は、機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた野菜収穫機において、前記野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに前記野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておく空コンテナ載置台3を設け、該空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置したことを特徴とする野菜収穫機とした。
請求項2記載の発明は、前記空コンテナ載置台3を、その前部側が前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が前記搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、前記野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜収穫機とした。
【作用】
この発明は、走行装置5により機体が前進走行し、この前進中に搬送装置1が圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する。そして、搬送装置1により機体上に搬送された野菜は野菜収容部17に置かれたコンテナ2の中に収容される。野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったとき、あらたに野菜収容部17に置く空のコンテナ2は、空コンテナ載置台3上に複数載置しておく。搬送装置1は、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜しており、空コンテナ載置台3は、その搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように位置している。また、請求項2記載の発明では、空コンテナ載置台3の前部側が搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置する。そして、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wが位置し、この搭乗部Wに作業者が搭乗して野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う。
【発明の効果】
本発明の野菜収穫機は、空コンテナ載置台を設けたので、効率よく野菜収穫作業を進められ、しかも、空コンテナ載置台3は、搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置したので、前後に傾斜して設けた搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方にある空間をうまく利用して空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、よって、機体全体をできるだけコンパクトにできるものとなった。
そして、請求項2記載の発明では、更に、空コンテナ載置台3を、その前部側が搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けたものなので、空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、且つ、空のコンテナ2を野菜収容部17に容易に移動できて野菜収容部17のコンテナ交換作業が容易に行えて更に作業能率の良好なものとなる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態として図1、図2に示した人参等の根菜収穫機について説明する。なお、本明細書では、前後左右の方向を、機体の前進方向を前方、その反対側を後方、前方に向かって見た状態で右手側を右方、左手側を左方として説明する。
この根菜収穫機は、機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜の一部を保持(根菜の茎葉部の基部を挟持)して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた構成としている。従って、この根菜収穫機は、走行装置5により機体が前進走行し、この前進中に搬送装置1が圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する。そして、搬送装置1により機体上に搬送された野菜は野菜収容部17に置かれたコンテナ2の中に収容されるものとなる。
走行装置5は、駆動回転する左右一対のクローラ10により構成している。このクローラ10の駆動機構は、まず、操縦座席11の下側に配置したエンジンの動力が、前部の低位置に設けた走行変速装置8に伝動し、該走行変速装置8から左右両側に延出させた走行駆動軸が駆動回転し、この走行駆動軸の左右外端部に取り付けた駆動スプロケット9が駆動回転してクローラ10が駆動される構成となっている。クローラ10は、駆動スプロケット9と機体後部側に支持した転動スプロケット、そして、駆動スプロケット9と転動スプロケットとの間に取り付けた転輪の周りに巻き掛けて取り付けている。尚、走行装置5は、クローラタイプをホイールタイプに換えて機体を自走させる構成としても良い。
搬送装置1は、野菜の一部を保持(根菜の茎葉部を挟持)して搬送する搬送作用部として左右挟持搬送ベルト1a,1aを備える。この左右挟持搬送ベルト1a,1aは、機体前部側の左右に軸架した左右遊動プーリ18,18と、機体後部側の左右に設けた左右駆動プーリ19,19と、両プーリの前後間に適宜設けたローラとに巻き掛け、且つ、当該左右挟持搬送ベルト1a,1aの互いに左右対向する周側面が互いに圧接する状態で回転するように構成している。左右駆動プーリ19,19がエンジンからの動力を受けて駆動回転すると左右挟持搬送ベルト1a,1aが互いに圧接するベルト面が後方に移動するよう互い反対方向に回転して、左右のベルト1a,1aの互いに圧接するベルト面の間に、野菜の一部を保持し搬送する(根菜の茎葉部の基部(根部の肩に近い部分)を挟持して吊り下げ状態で搬送する)ものとなる。搬送装置1の後部は機体後部側で左右横軸回りに回動自在に取り付け、そして、油圧シリンダ等の駆動手段によって搬送装置1の前部を昇降駆動できる構成としている。従って、搬送装置1の搬送作用部の搬送始端部を地面の高さ変動、搬送作用部が保持しようとする野菜の一部の状態に合わせて、容易に上下調節できる。
上記搬送装置1には、野菜の不要部分を必要部分から取り除く(根菜の茎葉部を切断して根部から取り除く)ために切断する切断装置13も設けている。また、この実施例のように、特に、人参等の根菜収穫機にあって、左右挟持搬送ベルト1a,1aで野菜を搬送する途中で野菜の保持位置を揃えるための調整ベルト12,12(根菜の根部の肩部の位置を揃える肩揃えベルト)を、左右挟持搬送ベルト1a,1aの終端部分の下方に略水平姿勢で左右一対に設けている。そして、切断装置13は、その調整ベルト12,12の搬送終端部後方に左右一対の円板状の切断刃を配置して設けた構成とし、ベルトに挟持されて搬送されてきた根菜の茎葉部の基部をこの切断装置13が切断し、切断された根菜は下方に落下する。また、切断装置13により根菜の茎葉部の基部を切断する際にその切断位置が根菜の根部の肩部上方設定位置になるように根菜の茎葉部を引き続き挟持するタッピングベルト20を切断装置13の上方側に配置する。タッピングベルト20の更に上方に切断された根菜の茎葉部を引き続き挟持して後方に搬送し、機外(機体後方)に排出する排葉ベルト14を設ける。尚、図中符号23は縦引起し装置、24は横引起し装置、25は前後に振動するソイラである。
ところで、搬送装置1の搬送作用部は、上記では挟持搬送ベルトを用いた構成としているが、外周にらせん状の溝を有し前後方向に軸心が延びる左右の回転搬送軸を設けた構成のものとしても良い。
また、搬送装置1は、その搬送作用部前端の搬送始端部が機体前部側低位置(地面近く)に位置させ、搬送作用部後端の搬送終端部が搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設ける。そして、搬送装置1による水平後方への野菜の搬送速度は、機体の収穫作業時における前進速度と大きさは略同一となるように設定する。従って、機体の前進とともに搬送装置1は、野菜の一部を保持(人参の茎葉部を挟持)して機体の後方且つ上方に斜めに搬送していくが、地面に対しては野菜を圃場から上方に搬送して取上げていく(人参等の根菜の収穫にあっては、人参等を土中から上方に引き抜いていく)ことになる。
そして、この人参収穫機は、上記走行装置5を備えた機体の左右一側部に搬送装置1を機体前部側から後部側にかけて配置し、その左右反対側部に操縦座席11を設けた操縦部Cを配置した構成としている。搬送装置1は、野菜の一部を保持して機体の後方且つ上方に斜めに搬送して野菜を圃場から取上げていくので、搬送装置1を上記のように機体の左右一側部に前後に長く設けて搬送方向の後方への上がり傾斜をできるだけ緩やかに設定でき、よって、野菜の上方搬送速度を小さくして適確な野菜の取上げ(人参等の根菜の確実な引き抜き)ができて、適確な野菜の収穫作業が行える。
また、搬送装置1を機体の左右一側部に機体前部側から後部側にかけて配置する一方、操縦部Cは搬送装置1を配置している側とは左右反対側部に配置することで、機体構成をコンパクトにできる。更に、操縦部Cを機体前部に設けているので、前記搬送装置1の挟持始端部を操縦部Cに乗車した操縦者が容易に確認できて、圃場に列状に生育している野菜に対し搬送装置1の挟持始端部が適確に位置するよう機体の走行位置を操作することが容易に行える。
搬送装置1により機体上に搬送された野菜は、野菜収容部17に置かれたコンテナ2内に収容される構成としている。なお、この実施例では、野菜収容部17は、コンテナ2を載置するコンテナ載置台として構成している。また、この野菜収容部17は、搬送装置1の搬送終端部付近に配置して、搬送装置1から直接野菜を受け取るように構成することもできるが、この実施例では、野菜収容部17を、機体の左右方向にあって搬送装置1が配置されている側とは反対側に向って(機体左側から右側に向って)移送する移送装置を設け、該移送装置が、前記搬送装置1により搬送された野菜を受けとって上記のように配置された野菜収容部17に向けて移送し、野菜収容部17に置かれたコンテナ2内に収容させる構成としている。
従って、搬送装置1を、根菜収穫用に上記の如く、前記調整ベルト12、切断装置19、タッピングベルト20、排葉ベルト14を搬送装置1の後部に設けた構成とした場合に、また、搬送始端部の高さ調節を可能にすべく搬送装置1を横軸回りに回動自在に支持する構成にした場合に、搬送装置1の野菜の搬送終端部付近に、コンテナ2の交換作業が容易に行えるようにした野菜収容部17を配置するに十分な空間を容易に確保し難くなるが、上記のように移送装置を設けて、その移送装置の移送終端部付近に野菜収容部17を設けることで、コンテナ2の交換作業が容易に行えるような空間に野菜収容部17を配置でき、しかも、機体の小型化にも有利なものとなる。
搬送装置1から野菜収容部17に野菜を移送する上記移送装置は、この実施例では、切断装置13の下方に位置し機体の左右内側方向に野菜を移送する第一移送コンベア15aと、該第一移送コンベア15aの前側に並行するように位置して第一移送コンベア15aの移送方向と同方向に野菜を移送する第二移送コンベア15bと、該第二移送コンベア15bの搬送終端部から機体後方に向けて延びて同方向に野菜を移送する第三移送コンベア16とを備えた構成としている。搬送装置1によって搬送された野菜(搬送装置1に設けた切断装置13によって茎葉部が切断されて落下した根菜)は、第一移送コンベア15a上に受けられ機体の左右内側方向に移送され第二移送コンベア15b上に排出され、更に、第二移送コンベア15bによって同方向(機体右側方向)に移送され、次いで、第三移送コンベア16によって機体後方に向けて移送されて、第三移送コンベア16の移送終端部後方に配置した野菜収容部17上に載置したコンテナ2内に排出される。
なお、第一移送コンベア15aを平坦な面を有するベルトコンベアで構成し、その移送下手側のベルト上面に下側がベルト回転方向と同方向に向って駆動回転する残葉処理ローラ15cを、該ローラ前端部側が後端部側に比べて左右方向において機体内側になるように平面視傾斜状態で配置し、ローラー周面の下端がベルトコンベア上面に僅かに浮いた状態で設けている。従って、第一移送コンベア15aによって根菜が移送されて残葉処理ローラ15cに当ると、第一移送コンベア15aの前側に配置した第二移送コンベア15b上に排出されるようになるが、切断装置13によって切断された後に根菜の根部側に残っている茎葉部の基部から伸びている葉(残葉)は、第一移送コンベア15aのベルト上面と残葉処理ローラ15cとの間に引き込まれて取り除かれることになる。よって、平坦な面を有するベルトコンベアで構成した第一移送コンベア15aと上記残葉処理ローラ15cによって残葉処理装置を構成している。但し、収穫する野菜の種類や作業形態にあわせて、この残葉処理装置を装備しない構成としても良く、その場合は、第一移送コンベア15aと第二移送コンベア15bの何れか一方のみ用いて第三移送コンベア16に移送するように構成する。
また、野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを野菜収容部17の近傍に設けている。また、この搭乗部Wは、第三移送コンベア16の近傍にも配置しているので、第三移送コンベア16により移送中の野菜から不良野菜を取り除くなどの選別作業も行える。搭乗部Wには、作業者が機体上に容易に搭乗し作業が行えるようステップ6aとシート6bを設けている。更に、搭乗部Wの左右方向機体外側部に機体前部から機体後部にわたってコンテナ2を前後一列に複数載置できるキャリヤ22を設けていて、このキャリア22上に野菜が満杯のコンテナ2を載置しながら収穫作業を進めることで能率よく作業が行えるものとなる。このキャリア22は、機体内側に回動可能に取り付けて折畳み可能な構造等にすることで機体内側に収納可能に設けると、機体の小型化を図ることができ、前後方向の移動を容易にするコロを設けると、野菜を収容したコンテナ2を順次機体前方側に移動させていくのが容易にできて作業性が向上する。
また、本実施例の野菜収穫機は、搬送装置1を機体の左右一側部に機体前部側から後部側にかけて配置し、搬送装置1を配置している側とは左右反対側の前部に操縦部Cを配置し、また、搬送装置1から受け継いで操縦部Cを設けている側に向って野菜を移送する移送装置(第一移送コンベア15a,第二移送コンベア15b)を設け、該移送装置より引き継いで操縦部Cの後方にあって機体後方に向けて野菜を移送するコンベア(第三移送コンベア16)を設け、該コンベア16の機体平面視左右方向外側近傍に、野菜収容部17のコンテナ交換作業及びコンテナ収容前の移送中の野菜の選別作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wのステップ6aを設けるとともに、該コンベア16の移送終端部後方近傍に野菜収容部17を設け、更に、搭乗部Wのステップ6aの機体平面視左右方向外側近傍に、機体前部から機体後部にわたってコンテナ2を前後一列に複数載置できるキャリヤ22を設けた構成としている。機体平面視で、搬送装置1後部の左右方向機体内側と操縦部Cの後側とキャリヤ22の左右方向機体内側の機体上領域を効率的に利用して、上記搭乗部Wと、野菜収容部17と、搬送装置1から野菜収容部17へ野菜を移送する移送装置とを、コンパクト且つ搭乗部Wでの作業性が良好となるように配置することができ、よって、小型で能率が良く、野菜収容部17のコンテナ交換作業及びコンテナ収容前の移送中の野菜の選別作業などの作業が機体上に搭乗して容易に能率よく行え、全体として高能率の収穫作業が行えるものとなった。また、搭乗部Wにシート6bを設け、該シート6bをキャリヤ22の上方にオーバーラップさせ、且つ、キャリヤ22上のコンテナ2がシート6bの下方を前後に通過可能な空間を設けて配置した構成となっている。従って、搭乗部Wでの作業性が容易に行えるようシート6bを設けながらも、機体はコンパクトに構成できる。
また、この野菜収穫機は、空コンテナ載置台3を設けている。この空コンテナ載置台3上に、野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておけるので、空コンテナ2を機外から持ち込む頻度が少なくなって、その分、効率よく野菜収穫作業を進められる。しかも、この空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置している。従って、前後に傾斜して設けた搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方にある空間をうまく利用して空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、よって、機体全体をできるだけコンパクトにできる。
更に、空コンテナ載置台3を、その前部側が前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が前記搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、前記野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けた構成とする。よって、空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、且つ、空のコンテナ2を野菜収容部17に容易に移動できて野菜収容部17のコンテナ交換作業が容易に行えて更に作業能率の良好なものとなる。そして、図示のように、空コンテナ載置台3の後部側が前部側より低くなるように設けているので、空コンテナ載置台3の後部側から空コンテナを取出せば隣の空コンテナが自動的に空コンテナ載置台3の後部側に移動し、空コンテナ載置台3からの空コンテナの取出しが迅速且つ容易に行えるようになる。
なお、図面に示した空コンテナ載置台3の具体構成は、支持枠3aを長方形に枠組みして複数個の空コンテナ2を前後列状に載置できるように形成し、後部の搭乗部W側は、一箱分のコンテナを搭乗部W側に容易に引き出せるよう左右側部で立ち上がった部分がないように構成し、ここをコンテナ取出部4として設けている。
上記根菜類収穫機の作用について説明すると、まず、エンジンを始動して、機体の回転各部を駆動しながら搬送装置1の堀取り高さを予め設定し、クローラ10を伝動して車体5を圃場内に前進させながら人参の収穫作業を開始する。
すると、圃場に植えられている人参は、前部で地面に接するような低い位置から前進方向に突出して上方へ回転している縦引起し装置23の作用圏内に達した葉茎部分が倒伏状態から上方に誘導案内され、更に、横引起し装置24の作用を受けて引き起こされる。続いて、ソイラ25は、土中で振動を続けながら車体5の前進につれて人参の側部に達し、周囲の土壌を振動によってほぐして引き抜き易い状態にして、その人参を挟持ベルト1a、1bの始端部が挟持して上方へ引き抜き作用する。このようにして、人参は、左右一対の挟持ベルト1a、1bに挟持されて上方に搬送され、肩揃えベルト12に達して持ち換えられ、後方に搬送方向が変更され、タッピングベルト20に達して受け継ぎ搬送されながら、葉茎切断装置13によって葉茎と果肉部とが切断される。落下した人参(果肉部)は、果肉部に残葉があれば残葉処理作用を受けた後、搬送ベルト15上に達し、車体5に対して横方向(右方向)に送られながら選別コンベヤ16に受け継ぎ供給される。そして、選別コンベヤ16上を搬送される過程で搭乗部Wに搭乗した作業者によって不良品の選り分けが行われ、コンベヤ16の終端部から良品のみがコンテナ2に充填される。以上のように収穫作業を続け、人参を収穫したコンテナ2が満杯になると、作業者は、まず、コンテナ2をキャリヤ22側に移動し、上側の空コンテナ載置台3の取出部4から空のコンテナ2を取り出して野菜収容部17に載置する。このようにして、根菜類収穫作業は、連続的に行なうものである。
上述のように、本発明に係る実施例は、根菜類収穫機の車体5上に、多くの空のコンテナ2を予備として搭載できるから連続作業が可能となっている。そして、根菜類収穫機は、長手形状の空コンテナ載置台3を車体5上に搭載するにあたり、収穫搬送装置の上方空間と横側空間とを有効に利用しているから、比較的低い位置に配置することができ、機体の重心位置が高くならず、走行の安全性を確保できるものとなっている。又、実施例の場合、補助作業者がコンテナ交換をやり易いように、コンテナ取出部4を、選別コンベヤ16の横にある座席6の上方に近ずけて配置しているから、大変楽に作業ができる。
つぎに、図3に示した例について説明する。
本例は、空コンテナ載置台3の後部に構成したコンテナ供給装置30に関するものである。上述した本件発明の構成は、補助作業者は、コンテナ取出部4から空コンテナ2を手作業で取り出す構成であるが、本例は、レバー31の押し操作で底板32、32’が開いてコンテナ2が自動落下する構成としている。すなわち、底板32、32’は、左右一対からなり、外側を回動自由に枢着して設け、操作レバー31を押せばロット33、揺動アーム34、連動筒35を介して左右が連動して観音開きに開放する構成にしている。なお、36は復帰スプリング、37は後続のコンテナ2’を止めるストッパーであって、底板32、32’が開けば、連動してコンテナ2’側に回動して後続のコンテナ2’を外側から押圧して移動をストップする構成としている。本例は、以上の構成であるから、下側のコンテナ台まで空コンテナ2を案内するガイド装置を設けることにより空コンテナ2の自動供給ができる特徴がある。
つづいて図4に示した例について説明する。
本例は、作業者が選別作業位置から作業速度(根菜類収穫機の作業走行速度)を変速操作できるように構成したものである。まず、根菜類収穫機は、上記で説明したが、車体5の前部右側に操縦座席11を設け、後部右側にある選別コンベヤ16の外側部にはステップ6a及び座席6bを備えた作業者用の搭乗部Wを設けた構成にしている。作業者は、従来装置では、コンテナ交換のために選別コンベヤ16のクラッチを断続操作して選別コンベヤ16の停止操作及び作動開始操作ができる構成にはなっていたが、作業速度は操作できない構成であった。そのため、高速で作業している場合には、作業者のコンテナ交換が作業速度に見合う早さで行うことができず、その結果、選別コンベヤ16の前側(搬送始端部側)に未選別の根菜類が山積状に溜ってしまい、作業再開時に適確な選別作業が行えない問題が発生していた。そこで、本例では、選別作業位置から作業者が収穫機の作業速度(走行速度)を変速できる構成にしたものである。
本例は、図面に示すように、選別コンベヤ16の側部に操作レバー40を設け、該操作レバー40を操縦座席11の側部にある主変速レバー41に連動装置42によって接続し、前記操作レバー40を操作すると主変速レバー41が連動して車速が変速操作される構成としている。本例の場合、主変速レバー41は、図示しない油圧無段変速装置の変速レバーであって、前側に操作すれば高速になり、後側に操作すれば低速に変速される構成としている。なお、連動装置42は、操作ワイヤーを使用するが、ロットとワイヤーとを適宜組み合わせて構成することは自由である。
以上のように構成すると、作業者は、満杯に達したコンテナを交換をするとき、まず、選別コンベヤ16を停止して、更に、前記操作レバー40を減速側に操作すると、操縦座席11のオペレータに関係なく車速を減速することができ収穫作業速度を遅くできる。このように、作業者が、収穫作業速度をコンテナの交換に合わせて選択できるから、選別コンベヤ16の前側に選別待ちの根菜類が溜まって選別作業再開時に選別が適確に行えなくなる問題が発生しない。上記操作レバー40を、選別コンベヤ16のクラッチレバーと兼用する構成にすれば、操作性も向上する。
次に図5〜7に示した例について説明する。
本例は、キャリアに関するものであって、後方にスライドして引き出して空コンテナを載置する補助キャリアを設けたものである。
まず、補助キャリア60は、図7に示すように、左右のスライド支持杆61、61’に複数の横杆62を所定間隔ごとに配列して連結し、コンテナ2を載置できる構成とする。そして、支持筒63、63’は、上記スライド支持杆61、61’を挿入して摺動自由に支持できる筒状にして、内側に横杆62が移動できるスリット64を筒の長手方向に沿わせて形成し、車体5のキャリア65の下側に取り付けて構成している。
このように構成した補助キャリア60は、支持筒63、63’から後方に引き出して空コンテナ2を載置することができるものであって、作業が終了すると前側にスライドしてキャリア65の下側に収納することができる。
また、図6及び図7に示す補助キャリア60は、車体5のキャリア65の両側に設けたレール66、66’にサイド枠67、67’を嵌合して摺動自由に構成している。そして、補助キャリア60は、図面に示すように、サイド枠67、67’の下面に沿わせて長手方向にラック68を設け、このラック68を、車体5のキャリア65側に軸架している駆動ピニオン69に噛合してモータ70によってスライドする構成としている。なお、モータ70は、操作スイッチを補助作業者の座席6の近くに装置し、ON、OFF操作で駆動ピニオン69への動力を断続できる構成としている。
以上のように、本例は、収穫作業に際し、補助キャリア60を後方に引き出して空コンテナ載置台として使用し、作業終了後には、キャリア65側に収納して車体の全長を通常の長さにすることができる。このように本例は、補助キャリア60によって、空コンテナの搭載量が増えコンテナ交換が楽になり連続作業が可能となって作業性が向上することができた特徴がある。そして、図6及び図7に示す例では、作業者のスイッチ操作によってモータ70を駆動して自動的に補助キャリア60のスライド操作ができる優れた利点がある。
次に図8に示した例について説明する。
本例は、根菜類収穫機において車体の外側に張り出した状態にして設けるキャリアを路上走行時等に折り畳み収納する装置に関するものである。
まず、根菜類収穫機は、車体5の右側側部に沿わせて前後方向に折り畳み可能にキャリア55を設け、作業中に外側に開いて収穫した根菜類を充填した複数のコンテナ56を搭載する構成としている。そして、座席57は、選別コンベヤ16上を搬送される根菜類を目視によって選別する補助作業者が座る構成としている。58はガード枠である。そして、座席57は、図8に示すように、不使用時には上側に折り畳み可能に枢着し、ロット59によって、キャリア55と連動可能に連結した構成としている。そして、ガード枠58は、単独で上側に折り畳んで係止できる構成としている。根菜類の収穫作業時には、ガード枠58と、座席57と、キャリア55とを、図8に示す実線の位置に開いて収穫作業を行なう。そして、作業が終了して路上を走行するときには、まず、ガード枠58を折り畳んだ後、キャリア55を上側に折り畳むと、ロット59を介して座席57が連動されて上方に回動し、それぞれが図8に示す仮想線の位置に折り畳まれて収納される。
このように、本例では、キャリア55を上方に折り畳むことによって、座席57が連動して同方向に折り畳み収納できる特徴がある。そのため、根菜類収穫機は、車幅がキャリア55の幅だけ狭くなり、路上を安全に走行できると共に運搬(トラックに搭載)や格納が有利になる実用的効果を有する。
次に図9〜10に示した例について説明する。
本例は、選別コンベヤ16の上方空間を利用して空コンテナ載置台75を設け、作業者が空コンテナを取り出してコンテナ交換が容易にできる装置に関するものである。まず、空コンテナ載置台75は、図10に示すように、側面視L型に形成して後方下部を車体5上に取り付け、前部を操縦座席11の後方機枠76に支持させて設け、選別コンベヤ16上方から後方の空間を利用して配置した構成としている。そして、空コンテナ載置台75は、後部の縦方向部分の中間上部位置に内側に向けて受具77を突出して設け、上側の空コンテナ2を受け止めて支持する構成としている。そして、作業者の座席6bは、図9に示すように、選別コンベヤ16より機体の内側(車体5の左寄り)に設けて、選別作業ができる構成としている。
従って、本例は、以上のように構成しているから、空コンテナ2を側面視L型のコンテナ載置台75上に、図示例の場合4個を載置して、コンテナ交換時には受具77に受け止められている空コンテナ2を手前側に抜き取って交換するものである。このように、本例では、選別コンベヤ16の上方空間を有効に利用して空コンテナ載置台75を装置したものでありながら、空コンテナの取出位置を座席6のすぐ斜め前に配置したから、コンテナの取出し操作が迅速で楽にできるものとなり、コンテナ交換が楽になって作業性が一段と向上した特徴がある。
次に図11〜12に示した例について説明する。
本例は、車体5の右側に前後方向に沿わせて設けたキャリア80の上方空間を利用して空コンテナ載置台81を同じ方向に設け、作業者が座席位置から空コンテナを取り出してコンテナ交換を容易に行なうことができる装置を提供する。まず、空コンテナ載置台81は、車体5右側のキャリア80に下部を取り付けて支持した支柱82の上部に、複数のコンテナ2を載置できる長手形状にした載置枠81aを固定して構成している。この場合、この空コンテナ載置台81は、図12の側面視で解るように、後部側を低くして座席6bの前方(作業者が座ったときの前方の意味)に位置し、載置したからコンテナ2を手前(座席6b側)に取り出しできる構成としている。以上のように構成して作業を開始すると、作業者は、座席6bに座った状態で選別コンベヤ16上を搬送されてくる根菜類を目視によって不良品を取り除き選別作業を行なう。そして、作業者は、コンテナ交換が必要になると、選別コンベヤ16を停止して根菜類を充填したコンテナ2をキャリア80上に移して、前側の空コンテナ載置台81から空コンテナ2を取り出して選別コンベヤ16の下手側に置いて次工程の準備をする。
このように、本例では、キャリア80の上方空間を利用して多量の空コンテナ2が搭載できるものでありながら、作業者が選別作業位置に居ながら空コンテナの取り出しを迅速に行なうことができ、コンテナ交換が速く、楽にできる特徴がある。それに加えて、別実施例7は、連続作業を高能率で行なうことができるものとなり、作業性が一段と向上した効果がある。
次に図13〜14に示した例について説明する。
本例は、根菜類収穫機の根切装置に関し、従来型の改良に関するものである。まず、根切装置50は、収穫搬送装置1(挟持ベルト1a、1b)の中間部下側に装置して、吊り下げ状態で搬送されている根菜類の根(果肉部の下端から下側に伸びた根、以下同じ)を切断する装置である。図面において、根切装置50は、W型案内溝51a、51bのすぐ下側に切断刃52を横軸53に軸架して回転駆動するように設け、前記W型案内溝51a、51bの下縁から下側に突出した根を切断する構成としている。このように構成した根切装置50は、図面に示すように、収穫搬送装置1(挟持ベルト1a、1b)の中間部下側に装置している。
従来、この種の根切装置は、案内溝がV型の1通路に形成されていたため、葉茎部を挟持して吊り下げて連続状態で搬送されてくる根菜類の中で前側の根菜類が、案内溝の中で下部の搬送が遅れて斜め(葉茎部が先行して下端部が遅れた側面視傾斜状)になると、後続する根菜類の入る案内溝がなくなり、入口で停滞し混乱する課題があった。
それに対して、本例に係る根切装置50は、W型案内溝51a、51bに形成しているから、従来の課題が解消され、前側の根菜類が一方の案内溝51aの中で下部の搬送が遅れて斜めになり、入口を塞いでいると、後続の根菜類は、他方の案内溝51bに案内され、回転駆動されている切断刃52によって根を切断されることになる。以上のように、本例では、根菜類の案内溝をV型の1溝からW型の2溝に改良することによって、従来の課題を解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜収穫機の構成を示す平面図。
【図2】野菜収穫機の構成を示す側面図。
【図3】コンテナ供給装置の構成を示す平面図。
【図4】変速操作装置の構成を示す斜面図。
【図5】補助キャリヤの構成を示す斜面図。
【図6】別構成とした補助キャリヤを備える野菜収穫機を示す平面図。
【図7】別構成とした補助キャリヤの一部を示す側面図。
【図8】キャリヤ等の収納構成を示す背面図。
【図9】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す平面図。
【図10】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す側面図。
【図11】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す平面図。
【図12】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す側面図。
【図13】根切装置の構成を示す背面視断面図。
【図14】根切装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】
5:走行装置
1:搬送装置
2:コンテナ
3:空コンテナ載置台
17:野菜収容部
W:搭乗部
本発明は、野菜を圃場から収穫してコンテナに収容する野菜収穫機の技術分野に属する。
【従来の技術】
従来、例えば人参や大根等の根菜を収穫するために、機体を自走させる走行装置を設け、該走行装置により機体を前進させているときに圃場の野菜を挟持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナを置く野菜収容部を設けた構成とした野菜収穫機があった。
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の野菜収穫機には、効率よく作業を進めるために、野菜収容部に置いたコンテナが野菜で満杯になったときあらたに野菜収容部に置く空のコンテナを複数載置しておく空コンテナ載置台を設ける必要があるが、この空コンテナ載置台を機体上に設置すると機体の全高が高くなってしまい、また、機体の周囲に設置すると機体幅が大きくなってしまい、機体の小型化の妨げになっていた。そこで、この発明は、空コンテナ載置台の設置を工夫して、機体全体ができるだけコンパクトになるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、次のような技術手段を講じた。
請求項1記載の発明は、機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた野菜収穫機において、前記野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに前記野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておく空コンテナ載置台3を設け、該空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置したことを特徴とする野菜収穫機とした。
請求項2記載の発明は、前記空コンテナ載置台3を、その前部側が前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が前記搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、前記野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜収穫機とした。
【作用】
この発明は、走行装置5により機体が前進走行し、この前進中に搬送装置1が圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する。そして、搬送装置1により機体上に搬送された野菜は野菜収容部17に置かれたコンテナ2の中に収容される。野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったとき、あらたに野菜収容部17に置く空のコンテナ2は、空コンテナ載置台3上に複数載置しておく。搬送装置1は、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜しており、空コンテナ載置台3は、その搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように位置している。また、請求項2記載の発明では、空コンテナ載置台3の前部側が搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置する。そして、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wが位置し、この搭乗部Wに作業者が搭乗して野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う。
【発明の効果】
本発明の野菜収穫機は、空コンテナ載置台を設けたので、効率よく野菜収穫作業を進められ、しかも、空コンテナ載置台3は、搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置したので、前後に傾斜して設けた搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方にある空間をうまく利用して空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、よって、機体全体をできるだけコンパクトにできるものとなった。
そして、請求項2記載の発明では、更に、空コンテナ載置台3を、その前部側が搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けたものなので、空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、且つ、空のコンテナ2を野菜収容部17に容易に移動できて野菜収容部17のコンテナ交換作業が容易に行えて更に作業能率の良好なものとなる。
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の一形態として図1、図2に示した人参等の根菜収穫機について説明する。なお、本明細書では、前後左右の方向を、機体の前進方向を前方、その反対側を後方、前方に向かって見た状態で右手側を右方、左手側を左方として説明する。
この根菜収穫機は、機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜の一部を保持(根菜の茎葉部の基部を挟持)して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた構成としている。従って、この根菜収穫機は、走行装置5により機体が前進走行し、この前進中に搬送装置1が圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する。そして、搬送装置1により機体上に搬送された野菜は野菜収容部17に置かれたコンテナ2の中に収容されるものとなる。
走行装置5は、駆動回転する左右一対のクローラ10により構成している。このクローラ10の駆動機構は、まず、操縦座席11の下側に配置したエンジンの動力が、前部の低位置に設けた走行変速装置8に伝動し、該走行変速装置8から左右両側に延出させた走行駆動軸が駆動回転し、この走行駆動軸の左右外端部に取り付けた駆動スプロケット9が駆動回転してクローラ10が駆動される構成となっている。クローラ10は、駆動スプロケット9と機体後部側に支持した転動スプロケット、そして、駆動スプロケット9と転動スプロケットとの間に取り付けた転輪の周りに巻き掛けて取り付けている。尚、走行装置5は、クローラタイプをホイールタイプに換えて機体を自走させる構成としても良い。
搬送装置1は、野菜の一部を保持(根菜の茎葉部を挟持)して搬送する搬送作用部として左右挟持搬送ベルト1a,1aを備える。この左右挟持搬送ベルト1a,1aは、機体前部側の左右に軸架した左右遊動プーリ18,18と、機体後部側の左右に設けた左右駆動プーリ19,19と、両プーリの前後間に適宜設けたローラとに巻き掛け、且つ、当該左右挟持搬送ベルト1a,1aの互いに左右対向する周側面が互いに圧接する状態で回転するように構成している。左右駆動プーリ19,19がエンジンからの動力を受けて駆動回転すると左右挟持搬送ベルト1a,1aが互いに圧接するベルト面が後方に移動するよう互い反対方向に回転して、左右のベルト1a,1aの互いに圧接するベルト面の間に、野菜の一部を保持し搬送する(根菜の茎葉部の基部(根部の肩に近い部分)を挟持して吊り下げ状態で搬送する)ものとなる。搬送装置1の後部は機体後部側で左右横軸回りに回動自在に取り付け、そして、油圧シリンダ等の駆動手段によって搬送装置1の前部を昇降駆動できる構成としている。従って、搬送装置1の搬送作用部の搬送始端部を地面の高さ変動、搬送作用部が保持しようとする野菜の一部の状態に合わせて、容易に上下調節できる。
上記搬送装置1には、野菜の不要部分を必要部分から取り除く(根菜の茎葉部を切断して根部から取り除く)ために切断する切断装置13も設けている。また、この実施例のように、特に、人参等の根菜収穫機にあって、左右挟持搬送ベルト1a,1aで野菜を搬送する途中で野菜の保持位置を揃えるための調整ベルト12,12(根菜の根部の肩部の位置を揃える肩揃えベルト)を、左右挟持搬送ベルト1a,1aの終端部分の下方に略水平姿勢で左右一対に設けている。そして、切断装置13は、その調整ベルト12,12の搬送終端部後方に左右一対の円板状の切断刃を配置して設けた構成とし、ベルトに挟持されて搬送されてきた根菜の茎葉部の基部をこの切断装置13が切断し、切断された根菜は下方に落下する。また、切断装置13により根菜の茎葉部の基部を切断する際にその切断位置が根菜の根部の肩部上方設定位置になるように根菜の茎葉部を引き続き挟持するタッピングベルト20を切断装置13の上方側に配置する。タッピングベルト20の更に上方に切断された根菜の茎葉部を引き続き挟持して後方に搬送し、機外(機体後方)に排出する排葉ベルト14を設ける。尚、図中符号23は縦引起し装置、24は横引起し装置、25は前後に振動するソイラである。
ところで、搬送装置1の搬送作用部は、上記では挟持搬送ベルトを用いた構成としているが、外周にらせん状の溝を有し前後方向に軸心が延びる左右の回転搬送軸を設けた構成のものとしても良い。
また、搬送装置1は、その搬送作用部前端の搬送始端部が機体前部側低位置(地面近く)に位置させ、搬送作用部後端の搬送終端部が搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設ける。そして、搬送装置1による水平後方への野菜の搬送速度は、機体の収穫作業時における前進速度と大きさは略同一となるように設定する。従って、機体の前進とともに搬送装置1は、野菜の一部を保持(人参の茎葉部を挟持)して機体の後方且つ上方に斜めに搬送していくが、地面に対しては野菜を圃場から上方に搬送して取上げていく(人参等の根菜の収穫にあっては、人参等を土中から上方に引き抜いていく)ことになる。
そして、この人参収穫機は、上記走行装置5を備えた機体の左右一側部に搬送装置1を機体前部側から後部側にかけて配置し、その左右反対側部に操縦座席11を設けた操縦部Cを配置した構成としている。搬送装置1は、野菜の一部を保持して機体の後方且つ上方に斜めに搬送して野菜を圃場から取上げていくので、搬送装置1を上記のように機体の左右一側部に前後に長く設けて搬送方向の後方への上がり傾斜をできるだけ緩やかに設定でき、よって、野菜の上方搬送速度を小さくして適確な野菜の取上げ(人参等の根菜の確実な引き抜き)ができて、適確な野菜の収穫作業が行える。
また、搬送装置1を機体の左右一側部に機体前部側から後部側にかけて配置する一方、操縦部Cは搬送装置1を配置している側とは左右反対側部に配置することで、機体構成をコンパクトにできる。更に、操縦部Cを機体前部に設けているので、前記搬送装置1の挟持始端部を操縦部Cに乗車した操縦者が容易に確認できて、圃場に列状に生育している野菜に対し搬送装置1の挟持始端部が適確に位置するよう機体の走行位置を操作することが容易に行える。
搬送装置1により機体上に搬送された野菜は、野菜収容部17に置かれたコンテナ2内に収容される構成としている。なお、この実施例では、野菜収容部17は、コンテナ2を載置するコンテナ載置台として構成している。また、この野菜収容部17は、搬送装置1の搬送終端部付近に配置して、搬送装置1から直接野菜を受け取るように構成することもできるが、この実施例では、野菜収容部17を、機体の左右方向にあって搬送装置1が配置されている側とは反対側に向って(機体左側から右側に向って)移送する移送装置を設け、該移送装置が、前記搬送装置1により搬送された野菜を受けとって上記のように配置された野菜収容部17に向けて移送し、野菜収容部17に置かれたコンテナ2内に収容させる構成としている。
従って、搬送装置1を、根菜収穫用に上記の如く、前記調整ベルト12、切断装置19、タッピングベルト20、排葉ベルト14を搬送装置1の後部に設けた構成とした場合に、また、搬送始端部の高さ調節を可能にすべく搬送装置1を横軸回りに回動自在に支持する構成にした場合に、搬送装置1の野菜の搬送終端部付近に、コンテナ2の交換作業が容易に行えるようにした野菜収容部17を配置するに十分な空間を容易に確保し難くなるが、上記のように移送装置を設けて、その移送装置の移送終端部付近に野菜収容部17を設けることで、コンテナ2の交換作業が容易に行えるような空間に野菜収容部17を配置でき、しかも、機体の小型化にも有利なものとなる。
搬送装置1から野菜収容部17に野菜を移送する上記移送装置は、この実施例では、切断装置13の下方に位置し機体の左右内側方向に野菜を移送する第一移送コンベア15aと、該第一移送コンベア15aの前側に並行するように位置して第一移送コンベア15aの移送方向と同方向に野菜を移送する第二移送コンベア15bと、該第二移送コンベア15bの搬送終端部から機体後方に向けて延びて同方向に野菜を移送する第三移送コンベア16とを備えた構成としている。搬送装置1によって搬送された野菜(搬送装置1に設けた切断装置13によって茎葉部が切断されて落下した根菜)は、第一移送コンベア15a上に受けられ機体の左右内側方向に移送され第二移送コンベア15b上に排出され、更に、第二移送コンベア15bによって同方向(機体右側方向)に移送され、次いで、第三移送コンベア16によって機体後方に向けて移送されて、第三移送コンベア16の移送終端部後方に配置した野菜収容部17上に載置したコンテナ2内に排出される。
なお、第一移送コンベア15aを平坦な面を有するベルトコンベアで構成し、その移送下手側のベルト上面に下側がベルト回転方向と同方向に向って駆動回転する残葉処理ローラ15cを、該ローラ前端部側が後端部側に比べて左右方向において機体内側になるように平面視傾斜状態で配置し、ローラー周面の下端がベルトコンベア上面に僅かに浮いた状態で設けている。従って、第一移送コンベア15aによって根菜が移送されて残葉処理ローラ15cに当ると、第一移送コンベア15aの前側に配置した第二移送コンベア15b上に排出されるようになるが、切断装置13によって切断された後に根菜の根部側に残っている茎葉部の基部から伸びている葉(残葉)は、第一移送コンベア15aのベルト上面と残葉処理ローラ15cとの間に引き込まれて取り除かれることになる。よって、平坦な面を有するベルトコンベアで構成した第一移送コンベア15aと上記残葉処理ローラ15cによって残葉処理装置を構成している。但し、収穫する野菜の種類や作業形態にあわせて、この残葉処理装置を装備しない構成としても良く、その場合は、第一移送コンベア15aと第二移送コンベア15bの何れか一方のみ用いて第三移送コンベア16に移送するように構成する。
また、野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを野菜収容部17の近傍に設けている。また、この搭乗部Wは、第三移送コンベア16の近傍にも配置しているので、第三移送コンベア16により移送中の野菜から不良野菜を取り除くなどの選別作業も行える。搭乗部Wには、作業者が機体上に容易に搭乗し作業が行えるようステップ6aとシート6bを設けている。更に、搭乗部Wの左右方向機体外側部に機体前部から機体後部にわたってコンテナ2を前後一列に複数載置できるキャリヤ22を設けていて、このキャリア22上に野菜が満杯のコンテナ2を載置しながら収穫作業を進めることで能率よく作業が行えるものとなる。このキャリア22は、機体内側に回動可能に取り付けて折畳み可能な構造等にすることで機体内側に収納可能に設けると、機体の小型化を図ることができ、前後方向の移動を容易にするコロを設けると、野菜を収容したコンテナ2を順次機体前方側に移動させていくのが容易にできて作業性が向上する。
また、本実施例の野菜収穫機は、搬送装置1を機体の左右一側部に機体前部側から後部側にかけて配置し、搬送装置1を配置している側とは左右反対側の前部に操縦部Cを配置し、また、搬送装置1から受け継いで操縦部Cを設けている側に向って野菜を移送する移送装置(第一移送コンベア15a,第二移送コンベア15b)を設け、該移送装置より引き継いで操縦部Cの後方にあって機体後方に向けて野菜を移送するコンベア(第三移送コンベア16)を設け、該コンベア16の機体平面視左右方向外側近傍に、野菜収容部17のコンテナ交換作業及びコンテナ収容前の移送中の野菜の選別作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wのステップ6aを設けるとともに、該コンベア16の移送終端部後方近傍に野菜収容部17を設け、更に、搭乗部Wのステップ6aの機体平面視左右方向外側近傍に、機体前部から機体後部にわたってコンテナ2を前後一列に複数載置できるキャリヤ22を設けた構成としている。機体平面視で、搬送装置1後部の左右方向機体内側と操縦部Cの後側とキャリヤ22の左右方向機体内側の機体上領域を効率的に利用して、上記搭乗部Wと、野菜収容部17と、搬送装置1から野菜収容部17へ野菜を移送する移送装置とを、コンパクト且つ搭乗部Wでの作業性が良好となるように配置することができ、よって、小型で能率が良く、野菜収容部17のコンテナ交換作業及びコンテナ収容前の移送中の野菜の選別作業などの作業が機体上に搭乗して容易に能率よく行え、全体として高能率の収穫作業が行えるものとなった。また、搭乗部Wにシート6bを設け、該シート6bをキャリヤ22の上方にオーバーラップさせ、且つ、キャリヤ22上のコンテナ2がシート6bの下方を前後に通過可能な空間を設けて配置した構成となっている。従って、搭乗部Wでの作業性が容易に行えるようシート6bを設けながらも、機体はコンパクトに構成できる。
また、この野菜収穫機は、空コンテナ載置台3を設けている。この空コンテナ載置台3上に、野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておけるので、空コンテナ2を機外から持ち込む頻度が少なくなって、その分、効率よく野菜収穫作業を進められる。しかも、この空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置している。従って、前後に傾斜して設けた搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方にある空間をうまく利用して空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、よって、機体全体をできるだけコンパクトにできる。
更に、空コンテナ載置台3を、その前部側が前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が前記搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、前記野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けた構成とする。よって、空コンテナ載置台3をできるだけ低く配置でき、且つ、空のコンテナ2を野菜収容部17に容易に移動できて野菜収容部17のコンテナ交換作業が容易に行えて更に作業能率の良好なものとなる。そして、図示のように、空コンテナ載置台3の後部側が前部側より低くなるように設けているので、空コンテナ載置台3の後部側から空コンテナを取出せば隣の空コンテナが自動的に空コンテナ載置台3の後部側に移動し、空コンテナ載置台3からの空コンテナの取出しが迅速且つ容易に行えるようになる。
なお、図面に示した空コンテナ載置台3の具体構成は、支持枠3aを長方形に枠組みして複数個の空コンテナ2を前後列状に載置できるように形成し、後部の搭乗部W側は、一箱分のコンテナを搭乗部W側に容易に引き出せるよう左右側部で立ち上がった部分がないように構成し、ここをコンテナ取出部4として設けている。
上記根菜類収穫機の作用について説明すると、まず、エンジンを始動して、機体の回転各部を駆動しながら搬送装置1の堀取り高さを予め設定し、クローラ10を伝動して車体5を圃場内に前進させながら人参の収穫作業を開始する。
すると、圃場に植えられている人参は、前部で地面に接するような低い位置から前進方向に突出して上方へ回転している縦引起し装置23の作用圏内に達した葉茎部分が倒伏状態から上方に誘導案内され、更に、横引起し装置24の作用を受けて引き起こされる。続いて、ソイラ25は、土中で振動を続けながら車体5の前進につれて人参の側部に達し、周囲の土壌を振動によってほぐして引き抜き易い状態にして、その人参を挟持ベルト1a、1bの始端部が挟持して上方へ引き抜き作用する。このようにして、人参は、左右一対の挟持ベルト1a、1bに挟持されて上方に搬送され、肩揃えベルト12に達して持ち換えられ、後方に搬送方向が変更され、タッピングベルト20に達して受け継ぎ搬送されながら、葉茎切断装置13によって葉茎と果肉部とが切断される。落下した人参(果肉部)は、果肉部に残葉があれば残葉処理作用を受けた後、搬送ベルト15上に達し、車体5に対して横方向(右方向)に送られながら選別コンベヤ16に受け継ぎ供給される。そして、選別コンベヤ16上を搬送される過程で搭乗部Wに搭乗した作業者によって不良品の選り分けが行われ、コンベヤ16の終端部から良品のみがコンテナ2に充填される。以上のように収穫作業を続け、人参を収穫したコンテナ2が満杯になると、作業者は、まず、コンテナ2をキャリヤ22側に移動し、上側の空コンテナ載置台3の取出部4から空のコンテナ2を取り出して野菜収容部17に載置する。このようにして、根菜類収穫作業は、連続的に行なうものである。
上述のように、本発明に係る実施例は、根菜類収穫機の車体5上に、多くの空のコンテナ2を予備として搭載できるから連続作業が可能となっている。そして、根菜類収穫機は、長手形状の空コンテナ載置台3を車体5上に搭載するにあたり、収穫搬送装置の上方空間と横側空間とを有効に利用しているから、比較的低い位置に配置することができ、機体の重心位置が高くならず、走行の安全性を確保できるものとなっている。又、実施例の場合、補助作業者がコンテナ交換をやり易いように、コンテナ取出部4を、選別コンベヤ16の横にある座席6の上方に近ずけて配置しているから、大変楽に作業ができる。
つぎに、図3に示した例について説明する。
本例は、空コンテナ載置台3の後部に構成したコンテナ供給装置30に関するものである。上述した本件発明の構成は、補助作業者は、コンテナ取出部4から空コンテナ2を手作業で取り出す構成であるが、本例は、レバー31の押し操作で底板32、32’が開いてコンテナ2が自動落下する構成としている。すなわち、底板32、32’は、左右一対からなり、外側を回動自由に枢着して設け、操作レバー31を押せばロット33、揺動アーム34、連動筒35を介して左右が連動して観音開きに開放する構成にしている。なお、36は復帰スプリング、37は後続のコンテナ2’を止めるストッパーであって、底板32、32’が開けば、連動してコンテナ2’側に回動して後続のコンテナ2’を外側から押圧して移動をストップする構成としている。本例は、以上の構成であるから、下側のコンテナ台まで空コンテナ2を案内するガイド装置を設けることにより空コンテナ2の自動供給ができる特徴がある。
つづいて図4に示した例について説明する。
本例は、作業者が選別作業位置から作業速度(根菜類収穫機の作業走行速度)を変速操作できるように構成したものである。まず、根菜類収穫機は、上記で説明したが、車体5の前部右側に操縦座席11を設け、後部右側にある選別コンベヤ16の外側部にはステップ6a及び座席6bを備えた作業者用の搭乗部Wを設けた構成にしている。作業者は、従来装置では、コンテナ交換のために選別コンベヤ16のクラッチを断続操作して選別コンベヤ16の停止操作及び作動開始操作ができる構成にはなっていたが、作業速度は操作できない構成であった。そのため、高速で作業している場合には、作業者のコンテナ交換が作業速度に見合う早さで行うことができず、その結果、選別コンベヤ16の前側(搬送始端部側)に未選別の根菜類が山積状に溜ってしまい、作業再開時に適確な選別作業が行えない問題が発生していた。そこで、本例では、選別作業位置から作業者が収穫機の作業速度(走行速度)を変速できる構成にしたものである。
本例は、図面に示すように、選別コンベヤ16の側部に操作レバー40を設け、該操作レバー40を操縦座席11の側部にある主変速レバー41に連動装置42によって接続し、前記操作レバー40を操作すると主変速レバー41が連動して車速が変速操作される構成としている。本例の場合、主変速レバー41は、図示しない油圧無段変速装置の変速レバーであって、前側に操作すれば高速になり、後側に操作すれば低速に変速される構成としている。なお、連動装置42は、操作ワイヤーを使用するが、ロットとワイヤーとを適宜組み合わせて構成することは自由である。
以上のように構成すると、作業者は、満杯に達したコンテナを交換をするとき、まず、選別コンベヤ16を停止して、更に、前記操作レバー40を減速側に操作すると、操縦座席11のオペレータに関係なく車速を減速することができ収穫作業速度を遅くできる。このように、作業者が、収穫作業速度をコンテナの交換に合わせて選択できるから、選別コンベヤ16の前側に選別待ちの根菜類が溜まって選別作業再開時に選別が適確に行えなくなる問題が発生しない。上記操作レバー40を、選別コンベヤ16のクラッチレバーと兼用する構成にすれば、操作性も向上する。
次に図5〜7に示した例について説明する。
本例は、キャリアに関するものであって、後方にスライドして引き出して空コンテナを載置する補助キャリアを設けたものである。
まず、補助キャリア60は、図7に示すように、左右のスライド支持杆61、61’に複数の横杆62を所定間隔ごとに配列して連結し、コンテナ2を載置できる構成とする。そして、支持筒63、63’は、上記スライド支持杆61、61’を挿入して摺動自由に支持できる筒状にして、内側に横杆62が移動できるスリット64を筒の長手方向に沿わせて形成し、車体5のキャリア65の下側に取り付けて構成している。
このように構成した補助キャリア60は、支持筒63、63’から後方に引き出して空コンテナ2を載置することができるものであって、作業が終了すると前側にスライドしてキャリア65の下側に収納することができる。
また、図6及び図7に示す補助キャリア60は、車体5のキャリア65の両側に設けたレール66、66’にサイド枠67、67’を嵌合して摺動自由に構成している。そして、補助キャリア60は、図面に示すように、サイド枠67、67’の下面に沿わせて長手方向にラック68を設け、このラック68を、車体5のキャリア65側に軸架している駆動ピニオン69に噛合してモータ70によってスライドする構成としている。なお、モータ70は、操作スイッチを補助作業者の座席6の近くに装置し、ON、OFF操作で駆動ピニオン69への動力を断続できる構成としている。
以上のように、本例は、収穫作業に際し、補助キャリア60を後方に引き出して空コンテナ載置台として使用し、作業終了後には、キャリア65側に収納して車体の全長を通常の長さにすることができる。このように本例は、補助キャリア60によって、空コンテナの搭載量が増えコンテナ交換が楽になり連続作業が可能となって作業性が向上することができた特徴がある。そして、図6及び図7に示す例では、作業者のスイッチ操作によってモータ70を駆動して自動的に補助キャリア60のスライド操作ができる優れた利点がある。
次に図8に示した例について説明する。
本例は、根菜類収穫機において車体の外側に張り出した状態にして設けるキャリアを路上走行時等に折り畳み収納する装置に関するものである。
まず、根菜類収穫機は、車体5の右側側部に沿わせて前後方向に折り畳み可能にキャリア55を設け、作業中に外側に開いて収穫した根菜類を充填した複数のコンテナ56を搭載する構成としている。そして、座席57は、選別コンベヤ16上を搬送される根菜類を目視によって選別する補助作業者が座る構成としている。58はガード枠である。そして、座席57は、図8に示すように、不使用時には上側に折り畳み可能に枢着し、ロット59によって、キャリア55と連動可能に連結した構成としている。そして、ガード枠58は、単独で上側に折り畳んで係止できる構成としている。根菜類の収穫作業時には、ガード枠58と、座席57と、キャリア55とを、図8に示す実線の位置に開いて収穫作業を行なう。そして、作業が終了して路上を走行するときには、まず、ガード枠58を折り畳んだ後、キャリア55を上側に折り畳むと、ロット59を介して座席57が連動されて上方に回動し、それぞれが図8に示す仮想線の位置に折り畳まれて収納される。
このように、本例では、キャリア55を上方に折り畳むことによって、座席57が連動して同方向に折り畳み収納できる特徴がある。そのため、根菜類収穫機は、車幅がキャリア55の幅だけ狭くなり、路上を安全に走行できると共に運搬(トラックに搭載)や格納が有利になる実用的効果を有する。
次に図9〜10に示した例について説明する。
本例は、選別コンベヤ16の上方空間を利用して空コンテナ載置台75を設け、作業者が空コンテナを取り出してコンテナ交換が容易にできる装置に関するものである。まず、空コンテナ載置台75は、図10に示すように、側面視L型に形成して後方下部を車体5上に取り付け、前部を操縦座席11の後方機枠76に支持させて設け、選別コンベヤ16上方から後方の空間を利用して配置した構成としている。そして、空コンテナ載置台75は、後部の縦方向部分の中間上部位置に内側に向けて受具77を突出して設け、上側の空コンテナ2を受け止めて支持する構成としている。そして、作業者の座席6bは、図9に示すように、選別コンベヤ16より機体の内側(車体5の左寄り)に設けて、選別作業ができる構成としている。
従って、本例は、以上のように構成しているから、空コンテナ2を側面視L型のコンテナ載置台75上に、図示例の場合4個を載置して、コンテナ交換時には受具77に受け止められている空コンテナ2を手前側に抜き取って交換するものである。このように、本例では、選別コンベヤ16の上方空間を有効に利用して空コンテナ載置台75を装置したものでありながら、空コンテナの取出位置を座席6のすぐ斜め前に配置したから、コンテナの取出し操作が迅速で楽にできるものとなり、コンテナ交換が楽になって作業性が一段と向上した特徴がある。
次に図11〜12に示した例について説明する。
本例は、車体5の右側に前後方向に沿わせて設けたキャリア80の上方空間を利用して空コンテナ載置台81を同じ方向に設け、作業者が座席位置から空コンテナを取り出してコンテナ交換を容易に行なうことができる装置を提供する。まず、空コンテナ載置台81は、車体5右側のキャリア80に下部を取り付けて支持した支柱82の上部に、複数のコンテナ2を載置できる長手形状にした載置枠81aを固定して構成している。この場合、この空コンテナ載置台81は、図12の側面視で解るように、後部側を低くして座席6bの前方(作業者が座ったときの前方の意味)に位置し、載置したからコンテナ2を手前(座席6b側)に取り出しできる構成としている。以上のように構成して作業を開始すると、作業者は、座席6bに座った状態で選別コンベヤ16上を搬送されてくる根菜類を目視によって不良品を取り除き選別作業を行なう。そして、作業者は、コンテナ交換が必要になると、選別コンベヤ16を停止して根菜類を充填したコンテナ2をキャリア80上に移して、前側の空コンテナ載置台81から空コンテナ2を取り出して選別コンベヤ16の下手側に置いて次工程の準備をする。
このように、本例では、キャリア80の上方空間を利用して多量の空コンテナ2が搭載できるものでありながら、作業者が選別作業位置に居ながら空コンテナの取り出しを迅速に行なうことができ、コンテナ交換が速く、楽にできる特徴がある。それに加えて、別実施例7は、連続作業を高能率で行なうことができるものとなり、作業性が一段と向上した効果がある。
次に図13〜14に示した例について説明する。
本例は、根菜類収穫機の根切装置に関し、従来型の改良に関するものである。まず、根切装置50は、収穫搬送装置1(挟持ベルト1a、1b)の中間部下側に装置して、吊り下げ状態で搬送されている根菜類の根(果肉部の下端から下側に伸びた根、以下同じ)を切断する装置である。図面において、根切装置50は、W型案内溝51a、51bのすぐ下側に切断刃52を横軸53に軸架して回転駆動するように設け、前記W型案内溝51a、51bの下縁から下側に突出した根を切断する構成としている。このように構成した根切装置50は、図面に示すように、収穫搬送装置1(挟持ベルト1a、1b)の中間部下側に装置している。
従来、この種の根切装置は、案内溝がV型の1通路に形成されていたため、葉茎部を挟持して吊り下げて連続状態で搬送されてくる根菜類の中で前側の根菜類が、案内溝の中で下部の搬送が遅れて斜め(葉茎部が先行して下端部が遅れた側面視傾斜状)になると、後続する根菜類の入る案内溝がなくなり、入口で停滞し混乱する課題があった。
それに対して、本例に係る根切装置50は、W型案内溝51a、51bに形成しているから、従来の課題が解消され、前側の根菜類が一方の案内溝51aの中で下部の搬送が遅れて斜めになり、入口を塞いでいると、後続の根菜類は、他方の案内溝51bに案内され、回転駆動されている切断刃52によって根を切断されることになる。以上のように、本例では、根菜類の案内溝をV型の1溝からW型の2溝に改良することによって、従来の課題を解消した。
【図面の簡単な説明】
【図1】野菜収穫機の構成を示す平面図。
【図2】野菜収穫機の構成を示す側面図。
【図3】コンテナ供給装置の構成を示す平面図。
【図4】変速操作装置の構成を示す斜面図。
【図5】補助キャリヤの構成を示す斜面図。
【図6】別構成とした補助キャリヤを備える野菜収穫機を示す平面図。
【図7】別構成とした補助キャリヤの一部を示す側面図。
【図8】キャリヤ等の収納構成を示す背面図。
【図9】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す平面図。
【図10】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す側面図。
【図11】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す平面図。
【図12】別構成の空コンテナ載置台を備える野菜収穫機を示す側面図。
【図13】根切装置の構成を示す背面視断面図。
【図14】根切装置の構成を示す平面図。
【符号の説明】
5:走行装置
1:搬送装置
2:コンテナ
3:空コンテナ載置台
17:野菜収容部
W:搭乗部
Claims (2)
- 機体を自走させる走行装置5を設け、該走行装置5により機体を前進させているときに圃場の野菜を保持して機体の後方側且つ上方側に搬送する搬送装置1を、搬送始端部が機体前部側低位置に搬送終端部が前記搬送始端部より機体後方側高位置に位置するよう前後に傾斜させて設け、該搬送装置1により機体上に搬送された野菜を収容するコンテナ2を置く野菜収容部17を設けた野菜収穫機において、前記野菜収容部17に置いたコンテナ2が野菜で満杯になったときあらたに前記野菜収容部17に置く空のコンテナ2を複数載置しておく空コンテナ載置台3を設け、該空コンテナ載置台3は、前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なるように配置したことを特徴とする野菜収穫機。
- 前記空コンテナ載置台3を、その前部側が前記搬送装置1の搬送終端部から機体前方側の低い部分の上方に重なり、後部側が前記搬送装置1の搬送終端部より低く且つその機体内側方に位置するよう配置し、該空コンテナ載置台3の後部側近傍に、前記野菜収容部17と該野菜収容部17のコンテナ交換作業を行う作業者が機体上に搭乗するための搭乗部Wを設けたことを特徴とする請求項1記載の野菜収穫機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002191434A JP2004033041A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 野菜収穫機 |
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JP2002191434A JP2004033041A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 野菜収穫機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2002191434A Pending JP2004033041A (ja) | 2002-06-28 | 2002-06-28 | 野菜収穫機 |
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Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2007061012A (ja) * | 2005-08-31 | 2007-03-15 | Yoka Ind Co Ltd | 野菜収穫機 |
JP2011115172A (ja) * | 2011-02-07 | 2011-06-16 | Yoka Ind Co Ltd | 野菜収穫機 |
JP2014187898A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Yanmar Co Ltd | 根菜収穫機 |
-
2002
- 2002-06-28 JP JP2002191434A patent/JP2004033041A/ja active Pending
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