JP2689763B2 - 波形データの読み出し方法 - Google Patents

波形データの読み出し方法

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JP2689763B2 JP3125722A JP12572291A JP2689763B2 JP 2689763 B2 JP2689763 B2 JP 2689763B2 JP 3125722 A JP3125722 A JP 3125722A JP 12572291 A JP12572291 A JP 12572291A JP 2689763 B2 JP2689763 B2 JP 2689763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、時分割チャンネル式の
楽音生成装置における波形データの読み出し方に関す
る。
【0002】
【従来の技術】時分割チャンネル式の楽音生成装置で
は、各発音チャンネル毎にアドレスを指定し、波形メモ
リから対応するアドレス位置の波形データを読み出すこ
とにより時分割的に楽音を生成するようにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の時分割チャンネ
ル式の楽音生成装置では、波形メモリから波形データを
読み出すためのアドレスは、各チャンネル毎に切り替わ
っていた。例えば、16チャンネル構成の楽音生成装置
の場合、1チャンネル当たりのサンプリング周波数を5
0KHzとすると、波形メモリのアドレスの切り換え周波
数は16チャンネル×50KHz=800KHzという大き
な値となる。このため、このアドレス変化時の電流変化
により高周波ノイズなどの不要輻射を生じ易く、生成さ
れる楽音のSN比を低下したり、他の機器に対してノイ
ズなどの悪影響を与えるおそれがあった。
【0004】本発明は、前記問題を解決するためになさ
れたもので、その目的とするところは、時分割チャンネ
ル式の楽音生成装置において、波形データ読み出しのた
めのアドレス変化をできるだけ低減し、アドレス変化時
の電流変化によるノイズの発生を抑えるようにした波形
データの読み出し方を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】図1を参照して本発明の
原理を説明する。図中、1はディジタルサンプリングさ
れた所望の波形データを格納した波形メモリ、2は波形
メモリ1から波形データを時分割式に読み出し、各時分
割チャンネル毎に所定の楽音を生成する音源部、19は
エンベロープやボリュームなどのボイスパラメータに基
づいて各時分割チャンネルの発音終了を検知し、ミュー
ト信号MUを発生するチャンネル(CH)ミュート信号
発生回路、21はミュート信号MUを受けたときに、時
分割に割り当てらていれている処理タイミングの最も接
近している他のチャンネルの波形読み出しアドレスをホ
ールドするホールド回路、WADは波形読み出しアドレ
ス、WAD′はホールド回路21の出力する波形読み出
しアドレス、SDは波形メモリ1から読み出されたサン
プル波形データ、WDはエンベロープレートやレベルな
どを調整した後の波形データである。
【0006】
【作 用】図2のタイムチャートを参照してその作用を
説明する。音源部2には、図2(A)に示すように、時
分割されたチャンネルスロットCH1,CH2,…毎に
対応する波形読み出しアドレスWADが次々と与えられ
る。従来方式の場合、図2(A)のアドレスWADをそ
のまま用い、図2(B)に示すように各チャンネル毎に
波形メモリ1から該当するアドレス位置のサンプル波形
データSDを次々と読み出していた。
【0007】これに対し、本発明方式の場合、CHミュ
ート信号発生回路19が、エンベロープレートデータ,
エンベロープレベルデータ,チャンネルボリュームデー
タなどのボイスパラメータに基づいて各チャンネルスロ
ットが現在実際に発音しているチャンネルであるか、発
音を終了したあるいは発音を割り当てられていない空き
チャンネルであるかを予めチェックし、空きチャンネル
である場合には当該空きチャンネル位置、例えばチャン
ネルCH2が空きチャンネルである場合、図2(C)に
示すようにチャンネルCH2位置においてミュート信号
MUを出力する。
【0008】このミュート信号MUを受けたホールド回
路21は、当該空きチャンネルCH2については、時分
割に割り当てられている処理タイミングの最も接近して
いる他のチャンネルの波形読み出しアドレスをホールド
する。
【0009】例えば、上記処理タイミングの最も接近し
ている他のチャンネルとして直前の処理タイミングの
ャンネルを選択する場合を例にとると、ホールド回路2
1がチャンネルCH1の波形読み出しアドレスをホール
ドすることで、チャンネルCH2のアドレスはその直前
のチャンネルCH1と同じアドレスで置き替えられ、図
2(D)に示すような波形読み出しアドレスWAD′と
して波形メモリ1に与えられる。
【0010】この図2(D)の波形読み出しアドレスW
AD′を見れば明らかなように、空きチャンネルCH2
のアドレスはその直前のチャンネルCH1のアドレスと
同じになっているので、時分割タイムスロットがチャン
ネルCH1からCH2に替わっても、そのアドレス変化
はなくなる。したがって、この分だけ波形メモリ1に与
えられる波形読み出しアドレスWAD′の変化が少なく
なり、アドレス変化時の電流変化による不要輻射などが
低減し、ノイズの発生が抑制される。
【0011】例えば、前記したサンプリング周波数50
KHz、16チャンネル構成の楽音生成装置において、1
チャンネルだけが発音し、他の15チャンネルは空きチ
ャンネルになっている場合を考えると、この15個の空
きチャンネルの波形読み出しアドレスは、発音中のチャ
ンネルのアドレスですべて置き換えられる。したがっ
て、16チャンネル全体から見たアドレスの切り換え周
波数はサンプリング周波数に等しい50KHzとなり、従
来の装置に比べて1/16の切り換え周波数となる。
【0012】なお、波形メモリ1から読み出されるチャ
ンネルCH2位置のサンプル波形データSDは、図2
(E)に示すようにチャンネルCH1と同じものとな
り、本来のチャンネルCH2のものとは異なってしまう
が、この空きチャンネルCH2については図2(C)の
ミュート信号を利用して波形データの振幅を0にするよ
うに出力にミュートをかけたり、波形データを無音とみ
なし得る程度の微小値にする。
【0013】また、楽音生成装置のデータ処理や信号処
理に用いられているCPUなどの処理速度は極めて高速
であるので、各チャンネルの発音処理を行いながら、こ
れと同時に空きチャンネルの有無などを先行検出するよ
うにすれば、処理タイミングの最も接近している他のチ
ャンネルとして当該空きチャンネルに対して処理タイミ
ングが後になるチャンネルを選択することもできる。
【0014】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図3は、本発明の適用対象とする時分割チャ
ンネル式楽音生成装置の全体構成を示す。1は波形メモ
リ、2は音源部、3は鍵盤、4は音色スイッチなどのス
イッチパネル、5は音色データROM、6は装置全体の
制御を行うCPU、7はプログラムROM、8はワーキ
ングRAM、9はD/Aコンバータ、10はサウンドシ
ステムである。本発明方式は、音源部2に適用されてい
る。図4に、音源部2の具体的な構成例を示す。
【0015】図4の音源部2の説明を行う前に、前記図
3の時分割チャンネル式楽音生成装置の全体的な動作
を、図5〜図7のフローチャートを参照して簡単に説明
する。
【0016】まず、図5のメイン処理ルーチンについて
説明する。システムの電源が投入され、パネルスイッチ
4の音色スイッチや必要な機能スイッチが操作される
と、CPU6はこれらを参照しながらシステムの初期設
定を行う(ステップS1)。そして、この初期設定が終
了すると、鍵盤3のキーイベントを監視する鍵処理(ス
テップS2)と、スイッチパネル4のスイッチイベント
を監視するパネル処理(ステップS3)が開始される。
【0017】図6は、図5の鍵処理(ステップS2)の
一部を構成するキーオンイベント処理ルーチンを示す。
鍵盤3上の所望のキーが押されると、この押されたイベ
ントキーのキーコードKCDが読み出され(ステップS
11)、どのチャンネルで発音を行うかの発音割り当て
が行われる(ステップS12)。
【0018】次いで、ステップS13において、選択さ
れた音色やキーコードKCDに応じたデータを音色デー
タROM5から読み出し、前記ステップ12で発音を割
り当てられた時分割チャンネルにこのデータを送出す
る。そして、このデータを送出されたチャンネルについ
ては現在発音中であることを示すノートオン=“1”を
書き込み(ステップS14)、キーオンイベント処理を
終了する。
【0019】各チャンネルに時分割的に送り出されるデ
ータは音源部2へ送られ、このデータに基づいて波形メ
モリ1から該当するアドレス位置のサンプル波形データ
が各チャンネル毎に次々と読み出される。そして、この
読み出されたサンプル波形データに基づいて各チャンネ
ル毎に楽音信号が生成され、D/Aコンバータ9を通じ
てサウンドシステム10へ送られる。
【0020】図7は、図5の鍵処理(ステップS2)の
一部を構成するキーオフイベント処理ルーチンを示す。
鍵盤3のキーがオフされると、このオフされたイベント
キーのキーコードKCDが読み出され(ステップS2
1)、このキーコードに該当するチャンネルがサーチさ
れる(ステップS22)。ステップS23で該当するチ
ャンネルが検出されると、処理はステップS24へ移行
し、該チャンネルに発音終了を示すノートオン=“0”
を書き込み、キーオフイベント処理を終了する。
【0021】次に、図4の音源部7の構成とその動作に
ついて説明する。時分割読み出しアドレス発生器(以下
「アドレス発生器」と略称)11は、チャンネル(C
H)ノートオン情報レジスタ12から与えられるノート
オン信号の立ち上がりに応じて、アドレスレジスタ13
から送られてくるアドレス情報(スタートアドレス,ル
ープアドレス,ループサイズ)と、ピッチ情報レジスタ
14から送られてくるピッチ(周波数)情報に基づき、
各時分割チャンネル毎に波形データの読み出しアドレス
WADを発生する。
【0022】この読み出しアドレスWADは、アドレス
情報レジスタ13のスタートアドレスで指示されたアド
レスからスタートし、ピッチ情報レジスタ14のピッチ
(周波数)情報で指示された読み出し速度でそのアドレ
スを更新しながら、アドレス情報レジスタ13のループ
アドレスで指定されたアドレスまで歩進する。そして、
このループアドレスで指定されたアドレス位置まで達す
ると、ループサイズで指示されたアドレス量だけ読み出
しアドレスを戻し、再びループアドレスへ向けて歩進さ
せ、ループアドレスとループサイズで示されるループ区
間の繰り返し読み出しを行う。
【0023】時分割演算型エンベロープ発生器(以下
「エンベロープ発生器」と略称)15は、エンベロープ
レート情報レジスタ16から送られてくるレート情報
(アタックレート,1stデケィレート,2ndデケィ
レート,リリースレート)と、エンベロープレベル情報
レジスタ17から送られてくる各エンベロープレートの
レベル情報に基づき、各チャンネル毎にエンベロープデ
ータEDを発生する。
【0024】このエンベロープデータEDは加算器18
に送られ、音量情報レジスタ31から時分割的に送られ
てくるチャンネルボリュームデータVDと加算され、波
形エンベロープデータWEDとなってチャンネル(C
H)ミュート信号発生回路19と乗算器20に送られ
る。これにより、発音される楽音のエンベロープ波形と
音の強弱レベルが決定される。なお、この実施例では、
エンベロープデータEDとボリュームデータVDとして
対数変換したデータが用いられている。したがって、前
記加算器18における加算演算は実際には乗算を行った
ことと同等である。
【0025】CHミュート信号発生回路19は、加算器
18から時分割チャンネルに乗って流れてくる各チャン
ネルの波形エンベロープデータWEDのレベルが予め定
めたミュートレベル以下であるか否かを各チャンネル毎
に検出し、ミュートレベル以下である場合には、その時
分割チャンネルのスロットに同期してミュート信号MU
(図2(C)参照)を発生する。このミュート信号MU
は、乗算器20とホールド回路21に送られる。
【0026】乗算器20は、加算器18から時分割チャ
ンネルに乗って流れてくる各チャンネルの波形エンベロ
ープデータWEDを対数−リニア変換した後、波形メモ
リインターフェース22を介して送られてくる波形メモ
リ1から読み出されたサンプル波形データSDに乗算
し、波形データWDとして出力する。この場合、CHミ
ュート信号発生回路19からミュート信号MUが与えら
れているチャンネルについては、波形メモリ1から読み
出されたサンプル波形データSDの値如何にかかわら
ず、その波形データWDを0または無音とみなし得る程
度の微小値に設定してミュートをかける。
【0027】ホールド回路21は、CHミュート信号発
生回路19から送られてくる各チャンネル毎のミュート
信号に基づき、ミュート信号のないチャンネルについて
は、アドレス発生器11から送られてくる波形読み出し
アドレスWADをそのまま波形メモリ1に対する波形読
み出しアドレスWAD′として出力するとともに、ミュ
ート信号のあるチャンネルについては、図2(D)に示
すように、その直前のチャンネルの波形読み出しアドレ
スWADをそのままホールドし、波形メモリ1に対する
波形読み出しアドレスWAD′として出力する。
【0028】チャンネル(CH)波形累算器23は、乗
算器20から時分割的に次々と出力される各チャンネル
の波形データWDを全チャンネル分加算し、最終的な楽
音信号ODとしてD/Aコンバータ9(図3参照)へ出
力するものである。
【0029】なお、各情報レジスタ12,13,14,
16,17,31に対する各レジスタ情報の書き込み
は、CPU6(図3)の指示に基づいて、CPUインタ
ーフェース24と書き込み信号発生器25を通じて行わ
れる。図8に、これら情報レジスタの具体的な構成例を
示す。
【0030】この図8の回路は、1個のセレクタ26
と、時分割チャンネル数分のディレイスロットを備えた
ディレイ回路27とから構成されている。データを書き
込む場合には、書き込み信号“1”とすることによりセ
レクト端子を“1”側へ切り換え、書き込みデータバス
から時分割チャンネル順に送られてくる各チャンネルの
データをディレイ回路27に1チャンネルづつシフトし
ながらラッチする。
【0031】書き込み信号“0”時には、セレクト端子
は“0”側に設定され、ディレイ回路27にラッチされ
ている各チャンネルのデータは時分割タイミングに合わ
せて循環シフトされ、対応する時分割スロット位置にお
いて当該チャンネルのデータが外部へ出力されるもので
ある。
【0032】前記音源部7の動作を、図2のタイムチャ
ートを参照して説明する。なお、この図2は、CH2が
空きチャンネルとなっている場合のタイムチャートであ
ることは前述した通りである。
【0033】加算器18からチャンネルCH1について
の波形エンベロープデータWEDがCHミュート信号発
生回路19に与えられると、CHミュート信号発生回路
19はこの波形エンベロープデータWEDのレベルが予
め定めたミュートレベル以下であるか否かを判定する。
図2の例の場合、チャンネルCH1は発音中のチャンネ
ルであるから、チャンネルCH1の波形エンベロープデ
ータWEDはミュートレベル以上のレベルを有してお
り、したがってチャンネルCH1については、図2
(C)に示すように、ミュート信号MUは出力されな
い。
【0034】この結果、このチャンネルCH1の時分割
スロットについては、図2(D)に示すように、アドレ
ス発生器11から送られてくるチャンネルCH1の波形
読み出しアドレスWADがそのまま波形メモリ1に対す
る波形読み出しアドレスWAD′として出力される。こ
れにより、波形メモリ1からは、図2(E)に示すよう
に、チャンネルCH1の波形読み出しアドレスWADで
指定されたアドレス位置のサンプル波形データSDが読
み出され、乗算器20へ送られる。
【0035】なお、上記例では、CHミュート信号発生
回路19はエンベロープのレベルを見てミュートCHの
決定を行っているが、その代わりに、CH毎のキーオフ
後の時間をカウントし、充分時間が経過したことを確認
してそのCHをミュートCHにするようにしてもよい。
【0036】次いで、加算器18からチャンネルCH2
についての波形エンベロープデータWEDがCHミュー
ト信号発生回路19に与えられる。このチャンネルCH
2は前述したように発音していない空きチャンネルであ
るから、CHミュート信号発生回路19は、図2(C)
に示すように、ミュート信号MUを発生してホールド回
路21と乗算器20へ送る。
【0037】ミュート信号MUを受けたホールド回路2
1は、この空きチャンネルCH2の時分割スロットに対
しては、図2(D)に示すように、その直前のチャンネ
ルCH1の波形読み出しアドレスWADをそのままホー
ルドし、このCH1の波形読み出しアドレスWADをチ
ャンネルCH2の波形メモリ1に対する波形読み出しア
ドレスWAD′として出力する。
【0038】この結果、空きチャンネルCH2位置では
その直前のチャンネルCH1の波形読み出しアドレスW
ADが引き続いて出力されるので、空きチャンネルCH
2位置で波形読み出しアドレスが変化することがなくな
り、その分だけ時分割チャンネル全体からみた波形読み
出しアドレスの切り替え周波数が低下し、アドレス変化
時の電流変化による不要輻射などが低減され、ノイズな
どの発生が抑制される。
【0039】なお、前記空きチャンネルCH2のスロッ
ト位置では、図2(E)に示すように、本来のチャンネ
ルCH2のアドレスWADで指定されたアドレス位置の
サンプル波形データSDではなく、置き換えられたチャ
ンネルCH1のアドレスWADによって指定されたアド
レス位置のサンプル波形データSDが読み出され、乗算
器20へ送られる。しかし、乗算器20には、CHミュ
ート信号発生回路19からチャンネルCH2についての
ミュート信号が与えられているので、乗算器20でこの
ミュート信号に基づいてチャンネルCH2のスロット位
置でミュートをかけ、チャンネルCH2から音が発生す
ることのないように制御すればよい。
【0040】図9に、図4中のホールド回路21の具体
的な回路例を示す。(A)の回路は、1個のセレクタ2
8と、1チャンネル分のディレイスロットを備えたディ
レイ回路29とから構成したもので、ミュート信号MU
=“1”が与えられたときにセレクタ28のセレクト端
子を“1”側へ切り換え、ディレイ回路29で保持され
ているその直前のチャンネルの波形読み出しアドレスW
ADを波形メモリ1に対する波形読み出しアドレスWA
D′として再び出力するようにしたものである。
【0041】また、(B)の回路は、1個のラッチ回路
30によって構成したもので、ミュート信号MU=
“1”が与えられたときにその直前のチャンネルの波形
読み出しアドレスWADをそのまま継続してラッチし、
波形メモリ1に対する波形読み出しアドレスWAD′と
して出力するようにしたものである。
【0042】
【発明の効果】以上説明したところから明らかなよう
に、本発明の波形データの読み出し方式によるときは、
発音の終了した空きチャンネルの波形読み出しアドレス
を、時分割に割り当てられている処理タイミングの最も
接近している他のチャンネルの波形読み出しアドレスと
同じアドレスで置き替えるとともに、該空きチャンネル
で読み出された波形データの振幅を0または無音とみな
し得る程度の微小値にするようにしたので、空きチャン
ネルのとき波形メモリに対する波形読み出しアドレスが
変化しなくなり、この波形読み出しアドレスの切り換え
周波数が低下し、その分だけ不要輻射などが少なくなっ
てノイズの発生を低減することができる。
【0043】さらに、C−MOSで構成される波形メモ
リにおいては、読み出しアドレスの切り換え時に最も電
力を消費するので、前記のようにアドレスの切り換え回
数が低下することによりその消費電力も低減することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理説明図である。
【図2】本発明の動作のタイムチャートである。
【図3】本発明の適用される時分割チャンネル式の楽音
生成装置の全体構成を示すブロック図である。
【図4】図3中の音源部の具体的例を示す図である。
【図5】図1の楽音生成装置のメイン処理ルーチンを示
す図である。
【図6】キーオンイベント処理ルーチンを示す図であ
る。
【図7】キーオフイベント処理ルーチンを示す図であ
る。
【図8】図4中の情報レジスタの具体的回路例を示す図
である。
【図9】図4中のホールド回路の具体的回路例を示す図
である。
【符号の説明】
1…波形メモリ、2…音源部、19…CHミュート信号
発生回路、21…ホールド回路、WAD…音源部に入力
される波形読み出しアドレス、WAD′…音源部から波
形メモリに出力される波形読み出しアドレス、SD…サ
ンプル波形データ、MU…ミュート信号

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各発音チャンネル毎に波形メモリから対
    応するアドレス位置の波形データを読み出して楽音を生
    成するようにした時分割チャンネル式の楽音生成装置に
    おける波形データの読み出し方法において、 発音の終了した空きチャンネルの波形読み出しアドレス
    を、時分割に割り当てられている処理タイミングの最も
    接近している他のチャンネルの波形読み出しアドレスと
    同じアドレスで置き替えるとともに、該空きチャンネル
    で読み出された波形データの振幅を0または無音とみな
    し得る程度の微小値にするようにしたことを特徴とする
    波形データの読み出し方
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