JP2727439B2 - 楽音発生装置 - Google Patents
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- JP2727439B2 JP2727439B2 JP8137636A JP13763696A JP2727439B2 JP 2727439 B2 JP2727439 B2 JP 2727439B2 JP 8137636 A JP8137636 A JP 8137636A JP 13763696 A JP13763696 A JP 13763696A JP 2727439 B2 JP2727439 B2 JP 2727439B2
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- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10H—ELECTROPHONIC MUSICAL INSTRUMENTS; INSTRUMENTS IN WHICH THE TONES ARE GENERATED BY ELECTROMECHANICAL MEANS OR ELECTRONIC GENERATORS, OR IN WHICH THE TONES ARE SYNTHESISED FROM A DATA STORE
- G10H2250/00—Aspects of algorithms or signal processing methods without intrinsic musical character, yet specifically adapted for or used in electrophonic musical processing
- G10H2250/471—General musical sound synthesis principles, i.e. sound category-independent synthesis methods
- G10H2250/481—Formant synthesis, i.e. simulating the human speech production mechanism by exciting formant resonators, e.g. mimicking vocal tract filtering as in LPC synthesis vocoders, wherein musical instruments may be used as excitation signal to the time-varying filter estimated from a singer's speech
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- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電子楽器等に用
いる楽音発生装置に関し、特に発生する各楽音の音色を
変更できるものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、前記の楽音発生装置には、例えば
特公昭59−2038号公報に開示されているものがあ
る。これは、所望の波形の各標本値を波形メモリに記憶
させ、鍵盤回路の或る鍵が押鍵されると、波形メモリか
ら各標本値を一定速度で順に読み出す読み出し回路によ
る読み出しを開始すると共に、押鍵された鍵に対応する
周波数情報を累算器で累算し、累算値が累算器の最大累
算値を超えるごとに読み出し回路をリセットするもので
ある。 【0003】この楽音発生装置によれば、押鍵された鍵
が低い音高の鍵であると、周波数情報の値が小さいの
で、累算値が累算器の最大累算値を超えるまでの時間が
長く、すなわち、波形メモリから各標本値が読み出され
る時間が長くなる。押鍵された鍵が高い音高の鍵である
と、周波数情報の値が大きいので、累算値が累算器の最
大累算値を超えるまでの時間が短く、すなわち波形メモ
リから各標本値が読み出される時間が短くなる。従っ
て、押鍵された鍵に対応する音高の楽音を得ることがで
きる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような楽
音発生装置が発生する楽音のフォルマントは、固定され
ており、不自然な楽音になるという問題点があった。ま
た、フォルマントが固定であるので、例えば、この楽音
発生装置を鍵盤楽器に実施した場合、押鍵の強弱や、押
鍵された鍵の音高や、押鍵されてからの時間経過等に応
じて、フォルマントを変化させること、すなわち音色を
変化させることができないという問題点もあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記の各問
題点を解決するためになされたもので、楽音波形を記憶
する記憶手段と、発生すべき楽音の音高情報を入力する
音高情報入力手段と、発生すべき楽音のフォルマントを
制御するフォルマント制御情報入力手段と、前記入力さ
れた音高情報に対応して読出し開始を制御する手段と、
前記入力されたフォルマント情報に対応して読出し速度
を制御する手段とを、備えた前記記憶手段の楽音波形を
読み出す読出し手段と、前記音高情報によって決まる一
周期で楽音波形を読み残した場合に、その読み残した楽
音波形を新たに読出し開始された楽音波形と加算する加
算手段とで、構成されている。 【0006】 【作用】本発明によれば、再生する楽音の音高が同じで
あっても、読み出し手段に備えられた、読み出し速度を
制御する手段によって、読み出し速度を変化させること
ができ、例えば図11の(a)乃至(e)のように様々
な形で楽音を再生することができる。 【0007】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発生す
る楽音の周期は一定であっても、その波形は、発生すべ
き楽音のフォルマントに対応する読み出し速度に制御す
る手段によって様々な形になり、音高とは独立してフォ
ルマントを変化させることができる。よって、この読み
出し速度に制御する手段で適当にフォルマントを制御す
ることによって自然楽器の音色に近い音色の楽音を得る
ことができるし、押鍵の強弱や、押鍵された鍵の音高
や、押鍵されてからの時間経過に応じてフォルマントを
制御し、変化に富んだ音色を得ることができる。 【0008】 【実施例】図1乃至図11に第1の実施例を示す。この
実施例は、この発明を鍵盤楽器に実施したものである。
図1において、2は、記憶手段、例えば波形メモリで、
少なくとも10ビットで表わされる「00000000
00」から「1111111111」までの合計102
4のアドレスを有し、これら各アドレスには、例えば図
2に示すような所望の波形の1周期分の各標本値が記憶
されている。この波形メモリ2のアドレスラインには、
乗算器4の13ビットの出力線のうち下位10ビットが
接続されている。従って、乗算器4は読み出し回路とし
て作動する。 【0009】乗算器4には、累算器6の出力とカウンタ
8の出力とが一方の入力として供給され、累算器6の出
力が一方の入力の下位ビットを構成し、カウンタ8の出
力が一方の入力の上位ビットを構成する。カウンタ8
は、例えば2ビットのカウンタで構成されており、図4
(a)に示すようにクロック信号CKが立ち上がるごと
に、同図(d)に示すように「00」、「01」、「1
0」、「11」と順にカウントするもので、同図(b)
に示すようにカウント値が「00」に戻るごとにオーバ
ーフロー信号を生成するようにも構成されている。この
オーバーフロー信号が発生するごとに、同図(c)に示
すように累算器6はレジスタ10から供給される歩進位
相値PI1 を累算する。 【0010】この歩進位相値PIは、発生しようとする
楽音のピッチに対応するもので、整数部と小数部とから
なり、鍵盤回路(図示せず)の或る鍵が押鍵されたと
き、ROM(図示せず)からその押鍵された鍵に対応す
る歩進位相値PI1 が読み出されて、音高情報入力手
段、例えばレジスタ10に記憶される。そして、オーバ
ーフロー信号が生成されるごとに、この歩進位相値PI
1 が累算器で累算されるので、累算器6の出力線を波形
メモリ2のアドレスラインに直結していたなら、波形メ
モリ2からは歩進位相値PI1 の間隔ごとに標本値が読
み出され、押鍵された鍵に対応するピッチの楽音が発生
することになる。このように累算器6は、読み出し開始
を制御する手段として機能する。この累算器6の出力線
は、波形メモリ2のアドレスに対応して10ビットから
なり、その出力がオーバーフローすると、自動的に初期
値PI0 から累算を繰り返す。 【0011】図3(a)の実線は、歩進位相値PI1 を
累算している累算器6の出力変化を示したもので、同図
(b)に示すように累算値はとびとびの値をとる。そし
て、累算値が210以上になると、オーバーフローして、
初期値PI0 からPI1 づつ累算する。なお、同図
(a)に点線で示したのは、歩進位相値がPI1 より小
さい場合で、この時に発生する楽音の周期は、歩進位相
値PI1 のときの周期T1よりも長いT2 となる。 【0012】レジスタ10の歩進位相値は整数部と小数
部とからなるが、乗算器4には整数部のみが供給されて
いる。これは小数部を切り捨てることによって、幾分誤
差は生じるが、この誤差は無視できる大きさであるから
である。 【0013】この累算器6の出力の整数部が、乗算器4
の一方の入力の下位ビットとして供給され、カウンタ8
の出力が乗算器4の一方の入力の上位ビットとして供給
されているので、乗算器4の一方の入力(以下、位相累
算値と称する。)は、カウンタ8の出力が「00」のと
き、累算器6の出力となり、カウンタ8の出力が「0
1」のとき、累算器6の出力に210を加算した値とな
り、カウンタ8の出力が「10」のとき、累算器6の出
力に2*210を加算した値となり、カウンタ8の出力が
「11」のとき、累算器6の出力に3*210を加算した
値となる。この乗算器6の出力の変化状態を図5に示
す。 【0014】乗算器4の他方の入力には、レジスタ12
に記憶されている走査速度係数Fが供給されている。こ
の走査速度係数Fは、発生しようとする楽音のフォルマ
ントを制御して、音色を制御するためのものであるの
で、押鍵の強弱や、押鍵された鍵の音高や、押鍵されて
からの時間経過に従って設定される。例えば、押鍵の強
度に応じて音色を設定する場合、押鍵強度の検出回路
(図示せず)からの出力に対応する走査速度係数Fが上
述したROMから読み出され、フォルマント制御情報入
力手段、例えばレジスタ12に記憶される。この走査速
度係数Fとしては、例えば1/4乃至10程度の値が用
いられる。 【0015】このように乗算器4には、位相累算値と走
査速度係数Fとが入力されているので、乗算器4の出力
は、位相累算値を走査速度係数F倍したものとなる。図
6乃至図10に乗算器4の出力の変化状態を示す。図6
は2>F>1の場合、図7はF=1の場合、図8は1>
F>1/2の場合、図9は1/2≧F>1/3の場合、
図10は1/3≧F>1/4の場合である。図6乃至図
10において、実線は、カウンタ8の出力が「00」の
ときの乗算器4の出力、点線はカウンタ8の出力が「0
1」のときの乗算器4の出力、一点鎖線はカウンタ8の
出力が「10」のときの乗算器4の出力、二点鎖線はカ
ウンタ8の出力が「11」のときの乗算器4の出力であ
る。 【0016】この乗算器4の出力が波形メモリ2にアド
レス信号として供給され、波形メモリ2から標本値が読
み出され、累算器14に供給される。すなわち、上述し
たように累算器6の値は、カウンタ8がオーバーフロー
信号を発生するまでは変化しないが、図4(e)に示す
ように位相累算値はカウンタ8の出力がクロック信号が
立ち上がるごとに「00」から「11」まで変化するの
で、乗算器4の出力もカウンタ8の出力変化に従って変
化し、波形メモリ2から読み出される標本値もカウンタ
8の出力変化に従って変化する。このようにカウンタ
8、累算器6、レジスタ12、乗算器4が読み出し手段
として機能する。 【0017】累算器14には、アンドゲート16を介し
てクロック信号CKが供給されており、これが立ち下が
るごとに、すなわちカウンタ8の出力が変化するごと
に、そのときの乗算器4の出力によって読み出された波
形メモリ2の標本値を図4(f)に示すように累算す
る。そして、カウンタ8のオーバーフロー信号が立ち下
がったとき、そのときの累算値をエンベロープ付加器や
D/A変換器等からなるサウンドシステム(図示せず)
に送出すると共に、リセットされる。従って、累算器1
4が加算手段として機能する。 【0018】なお、乗算器4の出力は上述したように1
3ビットからなるのに対し、波形メモリ2のアドレスは
10ビットである。よって、乗算器4の出力の11ビッ
トから13ビットまでの各ビットのうち少なくとも1つ
が「1」になったとき、すなわち乗算器4の出力が10
24以上になったとき、このままではイメージの標本値
が読み出され、累算器14によって累算される。これを
防止するため、乗算器4の出力のうち11ビットから1
3ビットまでの各ビットがノア回路18に供給され、こ
のノア回路18の出力がアンドゲート16に入力され、
乗算器4の出力が1024以上になったとき、読み出さ
れた標本値が累算されるのを禁止している。 【0019】この実施例によって発生させた楽音波形を
図11に示す。同図において、位相歩進値は1である。
すなわち、発生させた楽音の周期Tは、波形メモリ2に
記憶されている波形の周期Tに等しい。同図(a)は走
査速度係数Fを、2>F>1にした場合、同図(b)は
走査速度係数Fを1にした場合、同図(c)は走査速度
係数Fを1>F>1/2にした場合、同図(d)は走査
速度係数Fを1/2≧F>1/3にした場合、同図
(e)は走査速度係数Fを1/3≧F>1/4にした場
合である。 【0020】次に同図(a)の楽音波形が発生する状態
について説明する。今、図5に示すように位相累算値が
変化すると、乗算器4の出力は、これに、2>F>1で
ある走査速度係数Fを乗算した値であるので、図6に示
すように乗算器4の出力は位相累算値よりも速い速度で
変化する。従って、波形メモリ2からの標本値の読み出
しは、位相累算値によって読み出した場合よりも速くな
る。よって、図11(a)に示すような波形となる。 【0021】なお、カウンタ8の出力が、「01」、
「10」、「11」のとき、乗算器4の出力の11ビッ
トから13ビットまでのいずれかが常に「1」となるの
で、カウンタ8の出力が「01」、「10」、「11」
のときの乗算器4の出力によって読み出された標本値は
累算されない。また、カウンタ8の出力が「00」の場
合の乗算器4の出力は、累算器6の出力がオーバーフロ
ーする前に、11ビット目が1となり、すなわち102
4以上となり、波形メモリ2の標本値を読み終わってい
るので、以後、累算器14での累算は行わず、累算器1
4の値は0となる。そして、累算器6の出力がオーバー
フローしたとき、すなわち周期Tが経過すると、再び上
述したのと同様にして標本値を読み出す。 【0022】次に、図11(b)の波形の楽音が発生す
る状態について説明する。この場合F=1であるので、
乗算器4の出力は図7に示すように変化するが、これは
図5に示す位相累算値の変化と全く同じである。よっ
て、図11(b)に示すように波形メモリ2の波形がそ
のまま周期Tで繰り返し、読出される。この場合も、カ
ウンタ8の出力が「01」、「10」、「11」のと
き、乗算器4の出力の11ビット乃至13ビットのうち
いずれかが少なくとも「1」となるので、カウンタ8の
出力が「01」、「10」、「11」のときに読み出さ
れた標本値は乗算されない。次に、図11(c)の波形
の楽音が発生する状態について説明する。この場合、1
>F>1/2であるので、乗算器4の出力は図8に示す
ように位相累算値よりも遅い速度で変化する。ここで、
カウンタ8の出力が「00」であるときに読み出された
標本値によって得られる波形がAであるが、累算器6が
オーバーフローしたとき、すなわち、1周期Tが経過し
ても、波形メモリ2の標本値が読み残されていることが
波形Aより明らかである。これは、また図8のカウンタ
8の出力が「00」のときの乗算器4の出力の最終値が
1024より小さいことからも判る。 【0023】しかし、カウンタ8の出力が「01」のと
きの乗算器4の出力の初期値は、カウンタ8の出力が
「00」のときの乗算器4の最終値に位相累算値と速度
走査係数Fとを乗算した値を加算した値になる。例えば
位相累算値が5で、Fが0.75であるとすると、累算
器6の最終値は1020であり、乗算器4の最終値は7
65である。そして、累算器6の初期値は1となり、カ
ウンタ8の出力が「01」のとき、乗算器4の入力は、
1025と、0.75となり、その出力は768.75
となり、カウンタ8の出力が「00」のときの乗算器の
出力765に、位相累算値5と走査速度係数0.75を
乗算した値3.75を加算した値になる。 【0024】そして、カウンタ8の出力が「01」のと
きに図11(c)に波形Bとして示すように読み出さ
れ、カウンタ8の出力が「00」のときに読み出された
標本値と累算されている。そして、読み残した標本値を
読み終わると、図8から明らかなように、カウンタ8の
出力が「01」のときの乗算器4の出力も11ビット目
が1となり、以後読み出した標本値の累算は行われな
い。これを1周期Tごとに繰り返している。これは、ま
た見方を変えると、或る1周期Tで読み残した波形B
を、次の1周期で読み出される波形Aに加算していると
も言える。 【0025】なお、カウンタ8の出力が「10」、「1
1」のときは、乗算器の出力の11ビット乃至13ビッ
トのうち少なくとも1つが「1」であるので、カウンタ
8の出力が「10」、「11」のとき、読み出された標
本値の累算は行われない。 【0026】次に、図11(d)の波形の楽音が発生す
る場合について説明する。この場合、1/2≧F>1/
3であるので、図9に示すように乗算器4の出力の変化
は、図8に示した場合(図11(c)の波形の楽音を発
生した場合)よりもさらに遅く変化する。従って、図9
から明らかなように、カウンタ8の出力が「00」のと
きだけでは、1周期内で標本値を読み終えることができ
ず、さらにカウンタ8の出力が「01」のときを加えて
も、1周期T内で読み終わることができない。これは図
9に示すカウンタ8の入力が「00」のとき及び「0
1」のときの最終値が1024であることからも明らか
である。このカウンタ8の出力が「01」のときを加え
ても読み残った分をカウンタ8の出力が「10」のとき
に読み出して加算している。 【0027】図11(e)の場合、図10から明らかな
ように、カウンタ8の出力が「00」、「01」及び
「10」のときの乗算器4の出力は1024以下であ
り、波形メモリ2の標本値の読み残しがあるが、この場
合、読み残し分をカウンタ8の出力が「11」のときの
乗算器4の出力で読み出し、加算している。 【0028】このように図11(a)乃至(e)の波形
は、いずれも周期がTであるので、音高はいずれも等し
い。しかし、各々の波形は、走査速度係数Fの値によっ
て変化し、それぞれ異なった音色になる。このように乗
算器4によって走査速度係数Fを乗算することによっ
て、波形の読み出し速度が制御されているので、乗算器
4が読み出し速度を制御する手段として機能する。 【0029】第2の実施例を図12に示す。第2の実施
例は、波形メモリ2に複数の標本値を記憶し、そのうち
の1つを選択するようにしたもので、レジスタ20に読
み出そうとする波形の先頭アドレスを記憶させ、これと
乗算器4の出力とを加算器22で加算し、この加算値を
波形メモリ2に供給するものである。この場合、乗算器
4の出力が相対アドレスであり、加算器22の出力が実
効アドレスとなる。これ以外、第1の実施例と同様に構
成されている。 【0030】図13に第3の実施例を示す。この実施例
は、レジスタ12に記憶されている走査速度係数Fが常
に1以上の場合のもので、乗算器4には、累算器6及び
レジスタ12の値のみが入力され、カウンタ8の値は入
力されていない。さらに、累算器14が除去され、ノア
回路18の出力側を波形メモリ2のイネーブル端子に接
続している。波形メモリ2は、ノア回路18の出力がL
レベルの場合、波形標本値を読み出さない。 【0031】この実施例では、走査速度係数Fが1以上
であるので、第1の実施例の走査速度係数Fが1以上の
ときと同様に、累算器6の出力がオーバーフローする前
に、乗算器4の出力が1024以上となり、波形メモリ
2の標本値を読み終わるので、それ以後にはノア回路1
8の出力がLレベルとなり、波形標本値の読み出しを禁
止している。従って、この実施例では、図11(a)ま
たは(b)のような波形が得られる。 【0032】第1及び第2の実施例では、乗算器4の出
力の11ビット乃至13ビットのうち少なくとも1つが
「1」のとき、累算器14での累算を禁止したが、第3
の実施例と同様に波形メモリ2からの読み出しを禁止し
てもよい。 【0033】上記の各実施例では、単音を発生させる場
合についてのみ記載したが、時分割によって同時に複数
音を発生するようにすることは、各実施例から容易に行
える。
いる楽音発生装置に関し、特に発生する各楽音の音色を
変更できるものに関する。 【0002】 【従来の技術】従来、前記の楽音発生装置には、例えば
特公昭59−2038号公報に開示されているものがあ
る。これは、所望の波形の各標本値を波形メモリに記憶
させ、鍵盤回路の或る鍵が押鍵されると、波形メモリか
ら各標本値を一定速度で順に読み出す読み出し回路によ
る読み出しを開始すると共に、押鍵された鍵に対応する
周波数情報を累算器で累算し、累算値が累算器の最大累
算値を超えるごとに読み出し回路をリセットするもので
ある。 【0003】この楽音発生装置によれば、押鍵された鍵
が低い音高の鍵であると、周波数情報の値が小さいの
で、累算値が累算器の最大累算値を超えるまでの時間が
長く、すなわち、波形メモリから各標本値が読み出され
る時間が長くなる。押鍵された鍵が高い音高の鍵である
と、周波数情報の値が大きいので、累算値が累算器の最
大累算値を超えるまでの時間が短く、すなわち波形メモ
リから各標本値が読み出される時間が短くなる。従っ
て、押鍵された鍵に対応する音高の楽音を得ることがで
きる。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかし、このような楽
音発生装置が発生する楽音のフォルマントは、固定され
ており、不自然な楽音になるという問題点があった。ま
た、フォルマントが固定であるので、例えば、この楽音
発生装置を鍵盤楽器に実施した場合、押鍵の強弱や、押
鍵された鍵の音高や、押鍵されてからの時間経過等に応
じて、フォルマントを変化させること、すなわち音色を
変化させることができないという問題点もあった。 【0005】 【課題を解決するための手段】この発明は、前記の各問
題点を解決するためになされたもので、楽音波形を記憶
する記憶手段と、発生すべき楽音の音高情報を入力する
音高情報入力手段と、発生すべき楽音のフォルマントを
制御するフォルマント制御情報入力手段と、前記入力さ
れた音高情報に対応して読出し開始を制御する手段と、
前記入力されたフォルマント情報に対応して読出し速度
を制御する手段とを、備えた前記記憶手段の楽音波形を
読み出す読出し手段と、前記音高情報によって決まる一
周期で楽音波形を読み残した場合に、その読み残した楽
音波形を新たに読出し開始された楽音波形と加算する加
算手段とで、構成されている。 【0006】 【作用】本発明によれば、再生する楽音の音高が同じで
あっても、読み出し手段に備えられた、読み出し速度を
制御する手段によって、読み出し速度を変化させること
ができ、例えば図11の(a)乃至(e)のように様々
な形で楽音を再生することができる。 【0007】 【発明の効果】以上のように、本発明によれば、発生す
る楽音の周期は一定であっても、その波形は、発生すべ
き楽音のフォルマントに対応する読み出し速度に制御す
る手段によって様々な形になり、音高とは独立してフォ
ルマントを変化させることができる。よって、この読み
出し速度に制御する手段で適当にフォルマントを制御す
ることによって自然楽器の音色に近い音色の楽音を得る
ことができるし、押鍵の強弱や、押鍵された鍵の音高
や、押鍵されてからの時間経過に応じてフォルマントを
制御し、変化に富んだ音色を得ることができる。 【0008】 【実施例】図1乃至図11に第1の実施例を示す。この
実施例は、この発明を鍵盤楽器に実施したものである。
図1において、2は、記憶手段、例えば波形メモリで、
少なくとも10ビットで表わされる「00000000
00」から「1111111111」までの合計102
4のアドレスを有し、これら各アドレスには、例えば図
2に示すような所望の波形の1周期分の各標本値が記憶
されている。この波形メモリ2のアドレスラインには、
乗算器4の13ビットの出力線のうち下位10ビットが
接続されている。従って、乗算器4は読み出し回路とし
て作動する。 【0009】乗算器4には、累算器6の出力とカウンタ
8の出力とが一方の入力として供給され、累算器6の出
力が一方の入力の下位ビットを構成し、カウンタ8の出
力が一方の入力の上位ビットを構成する。カウンタ8
は、例えば2ビットのカウンタで構成されており、図4
(a)に示すようにクロック信号CKが立ち上がるごと
に、同図(d)に示すように「00」、「01」、「1
0」、「11」と順にカウントするもので、同図(b)
に示すようにカウント値が「00」に戻るごとにオーバ
ーフロー信号を生成するようにも構成されている。この
オーバーフロー信号が発生するごとに、同図(c)に示
すように累算器6はレジスタ10から供給される歩進位
相値PI1 を累算する。 【0010】この歩進位相値PIは、発生しようとする
楽音のピッチに対応するもので、整数部と小数部とから
なり、鍵盤回路(図示せず)の或る鍵が押鍵されたと
き、ROM(図示せず)からその押鍵された鍵に対応す
る歩進位相値PI1 が読み出されて、音高情報入力手
段、例えばレジスタ10に記憶される。そして、オーバ
ーフロー信号が生成されるごとに、この歩進位相値PI
1 が累算器で累算されるので、累算器6の出力線を波形
メモリ2のアドレスラインに直結していたなら、波形メ
モリ2からは歩進位相値PI1 の間隔ごとに標本値が読
み出され、押鍵された鍵に対応するピッチの楽音が発生
することになる。このように累算器6は、読み出し開始
を制御する手段として機能する。この累算器6の出力線
は、波形メモリ2のアドレスに対応して10ビットから
なり、その出力がオーバーフローすると、自動的に初期
値PI0 から累算を繰り返す。 【0011】図3(a)の実線は、歩進位相値PI1 を
累算している累算器6の出力変化を示したもので、同図
(b)に示すように累算値はとびとびの値をとる。そし
て、累算値が210以上になると、オーバーフローして、
初期値PI0 からPI1 づつ累算する。なお、同図
(a)に点線で示したのは、歩進位相値がPI1 より小
さい場合で、この時に発生する楽音の周期は、歩進位相
値PI1 のときの周期T1よりも長いT2 となる。 【0012】レジスタ10の歩進位相値は整数部と小数
部とからなるが、乗算器4には整数部のみが供給されて
いる。これは小数部を切り捨てることによって、幾分誤
差は生じるが、この誤差は無視できる大きさであるから
である。 【0013】この累算器6の出力の整数部が、乗算器4
の一方の入力の下位ビットとして供給され、カウンタ8
の出力が乗算器4の一方の入力の上位ビットとして供給
されているので、乗算器4の一方の入力(以下、位相累
算値と称する。)は、カウンタ8の出力が「00」のと
き、累算器6の出力となり、カウンタ8の出力が「0
1」のとき、累算器6の出力に210を加算した値とな
り、カウンタ8の出力が「10」のとき、累算器6の出
力に2*210を加算した値となり、カウンタ8の出力が
「11」のとき、累算器6の出力に3*210を加算した
値となる。この乗算器6の出力の変化状態を図5に示
す。 【0014】乗算器4の他方の入力には、レジスタ12
に記憶されている走査速度係数Fが供給されている。こ
の走査速度係数Fは、発生しようとする楽音のフォルマ
ントを制御して、音色を制御するためのものであるの
で、押鍵の強弱や、押鍵された鍵の音高や、押鍵されて
からの時間経過に従って設定される。例えば、押鍵の強
度に応じて音色を設定する場合、押鍵強度の検出回路
(図示せず)からの出力に対応する走査速度係数Fが上
述したROMから読み出され、フォルマント制御情報入
力手段、例えばレジスタ12に記憶される。この走査速
度係数Fとしては、例えば1/4乃至10程度の値が用
いられる。 【0015】このように乗算器4には、位相累算値と走
査速度係数Fとが入力されているので、乗算器4の出力
は、位相累算値を走査速度係数F倍したものとなる。図
6乃至図10に乗算器4の出力の変化状態を示す。図6
は2>F>1の場合、図7はF=1の場合、図8は1>
F>1/2の場合、図9は1/2≧F>1/3の場合、
図10は1/3≧F>1/4の場合である。図6乃至図
10において、実線は、カウンタ8の出力が「00」の
ときの乗算器4の出力、点線はカウンタ8の出力が「0
1」のときの乗算器4の出力、一点鎖線はカウンタ8の
出力が「10」のときの乗算器4の出力、二点鎖線はカ
ウンタ8の出力が「11」のときの乗算器4の出力であ
る。 【0016】この乗算器4の出力が波形メモリ2にアド
レス信号として供給され、波形メモリ2から標本値が読
み出され、累算器14に供給される。すなわち、上述し
たように累算器6の値は、カウンタ8がオーバーフロー
信号を発生するまでは変化しないが、図4(e)に示す
ように位相累算値はカウンタ8の出力がクロック信号が
立ち上がるごとに「00」から「11」まで変化するの
で、乗算器4の出力もカウンタ8の出力変化に従って変
化し、波形メモリ2から読み出される標本値もカウンタ
8の出力変化に従って変化する。このようにカウンタ
8、累算器6、レジスタ12、乗算器4が読み出し手段
として機能する。 【0017】累算器14には、アンドゲート16を介し
てクロック信号CKが供給されており、これが立ち下が
るごとに、すなわちカウンタ8の出力が変化するごと
に、そのときの乗算器4の出力によって読み出された波
形メモリ2の標本値を図4(f)に示すように累算す
る。そして、カウンタ8のオーバーフロー信号が立ち下
がったとき、そのときの累算値をエンベロープ付加器や
D/A変換器等からなるサウンドシステム(図示せず)
に送出すると共に、リセットされる。従って、累算器1
4が加算手段として機能する。 【0018】なお、乗算器4の出力は上述したように1
3ビットからなるのに対し、波形メモリ2のアドレスは
10ビットである。よって、乗算器4の出力の11ビッ
トから13ビットまでの各ビットのうち少なくとも1つ
が「1」になったとき、すなわち乗算器4の出力が10
24以上になったとき、このままではイメージの標本値
が読み出され、累算器14によって累算される。これを
防止するため、乗算器4の出力のうち11ビットから1
3ビットまでの各ビットがノア回路18に供給され、こ
のノア回路18の出力がアンドゲート16に入力され、
乗算器4の出力が1024以上になったとき、読み出さ
れた標本値が累算されるのを禁止している。 【0019】この実施例によって発生させた楽音波形を
図11に示す。同図において、位相歩進値は1である。
すなわち、発生させた楽音の周期Tは、波形メモリ2に
記憶されている波形の周期Tに等しい。同図(a)は走
査速度係数Fを、2>F>1にした場合、同図(b)は
走査速度係数Fを1にした場合、同図(c)は走査速度
係数Fを1>F>1/2にした場合、同図(d)は走査
速度係数Fを1/2≧F>1/3にした場合、同図
(e)は走査速度係数Fを1/3≧F>1/4にした場
合である。 【0020】次に同図(a)の楽音波形が発生する状態
について説明する。今、図5に示すように位相累算値が
変化すると、乗算器4の出力は、これに、2>F>1で
ある走査速度係数Fを乗算した値であるので、図6に示
すように乗算器4の出力は位相累算値よりも速い速度で
変化する。従って、波形メモリ2からの標本値の読み出
しは、位相累算値によって読み出した場合よりも速くな
る。よって、図11(a)に示すような波形となる。 【0021】なお、カウンタ8の出力が、「01」、
「10」、「11」のとき、乗算器4の出力の11ビッ
トから13ビットまでのいずれかが常に「1」となるの
で、カウンタ8の出力が「01」、「10」、「11」
のときの乗算器4の出力によって読み出された標本値は
累算されない。また、カウンタ8の出力が「00」の場
合の乗算器4の出力は、累算器6の出力がオーバーフロ
ーする前に、11ビット目が1となり、すなわち102
4以上となり、波形メモリ2の標本値を読み終わってい
るので、以後、累算器14での累算は行わず、累算器1
4の値は0となる。そして、累算器6の出力がオーバー
フローしたとき、すなわち周期Tが経過すると、再び上
述したのと同様にして標本値を読み出す。 【0022】次に、図11(b)の波形の楽音が発生す
る状態について説明する。この場合F=1であるので、
乗算器4の出力は図7に示すように変化するが、これは
図5に示す位相累算値の変化と全く同じである。よっ
て、図11(b)に示すように波形メモリ2の波形がそ
のまま周期Tで繰り返し、読出される。この場合も、カ
ウンタ8の出力が「01」、「10」、「11」のと
き、乗算器4の出力の11ビット乃至13ビットのうち
いずれかが少なくとも「1」となるので、カウンタ8の
出力が「01」、「10」、「11」のときに読み出さ
れた標本値は乗算されない。次に、図11(c)の波形
の楽音が発生する状態について説明する。この場合、1
>F>1/2であるので、乗算器4の出力は図8に示す
ように位相累算値よりも遅い速度で変化する。ここで、
カウンタ8の出力が「00」であるときに読み出された
標本値によって得られる波形がAであるが、累算器6が
オーバーフローしたとき、すなわち、1周期Tが経過し
ても、波形メモリ2の標本値が読み残されていることが
波形Aより明らかである。これは、また図8のカウンタ
8の出力が「00」のときの乗算器4の出力の最終値が
1024より小さいことからも判る。 【0023】しかし、カウンタ8の出力が「01」のと
きの乗算器4の出力の初期値は、カウンタ8の出力が
「00」のときの乗算器4の最終値に位相累算値と速度
走査係数Fとを乗算した値を加算した値になる。例えば
位相累算値が5で、Fが0.75であるとすると、累算
器6の最終値は1020であり、乗算器4の最終値は7
65である。そして、累算器6の初期値は1となり、カ
ウンタ8の出力が「01」のとき、乗算器4の入力は、
1025と、0.75となり、その出力は768.75
となり、カウンタ8の出力が「00」のときの乗算器の
出力765に、位相累算値5と走査速度係数0.75を
乗算した値3.75を加算した値になる。 【0024】そして、カウンタ8の出力が「01」のと
きに図11(c)に波形Bとして示すように読み出さ
れ、カウンタ8の出力が「00」のときに読み出された
標本値と累算されている。そして、読み残した標本値を
読み終わると、図8から明らかなように、カウンタ8の
出力が「01」のときの乗算器4の出力も11ビット目
が1となり、以後読み出した標本値の累算は行われな
い。これを1周期Tごとに繰り返している。これは、ま
た見方を変えると、或る1周期Tで読み残した波形B
を、次の1周期で読み出される波形Aに加算していると
も言える。 【0025】なお、カウンタ8の出力が「10」、「1
1」のときは、乗算器の出力の11ビット乃至13ビッ
トのうち少なくとも1つが「1」であるので、カウンタ
8の出力が「10」、「11」のとき、読み出された標
本値の累算は行われない。 【0026】次に、図11(d)の波形の楽音が発生す
る場合について説明する。この場合、1/2≧F>1/
3であるので、図9に示すように乗算器4の出力の変化
は、図8に示した場合(図11(c)の波形の楽音を発
生した場合)よりもさらに遅く変化する。従って、図9
から明らかなように、カウンタ8の出力が「00」のと
きだけでは、1周期内で標本値を読み終えることができ
ず、さらにカウンタ8の出力が「01」のときを加えて
も、1周期T内で読み終わることができない。これは図
9に示すカウンタ8の入力が「00」のとき及び「0
1」のときの最終値が1024であることからも明らか
である。このカウンタ8の出力が「01」のときを加え
ても読み残った分をカウンタ8の出力が「10」のとき
に読み出して加算している。 【0027】図11(e)の場合、図10から明らかな
ように、カウンタ8の出力が「00」、「01」及び
「10」のときの乗算器4の出力は1024以下であ
り、波形メモリ2の標本値の読み残しがあるが、この場
合、読み残し分をカウンタ8の出力が「11」のときの
乗算器4の出力で読み出し、加算している。 【0028】このように図11(a)乃至(e)の波形
は、いずれも周期がTであるので、音高はいずれも等し
い。しかし、各々の波形は、走査速度係数Fの値によっ
て変化し、それぞれ異なった音色になる。このように乗
算器4によって走査速度係数Fを乗算することによっ
て、波形の読み出し速度が制御されているので、乗算器
4が読み出し速度を制御する手段として機能する。 【0029】第2の実施例を図12に示す。第2の実施
例は、波形メモリ2に複数の標本値を記憶し、そのうち
の1つを選択するようにしたもので、レジスタ20に読
み出そうとする波形の先頭アドレスを記憶させ、これと
乗算器4の出力とを加算器22で加算し、この加算値を
波形メモリ2に供給するものである。この場合、乗算器
4の出力が相対アドレスであり、加算器22の出力が実
効アドレスとなる。これ以外、第1の実施例と同様に構
成されている。 【0030】図13に第3の実施例を示す。この実施例
は、レジスタ12に記憶されている走査速度係数Fが常
に1以上の場合のもので、乗算器4には、累算器6及び
レジスタ12の値のみが入力され、カウンタ8の値は入
力されていない。さらに、累算器14が除去され、ノア
回路18の出力側を波形メモリ2のイネーブル端子に接
続している。波形メモリ2は、ノア回路18の出力がL
レベルの場合、波形標本値を読み出さない。 【0031】この実施例では、走査速度係数Fが1以上
であるので、第1の実施例の走査速度係数Fが1以上の
ときと同様に、累算器6の出力がオーバーフローする前
に、乗算器4の出力が1024以上となり、波形メモリ
2の標本値を読み終わるので、それ以後にはノア回路1
8の出力がLレベルとなり、波形標本値の読み出しを禁
止している。従って、この実施例では、図11(a)ま
たは(b)のような波形が得られる。 【0032】第1及び第2の実施例では、乗算器4の出
力の11ビット乃至13ビットのうち少なくとも1つが
「1」のとき、累算器14での累算を禁止したが、第3
の実施例と同様に波形メモリ2からの読み出しを禁止し
てもよい。 【0033】上記の各実施例では、単音を発生させる場
合についてのみ記載したが、時分割によって同時に複数
音を発生するようにすることは、各実施例から容易に行
える。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による楽音発生装置の第1の実施例の
ブロック図である。 【図2】同実施例の波形メモリに記憶されている波形を
示す図である 【図3】同実施例の累算器6の出力変化状態を示す図で
ある 【図4】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。 【図5】同実施例の乗算器の一方の入力の変化状態を示
す図である。 【図6】走査速度係数Fが2より小さく1より大きい場
合の乗算器4の出力の変化状態を示す図である。 【図7】走査速度係数Fが1の場合の乗算器4の出力の
変化状態を示す図である。 【図8】走査速度係数Fが1より小さく1/2より大き
い場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図である。 【図9】走査速度係数Fが1/2以下であって1/3よ
り大きい場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図であ
る。 【図10】走査速度係数Fが1/3以下であって1/4
より大きい場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図で
ある。 【図11】同実施例によって発生する楽音の波形図であ
る。 【図12】第2の実施例の一部を示すブロック図であ
る。 【図13】第3の実施例のブロック図である。 【符号の説明】 2 波形メモリ 4 乗算器 6 累算器 14 累算器 18 ノアゲート
ブロック図である。 【図2】同実施例の波形メモリに記憶されている波形を
示す図である 【図3】同実施例の累算器6の出力変化状態を示す図で
ある 【図4】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャートである。 【図5】同実施例の乗算器の一方の入力の変化状態を示
す図である。 【図6】走査速度係数Fが2より小さく1より大きい場
合の乗算器4の出力の変化状態を示す図である。 【図7】走査速度係数Fが1の場合の乗算器4の出力の
変化状態を示す図である。 【図8】走査速度係数Fが1より小さく1/2より大き
い場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図である。 【図9】走査速度係数Fが1/2以下であって1/3よ
り大きい場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図であ
る。 【図10】走査速度係数Fが1/3以下であって1/4
より大きい場合の乗算器4の出力の変化状態を示す図で
ある。 【図11】同実施例によって発生する楽音の波形図であ
る。 【図12】第2の実施例の一部を示すブロック図であ
る。 【図13】第3の実施例のブロック図である。 【符号の説明】 2 波形メモリ 4 乗算器 6 累算器 14 累算器 18 ノアゲート
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.楽音波形を記憶する記憶手段と、 発生すべき楽音の音高情報を入力する音高情報入力手段
と、発生すべき楽音のフォルマントを制御するフォルマント
制御情報入力手段と、 前記入力された音高情報に対応して読出し開始を制御す
る手段と、前記入力されたフォルマント情報に対応して
読出し速度を制御する手段とを、備えた前記記憶手段の
楽音波形を読み出す読出し手段と、 前記音高情報によって決まる一周期で楽音波形を読み残
した場合に、その読み残した楽音波形を新たに読出し開
始された楽音波形と加算する加算手段とで、 構成された楽 音発生装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137636A JP2727439B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 楽音発生装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8137636A JP2727439B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 楽音発生装置 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61314264A Division JPH0740197B2 (ja) | 1986-12-26 | 1986-12-26 | 楽音発生装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09134175A JPH09134175A (ja) | 1997-05-20 |
JP2727439B2 true JP2727439B2 (ja) | 1998-03-11 |
Family
ID=15203280
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8137636A Expired - Fee Related JP2727439B2 (ja) | 1996-05-07 | 1996-05-07 | 楽音発生装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2727439B2 (ja) |
-
1996
- 1996-05-07 JP JP8137636A patent/JP2727439B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH09134175A (ja) | 1997-05-20 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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R350 | Written notification of registration of transfer |
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