JPS6250898A - 電子楽器 - Google Patents

電子楽器

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JPS6250898A
JPS6250898A JP60189979A JP18997985A JPS6250898A JP S6250898 A JPS6250898 A JP S6250898A JP 60189979 A JP60189979 A JP 60189979A JP 18997985 A JP18997985 A JP 18997985A JP S6250898 A JPS6250898 A JP S6250898A
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slur
key
signal
channel
pitch
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加藤 充美
早川 徳次
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Nippon Gakki Co Ltd
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Nippon Gakki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、スラーあるいはポルタメントのようなピッ
チを漸次変化させる効果を実現する電子楽器に関し、特
に、ピッチと共に楽音の振幅レベルも漸次変化させる場
合において聴感上の音量変化を考慮して振幅レベル制御
を行うようにしたことに関する。
〔従来の技術〕
楽音のピッチを第1の鍵に対応する音高から第2の鍵に
対応する音高に滑らかに変化させる効果はポルタメント
またはスラー(以下この明細書ではスラーという)とし
て従来より知られている。
スラーが付与される期間においてピッチのみならず音量
も変化させるようにすることによりより一層自然な感じ
のスラー効果を実現するようにすることが特開昭59−
139095号において示されている。そこでは、同じ
スラーピッチ変化を示す楽音信号を2系列で発生し、一
方の系列の楽音信号の音量レベルと他方の系列の楽音信
号の音量レベルを逆特性で交差させて変化させる(クロ
スフェードさせる)ようにしている。詳しくは、第1図
(a)に示すように、一方の系列の音量レベルを直前ま
で押圧されていた鍵の音高に応じてキースケーリングさ
れたレベルL1から所定の立下りレートに従って比較的
急峻に減衰させ、他方の系列の音量レベルを今回押圧さ
れた鍵の音高に応じてキースケーリングされたレベルL
2まで所定の立上りレートで比較的ゆるやかに立上がる
ようにしている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、第1図(a)のような音量レベル制御では、2
系列の音量レベルの合計は点線のようになり、全体の音
量レベルが落ち込んでしまうという問題点がある。これ
は立下りレートの方が立上りレートよりも急峻であるか
らである。仮りに、第1図(b)のように、立下りレー
トと立上りレートを同じにした場合でも、算術的な合計
音量レベルは破線で示すように平坦となるが、聴感上は
交差部分において音量レベルが少し落ち込むように聴き
とられてしまう、という問題点がある。
この発明は上述の点に鑑みてなされたもので。
スラーのようなピッチ変化付与期間における上述のよう
な音量レベルの落ち込みを防止することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、発生すべき楽音のピッチを第1の音のピッ
チから第2の音のピッチまで徐々に変化させるピッチ変
化付与手段と、このピッチ変化付与手段によって制御さ
れたピッチをもつ楽音信号を夫々独立に制御する2系列
の楽音制御手段と、前記ピッチ変化付与手段によるピッ
チ変化付与期間において、前記第1の音に応じて定まる
レベルから或る所定レベルまで次第に変化する第1の制
御信号及び或る所定レベルから前記第2の音に応じて定
まるレベルまで次第に変化する第2の制御信号を発生す
る手段とを具え、一方の系列の前記楽音制御手段で前記
楽音信号を前記第1の制御信号によって制御し、他方の
系列の前記楽音制御手段で前記楽音信号を前記第2の制
御信号によって制御するようにした電子楽器において、
前記第2の制御信号の変化レートを前記第1の制御信号
の変化レートより大きく設定する変化レート設定手段を
更に具えたことを特徴とする。
〔作用〕
第2の制御信号の変化レートを第1の制御信号の変化レ
ートよりも大きくすることにより、第1図(c)に示す
ように、一方の系列の音量レベルの立上りレートを他方
の系列の音量レベルの立下りレートよりも急峻にするこ
とができる。これにより、両系列の合計音量レベルを同
図に破線で示すように交差部分において増強することが
でき、聴感上の音量不足を補うことができる。
以下、添付図面を参照してこの発明の一実施例を詳細に
説明しよう。
〔実施例〕
第2図は単音電子楽器におけるこの発明の一実施例を示
しており、トーンジェネレータ10は、スラー付与時に
前回の楽音と今回の楽音とを夫々独立に発生し、前回の
楽音をディケイエンベロープで振幅制御し今回の楽音を
アタックエンベロープで振幅制御して雨音をクロスフェ
ードさせるために、2チャンネル分の楽音発生チャンネ
ルを具えている。
鍵盤11は、発生すべき楽音の音高を指定するための鍵
を複数個具備している。押鍵検出回路12は、鍵盤11
における鍵押圧、離鍵を検出し、離鍵から押鍵に変化し
た鍵が有ればその鍵を表わすキーコードKCと共にキー
オンイベント信号に○NEVを出力し、押鍵から離鍵に
変化した鍵が有ればそのキーコードKCと共にキーオフ
イベント信号KOFEVを出力する。押鍵検出回路12
の出力はマイクロコンビ、二−タ部13に与えられる。
マイクロコンピュータ部13では、鍵盤11で複数鍵が
押圧されている場合そのうちIInを発音させるために
選択する単音選択処理と、楽音発生用の2チヤンネルが
交互に利用されるように割当てる処理とを実行する。マ
イクロコンピュータ一部13の出力はインタフェース1
4に与えられ、これに基づき該インタフェース14から
は発生すべき楽音のキーコードKCとキーオン信号KO
N及びスラー付与期間中のエンベロープ信号発生を制御
するためのスラーモード信号SLMと強制ダンプ信号F
Dとが出力される。また、スラーモード信号SLMの発
生期間を制御するために、エンベロープ信生器15から
インタフェース14にスラーオフパルス5LOFFが与
えられる。
ピッチ情報発生及びスラー付与回路16は、インタフェ
ース14から与えられる発生すべき楽音のキーコードK
Cを入力し、そのキーコードKCが示す鍵のピッチを表
わすピッチ情報SKCを発生し、かつ、スラー効果を付
与する場合は入力キーコードKCの値が或る鍵(第1の
鍵)から別の鍵(第2のa)に変化したとき第1の鍵の
ピッチから第2の鍵のピッチまで徐々に変化するピッチ
を表わすピッチ情報SKCを発生する。このようなスラ
ーのためのピッチ変化制御が可能なピッチ制御手段すな
わちピッチ情報発生及びスラー付与回路16は、例えば
特開昭54−107722号公報その他に示された公知
の技術を用いて構成す、ることかできるので、その内部
詳細例は特に説明しない。
スラー制御操作子17はスラー効果のオン・オフを選択
するためのスラースイッチ17aとスラースピードセレ
クタ17bとを含んでおり、スイッチ17aの出力をマ
イクロコンピュータ部13とスラー付与回路16に入力
してスラー付与するか否かの制御を行い、セレクタ17
bの出力をスラー付与回路16に入力してスラースピー
ド(ピッチ変化レートまたはピッチ変化時間)を制御す
る。尚、この実施例では、スイッチ17aをオンすれば
必らずスラーが付与されるのではなく、押鍵操作法に応
じてスラー付与の可否が自動的に決定されるようになっ
ている。すなわち、スイッチ17aがオンのときに、押
鍵操作法がレガート形式であればスラー効果を付与しく
これを第1のモードということにする)、スタッカート
形式であればスラー効果を付与しない(これを第2のモ
ードということにする)。この押鍵操作法はマイクロコ
ンピュータ部13で判断され、スラーを付与するときつ
まり第1のモードのとき、インタフェース14から出力
されるスラーモード信号SLMが“1″となる。なお、
このスラーモード信号SLMはスラー付与回路16には
与えられていないが、スラー付与回路16では、スラー
スイッチ17aの出力がオンであることと入力キーコー
ドKCの値が或る鍵から別の鍵に連続的に変化したこと
に基づきスラー付与すべきことを判断し、前述のように
ピッチ変化を指示するピッチ情報SKCを発生する。尚
、スラー効果のオン・オフ選択及びスラースピード選択
は専用スイッチ17a、17bによる選択操作に限らず
、音色選択回路18における音色選択に連動して自動的
になされるようになっていてもよい。
トーンジェネレータ10は回路16から与えられたピッ
チ情報SKCに従うピッチを有する楽音信号を2つの楽
音発生チャンネルで夫々独立に発生し、この楽音信号の
音色、音量等を各チャンネルで夫々制御し、最終的に両
チャンネルの楽音信号を加算してサウンドシステム19
に与える。このトーンジェネレータ10の内部に音色制
御手段が含まれており、該トーンジェネレータ10で発
生する楽音信号の立上り部の音色を第1のモード(すな
わちスラーを付与するとき)と第2のモード(スラーを
付与しないとき)とで異ならせるようにしている。この
ようなモードに応じた音色切換制御のために、マイクロ
コンピュータ部13の出力が必要に応じてインタフェー
ス14を介してト一ンジェネレータ10に与えられる。
エンベロープ発生器15は2チャンネル分のエンベロー
プ信号VL(つまり第1及び第2のエンベロープ信号V
LI、VL2)を時分割で発生し。
トーンジェネレータ10に与える。トーンジェネレータ
10の各チャンネルでは各々に対応するエンベロープ信
号VLに従って音量、音色等を制御する。そのために、
トーンジェネレータの内部には楽音制御手段(例えば楽
音振幅レベル制御用の乗算器など)を含んでいる。尚、
トーンジェネレータ10における楽音発生及び制御のた
めの2つのチャンネルは時分割的なものであってもよい
インタフェース14からエンベロープ発生器15に与え
られる信号KON、SLM、FDはマイクロコンピュー
タ部13における割当てに対応して2チャンネル分が時
分割的に与えられ、これらにもとづき各チャンネルのエ
ンベロープ信号VL(VLI、VL2)が時分割で形成
される。また、インタフェース14からエンベロープ発
生器15に対して、エンベロープ信号VLのキースケー
リングのためにキーコードKCが与えられ、音色選択回
路18からは音色に応じたエンベロープ信号制御のため
に音色選択情報TCが与えられる。更に、スラーレート
に応じたエンベロープ信号VLの変化制御を行うために
スラーセレクタ17bからスラースピードデータSSD
が与えられる。また、エンベロープ信号VLはマイクロ
コンピュータ部13にも与えられる。
マイクロコンピュータ部13では、キーオンイベント信
号KONEVが与えられたとき、第3図に示すようなキ
ーオンイベントプログラムを実行し、キーオフイベント
信号KOFEVが与えられたとき、第4図に示すような
キーオフイベントプログラムを実行する。
キーオンイベントプログラムでは、まず、キーオンイベ
ント信号KONEVと一緒に押鍵検出回路12から与え
られたキーコードKCを押圧キーコードレジスタKCH
に取り込む(ブロック20)。
このレジスタKCRは、複数の記憶位置を有し、現在抑
圧中の鍵のキーコードKCをすべて記憶し得るものであ
る。ブロック21では、レジスタKCRに記憶されてい
る抑圧キーコードの中から1つのキーコードを所定の優
先選択基準に従って選択し、これを優先選択キーコード
NKCとして内部レジスタに記憶する。優先選択基準と
しては、最高音または最低音優先あるいは後着優先(よ
り後で押圧された鍵を優先する)など適宜の基準を採用
してよい。一方、別の内部レジスタには現在発音中の鍵
のキーコードPKCがストアされており、ブロック22
では、ブロック21で検出された優先選択キーコードN
KCが現在発音中のキーコードPKCと同じかどうかを
調べる。同じであれば、残りの処理を行わずに、このプ
ログラムを終了する(リターン)、後着優先基準の場合
はブロック22がYESとなることは通常起らないが。
最高音または最低音優先基準の場合は優先選択されない
鍵に関してもキーオンイベントが起り得るのでブロック
22がYESとなることがある。
優先選択キーコードNKCが現在発音中でない場合、つ
まり発生すべき楽音を現在発音中のキーコードPKCに
対応するものから優先選択キーコードNKCに対応する
ものに切換えるべきとき、ブロック22のNOからブロ
ック23に進み、このプログラムが続行される。ブロッ
ク23ではスラースイッチ17aがオンされているかを
調べ、オンならば今回のキーオンイベントがエニーニュ
ーキーオンであったかを調べる(ブロック24)。
エニーニューキーオンとは、今回押圧された鍵以外に押
圧鍵が存在しないこと(つまり何も鍵が押圧されていな
い状態で始めて鍵が押圧されること)を意味し、これは
抑圧キーコードレジスタKCRにストアされているキー
コードが1個だけかあるいは2以上有るかを調べること
により判定できる。
エニーニューキーオンがYESならば、スタッカート形
式の鍵操作で鍵が押圧されたことを意味し。
スラーレジスタSLの内容をu Onとしてスラー効果
がかからないようにする(ブロック25)。他方、エニ
ーニューキーオンがNoならば、レガート形式で鍵操作
がなされたことを意味し、スラーレジスタSLの内容を
1”にセットしてスラー効果がかかるようにする(ブロ
ック26)、また、スラースイッチ17aがオフならば
、エニーニューキーオンの判断を行うことなく、スラー
レジスタSLを“OItとする(ブロック27)、こう
してブロック23〜27の処理により、スラーを付与す
べきか否かの判断、つまり第1のモード又は第2のモー
ドのどちらかが選択されたかの判断、がなされる。
チャンネルフラグCHFLGは2つのチャンネルのどち
らに発音すべきことが割当てられているかを示すもので
1発音すべき鍵が変わる毎に割当てるべきチャンネルが
交互に切換わるようになっている。ブロック28では、
チャンネルフラグCHFLGがどちらのチャンネルを示
しているかを調べる。第1チヤンネルを示している場合
は、ブロック29でスラーレジスタSLの内容を調べ。
パ1”であれば(スラーを付与する場合、つまり第1の
モードが選択された場合)、ブロック30.31の処理
を実行してブロック32に進むが。
“0″ならば(スラーを付与しない場合、つまり第2の
モードが選択された場合)ブロック30゜31を飛び越
してブロック32に進む。ブロック30では、第2チヤ
ンネルの強制ダンプパルスFDP2を出力する。ブロッ
ク31では、エンベロープ発生器15(第2図)から与
えられたエンベロープ信号VLに基づき第2チヤンネル
のエンベロープ信号VL2のレベルが零になったかを調
べ。
零になるまでこのステップで待機する。ブロック28で
第1チヤンネルと判断されたとき、前音が第1チヤンネ
ルで発音すべきことが割当てられていることを意味し、
二ニーキーオンに係る今回の音は第2チヤンネルで発音
すべきことを新たに割当てるべきであることを意味する
。そのため、第2チヤンネルの強制ダンプパルスFDP
2を出力しくブロック30)、これに基づきエンベロー
プ発生器15で発生する第2チヤンネルのエンベロープ
信号VL2のレベルの現在値がもし零でなければこれを
強制的に急速にダンプさせ、零にするようにし、これに
より該第2チヤンネルに新音を割当てることができるよ
うにしている。
ブロック32では第1チヤンネルのキーオフパルスKF
PIを出力し、これに基づきエンベロープ発生器15で
発生する第1チヤンネルのエンベロープ信号VLIがデ
ィケイ状態となるようにする。尚、この例ではマイクロ
コンピュータ部13から出力されたアドレスデータをイ
ンタフェース14の内部でデコードすることによりキー
オフパルスKFPl及びその他パルスを作成するように
しているので、ブロック32その他におけるパルス出力
処理とは、パルスそのものをマイクロコンピュータ部1
3から出力することではなく、そのパルスに対応するア
ドレスに何らかのデータを書き込むことにより、出力す
べきパルスに対応するアドレスを指定することである。
こうして、指定されたアドレスのアドレスコードがアド
レスバスを介してマイクロコンピュータ部13からイン
タフェース14に与えられ、このアドレスコードをデコ
ードすることにより所期のパルスが得られるようになっ
ている。
ブロック33では、第2チヤンネルのキーオンパルスK
OP2と共に優先選択されたキーコードNKCを出力す
る。つまり、上述の通り、パルスKOP2に対応するア
ドレスにキーコードNKCを書き込み、そのアドレスコ
ードをアドレスバスに出力すると共にキーコードNKC
をデータバスに出力する。
ブロック34では、エニーニューキーオンであるかどう
かを再び調べる。NOつまりレガート式押鍵操作であれ
ば、@在発音中のキーコードPKCをストアする内部レ
ジスタに優先選択されたキーコードNKCを書き込んで
rPKc=NKcJにする(ブロック35)0次にスラ
ーレジスタSLがパ1”であるかを調べ(ブロック36
)、YESならばスラーモードパルスSLPを出力しく
ブロック37)、最後にチャンネルフラグCHFLGを
第2チヤンネルを示す内容に切換える(ブロック38)
、スラーレジスタSLが“0”のときはブロック39を
経由してブロック38に進む。
ブロック39では第1チヤンネルの強制ダンプパルスF
DP1を出力し、これに基づき、スラーオフのときは第
1チヤンネルのエンベロープ信号のレベルVLI(つま
り前音のエンベロープ信号)を強制的にタンプさせる。
一方、エニーニューキーオンカY E S (つまりス
タッカート式押鍵操作)のときはブロック34からブロ
ック40に進み、現在発音中のキーコードPKCをスト
アする内部レジスタに優先選択されたキーコードNKC
を書き込み、内部のキーオンレジスタKONRに鍵押圧
を示す“1″をセットする。その後、ブロック38に進
む。
ブロック28でチャンネルフラグCHFLGが第2チヤ
ンネルを示していると判定されたときは1点amで囲ん
だルーチン41を行う、このルーチン41では、上述の
ブロック29から38に至るルーチンと一同様の処理を
反対のチャンネルに関して行う。つまり、ブロック29
から38に至るルーチンにおけるパルスあるいは信号F
DP2゜VL2.KFPI、KOP2、F D P 1
 ニ関する処理(ブロック30.31.32.33.3
9の処理)をその各々とは反対のチャンネルに関してつ
まり第1チヤンネルの強制ダンプパルスFDP1、エン
ベロープ信号VLI、第2チヤンネルのキーオフパルス
KFP2、第1チヤンネルのキーオンパルスKOPI、
第2チヤンネルの強制ダンプパルスFDP2に関して行
う。そして最後にチャンネルフラグCHFLGを第1チ
ヤンネルに切換える(ブロック42)。
第4図のキーオフイベントプログラムでは、まず、キー
オフパルスI・信号KOFEVと一緒に押鍵検出回路1
2から与えられたキーコードKCを取り込み、取り込ん
だキーコードKCに対応する押圧キーコードレジスタK
CR内のキーコードを消去する(ブロック43)、ブロ
ック44では第3図のブロック21と同じ優先選択処理
を行なう。
これはキーオフによってレジスタKCR内のキーコード
の優先順位が変わることがあるため、その見直しを行う
ためである。もし、すべての鍵がオフならば、優先選択
キーコードNKCとして、そのことを示す所定のコード
例えば全ビット1′Ojlのコードがストアされる。ブ
ロック45では全鍵がオフかどうかを調べる。YESな
らば、チャンネルフラグCHFLGによって指示された
チャンネルに対応するキーオフパルスKFPIまたはK
FP2を送出しくブロック46)、キーオンレジスタK
ONRを“OItにリセットしくブロック47)。
このプログラムを終了する。全鍵がオフでなければ、ブ
ロック48でrNKc=PKcJであるかを調べ、YE
Sならば今回のキーオフイベントは発音中の鍵によって
起されたものではないので、このプログラムを終了する
(リターンする)。
発音中の鍵つまりキーコードPKCに対応する鍵がオフ
されたならば、新たに検出された優先選択キーコードN
KCとPKCが一致せず、ブロック48がNOとなる。
次にスラースイッチ17aがオンしているかどうかを調
べ、それに応じてスラーレジスタSLを“1″または0
”にする(ブロック49.50.51)。
ブロック52でチャンネルフラグCHFLGを調べ、そ
れに応じてブロック53または54に進む、CHFLG
が第1チヤンネルを示しているときは、ブロック53に
進み、第3図のブロック29.30.31と同様の処理
をブロック53.55.56において行う。次いで、ブ
ロック57では第1チヤンネルのキーオフパルスKFP
1を出力し、更に第2チヤンネルのキーオンパルスKO
P2と共に優先選択されたキーコードNKCを出力し、
その後NKCをPKCのレジスタに書き込む。次にスラ
ーレジスタSLが“1”であるかどうかを調べ、SL=
“1”ならば、スラーモードパルスSLPを送出した後
チャンネルフラグCHFLGを第2チヤンネルに切換え
る(ブロック58.59.60)。SL=“1”でなけ
れば、SLPは送出せずに第1チヤンネルの強制ダンプ
パルスFDP1を出力しくブロック61)、その後CH
FLGを第2チヤンネルに切換える。
一方、ブロック52においてCHFLGが第2チヤンネ
ルを示していると判断されたときは、ブロック54に進
む。ブロック54.62.63ではブロック53.55
.56と同様の処理を反対のチャンネルの信号FDP1
、VLIに関して行う。次に、ブロック64ではブロッ
ク57と同様の処理を反対のチャンネルのパルスKFP
2、K○P1に関して行い、キーコードNKCを送出す
ると共にNKCをPKCのレジスタに書き込む。
また、スラーを付与する場合はスラーモードパルスSL
Pを出力し、その後、フラグqHFLGを第1チヤンネ
ルに切換える(ブロック65.66.67)。また、ス
ラーを付与しない場合は、第2チヤンネルの強制ダンプ
パルスFDP2を出力する(ブロック68)。
第5図にはインタフェース14の詳細例が示されている
。マイクロコンピュータ部13からこのインタフェース
14に対してアドレスバス7oを介して上述の各パルス
K OP、 1〜SLPの出力タイミングに対応してア
ドレスコードが与えられ、これがデコーダ71で各パル
スKOPI〜SLPに対応する出力ラインにデコードさ
れる。また、アドレスコードと共にマイクロコンピュー
タ部13から出力されたデータ(特にキーコードNKC
)がデータバス72を介してラッチ回路73に与えられ
る。
第1チヤンネルのキーオンパルスKOPIとキーオフパ
ルスKFPIはフリップフロップ74のセット人力Sと
リセット人力Rに夫々入力され、その出力Qが第1チヤ
ンネル用のキーオン信号KONIとしてセレクタ75の
八人力に与えられる。
同様に、第2チヤンネルのキーオンパルスKOP2とキ
ーオフパルスKFF’2はフリップフロップ76に入力
され、その出力Qが第2チヤンネル用のキーオン信号K
ON2としてセレクタ75のB入力に与えられる。
各チャンネルの強制ダンプパルスFDP1、FDP2は
ワンショット回路77.78に夫々与えられる。ワンシ
ョット回路77はパルスFDP 1の立上りに対応して
チャンネルタイミングパルスCHIのパルス幅で1発の
パルスFDIを出力する。ワンショット回路78はパル
スFDP2の立上りに対応して反転チャンネルタイミン
グパルスCHIのパルス幅で1発のパルスFD2を出力
する。チャンネルタイミングパルスCHIはトーンジェ
ネレータ10におけるチャンネル時分割タイミングに同
期しており、第1チヤンネルのタイミングでt l l
j、第2チヤンネルのタイミングでrtQ”となる。反
対に、反転チャンネルタイミングパルスCHIは第1チ
ヤンネルのタイミングで“0”、第2チヤンネルのタイ
ミングで“1″となる。各パルスFDI、FD2はオア
回路79を介して多重化され、時分割多重化されたダン
プ信号FDが出力される。
フリップフロップ80のセット入力Sにはスラーモード
パルスSLPが与えられ、そのリセット人力Rにはスラ
ーオフパルス5LOFFが与えられる。該フリップフロ
ップ80から出力されるスラーモード信号SLMは、ス
ラーモードパルスSLPが発生したときからスラーオフ
パルス5LOFFが発生するまでの間″′1”となる。
なお、フリップフロップ74.76.80の動作を同期
制御するためのクロックパルスへはマイクロコンピュー
タ部13のクロックに同期した高速クロックパルスであ
る。
ラッチ回路73はオア回路81を介して与えられるキー
オンパルスKOPI、KCIP2によってラッチ制御さ
れる。従って、第3図のブロック33又はルーチン41
の処理によってキーオンパル。
スKC1P1またはKOP2と一緒にキーコードNKC
が送出されたときだけラッチ内容の書き換え動作を行い
、該キーコードNKCがラッチ回路73にラッチされる
。ラッチ回路73の出力は遅延フリップフロップ82を
介してチャンネルタイミングパルスCH1によって同期
化され、発生すべき楽音を示すキーコードKCとして出
力される。
第6図(a 、)には、時点t1で1lKc:1が始め
て押圧され、@[1KC1に優先する鍵KC2が時点t
2で押圧され、時点t、3で輝KC2が離鍵される、が
鍵KCIの抑圧はなおも持続し、時点t4で鍵KCIが
離鍵される場合における第5図番部の信号状態が例示さ
れている。データバス72に与えられる優先選択キーコ
ードN、KCはtlからt2の間KCIを示し、t2か
らt3の間KC2を示し、t3からt4の間KC1を示
す。また、マイクロコンピュータ部13におけるチャン
ネルフラグCHFLGの内容の一例も第6図(a)に示
されており、時点t1以前ではCHFLGが第1チヤン
ネルを示しているとする。そうすると、t’ l〜t2
の期間では第2チヤンネルが利用され、t2〜t3の期
間では第1チヤンネルが利用され、t3〜t4の期間で
は第2チヤンネルが利用されるようにフラグCHFLG
が切換わる。このフラグCHFLGに応じて、各チャン
ネルのキーオンパルスKOPI、KOP2及びキーオフ
パルスKFP1、KFP2が各時点t1〜t4において
同図に示すように発生する。従って、tl〜t2の期間
では第2チヤンネルのキーオン信号KON2が発生され
る。
第6図(b)には、スラースイッチ17aがオンされて
いる場合における同図(a)に対応するダンプ信号FD
、スラーモードパルスSLP、スラーモード信号SLM
その他の状態が示されている。
この場合、時点t1ではエニーニューキーオンと判断さ
れ、ダンプ信号FDは発生されない。また。
時点t2、t3でレガート形式の押鍵操作が有ったと判
定され(レガート形式で新たな優先鍵が押圧されたこと
が第3図のキーオンイベント処理で判定される)、スラ
ーモードパルスSLPが発生される。また1時点t2で
は第3図のルーチン41の処理により第1チヤンネルの
強制ダンプパルスFDP1が発生され、これに対応して
パレスFD1が発生される。また1時点t3では第3図
のブロック30の処理により第2チヤンネルの強制ダン
プパルスFDP2が発生され、これに対応してパレスF
D2が発生される。スラーモードパルスSLPに応じて
スラーモード信号SLMが“1nとなり、この間で第1
チヤンネルと第2チヤンネルのエンベロープ信号VL1
.VL2のレベルがクロスフェードして変化する(一方
が立上り、他方が立下る)、このときのエンベロープ信
号の変化レートは、スラー用のアタックレート及びディ
ケイレニトである。スラー期間におけるエンベロープ信
号VL2又はVLIの立下りが終了すると、スラーオフ
パルス5LOFFが発生し、フリップフロップ80(第
5図)がリセットされ、スラーモード信号SLMが“0
″となる。一方、ピッチ情報SKCは、キーコードの変
化に応答して、直前の押圧鍵キーコードKCI(又はK
 C,2)に対応するピッチから今回の押圧鍵キーコー
ドKC2(又はKCl)に対応するピッチまで徐々に変
化する。
第6図(Q)には、スラースイッチ17aがオフの場合
における同図(a)に対応する信号状態が示されている
。この場合、スラーモードパルスSLPは発生されない
。また、時点t2では第3図のルーチン41の処理によ
り第2チヤンネルの強制ダンプパルスFDP2が発生さ
れ、これに対応してパルスFD2が発生される。時点t
3では第3図のブロック39の処理により第1チヤンネ
ルの強制ダンプパルスFDP1が発生され、これに対応
してパレスFDIが発生される。従って、時点t2から
所定期間の間で第2チヤンネルのエンベロープ信号VL
2が所定のダンプレートで急速に立下り1時点t3から
所定期間の間で第1チヤンネルのエンベロープ信号VL
Iが所定のダンプレートで急速に立下る。また、ピッチ
情報SKCは、発生すべき楽音に対応するピッチに直ち
に変化する。
エンベロープ発生器15の一例につき第7図を参照して
説明する。
チャンネルタイミングパルスCHIによってシフト制御
される2ステージのシフトレジスタ83は、2チャンネ
ル分のエンベロープ信号VL1゜VL2の瞬時値を動的
にストアしており、その出力がエンベロープ信号VL(
つまりVLI、VL2を時分割多重化したもの)として
トーンジェネレータ10(第2図)に与えられる。また
、このシフトレジスタ83の出力は演算回路84に与え
られ、セレクタ85を介して与えられる単位演算時間当
りの増加値または減少値を示す(正負符号を持つ)変化
幅データΔVによって加算または減算される。この演算
回路84の出力がシフトレジスタ83に入力される。
目標値発生器86は、シフトレジスタ83、演算回路8
4のループにおける加減演算結果の到達目標値TOを示
すデータを比較器87のA入力に与える。比較器87は
、B入力に与えられるシフトレジスタ83の出力信号V
Lすなわち各チャンネルのエンベロープ信号VLI、V
L2の瞬時値とA入力の目標値TGとを比較し1両入力
A、 Bの値の関係に応じて出力信号を生じる。
ステート制御回路88は、エンベロープ信号形成のため
の演算状態を制御するためのものであり、−例として、
この演算状態はエンベロープ波形における典型的な4つ
の部分つまりアタック、サスティン、ディケイ、ダンプ
及びスラー用に特別に用意された2つの部分つまりスラ
ーアタック及びスラーディケイ部分に対応している。ス
テート制御回路88は、エンベロープ波形の上述の6つ
の部分のうちどれを形成するための演算を行なうべきか
を指示するステート信号STを各チャンネルにつき時分
割多重的に出力する。ここで、アタックに関しては通常
のアタック(ノーマルアタック)とスラーアタックが選
択的に用いられるようになっており、スラー付与期間に
おいてはスラーアタックが用いられれ、それ以外のとき
□ノーマルアタックが用いられる。また、ディケイに関
してはノーマルディケイとスラーディケイが選択的に用
いられる。ステート制御のために、インタフェース14
(第S図)から時分割的に与えられた各チャンネル毎の
キーオン信号KON、強制ダンプ信号FD、スラーモー
ド信号SLM及び音色選択情報TCが利用される。
目標値発生器86は、エンベロープ波形の各部分の切換
リポインドにおけるレベル情報を、各鍵(または音域)
に応じてキースケーリングされた状態で各音色毎に予め
記憶しており、ステート信号STの内容に応じて所定の
切換リポインドのレベル情報を読み出して目標値データ
TGとして出力する。従って、このレベル情報の値はス
テート信号STの内容が同じであっても音色選択情報T
CまたはキーコードKCが異なれば異なるものとなる。
説明の簡単化のため、レベル情報すなわち目標値TGは
サスティンレベルかゼロレベルの2種類であるとする。
ステート信号STがイニシャルステートSO、ノーマル
ディケイステートS4、ダンプステートS5、スラーデ
ィケイステートS6のときはゼロレベルがT’Gとして
用いられ、スラーアタックステートS1、ノーマルアタ
ックステートS2.サスティンステートS3のときはサ
スティンレベルがTGとして用いられる。ゼロレベルは
キースケーリングとは無縁であり、サスティンレベルが
キースケーリングの対象となる。
変化幅データ発生器89には、各ステートSO〜S6に
おけるエンベロープ信号の変化レート(傾き)を示すす
変化幅データが各音色に対応して及びキースケーリング
された値で夫々予め記憶されており、これらをステート
信号ST、音色選択情報TC及びキーコードKCに従っ
て読み出す。
例えば−、ノーマルアタックステートS2のときはアタ
ックレート値を示す変化幅データを読み出し、ノーマル
ディケイステートS4のときはディケイレート値を示す
変化幅データを読み出し、ダンプステートS5のときは
ダンプレート値を示す変化幅データを読み出し、それ以
外のステート5O1S1、S3、S6では変化幅データ
を読み出さない。発生器89から発生された変化幅デー
タは、ゲート90において、演算タイミング信号発生器
91から与えられた演算タイミング信号に従って所定の
時間間隔で間欠的に選択され、セレクタ85のA入力に
与えられる。演算タイミングも音色選択情報TC及びス
テート信号STによって制御することが可能である。
スラー用変化幅データ発生器92はスラーアタックステ
ートS1または、スラーディケイステートS6のときの
スラーレート値を専門に発生するもので、音色及びスラ
ースピードに応じた及びキースケーリングされたスラー
レート値を変化幅データとして音色選択情報TC及びス
ラースピードデータSSD及びキーコードKCに応じて
発生する。
スラー用演算タイミング発生器93は音色選択情報TC
及びスラースピードデータSSDに応じた時間間隔で演
算タイミング信号を発生し、このタイミング信号をアン
ド回路94を介してゲート95に加える。アンド回路9
4の他入力にはオア回路96を介してスラーアタックス
テート信号ST1とスラーディケイステート信号ST6
が与えられる。
変化レート設定手段97は、スラーアタックスートをス
ラーディケイレートより大きく設定するもので、スラー
スピードデータSSDの値をスラーアタック時とスラー
ディケイ時とで異ならせることにより変化レートを異な
らせるようにしている。すなわち、スラースピードデー
タSSDは上述のスラー用変化幅データ発生器92及び
スラー用演算タイミング発生器93に直接入力されるの
ではなく、変化レート設定手段97に入力され、そこで
スラーアタック時であるかスラーディケイ時であるかに
応じてその値が制御され、制御されたスラースピードデ
ータSSD’が各発生器92.93に入力される。
変化レート設定手段97では、補正値発生回路98から
所定の補正値を発生しくこの補正値は音色選択情報TC
に応じて可変してもよい)、この補正値を加算器99に
おいてスラースピードデータSSDに加算する。セレク
タ100のA入力には加算器99の出力が与えられ、B
入力にはスラースピードデータSSDが与えられる。セ
レクタ100は、スラーアタックステート信号STIが
“1”のときA入力を選択し、スラーディケイステート
信号ST6が111 TlのときB入力を選択する。セ
レクタ100の出力が補正されたスラースピードデータ
SSD’ として、スラー用変化幅データ発生器92及
びスラー用演算タイミング発生器93に入力され、該発
生器92.93がら発生されるスラー用の変化幅データ
の値及び演算タイミング信号の周期が該データSSD’
 に応じて制御される。スラーアタック時は、データS
SDに補正値を加算したものがデータSSD’ として
セレクタ100で選択される。スラーディケイ時は、デ
ータSSDそのものがデータSSD’ としてセレクタ
100で選択される。
発生器92から発生されたスラー用変化幅データはセレ
クタ101のB入力に与えられると共に負変換回路10
2に与えられ、負のデータに変換される。負変換回路1
02の出力はセレクタ101のA入力に与えられる。セ
レクタ101は、スラーアタックステート信号STIが
“1”のときB入力を選択し、正の変化幅データをゲー
ト95に与えるが。
スラーディケイステート信号ST6が“1”のときA入
力を選択し、負の変化幅データをゲート95に与える。
ゲート95はアンド回路94から与えられるタイミング
信号によって間欠的に開放され、正または負の変化幅デ
ータをセレクタ85のB入力に与える。尚、信号STI
はステート信号STがスラーアタックステートS1を示
すとき信号111”となり、信号ST6はステート信号
STがスラーディケイステートS6を示すとき信号“1
”となるものであり、ステート制御回路88から発生さ
れる。こうして、スラーアタックのための変化幅データ
とスラーディケイのための変化幅データは、正負符号が
反対のものとされる。これにより、スラーアタックとス
ラーディケイは、傾きが逆のものとされる。
また、スラーアタック時は、変化レート設定手段97に
よりスラースピードデータSSDの値を増加したデータ
SSD’ が発生器92.93に与えられるので、該発
生器92.93から発生される変化幅データの値が大き
くなる(又は演算タイミング信号の周期が速くなる)。
これに対して。
スラーディケイ時は、スラースピードデータSSDがそ
のまま発生器92.93に与えられるので該発生器92
.93から発生される変化幅データの値はスラーアタッ
ク時に比べて小さくなる(又は演算タイミング信号の周
期が遅くなる)。従って、スラーアタック時のエンベロ
ープ信号レベルの変化レートはスラーディケイ時のそれ
よりも速いものとなり、第6図(b)に示すように、ス
ラーアタックエンベロープの立上りをスラーディケイエ
ンベロープの立下りよりも急峻にすることができる。
セレクタ85はオア回路96の出力がII I I7の
ときつまりスラーアタックステートS1又はスラーディ
ケイステートS6のときB入力を選択し、0”のときつ
まりそれ以外のステートSO,S2〜S5のときA入力
を選択する。従ってスラーアタックステートS1又はス
ラーディケイステートS6のときはスラーアタックレー
ト値又はスラーディケイレート値を示す変化幅データΔ
Vが演算回路84に与えられるが、それ以外のときは発
生器89からゲート90を介して与えられる変化幅デー
タΔVが演算回路84に与えられる。
第8図はステート制御回路88における1チャンネル分
のステート切換動作の一例を示すもので、同様の処理が
2チャンネル分時分割で行われる。
始めはイニシャルステートSoに設定されている(ブロ
ック103)。キーオン信号KONが111 jFに立
上ったとき、スラーモード信号SLMが1′″であれば
スラーアタックステートS1となり、SLMが“O”で
あればノーマルアタックステートS2となる。このステ
ートS1またはS2ではスラーアタックレート値または
ノーマルアタックレート値に従ってエンベロープ信号V
Lのレベルが増加し、目標値TGとしてサスティンレベ
ルが用いられる。やがてrVL=TGJとなると(ブロ
ック104のYES)、サスティンステートS3に変わ
る。このステートS3では音色選択情報TOが持続音の
音色を示しているかを調べ(ブロック105)、そうな
らばこのステートS3を維持してエンベロープ信号VL
をサスティンレベルに維持するが、そうでなければ直ち
にブロック106に進み、スラーモード信号Sl、Mが
“1”であるか否かに応じてノーマルディケイステート
S4又はスラーディケイステートS6に変わる。また、
ステートS3のときにキーオン信号KONが“Oreに
変わると、ブロック107のNoからブロック106に
進みディケイステートS4又はS6に変わる。
ノーマルディケイステートS4ではディケイレート値に
従ってエンベロープ信号VLのレベルが減少し、やがて
VLがゼロレベルとなったとき(ブロック108のYE
S)、イニシャルステートSOに切換わる。一方スラー
ディケイステートS6ではスラーディケイレート値に従
ってエンベロープ信号VLのレベルが減少し、やがてV
Lがゼロレベルとなったときブロック109のYESか
らブロック110に進み、スラーオフパルス5LOFF
を出力し、その後イニシャルステートSOに切換わる。
また、各ステートS1〜S4、S6の最中で強制ダンプ
信号FDが“1″となったかが調べられ。
(ブロック111,112,113,114)、YES
ならばダンプステート$5に切換わる。このダンプステ
ートS5ではエンベロープ信号VLのレベルがダンプレ
ート値に従って減少し、やがてVLがゼロレベルとなっ
たとき(ブロック115のYES)、イニシャルステー
トSoに切換わる。尚、典型的には1通常のアタックレ
ートはスラーアタックレートよりも速く、通常のディケ
イレートはスラーディケイレートよりも遅く、また、ダ
ンプレートはディケイレートよりも速い。
第6図(b)に戻り、スラースイッチ17aがオンされ
ている場合における同図(a)に対応するエンベロープ
信号VL(つまりVLI、VL2)とピッチ情報SKC
について説明する。tl〜t2の期間では、第2チヤン
ネルのエンベロープ信号VL2がノーマルアタックレー
トで立上った後WKCIに対応するサスティンレベルL
1を維持し、その間ピッチ情報SKCはKCIに対応す
る一定ピッチを維持する。時点t2で第1チヤンネルの
キーオンパルスKOPI及び第2チヤンネルのキーオフ
パルスKFP2及びスラーモードパルスSLPが発生さ
れると、第1チヤンネルのキーオン信号KONIがtz
1u’  第2チヤンネルのキーオン信号KON2が“
0”、スラーモード信号SLMが“1”となる。これに
より、第2チヤンネルに関する第8図のブロック106
がYESとなり、スラーディケイステートS6となり、
同時に第1チヤンネルに関する第8図のブロック116
がYESとなり、スラーアタックステートS1となる。
従ってエンベロープ信号VL2はスラーディケイレート
で減衰し、VLIはスラーアタックレートで立上る。一
方、時点t2でキーコードKCの内容がKCIからKO
2に変化し、これによりピッチ情報SKCはKCIに対
応するピッチからKO2に対応するピッチに向って徐々
に変化し、スラー効果が付与される。このスラー付与期
間中において、一方のエンベロープ信号VL2のスラー
ディケイ部分と他方のエンベロープ信号VL1のスラー
アタック部分が交差する。第2チヤンネルのスラーディ
ケイが終了すると、第8図のブロック109がYESと
なり、ブロック110でスラーオフパルス5LOFFを
出力する。これにより第5図のフリップフロップ80が
リセットされ、スラーモード信号SLMがIt OI+
となる。
t3〜t4の期間においても上述のし2〜t3の期間の
場合と同様の動作がチャンネルを逆にして行われる。ま
た1時点t4ではスラーモード信号SLMが“1”とな
らないので、第8図のブロック103がNoとなり、ノ
ーマルディケイモードS4となり、エンベロープ信号V
L2は通常のディケイレートで減衰する。
第6図(C)を参照して、スラー効果を付与しない場合
における同図(a)に対応するエンベロープ信号VL(
VLI、vL2)とピy チ情報SKCについて説明す
る。この場合1時点t2で。
第2チヤンネルのキーオフパルスKFP2を発生すると
き同時に第3図のルーチン41の処理により強制ダンプ
パルスFDP2が発生され、これにより第2チヤンネル
に関する第8図のブロック112がYESとなり、ダン
プステートS5となる。
また、スラーモードパルスSLPは発生されないので、
SLMは1107+であり、第1チヤンネルに関する第
8図のブロック116がNoとなり、ノーマルアタック
ステートS2となる。従ってエンベロープ信号VL2は
ダンプレートで急速に減衰し、VLIはノーマルアタッ
クレートで立上る。
時点t3では上述と同様の動作がチャンネルを逆にして
行われる。時点t2、t3はレガート式押鍵変更時であ
るためダンプパルスFDP2、FDPlが発生されるが
、時点t4は通常の離鍵であるためダンプパルスFDP
2は発生されない。従って、エンベロープ信号VL2は
時点t4において通常のディケイレートで減衰する。ま
た1時点t2、t3においてピッチ情報SKCはKCI
からKO2に、または、KO2からKCIに一気に切換
わる。このように、レガート式押鍵変更時に前音のダン
プ期間を設けることは、スラー効果を付与しない場合で
も、前音から新音への切換わりにめりはりをつける意味
で好ましい効果をもたらす。
尚、スラー付与期間(この用語は必ずしもピッチが実際
にスラー変化している期間のみ示すものではなく、その
ための動作を行っている期間全体を示す)におけるエン
ベロープ信号VI4びピッチ情報SKCの変化ポイント
(第6図(b)のA、B、C,D)に格別の相関関係を
もたせる必要はなく、任意に設定してよい。しかし、一
般に、前音のエンベロープが減衰開始するポイントAは
キーコードNKCの変化時点t2に対応しているのが好
ましく、ピッチ情報SKCのスラー変化開始ポイントC
は新音のエンベロープの立上り開始ポイントBに対応し
ているのが好ましい。
第7図では、スラー用変化幅データ発生器92とスラー
用演算タイミング発生器93の両方をデータSSD’に
よって制御し、変化幅タイミングと演算タイミングの両
方をスラーアタック時とスラーディケイ時とで異ならせ
るようにしているが。
これはどちらか一方であってもよい。また、第7図の例
では、スラースピードデータSSDの値をスラーアタッ
ク時において増加することによりスラーアタックレート
を、スラーディケイレートよりも速くしているが、これ
に限らず、要はスラーアタックレートをよりも速くする
ことができる手段であればどのような手段を用いてもよ
い。例えば。
スラー用変化幅データ発生器92から発生した変化幅デ
ータを変化レート設定手段97と同様の回路を用いてス
ラーアタック時において増加補正するようにしてもよい
。また、補正の仕方は、スラーアタックレートの方を増
加させることに限らず、反対にスラーディケイレートの
方を減少させるようにしてもよい。
なお、トーンジェネレータにおける楽音発生方式は、波
形メモリ読出し方式、高調波合成方式。
周波数変調演算方式、振幅変調演算方式、あるいはフィ
ルタ方式など、適宜の方式を用いてよい。
また、この発明は、単音電子楽器に限らず、複音電子楽
器にも適用することかできるのは勿論である。また、音
色変化を付与しない場合はトーンジェネレータで2系列
で楽音信号を発生する必要はなく、音量エンベロープ制
御用の回路のみ2系列(並列的に又は時分割的に)設け
、1系列で発生した楽音信号を2系列の制御回路に分配
するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の通り、この発明によれば、2系列で楽音信号を制
御し、ピッチ変化付与期間において一方の系列の制御信
号と他方の系列の制御信号を逆特性で変化させ、立上り
特性の方の制御信号の変化レートを大きく設定するよう
にしたので、該制御信号を音量制御に用いた場合、該制
御信号の変化
【図面の簡単な説明】
第1図は従来技術の問題点とこの発明の解決策を模式的
に示す図、 第2図はこの発明の一実施例に係る電子楽器の全体構成
ブロック図。 第3図は第2図のマイクロコンピュータ部によって実行
されるキーオンイベントプログラムの一例を示すフロー
チャート、 第4図は同マイクロコンピュータ部によって実行される
キーオフイベントプログラムの一例を示すフローチャー
ト、 第5図は第2図のインタフェースの一例を示すブロック
図。 第6図は第5図番部の出力信号及びエンベロープ信号及
びピッチ情報の発生例を示すタイミングチャート、 第7図は第2図のエンベロープ発生器の一例を示すブロ
ック図、 第8図は第7図のステート制御回路によって実行される
処理の一例を示すフローチャート、である。 10・・・トーンジェネレータ、11・・・鍵盤、12
・・・押鍵検出回路、13・・・マイクロコンピュータ
部、14・・・インタフェース、15・・・エンベロー
プ発生器、16・・・ピッチ情報発生及びスラー付与回
路。 17・・・スラー制御操作子、18・・・音色選択回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、発生すべき楽音のピッチを第1の音のピッチから第
    2の音のピッチまで徐々に変化させるピッチ変化付与手
    段と、 このピッチ変化付与手段によって制御されたピッチをも
    つ楽音信号を夫々独立に制御する2系列の楽音制御手段
    と、 前記ピッチ変化付与手段によるピッチ変化付与期間にお
    いて、前記第1の音に応じて定まるレベルから或る所定
    レベルまで次第に変化する第1の制御信号及び或る所定
    レベルから前記第2の音に応じて定まるレベルまで次第
    に変化する第2の制御信号を発生する手段と、 前記第2の制御信号の変化レートを前記第1の制御信号
    の変化レートより大きく設定する変化レート設定手段と を具え、前記楽音制御手段における各系列の楽音信号を
    前記第1及び第2の制御信号によって別々に制御するよ
    うにした電子楽器。 2、前記楽音制御手段では前記第1及び第2の制御信号
    により各系列の楽音信号の音量レベルを制御するように
    した特許請求の範囲第1項記載の電子楽器。
JP60189979A 1985-06-28 1985-08-30 電子楽器 Granted JPS6250898A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6436892U (ja) * 1987-08-27 1989-03-06
JPH01173797U (ja) * 1988-05-27 1989-12-11
JPH06214566A (ja) * 1993-01-14 1994-08-05 Suzuki Gakki Seisakusho:Kk ドローバーを備えた電子楽器に於る音色の補間方法

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