JP5476698B2 - 作物分離収穫機 - Google Patents
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Description
請求項1記載の発明は、圃場から作物(T)を掘り取り機体後方へ搬送する掘取搬送装置(D)と、該掘取搬送装置(D)で搬送中の作物(T)を分離する第1分離装置(E)と、第1分離装置(E)で分離されなかった作物(T)を分離する第2分離装置(G)と、第1分離装置(E)で分離された作物(T)を引き継ぎ機体後方へ選別搬送する選別搬送装置(F)を設けた作物分離収穫機において、前記掘取搬送装置(D)の堀取搬送コンベア(50)の前後方向に沿った搬送面には、作物(T)の落下を防止する複数の固定状の搬送突起(49a…)と複数の突出退避回動自在の補助搬送突起(49b…)を設け、前記堀取搬送コンベア(50)が前記第1分離装置(E)の下方を通過中には前記補助搬送突起(49b…)を起立突出させ、通過終了すると搬送方向の反対方向に回動しながら退避回動させる起立部材(131)を設け、前記堀取搬送コンベア(50)の搬送始端部には側面視で前記搬送突起(49a…)と補助搬送突起(49b…)が下方から上方へ移動する上下方向の直線搬送部を形成し、前記堀取搬送コンベア(50)の前方に堀取部材(53)を設け、該堀取部材(53)の後方に掘り取った作物(T)から泥土を落下しながら前記堀取搬送コンベア(50)の前記直線搬送部に送る案内部材(55a…)を設けたことを特徴とする作物分離収穫機とした。
そして、起立部材(131)を設けた区間で補助搬送突起(49b…)が起立突出することによって、作物を搬送突起(49a…)と補助搬送突起(49b)とに、あるいは補助搬送突起(49b…)同士に挟まれた状態で搬送することができる。
また、補助搬送突起(49b…)を設けたことによって、掘取搬送コンベア(50)と第1分離装置(E)との上下間の距離を小さくすることができる。
図1及び図2に示すように、里芋分離収穫機は、走行装置Bや第1分離装置Eや第2分離装置G等に駆動力を供給する動力部Aと、機体を走行させる走行装置Bと、機体の走行や旋回を操作する操縦部Cと、圃場に植生する里芋Tを掘り起こして機体後側へと搬送する掘取搬送装置Dと、掘取搬送装置Dで搬送中の里芋Tを挟持して親芋Tpと子芋Tcとに分離する第1分離装置Eと、掘取搬送装置Dから親芋Tpと子芋Tcを受けて機体後側へと選別搬送する選別搬送装置Fと、第1分離装置Eで分離し切れなかった里芋を分離する第2分離装置Gと、選別搬送装置Fから排出される親芋Tpや子芋Tcを収容するコンテナや袋体等の収容部材104を載置する載置部Hとから構成される。
まず、動力部Aについて説明する。
図1乃至図9及び図17乃至図19で示すように、メインフレーム1の後側上部で且つ機体左右一側に第1エンジン2を配置し、該第1エンジン2の上部に燃料タンク3aを取り付けると共に、第1エンジン2の前側に第1油圧ポンプ4を配置する。そして、該第1エンジン2の出力軸に第1伝動駆動プーリ5と高速駆動プーリ5Hと高速駆動プーリ5Hよりも大径な低速駆動プーリ5Lとを軸着し、第1油圧ポンプ4の回転軸に第1伝動従動プーリ6を軸着すると共に、該第1伝動駆動プーリ5と第1伝動従動プーリ6との間に第1伝動ベルト7を無端状に巻き掛ける。また、前記第1油圧ポンプ4と第1油圧バルブ8とを送油ケーブル等を介して連結する。
図1及び図19に示すように、前記第1エンジン2の下部にミッションケース15を配置し、該ミッションケース15の回転軸に高速従動プーリ16Hと高速従動プーリ16Hよりも大径な低速従動プーリ16Lを軸着する。そして、該高速従動プーリ16Hと高速駆動プーリ5Hとの間に高速走行ベルト17Hを無端状に巻き掛けると共に、低速従動プーリ16Lと低速駆動プーリ16Hとの間に低速走行ベルト17Lを無端状に巻き掛ける。また、左右駆動スプロケット19,19と、該左右駆動スプロケット19,19よりも下方に左右従動スプロケット20,20と、該左右駆動スプロケット19,19と左右従動スプロケット20,20との間に無端状に巻き掛けた左右伝動チェーン21,21とを内装した左右伝動ケース22,22を、前記ミッションケース15のドライブシャフト18の左右両側端部に取り付ける。さらに、該左右伝動スプロケット20,20に軸着した左右伝動軸23,23に左右走行クローラ24L,24Rを取り付けることによって、走行装置Bが構成される。
上記構成によれば、左右伝動ケース22,22に、左右従動スプロケット20,20を左右駆動スプロケット19,19よりも下方に内装しているため、ドライブシャフト18の装着位置が左右クローラ24L,24Rの上側となるので、ドライブシャフト18が里芋の植生している畝に接触して破損したり機体の走行が停止したりすることを防止できるので、作業能率や作業の安全性が向上する。
図1,図2,図13乃至図15及び図19に示すように、前記メインフレーム1の前側上部で且つ第1エンジン2を設けた側にメイン操縦パネル25を取り付け、該操縦パネル25に走行装置Bの高速走行ベルト17Hと低速走行ベルト17Lとのいずれか一方、或いは両方の張圧状態・非張圧状態を切り替えて機体の走行速度を変更する、或いは機体の走行と停止を切り替える左右テンションクラッチ26L,26Rを操作する走行クラッチレバー27と、機体を旋回動作させる左右旋回レバー28L,28Rと、掘取搬送コンベア50と第1分離装置Eとの動作を入切する作業部動作スイッチ29と、第2分離装置Gを動作させる第2分離装置動作スイッチ30とを取り付ける。
メインフレーム1上で且つ左右方向中央部に左右支持フレーム41,41を一定以上の間隔を開けて取り付け、該左右搬送支持フレーム41,41の機体内側上部に左右サイドカバー42,42の後端部を取り付ける。そして、該左右搬送支持フレーム41,41の左右間に左右駆動スプロケット43,43を軸着した駆動シャフト44を左右サイドカバー42,42を貫通させて回転自在に装着し、該駆動シャフト44の左右一側端に搬送モータ45を取り付けると共に、該搬送モータ45と第2油圧バルブ14とを送油ケーブル等で連結する。
さらに、前記左右サイドカバー42,42の前端部に左右支持プレート51,51を取り付けると共に、該左右支持プレート51,51の内側に前後方向に長い穴を設けた左右接続プレート52,52をボルトとナット等の固定部材で前後位置調節自在に取り付ける。そして、該左右接続プレート52,52の左右間に圃場から里芋Tを掘り起こす掘取犂53を取り付けると共に、該掘取犂53の先端部に平面視で左右方向中央部ほど後側に凹んだ屈曲部54を形成する。また、該掘取犂53と掘取搬送コンベア50の搬送始端部との間に、掘取犂53の後部に基部を有する後端部を下方に屈曲させた複数の泥落し爪55a…を等間隔に取り付け、該複数の泥落し爪55a…間で且つ泥落し爪55aよりも下方位置に後端部を下方に屈曲させた複数の補助泥落し爪55b…を取り付ける。さらに、該補助泥落し爪55b…を前記泥落し爪55a…の左右間隔部で且つ下方を通して後方へ延出し、その後端部を下方に屈曲させて掘取搬送コンベア50の搬送始端部に臨ませている。
また、前記左右サイドカバー42,42の後端部で且つ掘取搬送コンベア50の搬送経路下方に支点軸66を取り付け、該支点軸66に掘取搬送コンベア50から後述する選別搬送台100に里芋Tを引き継ぐシュータ67を回動自在に取り付ける。そして、該シュータ67の掘取搬送コンベア50側で且つバーコンベア49に取り付けた門型の凸体49a…と接触する部分に、図5及び図6で示すように茎葉落下スリット67aを形成すると共に、該茎葉落下スリット67aよりも搬送方向後側に泥土落下スリット67bを形成する。さらに、該シュータ67の後端部とメインフレーム1との間に、シュータ67を下方へ引っ張るスプリング87を設ける。
上記構成によれば、先端部に掘取犂53で里芋Tを地中から掘り起こすことによって、掘取搬送コンベア50を圃場面に接触させることなく里芋Tを掘り起こすことができるので、掘取搬送コンベア50を駆動させる搬送モータ45や駆動シャフト44に過負荷がかかり破損することが防止されるので、機体の耐久性が向上する。
さらに、後述する第1分離装置Eの後方に選別コンベア50を揺動させる揺動装置60を取り付けたことによって、第1分離装置Eによって分離された親芋Tpと子芋Tcとを振動させて付着した泥土を落とすことができるので、親芋Tpと子芋Tcの商品価値が向上すると共に、選別搬送台96での選別作業の能率が向上する。なお、親芋Tpを商品としない品種の場合は、子芋Tcのみ商品価値が向上する。
そして、掘取搬送コンベア50の終端部にシュータ67を取り付けたことによって、掘取搬送コンベア50から後述する選別搬送台100に親芋Tpと子芋Tc、第1分離装置Eで完全に分離されていない里芋Tを落下させること無く引き継ぐことができるので、里芋Tと親芋Tpと子芋Tcとが傷付くことが防止され、商品価値が向上する。
図1〜図4で示すように、前記左右サイドカバー42,42の左右外側に左右支持フレーム69,69を取り付け、該左右支持フレーム69,69の左右間に連結フレーム70を取り付ける。そして、該連結フレーム70の上部に左右上部移動ローラ71L,71L、71R,71Rを回転移動自在に配置すると共に、連結フレーム70の下部に左右下部移動ローラ72L,72L、72R,72Rを回転移動自在に配置する。また、該左右上部移動ローラ71L,71L、71R,71Rと左右下部移動ローラ72L,72L、72R,72Rとの後部に平面視で門型の左右後部支持プレート73L,73Rを取り付けると共に、左右上部移動ローラ71L,71L、71R,71Rと左右下部移動ローラ72L,72L、72R,72Rとの前部に左右前部支持プレート74,74を取り付ける。さらに、該左右後部支持プレート73L,73Rに左右ストッパー75L,75Rを機体前後方向に位相をずらして取り付けると共に、左右前部支持プレート74,74を連結スプリング76で連結して、調節装置120を構成する。
そして、該左右前部支持プレート74,74の上部に機体前後方向に亘って左右分離フレーム77,77を取り付け、該左右分離フレーム77,77の後上部に後述する左右分離搬送装置84,84を駆動させる左右分離モータ78,78を設けると共に、該左右分離モータ78,78と第2油圧バルブ14とを送油ケーブル等で連結する。また、前記左右支持プレート74,74の下部に左右駆動プーリ79,79を左右分離モータ78,78の回転軸に軸着して配置すると共に、前記左右分離フレーム77,77の前端下部に左右従動プーリ80,80を回転自在に取り付ける。さらに、前記左右駆動プーリ79,79と左右従動プーリ80,80との機体前後方向間で且つ左右分離フレーム77,77の下部に左右転動輪アーム81,81を回動自在に取り付けると共に、該左右転動輪アーム81,81の前後端に左右転動輪82,82、82,82を回転自在に取り付ける。そして、前記左右駆動プーリ79,79と左右従動プーリ80,80と左右転動輪82,82、82,82とにゴムや合成樹脂等で形成される軟質部材からなる左右分離履帯83,83を無端状に巻き掛けることによって、左右分離搬送装置84,84が構成される。さらに、左右分離搬送装置84,84の後部左右間を所定距離離間させて分離作用部αを形成すると共に、機体前側ほど左右間隔が広くなるように配置することによって、第1分離装置Eが構成される。
図1,図2,図7乃至図9に示すように、前記メインフレーム1で且つ掘取搬送装置Dの後方に左右前支柱88F,88Fと該左右前支柱88F,88Fよりも高さの低い左右後支柱88R,88Rを取り付けると共に、該左右前支柱88F,88Fの左右間に左右カムローラ92,92を軸着した揺動シャフト93を回転自在に取り付ける。そして、前記左右後支柱88R,88Rの機体外側に凹形状の左右揺動ガイド94,94を取り付け、該左右揺動ガイド94,94と左右前支柱88F,88Fとの間に夫々左右選別搬送フレーム89,89を取り付ける。さらに、該左右選別搬送フレーム89,89の左右間上側に複数の上部棒体90a…から構成される、該上部棒体90a…同士の前後間に泥土や夾雑物を落下させる落下空間S1を形成した上部選別体90を取り付け、左右選別搬送フレーム89,89の左右間下側に複数の下部棒材91a…から構成される該下部棒体91a…同士の前後間に泥土や夾雑物を落下させる落下空間S2を形成した下部選別体91とを、上部棒体90a…と下部棒体91a…とが側面断面視で上下交互となるように、且つ夫々の落下空間S1,S2の位相を機体前後方向にずらして配置(千鳥配置)する。
図1,図2,図17及び図18に示すように、前記第1エンジン2と燃料タンク3との上方にカバーフレーム106を取り付け、前記左右選別搬送フレーム89,89の外側で且つ左右前支柱88F,88Fの後方に左右中支柱107,107を取り付け、該左右支柱107,107の左右間で且つ選別搬送台100の上方位置に連結フレーム108を取り付ける。そして、該カバーフレーム106と連結フレーム108の機体内側との上部に支持フレーム109を取り付けると共に、該支持フレーム109の後部に機体前後方向に子芋Tcと親芋Tpの残骸とを選別搬送台100へと移動させるシュータ110を取り付ける。また、該支持フレーム109と右支持支柱107と連結フレーム108の上方に側面視コの字型の分離装置フレーム111を取り付け、該分離装置フレーム111の下側の機体前側突出部に里芋Tを載置する円筒形の載置台112を取り付けると共に、該載置台112の上端部外周に子芋Tcを削ぎ落とすためのリング113を取り付ける。さらに、該載置台112の内側に親芋Tpを切断破砕する複数の切断刃114・・を取り付ける。
そして、親芋Tpが複数の切断刃114…によって切断破砕されることによって、親芋Tpの残骸が腐敗し易くなると共に残骸一つ一つの大きさが小さくなるため、里芋Tの収穫期が終わった後、トラクタ等で圃場を耕耘する際に親芋Tpの残骸を細かく破砕しつつ土中に梳き込むことができるので、圃場に天然の滋養分が供給されて圃場の土質を向上させることができる。
図1,図2に示すように、前記メインフレーム1の後端部に選別搬送装置Fから排出される子芋Tcを収容するコンテナや袋体等の収容部材104を載置する後部載置台119を機体前後方向に折り畳み回動自在に設けると共に、メインフレームのうち第2エンジン9を配置した側の機体外側に後部載置台118で子芋Tcを容量一杯に収容した収容部材104を貯留しておく側部載置台119aを機体左右方向に折り畳み回動自在に設ける。さらに、該側部載置台119aの後部に、空の収容部材104、或いは子芋Tcを満載した収容部材104を載置する延長載置台119bを機体前後方向に折り畳み回動自在に取り付けることによって、載置部Hが構成される。
図20示すように、バーコンベア49…には所定間隔毎に回動凸体49b…を取り付け、掘取搬送コンベア50の搬送作用側における左右分離履帯83,83に対向する部分50bには、左右起立ガイド131,131を設けないで、回動凸体49b…を搬送方向の反対側に回動しながら下方へ退避回動するようにし、下方に退避回動した回動凸体49bが左右分離履帯83,83の下端部に接近しながら通過するように構成する。そして、その前後の搬送作用部分50a,50cには左右起立ガイド131,131を設け、回動凸体49b…を起立するように構成し、また、バーコンベア48…の非搬送側部分50dでは回動凸体49b…を退避回動するように構成する。前記構成によると、バーコンベア48…により左右分離履帯83,83に対して里芋Tを強く支持搬送しながら、コンパクトに構成することができる。
左右搬送チェーン48,48の搬送始端側部を巻き掛け構成するにあたり、前方下部の下部左右従動スプロケット46b,46b46b、及び、後方上位の左右搬送案内部材132,132に掛け回し、堀取搬送コンベア50の前側部に緩傾斜の後上り傾斜面50fを構成している。そして、掘取犂53の後側端部を堀取搬送コンベア50の後上り傾斜面50fの下部上方に臨ませている。
左右搬送チェーン48,48の前側部を前方下部の左右従動スプロケット46,46に巻き掛け、左右搬送チェーン48,48には多数の棒体を所定搬送間隔毎に配置してバーコンベア49…を構成し、このバーコンベア49…に所定搬送間隔毎に固定状態の門型の凸体49a…を取り付けることによって堀取搬送コンベア50を構成する。また、左右支持プレート51,51には、左右従動スプロケット46,46の前方に位置するように左右方向に沿った搬送ローラ133を遊転自在に支架し、左右支持軸プレート51,51の前端部に掘取犂53を取り付けている。そして、堀取犂53の上面と堀取搬送コンベア50の搬送面とを結ぶ直線に対して、搬送ローラ133の上端面を同一かあるいはそれよりやや下方に設定している。また、搬送ローラ133の表面に突起を設けた突起付き搬送ローラとしたり、ブラシ搬送ローラに構成して、搬送力を高めるようにしてもよい。
左右分離フレーム77,77の後上部に左右分離搬送装置84,84を駆動させる左右分離モータ78,78を設け、左右分離モータ78,78の回転軸下部に左右駆動プーリ79,79を軸着し、左右分離フレーム77,77の前端下部に左右従動プーリ80,80を回転自在に取り付ける。左右駆動プーリ79,79と左右従動プーリ80,80との機体前後方向間で且つ左右分離フレーム77,77の下方に左右転動輪アーム(図示省略)を回動自在に取り付けると共に、左右転動輪アームの前後端に左右転動輪(図示省略)を回転自在に取り付ける。そして、左右駆動プーリ79,79と左右従動プーリ80,80と左右転動輪(図示省略)とに、ゴムや合成樹脂等で形成される軟質部材からなる左右分離履帯83,83を無端状に巻き掛けて、左右分離搬送装置84,84を構成している。そして、左右分離搬送装置84,84の左右間隔を後側ほど順次狭くし、堀取搬送コンベア50の搬送面に沿わせて配設している。
そして、左右持ち上げローラ134b,134bの上部に駆動用モータ(図示省略)を配設し、ローラの前側部を左右内側に回転するように強制駆動するように構成してもよい。このように構成すると、駆動用モータが里芋Tや畦の邪魔にならず、里芋Tを詰まらせずに左右分離履帯83,83に案内することができる。
そして、左右分離履帯83,83の下端部に対して、図31に示すように、左右持ち上げローラ134b,134bの下端部を同じ高さか、あるいは、やや下方に設定することにより、左右持ち上げローラ134b,134bにより里芋Tを確実に持ち上げ案内することができる。
堀取搬送コンベア50を前側堀取搬送コンベア50gと後側堀取搬送コンベア50hとに分割し、前側堀取搬送コンベア50gの終端側に後側堀取搬送コンベア50hの始端側を接近して配置している。また、後側堀取搬送コンベア50hの始端側部を左右分離履帯83,83の終端側下方に配置し、前側堀取搬送コンベア50gの後上り傾斜角度よりも、後側堀取搬送コンベア50hの後上り傾斜角度を緩く構成し、前側堀取搬送コンベア50gの凸体49a…の高さよりも、後側堀取搬送コンベア50hの凸体49a…を低くし、左右分離履帯83,83の下方に沿わせて接近させて配設している。また、左右分離モータ78,78の回転軸下部に左右輪体137,137を取り付けて、左右分離履帯83,83の下端縁部と後側堀取搬送コンベア50hの搬送面の間で、左右輪体137,137を回転させるようにしている。
掘取犂53の後側に複数の前記泥落し爪55a…及び複数の補助泥落し爪55b…を設け、左右分離履帯83,83の始端側左右両側から前後方向に長い左右螺旋搬送体138,138を前方に向けて延出し、左右螺旋モータ139,139で駆動するようにしている。この左右螺旋搬送体138,138を、平面視で前側部から後側部に向けて順次幅狭にして、その後側端部を左右分離履帯83,83の始端側部内側に臨ませ、その前側端部を泥落し爪55a…及び補助泥落し爪55b…の後側端部上方に臨ませ、また、側面視で後上り傾斜状に構成している。
C 操縦部
D 掘取搬送装置
E 第1分離装置
F 選別搬送装置
G 第2分離装置
T 里芋(作物)
49a 搬送突起
49b 補助搬送突起
49c 搬送爪
50 堀取搬送コンベア
53 堀取部材
55a 案内部材
131 起立部材
Claims (3)
- 圃場から作物(T)を掘り取り機体後方へ搬送する掘取搬送装置(D)と、該掘取搬送装置(D)で搬送中の作物(T)を分離する第1分離装置(E)と、第1分離装置(E)で分離されなかった作物(T)を分離する第2分離装置(G)と、第1分離装置(E)で分離された作物(T)を引き継ぎ機体後方へ選別搬送する選別搬送装置(F)を設けた作物分離収穫機において、
前記掘取搬送装置(D)の堀取搬送コンベア(50)の前後方向に沿った搬送面には、作物(T)の落下を防止する複数の固定状の搬送突起(49a…)と複数の突出退避回動自在の補助搬送突起(49b…)を設け、前記堀取搬送コンベア(50)が前記第1分離装置(E)の下方を通過中には前記補助搬送突起(49b…)を起立突出させ、通過終了すると搬送方向の反対方向に回動しながら退避回動させる起立部材(131)を設け、
前記堀取搬送コンベア(50)の搬送始端部には側面視で前記搬送突起(49a…)と補助搬送突起(49b…)が下方から上方へ移動する上下方向の直線搬送部を形成し、前記堀取搬送コンベア(50)の前方に堀取部材(53)を設け、該堀取部材(53)の後方に掘り取った作物(T)から泥土を落下しながら前記堀取搬送コンベア(50)の前記直線搬送部に送る案内部材(55a…)を設けたことを特徴とする作物分離収穫機。 - 前記堀取搬送コンベア(50)の突出退避回動自在の補助搬送突起(49b…)の上下高さを、固定状の搬送突起(49a…)の上下高さよりも高く構成したことを特徴とする請求項1記載の作物分離収穫機。
- 前記搬送突起(49a…)及び前記補助搬送突起(49b…)に各々搬送爪(49c…)を機体左右方向に所定間隔ごとに設け、前記堀取部材(53)の後方に設けた案内部材(55a…)の左右間隔部を該搬送爪(49c…)が通過する構成したことを特徴とする請求項1または2記載の作物分離収穫機。
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