JPH07199939A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH07199939A
JPH07199939A JP5350731A JP35073193A JPH07199939A JP H07199939 A JPH07199939 A JP H07199939A JP 5350731 A JP5350731 A JP 5350731A JP 35073193 A JP35073193 A JP 35073193A JP H07199939 A JPH07199939 A JP H07199939A
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Taichi Kosugi
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    • G10MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
    • G10HELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
    • G10H1/00Details of electrophonic musical instruments
    • G10H1/18Selecting circuits
    • G10H1/181Suppression of switching-noise
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03MCODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
    • H03M11/00Coding in connection with keyboards or like devices, i.e. coding of the position of operated keys
    • H03M11/20Dynamic coding, i.e. by key scanning

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成で、誤動作を防止することが可能
なキースキャン回路を備えた電子楽器を提供すること。 【構成】 キースイッチ回路10から入力される演奏情
報に基づき、楽音信号を発生する電子楽器において、キ
ースキャン回路11内に、今回の状態情報とスキャンデ
ータメモリ21から読み出された前回の状態情報を入力
し、処理不可能な状態情報が入力された場合には、処理
可能な状態情報に変換し、また出力データバッファ24
に空きがない場合には状態変化を検出しないデコード回
路22を備えたこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子楽器に関し、特に簡
単な構成で誤動作を防止することが可能な鍵盤のタッチ
検出装置を備えた電子楽器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器のタッチ検出回路は、鍵
盤の2つのスイッチをそれぞれスキャンし、それぞれの
状態情報を読み込んでいた。そして、それぞれのスイッ
チの状態の組み合わせに従って、キーオン、キーオフ等
の情報を出力していた。また先に作動する第1のスイッ
チと後から動作する第2のスイッチのオンになる時間差
からタッチ強度(速度)情報を算出していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記したような従来の
電子楽器においては、ノイズ等により、先に作動する第
1のスイッチがオフであり、かつ後から動作する第2の
スイッチがオンであるような情報が入力あるいは発生
し、誤動作をおこすという問題点があった。また、まれ
に先に作動する第1のスイッチと後から動作する第2の
スイッチが同時にオンに変化する状態情報が入力される
場合があり、このような情報が入力されると誤ったタッ
チ情報が出力されてしまうという問題点もあった。本発
明の目的は、前記のような従来技術の問題点を改良し、
簡単な構成で、誤動作を防止することが可能な電子楽器
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、鍵盤から入力
される演奏情報に基づき、楽音信号を発生する電子楽器
において、キースキャン回路内に、今回の状態情報と記
憶手段から読み出された前回の状態情報を入力し、処理
不可能な状態情報が入力された場合には、処理可能な状
態情報に変換して出力するデコード手段を備えたことを
特徴とする。
【0005】
【作用】本発明は、キースキャン回路内にこのようなデ
コード手段を設けたことより、誤ったイベントデータあ
るいはタッチデータの出力を防止でき、また誤データ出
力防止回路を別に設ける必要がなくなり、構成が簡単に
なる。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して詳
細に説明する。図2は本発明を適用した電子楽器のハー
ドウェア構成を表すブロック図である。CPU1はキー
アサイン、発音制御など電子楽器全体の制御を行うもの
であり、キースキャン回路11からの信号REQの入力
端子およびキースキャン回路制御信号の出力端子を備え
ている。ROM2には、制御プログラム及びエンベロー
プ等のデータが格納されている。RAM3には、パネル
設定情報、楽器内の各種制御データあるいは入力された
自動演奏データ等が記憶される。またその少なくとも一
部はバッテリーバックアップされ、電源を切っても情報
を保持することができるように構成されている。
【0007】パネル4は、操作スイッチ、ボリュームお
よび液晶あるいはLED等の表示器を備えたパネルと、
パネルのスイッチをスキャンする回路および表示器のド
ライブ回路から成る。楽音発生回路5は、例えば予め波
形が記憶されている波形メモリから、入力された演奏情
報の音高に対応したアドレス間隔で波形情報を読み出
し、独立した複数のデジタル楽音信号を発生して、合成
するものである。D/A変換器6は合成したデジタル楽
音信号をD/A変換する。アンプ7はスピーカ8を駆動
するために楽音信号を増幅する。バス9は電子楽器内の
各回路を接続している。
【0008】キースイッチ回路10は、例えば複数の鍵
のそれぞれに備えられた2つのスイッチからなり、該2
つのスイッチの内の第1のスイッチ(S1)はキーオン
時に先に作動し、第2のスイッチ(S2)は後から動作
する。キースキャン回路11は、詳細は後述するが、自
律的にキースイッチ回路10をスキャンし、スイッチオ
ン、スイッチオフなどのイベント情報を検出し、またタ
ッチ強度データを演算してCPU1に報告する。なおこ
の他にMIDIインターフェース回路、フロッピディス
クインターフェース回路、メモリカードインターフェー
ス回路等を設けてもよい。
【0009】図1は、本発明を適用したキースキャン回
路11の構成を示すブロック図である。タイミング制御
信号発生回路25からは、キースイッチをスキャンする
ための信号が送出され、キースイッチ回路10から出力
されるスキャン信号はスキャン回路20によって直列信
号に変換され、スキャンデータメモリ21に順に書き込
まれる。図9(A)はスキャンデータメモリ21のメモ
リマップを示す説明図である。S1、S2はそれぞれス
キャン回路から出力されるキースイッチの状態を示す1
ビットデータであり、S1OLD、S2OLDは、デコ
ーダ回路22から出力され、記憶される前回の状態信号
である。チャタリングデータは、後述するが、チャタリ
ング防止のためのタイミング演算データであり、タッチ
データはスイッチがオンになる時間差からタッチ強度
(速度)を求めるための演算データである。なお(Hi
gh)は上位7ビット、(Low)は下位7ビットのデ
ータである。
【0010】デコーダ回路22はスキャンデータメモリ
21から出力される状態信号等に基づき、処理可能な状
態信号を発生し、スキャンデータメモリ21に出力する
と共に、該状態信号に基づいてイベント(キーオン、オ
フ)の発生を検出し、タイミング制御信号発生回路25
に通知すると共に、CPU1に対してリクエスト信号R
EQを送出する。タイミング制御回路25はクロックに
基づいて各種制御信号を発生し、デコーダ回路22から
イベントの発生通知(KEVN)を受けると、出力デー
タバッファ24にイベントデータの書き込みを行う。図
9(B)は出力データバッファ24のメモリマップを示
す説明図である。このバッファはRAMで構成されてお
り、32イベントまでデータを記憶可能なFIFO型バ
ッファとして使用される。OFF/ONビットはスイッ
チのオフ/オンの別、キーナンバは検出したキーの番号
(音高情報)、S1/S2はスイッチの別、タッチデー
タ(High)は、スキャンデータメモリ21を使用し
て求めたタッチ強度データの上位7ビットの値である。
演算回路23は、各鍵の処理期間内で、タッチデータの
演算、チャタリング除去用の演算、出力バッファ手段の
アドレス演算を時分割処理する演算回路(減算器)であ
る。
【0011】次に、各回路の構成を説明する。図3はキ
ースイッチ回路10およびスキャン回路20の構成を示
すブロック図である。タイミング制御信号発生回路25
からは32本のキースキャン信号が発生され、キースイ
ッチ回路10内の各スイッチを経由して2つのシフトレ
ジスタ31、32に入力され、直列データS1、S2と
してスキャンデータメモリ21に出力されると共に、ス
キャンデータメモリ21から出力される、前回スキャン
入力されたS1/S2の状態信号SWRとの排他的論理
和が取られ、スイッチの状態変化検出信号SWEVがタ
イミング制御信号発生回路25に出力される。なお33
はセレクタ、34はEXORゲートである。
【0012】図4は、スキャンデータメモリ21および
演算回路23の構成を示すブロック図である。41、4
2はメモリ40に書き込むデータを選択するセレクタで
あり、入力信号S1、S2は図9(A)のS1、S2に
書き込まれ、デコーダ回路から発生されるS1NW、S
2NWは図9(A)のS1OLD、S2OLDにそれぞ
れ書き込まれる。またメモリの下位7ビットにはセレク
タ42によって選択されたデータが同時に格納される。
なおアドレスの下位7ビットにはキーナンバデータKN
6〜0が供給されている。
【0013】メモリからの読み出しデータは1ビットラ
ッチ43〜48および7ビットラッチ51、52によっ
て必要なタイミングでラッチされる。ラッチ43、44
にはS1OLD、S2OLDがラッチされ、ラッチ45
にはS1/S2がラッチされる。ラッチ46には、チャ
タリングデータの7ビットの論理和を取ったORゲート
50の出力がラッチされる。ラッチ47、48には、O
R回路49により、S1、S2とORゲート50の出力
との論理和を取った信号がラッチされ、この信号はチャ
タリング除去された状態信号S1CR、S2CRとして
デコーダ回路に出力される。7ビットの減算器55、セ
レクタ53、54、ラッチ51、52、56は演算回路
を構成しており、後述するタイミングで各種の減算処理
を行う。なお減算器55のBRinは、各種デクリメン
トが必要な場合に1になるBRI信号を入力するボロー
(桁下がり)信号入力端子、BRoutはボロー出力端
子である。
【0014】図5、図6はデコーダ回路22の構成を示
すブロック図である。図5の回路は、バッファ24に空
きがない状態を示す信号FUL、1つ前の状態信号S1
OL、S2OL、チャタリング除去された状態信号S1
CR、S2CRを入力し、図示するような回路構成によ
り、処理不可能な状態を含まない状態信号S1NW、S
2NWを生成すると共に、イベントの発生を示す信号K
EVN、出力データバッファの書き込みポインタを制御
する信号WPC、オン/オフの別を示す信号KONF、
S1/S2の別を示す信号SWD、タッチデータを最大
値に初期化する信号TNIを発生する。なお図におい
て、例えばAND回路58はFULの反転信号、S2O
Lの反転信号、S1CR信号を入力する3入力AND回
路を表している(他の図面も同じ)。
【0015】図10は図5の回路の真理値表を示す図で
ある。図において、☆印を付した行は、入力信号のS1
CR、S2CRとは異なる出力信号S1NW、S2NW
が出力されることを示しており、例えば2、6、10行
目では、S1がオフであるにもかかわらずS2がオンで
あるという信号が入力されているが、このような状態は
有り得ないので、出力としては両方オフの状態信号を出
力している。また、図10の第14行目においては、や
はりS1がオフ、S2がオンである信号が入力されてい
るが、この場合は前回の状態情報S1OL、S2OLが
共にオンであるので、両スイッチともオンである状態情
報が出力される。更に、4行目では、1つ前の状態が両
スイッチ共オフ、今回の入力が両方オンであり、このよ
うな状態は鍵を非常に強打した場合、あるいは後述する
バッファフル状態の後にまれに起こる。しかし、このよ
うな信号が入力されると、誤ったタッチ強度信号が出力
されてしまうので、S1のみオンである信号に変換され
ている。なおキーイベント情報がCPU1に出力される
のは、KEVN欄にオンまたはオフと記載されている場
合のみである。
【0016】図6の回路は、バッファに空きがないこと
を示す信号FULおよびCPUに対するリクエスト信号
REQを生成する回路であり、FULはバッファへの書
き込みポインタの更新信号と、書き込みポインタ(ラッ
チ73)と読み出しポインタ(ラッチ72)の差が0に
なったことを示す信号のANDにより生成され、出力デ
ータバッファ24に空きが無くなったことを示す。また
REQは書き込みポインタと読み出しポインタの差が0
でないか、あるいはFULが1であることにより生成さ
れる。FULが1になると図10下4行に示すように、
S1OL、S2OLの値がそのまま出力され、状態変化
を検出しなくなる。従って、バッファにそれ以上のデー
タが書き込まれなくなるので、キースキャン回路の動作
を一時停止する等の複雑な処理回路を別に設ける必要が
なくなる。
【0017】図7は出力データバッファ24の構成を示
すブロック図である。出力データバッファ70は図9
(B)に示すようなメモリマップを持つRAMであり、
ラッチ72、73はそれぞれ読み出しポインタデータ、
書き込みポインタデータをラッチしている。このポイン
タデータは演算回路23により値が更新される。セレク
タ71、74はそれぞれ書き込みデータ、読み出しアド
レスを切り替える。出力データラッチKRG75、TR
G76はそれぞれオン/オフおよびキーナンバデータ、
S1/S2およびタッチデータをラッチする。セレクタ
77はCPUからの選択信号UASにより一方のデータ
を選択し、ゲート78はCPUからの読み出しだし制御
信号URDに基づき、セレクタ77からの入力信号をバ
ス9に出力する。
【0018】図8はタイミング制御信号発生回路25の
構成を示すブロック図である。マスタークロック発振器
81からは例えば10MHz程度のクロック信号MCK
が発生され、タイミング信号発生回路80は、クロック
信号MCKおよび、図示するような制御信号を入力し、
内蔵するカウンタおよび論理回路により、図示するよう
な各種制御信号を発生する。キーナンバカウンタ82
は、タイミング制御信号発生回路から出力されるクロッ
ク信号KCKをカウント(分周)し、現在処理している
キーナンバーを示す信号KN6〜0を発生する。デコー
ド回路83はキーナンバー信号の上位5ビットの信号を
デコードし、キースキャン信号を出力する。
【0019】次に、動作タイミングを説明する。図11
はスキャン回路20に関するタイミングを示すタイムチ
ャートである。信号KLDはシフトレジスタ31、32
に4ビットずつスキャンデータをロードするためのもの
であり、信号KCKによりシフトされて直列のスキャン
信号S1、S2が出力される。図12は1つのキーの処
理期間内の各タイミング(T0〜T7)におけるメモ
リ、ラッチ等のデータの内容を示す説明図である。まず
スキャン回路20がスイッチS1あるいはS2の状態変
化(SWEV)を検出した場合には、タイミング制御信
号発生回路25の制御により、タイミングT1(あるい
はT3)において、スキャンデータメモリ21の該当す
るエリアに0以外のチャタリングデータ初期値が書き込
まれる。次の処理周期からは、タイミングT0におい
て、S1のチャタリングデータ(CD1)が読み出さ
れ、T1においてラッチARG51にラッチされ、もし
CD1が0でなければ演算回路23において(BRI信
号により)1だけ減算され、再びスキャンデータメモリ
21の同じ番地に書き込まれる。また、図4のOR回路
50により、読み出されたデータCD1が0以外である
場合に”1”となる信号が生成され、更にOR回路49
により、S1との論理和が取られて信号S1CRが生成
される。
【0020】従って、S1CRはスイッチS1が一度オ
ンになると直ちに”1”になり、その後チャタリングに
よりS1がオン、オフを繰り返しても、CD1が減算さ
れて”0”になるまでは”1”を保持する。よって、チ
ャタリングデータが”0”になるまでの期間がチャタリ
ング周期より長くなるようにチャタリング初期値を設定
すれば、チャタリングを除去することができる。これは
キーオフの場合も同様である。またスイッチS2につい
てもT2、T3において同様の処理が行われる。
【0021】T4以降においては、タッチデータの処理
が行われる。演算処理の概要を説明すると、S1のオン
(あるいはS2のオフ)時にタッチデータ(TDH、T
DL)には最大値(それぞれ7ビットなので127)が
セットされる。それ以外の場合にはTDn=TDn-1 −
(TDn-1 /128)の演算によりTDnを更新する。
上記演算は、TDnを上位7ビットのTDHと下位7ビ
ットのTDLにより表すと、TDLn=TDLn-1 −T
DHn…(1)、TDHn=TDHn-1 −{(1)式の
ボロー(桁下がり)}となる。そして、S2のオン(あ
るいはS1のオフ)時に、キーオンイベント(あるいは
キーオフイベント)としてそのキーナンバと共にTDH
の値がタッチ強度データとして出力される。
【0022】図12においては、タイミングT4におい
てタッチデータの上位7ビットTDHが読み出され、T
5においてはタッチデータの下位7ビットTDLが読み
出される。T6においては、TDL−TDHが演算さ
れ、結果がTDLに書き込まれる。またこの時のボロー
信号がラッチ56にラッチされ、T7においては、TD
Hからこのボロー信号(BRI)が減算され、TDHが
更新される。また、S2のオン時には該TDHの値がタ
ッチ強度データとして出力データバッファに書き込まれ
る。なお、演算回路23はこのほかに、イベントが発生
した場合にはT0で出力データバッファの書き込みポイ
ンタ(73)の減算(−1)を行い、T2においては、
書き込みポインタから読み出しポインタを減算すること
により、一致しているか否かを調べ、T4においては、
CPUからの読み出しが発生した場合には読み出しポイ
ンタの減算が行われる。
【0023】出力データバッファ24においては、キー
オンあるいはキーオフのイベントが発生した場合には、
T6においてタイミング制御信号発生回路25から発生
されるキーナンバデータを書き込みポインタの示すアド
レスに書き込み、T7においては、タッチデータ(TD
H)が書き込まれる。またT0においては、読み出しポ
インタの示すアドレスからキーナンバおよびオン/オフ
データが読み出されてラッチKRGにラッチされ、また
T1においては、タッチデータ(TDH)とS1/S2
データがラッチTRGにラッチされる。これらの値はC
PU1から非同期に読み出される。
【0024】図13、14はキースキャン回路11の1
キーの処理期間におけるタイミング信号波形を示すタイ
ミングチャートである。図3〜8に示す各回路は、各タ
イミングT0〜T7において、図13、14に示すよう
なタイミング信号により、図12に示すような動作を行
う。図において、スキャンデータメモリのアドレス上位
2ビット信号CADR1、0、および各セレクタの選択
信号の行の0〜3の数字は、該数字を表す2ビット信号
が入力されることを示しており、ARG、BRG、BR
I、SC1、SC0の各信号行に信号名が記載されてい
る箇所は、該信号の値を取ることを示している。1つの
キーの処理期間は例えば1〜2マイクロ秒であり、例え
ば128キーあったとしても全てのキーをスキャンする
処理周期は256マイクロ秒以下である。なお各回路図
におけるラッチ等のストローブ入力端子に三角印の付い
ているものは、信号の立ち上がりでデータをラッチする
ことを示している。
【0025】最後に、図15、16はCPU1の動作を
示すフローチャートである。図15に示すメイン処理の
フローチャートにおいて、ステップS1においては、電
源投入時の初期化処理が行われ、CPU内、RAM内、
楽音発生回路内のデータ等が初期化される。ステップS
2においては、パネルイベント処理が行われ、パネルの
スイッチ等の状態がスキャンされ、状態変化が検出され
ると対応する処理が行われる。ステップS3において
は、後述するキーイベント処理が行われ、その後その他
の処理の後、再びステップS2に戻り、メイン処理を繰
り返す。
【0026】図16は、図15のステップS3のキーイ
ベント処理を示すフローチャートである。ステップS1
0においては、CPU1はキースキャン回路11から出
力される信号REQを入力ポートから読み込んで、RE
Qが”1”であるか否かを調べ、結果が否定であれば処
理を終了するが、肯定であれば、ステップS11に移行
する。ステップS11においては、CPU1は信号UR
D(I/Oポート読み出し制御信号)および信号UAS
(読み出しアドレス信号)を発生して、キースキャン回
路11からオン/オフ、キーナンバデータおよびタッチ
強度データ(とS1/S2情報)を読み出す。ステップ
S12においては、読み出したOFF/ONデータが
1、即ちキーオンであるか否かが調べられ、キーオンで
あればステップS13に移行し、周知のキーアサイン処
理により、空いている発音チャネルが割り当てられ、音
色(波形)やエンベロープ等の各種パラメータがセット
されて、発音開始される。またステップS12において
キーオフであった場合にはステップS14に移行し、該
当する発音チャネルに対して、発音の減衰などのキーオ
フ処理が行われる。
【0027】以上、実施例を説明したが、次のような変
形例も考えられる。デコーダ回路22は、図5、6に示
すような布線論理回路により構成したが、例えば図10
に示すような出力情報を記憶したROMあるいはRAM
により実現することも可能であり、そうすれば出力信号
も任意に設定可能である。CPUはリクエスト信号RE
Qをポートから読み込む例を開示したが、REQ信号に
より、CPUに割り込みをかけるようにしてもよい。
【0028】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の電子楽器に
よれば、キースキャン回路に上記したようなデコード手
段を設けたことより、誤ったイベントデータあるいはタ
ッチデータの出力を防止できるという効果があり、また
誤データ出力防止回路を別に設ける必要がなくなり、簡
単な構成で実施することが可能となるという効果もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のキースキャン回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】本発明の電子楽器のハードウェア構成を表すブ
ロック図である。
【図3】キースイッチ回路、スキャン回路を示すブロッ
ク図である。
【図4】スキャンデータメモリ、演算回路を示すブロッ
ク図である。
【図5】デコーダ回路22の構成を示すブロック図
(1)である。
【図6】デコーダ回路22の構成を示すブロック図
(2)である。
【図7】出力データバッファ24の構成を示すブロック
図である。
【図8】タイミング制御信号発生回路の構成を示すブロ
ック図である。
【図9】メモリおよびバッファのメモリマップを示す説
明図である。
【図10】図5の回路の真理値表を示す図である。
【図11】スキャン回路20のタイミングを示すタイム
チャートである。
【図12】各タイミングにおけるメモリ等の内容を示す
説明図である。
【図13】キースキャン回路のタイミングを示すタイム
チャート1である。
【図14】キースキャン回路のタイミングを示すタイム
チャート2である。
【図15】CPU1のメイン処理を示すフローチャート
である。
【図16】CPU1のキーイベント処理を示すフローチ
ャートである。
【符号の説明】
1…CPU、2…ROM、3…RAM、4…パネル、5
…楽音発生回路、6…D/A変換器、7…アンプ、8…
スピーカ、9…バス、10…キースイッチ回路、11…
キースキャン回路 20…スキャン回路、21…スキャンデータメモリ、2
2…デコーダ回路、23…演算回路、24…出力データ
バッファ、25…タイミング制御信号発生回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鍵盤から入力される演奏情報に基づき、
    楽音信号を発生する電子楽器において、 鍵盤スイッチの状態情報を順次入力するスキャン手段
    と、 鍵ごとに、今回の状態情報と記憶手段から読み出された
    前回の状態情報を入力し、処理不可能な状態情報が入力
    された場合には、処理可能な状態情報に変換して出力す
    るデコード手段と、 デコード手段の出力状態情報を鍵ごとに格納する記憶手
    段と、 デコード手段の出力情報に基づき、演奏情報を出力する
    演奏情報発生手段とを備えたことを特徴とする電子楽
    器。
  2. 【請求項2】 各鍵は異なるタイミングで作動する2つ
    のスイッチを有し、 デコード手段は、先に作動する第1のスイッチがオフで
    あり、かつ後から動作する第2のスイッチがオンである
    状態情報が入力された場合には、前回の状態情報が両ス
    イッチともオンである場合には両スイッチともオンであ
    る状態情報を出力し、それ以外の場合には両スイッチと
    もオフである状態情報を出力することを特徴とする請求
    項1に記載の電子楽器。
  3. 【請求項3】 各鍵は異なるタイミングで作動する2つ
    のスイッチを有し、 デコード手段は、先に作動する第1のスイッチと後から
    動作する第2のスイッチが同時にオンに変化する状態情
    報が入力された場合には、第1のスイッチのみがオンで
    ある状態情報を出力することを特徴とする請求項1ある
    いは2に記載の電子楽器。
  4. 【請求項4】 更に、前記演奏情報発生手段の出力であ
    る演奏情報を蓄積し、空きがなくなった場合には、デコ
    ード手段に空き無し情報を出力する出力バッファ手段を
    備え、 デコード手段は、空き無し情報が入力された場合には記
    憶手段から読み出された前回の状態情報をそのまま出力
    状態情報として出力することを特徴とする請求項1ない
    し3のいずれかに記載の電子楽器。
  5. 【請求項5】 前記記憶手段は、鍵ごとにタッチ情報演
    算データおよびチャタリング除去用演算データを記憶
    し、 更に、各鍵ごとにタッチデータの演算、チャタリング除
    去用の演算、出力バッファ手段のアドレス演算のうちの
    少なくとも2つの演算を時分割処理する演算回路を備え
    ることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載
    の電子楽器。
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