JP2917668B2 - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JP2917668B2
JP2917668B2 JP4131110A JP13111092A JP2917668B2 JP 2917668 B2 JP2917668 B2 JP 2917668B2 JP 4131110 A JP4131110 A JP 4131110A JP 13111092 A JP13111092 A JP 13111092A JP 2917668 B2 JP2917668 B2 JP 2917668B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、楽音の音量や音色の
時間的変化を制御することができる電子楽器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器の中には、再循環付きの
シフトレジスタ等、周期的に時分割でデータを入出力す
るデータメモリを有する音源回路を備え、CPU(中央
処理装置)がこのデータメモリに音色データ等の種々の
楽音パラメータを書き込むと、音源回路において、この
データメモリに記憶された楽音パラメータが周期的に読
み出されてこれらの楽音パラメータにしたがった音色で
楽音が発生されるものがあった。
【0003】また、上述した音源回路の1つには、それ
ぞれ複数の発音チャンネルが設けられており、各発音チ
ャンネルがそれぞれ正弦波の波形データが記憶された複
数のオペレータに対応した複数のタイムスロットを有
し、これら複数のオペレータに、周波数ナンバ(Fナン
バ)を与えると、このFナンバに基づいて、あるオペレ
ータ(これをモジュレータという)が他のオペレータ
(これをキャリアという)の波形データを内部の波形デ
ータでFM変調するFM音源回路があった。
【0004】したがって、このFM音源回路を備えた電
子楽器においては、CPUは、FM音源回路の複数のオ
ペレータにFナンバを与えるために、それぞれのオペレ
ータに対応したデータメモリの所定のポジションに音色
データ等の楽音パラメータを書き込む必要であった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のデータメモリ、たとえば、シフトレジスタを有する
FM音源回路を備えた電子楽器においては、チャンネル
数をカウントするチャンネルカウンタの値と、楽音パラ
メータを書き込むべき発音チャンネルの値が設定された
書込チャンネルレジスタの値との一致を検出し、書込信
号を発生させてシフトレジスタに楽音パラメータの書き
込みを行うような方式が取られていた。
【0006】そのため、CPUは、楽音パラメータを書
き込むべきタイミングが来るまで待っている必要があ
り、1回のシフトレジスタの書き込みに最大でチャンネ
ルカウンタが一巡する時間がかかっていた。以下、例を
示して説明する。たとえば16個の発音チャンネル(c
h1〜ch16)が設けられ、各発音チャンネル(ch
1〜ch16)が8つのオペレータ(OP1〜OP8)
に対応した8つのタイムスロット(計128タイムスロ
ット)を有するFM音源回路は、上述したデータメモリ
として図14に示す128段のシフトレジスタを有す
る。
【0007】このような構成において、このシフトレジ
スタの第8チャンネル(ch8)の各オペレータ(OP
1〜OP8)に対応した所定のポジションに楽音パラメ
ータを書き込む場合、CPUは、図15に示すように、
まず、最初の楽音パラメータ読み出し周期tR1(16×
8=128φ:φは単位クロック)において、時刻t11
にch8のOP1に対応したシフトレジスタのポジショ
ンに楽音パラメータを書き込んだ後、期間tPの間、c
h8のOP2に対応したシフトレジスタのポジションに
楽音パラメータを書き込む準備をし、時刻tに楽音パラ
メータを書き込もうとするが、所定の時刻t21が既にす
ぎてしまっているので、期間tW1が経過して次の楽音パ
ラメータ読み出し周期tR2になるのを待つ。
【0008】そして、CPUは、次の楽音パラメータ読
み出し周期tR2において、時刻t22にch8のOP2に
対応したシフトレジスタのポジションに楽音パラメータ
を書き込んだ後、期間tPの間ch8のOP3に対応し
たシフトレジスタのポジションに楽音パラメータを書き
込む準備をし、時刻t'に楽音パラメータを書き込もう
とするが、所定の時刻t32が既にすぎてしまっているの
で、再び期間tW2が経過し次の楽音パラメータ読み出し
周期tR3になるのを待たなければならない。すなわち、
基本的には、1回の楽音パラメータ読み出し周期におい
て、1つのデータしかシフトレジスタの所定のポジショ
ンに楽音パラメータを書き込むことができない。
【0009】したがって、シフトレジスタに1度に大量
の楽音パラメータを書き込む場合には、以上説明した待
ち時間tW1,tW2,・・・が積み重なり、非常に大きな
時間遅れが生じてしまうという問題があった。この発明
は、このような背景の下になされたもので、音源回路へ
楽音パラメータ等のデータを書き込む時の待ち時間を短
縮することができる電子楽器を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
楽音を発生するための音源手段であって、当該音源手段
は、時分割に動作する複数の処理チャンネルを有し、
各処理チャンネルに対応するデータに基づいて楽音を発
生する楽音発生手段と、前記複数の処理チャンネルに
各々対応する複数のデータを記憶し、該各データを対応
する各処埋チャンネルに時分割で出力するとともに、該
データの出力に同期して、該データが出力される処理チ
ャンネルに対応するデータを書込可能にした記憶手段と
からなるものと、前記データを一時記憶する一時記憶手
段と、該音源手段とは独立に動作し、前記複数の処理チ
ャンネルに各々対応する複数のデータを前記音源手段に
転送して前記楽音の発生を制御する制御手段であって、
前記複数のデータを転送する際に、該複数のデータを前
記一時記憶手段に一括して書き込むものとを具備し、前
記音源手段は、前記記憶手段からのデータの出力に同期
して、該データが出力される処理チャンネルに対応する
データを、前記一時記憶手段から読み出して前記記憶手
段に書き込むようにしたことを特徴としている。また、
請求項2記載の発明は、前記制御手段から前記音源手段
へのデータの転送モードを指示するモード指示手段を具
備し、前記制御手段は、第1のモードが指示された場合
には、複数のデータを前記一時記憶手段に一括して記憶
し、第2のモードが指示された場合には、1つのデータ
を前記一時記憶手段に記憶するものであることを特徴と
している。
【0011】
【作用】上記構成によれば、制御手段は、複数の処理チ
ャンネルに各々対応する複数のデータを音源手段に転送
する際に、複数のデータを一時記憶手段に一括して書き
込む。音源手段は、記憶手段からの各処埋チャンネルに
対応する各データの時分割による出力に同期して、デー
タが出力される処理チャンネルに対応するデータを一時
記憶手段から読み出して記憶手段に書き込む。そして、
音源手段は、時分割に動作する複数の処理チャンネルを
用い、記憶手段から出力された各処理チャンネルに対応
するデータに基づいて楽音を発生する。また、請求項2
記載の発明においては、制御手段が、モード指示手段に
よって第1のモードが指示された場合には複数のデータ
を一時記憶手段に一括して記憶し、第2のモードが指示
された場合には1つのデータを一時記憶手段に記憶す
る。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して、この発明の実施例に
ついて説明する。図1はこの発明の第1の実施例による
電子楽器の構成を示すブロック図であり、この図におい
て、1は装置各部を制御するCPU、2はCPU1にお
いて用いられる制御プログラムおよび各種データが記憶
されたROM、3はRAMであり、CPU1が各種の処
理を行う際に用いる各種レジスタ、フラグ等が確保され
ている。
【0013】また、4は複数の鍵からなる鍵盤であり、
各鍵毎の押離鍵を検出するとともに、押鍵の速度および
離鍵の速度を検出する機構を有し、押離鍵および押離鍵
の速度に対応した信号を発生する。5は鍵盤インターフ
ェイスであり、鍵盤4から供給される各種信号に基づ
き、音高や押鍵速度等に関する鍵情報を発生し、これら
をCPU1に転送する。
【0014】さらに、6は操作パネルであり、液晶ディ
スプレイ等の表示器と、テンキーと、表示器の表示画面
の変更等を行うエンターキーと、表示器上のカーソルを
移動させるカーソルキーなどとから構成されている。そ
して、操作パネル6は、パネルインターフェイス7を介
してCPU1から供給されるデータを表示するととも
に、各キーの状態に応じたデータをパネルインターフェ
イス7を介してCPU1に転送する。
【0015】加えて、8はデータ一時記憶回路、9はC
PU1から供給されるデータに基づき、楽音信号を出力
する音源回路であり、データ一時記憶回路8には、CP
U1から音源回路9内のデータメモリに書き込まれる楽
音パラメータ等の各種データが一時記憶される。10は
音源回路9から出力される楽音信号を入力して楽音を発
生するアンプ、スピーカ等からなるサウンドシステムで
ある。
【0016】次に、図2にデータ一時記憶回路8の基本
構成のブロック図を示す。この図において、11はペー
ジライト用メモリであり、CPU1から音源回路9内の
データメモリ12へ書き込まれるひとまとまりのデータ
がまとめて一時書き込まれる。13はビジー信号発生部
であり、CPU1によるページライト用メモリ11への
データ書き込みが終了すると、ページライト用メモリ1
1からセット信号SSされるので、ビジー信号発生部1
3は、このセット信号SSに基づいて、”H”レベルの
ビジー信号SBを出力する。これにより、CPU1
は、”H”レベルのビジー信号SBに基づいて、ページ
ライト用メモリ11へのデータ書き込みが禁止される。
【0017】また、CPU1によるページライト用メモ
リ11へのデータ書き込みが終了すると、ページライト
用メモリ11は、データ出力が可能となり、所定周期の
クロックφをカウントするアドレスカウンタ14から出
力されるデータメモリ12のポジションに相当するアド
レスがページライト用メモリ11に入力され、そのアド
レスからデータが読み出され、データメモリ12の決め
られたポジションに書き込まれる。
【0018】そして、ページライト用メモリ11に書き
込まれているすべてのデータのデータメモリ12への転
送が終了すると、アドレスカウンタ14からクリア信号
Cが出力されるので、ビジー信号発生部13は、この
クリア信号SCに基づいて、”L”レベルのビジー信号
Bを出力する。これにより、CPU1は、”L”レベ
ルのビジー信号SBに基づいて、ページライト用メモリ
11へのデータ書き込み禁止が解除される。
【0019】次に、図1に示す音源回路9として、上述
した従来の技術と同様、16個の発音チャンネル(ch
1〜ch16)が設けられ、各発音チャンネル(ch1
〜ch16)が8つのオペレータ(OP1〜OP8)に
対応した8つのタイムスロット(計128タイムスロッ
ト)を有するとともに、図2に示すデータメモリ12と
して図14に示す128段のシフトレジスタを有する音
源回路を用いた場合のデータ一時記憶回路8の具体的な
構成のブロック図を図3に示す。
【0020】図3において、15は8ワードのデュアル
ポートRAM等のワードメモリであり、CPU1から転
送される1つの発音チャンネルに関する楽音パラメータ
等のデータ、今の場合、OP1〜OP8の8オペレータ
分、すなわち、8ワードのデータが順次書き込まれる。
このワードメモリ15が図2のページライト用メモリ1
1に相当する。
【0021】この実施例においては、CPU1から転送
されるアドレスは、4ビット構成とし、上位1ビットが
「1」の場合、このアドレスに対応したデータが発音チ
ャンネルの番号を示すデータ(以下、チャンネルデータ
という)であることを表し、上位1ビットが「0」の場
合、このアドレスに対応したデータが音源回路9の各オ
ペレータに関するデータ(以下、オペレータデータとい
う)であることを表すとともに、このアドレスの下位3
ビットがワードメモリ15に供給されるべきデータ書き
込み用のアドレス(以下、データアドレスという)であ
ることを表すものとする。また、CPU1から転送され
るデータをnビット構成とし、チャンネルデータは、n
ビットの内の下位4ビットで表し、オペレータデータ
は、nビット全部で表すものとする。
【0022】16はラッチ回路、17はデコーダであ
り、このデコーダ17は、CPU1から転送されたアド
レスを、新たなアドレスが転送されるまでラッチしてお
り、このアドレスの上位1ビットが「1」である場
合、”H”レベルのイネーブル信号SEを出力してラッ
チ回路16にCPU1から転送されたデータの下位4ビ
ットをチャンネルデータとしてラッチさせ、CPU1か
ら転送されたアドレスの上位1ビットが「0」である場
合、”H”レベルのライトイネーブル信号WEを出力し
てそのアドレスの下位3ビット、すなわち、データアド
レスに対応したワードメモリ15のアドレスに、CPU
1から転送されたnビットのオペレータデータを一時書
き込ませる。
【0023】18はデータアドレスが「111」である
場合に次のクロックのタイミングで”H”レベルの書込
終了検出信号SWCを出力する書込終了検出回路である。
この実施例においては、上述したように、ワードメモリ
15にOP1〜OP8の8オペレータ分のオペレータデ
ータが順次書き込まれる。すなわち、データアドレスが
「000」である場合は、そのデータアドレスに対応し
たオペレータデータは、OP1に関するものであり、こ
のオペレータデータが最初にワードメモリ15に書き込
まれ、データアドレスが「111」である場合は、その
データアドレスに対応したオペレータデータは、OP8
に関するものであり、このオペレータデータが最後にワ
ードメモリ15に書き込まれるので、書込終了検出回路
18は、上述したように、データアドレスが「111」
である場合に、次のクロックのタイミングで”H”レベ
ルの書込終了検出信号SWCを出力するのである。
【0024】19は所定周期のクロックφを入力して
「0」〜「127」、すなわち、128タイムスロット
をカウントする7ビットのカウンタ(タイムスロットカ
ウンタ)であり、図2のアドレスカウンタ14に相当す
る。このカウンタ19から出力されるカウント値の下位
4ビットは、上述したチャンネルデータに対応し、上位
3ビットは、上述したデータアドレスに対応しており、
この上位3ビットは、ワードメモリ15にデータ読み出
し用のデータアドレスとして供給される。
【0025】20は比較器であり、A入力端にラッチ回
路16から出力される4ビットのチャンネルデータDC1
が入力され、B入力端にカウンタ19から出力されるカ
ウント値の下位4ビットDC2が入力され、それらの値が
一致した場合に、”H”レベルの一致信号SEQを出力す
る。21はビジー信号発生回路であり、書込終了検出回
路18から”H”レベルの書込終了検出信号SWCが出力
されると、”H”レベルのビジー信号SBを出力してC
PU1のワードメモリ15へのデータ書き込みを禁止し
た後、内部に設けられた3ビットのカウンタにより、比
較器20から”H”レベルの一致信号SEQが出力される
毎にカウントアップし、このカウンタがオーバーフロー
すると、次のクロックのタイミングで”L”レベルのビ
ジー信号SBを出力して書込終了検出回路18をディス
イネーブルするとともに、CPU1のワードメモリ15
へのデータ書き込み禁止を解除し、内部のカウンタの値
もクリアする。このビジー信号発生回路21および書込
終了検出回路18は、図2に示すビジー信号発生部13
に相当する。
【0026】22は上述した図2に示すデータメモリ1
2に相当する128段のシフトレジスタであり、上述し
たカウンタ19と同期している。23は第0入力端にシ
フトレジスタ22から出力されるnビットのオペレータ
データが入力され、第1入力端にワードメモリ15から
出力されるnビットのオペレータデータが入力されるセ
レクタ、24はアンドゲートであり、”H”レベルの一
致信号SEQおよび”H”レベルの書込終了検出信号SWC
が入力された時、”H”レベルの選択信号SSLを出力す
る。これにより、セレクタ23は、”H”レベルの選択
信号SSLが入力された時、ワードメモリ15から出力さ
れ、第1入力端から入力されたnビットのオペレータデ
ータをシフトレジスタ22に供給する。
【0027】このような構成において、CPU1のデー
タ書込処理を図4のフローチャートを参照して説明す
る。CPU1は、まず、ステップSA1の処理へ進み、
ビジー信号発生回路21から出力されているビジー信号
Bが”H”レベルであるか否か、すなわち、CPU1
によるワードメモリ15へのデータ書き込みが禁止され
ているか否かを判断する。この判断結果が「YES」の
場合には、同判断を繰り返す。そして、ビジー信号発生
回路21から出力されているビジー信号SBが”L”レ
ベルになると、ステップSA1の判断結果が「NO」と
なり、CPU1は、ステップSA2へ進む。
【0028】ステップSA2では、ラッチ回路16にチ
ャンネルデータを書き込む。すなわち、上位1ビットを
「1」とした4ビットのアドレスを出力するとともに、
下位4ビットに、音源回路9の16個の発音チャンネル
(ch1〜ch16)のうちの1つのチャンネル番号を
示すチャンネルデータが書かれたnビットのデータを出
力する。たとえば、ch8を選択する場合には、アドレ
スとして「1xxx」を出力するとともに、データとし
て「xx……x0111」を出力する。なお、「x」
は、「1」でも「0」でもよいことを示す。そして、C
PU1は、ステップSA3へ進む。これにより、図3に
示す一時記憶回路8のデコーダ17は、CPU1から転
送されたアドレスの上位1ビットが「1」であるので、
イネーブル信号SEを出力してラッチ回路16にCPU
1から転送されたデータの下位4ビット、今の場合、
「0111」をチャンネルデータとしてラッチさせる。
【0029】ステップSA3では、ワードメモリ15に
オペレータデータを書き込む。すなわち、上位1ビット
を「0」とした4ビットのアドレス「0000」〜「0
111」を順次出力するとともに、それに応じてnビッ
トのオペレータデータを順次出力する。そして、CPU
1は、ステップSA4へ進む。これにより、図3に示す
一時記憶回路8のデコーダ17は、CPU1から転送さ
れたアドレスの上位1ビットが「0」であるので、ライ
トイネーブル信号WEを出力してそのアドレスの下位3
ビット、すなわち、データアドレスに対応したワードメ
モリ15のアドレスに、CPU1から転送されたnビッ
トのオペレータデータを順次書き込ませる。
【0030】ステップSA4では、8つのオペレータ
(OP1〜OP8)のすべてに関するオペレータデータ
がワードメモリ15に書き込まれたか否かを判断する。
この判断結果が「NO」の場合には、ステップSA3へ
戻り、ワードメモリ15へのオペレータデータの書き込
みを続行する。いっぽう、ステップSA4の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、8つのオペレータのすべ
てに関するオペレータデータがワードメモリ15に書き
込まれた場合には、一連の処理を終了し、メインルーチ
ン(説明略)へ戻る。
【0031】次に、データ一時記憶回路8におけるシフ
トレジスタ22へのデータ書込動作を図5のフローチャ
ートを参照して説明する。まず、CPU1のデータ書込
の処理が終了した、すなわち、ワードメモリ15に8つ
のオペレータに関するすべてのオペレータデータが書き
込まれたかを検出する。この検出は、書込終了検出回路
18において、データアドレス「111」が検出された
か否かにより行う。(ステップSB1)
【0032】そして、書込終了検出回路18は、データ
アドレス「111」が検出されると、データアドレス
「111」が検出された次のクロックのタイミングで”
H”レベルの書込終了検出信号SWCを出力する。(ステ
ップSB2) ビジー信号発生回路21は、”H”レベルの書込終了検
出信号SWCの発生に応じて、”H”レベルのビジー信号
Bを出力する。(ステップSB3) これにより、CPU1によるワードメモリ15へのデー
タ書き込みが禁止される。
【0033】比較器20は、ラッチ回路16から出力さ
れ、A入力端から入力された4ビットのチャンネルデー
タDC1の値と、カウンタ19から出力され、B入力端か
ら入力されたカウント値の下位4ビットDC2とを比較し
て、それらの値の一致を検出し、チャンネルデータDC1
の値と、カウント値の下位4ビットDC2とが一致する
と、”H”レベルの一致信号SEQを出力する。(ステッ
プSB4) ワードメモリ15は、カウンタ19から出力されるカウ
ント値の上位3ビットをデータ読み出し用のデータアド
レスとして入力し、そのアドレスに対応したnビットの
オペレータデータを出力してセレクタ23の第1入力端
に入力する。(ステップSB5)
【0034】セレクタ23は、アンドゲート24から出
力される選択信号SSLに応じて第0入力端あるいは、第
1入力端に入力されたnビットのオペレータデータをシ
フトレジスタ22に供給する。(ステップSB6) 今の場合、上述したステップSB2において、書込終了
検出回路18から”H”レベルの書込終了検出信号SWC
が出力されており、かつ、上述したステップSB4にお
いて、比較器20から”H”レベルの一致信号SEQが出
力されているので、アンドゲート24からは、”H”レ
ベルの選択信号SSLが出力されている。したがって、セ
レクタ23は、第1入力端に入力されたnビットのオペ
レータデータをシフトレジスタ22に供給するので、ク
ロックφのタイミングでnビットのオペレータデータが
シフトレジスタ22に書き込まれる。
【0035】次に、8つのオペレータに関するオペレー
タデータがシフトレジスタ22にすべて書き込まれたか
を検出する。この検出は、ビジー信号発生回路21にお
いて、内部に設けられた3ビットのカウンタのカウント
値がオーバーフローしたか否かにより行う。(ステップ
SB7) そして、OP1〜OP8に関するオペレータデータがシ
フトレジスタ22にすべて書き込まれていないために、
ビジー信号発生回路21の内部のカウンタのカウント値
がオーバーフローしていない場合には、ステップSB4
へ戻り、シフトレジスタ22へのオペレータデータの書
き込みを続行する。
【0036】いっぽう、OP1〜OP8に関するオペレ
ータデータがシフトレジスタ22にすべて書き込まれた
ために、ビジー信号発生回路21の内部のカウンタのカ
ウント値がオーバーフローした場合には、ビジー信号発
生回路21は、内部のカウンタがオーバーフローした次
のクロックのタイミングで、”L”レベルのビジー信号
Bを出力して書込終了検出回路18をディスイネーブ
ルするとともに、CPU1のワードメモリ15へのデー
タ書き込み禁止を解除し、内部のカウンタの値もクリア
する。(ステップSB8) そして、ステップSB1へ戻り、上述した動作を繰り返
す。
【0037】以上説明した処理を行うことにより、シフ
トレジスタ22にひとまとまりのデータを書き込みの待
ち時間を少なくして書き込むことができる。すなわち、
上述した第1の実施例によれば、図2に示すように、関
連のあるひとまとまり分のデータ、たとえば、ある楽音
パラメータにおけるOP1〜OP8のすべてのオペレー
タに関するデータ、今の場合、8ワード分を一時記憶す
るページライト用メモリ11と、このページライト用メ
モリ11からデータをシーケンシャルに読み出すことを
可能にするアドレスカウンタ14とを設けることによ
り、図6に示すように、データメモリ12の最初のデー
タ読み出し周期tR1でCPU1によってページライト用
メモリ11にデータをまとめ書きし、次のデータ読み出
し周期tR2でデータメモリ12にデータを連続書き込み
することが可能となり、CPU1からデータメモリ12
へのデータの送信時間(待ち時間)を短縮することがで
きる。
【0038】ところで、上述した第1の実施例は、CP
U1から音源回路9のデータメモリ12へのデータの転
送が常に8つのオペレータのすべてについて一度に行わ
れる場合であったが、次に、データを転送すべき発音チ
ャンネルの全オペレータに共通のデータをデータメモリ
12へ転送する場合(以下、これをNONOPモードと
いう)をも含む第2の実施例について説明する。まず、
電子楽器本体の構成は、図1と同様であり、データ一時
記憶回路8の構成のみが異なる。図7はこの発明の第2
の実施例によるデータ一時記憶回路の構成を示すブロッ
ク図であり、この図において、図3の各部に対応する部
分には同一の符号を付け、その説明を省略する。
【0039】上述した第1の実施例においては、CPU
1から転送されるアドレスは、4ビット構成とし、上位
1ビットが「1」の場合、このアドレスに対応したデー
タがチャンネルデータであることを表し、上位1ビット
が「0」の場合、このアドレスに対応したデータがオペ
レータデータであることを表すものとしたが、この実施
例においては、これらに加えて、たとえば、このアドレ
スが「1111」である場合、このアドレスに対応した
データが、データを転送すべき発音チャンネルの全オペ
レータに共通のデータ(以下、アザーデータという)で
あることを表すものとする。
【0040】図7において、25はデコーダであり、図
3に示すデコーダ17の機能に加えて、CPU1から転
送されたアドレスが「1111」である場合、このアド
レスに対応したデータがアザーデータであることを示
す”H”レベルの信号NONOPを出力する。26は第
0入力端にCPU1から転送されたデータアドレスが入
力され、第1入力端に「000」が入力されるセレクタ
であり、”H”レベルの信号NONOPが入力された
時、データアドレスとして「000」をワードメモリ1
5に供給する。27は第0入力端にカウンタ19から出
力されたカウント値の上位3ビットが入力され、第1入
力端に「000」が入力されるセレクタであり、”H”
レベルの信号NONOPが入力された時、データ読み出
し用のデータアドレスとして「000」をワードメモリ
15に供給する。すなわち、アザーデータは、ワードメ
モリ15のアドレス「000」のみにアドレスを固定し
て記憶され、読み出されるものとする。
【0041】28はオアゲートであり、”H”レベルの
ライトイネーブル信号WEまたは、”H”レベルの信号
NONOPが入力された時、”H”レベルのライトイネ
ーブル信号WE’を出力して、データアドレスに対応し
たワードメモリ15のアドレスまたは、アドレス「00
0」に、CPU1から転送されたnビットのオペレータ
データまたは、アザーデータを一時書き込ませる。
【0042】29は書込終了検出回路であり、図3に示
す書込終了検出回路18の機能に加えて、信号NONO
Pが入力された時も、その次のクロックのタイミング
で”H”レベルの書込終了検出信号SWCを出力する。3
0はビジー信号発生回路であり、図3に示すビジー信号
発生回路21の機能に加えて、信号NONOPが入力さ
れた後、書込終了検出回路18から”H”レベルの書込
終了検出信号SWCが出力されると、”H”レベルのビジ
ー信号SBを出力してCPU1のワードメモリ15への
データ書き込みを禁止する。その後、比較器20から出
力された”H”レベルの一致信号SEQが1回入力される
と、次のクロックのタイミングで”L”レベルのビジー
信号SBを出力して書込終了検出回路18をディスイネ
ーブルするとともに、CPU1のワードメモリ15への
データ書き込み禁止を解除し、内部のカウンタの値もク
リアする。
【0043】31はアンドゲートであり、”H”レベル
のライトイネーブル信号WEおよび”H”レベルの選択
信号SSLが入力された時、”H”レベルの選択信号S’
SLを出力する。これにより、セレクタ23は、”H”レ
ベルの選択信号S’SLが入力された時、ワードメモリ1
5から出力され、第1入力端から入力されたnビットの
オペレータデータをシフトレジスタ22に供給する。
【0044】32は上述したnビットのアザーデータが
記憶される16段のシフトレジスタであり、その出力デ
ータは、音源回路9の各発音チャンネルch1〜ch1
6に直接供給される。なお、このシフトレジスタ32
も、上述したカウンタ19およびシフトレジスタ22と
同期している。33は第0入力端にシフトレジスタ32
から出力されるnビットのアザーデータが入力され、第
1入力端にワードメモリ15から出力されるnビットの
アザーデータが入力されるセレクタである。
【0045】34はアンドゲートであり、”H”レベル
の一致信号SEQおよび”H”レベルの書込終了検出信号
WCが入力された時、”H”レベルの選択信号SSL2
出力する。35はアンドゲートであり、”H”レベルの
信号NONOPおよび”H”レベルの選択信号SSL2
入力された時、”H”レベルの選択信号S’SL2を出力
する。これにより、セレクタ33は、”H”レベルの選
択信号S’SL2が入力された時、ワードメモリ15から
出力され、第1入力端から入力されたnビットのアザー
データをシフトレジスタ32に供給する。
【0046】このような構成において、CPU1のデー
タ書込処理を図8のフローチャートを参照して説明す
る。CPU1は、まず、ステップSC1の処理へ進み、
NONOPモードであるか否か、すなわち、音源回路9
に供給すべきデータがアザーデータであるか否かを判断
する。この判断結果が「NO」の場合には、ステップS
C2へ進む。ステップSC2では、上述した第1の実施
例のデータ書込処理と同様な処理、すなわち、図4に示
すフローチャートのステップSA1〜SA4の処理を実
行した後、一連の処理を終了し、メインルーチン(説明
略)へ戻る。
【0047】いっぽう、ステップSC1の判断結果が
「YES」の場合、すなわち、NONOPモードである
場合には、ステップSC3へ進む。ステップSC3で
は、ビジー信号発生回路30から出力されているビジー
信号SBが”H”レベルであるか否か、すなわち、CP
U1によるワードメモリ15へのデータ書き込みが禁止
されているか否かを判断する。この判断結果が「YE
S」の場合には、同判断を繰り返す。そして、ビジー信
号発生回路32から出力されているビジー信号SBが”
L”レベルになると、ステップSC3の判断結果が「N
O」となり、CPU1は、ステップSC4へ進む。
【0048】ステップSC4では、ラッチ回路16にチ
ャンネルデータを書き込む。すなわち、上位1ビットを
「1」とした4ビットのアドレスを出力するとともに、
下位4ビットに、音源回路9の16個の発音チャンネル
(ch1〜ch16)のうちの1つのチャンネル番号を
示すチャンネルデータが書かれたnビットのデータを出
力する。たとえば、ch8を選択する場合には、アドレ
スとして「1xxx」を出力するとともに、データとし
て「xx……x0111」を出力する。なお、「x」
は、「1」でも「0」でもよいことを示す。そして、C
PU1は、ステップSC5へ進む。これにより、図7に
示すデコーダ25は、CPU1から転送されたアドレス
の上位1ビットが「1」であるので、イネーブル信号S
Eを出力してラッチ回路16にCPU1から転送された
データの下位4ビット、今の場合、「0111」をチャ
ンネルデータとしてラッチさせる。
【0049】ステップSC5では、ワードメモリ15に
アザーデータを書き込む。すなわち、4ビットのアドレ
ス「1111」を出力するとともに、それに応じてnビ
ットのアザーデータを出力する。そして、CPU1は、
一連の処理を終了し、メインルーチン(説明略)へ戻
る。これにより、図7に示すデコーダ25は、CPU1
から転送されたアドレスが「1111」であるので、信
号NONOPを出力する。次に、セレクタ26が”H”
レベルの信号NONOPの入力に応じて、データアドレ
スとして「000」をワードメモリ15に供給するとと
もに、オアゲート28が”H”レベルの信号NONOP
の入力に応じて、”H”レベルのライトイネーブル信号
WE’を出力するので、ワードメモリ15のアドレス
「000」に、CPU1から転送されたnビットのアザ
ーデータが一時書き込まれる。
【0050】次に、図7に示すデータ一時記憶回路にお
けるシフトレジスタ32へのデータ書込動作を図9のフ
ローチャートを参照して説明する。まず、CPU1のデ
ータ書込の処理が終了した、すなわち、ワードメモリ1
5にOP1〜OP8の8オペレータ分のオペレータデー
タがすべて書き込まれたか、あるいは、ワードメモリ1
5のアドレス「000」にアザーデータが書き込まれた
かを検出する。この検出は、書込終了検出回路29にお
いて、データアドレス「111」が検出されたか、ある
いは、信号NONOPが入力されたか否かにより行う。
(ステップSD1)
【0051】書込終了検出回路29において、データア
ドレス「111」が検出された場合と、信号NONOP
が入力された場合とで、以下の動作が異なる。(ステッ
プSD2) 書込終了検出回路29において、データアドレス「11
1」が検出された場合には、上述した第1の実施例のデ
ータ書込動作と同様に動作して(ステップSD3)、ス
テップSD1へ戻る。
【0052】いっぽう、書込終了検出回路29に信号N
ONOPが入力された場合には、書込終了検出回路29
は、信号NONOPが入力された次のクロックのタイミ
ングで”H”レベルの書込終了検出信号SWCを出力す
る。(ステップSD4) ビジー信号発生回路30は、”H”レベルの書込終了検
出信号SWCを入力して、”H”レベルのビジー信号SB
を出力する。(ステップSD5) これにより、CPU1によるワードメモリ15へのデー
タ書き込みが禁止される。
【0053】比較器20は、ラッチ回路16から出力さ
れ、A入力端から入力された4ビットのチャンネルデー
タDC1の値と、カウンタ19から出力され、B入力端か
ら入力されたカウント値の下位4ビットDC2とを比較し
て、それらの値の一致を検出し、チャンネルデータDC1
の値と、カウント値の下位4ビットDC2とが一致する
と、比較器20は、”H”レベルの一致信号SEQを出力
する。(ステップSD6) セレクタ27が”H”レベルの信号NONOPの入力に
応じて、データアドレスとして「000」をワードメモ
リ15に供給するので、ワードメモリ15は、そのアド
レス「000」からnビットのアザーデータを出力して
セレクタ23および33のそれぞれの第1入力端に入力
する。(ステップSD7)
【0054】セレクタ33は、アンドゲート35から出
力される選択信号S’SL2に応じて第0入力端あるい
は、第1入力端に入力されたnビットのアザーデータを
シフトレジスタ32に供給する。(ステップSD8) 今の場合、上述したステップSD4において、書込終了
検出回路29から”H”レベルの書込終了検出信号SWC
が出力されており、かつ、上述したステップSD6にお
いて、比較器20から”H”レベルの一致信号SEQが出
力されているので、アンドゲート34からは、”H”レ
ベルの選択信号SSL2が出力されている。また、デコー
ダ25から”H”レベルの信号NONOPが出力されて
いるので、アンドゲート35からは”H”レベルの選択
信号S’SL2が出力されている。したがって、セレクタ
33は、ワードメモリ15から出力され、第1入力端に
入力されたnビットのアザーデータをシフトレジスタ3
2に供給するので、クロックφのタイミングでnビット
のアザーデータがシフトレジスタ32に書き込まれる。
【0055】いっぽう、セレクタ23は、アンドゲート
31から出力される選択信号S’SLに応じて第0入力端
あるいは、第1入力端に入力されたnビットのオペレー
タデータをシフトレジスタ22に供給する。今の場合、
上述したステップSD4において、書込終了検出回路2
9から”H”レベルの書込終了検出信号SWCが出力され
ており、かつ、上述したステップSD6において、比較
器20から”H”レベルの一致信号SEQが出力されてい
るので、アンドゲート24からは、”H”レベルの選択
信号SSLが出力されている。しかしながら、デコーダ2
5から”H”レベルのライトイネーブル信号WEが出力
されていないので、アンドゲート31からは、”H”レ
ベルの選択信号S’SLが出力されない。したがって、セ
レクタ23は、シフトレジスタ22から出力され、第0
入力端に入力されたnビットのオペレータデータをシフ
トレジスタ22に供給するので、クロックφのタイミン
グで同じnビットのオペレータデータがシフトレジスタ
22に書き込まれ、シフトレジスタ22に記憶されたオ
ペレータデータの内容は何等変更されない。
【0056】ビジー信号発生回路30は、比較器20か
ら出力される一致信号SEQが入力された次のクロックの
タイミングで、”L”レベルのビジー信号SBを出力し
て書込終了検出回路29をディスイネーブルするととも
に、CPU1のワードメモリ15へのデータ書き込み禁
止を解除し、内部のカウンタの値もクリアする。(ステ
ップSD9) そして、ステップSD1へ戻り、上述した動作を繰り返
す。
【0057】なお、上述した第1および第2の実施例に
おいては、音源回路9に、16個の発音チャンネルが設
けられ、各発音チャンネルが8つのオペレータに対応し
た8つのタイムスロットを有するものを採用したが、発
音チャンネル数およびオペレータ数は幾つでもよい。
【0058】また、CPU1から音源回路9に転送され
るデータのうち、PANに関するパラメータなどは、図
10に示すように、1つの発音チャンネルに対して8つ
のオペレータのすべてに関するデータが連続して配列さ
れているものであるが、従来並びに上述した第1および
第2の実施例においては、このようなデータ配列を考慮
してデータを転送しなければならないという不都合があ
る。
【0059】そこで、図3および図7に示すカウンタ1
9から出力されるカウント値を、図11に示すように、
セレクタ36に入力し、選択信号SSL3が”L”レベル
の場合は、従来と同様、オペレータを主としたデータ配
列(たとえば、図14参照)でワードメモリ15からデ
ータが読み出されるようにアドレスを出力し、選択信号
SL3が”1”の場合は、発音チャンネルを主としたデ
ータ配列(図10参照)でワードメモリ15からデータ
が読み出されるようにアドレスを出力する。すなわち、
図10に示されるようなデータ配列においては、カウン
タ19のカウント値の上位4ビットは、チャンネルデー
タに対応し、下位3ビットがデータ読み出し用のデータ
アドレスとして用いられる。これにより、1つの発音チ
ャンネルに8つのオペレータすべてに関するデータが連
続して書き込む(これをバーストライトという)ことが
できる。以上説明したように構成すれば、データ配列に
応じて、発音チャンネルとオペレータとの区分をハード
ウェアのレベルで変更することができるので、使い勝手
がよい。
【0060】さらに、上述した第2の実施例において
は、シフトレジスタ22および32は、ともに1つずつ
しか設けない例を示したので、それぞれ1種類のデータ
しか音源回路9に転送できないが、楽音を形成するため
には、多数のデータを音源回路9に転送する必要があ
る。したがって、実際には、シフトレジスタ22とセレ
クタ23の組およびシフトレジスタ32とセレクタ33
の組を多数設ける必要がある。そして、CPU1から一
時記憶回路に転送するアドレスには、データ書き込み用
のデータアドレスのほかに、シフトレジスタ22とセレ
クタ23の組あるいは、シフトレジスタ32とセレクタ
33の組を選択するための選択データ(たとえば、Mビ
ット)を付加し、デコーダ25において、この選択デー
タをデコードしてその選択データに対応するシフトレジ
スタ22とセレクタ23の組のセレクタ23あるいは、
シフトレジスタ32とセレクタ33の組のセレクタ33
に選択信号を供給するようにしてもよい。
【0061】ところで、上述した第1および第2の実施
例においては、CPU1から一時記憶回路に8つのオペ
レータ分のひとまとまりのデータが書き込まれてから音
源回路9のシフトレジスタ22にデータが転送され、こ
の転送が終了した後に、はじめてCPU1に一時記憶回
路へのデータの書き込みが許可されているので、ひとま
とまりのデータの一部のみを変更する場合でも、8つの
オペレータすべてに関するデータを一時記憶回路に書き
込む必要があり、データの書き込み時間に無駄がある。
【0062】そこで、次に、上述した欠点を解決した第
3の実施例について説明する。まず、電子楽器本体の構
成は、図1と同様であり、データ一時記憶回路8の構成
のみが異なる。図12はこの発明の第3の実施例による
データ一時記憶回路の構成を示すブロック図であり、こ
の図において、図3の各部に対応する部分には同一の符
号を付け、その説明を省略する。なお、図12におい
て、シフトレジスタ22およびセレクタ23に添え字の
1が付されているのは、シフトレジスタ22とセレクタ
23の組が複数組(今の場合、n組)設けられているこ
とを示している。
【0063】図12において、37はデコーダであり、
図3に示すデコーダ17の機能に加えて、第1の実施例
で説明した4ビットのアドレスに、n組のシフトレジス
タ22とセレクタ23の組のうちの1つの組を選択する
ためのMビットの選択データがその上位に付加された
(M+4)ビットのアドレスの、Mビットの選択データ
をデコードし、選択されたシフトレジスタ22とセレク
タ23の組に対して、”H”レベルのレジスタ選択信号
SR1〜SRnを出力する。
【0064】38および39はそれぞれデコーダ、40
は上述した8個のオペレータOP1〜OP8に対応して
設けられた8個のビジー信号・選択信号発生回路であ
る。デコーダ38は、CPU1から転送された(M+
4)ビットのアドレスの下位3ビット(データアドレ
ス)をデコードし、その値に対応した8つの出力端のい
ずれかから、”H”レベルのオペレータ選択信号SOP1
〜SOP8を出力し、上述した8個のビジー信号・選択信
号発生回路40のいずれかに入力する。これにより、C
PU1から音源回路9のあるオペレータに対応したデー
タアドレスを転送するだけで、そのオペレータに対応し
たビジー信号・選択信号発生回路40が選択される。ま
た、デコーダ39も、デコーダ38と同様、カウンタ1
9から出力されるカウント値の上位3ビットをデコード
し、その値に対応した8つの出力端のいずれかから、”
H”レベルのオペレータ選択信号S’OP1〜S’OP8を出
力し、上述した8個のビジー信号・選択信号発生回路4
0のいずれかに入力する。
【0065】さらに、ビジー信号・選択信号発生回路4
0は、それぞれ自身を選択する”H”レベルのオペレー
タ選択信号SOP1〜SOP8およびライトイネーブル信号W
Eが入力されると、次のクロックのタイミングで”H”
レベルのビジー信号SB1〜SB8を出力してCPU1のワ
ードメモリ15へのデータ書き込みを禁止する。次に、
ビジー信号・選択信号発生回路40は、それぞれ自身を
選択する”H”レベルのオペレータ選択信号S’OP1
S’OP8および比較器20から出力される”H”レベル
の一致信号SEQが入力されると、シフトレジスタ22と
セレクタ23の組を選択するための”H”レベルのレジ
スタ選択信号SSEL1〜SSEL8を出力し、その次のクロッ
クのタイミングで”L”レベルのビジー信号SB1〜SB8
を出力してCPU1のワードメモリ15へのデータ書き
込み禁止を解除する。41はアンドゲートであり、各シ
フトレジスタ22とセレクタ23の組毎に設けられ、”
H”レベルのレジスタ選択信号SR1および8つの”
H”レベルのレジスタ選択信号SSEL1〜SSEL8の論理和
である”H”レベルのレジスタ選択信号SELが入力さ
れた時、”H”レベルのレジスタ選択信号SSR1〜SSRn
を出力する。
【0066】次に、図13はビジー信号・選択信号発生
回路40の構成例を示すブロック図である。この図にお
いて、42は第1の入力端にライトイネーブル信号WE
が入力され、第2の入力端にオペレータ選択信号SOP1
が入力されるアンドゲート、43は第1の入力端に一致
信号SEQが入力され、第2の入力端にオペレータ選択信
号S’OP1が入力されるアンドゲート、44はアンドゲ
ート43の出力信号を反転するインバータである。
【0067】45はアンドゲート、46はオアゲート、
47は1段のシフトレジスタであり、アンドゲート45
は第1の入力端にインバータ44の出力信号が入力さ
れ、第2の入力端にシフトレジスタ47の出力信号が入
力され、オアゲート46は第1の入力端にアンドゲート
42の出力信号が入力され、第2の入力端にアンドゲー
ト45の出力信号が入力され、シフトレジスタ47はオ
アゲート46の出力信号を1クロックφ分遅延する。
【0068】48は第1の入力端にアンドゲート43の
出力信号が入力され、第2の入力端にシフトレジスタ4
7の出力信号が入力され、レジスタ選択信号SSEL1を出
力するアンドゲート、49は8つのビジー信号・選択信
号発生回路40のアンドゲート48から出力される8つ
のレジスタ選択信号SSEL1〜SSEL8の論理和をとる8入
力のオアゲートである。
【0069】このような構成において、まず、上述した
第1および第2の実施例と同様、CPU1から音源回路
9へ8つのオペレータ分のひとまとまりのデータを転送
する場合について説明する。CPU1は、まず、8つの
ビジー信号・選択信号発生回路40からそれぞれ出力さ
れているビジー信号SB1〜SB8をチェックし、これらす
べてが”L”レベルであること、すなわち、CPU1の
ワードメモリ15のすべてのアドレスへのデータ書き込
み禁止が解除されていることを確認した後、ラッチ回路
16にチャンネルデータを書き込む。
【0070】具体的には、上位Mビット、たとえば、3
ビットをn組のシフトレジスタ22とセレクタ23の組
のうちの1つの組を選択するための選択データとし、下
位から4番目のビットを「1」とした(3+4=7)ビ
ットのアドレスを出力するとともに、下位4ビットに、
音源回路9の16個の発音チャンネル(ch1〜ch1
6)のうちの1つのチャンネル番号を示すチャンネルデ
ータが書かれたnビットのデータを出力する。たとえ
ば、図12に示すシフトレジスタ221とセレクタ231
の組を選択するとともに、ch8を選択する場合には、
アドレスとして「0001xxx」を出力するととも
に、データとして「xx……x0111」を出力する。
なお、「x」は、「1」でも「0」でもよいことを示
す。
【0071】これにより、図12に示すデコーダ37
は、CPU1から転送されたアドレスの下位から4番目
のビットが「1」であるので、イネーブル信号SEを出
力してラッチ回路16にCPU1から転送されたデータ
の下位4ビット、今の場合、「0111」をチャンネル
データとしてラッチさせるとともに、選択されたシフト
レジスタ221とセレクタ231の組に対して、”H”レ
ベルのレジスタ選択信号SR1を出力する。
【0072】次に、CPU1は、ワードメモリ15にオ
ペレータデータを書き込む。すなわち、下位から4番目
のビットを「0」とした7ビットのアドレス「xxx0
000」〜「xxx0111」を順次出力するととも
に、それに応じてnビットのオペレータデータを順次出
力する。これにより、デコーダ37は、CPU1から転
送されたアドレスの下位から4番目のビットが「0」で
あるので、ライトイネーブル信号WEを出力してそのア
ドレスの下位3ビット、すなわち、データアドレスに対
応したワードメモリ15のアドレスに、CPU1から転
送されたnビットのオペレータデータを順次書き込ませ
る。
【0073】いっぽう、デコーダ38は、CPU1から
転送されたデータアドレスをデコードし、それぞれの値
に対応した8つの出力端から、”H”レベルのオペレー
タ選択信号SOP1〜SOP8を順次出力し、上述した8個の
ビジー信号・選択信号発生回路40に入力する。これに
より、図13に示すビジー信号・選択信号発生回路40
においては、アンドゲート42の第1の入力端に”H”
レベルのライトイネーブル信号WEが入力されるととも
に、第2の入力端に上述した”H”レベルのオペレータ
選択信号SOP1〜SOP8のうちの対応した信号が入力され
ると、シフトレジスタ47から次のクロックφのタイミ
ングで、”H”レベルのビジー信号SBが出力されるの
で、ワードメモリ15の対応したアドレスへのデータの
書き込みが禁止される。以上説明した動作が8個のビジ
ー信号・選択信号発生回路40において順次行われる。
【0074】次に、比較器20は、ラッチ回路16から
出力され、A入力端から入力された4ビットのチャンネ
ルデータDC1の値と、カウンタ19から出力され、B入
力端から入力されたカウント値の下位4ビットDC2とを
比較し、それらの値が一致すると、”H”レベルの一致
信号SEQを出力する。いっぽう、デコーダ39は、カウ
ンタ19から出力されるカウント値の上位3ビットを順
次デコードし、それぞれの値に対応した8つの出力端か
ら、”H”レベルのオペレータ選択信号S’OP1〜S’
OP8を順次出力し、上述した8個のビジー信号・選択信
号発生回路40に入力する。
【0075】これにより、ビジー信号・選択信号発生回
路40においては、アンドゲート43の第1の入力端
に”H”レベルの一致信号SEQが入力されるとともに、
第2の入力端に上述した”H”レベルのオペレータ選択
信号S’OP1〜S’OP8のうちの対応した信号が入力され
ると、アンドゲート48から”H”レベルのレジスタ選
択信号SSELが出力されるので、この信号がアンドゲー
ト49を介して”H”レベルのレジスタ選択信号SEL
として、図12のアンドゲート41に入力される。 以
上説明した動作が8個のビジー信号・選択信号発生回路
40において順次行われる。
【0076】また、ワードメモリ15は、カウンタ19
から出力されるカウント値の上位3ビットをデータ読み
出し用のデータアドレスとして入力し、そのアドレスに
対応したnビットのオペレータデータを出力してn個の
セレクタ23の第1入力端にそれぞれ入力するので、n
個のセレクタ23は、アンドゲート41から出力され
る”H”レベルのレジスタ選択信号SSR1〜SSRnに応じ
て第0入力端あるいは、第1入力端に入力されたnビッ
トのオペレータデータをn個のシフトレジスタ22に供
給する。
【0077】今の場合、ビジー信号・選択信号発生回路
40から”H”レベルのレジスタ選択信号SELが出力
されており、かつ、デコーダ37から”H”レベルのレ
ジスタ選択信号SR1が出力されているので、選択され
たシフトレジスタ221とセレクタ231の組に対応した
アンドゲート411からは、”H”レベルのレジスタ選
択信号SSR1が出力されている。したがって、セレクタ
231は、第1入力端に入力されたnビットのオペレー
タデータをシフトレジスタ221に供給するので、クロ
ックφのタイミングでnビットのオペレータデータがシ
フトレジスタ221に書き込まれる。
【0078】また、図13に示すビジー信号・選択信号
発生回路40の8個それぞれにおいては、アンドゲート
43の第1の入力端に”H”レベルの一致信号SEQが入
力されるとともに、第2の入力端に上述した”H”レベ
ルのオペレータ選択信号S’OP1〜S’OP8のうちの対応
した信号が入力されると、アンドゲート43の出力信号
が”H”レベルになり、その信号がインバータ44によ
って反転された後、アンドゲート45に入力されるの
で、アンドゲート45の出力信号は”L”レベルとな
る。これにより、オアゲート46の出力信号が”L”レ
ベルになるので、シフトレジスタ47から次のクロック
φのタイミングで、”L”レベルのビジー信号SBが出
力されるので、ワードメモリ15の対応したアドレスへ
のデータの書き込みの禁止が解除される。以上説明した
動作が8個のビジー信号・選択信号発生回路40におい
て順次行われる。
【0079】次に、上述した8つのオペレータ分のひと
まとまりのデータの中の1つのオペレータ(たとえば、
OP5)に関するデータだけを変更してCPU1から音
源回路9へ転送する場合について説明する。CPU1
は、まず、8つのビジー信号・選択信号発生回路40か
らそれぞれ出力されているビジー信号SB1〜SB8の中の
データの変更を希望するオペレータOP5に対応したビ
ジー信号SB5をチェックし、その信号が”L”レベルで
あること、すなわち、CPU1のワードメモリ15の対
応したアドレス(今の場合、「100」)へのデータ書
き込み禁止が解除されていることを確認した後、ラッチ
回路16にチャンネルデータを書き込む。これにより、
図12に示すデータ一時記憶回路8において、8つのビ
ジー信号・選択信号発生回路40のうち、データを変更
すべきオペレータに対応するビジー信号・選択信号発生
回路40のみが上述した動作を行うので、データを変更
すべきオペレータのみのデータを変更することができ
る。
【0080】以上説明したように、上述した第3の実施
例によれば、関連のあるひとまとまり分のデータ、たと
えば、ある楽音パラメータにおけるOP1〜OP8のす
べてのオペレータに関するデータ、今の場合、8ワード
分を一時記憶するワードメモリ15と、このワードメモ
リ15からデータをシーケンシャルに読み出すことを可
能にするカウンタ19と、ワードメモリ15の各アドレ
スへのデータの書き込み禁止およびその解除に関するビ
ジー信号SB1〜SB8を出力するビジー信号・選択信号発
生回路40を設けることにより、上述した第1および第
2の実施例と同様、CPU1からシフトレジスタ22へ
のひとまとまり分のデータの送信時間(待ち時間)を短
縮することができるとともに、このひとまとまり分のデ
ータの中の任意のオペレータに関するデータだけを変更
してCPU1からシフトレジスタ22へ転送することも
可能となる。
【0081】なお、上述した第3の実施例においては、
CPU1は、各オペレータに関するビジー信号SB1〜S
B8をそれぞれ独立してチェックしている例を示したが、
入出力ポートが足りない場合には、8入力アンドゲート
により、これらのビジー信号SB1〜SB8の論理和をとっ
てその出力信号をCPU1に供給するようにしてもよ
い。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、時分割に動作する複数の処理チャンネルを有し各処
理チャンネルに対応するデータに基づいて楽音を発生す
る楽音発生手段と、複数の処理チャンネルに各々対応す
る複数のデータを記憶し各データを対応する各処埋チャ
ンネルに時分割で出力するとともにデータの出力に同期
してデータが出力される処理チャンネルに対応するデー
タを書込可能にした記憶手段とからなる音源手段と、デ
ータを一時記憶する一時記憶手段と、音源手段とは独立
に動作し複数の処理チャンネルに各々対応する複数のデ
ータを音源手段に転送して楽音の発生を制御する制御手
段であって複数のデータを転送する際に複数のデータを
一時記憶手段に一括して書き込むものとを具備し、音源
手段が、記憶手段からのデータの出力に同期してデータ
が出力される処理チャンネルに対応するデータを一時記
憶手段から読み出して記憶手段に書き込むようにしたの
で、データの読み出しおよび書き込みが同一のチャンネ
ルについて同期して行われるものであって、かつ複数の
処理チャンネルに各々対応する複数のデータの読み出し
および書き込みが時分割で行われる記憶手段に対して、
同一のチャンネルに対応する複数のデータを書き込むと
きに、各データに対する待ち時間が積み重なるというこ
とがなくなるので、楽音発生手段への楽音パラメータ等
のデータの書き込み時間を短縮することができるという
効果がある。また、請求項2記載の発明によれば、第2
のモードにより記憶手段内の同一チャンネルに対する複
数のデータを共通のデータとする場合に楽音発生手段へ
のデータの書き込み時間をさらに短縮することができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1ないし第3の実施例による電
子楽器の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の第1の実施例におけるデータ一時
記憶回路8の基本構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の第1の実施例におけるデータ一時
記憶回路8の具体的な構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の第1の実施例によるCPU1のデ
ータ書込処理ルーチンの処理を表すフローチャートであ
る。
【図5】 図3に示すデータ一時記憶回路8のシフトレ
ジスタ22へのデータ書込処理ルーチンの処理を表すフ
ローチャートである。
【図6】 この発明の第1の実施例の概略を説明するた
めの図である。
【図7】 この発明の第2の実施例におけるデータ一時
記憶回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図8】 この発明の第2の実施例によるCPU1のデ
ータ書込処理ルーチンの処理を表すフローチャートであ
る。
【図9】 図7に示すデータ一時記憶回路のシフトレジ
スタ32へのデータ書込処理ルーチンの処理を表すフロ
ーチャートである。
【図10】 CPU1から音源回路9へ転送されるデー
タの他の配列を説明するための図である。
【図11】 一時記憶回路の要部の他の構成例を示すブ
ロック図である。
【図12】 この発明の第3の実施例におけるデータ一
時記憶回路の具体的な構成を示すブロック図である。
【図13】 ビジー信号・選択信号発生回路40の構成
の一例を示すブロック図である。
【図14】 シフトレジスタの構成の一例を示す図であ
る。
【図15】 従来の技術の不都合点を説明するための図
である。
【符号の説明】
1……CPU、2……ROM、3……RAM、4……鍵
盤、5……鍵盤インターフェース、6……操作パネル、
7……パネルインターフェーイス、8……データ一時記
憶回路、9……音源回路、10……サウンドシステム、
11……ページライト用メモリ、12……データメモ
リ、13……ビジー信号発生部、14……アドレスカウ
ンタ、15,36……ワードメモリ、16,37……ラ
ッチ回路、17,25,37〜39……デコーダ、1
8,29……書込終了検出回路、19……カウンタ、2
0……比較器、21,30……ビジー信号発生回路、2
2,32,47……シフトレジスタ、23,26,2
7,33,36……セレクタ、24,31,34,3
5,41〜43,45,48……アンドゲート、28,
46,49……オアゲート、40……ビジー信号・選択
信号発生回路、44……インバータ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音を発生するための音源手段であっ
    て、当該音源手段は、 時分割に動作する複数の処理チャンネルを有し、各処
    理チャンネルに対応するデータに基づいて楽音を発生す
    る楽音発生手段と、 前記複数の処理チャンネルに各々対応する複数のデー
    タを記憶し、該各データを対応する各処埋チャンネルに
    時分割で出力するとともに、該データの出力に同期し
    て、該データが出力される処理チャンネルに対応するデ
    ータを書込可能にした記憶手段と からなるものと、 前記データを一時記憶する一時記憶手段と、 該音源手段とは独立に動作し、前記複数の処理チャンネ
    ルに各々対応する複数のデータを前記音源手段に転送し
    て前記楽音の発生を制御する制御手段であって、前記複
    数のデータを転送する際に、該複数のデータを前記一時
    記憶手段に一括して書き込むものとを具備し、 前記音源手段は、前記記憶手段からのデータの出力に同
    期して、該データが出力される処理チャンネルに対応す
    るデータを、前記一時記憶手段から読み出して前記記憶
    手段に書き込むようにしたことを特徴とする電子楽器。
  2. 【請求項2】 前記制御手段から前記音源手段へのデー
    タの転送モードを指示するモード指示手段を具備し、 前記制御手段は、第1のモードが指示された場合には、
    複数のデータを前記一時記憶手段に一括して記憶し、第
    2のモードが指示された場合には、1つのデータを前記
    一時記憶手段に記憶するものであることを特徴とする請
    求項1記載の電子楽器。
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