JP2576805Y2 - 楽音生成用lsi - Google Patents

楽音生成用lsi

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JP2576805Y2
JP2576805Y2 JP1992087038U JP8703892U JP2576805Y2 JP 2576805 Y2 JP2576805 Y2 JP 2576805Y2 JP 1992087038 U JP1992087038 U JP 1992087038U JP 8703892 U JP8703892 U JP 8703892U JP 2576805 Y2 JP2576805 Y2 JP 2576805Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、音源ブロックとそれを
制御するマイクロコンピュータ部が同一チップ内に内蔵
された楽音生成用LSIに係り、更に詳しくは、音源ブ
ロックによるLSI外部に接続された波形メモリのアク
セス、及びマイクロコンピュータ部によるLSI外部に
接続されたデータ用メモリ又はワークメモリのアクセス
を制御するための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子楽器システムなどの楽音生成
装置では、鍵盤やスイッチ等の操作状態の検出、及びそ
れらの操作状態に基づく楽音生成指示は汎用のマイクロ
コンピュータで行われ、実際の楽音波形の生成は専用の
音源LSIで行われていた。
【0003】そして、音源LSIによる波形生成方式と
して、その外部に接続された波形メモリから読み出した
波形に、フィルタ等の演算処理を施して楽音波形を生成
する方式が多く採用されている。
【0004】図5は、従来例の構成図である。マイクロ
コンピュータ503は、プログラムROMは内蔵してい
るが、自動演奏データなどが格納されるデータ用ROM
504、及び発音制御データなどが格納されるワークR
AM505は、データバス511及びアドレスバス51
2を介して、マイクロコンピュータ503のLSIの外
部に接続される。
【0005】マイクロコンピュータ503は、スイッチ
502の操作状態によって決定される楽音を鍵盤501
の押鍵に応じて発生させるように、データバス511及
びアドレスバス512を介して、マイクロコンピュータ
503の外部に接続される音源LSI507を制御す
る。
【0006】音源LSI507は、PCM波形ROM5
06から、PCM波形データを、マイクロコンピュータ
503から指示された音階に応じた歩進速度で読み出
し、それに対して信号処理を施して得られる楽音波形を
生成し出力する。
【0007】音源LSI507から出力された楽音波形
は、D/A変換器508でアナログ楽音信号に変換さ
れ、アンプ509で増幅された後、スピーカ510から
放音される。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】近年、LSI技術の発
達により、1チップのLSI上にマイクロコンピュータ
部と音源ブロックを始めとする複数の機能ブロックを集
積することが可能になってきた。
【0009】その場合でも、データ用メモリ、ワークメ
モリ、及び波形メモリなどの大容量のメモリはLSIに
内蔵できないため、それらはLSIの外部に接続される
形態が採用される。
【0010】ここで、音源ブロックは一定周期毎に正確
に波形メモリをアクセスする必要があり、一方、マイク
ロコンピュータ部はプログラムの動作に応じた任意のタ
イミングでデータ用メモリやワークメモリをアクセスす
る必要がある。従って、マイクロコンピュータ部と音源
ブロックを単純に1チップに集積化しただけでは、波形
メモリをアクセスするバスとデータ用メモリ又はワーク
メモリをアクセスするバスが独立して必要になって、L
SIのピン数が非常に多くなってしまう。その結果、L
SIの製造コストの上昇、実装コストの上昇、及び装置
の大型化を招いてしまうという問題点を有している。
【0011】本考案の課題は、音源ブロックが外部の波
形メモリをアクセスする動作と、マイクロコンピュータ
部が外部のデータ用メモリ又はワークメモリをアクセス
する動作を、少ないピン数で実現することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本考案は、集積回路の外
部にデータバス及びアドレスバスを介して接続される波
形メモリなどの第1種の記憶手段とデータ用メモリ又は
ワークメモリなどの第2種の記憶手段をアクセスしなが
ら楽音波形の生成を行う楽音生成用LSIを前提とす
る。
【0013】そして、まず、集積回路内に集積され、楽
音波形を生成し、少なくとも第1種の記憶手段をアクセ
スし、そのアクセス時に、所定周期毎に、その所定周期
と同じかそれより短い連続する少なくとも集積回路の処
理サイクル(基本動作サイクル又はメモリアクセスサイ
クルなど)の2サイクルの間第1種の記憶手段をアクセ
スする同じアドレスを出力する楽音波形生成手段を有す
る。
【0014】次に、上述の集積回路内に集積され、入力
される演奏情報に従って楽音波形生成手段を制御し、第
2種の記憶手段をアクセスし、そのアクセス時に、処理
サイクルの連続しない1サイクルの間第2種の記憶手段
をアクセスするアドレスを出力する演奏情報制御手段を
有する。
【0015】そして、次のようなアクセス制御手段を有
する。即ち、このアクセス制御手段は、上述の集積回路
内に集積され、演奏情報制御手段から第2種の記憶手段
をアクセスするアドレスが出力されている処理サイクル
において、その第2種の記憶手段をアクセスするアドレ
スをアドレスバスに出力すると共に、演奏情報制御手段
と第2種の記憶手段の間でデータバスを介してデータの
転送を行わせる。また、このアクセス制御手段は、楽音
波形生成手段から第1種の記憶手段をアクセスする同じ
アドレスが出力されている前述した連続する少なくとも
2処理サイクルのうちの1サイクルであって演奏情報制
御手段から第2種の記憶手段をアクセスするアドレスが
出力されていない処理サイクルにおいて、その第1種の
記憶手段をアクセスするアドレスをアドレスバスに出力
すると共に、楽音波形生成手段と第1種の記憶手段にデ
ータバスを介してデータの転送を行わせる。
【0016】
【作用】楽音波形生成手段は、所定周期毎に、その所定
周期と同じかそれより短い連続する少なくとも2処理サ
イクルの間第1種の記憶手段をアクセスする同じアドレ
スを重複して出力する。
【0017】一方、集積回路内に集積される演奏情報制
御手段は、第2種の記憶手段をアクセスする場合、処理
サイクルの連続しない1サイクルの間だけ第2種の記憶
手段をアクセスするアドレスを出力する。
【0018】アクセス制御手段は、任意の1処理サイク
ルの間だけ演奏情報制御手段からのアドレスを受け付け
て演奏情報制御手段と第2種の記憶手段の間でデータの
転送を行わせたとしても、楽音波形生成手段に対して、
上記処理サイクル以外のサイクルで、上記処理サイクル
において楽音波形生成手段から出力されているアドレス
と同じアドレスを受け付けることができ、そのアドレス
に基づいて楽音波形生成手段と第1種の記憶手段にデー
タの転送を行わせることができる。
【0019】従って、楽音波形生成手段は、波形メモリ
などの特定の第1種の記憶手段を上述の所定周期毎に正
確にアクセスすることができ、かつ、演奏情報制御手段
は、データ用メモリ又はワークメモリなどの第2種の記
憶手段を任意のタイミングでアクセスすることができ
る。
【0020】
【実施例】以下、図面を参照しながら本考案の実施例に
つき詳細に説明する。 <実施例の構成> 図1は、本考案の実施例の全体構成図である。
【0021】破線で囲まれた部分が1チップのLSI1
24である。マイクロコンピュータ部103は、プログ
ラムROMを内蔵しており、それに内蔵されたプログラ
ムに従って、データバス112及びアドレスバス113
を介してLSI外部に接続される、例えば自動演奏デー
タが格納されるデータ用ROM104又は発音制御デー
タが格納されるワークRAM105をアクセスしなが
ら、スイッチ102の操作状態によって決定される楽音
を鍵盤101の押鍵に応じて発生させるように音源ブロ
ック108を制御する。
【0022】音源ブロック108は、データバス112
及びアドレスバス113を介してLSI外部に接続され
るPCM波形ROM106から、PCM波形データを、
マイクロコンピュータ部103から指示された音階に応
じた歩進速度で読み出し、それに対して信号処理を施し
て得られる楽音波形を生成し出力する。
【0023】音源ブロック108から出力された楽音波
形は、D/A変換器109でアナログ楽音信号に変換さ
れ、アンプ110で増幅された後、スピーカ111から
放音される。
【0024】ここで、マイクロコンピュータ部103に
よってアクセスされるデータ用ROM104及びワーク
RAM105、並びに音源ブロック108によってアク
セスされるPCM波形ROM106は、データバス12
2及びアドレスバス123を共有している。そして、マ
イクロコンピュータ部103によるデータ用ROM10
4又はワークRAM105のアクセスと、音源ブロック
108によるPCM波形ROM106のアクセスの間の
競合の制御は、メモリコントローラ107が行う。
【0025】マイクロコンピュータ部103がデータ用
ROM104又はワークRAM105をアクセスする場
合には、アドレス信号CADがメモリコントローラ10
7からアドレスバス123に出力され、アクセスデータ
はデータバス122を介して授受される。
【0026】一方、音源ブロック108がPCM波形R
OM106をアクセスする場合は、アドレス信号WAD
がメモリコントローラ107からアドレスバス123に
出力され、PCM波形ROM106から読み出されたP
CM波形データは、波形データWDTとして、データバ
ス122からメモリコントローラ107を介して音源ブ
ロック108に転送される。
【0027】図2は、図1のメモリコントローラ107
の回路構成図である。デコーダ204は、マイクロコン
ピュータ部103からのアドレス信号CADが、マイク
ロコンピュータ部103に内蔵されているメモリ部を指
定している場合にはデコーダ出力DECOをハイレベル
にし、LSI外部に接続されるデータ用ROM104又
はワークRAM105を指定している場合にはデコーダ
出力DECOをローレベルにする。
【0028】セレクタ206は、デコーダ出力DECO
がハイレベルの場合には音源ブロック108からのアド
レス信号WADを選択し、それをアドレスバス123に
アドレス信号ADRとして出力し、デコーダ出力DEC
Oがローレベルの場合にはマイクロコンピュータ部10
3からのアドレス信号CADを選択し、それをアドレス
バス123にアドレス信号ADRとして出力する。
【0029】デコーダ出力DECOは、クロックCKD
のタイミングでFF(フリップフロップ)205にセッ
トされ、制御信号INHBを出力する。アンドゲート2
02は、制御信号INHBがハイレベルの場合、即ち、
マイクロコンピュータ部103がデータ用ROM104
又はワークRAM105をアクセスしていないときに、
クロックCK1をラッチクロックRCKとして出力し、
このラッチクロックRCKによってデータバス122上
のPCM波形データDATがFF201に取り込まれ
る。
【0030】更に、FF201から出力される波形デー
タWDT0は、クロックCK2の基づいてFF203に
ラッチされ、波形データWDTとして音源ブロック10
8に出力される。 <実施例の動作原理> 上述の構成を有する実施例の動作原理について、まず説
明する。
【0031】まず、音源ブロック108は、通常は、L
SIの基本動作サイクルの2サイクルずつPCM波形R
OM106をアクセスする同じアドレス信号WADをメ
モリコントローラ107に重複して指定する。メモリコ
ントローラ107は、この2基本動作サイクルずつ同じ
アドレス信号WADをアドレス信号ADRとしてアドレ
スバス113に順次出力する。そして、メモリコントロ
ーラ107は、上述の2基本動作サイクルずつ同じアド
レス信号ADRに対応してPCM波形ROM106から
データバス112に出力される2基本動作サイクルずつ
同じPCM波形データDATのうち、何れか一方のサイ
クルのデータを選択し、それを波形データWDTとして
音源ブロック108に出力する。
【0032】一方、マイクロコンピュータ部103は、
上述の動作中における任意のタイミングで、1基本動作
サイクルの間、データ用ROM104又はワークRAM
105をアクセスするアドレス信号CADをメモリコン
トローラ107に出力する。この場合、メモリコントロ
ーラ107は、アドレス信号CADが指定されたサイク
ルの間のみ、アドレス信号WADではなくアドレス信号
CADを選択し、それをアドレス信号ADRとしてアド
レスバス113に順次出力する。マイクロコンピュータ
部103は、アドレス信号CADを出力したサイクルに
おいて、データ用ROM104又はワークRAM105
との間でデータバス112を介して、データを授受す
る。一方、メモリコントローラ107は、アドレス信号
CADが選択されるサイクルにおいてはデータバス11
2上のデータDATを選択せず、アドレス信号WADが
選択されるサイクルにおいてのみ、PCM波形ROM1
06からデータバス112に出力されるPCM波形デー
タDATを選択し、それを波形データWDTとして音源
ブロック108に出力する。
【0033】上述のように、本実施例では、マイクロコ
ンピュータ部103は任意のサイクルでデータ用ROM
104又はワークRAM105をアクセスできる。この
場合に、マイクロコンピュータ部103は、データ用R
OM104又はワークRAM105をアクセスする毎
に、必ず内部のプログラムROMをアクセスするため、
データ用ROM104又はワークRAM105を連続す
るサイクルでアクセスすることはない。従って、音源ブ
ロック108は、連続する2基本動作サイクルのうち少
なくとも一方のサイクルにおいて、必ずPCM波形RO
M106をアクセスでき、PCM波形データを取得でき
る。
【0034】このように、本実施例では、データ用RO
M104、ワークRAM105、及びPCM波形ROM
106が共通のデータバス112及びアドレスバス11
3に接続されたもとで、音源ブロック108が一定周期
毎に正確に波形メモリをアクセスでき、かつ、マイクロ
コンピュータ部103が任意のタイミングでデータ用R
OM104又はワークRAM105をアクセスできる。 <実施例の具体的動作> 本実施例の具体的な動作につき、以下に詳細に説明す
る。
【0035】図3は、本実施例の動作タイミングチャー
トである。図3(a) のクロックCK0は、基本クロッ
ク、図3(b) のクロックCKD、図3(c) のクロックC
K1、及び図3(d) のクロックCK2は、基本クロック
CK0を分周したものである。
【0036】図3(d) に示されるCYCLは、LSIの
基本動作サイクルである。マイクロコンピュータ部10
3及び音源ブロック108ともに、この基本動作サイク
ルCYCLに同期して動作する。
【0037】図3(f) に示されるWADは、音源ブロッ
ク108が指定するアドレス信号であり、その値は、図
に示されるように、2サイクル毎に変化する。次に、図
4は、マイクロコンピュータ部103のメモリマップの
一例を示した図である。
【0038】アドレス空間は、ページ0からページ2ま
でのアドレス空間からなり、各ページは64kバイトの
空間である。マイクロコンピュータ部103が内蔵する
ROM、RAM、及びレジスタのアドレス空間は、それ
ぞれページ0に存在し、それぞれ、32kバイト、1k
バイト、及び128バイトの空間である。
【0039】一方、LSI外部に接続されるワークRA
M105及びデータ用ROM104の各アドレス空間
は、それぞれ、ページ1及びページ2の各64kバイト
の空間である。
【0040】今、例えば図3(e) に示されるサイクル2
及びサイクル3のタイミングにおいて、マイクロコンピ
ュータ部103がアドレス信号CADとしてページ0を
指定している場合には、デコーダ204(図2)は、図
3(g) に示されるように、ハイレベルのデコーダ出力D
ECOを出力している。
【0041】この場合には、セレクタ206は、上述の
2サイクルの間、音源ブロック108からの図3(f) に
示されるアドレスbを示す同じアドレス信号WADを選
択して、それをアドレス信号ADRとしてアドレスバス
113に出力している。
【0042】図3(g) に示されるサイクル2と3の間ハ
イレベルとなるデコーダ出力DECOは、クロックCK
Dに同期した時点t4及びt6においてFF205に取
り込まれ、この結果、制御信号INHBは、図3(h) に
示されるように、時点t4〜t8までの間ハイレベルと
なる。この期間、アンドゲート202はオンとなり、時
点t5とt7で入力する図3(c) に示されるクロックC
K1が、図3(i) に示されるように、ラッチクロックR
CKとして出力される。
【0043】FF201は、上述の時点t5とt7で入
力するクロックRCKに従って、サイクル2と3の間P
CM波形ROM106からデータバス112に出力され
ているPCM波形データDATの同じ内容d(b)を、
図3(j) に示されるように、波形データWDT0として
2回取り込む。従って、FF201には、2回目に取り
込まれたPCM波形データDATの内容d(b)が残
る。
【0044】FF203は、図3(d) に示されるよう
に、連続する2基本動作サイクルCYCLのうち後半の
先頭でのみ発生するクロックCK2に従って、図3(k)
に示されるように、時点t9において、FF201にラ
ッチされたPCM波形データDATの内容d(b)を取
り込み、それを波形データWDTとして音源ブロック1
08に出力する。
【0045】次に、例えば図3(e) に示されるサイクル
0及びサイクル1のうち、後半のサイクル1において、
マイクロコンピュータ部103がアドレス信号CADと
してページ1又は2を指定した場合には、デコーダ20
4(図2)は、図3(g) に示されるように、サイクル1
の間だけローレベルのデコーダ出力DECOを出力す
る。
【0046】この場合は、セレクタ206は、サイクル
0の間のみ音源ブロック108からの図3(f) に示され
るアドレスaを示すアドレス信号WADを選択し、サイ
クル1の間はマイクロコンピュータ部103からのアド
レス信号CADを選択して、それらをアドレス信号AD
Rとしてアドレスバス113に出力する。
【0047】図3(g) に示されるサイクル0でハイレベ
ルとなるデコーダ出力DECOは、クロックCKDに同
期した時点t0においてFF205に取り込まれ、この
結果、制御信号INHBは、図3(h) に示されるよう
に、時点t0〜t2までの間ハイレベルとなる。この期
間、アンドゲート202はオンとなり、時点t1で入力
する図3(c) に示されるクロックCK1が、図3(i) に
示されるように、ラッチクロックRCKとして出力され
る。
【0048】FF201は、上述の時点t1で入力する
クロックRCKに従って、サイクル0の間PCM波形R
OM106からデータバス112に出力されているPC
M波形データDATの内容d(a)を、図3(j) に示さ
れるように、波形データWDT0として1回取り込む。
【0049】FF203は、図3(d) に示されるクロッ
クCK2に従って、図3(k) に示されるように、時点t
5において、FF201にラッチされたPCM波形デー
タDATの内容d(a)を取り込み、それを波形データ
WDTとして音源ブロック108に出力する。
【0050】また、図3(g) に示されるサイクル1でロ
ーレベルとなるデコーダ出力DECOは、クロックCK
Dに同期した時点t2においてFF205に取り込ま
れ、この結果、制御信号INHBは、図3(h) に示され
るように、時点t2〜t4までの間ローレベルとなる。
この期間、アンドゲート202はオフとなり、時点t3
で入力する図3(c) に示されるクロックCK1が、図3
(i) に示されるように阻止され、ラッチクロックRCK
は出力されない。
【0051】従って、FF201は、上述の時点t3で
は、サイクル1の間データ用ROM104又はワークR
AM105に関係してデータバス112に出力されてい
るデータは取り込まない。
【0052】しかし、この場合でも、前述したように、
音源ブロック108は、サイクル0においてPCM波形
ROM106から出力されたPCM波形データDATの
内容d(a)を取り込むことができる。
【0053】次に、例えば図3(e) に示されるサイクル
4及びサイクル5のうち、前半のサイクル4において、
マイクロコンピュータ部103がアドレス信号CADと
してページ1又は2を指定した場合には、デコーダ20
4(図2)は、図3(g) に示されるように、サイクル4
の間だけローレベルのデコーダ出力DECOを出力す
る。
【0054】この場合は、セレクタ206は、サイクル
5の間のみ音源ブロック108からの図3(f) に示され
るアドレスcを示す同じアドレス信号WADを選択し、
サイクル4の間はマイクロコンピュータ部103からの
アドレス信号CADを選択して、それらをアドレス信号
ADRとしてアドレスバス113に出力する。
【0055】図3(g) に示されるサイクル4でローレベ
ルとなるデコーダ出力DECOは、クロックCKDに同
期した時点t8でFF205に取り込まれ、この結果、
制御信号INHBは、図3(h) に示されるように、時点
t8〜t10までの間ローレベルとなる。この期間、ア
ンドゲート202はオフとなり、時点t9で入力する図
3(c) に示されるクロックCK1が、図3(i) に示され
るように阻止され、ラッチクロックRCKは出力されな
い。
【0056】従って、FF201は、上述の時点t9で
は、サイクル4の間データ用ROM104又はワークR
AM105に関係してデータバス112に出力されてい
るデータは取り込まない。
【0057】しかし、この場合でも、音源ブロック10
8は、次に示されるように、サイクル5においてPCM
波形ROM106から出力されるPCM波形データDA
Tの内容d(c)を取り込むことができる。
【0058】即ち、図3(g) に示されるサイクル5でハ
イレベルとなるデコーダ出力DECOは、クロックCK
Dに同期した時点t10においてFF205に取り込ま
れ、この結果、制御信号INHBは、図3(h) に示され
るように、時点t10〜t12までの間ハイレベルとな
る。この期間、アンドゲート202はオンとなり、時点
t11で入力する図3(c) に示されるクロックCK1
が、図3(i) に示されるように、ラッチクロックRCK
として出力される。
【0059】FF201は、上述した時点t11で入力
するクロックRCKに従って、サイクル5の間PCM波
形ROM106からデータバス112に出力されている
PCM波形データDATの内容d(c)を、図3(j) に
示されるように、波形データWDT0として1回取り込
む。
【0060】FF203は、図3(d) に示されるクロッ
クCK2に従って、図3(k) に示されるように、時点t
13において、FF201にラッチされたPCM波形デ
ータDATの内容d(c)を取り込み、それを波形デー
タWDTとして音源ブロック108に出力する。
【0061】このように、本実施例では、データ用RO
M104、ワークRAM105、及びPCM波形ROM
106が共通のデータバス112及びアドレスバス11
3に接続されたもとで、音源ブロック108が一定周期
毎に正確に波形メモリをアクセスでき、かつ、マイクロ
コンピュータ部103が任意のタイミングでデータ用R
OM104又はワークRAM105をアクセスできる。 <他の実施例> 以上説明した実施例では、音源ブロック108は、2基
本動作サイクルに1回の割合で、PCM波形ROM10
6からPCM波形データを取得するように構成されてい
るが、本考案はこれに限られるものではなく、2サイク
ル以上の複数サイクルに1回の割合で取得するように構
成されてもよい。
【0062】また、上述の実施例では、基本動作サイク
ルを基準に動作が制御されたが、メモリアクセスサイク
ルを基準に動作が制御されるようにしてもよい。
【0063】
【考案の効果】本考案によれば、集積回路の外部に共通
のデータバス及びアドレスバスを介して、波形メモリな
どの第1種の記憶手段と、データ用メモリ又はワークメ
モリなどの第2種の記憶手段が接続される構成のもと
で、演奏情報制御手段が第2種の記憶手段を任意のタイ
ミングでアクセスすることを可能とすると共に、楽音波
形生成手段が、所定周期毎に、その所定周期内の複数の
処理サイクルのうち1サイクルで、その周期に対応する
第1種の記憶手段を正確にアクセスすることを保証する
ことが可能となる。
【0064】これにより、1チップの集積回路内に、共
通のデータバスとアドレスバスのためだけの少ないピン
数で、楽音波形生成手段と演奏情報制御手段を集積化す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の全体構成図である。
【図2】メモリコントローラの回路構成図である。
【図3】本考案の実施例の動作タイミングチャートであ
る。
【図4】マイクロコンピュータ部のメモリマップを示し
た図である。
【図5】従来例の構成図である。
【符号の説明】
101 鍵盤 102 スイッチ 103 マイクロコンピュータ部 104 データ用ROM 105 ワークRAM 106 PCM波形ROM 107 メモリコントローラ 108 音源ブロック 109 D/A変換器 110 アンプ 111 スピーカ 201、203、205 FF(フリップフロッ
プ) 202 アンドゲート 204 デコーダ 206 セレクタ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 集積回路の外部にデータバス及びアドレ
    スバスを介して接続される第1種の記憶手段と第2種の
    記憶手段をアクセスしながら楽音波形の生成を行う楽音
    生成用LSIにおいて、 前記集積回路内に集積され、前記楽音波形を生成し、少
    なくとも前記第1種の記憶手段をアクセスし、該アクセ
    ス時に、所定周期毎に、該所定周期と同じかそれより短
    い連続する少なくとも前記集積回路の処理サイクルの2
    サイクルの間前記第1種の記憶手段をアクセスする同じ
    アドレスを出力する楽音波形生成手段と、 前記集積回路内に集積され、入力される演奏情報に従っ
    て前記楽音波形生成手段を制御し、前記第2種の記憶手
    段をアクセスし、該アクセス時に、前記処理サイクルの
    連続しない1サイクルの間前記第2種の記憶手段をアク
    セスするアドレスを出力する演奏情報制御手段と、 前記集積回路内に集積され、前記演奏情報制御手段から
    前記第2種の記憶手段をアクセスするアドレスが出力さ
    れている前記処理サイクルにおいて、該第2種の記憶手
    段をアクセスするアドレスを前記アドレスバスに出力す
    ると共に、前記演奏情報制御手段と前記第2種の記憶手
    段の間で前記データバスを介してデータの転送を行わ
    せ、前記楽音波形生成手段から前記第1種の記憶手段を
    アクセスする同じアドレスが出力されている前記連続す
    る少なくとも2処理サイクルのうちの1サイクルであっ
    て前記演奏情報制御手段から前記第2種の記憶手段をア
    クセスするアドレスが出力されていない処理サイクルに
    おいて、該第1種の記憶手段をアクセスするアドレスを
    前記アドレスバスに出力すると共に、前記楽音波形生成
    手段と前記第1種の記憶手段の間で前記データバスを介
    してデータの転送を行わせるアクセス制御手段と、 を有することを特徴とする楽音生成用LSI。
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