JPH02149895A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPH02149895A
JPH02149895A JP63303548A JP30354888A JPH02149895A JP H02149895 A JPH02149895 A JP H02149895A JP 63303548 A JP63303548 A JP 63303548A JP 30354888 A JP30354888 A JP 30354888A JP H02149895 A JPH02149895 A JP H02149895A
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JP
Japan
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slur
data
curve
key
circuit
Prior art date
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Pending
Application number
JP63303548A
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English (en)
Inventor
Atsumi Kato
加藤 充美
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」 この発明は、発生楽音にスラ・−(ボルタメント)効果
を付与することができる電子楽器に関する。 「従来の技術」 スラーとは、ある音から次の音へ音程を変える時、直接
次の音へ音程を変えるのではなく、滑らかに音程を変化
させつつ、次の音へ移る演奏法である。 近年、このスラー効果を付与することかできる電子楽器
が開発されている(特公昭63−4191号参照)。こ
の電子楽器は、スラースイッチがオンとされている状態
において、レガート演奏操作(第1の鍵盤キーが離され
ないうちに第2の鍵盤キーが操作されるキー操作)が行
なわれた場合に、第1の鍵盤キーの音から、音程が滑ら
かに変化しつつ第2の鍵盤キーの音へ移るスラー効果が
自動的に付与されるようになっている。 「発明が解決しようとする課題」 ところで、従来のこの種の電子楽器において付与される
スラー効果は、通常、音程が直線的に変化するだけのも
のであり、また、ものによっては指数カーブに従って音
程が変化するものもあるがこの電子楽器においてもカー
ブが固定であり、自由なカーブに従って音程を変化させ
ることができない欠点があった。 そこでこの発明は、自由なカーブに従ってスラーの音程
を変化させることができる電子楽器を提供することを目
的としている。 「課題を解決するための手段」 この発明は、演奏情報を出力する演奏情報出力手段と、
この演奏情報出力手段から出力される演奏情報に基づい
てスラー演奏を検出するスラー検出手段と、予め決めら
れた曲線に従って変化するデータが記憶された記憶手段
と、前記スラー検出手段がスラー演奏を検出した場合に
前記記憶手段内のデータを順次読み出し、この読み出し
たデータが示す前記曲線に沿ってスラー前音からスラー
後金まで順次楽音の音高を変化させる手段とを具備する
ことを特徴としている。 「作用」 この発明によれば、記憶手段内に特定の曲線(カーブ)
に従って変化するデータを記憶させて都き、スラー演奏
時にこのデータに従って楽音の音高を変化させる。この
ような構成により、自由なカーブに従ってスラー演奏時
の楽音の音高を変化させることが可能になる。 「実施例」 以下、図面を参照してこの発明の一実施例について説明
する。
【全体構成】
第1図はこの発明の一実施例による電子楽器の全体構成
を示すブロック図である。この図において、lは複数の
十−を有する鍵盤であり、各キーの下部には各々キー操
作検出用の第1.第2キースイツチが設けられている。 ここで、第1キースイツチはキーが僅かに押し下げられ
た時オンとなり、また、第2キースイツチはキーがほぼ
下限位置に達した時オンとなる。2は押鍵検出回路であ
り、一定時間が経過する毎に鍵盤1の各キースイッチの
出力を順次走査して各キーのオン/オフ状態を調べ、オ
ンとされたキーを検出した場合にはキーオン信号KON
を“1”とすると共に、幅の狭いキーオンパルスKON
Pを出力し、また、検出したキーのキーコードKCを出
力する。また、そのキーがオフとされた時は、キーオン
信号KONを“O”に戻す。また、この押鍵検出回路2
には、スラー効果を付与すべき押鍵操作(以下、スラー
操作という)を検出するスラー検出回路3が設けられて
いる。そして、このスラー検出回路3がスラー操作を検
出すると、スラースタート信号SS(パルス信号)を出
力する。 イニシャルタッチ検出回路4は、操作されたキーの操作
初期の押鍵強度(イニシャルタッチ)を検出する回路で
あり、操作されたキーに設けられた第1キースイツチが
オンとされた時から第2キースイツチがオンとされるま
での時間を計測し、この計測結果をタッチデータTDと
して出力する。 音色選択操作子5は操作パネルに設けられた音色設定用
の操作子である。音色検出回路6は、定時間が経過する
毎に各音色選択操作子5の出力を走査して現在設定され
ている音色を検出し、その音色を示す音色コードNCを
出力する。スラー効果回路9は発生楽音にスラー効果を
付与する回路であり、スラースタート信号SSが供給さ
れた場合に、スラー前音からスラー後金まで順次変化す
るキーフードKCを出力する。また、スラースタート信
号SSが供給されていない場合は、押鍵検出回路2から
出力されたキーコードKCをそのまま出力する。トーン
ジェネレー、夕10はスラー効果回路9から出力される
キーコードKCの音高を有し、音色検出回路6から出力
される音色コードNCが示す音色を有するディジタル楽
音データGDを形成し、乗算器11へ出力する。エンベ
ロープ発生回路12は、キーオン信号KOHに同期し、
音色コードNCに応じて決まる波形で逐次変化するディ
ジタルエンベロープデータEDを発生し、乗算器11へ
出力する。乗算器11は楽音データCDとエンベロープ
データEDを乗算し、その乗算結果をD/A変換器13
へ出力する。D/A変換器13は乗算器11の出力をア
ナログ楽音信号に変換し、サウンドシステム14へ出カ
スる。 サウンドシステム14は増幅器、スピーカ等から構成さ
れ、D/A変換器13から出力される楽音信号を楽音と
して発音する。 次に、上述した電子楽器の各部を詳述する。
【スラー検出回路3】 この電子楽器においては、第2図に示すように、第1の
押鍵によるキーが離鍵される前に第2のキーの押鍵が行
なわれた場合(△t≧0)に、スラー操作と判断し、同
図に示すスラースタート信号SSを出力する。 なお、第1の押鍵と第2の押鍵の重なり時間△tが、0
≦△t≦Tx(但し、Tには一定時間)の場合にのみス
ラー操作と判断するようにしてもよい。 また、スラー指示スイッチを別途設け、このスイッチが
操作された場合において、以後の最初のキーオン時に未
だエンベロープがOになっていない音を探し、検出され
た場合にスラースタート信号SSを出力するようにして
もよい。この場合、検出された音から上記最初のキーオ
ンの音にかけてスラー効果が付与される。 また、第1.第2の押鍵の重なりを検出し、かっ、第1
の押鍵に基づくエンベロープがOになっていない場合に
、スラースタート信号SSを出力するようにしてもよい
。 さらに、前述した重なり時間△tがO≦△t≦TKを満
足し、かつ、エンベロープがOになっていない場合にス
ラースタート信号SSを出力するようにしてもよい。
【エンベロープ発生回路12】 第3図はエンベロープ発生回路12の構成を示すブロッ
ク図であり、この図において18はエンベロープデータ
発生部である。このエンベローフデータ発生部18は、
押鍵検出回路2から出力されるキーオン信号KON(第
4図(イ)参照)を受け、例えば第4図(ロ)に示す波
形で変化するエンベロープデータEDaを発生し、クロ
ックパルスφeのタイミングで逐次出力する。このエン
ベロープ’tli形において、八Tは立ち上がり部、S
Tは持続部、DCは減衰部である。このエンベロープ波
形は音色毎に異なり、また、立ち上がり部ATの波高値
、持続部STの波高値は各々タッチデータTDに応じて
決まる。 また、このエンベロープデータ発生回路18は、スラー
スタート信号SSが供給された場合に、第1の押鍵に基
づくエンベロープ波形と第2の押鍵に基づくエンベロー
プ波形を直線的に接続したエンベロープ波形に従って変
化するエンベロープデータEDaを発生しクロックパル
スφeのタイミングで出力する。すなわち、いま、第5
図(イ)、(ロ)を各々第1.第2の押鍵タイミングと
すると、スラースタート信号SSは同図(ハ)に示すよ
うに、第2の押鍵の直後に発生する。そして、スラー効
果が付与されるスラータイミングが同図(ニ)のタイミ
ングとなり、エンベロープデータEDaの波形が同図(
ホ)に示す波形となる。ここで、同図(ホ)から明らか
なように、スラースタート信号SSが供給された場合、
第1の押鍵に基づくエンベロープ波形の持続部STと第
2の押鍵に基づくエンベロープ波形の持続部STとが直
線で結ばれる。 したがって、スラータイミングにおけるエンベロープデ
ータのデータ数をSDN、第1の持続部のレベルをD1
1第2の持続部のレベルをD2とし、また、 (D2−D I)/5DN=d・・・・・・(1)とす
ると、スラースタート信号SS以降、エンベロープデー
タEDaは、D 1.D 1 +d、I) 1 + 2
d。 ・・・・・・、D l +(S DN−1)d、D2と
変化する(第5図(ホ)の破線参照)。なお、以下に説
明するように、上記データ数SD、Nは読出制御回路1
9から供給される。 次に、スラーエンベロープメモリ20は、上述したスラ
ータイミングにおいて使用されるn個のエンベロープ波
形(第6図参照)が記憶されたメモリである。すなわち
、この電子楽器は、スラー演奏時において、第5図(ホ
)のエンベロープ波形の破線部をそのまま使用するので
はな(、この破線部に第6図に示す種々の形状のエンベ
ロープ波形をはめ込むことができるようになっている。 この場合、どの波形が使用されるかは音色コードNGお
よびタッチデータTDに応じて決められる。また、各波
形は、0レベルからの変位を示すデータによって記憶さ
れている。したがって、このスラーエンベロープメモリ
20から読み出されたスラーエンベロープ波形(第5図
(へ)参照)を第5図(ホ)の破線部に加算すると、第
5図(ト)に示すように、メモリ20から読み出された
波形に従ってスラータイミングにおけるエンベロープ波
形が変化することになる。 読出制御回路19は、スラーエンベロープメモリ20内
のエンベロープ波形を読み出す回路であり、内部に第7
図に示す波形番号テーブル22および第8図に示す先頭
アドレステーブル23が設けられている。波形番号テー
ブル22は音色コードNCおよびタッチデータTDの上
位6ビツトに応じて決まるスラーエンベロープ波形の番
号が予め記憶されたテーブルであり、音色コードNCお
よび、タッチデータTDの上位6ビツトをアドレスデー
タとして供給すると、対応するスラーエンベロープ波形
番号が読み出される。先頭アドレステーブル23は、各
スラーエンベロープ波形が記憶されているメモリ20の
記憶エリアの先頭アドレスおよびそのエンベロープ波形
を構成するデータ数SDNか記憶されたテーブルであり
、エンベロープ波形番号をアドレスデータとして供給す
ると、対応する先頭アドレスおよびデータSDNが読み
出される。 しかして、続出制御回路19は、常時は「0」を出力し
ている。そして、スラースタート信号SSが供給される
と、その時点で音色検出回路6から供給されている音色
コードNCおよびイニ7ヤルタッチ検出回路4から供給
されているタッチデータTDを波形番号テーブル22へ
供給してスラーエンベロープ波形番号を読み出し、読み
出した波形番号を先頭アドレステーブル23へ供給して
先頭アドレスおよびデータSDNを読み出す。そして、
データS D Nをエンベロープデータ発生部18へ出
力する。以後、読出制御回路19は、上記テーブル23
から読み出した先頭アドレスに基づいて、スラーエンベ
ロープメモリ20からスラーエンベロープデータを順次
読み出し、クロックパルスφeのタイミングで加算器2
1へ順次出力する。 加算i21はエンベロープデータ発生部18かう出力さ
れるエンベロープデータEDaと読出制御回路19の出
力データとを加算し、その加算結果をエンベロープデー
タEDとして出力する。すなわち、この加算器21は、
常時はデータEDaをエンベロープデータEDとして出
力し、また、スラースタート信号SSの発生時には、デ
ータEDaと読出制御回路19から出力されるスラーエ
ンベロープデータとを加算しく第5図(ホ)、(へ)参
照)、この加算結果をエンベロープデータED(第5図
(ト)参照)として出力する。 なお、上述したエンベロープ発生回路12はスラーエン
ベロープメモリ20内に種々のエンベロープ波形を記憶
させておき、この波形に基づいてスラー演奏時のエンベ
ロープを変化させているが、これに代えて、予め複数の
異なる演算式を用意しておき、これらの演算式を次々に
用いてエンベロープデータを算出するようにしてもよい
【スラー効果回路9】 第9図はスラー効果回路9の構成を示すプロ、。 り図である。この図に示すスラー効果回路9においては
、常時は、第1図の押鍵検出回路2から出力されたキー
コードKCがラッチ30に一旦ラッチされ、このラッチ
されたキーコードKCがセレクタ31およびスルー状態
にあるホールド回路32を介して、第1図のトーンジェ
ネレータ10へ出力される。一方、スラースタート信号
SSが供給された場合は、スラーカーブメモリ33内に
記憶されている曲線が読み出され、この読み出された曲
線の変化カーブに従って逐次変化するキーコードKCが
作成され、このキーコードKCがホールド回路32を介
して順次出力される。以下、詳述する。 (A)構成 まず、第10図は上述したスラーカーブメモリ33を示
す図であり、このメモリ33には、m個の異なるスラー
カーブが記憶されている。各スラーカーブはいずれも、
第11図(イ)に示すように、最初のデータDsが「0
」、最後のデータDeが「1」であり、その間のデータ
DxはいずれもO≦Dx≦1なるデータである。また、
データの個数CNはカーブ毎に異なっている。そして、
各データがDs−*Deの順で順次読み出される。 第9図における符号34はスラーカーブメモリ33内の
データを読み出すメモリ読出回路であり、スラーカーブ
選択回路35とアドレス発生回路36と加算器37とか
ら構成されている。 スラーカーブ選択回路35は、内部に第12図に示す波
形番号テーブル40および第13図に示す先頭アドレス
テーブル41が設けられている。 波形番号テーブル40は音色コードNCおよび、タッチ
データTDの上位6ビツトに応じて決まるスラーカーブ
の番号が予め記憶されたテーブルであり、音色コードN
CおよびタッチデータTDの上位6ビツトをアドレスデ
ータとして供給すると、対応するスラーカーブ番号が読
み出される。先頭アドレステーブル41は、各スラーカ
ーブが記憶されているメモリ33の記憶エリアの先頭ア
ドレスおよびそのスラーカーブを構成するデータ数CN
が記憶されたテーブルであり、スラーカーブ番号をアド
レスデータとして供給すると、対応する先頭アドレスお
よびデータCNが読み出される。 しかして、スラーカーブ選択回路35は、スラースター
ト信号SSが供給されると、その時点で音色検出回路6
から供給されている音色コードNCおよびイニシャルタ
ッチ検出回路4から供給されているタッチデータTDを
波形番号テーブル40へ供給してスラーカーブ番号を読
み出し、読み出した番号を先頭アドレステーブル41へ
供給して先頭アドレスおよびデータCNを読み出す。そ
して、先頭アドレスをアドレスデータSADとして加算
器37へ出力し、また、データCNをアドレス発生回路
36へ出力する。 アドレス発生回路36は、0.1.2・・・・・・と逐
次増加するアドレスデータPADを発生する回路であり
、スラーカーブ選択回路35によって決定された番号の
スラーカーブを構成する各データがこのアドレスデータ
PADに基づいて逐次メモリ33から読み出される。こ
のアドレスデータ発生回路36はアドレスカウンタ、ゲ
ート回路、比較回路等を有して構成される。そして、コ
ントロール回路39からメモリリード、信号MRD(”
1”信号)が供給されると、その立ち上がりにおいてア
ドレスカウンタがリセットされる。以後、同アドレスカ
ウンタがスラークロックφSをアップカウントし、その
カウント出力がアドレスデータPDAとして加算器37
へ順次出力される。そして、同アドレスカウンタのカウ
ント出力がスラーカーブ選択回路35から出力されてい
るデータCNに一致すると、スラーエンド信号SEがコ
ントロール回路39へ出力される。コントロール回路3
9はこのスラーエンド信号SEを受け、メモリリード信
号MRDを“0”に戻す。これにより、上記アドレスカ
ウンタのカウント動作が停止する。 加算器37はスラーカーブ選択回路35から出力される
先頭アドレスSADと、アドレス発生回路36から出力
されるアドレスデータPADとを加算し、この加算結果
をアドレスデータADとしてスラーカーブメモリ33へ
出力する。このアドレスデータADにより、スラーカー
ブメモリ33内のデータが逐次読み出され、補間回路4
4へ供給される。補間回路44は、スラーカーブメモリ
33から出力される各データ間を例えば直線補間する回
路であり、この補間回路44によって補間されたデータ
が順次乗算器45へ出力される。乗算器45は上記補間
回路44の出力データと減算器46の出力データとを乗
算し、その乗算結果を加算器47へ出力する。加算器4
7は乗算器45の出力データと、ラッチ48の出力デー
タとを加算し、その加算結果をセレクタ31へ出力する
。 セレクタ31はコントロール回路39から出力されるセ
レクト信号SELが“1″の時加算器47の出力を、ま
た“O″の時ラッチ30の出力を各々選択して出力する
。また、ホールド回路32は、ホールド信号HLDが“
0′の時、スルー状態となり、また、“1”に立ち上が
った時に入力データを記憶保持する。 コントロール回路39は上記の各部を制御するコントロ
ール信号を発生する回路であり、第1図の押鍵検出回路
2から出力されるキーオン信号KON、キーオンパルス
KONPおよびスラースタート信号SSを受け、上述し
たホールド信号HLD、メモリリード信号MRD、セレ
クト信号SELを発生し、各部へ出力する。第14図に
上記各信号のタイミングを示す。 (B)動作 次に、上述したスラー効果回路9の動作を説明する。 (B−1)スラースタート信号SSが供給されない場合 この場合、コントロール回路39は、セレクト信号SE
Lとして“0”をセレクタ31へ出力する。 これにより、セレクタ31によってラッチ30の出力が
選択される。この状態において、キーオン信号KONが
立ち上がり、この立ち上がり時点で、キーオンパルスK
ONPが供給されると、コントロール回路39がそのキ
ーオンパルスKONPをラッ゛チ30へ出力すると共に
、ホールド信号HLD(“1”信号)をホールド回路3
2へ出力する。なお、ホールド信号HL Dのパルス幅
はキーオンパルスKONPのパルス幅の約2倍である。 キーオンパルスKONPがラッチ30へ供給されると、
ラッチ30にキーコードKCが読み込まれ、セレクタ3
1を介してホールド回路32へ供給される。 そして、ホールド信号HLDが“0”に戻ると、同ホー
ルド回路32がスルー状態となり、う、7チ30から出
力されているキーコードKCがトーンジェネレータ10
(第1図)へ出力される。 (B −2’Iスラースタート信号SSが供給された場
合 この場合の動作を14図を祭照して説明する。 なお、以下の説明では、第1の押鍵に基づいて押鍵検出
回路2から出力されたキーコードKCを第1のキーコー
ドKC1、第2の押鍵に基つくキーコードを第2のキー
コードKC2という。 まず、コントロール回路39へ第2の押鍵に基づくキー
オンパルスKONP(第14図(ニ)の符号PI)が供
給され、またこの時、同時にスラースタート信号SS(
同図(へ))が供給されると、コントロール回路39は
、まず、キーオンパルスKONPをラッチ30および4
8へ出力すると共に、ホールド信号HLD(同図(8ホ
))をホールド回路32へ出力する。キーオンパルスK
 ON P h< ラッチ48へ供給されると、この時
点で同ラッチ48の入力端へ供給されていた第1のキー
フードKCIがラッチ48に読み込まれ、また、ラッチ
30ヘキーオンバルスKONPが供給されると、第2の
キーコードKC2がラッチ30に読み込まれる。また、
ホールド回路32ヘホールド信qHLD(l”)が供給
されると、ホールド回路32に第1のキーコードKCI
がホールドされる。 次にコントロール回路39は、スラースタート信号SS
の立ち下がりにおいて、セレクト信号(“1”信号)を
セレクタ31へ出力する。これにより、以後、セレクタ
31によって加算器47の出力が選択される。次に、コ
ントロール回路39は、ホールド信号HLDを“O”信
号に戻すと同時に、メモリリード信号MRD(“1”信
号)(同図(ト))をアドレス発生回路36へ出力する
。ホールド信号HLDが“0”になると、ホールド回路
32がスルー状態となり、以後、加算器47の出力がセ
レクタ31およびホールド回路32を介してトーンジエ
ネータ10へ出力される。一方、アドレス発生回路36
ヘメモリリード信号MRDが供給されると、以後、加算
器37からアドレスデータADが逐次出力され、スラー
カーブメモリ33へ供給される。 これにより、スラーカーブメモリ33から、音色コード
NCおよび第2の押鍵に基づ(タッチデータTDに対応
するスラーカーブデータSCDが逐次出力され、補間回
路44へ供給され、補間回路44から補間されたスラー
カーブデータ5CDaが乗算器45へ逐次出力される。 乗算器45は、減算器46の出力データ、すなわち、(
KC2−KCI)にスラーカーブデータ5CDaを乗算
し、その結果を加算器47へ出力する。加算器47は乗
算器45の出力データとラッチ48から出力されている
第1のキーコードKC1とを加算し、その加算結果 KC1+(KC2−KCI)・ 5CDaを出力する。 ここで、データ5CDaは、0≦5CDa≦1なるデー
タであり、したがって、KCI≦KCl+(KC2−K
C1)・5CDa≦KC2 なる関係が成り立つ。この結果、データ5CDaが例え
ば第11図(イ)の波形に従って変化すると、KCI<
KC2の場合、加算器47の出力データがKCIからK
C2までその波形に従って変化し、一方、KC1>KC
2の場合は、加算器47の出力データが、第ti図(イ
)の波形をIO,5Jを基準に反転した第11図(ロ)
の波形に従って変化する。そして、この加算器47の出
力データがセレクタ31およびホールド回路32を介し
て、トーンジェネレータ10へ供給される。これにより
、トーンジェネレータ10において、スラーカーブメモ
リ33内のスラーカーブに従って音高が変化する楽音デ
ータCDが形成され、この楽音データCDが、乗算器1
1において前述したエンベロープ発生回路12から出力
されるエンベロープデータEDと乗算され、この乗算結
果がD/A変換器13においてアナログ信号に変換され
、サウンドシステム14においてスラー効果が付与され
た楽音として発音される。 以上が、第9図に示すスラー効果回路9の通常演奏時に
おけるスラー効果付与動作である。 (C)特殊な鍵操作があった場合の動作■スラー自動演
奏中において、再び演奏者によってスラー操作が行なわ
れた場合 第15図はこの場合のスラー効果回路9の各信号のタイ
ミングチャートである。この図の(ハ)において、符号
P2によって示すスラースタート信号SSが最初のスラ
ー操作に基づくスラースタート信号SSであり、このス
ラースタート信号SSと同じタイミングで発生するホー
ルド信号)(LDの立ち下がりにおいてメモリリード信
号MRDが立ち上がり、スラー自動演奏が行なわれる。 そして、このメモリリード信号が立ち上がる前に(スラ
ー自動演奏中において)、再び、演奏者によってスラー
操作が行なわれると、同図(ハ)に符号P3によって示
すスラースタート信号SSが再びスラー効果回路9のコ
ントロール回路39へ供給される。コントロール回路3
9は、そのスラースタート信号SSを受け、前述した場
合と同様の処理、すなわち、キーオンパルスKONPを
ラッチ30゜48へ、また、ホールド信号HLDをホー
ルド回路32へ各々出力する処理を行い、次いでメモリ
リード信号MRDを“0′とする。このメモリリード信
号MRDを“0″とする処理のみが通常のスラー処理と
異なる。以後、コントロール回路39は前述した場合と
同様に、セレクト信号SELを“1”としくこの場合、
既に“1”となっているが)、次いで、メモリリード信
号MRDをl”とする。 以後、前述した場合と全(同様にしてスラーカーブメモ
リ33の読み出しが行なわれ、そして、スラーエンド信
号SEがアドレス発生回路36から出力されると、スラ
ー処理が終了する。 ■スラー自動演奏中に第2の押鍵が離された場合 第16図は、この場合のスラー効果回路9の各信号のタ
イミングチャートである。この図の(イ)に示す時刻t
1において第2の押鍵が離されても、同図(ホ)〜(ト
)に示すように、各信号に変化はない。この場合、キー
オン信号KONが“0”となることによって、エンベロ
ープは逐次減衰するが、音高についてはスラー演奏が続
行される。 ■上記の場合において、その直後に再び押鍵があった場
合 第17図はこの場合のタイミングチャートである。時刻
tlにおいて第2の押鍵が離された後、スラーエンド信
号SEが発生する前の時刻(2において、第3の押鍵が
行なわれると、キーオンパルスKONPがコントロール
回路39へ供給され、このキーオンパルスKONPの立
ち上がりにおいて、セレクト信号SELが“0″に戻さ
れる(第17図(ホ)参照)。これにより、セレクタ3
1の選択状態が切り換えられる。そして、この場合、ス
ラースタート信号SSが発生しないことから、以後、通
常の(スラー演奏に無関係の)楽音発生が行なわれる。 なお、第17図(へ)、(1−)から明らかなように、
セレクタ31の切り換えが行なわれた後も、メモリリー
ド信号MRDは続けて出力され、したがって、アドレス
発生回路36内のアドレスカウンタのカウントは、スラ
ーエンド信号SEが発生するまで続行される。 (D)他の構成例 次に、上述したスラー効果回路9の他の構成例を説明す
る。第18図は同構成例を示すブロック図であり、この
図において第9図の各部と同一構成の部分には同一の符
号を付し、その説明を省略する。この図に示す回路が第
9図に示す回路と異なる点は、まず、スラーカーブメモ
リ51内のデータである。すなわち、第9図のスラーカ
ーブメモリ33内のデータは、第11図(イ)に示すよ
うに、0→1に向って変化するデータである。これに対
し、第18図のスラーカーブメモリ51内のデータは、
第19図に示すように、1→0に向って変化するデータ
である。この場合、最初にDs=1なるデータが読み出
され、以後、O≦DX≦■なるデータが順次読み出され
、最後にDe=0なるデータが読み出される。 次に第18図の回路が第9図の回路と異なる点は、補間
回路44から読み出されたデータの処理である。すなわ
ち、第18図の回路においては、減算器52において、
ラッチ48から出力されるキーコードKCIから、ラッ
チ30から出力されるキーコードKC2が減算され、こ
の減算結果と補間回路44から出力されるスラーカーブ
データ5CDaとが乗算され、この乗算結果、すなわち
、(KC1−KC2)・5CDa がゲート回路53を介して加算器54へ供給される。こ
こで、ゲート回路53の開閉を制御する信号GSは第9
図におけるセレクト信号SELと同タイミングで“l”
となる信号であり、この信号GSが“1”の時ゲート回
路53が開状態となる。加算器54は、 (KC1−KC2)・5CDa+KC2なる演算を行う
。そして、この演算結果がホールド回路32を介して、
キーコードKCSとして出力される。 しかして、上記の構成によれば、KC1>KC2の場合
に、スラーカーブメモリ51内の波形(第19図参照)
に沿って音高々(変化するスラー自動演奏が行なわれ、
また、KCI<KC2の場合は、スラーカーブメモリ5
1内の波形をro、  5Jを基準に反転した波形に従
って音高が変化するスラー自動演奏が行なわれる。 「発明の効果」 以上説明したように、この発明によれば、記憶手段内に
曲線を記憶させ、スラー検出手段がスラー演奏を検出し
た場合にこの記憶手段内のデータを順次読み出し、この
読み出したデータが示す曲線に沿ってスラー前音からス
ラー後音まで順次楽音の音高を変化させるようにしたの
で、記憶手段内のデータを変えることにより、任意の曲
線にしたがってスラーの音程を変化させることができる
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の構成を示すブロック図、
第2図はスラー検出を説明するためのタイミング図、第
3図は同実施例におけるエンベロープ発生回路12の構
成を示すブロック図、第4図はエンベロープデータED
aを説明するための波形図、第5図は第3図に示すエン
ベロープ発生回路12の動作を説明するためのタイミン
グ図、第6図はエンベロープ発生回路12におけるスラ
ーエンベロープメモリ20の記憶内容を示す図、第7図
、第8図は各々エンベロープ発生回路12の読出制御回
路19内に設けられている波形番号テーブル22および
先頭アドレステーブル23を示す図、第9図は同実施例
におけるスラー効果回路9の構成を示すブロック図、第
10図はスラー効果回路9におけるスラーカーブメモリ
33の記憶内容を示す図、第11図(イ)はスラーカー
ブの一例を示す図、(ロ)は(イ)に示すスラーカーブ
を「05」を基準に反転した波形を示す図、第12図。 第13図は各々スラー効果回路9のスラー力−ブ選択回
路35内に設けられている波形番号テーブル40および
先頭アドレステーブル41を示ス図、第14図はスラー
効果回路9の動作を説明するためのタイミング図、第1
5図〜第17図は各々特殊な鍵操作が行なわれた場合に
おけるスラー効果回路9の動作を説明するためのタイミ
ング図、第18図はスラー効果回路9の他の構成例を示
すブロック図、第19図は第18図におけるスラーカー
ブメモリ51内に記憶されているスラーカーブの一例を
示す図である。 3・・・・・・スラー検出回路、9・・・・・・スラー
効果回路、33・・・・・・スラーカーブメモリ、34
・・・・・・メモリ読出回路、45・・・・・・乗算器
、46・・・・・・減算器、47・・・・・・加算器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 演奏情報を出力する演奏情報出力手段と、 この演奏情報出力手段から出力される演奏情報に基づい
    てスラー演奏を検出するスラー検出手段と、 予め決められた曲線に従って変化するデータが記憶され
    た記憶手段と、 前記スラー検出手段がスラー演奏を検出した場合に前記
    記憶手段内のデータを順次読み出し、この読み出したデ
    ータが示す前記曲線に沿ってスラー前音からスラー後音
    まで順次楽音の音高を変化させる手段と、 を具備してなる電子楽器。
JP63303548A 1988-11-30 1988-11-30 電子楽器 Pending JPH02149895A (ja)

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JP63303548A JPH02149895A (ja) 1988-11-30 1988-11-30 電子楽器
US07/443,660 US5216189A (en) 1988-11-30 1989-11-29 Electronic musical instrument having slur effect

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