JP3332183B2 - 農産物収穫機 - Google Patents
農産物収穫機Info
- Publication number
- JP3332183B2 JP3332183B2 JP12552494A JP12552494A JP3332183B2 JP 3332183 B2 JP3332183 B2 JP 3332183B2 JP 12552494 A JP12552494 A JP 12552494A JP 12552494 A JP12552494 A JP 12552494A JP 3332183 B2 JP3332183 B2 JP 3332183B2
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- JP
- Japan
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- foliage
- sorting
- sorting conveyor
- transporting
- container
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- Harvesting Machines For Root Crops (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、根菜類のような農産物
を圃場から引き抜き、機体の後方に向け搬送しながら茎
葉部から根茎部を切断し、切断した根茎部を選別するコ
ンベアの駆動動力を、独自に接・断するクラッチ機構を
設けた農産物収穫機に関する。
を圃場から引き抜き、機体の後方に向け搬送しながら茎
葉部から根茎部を切断し、切断した根茎部を選別するコ
ンベアの駆動動力を、独自に接・断するクラッチ機構を
設けた農産物収穫機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、走行機体に、圃場に植生している
例えば人参のような農産物の茎葉部を左右一対の無端帯
により挟持して機体の走行と共に圃場から根茎部を引き
抜いて収穫し、この収穫した農産物を、茎葉部を挟持し
た状態で機体の後方に向け揚上しながら搬送する収穫・
搬送帯と、収穫・搬送帯により農産物を搬送する過程で
茎葉部から根茎部を切断する切断処理装置とを装備した
農産物収穫機が、本出願人により提案されている。そし
て、切断処理装置により切断されて落下する根茎部は、
選別コンベアで受けて搬送する間に選別処理され、順次
コンテナに収容するようにしている。
例えば人参のような農産物の茎葉部を左右一対の無端帯
により挟持して機体の走行と共に圃場から根茎部を引き
抜いて収穫し、この収穫した農産物を、茎葉部を挟持し
た状態で機体の後方に向け揚上しながら搬送する収穫・
搬送帯と、収穫・搬送帯により農産物を搬送する過程で
茎葉部から根茎部を切断する切断処理装置とを装備した
農産物収穫機が、本出願人により提案されている。そし
て、切断処理装置により切断されて落下する根茎部は、
選別コンベアで受けて搬送する間に選別処理され、順次
コンテナに収容するようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の農
産物収穫機においては、走行機体の走行部と、収穫・搬
送帯、切断処理装置、選別コンベアなどからなる収穫部
は、それぞれクラッチ機構により動力が接・断されるよ
うになっており、収穫作業中に選別コンベアにおいて作
業者の選別作業が遅れて停滞したり、コンテナが一杯に
なったりすると、走行クラッチにより走行機体の走行を
一旦停止し、また、収穫部全体の駆動をクラッチにより
停止して、停滞している選別処理を行い、あるいは一杯
になったコンテナを空のコンテナと入れ換えて、収穫部
及び走行部のクラッチを入れて収穫作業を再開するよう
にしている。このため、作業能率が低下するという問題
点があった。また、選別コンベアの搬送終端部から大き
な落差を有して根茎部をコンテナに収容すると、その落
差により根茎部にキズ、ワレ、イタミ等を生じるといっ
た問題点もあった。本発明は上記の問題点を解決するこ
とを目的になされたものである。
産物収穫機においては、走行機体の走行部と、収穫・搬
送帯、切断処理装置、選別コンベアなどからなる収穫部
は、それぞれクラッチ機構により動力が接・断されるよ
うになっており、収穫作業中に選別コンベアにおいて作
業者の選別作業が遅れて停滞したり、コンテナが一杯に
なったりすると、走行クラッチにより走行機体の走行を
一旦停止し、また、収穫部全体の駆動をクラッチにより
停止して、停滞している選別処理を行い、あるいは一杯
になったコンテナを空のコンテナと入れ換えて、収穫部
及び走行部のクラッチを入れて収穫作業を再開するよう
にしている。このため、作業能率が低下するという問題
点があった。また、選別コンベアの搬送終端部から大き
な落差を有して根茎部をコンテナに収容すると、その落
差により根茎部にキズ、ワレ、イタミ等を生じるといっ
た問題点もあった。本発明は上記の問題点を解決するこ
とを目的になされたものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、走行機体に、圃場に植生している農産物
の茎葉部Ｓを左右一対の無端帯により挟持して機体の走
行と共に圃場から根茎部Ｃを引き抜いて収穫し、この収
穫した農産物を、茎葉部Ｓを挟持した状態で機体の後方
に向け揚上しながら搬送する収穫・搬送帯６と、収穫・
搬送帯６により農産物を搬送する過程で茎葉部Ｓから根
茎部Ｃを切断する茎葉処理装置１０とを装備する収穫機
１において、上記茎葉処理装置１０を収穫・搬送帯６の
搬送後端側下方に設け、該茎葉処理装置１０により切断
されて落下する根茎部Ｃを受けて横搬送する間に選別を
行う選別コンベア１１を、茎葉処理装置１０の下方に収
穫・搬送帯６と直交するように設け、この選別コンベア
１１への駆動動力を独自に接・断するクラッチ機構１２
を選別コンベア１１の側部に設けると共に、該選別コン
ベア１１の周辺に選別作業者が用いるステップ１１ａ及
び座席１１ｂを設け、該選別コンベア１１の搬送終端部
に、選別コンベア１１の搬送終端から排出される根茎部
Ｃを収容するコンテナ１３を載置して、コンテナ１３に
収容された根茎部Ｃの重量に応じて弾持機構１４を介し
て順次回動するコンテナ支持台１５を配設したことを特
徴とする。
めに本発明は、走行機体に、圃場に植生している農産物
の茎葉部Ｓを左右一対の無端帯により挟持して機体の走
行と共に圃場から根茎部Ｃを引き抜いて収穫し、この収
穫した農産物を、茎葉部Ｓを挟持した状態で機体の後方
に向け揚上しながら搬送する収穫・搬送帯６と、収穫・
搬送帯６により農産物を搬送する過程で茎葉部Ｓから根
茎部Ｃを切断する茎葉処理装置１０とを装備する収穫機
１において、上記茎葉処理装置１０を収穫・搬送帯６の
搬送後端側下方に設け、該茎葉処理装置１０により切断
されて落下する根茎部Ｃを受けて横搬送する間に選別を
行う選別コンベア１１を、茎葉処理装置１０の下方に収
穫・搬送帯６と直交するように設け、この選別コンベア
１１への駆動動力を独自に接・断するクラッチ機構１２
を選別コンベア１１の側部に設けると共に、該選別コン
ベア１１の周辺に選別作業者が用いるステップ１１ａ及
び座席１１ｂを設け、該選別コンベア１１の搬送終端部
に、選別コンベア１１の搬送終端から排出される根茎部
Ｃを収容するコンテナ１３を載置して、コンテナ１３に
収容された根茎部Ｃの重量に応じて弾持機構１４を介し
て順次回動するコンテナ支持台１５を配設したことを特
徴とする。
【０００５】
【作用】上記の構成によって、本発明の農産物収穫機
は、茎葉処理装置を収穫・搬送帯の搬送後端側下方に設
け、該茎葉処理装置により切断されて落下する根茎部を
受けて横搬送する間に選別を行う選別コンベアを、茎葉
処理装置の下方に収穫・搬送帯と直交するように設ける
ことで、機体の前後長が短くなり、コンパクトに構成さ
れる。選別コンベアへの駆動動力を独自に接・断するク
ラッチ機構を選別コンベアの側部に設けると共に、該選
別コンベアの周辺に選別作業者が用いるステップ及び座
席を設けることにより、収穫作業中に選別コンベアにお
いて作業者による選別作業が停滞したり、コンテナが一
杯になったりすると、走行機体の走行及び収穫部の駆動
を停止することなく、選別コンベアの駆動動力のみをク
ラッチ機構により断って停止し、停滞した選別処理を行
い、あるいはコンテナを入れ換えて後、クラッチ機構を
接続操作して選別コンベアを駆動し、収穫作業を継続す
る。また、選別コンベアの搬送終端部に、選別コンベア
の搬送終端から排出される根茎部を収容するコンテナを
載置して、コンテナに収容された根茎部の重量に応じて
弾持機構を介して順次回動するコンテナ支持台を配設し
たので、根茎部にキズ、ワレ、イタミ等を生じることな
くコンテナに順次収容する。
は、茎葉処理装置を収穫・搬送帯の搬送後端側下方に設
け、該茎葉処理装置により切断されて落下する根茎部を
受けて横搬送する間に選別を行う選別コンベアを、茎葉
処理装置の下方に収穫・搬送帯と直交するように設ける
ことで、機体の前後長が短くなり、コンパクトに構成さ
れる。選別コンベアへの駆動動力を独自に接・断するク
ラッチ機構を選別コンベアの側部に設けると共に、該選
別コンベアの周辺に選別作業者が用いるステップ及び座
席を設けることにより、収穫作業中に選別コンベアにお
いて作業者による選別作業が停滞したり、コンテナが一
杯になったりすると、走行機体の走行及び収穫部の駆動
を停止することなく、選別コンベアの駆動動力のみをク
ラッチ機構により断って停止し、停滞した選別処理を行
い、あるいはコンテナを入れ換えて後、クラッチ機構を
接続操作して選別コンベアを駆動し、収穫作業を継続す
る。また、選別コンベアの搬送終端部に、選別コンベア
の搬送終端から排出される根茎部を収容するコンテナを
載置して、コンテナに収容された根茎部の重量に応じて
弾持機構を介して順次回動するコンテナ支持台を配設し
たので、根茎部にキズ、ワレ、イタミ等を生じることな
くコンテナに順次収容する。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付の図面を参照
して具体的に説明する。図１及び図２において、符号１
は農産物収穫機（この実施例では人参収穫機）で、この
農産物収穫機１は、左右対をなし超信地旋回を可能にし
たクローラ２，２を装備している。このクローラ２，２
間の機体中央部にエンジン３を搭載し、その近傍に、エ
ンジン３により駆動される油圧ユニット４を搭載してい
る。クローラ２，２間で、エンジン３の後方位置にトラ
ンスミッション５を設け、クローラ２，２を変速走行，
操向駆動するようにしている。また、機体の一側寄りの
下部前方から機体の上方を通り機体後部にかけて、圃場
に植生している人参Ｃ（根茎部）の茎葉部Ｓを挟持して
機体の進行と共に人参Ｃを引き抜き、後方に向け揚上し
ながら搬送する左右一対の引き抜き搬送ベルト６，６が
支持フレーム７に支持されている。
して具体的に説明する。図１及び図２において、符号１
は農産物収穫機（この実施例では人参収穫機）で、この
農産物収穫機１は、左右対をなし超信地旋回を可能にし
たクローラ２，２を装備している。このクローラ２，２
間の機体中央部にエンジン３を搭載し、その近傍に、エ
ンジン３により駆動される油圧ユニット４を搭載してい
る。クローラ２，２間で、エンジン３の後方位置にトラ
ンスミッション５を設け、クローラ２，２を変速走行，
操向駆動するようにしている。また、機体の一側寄りの
下部前方から機体の上方を通り機体後部にかけて、圃場
に植生している人参Ｃ（根茎部）の茎葉部Ｓを挟持して
機体の進行と共に人参Ｃを引き抜き、後方に向け揚上し
ながら搬送する左右一対の引き抜き搬送ベルト６，６が
支持フレーム７に支持されている。
【０００７】引き抜き搬送ベルト６，６の前部下方に、
圃場の人参Ｃ下方を掘り起こす掘り起こし刃８を設け、
また、引き抜き搬送ベルト６，６の先端回転部上側に、
人参Ｃの茎葉部Ｓを掻き込む掻き込みベルト９，９を同
軸に設けている。引き抜き搬送ベルト６，６の搬送後端
側下方に、人参Ｃから茎葉部Ｓを所定位置で切断する茎
葉処理装置１０を設けると共に、茎葉処理装置１０の下
方に、茎葉部Ｓから切断されて落下する人参Ｃを受けて
横搬送する間に、作業者により夾雑物を選別する選別コ
ンベア１１を設けている。作業者は選別コンベア１１の
一側または両側において選別作業を行うようにしてい
る。
圃場の人参Ｃ下方を掘り起こす掘り起こし刃８を設け、
また、引き抜き搬送ベルト６，６の先端回転部上側に、
人参Ｃの茎葉部Ｓを掻き込む掻き込みベルト９，９を同
軸に設けている。引き抜き搬送ベルト６，６の搬送後端
側下方に、人参Ｃから茎葉部Ｓを所定位置で切断する茎
葉処理装置１０を設けると共に、茎葉処理装置１０の下
方に、茎葉部Ｓから切断されて落下する人参Ｃを受けて
横搬送する間に、作業者により夾雑物を選別する選別コ
ンベア１１を設けている。作業者は選別コンベア１１の
一側または両側において選別作業を行うようにしてい
る。
【０００８】上記選別コンベア１１の両側部には、図３
及び図４に示すように、該選別コンベア１１への駆動動
力を独自に接・断するクラッチレバー１２，１２を設け
ていて、選別コンベア１１の両側において操作できるよ
うになっている。また、選別コンベア１１の搬送終端部
には、該選別コンベア１１の搬送終端から排出される人
参Ｃを収容するコンテナ１３が、エアシリンダからなる
弾持機構１４を介して、収容された人参Ｃの重量に応じ
て順次回動するように支持されたコンテナ支持台１５に
載置されている。このコンテナ支持台１５及び選別コン
ベア１１の周辺には、選別コンベア１１上で選別作業を
行う作業者が乗るステップ１１ａ及び作業者が座る選別
用座席１１ｂが、また、予備のコンテナ１３ａを載置し
ておくための複数のコンテナ載置台１５ａが、それぞれ
設けられている。なお、図示しないが、選別用座席１１
ｂと対向する選別コンベア１１の反対位置、即ち、機体
後端部に選別作業者用のステップ及び座席が設けられて
いる。
及び図４に示すように、該選別コンベア１１への駆動動
力を独自に接・断するクラッチレバー１２，１２を設け
ていて、選別コンベア１１の両側において操作できるよ
うになっている。また、選別コンベア１１の搬送終端部
には、該選別コンベア１１の搬送終端から排出される人
参Ｃを収容するコンテナ１３が、エアシリンダからなる
弾持機構１４を介して、収容された人参Ｃの重量に応じ
て順次回動するように支持されたコンテナ支持台１５に
載置されている。このコンテナ支持台１５及び選別コン
ベア１１の周辺には、選別コンベア１１上で選別作業を
行う作業者が乗るステップ１１ａ及び作業者が座る選別
用座席１１ｂが、また、予備のコンテナ１３ａを載置し
ておくための複数のコンテナ載置台１５ａが、それぞれ
設けられている。なお、図示しないが、選別用座席１１
ｂと対向する選別コンベア１１の反対位置、即ち、機体
後端部に選別作業者用のステップ及び座席が設けられて
いる。
【０００９】上記引き抜き搬送ベルト６，６は、その後
部の支持フレーム７による支持位置において上下回動可
能に枢支され、前部を上下調節ハンドル１６ａにより上
下調節可能の接地車輪１６により支持され、機体と引き
抜き搬送ベルト６，６との間に架設された油圧シリンダ
（図示せず）の伸縮作動により前端側が上下動調節され
るようになっている。また、上記掘り起こし刃８には横
刃８ａが設けられ、支持車輪８ｂにより上下調節可能に
支持されると共に、加振クランク１８により前後方向に
振動し、油圧シリンダ１７の伸縮作動により上下動調節
されるようになっている。そして、加振された掘り起こ
し刃８及び横刃８ａにより圃場に植生している人参Ｃの
下方を掘り起こして、引き抜き搬送ベルト６，６による
人参Ｃのの引き抜きが少ない抵抗で行われるようにして
ある。引き抜き搬送ベルト６，６の前側には、人参の茎
葉部Ｓを掻き込む掻き込み装置１９及び人参の茎葉部Ｓ
を分草するデバイダ２０が設けられている。
部の支持フレーム７による支持位置において上下回動可
能に枢支され、前部を上下調節ハンドル１６ａにより上
下調節可能の接地車輪１６により支持され、機体と引き
抜き搬送ベルト６，６との間に架設された油圧シリンダ
（図示せず）の伸縮作動により前端側が上下動調節され
るようになっている。また、上記掘り起こし刃８には横
刃８ａが設けられ、支持車輪８ｂにより上下調節可能に
支持されると共に、加振クランク１８により前後方向に
振動し、油圧シリンダ１７の伸縮作動により上下動調節
されるようになっている。そして、加振された掘り起こ
し刃８及び横刃８ａにより圃場に植生している人参Ｃの
下方を掘り起こして、引き抜き搬送ベルト６，６による
人参Ｃのの引き抜きが少ない抵抗で行われるようにして
ある。引き抜き搬送ベルト６，６の前側には、人参の茎
葉部Ｓを掻き込む掻き込み装置１９及び人参の茎葉部Ｓ
を分草するデバイダ２０が設けられている。
【００１０】機体の引き抜き搬送ベルト６，６側と反対
側に操縦部２１が設けられ、この操縦部２１の後ろ側に
操縦者が乗るステップ２１ａと運転座席２１ｂが配設さ
れている。この運転座席２１ｂは、操縦者が座った姿
勢、または立った姿勢の何れでも使用でき、また、水平
方向に回動して選別コンベア１１での選別作業も行える
るようになっている。運転座席２１ｂの後ろ側（または
横方向）には、選別コンベア１１での選別作業を行う作
業者が乗るステップ１１ａと、後向きの運転座席１１ｂ
とが配設されている。
側に操縦部２１が設けられ、この操縦部２１の後ろ側に
操縦者が乗るステップ２１ａと運転座席２１ｂが配設さ
れている。この運転座席２１ｂは、操縦者が座った姿
勢、または立った姿勢の何れでも使用でき、また、水平
方向に回動して選別コンベア１１での選別作業も行える
るようになっている。運転座席２１ｂの後ろ側（または
横方向）には、選別コンベア１１での選別作業を行う作
業者が乗るステップ１１ａと、後向きの運転座席１１ｂ
とが配設されている。
【００１１】上記茎葉処理装置１０は、共に内側に回転
する一対の切断位置決めロール２３，２３と、円板状の
カッタ刃２４とからなり、引き抜き搬送ベルト６，６に
より茎葉部Ｓを挟持して搬送されて来る茎葉部Ｓ及び人
参Ｃを、切断位置決めロール２３，２３によって人参Ｃ
を位置決めし、カッタ刃２４により茎葉部Ｓを所定位置
から切断するようにしている。また、引き抜き搬送ベル
ト６，６によって茎葉部Ｓが挟持されて搬送されて来る
人参Ｃは、その移動過程で茎葉処理装置１０に自動的に
導入されるようになっているが、その茎葉処理装置１０
の切断位置決めロール２３，２３の前側に、左右一対の
案内体２２が設けられている。そして、案内板２２，２
２間を通過する人参Ｃの大きさ、形状に応じて、その通
路（間隔）を拡縮自在に弾持している。また、人参Ｃか
ら切断される茎葉部Ｓの切断高さが調節可能となってお
り、この調節により人参の他、根菜類の種類、地域性、
市場性等に合わせて所望の切断高さに切断できるように
なっている。引き抜き搬送ベルト６，６の搬送終端部に
は、一対の茎葉排出ロール２５が設けられている。
する一対の切断位置決めロール２３，２３と、円板状の
カッタ刃２４とからなり、引き抜き搬送ベルト６，６に
より茎葉部Ｓを挟持して搬送されて来る茎葉部Ｓ及び人
参Ｃを、切断位置決めロール２３，２３によって人参Ｃ
を位置決めし、カッタ刃２４により茎葉部Ｓを所定位置
から切断するようにしている。また、引き抜き搬送ベル
ト６，６によって茎葉部Ｓが挟持されて搬送されて来る
人参Ｃは、その移動過程で茎葉処理装置１０に自動的に
導入されるようになっているが、その茎葉処理装置１０
の切断位置決めロール２３，２３の前側に、左右一対の
案内体２２が設けられている。そして、案内板２２，２
２間を通過する人参Ｃの大きさ、形状に応じて、その通
路（間隔）を拡縮自在に弾持している。また、人参Ｃか
ら切断される茎葉部Ｓの切断高さが調節可能となってお
り、この調節により人参の他、根菜類の種類、地域性、
市場性等に合わせて所望の切断高さに切断できるように
なっている。引き抜き搬送ベルト６，６の搬送終端部に
は、一対の茎葉排出ロール２５が設けられている。
【００１２】このような構成の農産物（人参）収穫機１
においては、まず作付体系に合わせて引き抜き搬送ベル
ト６，６を、上下調節ハンドル１６ａにより上下調節し
て接地車輪１６の高さを変え、また、図示しない油圧シ
リンダによっても適切な位置に支持する。この実施例で
は、図３に示すように圃場に植生している人参Ｃ列を２
列同時に収穫するようにしている。そして、引き抜き搬
送ベルト６，６、掘り起こし刃８、掻き込みベルト９，
９をそれぞれ駆動させた状態で、作業者は操縦座席２１
ｂに座って操縦部２１を操作し、機体はクローラ２，２
により走行しながら収穫作業を行う。
においては、まず作付体系に合わせて引き抜き搬送ベル
ト６，６を、上下調節ハンドル１６ａにより上下調節し
て接地車輪１６の高さを変え、また、図示しない油圧シ
リンダによっても適切な位置に支持する。この実施例で
は、図３に示すように圃場に植生している人参Ｃ列を２
列同時に収穫するようにしている。そして、引き抜き搬
送ベルト６，６、掘り起こし刃８、掻き込みベルト９，
９をそれぞれ駆動させた状態で、作業者は操縦座席２１
ｂに座って操縦部２１を操作し、機体はクローラ２，２
により走行しながら収穫作業を行う。
【００１３】圃場に植生している人参Ｃ列は、２列分の
下方が、加振クランク１８により加振されている掘り起
こし刃８及び横刃８ａにより掘り起こされ、人参Ｃの茎
葉部Ｓはデバイダ２０により分草され、掻き込み装置１
９により掻き込まれ、掻き込みベルト９，９により後方
へ掻き込まれる。掻き込みベルト９，９により掻き込ま
れた人参Ｃの茎葉部Ｓは、引き抜き搬送ベルト６，６の
始端部に挟持され、機体の進行と共に圃場から軽く引き
抜かれて機体の後方に向け揚上しながら搬送される。そ
して、人参Ｃが案内体２２により切断位置決めロール２
３，２３へと送り込む。案内板２３，２３間を通過する
人参Ｃは、その大きさ、形状に応じて案内板２３，２３
が拡縮し、確実に保持して位置決めされる。この状態で
カッタ刃２４により茎葉部Ｓが所定位置で切断され、人
参Ｃは選別コンベア１１上に落下する。引き抜き搬送ベ
ルト６，６に残った茎葉部Ｓは、さらに搬送されて茎葉
排出ロール２５を経て機体後方の圃場に排出される。
下方が、加振クランク１８により加振されている掘り起
こし刃８及び横刃８ａにより掘り起こされ、人参Ｃの茎
葉部Ｓはデバイダ２０により分草され、掻き込み装置１
９により掻き込まれ、掻き込みベルト９，９により後方
へ掻き込まれる。掻き込みベルト９，９により掻き込ま
れた人参Ｃの茎葉部Ｓは、引き抜き搬送ベルト６，６の
始端部に挟持され、機体の進行と共に圃場から軽く引き
抜かれて機体の後方に向け揚上しながら搬送される。そ
して、人参Ｃが案内体２２により切断位置決めロール２
３，２３へと送り込む。案内板２３，２３間を通過する
人参Ｃは、その大きさ、形状に応じて案内板２３，２３
が拡縮し、確実に保持して位置決めされる。この状態で
カッタ刃２４により茎葉部Ｓが所定位置で切断され、人
参Ｃは選別コンベア１１上に落下する。引き抜き搬送ベ
ルト６，６に残った茎葉部Ｓは、さらに搬送されて茎葉
排出ロール２５を経て機体後方の圃場に排出される。
【００１４】選別コンベア１１上に落下した人参Ｃは、
横方向に搬送される間に、選別用座席１１ｂに座った選
別作業者及び機体後部に乗った選別作業者、あるいは後
向きになった操縦者によって夾雑物が選別・除去され、
残った人参Ｃは搬送終端からコンテナ１３内に収容され
る。このような収穫作業中に選別コンベア１１において
作業者による選別作業が停滞したり、コンテナ１３が一
杯になったりすると、走行機体の走行及び収穫部の駆動
を停止することなく、選別コンベア１１の駆動動力のみ
をクラッチレバー１２により断って停止し、停滞した選
別処理を行い、あるいはコンテナ１３を入れ換えて後、
クラッチレバー１２を接続操作して選別コンベア１１を
駆動し、収穫作業を継続する。また、選別コンベア１１
の搬送終端部から排出される人参Ｃは、弾持機構１４に
より順次回動しながらコンテナ１３内に収容され、人参
Ｃにキズ、ワレ、イタミ等を生じることなく収容する。
横方向に搬送される間に、選別用座席１１ｂに座った選
別作業者及び機体後部に乗った選別作業者、あるいは後
向きになった操縦者によって夾雑物が選別・除去され、
残った人参Ｃは搬送終端からコンテナ１３内に収容され
る。このような収穫作業中に選別コンベア１１において
作業者による選別作業が停滞したり、コンテナ１３が一
杯になったりすると、走行機体の走行及び収穫部の駆動
を停止することなく、選別コンベア１１の駆動動力のみ
をクラッチレバー１２により断って停止し、停滞した選
別処理を行い、あるいはコンテナ１３を入れ換えて後、
クラッチレバー１２を接続操作して選別コンベア１１を
駆動し、収穫作業を継続する。また、選別コンベア１１
の搬送終端部から排出される人参Ｃは、弾持機構１４に
より順次回動しながらコンテナ１３内に収容され、人参
Ｃにキズ、ワレ、イタミ等を生じることなく収容する。
【００１５】図５に示す実施例のものは、上記第１実施
例のものから、選別コンベア１１上で選別作業を行う作
業者が乗るステップ１１ａ及び作業者が座る選別用座席
１１ｂを省略して、機体後部に乗った作業者及び操縦者
が選別作業を行うようにし、エンジン３が操縦部２１側
に寄せられた他は、第１実施例のものと同様の構成を有
しているものである。この第２実施例のものは、第１実
施例のものに比べ軽量化が図られている他は第１実施例
のものと同様に使用される。
例のものから、選別コンベア１１上で選別作業を行う作
業者が乗るステップ１１ａ及び作業者が座る選別用座席
１１ｂを省略して、機体後部に乗った作業者及び操縦者
が選別作業を行うようにし、エンジン３が操縦部２１側
に寄せられた他は、第１実施例のものと同様の構成を有
しているものである。この第２実施例のものは、第１実
施例のものに比べ軽量化が図られている他は第１実施例
のものと同様に使用される。
【００１６】
【発明の効果】以上説明したように本発明の農産物収穫
機によれば、茎葉処理装置を収穫・搬送帯の搬送後端側
下方に設け、該茎葉処理装置により切断されて落下する
根茎部を受けて横搬送する間に選別を行う選別コンベア
を、茎葉処理装置の下方に収穫・搬送帯と直交するよう
に設けたので、収穫機の全長を短く、コンパクトに構成
することができる。また、選別コンベアへの駆動動力を
独自に接・断するクラッチ機構を選別コンベアの側部に
設けると共に、該選別コンベアの周辺に選別作業者が用
いるステップ及び座席を設けたので、収穫作業中に選別
コンベアにおいて作業者による選別作業が停滞したり、
コンテナが一杯になったりすると、走行機体の走行及び
収穫部の駆動を停止することなく、選別コンベアの駆動
動力のみをクラッチ機構により断って一旦停止し、停滞
した選別処理を行い、あるいはコンテナを入れ換えて
後、クラッチ機構を接続操作して選別コンベアを駆動
し、収穫作業を連続して行うことができる。さらに、選
別コンベアの搬送終端部に、選別コンベアの搬送終端か
ら排出される根茎部を収容するコンテナを載置して、コ
ンテナに収容された根茎部の重量に応じて弾持機構を介
して順次回動するコンテナ支持台を配設してので、選別
コンベアから連続して排出される根茎部にキズ、ワレ、
イタミ等を生じることなく順次コンテナに収容すること
ができる。
機によれば、茎葉処理装置を収穫・搬送帯の搬送後端側
下方に設け、該茎葉処理装置により切断されて落下する
根茎部を受けて横搬送する間に選別を行う選別コンベア
を、茎葉処理装置の下方に収穫・搬送帯と直交するよう
に設けたので、収穫機の全長を短く、コンパクトに構成
することができる。また、選別コンベアへの駆動動力を
独自に接・断するクラッチ機構を選別コンベアの側部に
設けると共に、該選別コンベアの周辺に選別作業者が用
いるステップ及び座席を設けたので、収穫作業中に選別
コンベアにおいて作業者による選別作業が停滞したり、
コンテナが一杯になったりすると、走行機体の走行及び
収穫部の駆動を停止することなく、選別コンベアの駆動
動力のみをクラッチ機構により断って一旦停止し、停滞
した選別処理を行い、あるいはコンテナを入れ換えて
後、クラッチ機構を接続操作して選別コンベアを駆動
し、収穫作業を連続して行うことができる。さらに、選
別コンベアの搬送終端部に、選別コンベアの搬送終端か
ら排出される根茎部を収容するコンテナを載置して、コ
ンテナに収容された根茎部の重量に応じて弾持機構を介
して順次回動するコンテナ支持台を配設してので、選別
コンベアから連続して排出される根茎部にキズ、ワレ、
イタミ等を生じることなく順次コンテナに収容すること
ができる。
【図１】本発明による農産物（人参）収穫機の全体斜視
図である。
図である。
【図２】同全体側面図である。
【図３】同要部の概略平面図である。
【図４】同要部の概略側面図である。
【図５】本発明の他の実施例を示す農産物収穫機の全体
斜視図である。
斜視図である。
１ 農産物（人参）収穫機 ２ クローラ ３ エンジン ４ 油圧ユニット ５ トランスミッション ６ 引き抜き搬送ベルト ７ 支持フレーム ８ 掘り取り刃 ８ａ 横刃 ８ｂ 支持車輪 ９ 掻き込みベルト １０ 茎葉処理装置 １１ 選別コンベア １１ａ ステップ １１ｂ 選別
用座席 １２ 選別コンベアのクラッチレバー １３ コンテナ １３ａ 予備のコンテナ １４ 弾持機構（エアシリンダ） １５ コンテナ支持台 １５ａ コンテナ載置台 １６ 接地車輪 １６ａ 上下調節ハンドル １７ 油圧シリンダ １８ 加振クランク １９ 茎葉掻き込み装置 ２０ デバイダ ２１ 操縦座席 ２１ａ ステップ ２１ｂ 操縦座席 ２２ 案内体 ２３ 切断位置決めロール ２４ カッタ刃 ２５ 茎葉搬出ロール Ｃ 人参（根茎部） Ｓ 茎葉部
用座席 １２ 選別コンベアのクラッチレバー １３ コンテナ １３ａ 予備のコンテナ １４ 弾持機構（エアシリンダ） １５ コンテナ支持台 １５ａ コンテナ載置台 １６ 接地車輪 １６ａ 上下調節ハンドル １７ 油圧シリンダ １８ 加振クランク １９ 茎葉掻き込み装置 ２０ デバイダ ２１ 操縦座席 ２１ａ ステップ ２１ｂ 操縦座席 ２２ 案内体 ２３ 切断位置決めロール ２４ カッタ刃 ２５ 茎葉搬出ロール Ｃ 人参（根茎部） Ｓ 茎葉部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平６−46627（ＪＰ，Ａ) 特開 平５−168323（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−78616（ＪＰ，Ａ) 特開 昭61−195613（ＪＰ，Ａ) 特開 平６−153645（ＪＰ，Ａ) 実開 平２−57313（ＪＰ，Ｕ) 実開 平６−26417（ＪＰ，Ｕ) 実開 平５−76219（ＪＰ，Ｕ) 実開 平１−109920（ＪＰ，Ｕ) 実開 昭54−168514（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) A01D 23/04 A01D 13/00
Claims (1)
- 【請求項１】 走行機体に、圃場に植生している農産物
の茎葉部（Ｓ）を左右一対の無端帯により挟持して機体
の走行と共に圃場から根茎部（Ｃ）を引き抜いて収穫
し、この収穫した農産物を、茎葉部（Ｓ）を挟持した状
態で機体の後方に向け揚上しながら搬送する収穫・搬送
帯（６）と、収穫・搬送帯（６）により農産物を搬送す
る過程で茎葉部（Ｓ）から根茎部（Ｃ）を切断する茎葉
処理装置（１０）とを装備する収穫機（１）において、 上記茎葉処理装置（１０）を収穫・搬送帯（６）の搬送
後端側下方に設け、該茎葉処理装置（１０）により切断
されて落下する根茎部（Ｃ）を受けて横搬送する間に選
別を行う選別コンベア（１１）を、茎葉処理装置（１
０）の下方に収穫・搬送帯（６）と直交するように設
け、この選別コンベア（１１）への駆動動力を独自に接
・断するクラッチ機構（１２）を選別コンベア（１１）
の側部に設けると共に、該選別コンベア（１１）の周辺
に選別作業者が用いるステップ（１１ａ）及び座席（１
１ｂ）を設け、該選別コンベア（１１）の搬送終端部
に、選別コンベア（１１）の搬送終端から排出される根
茎部（Ｃ）を収容するコンテナ（１３）を載置して、コ
ンテナ（１３）に収容された根茎部（Ｃ）の重量に応じ
て弾持機構（１４）を介して順次回動するコンテナ支持
台（１５）を配設したことを特徴とする農産物収穫機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12552494A JP3332183B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 農産物収穫機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12552494A JP3332183B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 農産物収穫機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07327437A JPH07327437A (ja) | 1995-12-19 |
| JP3332183B2 true JP3332183B2 (ja) | 2002-10-07 |
Family
ID=14912306
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12552494A Expired - Lifetime JP3332183B2 (ja) | 1994-06-07 | 1994-06-07 | 農産物収穫機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3332183B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104521408B (zh) * | 2014-12-16 | 2016-06-29 | 福建省冠正机械科技有限公司 | 一种适于丘陵小田块的微型淮山收获机 |
-
1994
- 1994-06-07 JP JP12552494A patent/JP3332183B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07327437A (ja) | 1995-12-19 |
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